JP2004080265A - 基地局及び同期制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム全体での同期状態を良好に維持する。
【解決手段】移動局との間に無線通信回線を設定して無線通信を行うとともにGPS衛星からの電波を受信可能な基地局100において、GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出するGPS受信部101と、交換機との通信回線のクロックとGPSクロックとの位相差Δt2を測定する位相比較部104と、位相差Δt2と通信回線クロックとに基づいて、移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成するタイミング生成部103と、生成された無線フレームタイミングにて移動局との間で無線通信動作中に、当該無線フレームタイミングとGPSクロックとの位相差Δt1が所定値以上となった場合に、タイミング生成部103により再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを自動的に補正する制御部109とを備えた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動局との間に無線通信回線を設定して無線通信を行うとともにGPS衛星からの電波を受信可能な基地局、及び当該基地局における同期制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
基地局間の無線フレームタイミングを同期させる方法としては、他の基地局の電波を受信することにより、その内容から無線フレーム構成を把握し、その無線フレーム構成に合わせて同期させる第1の同期方法や、又は、GPS衛星からの電波を受信することでGPS衛星からのクロック(以下「GPSクロック」という。)を抽出し該GPSクロックに基づいて同期を合わせる第2の同期方法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の同期方法においてシステム全体で同期を合わせるには、周辺の基地局全てが同期している必要があり、現実的には、同期状態が維持できていることは少ない。
【0004】
また、第2の同期方法においては、システム全体で同期を取ることが可能であるが、各基地局が通信回線にて接続されている交換機等の上位装置間でのクロック同期を維持し続けていることは少なく、一度同期状態を確立した後、上位装置の動作によって上位装置間のクロックが非同期状態になり、その結果、基地局間の無線フレームタイミングの同期状態も維持できなくなるという問題がある。つまり、GPSクロックによってタイミングを合わせた無線フレームも、移動局との通信等の実際に動作を行う際には、上位装置との間の通信回線のクロックに合わせて動作する必要があるため、実際の動作中においては、通信回線のクロックによって周辺の基地局と同期を維持しているが、通信回線による同期状態は上位装置の動作に起因して非同期状態になりうる。また、上位装置の動作に変化がなくても、GPSクロックと基地局に接続される通信回線のクロックとでは確度が異なるため、動作時間が長くなるに従って、両者間に位相のずれが生じるという問題がある。このため、通信回線のクロックに基づく無線フレームタイミングにも位相のずれが生じることになり、同期状態が維持できないという問題もある。
【0005】
無線区間の同期状態が維持できなければ、干渉等によって周波数利用効率、通信品質、システム容量の低下につながる。また、瞬断等の障害時においても、無線フレームタイミングの同期はずれが発生する可能性があるが、通信回線と基地局の自走クロックとの精度の違いから、復旧後には位相ずれが生じている状態を考慮し、再同期処理を実施する必要性がある。ところが、再同期処理をしなくても障害前の無線フレームタイミングを維持できる可能性もあるため、必要以上に再同期処理を実施することは、システム稼動上において無駄な処理となり単に処理時間を増加させることになる。
【0006】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、システム全体での同期状態を良好に維持することができる基地局及び同期制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る基地局は、請求項1に記載したように、移動局との間に無線通信回線を設定して無線通信を行うとともにGPS衛星からの電波を受信可能な基地局であって、前記GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、抽出されたGPSクロックに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成する無線フレームタイミング生成手段と、生成された無線フレームタイミングによって前記移動局との間で無線通信動作中に、当該無線フレームタイミングと前記GPSクロックとの第1の位相差が所定のしきい値以上となったか否かを監視する監視手段と、第1の位相差が所定のしきい値以上となった場合に、前記無線フレームタイミング生成手段により再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを補正する補正制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
