JP2001069062A - 無線基地局および無線通信システム - Google Patents
無線基地局および無線通信システムInfo
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Abstract
停止せずにおこなう。 【解決手段】基地局201は、基準となる基地局202
の制御チャネル情報を受信し、これより基準となる基地
局のフレームのタイミングを求め、求めたタイミングに
自己のフレームを一致させる処理を行う。基地局201
は、制御チャネル情報を送信するタイミングを、記処理
の期間に、制御チャネル情報を送信するタイミングが含
まれないように、基準となる基地局202が制御チャネ
ル情報を送信するタイミングを基準として決定する。
Description
ス方式によって移動局を収容する複数の基地局を有する
無線通信システムにおける、無線基地局間の同期化の技
術に関するものである。
を収容する複数の基地局を有する無線通信システムとし
ては、たとえば、社団法人電波産業会(ARIB:Associati
on ofRadio Industries and Business)が「第二世代コ
ードレス電話システム標準規格 RCR STD-28」によって
規定している簡易型携帯電話システムが知られている。
地局と移動局間の無線アクセス方式は、4マルチチャネ
ルキャリアの時分割多重アクセス方式を採用している。
また、各キャリア上には5ms毎のフレームが形成さ
れ、各フレームは、下り4スロット、上り4スロットの
計8スロットに分割される。そして、基地局は各フレー
ムの下りスロットの内1スロットを制御用スロット、他
を通信用スロットとして用い、移動局は各フレームの上
りスロットの内1スロットを制御用スロット、他を通信
用スロットとして用いる。
基地局間でフレーム同期をとる必要がある。なぜなら
ば、各基地局間でフレーム同期がとれている場合には、
ある基地局があるスロット期間に送信した電波は、近辺
の基地局でも1スロット期間の干渉波として観測される
ために、近辺の基地局は、この1スロットだけを使用す
ることができなくなるのに対して、各基地局間でフレー
ム同期がとれてない場合には、ある基地局があるスロッ
ト期間に送信した電波が、近辺の基地局では2スロット
期間にまたがる干渉波として観測されるために、近辺の
基地局は、この2スロット共使用することができなくな
ってしまうことになり、結果としてフレーム同期がとれ
ている場合よりも無線通信システムの周波数利用効率が
低下してしまうからである。
は、たとえば、特開平10-190562号公報に示さ
れるように、基準となる基地局として選定された基地局
以外の各基地局が、基準となる基地局のフレーム位相に
自己のフレームの位相を一致させることにより実現され
る。より具体的には、基準となる基地局が制御スロット
を用いて、下り間欠送信周期毎に、所定の制御チャネル
情報を送信する。そして、他の各基地局は、基準となる
基地局から送信された制御チャネル情報を受信し、これ
より基準となる基地局のフレームの先頭タイミングを獲
得し、これに自基地局のフレームの先頭タイミングを一
致させる。ここで、制御チャネル情報を送出する下り間
欠送信周期は、たとえば、100msec(20フレー
ム毎)である。
に、基地局201が網203に接続されており、基地局
201の近辺にある基準となる基地局202が網204
に接続されている無線通信システムを想定する。また、
移動局205は、基地局201に対する待ち受け状態に
あるものとする。ここで移動局205が基地局201に
対する待ち受け状態にあるとは、移動局205と基地局
201が相互に、現在移動局205を収容している基地
局が基地局201であると認識している状態をいう。
基地局201が基準となる基地局202とフレーム同期
をとり通常運用を始めたとする。基地局201と基準と
なる基地局202は、基地局自体の動作クロックが異な
るため、または、動作クロックの基準としている網から
の基準信号の周期が異なるため、運用を継続すると同期
ずれが発生する。そして、図8に示すように、同期ずれ
量317が時間と共に拡大すると基準となる基地局20
2のスロット301は、基地局201にとってスロット
309とスロット310の2スロットにまたがって見え
るようになり、これにより前述したように周波数利用効
率の低下を招くことになる。
