JP3379698B2 - 基地局間同期方法とその基地局間同期装置 - Google Patents

基地局間同期方法とその基地局間同期装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基地局間が
GPS受信によるUTC時刻(国際標準時間)によって
相互に又は一方に従って同期を取る基地局間同期方法及
びその基地局間同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS受信機を使用して、基地局間のシ
ステムクロック同期をとるシステムでは、GPS受信機
が衛星通信のGPSクロックに外れて、GPSアンロッ
ク状態になったときの基地局間同期は、基地局に実装す
るクロック供給カード内の恒温槽付き水晶発振器(TC
XO)の精度に頼る、自走動作の方法を取っていた。
【0003】ここで、従来例1として、特開平8−30
7932号公報には、移動通信用基地局からの送信信号
間位相補正に用いられ、複数の基地局が設定されたGP
S時刻に基づいて一斉に同期して送信することができる
移動通信基地局間TDM同期方法に関し、基準となる周
辺基地局に対して他の周辺基地局の1局が同期を確立す
るように遅延時間を補正し、更に補正された周辺基地局
を基準にして別の周辺基地局の1局が同期を確立すると
いうように1対1で遅延時間の補正が順次行われていく
順次送信同期方式が取られていたので、最終的に同期が
確立されるまでには複雑な工程と長時間を必要とし、遅
延補正完了時間が周辺基地局数に比例して大きくなると
いう問題点を解決することを目的としている。
【0004】同公報では、そのため、各周辺基地局で、
呼出信号とGPS衛星から衛星通信を利用してGPS時
刻とを受信し、前記GPS時刻を基にGPSクロックを
生成し、前記生成したGPSクロックを基準として前記
呼出信号の遅延時間を検出し、前記GPSクロックの周
期時間から前記遅延時間を差し引いた時間分のカウント
数を基に前記呼出信号の位相遅延を補正し、補正後に受
信機に向けて前記呼出信号を送信することが記載されて
おり、中央基地局から各周辺基地局へ呼出信号が送信さ
れる際に、まちまちの遅延時間が発生しても、GPS衛
星から受信したGPS時刻により生成したGPSクロッ
クの周期に同期して、各周辺基地局が一斉に呼出信号を
送信できるため、呼出信号の同期を瞬時に確立すること
が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、GPS
クロックの周期に同期して、呼出信号の同期を瞬時に確
立するとしても、GPSアンクロック状態となった場
合、恒温槽付き水晶発振器の自走クロックに頼ることに
なるため、発振するクロックの位相が何らかの原因によ
り位相ずれが生じて、補正することが出来なかった。
【0006】そこで、本発明は、GPS受信機がGPS
アンロック状態になったとき、クロック供給カード内の
恒温層付き水晶発振器による自走動作に対して、他のB
TS(Base Terminal Station:基地局)から受信する
UTC(Coordinated Universal Time)時刻Bを元に、
他のBTSとの間のトラフィック状況による遅延を考慮
した補正計算を行ったUTC時刻Cにより、システムク
ロックをUTC時刻に同期する機能を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の基地局
間のクロックの同期を取る基地局間同期方法において、
前記各基地局に備えるGPS(位置測定システム)受信
機がGPS用衛星を捕捉できずにUTC時刻A(国際標
準時間)にロックしていない状態(以下、GPSアンロ
ックという)の場合に、前記UTC時刻Aの受信先を前
記基地局間を接続する伝送路のインターフェースに切り
替えて他の前記基地局のUTC時刻Bを受信し、前記U
TC時刻Bに前記UTC時刻AにGPSロックしている
ときの遅延補正値を加えてUTC時刻Cとして、前記基