上記基地局では、無線フレームタイミング生成手段が、GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、抽出されたGPSクロックに基づいて、移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成する。これにより、システム全体で共通のGPSクロックに基づく無線フレームタイミングによって、基地局は、他の基地局と同期した無線フレームを生成することができ、基地局間で同期をとることができる。
【0009】
そして、監視手段が、生成された無線フレームタイミングによって移動局との間で無線通信動作中に、当該無線フレームタイミングとGPSクロックとの第1の位相差が所定のしきい値以上となったか否かを監視し、第1の位相差が所定のしきい値以上となった場合には、補正制御手段が、無線フレームタイミング生成手段により再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを補正する。これにより、基地局において、システム全体で共通のGPSクロックとの同期ずれを速やかに検知し、当該同期ずれの発生時は再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを速やかに且つ自動的に補正することができ、システム全体での同期状態を良好に維持することができる。
【0010】
なお、請求項2に記載したように、無線フレームタイミング生成手段は、抽出されたGPSクロックに任意の位相差を設定することによって無線フレームタイミングを生成する構成としてもよい。
【0011】
また、請求項3に記載したように、無線フレームタイミング生成手段は、具体的には、GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、上位装置との間の通信回線のクロックと前記抽出されたGPSクロックとの第2の位相差を測定する測定手段と、測定で得られた前記第2の位相差と前記通信回線のクロックとに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成するタイミング生成手段とを含んで構成してもよい。
【0012】
即ち、無線フレームタイミング生成手段において、測定手段が、GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出して、上位装置との間の通信回線のクロックと前記抽出されたGPSクロックとの第2の位相差を測定し、タイミング生成手段が、測定で得られた第2の位相差と通信回線のクロックとに基づいて、移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成することができる。つまり、通信回線のクロックから第2の位相差だけずらすことにより、GPSクロックに合った無線フレームタイミングを生成することができる。
【0013】
また、請求項4に記載したように、上記基地局は、基地局内の自走クロックにて動作していた同期外れ状態からの復旧時に、前記自走クロックと前記通信回線のクロックとの第3の位相差を測定し、測定で得られた第3の位相差に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定する判定手段と、前記判定結果に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへの移行を制御する移行制御手段とをさらに備えた構成とすることが望ましい。
【0014】
即ち、基地局において、基地局内の自走クロックにて動作していた同期外れ状態からの復旧時に、判定手段が、自走クロックと前記通信回線のクロックとの第3の位相差を測定し、測定で得られた第3の位相差に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定し、移行制御手段が、判定結果に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへの移行を制御する。例えば、第3の位相差が所定の範囲内の場合、自走クロックから通信回線のクロックへ移行すると判定し、当該判定結果に基づいて、自走クロックから通信回線のクロックへの移行を行うことができる。即ち、そのまま通信回線のクロックに移行することで、再度、周辺の基地局との同期処理を行うことなく、無線区間の同期状態を維持することができる。
【0015】
なお、請求項5に記載したように、判定手段は、具体的には、第3の位相差と、前記通信回線のクロック周波数から求められた位相差許容範囲とに基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定する構成としてもよい。即ち、第3の位相差が、通信回線のクロック周波数から求められた位相差許容範囲内の場合に、自走クロックから通信回線のクロックへ移行すると判定することができ、通信回線のクロック周波数に応じて適正な判定を行うことができる。
【0016】
以上のような基地局に係る発明は、請求項6〜10に記載したように、同期制御方法に係る発明として記述することもできる。つまり、基地局に係る発明と同期制御方法に係る発明とは実質同一であり、同様の作用・効果を奏する。
【0017】