期を確立しても、運用を継続すると同期ずれ量が拡大し
ていくため、基地局間のフレーム同期化の処理は、運用
中繰り返し行う必要がある。また、このフレーム同期化
の処理期間中、基地局は、前述した基準となる基地局よ
りの制御チャネル情報の受信、同期ずれ量の算定、同期
ずれの補正などの処理のために、通常運用のための処理
を行うことができなくなる。したがって、基地局が繰り
返し通常運用を停止しなけらばならないという問題が生
じてしまう。
期化のために、基地局が通常運用を停止しなけらばなら
ない期間をより短くすることを課題とする。
り生じる問題のうち、最も問題となるのは、基地局が制
御チャネル情報を送信できなくなってしまうことであ
る。
報を送信できなくなると、次のような問題が生じる。
1は、当該基地局201に対して待ち受け状態にある移
動局205に対して、制御チャネルを用いて、前述した
下り間欠送信周期毎に制御チャネル情報を送出してい
る。すなわち、基地局201はBCCH(A)(Q40
1)、各着信群に対応するPCH(Q402、Q40
3、Q405、Q406)、及びSCCH(Q404)
を定められた順序で周期的に送信する。そして、移動局
205は自身が属する着信群のPCHの受信が継続して
いることを条件として、基地局201に対する待ち受け
状態を維持する。
基地局201が通常運用を停止し、たとえば着信群が4
である移動局205が待ち受け状態を維持するのに必要
な着信群のPCH(4)(Q406)を送信できなかっ
た場合には、移動局205は、PCH(4)(Q40
6)を受信できなかったことより自身が基地局201の
圏内にいないと判断し、基地局201に対する待ち受け
状態を解除してしまうことになる。
期化のために、基地局が制御チャネル情報を送信できな
くなってしまうことがないように、基地局間のフレーム
同期化を行うことを課題とする。
の一定期間は電波を送信しないガードビット期間として
定められており、このガードビット期間内の同期ずれ量
であれば、同期ずれが生じても、隣接スロットに干渉波
として影響しないため、前述したような周波数利用効率
の低下は生じない。その一方で、同期ずれ量がガードビ
ット期間内にあるときに、フレーム同期化の処理を行う
ことは、不要に無線通信システムのパフォーマンスを低
下させてしまうことになる。
として影響しない範囲内のフレーム同期ずれ量を許容し
つつ、フレーム同期ずれ量を隣接スロットに干渉波とし
て影響しない範囲内に制御することができる無線通信シ
ステムを提供することを課題とする。
本発明は、たとえば、無線キャリア上で送受信するフレ
ームの位相を、他の無線基地局が無線キャリア上で送受
信するフレームの位相に揃える無線基地局であって、他
の無線基地局が周期的に送信する制御情報を受信し、当
該制御情報の受信タイミングより定まる前記他の無線基
地局が制御情報を送信する周期的なタイミングを記憶す
る記憶手段と、他の無線基地局が周期的に送信する制御
情報を受信し、受信した制御情報を用いて、他の無線基
地局が無線キャリア上で送受信するフレームの位相を検
出し、検出した位相に自無線基地局が無線キャリア上で
送受信するフレームの位相を揃える同期化処理を実行す
るフレーム同期化手段と、前記フレーム同期化手段に、
前記同期化処理を、前記記憶手段に記憶された周期的な
タイミングより定まる、前記他の無線基地局が制御情報
を送信するタイミングの直前に開始させる制御手段とを
有することを特徴とする無線基地局を提供する。
基地局の制御情報送出タイミングを記憶し、これを基
に、他の無線基地局から制御情報が送出される直前に、
同期化処理を開始する。したがって、同期化処理のため
に通常運用を停止してから、制御情報を受信するまでの
期間をより短くすることができ、無線基地局間のフレー
ム同期化のために、無線基地局が通常運用を停止しなけ
らばならない期間を、より短くすることができる。
移動局を収容し、無線キャリア上で送受信するフレーム
の位相を、他の無線基地局が無線キャリア上で送受信す
るフレームの位相に揃える無線基地局であって、他の無
線基地局が周期的に送信する制御情報を受信し、当該制
御情報の受信タイミングより定まる前記他の無線基地局
が制御情報を送信する周期的なタイミングを記憶する記
憶手段と、他の無線基地局が周期的に送信する制御情報
を受信し、受信した制御情報を用いて、他の無線基地局