地局間の同期状態を維持し、前記遅延補正値は、前記U
TC時刻A(国際標準時間)にロックしているときに、
前記伝送路を介して他の前記基地局にてロックした前記
UTC時刻Bと前記UTC時刻Aとの差により演算出力
されることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、複数の基地局間のクロッ
クの同期を取る基地局間同期装置において、前記基地局
は、GPS(位置測定システム)用衛星からUTC時刻
A(国際標準時間)を受信するGPS受信機と、前記U
TC時刻Aに同期したクロック信号を発生するクロック
発生器と、前記UTC時刻Aと他の基地局から伝送路を
介して入力するUTC時刻Bとの遅延時間に応じて遅延
補正値を演算する演算部と、前記伝送路のトラヒック状
態と前記遅延補正値とを記憶するメモリ部と、を備え、
前記GPS受信機から前記UTC時刻Aを捕捉できない
ときに、前記UTC時刻Bに前記遅延補正値を加えて同
期したクロック信号を発生し、前記遅延補正値は、前記
UTC時刻A(国際標準時間)にロックしているとき
に、前記伝送路を介して他の前記基地局にてロックした
前記UTC時刻Bと前記UTC時刻Aとの差により演算
出力されることを特徴とする。
【0009】また、本発明による基地局間同期機能は、
GPS受信機を使用した同期機能について、GPS受信
機が衛星を捕捉出来ないか、捕捉しているが衛星から収
集した時刻にロックしていない状態(以下、GPSアン
ロックという)の為に、UTC時刻(国際標準時間)が
得られない場合、UTC時刻の受信先を伝送路I/Fへ
自動的に切り替え、他のBTSのUTC時刻を受信する
ことで、基地局間同期状態を維持する機能を特徴とす
る。
【0010】また、本発明は、図1の基地局間同期機能
を含むシステム系を参照すれば、基地局装置BTS1,
BTS2,BTS3は、GPS受信機から得られるUT
C時刻に対して同期したシステムクロックを発生するこ
とで、基地局間同期をとっている。このときBTS1と
BTS2は、常に一定の周期で交換機MCCを介して互
いのGPS受信機が受信したUTC時刻を伝送路1、2
にて送受する。UTC時刻を伝送路より受信すると、自
装置のGPS受信機からのUTC時刻と比較し伝送路遅
延を計算した結果を補正値としてメモリーに記憶する。
UTC時刻を伝送路より周期的に受信することで、伝送
路上のトラフィック状態別に計算値を得ることができる
ため、BTS2〜BTS1間のトラフィック状態を得る
ことにより最適な補正値を得ることができる。
【0011】また、BTS1のGPS受信機がGPSア
ンロック状態となり、UTC時刻を自装置のGPS受信
機から得ることが出来なくなった場合、BTS1はUT
C時刻入力をGPS受信機から伝送路I/F側に切り替
える。
【0012】また、伝送路I/F側に切り替え後は装置
内の恒温層付き水晶発振器の自走状態にてシステムクロ
ックを発生するがBTS2からUTC時刻を受信する
と、伝送路のトラフィック状態からBTS2〜BTS1
間の伝送路遅延を考慮した補正を行ったUTC時刻Bで
補正を行い、UTC時刻に対して位相同期させることで
基地局間同期を保持する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】(1)構成の説明 図1に本実施形態による基地局間同期機能用のシステム
図を示す。図において、基地局装置BTS1,BTS
2,BTS3は、衛星通信用の3個以上の衛星を用いて
GPS(Global Positioning System)システムとし
て、主に地上の位置を検索することに加えて、UTC時
刻を発生しているのでこの時刻を用いて、GPS受信機
から得られるUTC時刻Aに対して、同期したシステム
クロックを発生することで、基地局間の同期をとってい
る。このときBTS1とBTS2は、常に一定の周期
で、交換機MCCを介して、互いのGPS受信機が受信
したUTC時刻Aを伝送路1〜3にて送受する。UTC
時刻Bを伝送路1〜3より受信すると、自装置のGPS