本発明に係る同期制御方法は、請求項6に記載したように、移動局との間に無線通信回線を設定して無線通信を行うとともにGPS衛星からの電波を受信可能な基地局における同期制御方法であって、前記GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、抽出されたGPSクロックに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成する無線フレームタイミング生成工程と、生成された無線フレームタイミングによって前記移動局との間で無線通信動作中に、当該無線フレームタイミングと前記GPSクロックとの第1の位相差が所定のしきい値以上となったか否かを監視する監視工程と、第1の位相差が所定のしきい値以上となった場合に、前記無線フレームタイミング生成手段により再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを補正する補正工程とを有することを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る同期制御方法は、請求項7に記載したように、無線フレームタイミング生成工程では、抽出されたGPSクロックに任意の位相差を設定することによって、前記無線フレームタイミングを生成することを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る同期制御方法は、請求項8に記載したように、無線フレームタイミング生成工程では、前記GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、上位装置との間の通信回線のクロックと前記抽出されたGPSクロックとの第2の位相差を測定し、測定で得られた前記第2の位相差と前記通信回線のクロックとに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成することを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る同期制御方法は、請求項9に記載したように、基地局内の自走クロックにて動作していた同期外れ状態からの復旧時に、前記自走クロックと前記通信回線のクロックとの第3の位相差を測定し、測定で得られた第3の位相差に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定する判定工程と、前記判定結果に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへの移行を制御する移行制御工程とをさらに有することを特徴とする。
【0021】
また、本発明に係る同期制御方法は、請求項10に記載したように、判定工程では、前記第3の位相差と、前記通信回線のクロック周波数から求められた位相差許容範囲とに基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る基地局及び同期制御方法の一実施の形態について説明する。本発明は、主にTDMA(Time Division Multiple Access)及びTDD(Time Division Duplex)を用いた移動無線通信システムに適用される。
【0023】
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の構成図である。この図1に示すように、無線通信システム10は、複数の基準基地局100A、100B(「基準基地局100」と総称する。)と、複数の基地局120A、120B(「基地局120」と総称する。)と、複数の移動局60A、60B(「移動局60」と総称する。)と、各基地局及び基準基地局の上位装置としての交換機80A、80B(「交換機80」と総称する。)と、交換機同士を結ぶコアネットワーク40と、GPS(Global Positioning System)衛星20とを含んで構成されている。
【0024】
基準基地局100は、基地局120とは異なり、GPS衛星20からの電波を受信するGPSアンテナ110(図2)を搭載し、GPS衛星20から電波を受信可能とされている。本発明に係る基地局は、基地局120でなく、基準基地局100に対応する。基地局120は、基準基地局100の近傍に設置され、基準基地局100が送出する電波を受信可能とされている。
【0025】
基準基地局100A及び基地局120Aの各々は交換機80Aに通信回線によって接続され、基準基地局100B及び基地局120Bの各々は交換機80Bに通信回線によって接続されている。
【0026】
図1の無線通信システム10の具体例としては、TDMA−TDD方式を用いたPHS(Personal Handy−phone System)がある。PHSはTDDであるため、周辺の基地局間において、送受信タイミングが非同期であった場合には、周辺の基地局間及び移動局間において干渉が発生し、伝送品質及び周波数利用効率が低下するという現象が発生する。
【0027】
図2には、基準基地局100の構成を示す。同図に示すように、基準基地局100は、GPS衛星20からの電波を受信するGPSアンテナ部110と、GPSアンテナ部110からの電波から1HzのGPSクロックを検出するGPS受信部101と、自走クロックを発信する自走クロック部102と、後述の処理により無線フレームタイミングを生成するタイミング生成部103と、後述の処理によりGPSクロック、無線フレームタイミング及び通信回線クロックの相互間の位相を比較する位相比較部104と、生成された無線フレームタイミングに従い送受信を行う送受信部105と、送受信部105に接続された通信用アンテナ部111と、位相比較結果等を記憶する記憶部106と、交換機80との通信線112を終端する回線終端部107と、回線障害等からの復旧時に自走クロックから通信回線のクロックへ移行するか否かを判定する判定部108と、上記各構成部の動作を監視・制御する制御部109とを含んで構成されている。
【0028】
図3は、ある基準基地局(例えば、基準移動局100A)におけるGPSクロックと、同期直後の無線フレームタイミングと、位相ずれが生じた無線フレームタイミングと、通信線のクロックの相互の位相関係の例を示す。この図3の例では、GPSクロックは1Hzであり、無線フレームタイミングのクロックは、1フレーム5ms(送信2.5msと受信2.5msから成る)とされ、連続した20フレームが1マルチフレームとしてまとめられた単位とされている。1フレーム中には、4スロットの送信タイミングと4スロットの受信タイミングが存在する。一方、通信線のクロックからは、400Hzのクロックを抽出できる。