が無線キャリア上で送受信するフレームの位相を検出
し、検出した位相に自無線基地局が無線キャリア上で送
受信するフレームの位相を揃える同期化処理を実行する
フレーム同期化手段と、自無線基地局が制御情報を前記
移動局に送信する周期的なタイミングを決定する制御手
段と、前記制御手段が決定した周期的なタイミングで前
記制御情報を前記移動局に送信する手段とを有し、前記
制御手段は、前記他の無線基地局の制御情報の送信タイ
ミングに対して定まる、前記フレーム同期化手段が前記
同期化処理を行う可能性がある期間と重ならない期間
に、制御情報を送信するように自無線基地局が制御情報
を前記移動局に送信する周期的なタイミングを決定する
ことを特徴とする無線基地局を提供する。
理のために通常運用を停止する可能性のある期間が、制
御情報を送信する期間と重ならないように、制御情報の
周期的な送信タイミングを決定する。したがって、無線
基地局間のフレーム同期化のために、無線基地局が制御
情報を送信できなくなってしまうことがない。
無線キャリア上で送受信するフレームの位相を、他の無
線基地局が無線キャリア上で送受信するフレームの位相
に揃える無線基地局であって、他の無線基地局が無線キ
ャリア上で送受信するフレームの位相に対する自無線基
地局が無線キャリア上で送受信するフレームの位相のず
れ量を検出し、他の無線基地局が無線キャリア上で送受
信するフレームの位相に自無線基地局が無線キャリア上
で送受信するフレームの位相を揃える同期化処理を実行
するフレーム同期化手段と、前記フレーム同期化手段が
検出した位相のずれ量が大きいほど短くなるように、前
記位相のずれ量に応じて定めた時間間隔で、前記フレー
ム同期化手段に前記同期化処理を実行させる制御手段と
を有することを特徴とする無線基地局を提供する。
基地局が無線キャリア上で送受信するフレームの位相に
対する自無線基地局が無線キャリア上で送受信するフレ
ームの位相のずれ量が大きいほど短くなるように、定め
た時間間隔で同期化処理を行う。そして、このようなフ
ィードバック制御を行う構成によれば、たとえば、隣接
スロットに干渉波として影響しない範囲内のフレーム同
期ずれ量を基準として時間間隔の増減方向を切り分ける
ことにより、この範囲内の同期ずれ量を許容しつつ、フ
レーム同期ずれ量を隣接スロットに干渉波として影響し
ない範囲内に制御することができるようになる。
て説明する。
は、図7に示したものと同様である。ただし、基地局2
01と基地局202は同じ網に接続されていてもよい。
なる基地局202のフレーム位相に対して、フレーム同
期を行う基地局201として用いる基地局の構成を図1
に示す。
線装置、103が受信系無線装置、104が無線制御
部、105が制御用マイコン、106がメモリ、107
は回線制御部、108は網に接続する伝送路上に設定し
た回線を示す。
格納されたプログラムをメモリ106に格納されたデー
タを用いながら実行することにより基地局101全体の
動作を制御する。
無線制御部104は、送信系無線装置102、受信系無
線装置103を介して、移動局との間に無線回線を設定
する。また、制御用マイコン105の制御にしたがって
回線制御部107は網との間に回線108を設定する。
移動局との間の無線回線で移動局より受信系無線装置1
03を介して受信した音声データは、回線制御部107
を介して回線108へと出力する。また、逆に回線10
8から入力した移動局への音声データは、送信系無線装
置102より、移動局との間の無線回線へ出力する。こ
れらの動作の際、送信系無線装置102、受信系無線装
置103は音声データに対して所定の変復調処理を行
う。
は、無線制御部104が、制御用マイコン105の制御
にしたがって操作する。また、制御用マイコン105
は、無線制御部104、送信系無線装置102、受信系
無線装置103を介して移動局と制御チャネル情報を送
受し、前述した無線回線、回線108の設定、解放など
の呼制御処理を行う。また、受信系無線装置103を介
して受信した基準となる基地局が送信した制御チャネル
情報は、無線制御部104より制御用マイコン105に
送られる。
レーム同期化の処理について説明する。
は、基地局101の通常運用開始前に、まず、受信系無
線装置103、無線制御部104を介して、自基地局1
01の周囲にある全基地局の制御チャネル情報の受信レ
ベルを求め、もっとも受信レベルの強い基地局を基準と