受信機からのUTC時刻Aと比較し、伝送路遅延を計算
した結果を、補正値としてメモリーに記憶する。UTC
時刻Bを伝送路1〜3より周期的に受信することで、伝
送路1〜3上のトラフィック状態別に計算値を得ること
ができるため、BTS2〜BTS1間のトラフィック状
態を得ることにより、最適な遅延時間の補正値を得るこ
とができる。
【0015】図2を参照すると、本実施形態としての架
間同期機能を含む基地局装置のクロック系を示す。
【0016】架間同期機能はGPSアンテナ入力から復
調するGPS受信機1と、他の基地局のUTC時刻Bを
受け、他の基地局にUTC時刻Aを送出するHWY部
2、特にUTC時刻AとUTC時刻Bとの差異とを演算
処理する演算部3、予めUTC時刻Bの補正値を格納す
るメモリ4、本基地局内の基準クロックを発生するクロ
ック発生部5より構成される。
【0017】ここで、GPS受信機1はGPS衛星を捕
捉し、GPS衛星から収集した時刻にロック(以下、G
PSロックという)することで得られるUTC時刻をク
ロック発生部5、演算部3、HWY部2に入力する。
【0018】クロック発生部5は、GPS受信機1から
のUTC時刻Aと、演算部3からのUTC時刻Cとを得
ることができ、GPS受信機1のGPSロック状態によ
り、どちらかを選択することで、常にUTC時刻に同期
したシステムクロックを発生する。すなわち、GPSロ
ック状態においては、GPS受信機1からのUTC時刻
を選択し、GPSアンロック状態の場合においては、演
算部3からのUTC時刻Cを選択することで、クロック
発生部5内部の時刻カウンタの補正を行い、時刻カウン
タに同期したクロックを発生する。
【0019】このとき、UTC時刻AまたはUTC時刻
Cの選択はGPS受信機1からのGPSアンロックAL
M信号により切り替える。
【0020】また、HWY部2は、伝送路のインターフ
ェースI/Fとして、交換機MCCとATM(非同期モ
ード)システムのATMセルのやりとりを行う。
【0021】HWY部2が伝送路を介して交換機MCC
に送信するデータは、GPS受信機1からのUTC時刻
であり、MCCから受信するデータは、他のBTSから
のUTC時刻で、演算部3にUTC時刻を送信する。
【0022】演算部3はHWY部2から受信したUTC
時刻Bと、GPS受信機1から入力されたUTC時刻A
を比較して、他のBTSからのUTC時刻Bの伝送路遅
延を計算し、メモリ部4に記憶する。
【0023】このとき、伝送路のトラフィック状態につ
いても同じくメモリ部4に記憶する。これは、クロック
発生部5に対してUTC時刻Cを送信するとき、メモリ
部4に記憶した補正値を、近似しているトラフィック条
件の補正値で統計演算した結果で、他のBTSから受信
したUTC時刻を補正し、UTC時刻Cとするためであ
る。
【0024】(2)動作の説明 以下、本実施形態の動作につき図2の構成、図3のシー
ケンス図を用いて説明する。
【0025】例として、2装置間(BTS1,BTS
2)時の動作を説明する。BTS1及びBTS2は、共
にGPS受信機1がGPSロック状態において、UTC
時刻A,B情報のやりとりを一定の周期で、MCCを介
して、伝送路1及び伝送路2にて行う(S1,S2,S
21,S22)。
【0026】このとき、BTS1〜MCC〜BTS2の
間には、ATMシステムによる専用のVCI(仮想チャ
ネル識別子)、VPI(仮想パス識別子)のコネクショ
ンを設定することで、伝送路1,2を流れる他のセルの
通信によるセル遅延等影響が出ないようにする。
【0027】クロック発生部5はGPS受信機1からの
UTC時刻Aに同期してシステムクロックを発振する
(S3,S23)。このシステムクロックは、原発振回
路に温度補償回路付き水晶発振器を用いて、PLL回路
等でUPC時刻Aに同期させている。
【0028】また、演算部3はHWY2から入力される
UTC時刻Bと、GPS受信機1からのUTC時刻Aか
ら補正値計算を行い(S4,S24)、その結果の補正