【0029】
GPSアンテナ部110は、GPS衛星20からの電波を受信し、受信した電波をGPS受信部101に入力する。GPS受信部101は、GPSアンテナ部110からの電波から、1HzのGPSクロックを検出し、位相比較部104に入力する。また、通信線112から入力された交換機80からの信号を、回線終端部107により400Hzの通信線クロックを抽出し、位相比較部104に入力する。位相比較部104は、入力されたGPSクロックと通信線クロックとの位相の比較を行い、これらの位相差(図3における△t2)を記憶部106に保存する。
【0030】
タイミング生成部103においては、回線終端部107から入力された400Hzの通信線クロックと、記憶部106に保存された位相差△t2とを用いて、無線フレーム構成に必要な400Hz、10Hz等のタイミングを生成する。
【0031】
生成された無線フレームタイミングによって、送受信部105は通信用アンテナ部111を用いて移動局60との間で無線通信動作を行う。当該無線通信動作中に、位相比較部104は、GPS受信部101から入力されるGPSクロックと、送受信部105から入力される無線フレームタイミングとの位相差(図3における△t1)を測定し、位相差△t1が所定のしきい値以上となったか否かを監視する。この位相差△t1が所定のしきい値以上となった場合、位相比較部104は、位相差△t1が所定のしきい値以上となった旨を制御部109に通知し、制御部109は、タイミング生成部103により再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを補正する。
【0032】
次に、図4を用いて、同期確立のための無線フレームタイミングの生成及びその補正に関する処理を説明する。
【0033】
まず、GPSアンテナ部110によって受信したGPSの電波のGPS受信部101への入力を開始する(S1)。これにより、以後、GPS受信部101により、1HzのGPSクロックが検出され、該GPSクロックが位相比較部104に入力される。
【0034】
次に、検出された1HzのGPSクロックと、回線終端部107において検出された上位装置(ここでは交換機80)からの400Hzの通信回線クロックとを位相比較部104によって比較することで、その位相差△t2を測定し該測定値を記憶部106に記憶する(S2)。
【0035】
そして、タイミング生成部103においては、回線終端部107からの400Hzの通信回線クロックと、記憶部106の位相差△t2の情報から、GPSクロックに同期した無線フレームタイミングを生成する(S3)。これにより、送受信部105は、当該GPSクロックに同期した無線フレームタイミングに基づくデータの送受信を行うこととなるため、システム全体で共通のGPSクロックに同期した無線フレームタイミングによって、基準基地局100同士で同期をとることができ、基準基地局100、基地局120及び移動局60の間で同期をとることができる。
【0036】
そして、生成された無線フレームタイミングによって移動局との間で無線通信動作中に、位相比較部104により、GPS受信部101から入力されるGPSクロックと、無線フレームタイミングとの位相差△t1を測定し(S4)、測定で得られた位相差△t1が所定のしきい値以上となったか否かを判断する(S5)。ここで、位相差△t1が所定のしきい値未満であれば、そのまま運用を継続する。即ち、その時点の無線フレームタイミングを維持しつつ無線通信動作を継続する。
【0037】
一方、位相差△t1が所定のしきい値以上になっていれば、S2へ戻り、再度同期を確立する。
【0038】
このような図4の処理により、図1の基準基地局100Aと100Bの間で同期が確立でき、それぞれの近傍に存在する基地局120Aと120Bは、近傍の基準基地局の送信信号を受信し同期することにより、基準基地局100A、100B、基地局120A、120Bにおいて同期の確立が可能となる。
【0039】
また、GPSクロックと無線フレームタイミングとの位相差△t1が所定のしきい値以上となったことを自動的に検知し、再度無線フレームタイミングを生成させ、無線フレームタイミングを自動的に補正する。これにより、基準基地局において、システム全体で共通のGPSクロックとの同期ずれを速やかに検知し、当該同期ずれの発生時は再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを速やかに且つ自動的に補正することができ、システム全体での同期状態を良好に維持することができる。
【0040】
次に、図2の通信線112の瞬断等により通信回線クロックが停止し、自走クロック部102からの自走クロックによる無線フレームタイミング保持に移行後、通信線112の復旧により自走クロックから通信回線クロックへの再同期を行う場合の動作を説明する。
【0041】
通信線112からは400Hz(波長2.5ms)の通信回線クロックを検出可能であるが、この通信回線クロックより、タイミング生成部103では200Hz(波長5ms)のクロックを生成して送受信タイミングとしている。このため、障害復旧時に再同期処理をした場合、自走クロックとの位相差が生じることにより、周辺の基地局と送受信タイミングが逆になってしまう可能性がある。そこで、本発明に判定手段としての判定部108と移行制御手段としての制御部109とは、この問題を解決するためのものであり、その動作を図5及び図6により説明する。