なる基地局202とする(S501)。
基地局のフレームの先頭に、自基地局101のフレーム
位置を定めるために無線制御部104内部で管理してい
るフレームタイミングの先頭を一致させる。また、基準
となる基地局202を識別するためのID及び制御チャ
ネル情報送出タイミングを、メモリ106に記憶する
(S502)。
局101が制御チャネル情報を送信するタイミングを決
定する(S700)。この処理の詳細については後述す
る。
106に設定されている初期値を同期開始タイマに設定
し、同期開始タイマを起動し、通常運用を開始する(S
503)。
たならば(S504)、制御用マイコン105は、自基
地局101が処理している通話中の呼の有無を確認し、
通話中の呼があれば、呼が終了するのを監視する(S5
05)。
らば、制御用マイコン105は、メモリ106に記憶し
ておいた基準となる基地局202の制御チャネル情報送
出タイミングを参照し、基準となる基地局202の制御
チャネル情報を受信可能、かつ、制御チャネル情報が送
出されるタイミングに最も近い制御チャネル情報が送出
される前のタイミングで、無線制御部104に対して常
時、信号を受信する信号受信モードで動作するよう指示
する。この指示を受けた無線制御部104は、送信系無
線装置102に送信停止させると共に受信系無線装置1
03に信号の受信を開始させる(S506)。
局202からの制御チャネル情報を受信し(S50
7)、無線制御部104は、これより自基地局101の
フレームタイミングの基準となる基地局202のフレー
ムに対する同期ずれ量317の検出を行い制御用マイコ
ン105に通知する(S508)。
れ量317をメモリ106に記憶する(S509)。そ
して、同期ずれ量の補正処理を行う(S600)。この
同期ずれ量の補正処理の詳細については後述する。
ならば、同期開始タイマの設定処理を行う(S90
0)。この同期開始タイマの設定処理の詳細については
後述する。
タイマを起動し、無線制御部104に対して通常の信号
の送受信を行うよう指示することにより、通常運用に戻
り(S511)、再び、同期開始タイマがタイムアウト
を待って(S504)、S505からの処理を行う。
繰りかえされる。
106に基準となる基地局202の制御チャネル情報送
出タイミングを記憶し、これを基に、基準となる基地局
202の制御チャネル情報を受信可能、かつ、制御チャ
ネル情報が送出されるタイミングに最も近い制御チャネ
ル情報が送出される前のタイミングで、通常運用を停止
して、フレーム同期化のための処理S506、507、
508、509、600、900、511に移行する。
なる基地局202の制御チャネル情報を受信するまでの
期間を必要最小限の期間とするので、基地局間のフレー
ム同期化のために、基地局が通常運用を停止しなけらば
ならない期間を、最小化することができる。
が制御チャネル情報を送信するタイミングを決定する処
理の詳細について説明する。
マイコン105は、まず、無線制御部104に1フレー
ム期間の全スロットの受信レベル値を測定するように指
示する。無線制御部104は受信系無線装置103に対
して1フレーム間連続で受信を行うように設定し、受信
系無線装置103が受信した各スロットの受信レベル値
を制御用マイコン105に通知する(S701)。
た各スロットの受信レベル値をメモリ106に記憶する
(S702)。
基準となる基地局202の制御チャネル情報送出タイミ
ングを元に、基地局101は制御チャネル情報を送信す
るフレームを決定する(S703)。
信周期である各20フレーム周期において、基準となる
基地局202が制御チャネル情報を送出しているフレー
ムを802として、このフレーム802で送信される制
御チャネル情報に対して、図2のS506の処理に必要
な最大期間が含まれるフレームがフレーム801、図2
のS508、509、600、900、511の処理に
必要な最大期間が含まれるフレームがフレーム803、
フレーム804、フレーム805、フレーム806であ
る場合には、これらフレーム801〜806を制御チャ
ネル情報を送信しない20フレーム周期中のフレーム位
置とし、20フレーム周期中の残りのフレーム位置の一
つを、各20フレーム周期において制御チャネル情報を
送信するフレームのフレーム位置として選定する。
S702でメモリ106記憶した各スロットの受信レベ
ル値を元に、基地局101は制御チャネル情報を送信す