値とその時の伝送路のトラフィック状況とともにメモリ
4に記憶する(S5,S25)。
【0029】BTS1及びBTS2が共にGPSロック
状態を保つ間、演算部は補正値計算結果と伝送路のトラ
フィック状況をメモリ4に記憶し続ける。この補正値
は、定期的に更新する。また、衛星通信による交換機M
CCの環境状態が変化して、伝送路の遅延特性が変化す
る確率が高い場合には、定期時間を短縮して、補正値を
更新する。
【0030】また、BTS1及びBTS2が共にGPS
ロック状態を保つ間、クロック発生部5に対しては、H
WY部2から入力されるUTC時刻Bに対して、補正値
計算結果を得るためにだけ使用される。また、このと
き、UTC時刻AとUTC時刻Bに基づいて補正値で補
正されたUTC時刻Cとは同期的に一致しており、パル
ス発生器5がUTC時刻Aに同期している場合でも、パ
ルス発生器5の入力には伝送路遅延の補正を行ったUT
C時刻Cを供給する。
【0031】ここで、BTS1がGPSアンロック状態
になったとき、アラームを発生し(S6)、BTS2か
らUTC時刻Aを送信されて受信する(S26,S
7)。BTS1のクロック発生部5はGPS受信機1か
らのGPSアンロック信号によりUTC時刻B入力をG
PS受信機1から演算部3に切り替え(S8)、位相ず
れ(同期ずれ)の補正値を計算し(S9)、メモリ4に
補正値を格納し、BTS2から送信された伝送路データ
入出力からのUTC時刻Cに同期したシステムクロック
を発振して出力する(S10)。その後、クロック発生
部5はUTC時刻Cに同期した発振を続ける(S1
1)。この状態は、GPS受信機1がGPSロック状態
となるまで続く。
【0032】図4のタイミングチャートを用いてUTC
時刻Cによるクロック発生部5の動作を説明する。図4
は、GPSロック状態とGPSアンロック状態との状態
図を示している。
【0033】システムクロックf1,f2はUTC時刻
Aのタイミングに同期している。ここで、システムクロ
ックf1は、システムクロックf2を分周したクロック
であり、システム内で適宜に用いられる。このとき、U
TC時刻CはUTC時刻Aに対して、補正値n4秒で補
正されているものとする。
【0034】UTC時刻A受信中は、GPSのロック状
態であり、内部時刻カウンタはUTC時刻Aに同期して
カウントしている。一方、GPSアンロック状態になっ
た場合、UTC時刻Cに同期する動きとなり、クロック
発生部5はUTC時刻Bに補正値を加えたUTC時刻C
に同期して、クロックを発生する。
【0035】このときUTC時刻Cでの内部カウンタの
同期動作は、t1+n4秒時の補正値に応じて、UTC
時刻Aに内部時刻カウンタが同期している時と同じ動き
となる。こうして、クロック位相を保つことが出来る。
なお、図4で、内部カウンタのカウント値は、時刻t
1,t2,t3と表示し、補正値n1,n2,.n5と
補正、更新されている様子を示している。
【0036】図5のシーケンス図を用いて、演算部3の
演算例を示す。
【0037】まず、GPS ALM未発生時、すなわち
通常状態における演算部3の動作を説明する。BTS2
が自らのGPS受信機1からのUTC時刻Aを交換機M
CCを介してBTS1に送信する場合、図5(b)に示
す時刻情報伝送用ATMセルフォーマットにて送信す
る。図5(b)において、ATMヘッダー用に5バイト
領域を当て、次に、a部、b部、c部には、それぞれB
TS2のUTC時刻a、MCC交換機が受信したときの
受信時刻b、交換機MCCが送信した時の送信時刻cが
挿入される。また、時刻cの後段には固定パターンが割
り当てられる。この図5(b)に示すフォーマットで交
換機MCCからBTS1に送信され、BTS1が受信す
る。
【0038】BTS1は時刻a、b、cを得ることによ
り、演算部3にて次の値を得る。
【0039】 BTS2〜交換機MCC間伝送遅延 T1= b−a 交換機MCC内部遅延 T2= c−b MCC〜BTS1間伝送遅延 T3=BTS1がGPS受信機から得た UTC時刻−c BTS2〜BTS1間伝送遅延 T4=BTS1がGPS受信機から得た UTC時刻−a ここで、T4がUTC時刻の補正値となる。