【0042】
図5は、通信線112の同期外れからの復旧時における自走クロックと通信回線クロックとの位相関係を示した図である。図中の▲1▼〜▲4▼は、復旧後の通信線クロック(図5では「網クロック」と称する)における自走クロックとの相対位置の例として4パターンを示したものである。復旧後に周辺の基地局との送受信タイミングの位相を合わせるために、1パルスを中心とした「1/(クロック速度×2)」のウインドウ幅を設定する。この場合は、400Hzクロックであるため、「2.5/2ms(即ち、±2.5/4ms)」となる。
【0043】
同期復旧後の網クロックが図中の▲1▼である場合、復旧後の網クロックパルスは、基準基地局100A、100Bのウインドウ幅に入っているため、基準基地局100Aの自走クロックのパルスaは網クロックパルスAに同期し、自走クロックのパルスbは網クロックパルスBに同期する。また同様に、基準基地局100Bの自走クロックのパルスaは網クロックパルスAに同期し、自走クロックのパルスbは網クロックパルスBに同期する。
【0044】
また、同期復旧後の網クロックが図中の▲2▼である場合、基準基地局100Aのウインドウ幅には入っているが、基準基地局100Bのウインドウ幅には入っていないため、基準基地局100Aの自走クロックパルスaは網クロックパルスAに同期し、自走クロックパルスbは網クロックパルスBに同期する。基地局100Bは同期アラームとして同期状態を破棄する。
【0045】
また、同期復旧後の網クロックが図中の▲3▼である場合、基準基地局100Aのウインドウ幅には入っていないが、基準基地局100Bのウインドウ幅には入っているため、基準基地局100Aは同期アラームとして同期状態を破棄し、基準基地局100Bの自走クロックパルスaは網クロックパルスAに同期し、自走クロックパルスbは網クロックパルスBに同期する。
【0046】
更に、同期復旧後の網クロックが図中の▲4▼である場合、基準基地局100Aのウインドウ幅にも基準基地局100Bのウインドウ幅にも入っていないため、基準基地局100A、100Bともに同期アラームとして同期状態を破棄する。
【0047】
図6は、判定部108及び制御部109によって実行される再同期に係る処理シーケンスを示す。まず初めにタイマTを設定する(S11)。このタイマTの値は、基準基地局100の自走クロックの位相差絶対値dが「1/(クロック速度×4)」となる値であり、クロック速度がf、確度kの場合のタイマTは、T=d/|((1/f)−(1/(f*(1+k))))|と表せる。即ち、タイマTは、「(1/f)−(1/(f*(1+k)))」の絶対値によってdを除した値として表すことができる。
【0048】
次に、ウインドウ幅の設定を行う(S12)。このウインドウ幅の値は、前述のように、自走クロックパルスを中心とした1/(f*2)の値とする。その後、同期外れを検出するとと同時にタイマTを開始させ(S13)、当該同期外れからの復旧検出と同時にタイマTを停止させる(S14)。
【0049】
次に、このときタイマTが既にタイムアウトしていたか否かを判断し(S15)、既にタイムアウトしていたのであれば、同期外れ状態が所定時間以上継続していたと判断できるため、同期状態は破棄して、GPSクロックからの再同期処理を行う(S19)。そして、再同期したタイミングでの無線チャネルの送出を再開して呼処理等の動作を再開する(S18)。
【0050】
S15でタイムアウトしていなければ、図5にも示したように、復旧した網クロックが、自走クロックのウインドウ幅内に検出できるか否かを判定する(S16)。ここで、復旧した網クロックがウインドウ幅内に検出できなければ、網クロックに同期させることは困難と判断できるため、同期状態は破棄して、GPSクロックからの再同期処理を行う(S19)。そして、再同期したタイミングでの無線チャネルの送出を再開して呼処理等の動作を再開する(S18)。
【0051】
S16で、復旧した網クロックがウインドウ幅内に検出できたならば、当該網クロックに再同期し(S17)、無線チャネルの送出を再開して呼処理等の動作を開始する(S18)。
【0052】
このような図6の処理により、復旧した網クロックが自走クロックのウインドウ幅内に検出された場合は、そのまま網クロック(通信回線クロック)に移行することで、再度、周辺の基地局との同期処理を行うことなく、無線区間の同期状態を維持することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基地局において、システム全体で共通のGPSクロックとの同期ずれを速やかに検知し、当該同期ずれの発生時は再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを速やかに且つ自動的に補正することができ、システム全体での同期状態を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態での無線通信システムの構成図である。
【図2】基準基地局のブロック構成図である。
【図3】GPSクロック、無線フレームタイミング及び通信回線クロックの相互間の位相関係を示した図である。
【図4】無線フレームタイミングの生成に関する処理の流れ図である。
【図5】通信線復旧時における自走クロックと通信回線クロックとの関係を示した図である。
【図6】再同期に係る処理の流れ図である。
【符号の説明】
10…無線通信システム、20…GPS衛星、40…コアネットワーク、60A、60B…移動局、80A、80B…交換機、100、100A、100B…基準基地局、101…GPS受信部、102…自走クロック部、103…タイミング生成部、104…位相比較部、105…送受信部、106…記憶部、107…回線終端部、108…判定部、109…制御部、110…GPSアンテナ部、111…通信用アンテナ部、112…通信線、120A、120B…基地局。