るスロットを決定する(S704)。
が小さい、したがって、一番干渉波が少ないスロットを
選択し、選択したスロットを制御チャネル情報を送出す
るスロットとして決定する。
ットが制御チャネル情報を送出する位置となる。
なる基地局202の制御チャネル情報送出タイミングを
基準に定まる、フレーム同期化のための処理S506、
507、508、509、600、900、511を行
うために通常運用を停止する可能性のある期間が、制御
チャネル情報を送信する期間と重ならないように、制御
チャネル情報の送信タイミングを決定する。
ために、基地局が制御チャネル情報を送信できなくなっ
てしまうことがない。
量の補正処理の詳細について説明する。
イコン105は図2のS508で検出した同期ずれ量、
および、ずれ方向を、補正量を補正方向として設定する
(S601)。
を0に初期設定する(S602)。
1で設定した補正方向が、時間軸上で進める方向か遅ら
す方向かを判定し(S603)、進める方向の場合には
S604の処理を行い、遅らす方向の場合にはS607
の処理を行う。
05は現在のフレームタイミングを本来5msecであ
るところを、待ち受け状態にある移動局205が同期は
ずれを検出しない程度、例えば1/2ビット相当時間
(5/480msec)短くするように無線制御部10
4に指示する(S604)。指示された無線制御部10
4は、フレーム位置を定めるために内部で管理している
フレームタイミングを指示された時間分遅らせる。そし
て、制御用マイコン105はS602で初期設定した補
正した量を1/2ビット分更新する(S605)。
設定した補正する量よりS605で更新した補正した量
が小さい場合には、補正する量が補正したい量に達して
いないため、S604及びS605の処理を繰り返し、
補正する量より補正した量が等しいか、又は大きくなっ
た場合は補正処理を終了する(S606)。
で補正する方向が遅らせる方向であった場合には、現在
のフレームを1/2ビット相当時間(5/480mse
c)を長くするように無線制御部104に指示する(S
607)。S607の処理の後、制御用マイコン105
は、S605、S606と同様に、補正した量を更新し
(S608)、補正した量が補正する量以上になるま
で、S607、S608、S609の処理を繰り返す
(S609)。
状態にある移動局205が同期はずれを検出しない程度
ずつ、同期ずれを補正していくので、フレーム同期化の
ために、待ち受け状態にある移動局205が同期はずれ
を検出し、通常の運用状態から離脱してしまうことを避
けることができる。
タイマの設定処理の詳細について説明する。
イコン105は、まず、図2のS509でメモリ106
に格納された同期ずれ量を取り出す(S901)。そし
て、S901で取り出した同期ずれ量が大きければ同期
開始タイマの設定時間が前回より小さくすなわち次回の
同期ずれ検出開始時期が早く、逆に同期ずれ量が小さけ
れば同期開始タイマの設定時間が前回より大きくすなわ
ち次回の同期ずれ検出タイミングが遅くなるように、今
回の同期開始タイマの設定時間を決定する(S90
2)。
は、今回の同期ずれ検出周期(前回の同期開始タイマの
設定時間)=T(s)、今回の同期ずれ量=L(s)、
隣接スロットに干渉波として影響しないガードビット分
のずれ量をt(s)、ジッタ等の環境因子とマージンを
n(s)とすると、T×{(t−n)/L}以内の時間
に設定する(S902)。
接スロットに干渉波として影響しないずれ量t(s)よ
り小さい量に制限されている場合には、この基地局の同
期ずれ補正能力によって同期ずれを補正できるずれ量
を、隣接スロットに干渉波として影響しないずれ量t
(s)に代えて用いても良い。
た同期開始タイマの設定時間を、同期開始タイマに設定
し(S903)、処理を終了する。
ム同期化のための処理S506、507、508、50
9、600、900、511を行う間隔を、同期ずれ量
が隣接スロットに干渉波として影響しない量より大きい
場合にはより短くしていき、同期ずれ量が隣接スロット
に干渉波として影響しない量より小さい場合にはより長
くしていく。
干渉波として影響しない範囲内のフレーム同期ずれ量を
許容しつつ、フレーム同期ずれ量を隣接スロットに干渉
波として影響しない範囲内に抑えるフィードバック制御
が行われることになる。
同期ずれ量の最大値が定まるので、これよりフレーム同
期化のための処理S506、507、508、509、
600、900、511に要する期間の長さの最大値が
定まる。そして、これより通常運用を停止する可能性の
ある期間を定め、この期間が制御チャネル情報を送信す
る期間と重ならないように、制御チャネル情報を送信す
るタイミングを決定することができるようになる。
間のフレーム同期化のために、基地局が通常運用を停止
しなけらばならない期間をより短くすることができる。
また、基地局間のフレーム同期化のために、基地局が制
御チャネル情報を送信できなくなってしまうことがない
ように、基地局間のフレーム同期化を行うことができ
る。また、隣接スロットに干渉波として影響しない範囲
内のフレーム同期ずれ量を許容しつつ、フレーム同期ず
れ量を隣接スロットに干渉波として影響しない範囲内に
制御することができる。
ロック図である。
化処理の手順を示すフローチャートである。
情報を送信するタイミングを決定する処理の手順を示す
フローチャートである。
情報を送信するフレームを説明するための図である。
補正処理の手順を示すフローチャートである。
マの設定処理の手順を示すフローチャートである。
ある。
示す図である。
信系無線装置、104無線制御部、105 制御用マイ
コン、106 メモリ、107 回線制御部、108
回線、201 基地局、202 基準となる基地局、2
03 網、204 網、205 移動局
Claims (5)
- 【請求項1】無線キャリア上で送受信するフレームの位
相を、他の無線基地局が無線キャリア上で送受信するフ
レームの位相に揃える無線基地局であって、 他の無線基地局が周期的に送信する制御情報を受信し、
当該制御情報の受信タイミングより定まる前記他の無線
基地局が制御情報を送信する周期的なタイミングを記憶
する記憶手段と、 他の無線基地局が周期的に送信する制御情報を受信し、
受信した制御情報を用いて、他の無線基地局が無線キャ
リア上で送受信するフレームの位相を検出し、検出した
位相に自無線基地局が無線キャリア上で送受信するフレ
ームの位相を揃える同期化処理を実行するフレーム同期
化手段と、 前記フレーム同期化手段に、前記同期化処理を、前記記
憶手段に記憶された周期的なタイミングより定まる、前
記他の無線基地局が制御情報を送信するタイミングの直
前に開始させる制御手段とを有することを特徴とする無
線基地局。 - 【請求項2】移動局を収容し、無線キャリア上で送受信
するフレームの位相を、他の無線基地局が無線キャリア
上で送受信するフレームの位相に揃える無線基地局であ
って、 他の無線基地局が周期的に送信する制御情報を受信し、
当該制御情報の受信タイミングより定まる前記他の無線
基地局が制御情報を送信する周期的なタイミングを記憶
する記憶手段と、 他の無線基地局が周期的に送信する制御情報を受信し、
受信した制御情報を用いて、他の無線基地局が無線キャ
リア上で送受信するフレームの位相を検出し、検出した
位相に自無線基地局が無線キャリア上で送受信するフレ
ームの位相を揃える同期化処理を実行するフレーム同期
化手段と、 自無線基地局が制御情報を前記移動局に送信する周期的
なタイミングを決定する制御手段と、 前記制御手段が決定した周期的なタイミングで前記制御
情報を前記移動局に送信する手段とを有し、 前記制御手段は、前記他の無線基地局の制御情報の送信
タイミングに対して定まる、前記フレーム同期化手段が
前記同期化処理を行う可能性がある期間と重ならない期
間に、制御情報を送信するように自無線基地局が制御情
報を前記移動局に送信する周期的なタイミングを決定す
ることを特徴とする無線基地局。 - 【請求項3】無線キャリア上で送受信するフレームの位
相を、他の無線基地局が無線キャリア上で送受信するフ
レームの位相に揃える無線基地局であって、 他の無線基地局が無線キャリア上で送受信するフレーム
の位相に対する自無線基地局が無線キャリア上で送受信
するフレームの位相のずれ量を検出し、他の無線基地局
が無線キャリア上で送受信するフレームの位相に自無線
基地局が無線キャリア上で送受信するフレームの位相を
揃える同期化処理を実行するフレーム同期化手段と、 前記フレーム同期化手段が検出した位相のずれ量が大き
いほど短くなるように、前記位相のずれ量に応じて定め
た時間間隔で、前記フレーム同期化手段に前記同期化処
理を実行させる制御手段とを有することを特徴とする無