Claims (10)

  1. 移動局との間に無線通信回線を設定して無線通信を行うとともにGPS衛星からの電波を受信可能な基地局であって、
    前記GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、抽出されたGPSクロックに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成する無線フレームタイミング生成手段と、
    生成された無線フレームタイミングによって前記移動局との間で無線通信動作中に、当該無線フレームタイミングと前記GPSクロックとの第1の位相差が所定のしきい値以上となったか否かを監視する監視手段と、
    第1の位相差が所定のしきい値以上となった場合に、前記無線フレームタイミング生成手段により再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを補正する補正制御手段と、
    を備えた基地局。
  2. 前記無線フレームタイミング生成手段が、
    抽出されたGPSクロックに任意の位相差を設定することによって、前記無線フレームタイミングを生成することを特徴とする請求項1記載の基地局。
  3. 前記無線フレームタイミング生成手段が、
    前記GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、上位装置との間の通信回線のクロックと前記抽出されたGPSクロックとの第2の位相差を測定する測定手段と、
    測定で得られた前記第2の位相差と前記通信回線のクロックとに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成するタイミング生成手段と、
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 基地局内の自走クロックにて動作していた同期外れ状態からの復旧時に、前記自走クロックと前記通信回線のクロックとの第3の位相差を測定し、測定で得られた第3の位相差に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定結果に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへの移行を制御する移行制御手段と、
    をさらに備えた請求項1〜3の何れか1項に記載の基地局。
  5. 前記判定手段が、
    前記第3の位相差と、前記通信回線のクロック周波数から求められた位相差許容範囲とに基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定することを特徴とする請求項4記載の基地局。
  6. 移動局との間に無線通信回線を設定して無線通信を行うとともにGPS衛星からの電波を受信可能な基地局における同期制御方法であって、前記GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、抽出されたGPSクロックに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成する無線フレームタイミング生成工程と、
    生成された無線フレームタイミングによって前記移動局との間で無線通信動作中に、当該無線フレームタイミングと前記GPSクロックとの第1の位相差が所定のしきい値以上となったか否かを監視する監視工程と、
    第1の位相差が所定のしきい値以上となった場合に、前記無線フレームタイミング生成手段により再度無線フレームタイミングを生成させることで、無線フレームタイミングを補正する補正工程と、
    を有する同期制御方法。
  7. 前記無線フレームタイミング生成工程では、
    抽出されたGPSクロックに任意の位相差を設定することによって、前記無線フレームタイミングを生成することを特徴とする請求項6記載の同期制御方法。
  8. 前記無線フレームタイミング生成工程では、
    前記GPS衛星からの電波よりGPSクロックを抽出し、上位装置との間の通信回線のクロックと前記抽出されたGPSクロックとの第2の位相差を測定し、測定で得られた前記第2の位相差と前記通信回線のクロックとに基づいて、前記移動局に対して送信するべき無線フレームタイミングを生成する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の同期制御方法。
  9. 基地局内の自走クロックにて動作していた同期外れ状態からの復旧時に、前記自走クロックと前記通信回線のクロックとの第3の位相差を測定し、測定で得られた第3の位相差に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定する判定工程と、
    前記判定結果に基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへの移行を制御する移行制御工程と、
    をさらに有する請求項6〜8の何れか1項に記載の同期制御方法。
  10. 前記判定工程では、
    前記第3の位相差と、前記通信回線のクロック周波数から求められた位相差許容範囲とに基づいて、前記自走クロックから前記通信回線のクロックへ移行するか否かを判定することを特徴とする請求項9記載の同期制御方法。
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