線基地局。 - 【請求項4】請求項1、2または3記載の無線基地局
と、他の無線基地局と、請求項1、2または3記載の無
線基地局および他の無線基地局を接続する通信網と、請
求項1、2または3記載の無線基地局および他の無線基
地局を介して通信を行う移動局とを有することを特徴と
する無線通信システム。 - 【請求項5】複数の無線基地局が無線キャリア上で送受
信するフレームの位相を揃える同期化方法であって、 各無線基地局が制御情報を送信する周期的なタイミング
を決定する第1ステップと、 各無線基地局が決定した周期的なタイミングで制御情報
を送信する第2ステップと、 基準とする無線基地局を除く各無線基地局において、前
記基準とする無線基地局が送信する制御情報を受信し、
受信した制御情報を用いて、基準とする無線基地局が無
線キャリア上で送受信するフレームの位相を検出し、検
出した位相に自無線基地局が無線キャリア上で送受信す
るフレームの位相を揃える第3ステップとを有し、 前記第1ステップにおいて、基準とする無線基地局を除
く各基地局が制御情報を送信する周期的なタイミングと
して、当該無線基地局が、前記同期化処理を行う可能性
がある、前記基準とする無線基地局が前記制御情報を送
信する周期的なタイミングに対して定まる期間と重なら
ない期間に、制御情報を送信する周期的なタイミングを
決定することを特徴とする無線基地局間の同期化方法。
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---|---|---|---|
JP24190399A JP4267776B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 無線基地局および無線通信システム |
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JP24190399A JP4267776B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 無線基地局および無線通信システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001069062A true JP2001069062A (ja) | 2001-03-16 |
JP4267776B2 JP4267776B2 (ja) | 2009-05-27 |
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JP24190399A Expired - Fee Related JP4267776B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | 無線基地局および無線通信システム |
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JP (1) | JP4267776B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007228327A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 同期信号発生装置ならびにそれを用いる無線通信装置および無線通信システム |
JP2009232434A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-10-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 基地局装置、及び同期信号取得方法 |
JP2010178085A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 基地局装置 |
WO2011043411A1 (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-14 | 住友電気工業株式会社 | 基地局装置 |
-
1999
- 1999-08-27 JP JP24190399A patent/JP4267776B2/ja not_active Expired - Fee Related
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