【0040】演算部3にて得られた、T1,T2,T
3,T4は一つの組み合わせとしてメモリ部4に格納さ
れる。
【0041】次に、GPS ALM発生時のGPSアン
ロック状態となったときにおける、演算部3の動作を説
明する。
【0042】GPS ALM未発生時同様、図5に示す
ATMセルフォーマットにてBTS1はBTS2のUT
C時刻、MCC交換機が受信したときの受信時刻、交換
機MCCが送信した時の送信時刻が得たのち、T1、T
2を得るが、GPS ALM発生中の為T4を演算する
ことは出来ない。
【0043】そのため、演算部3は得られたT1,T2
と同じ遅延または近似した遅延の組み合わせをメモリ部
4の内容から選択し、関連付けされている(そのT1、
T2が格納された時に一緒に格納された)T4を得て、
これをUTCの補正値とする。このとき、得られたT4
は交換機MCC〜BTS1間の伝送遅延T3の誤差を含
む値となる。従って、補正値で補正されたUTC時刻C
は次のように得ることができる。
【0044】 UTC時刻C=BTS2のUTC時刻a+T4 この補正値で補正されたUTC時刻Cに従って、以後、
クロック発生部5でUTC時刻Cに同期したクロック信
号を生成し、BTS1内の各部のユニットや制御盤等に
供給される。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、他のBTSからUTC
時刻Aを周期的に受信し、伝送路遅延を補正したUTC
時刻Cにより自走クロックの位相補正を行うので、GP
S受信機が衛星非補足状態(GPSアンロック状態)の
際、従来の水晶発振器の精度に頼る方式に比較して、高
い精度が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基地局間同期機能用のシステム図であ
る。
【図2】本発明の基地局間同期機能を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の基地局間同期機能を示すタイムフロー
チャートである。
【図4】本発明の基地局間同期機能を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】本発明の基地局間及び交換機との同期機能を示
すシーケンス図である。
【符号の説明】
1GPS受信機 2HWY部 3演算部 4メモリ 5 クロック発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局間のクロックの同期を取る
    基地局間同期方法において、 前記各基地局に備えるGPS(位置測定システム)受信
    機がGPS用衛星を捕捉できずにUTC時刻A(国際標
    準時間)にロックしていない状態(以下、GPSアンロ
    ックという)の場合に、前記UTC時刻Aの受信先を前
    記基地局間を接続する伝送路のインターフェースに切り
    替えて他の前記基地局のUTC時刻Bを受信し、前記U
    TC時刻Bに前記UTC時刻AにGPSロックしている
    ときの遅延補正値を加えてUTC時刻Cとして、前記基
    地局間の同期状態を維持し、 前記遅延補正値は、前記UTC時刻A(国際標準時間)
    にロックしているときに、前記伝送路を介して他の前記
    基地局にてロックした前記UTC時刻Bと前記UTC時
    刻Aとの差により演算出力される ことを特徴とする基地
    局間同期方法。
  2. 【請求項2】複数の基地局間のクロックの同期を取る基
    地局間同期装置において、 前記基地局は、GPS(位置測定システム)用衛星から
    UTC時刻A(国際標準時間)を受信するGPS受信機
    と、前記UTC時刻に同期したクロック信号を発生する
    クロック発生器と、前記UTC時刻Aと他の基地局から
    伝送路を介して入力するUTC時刻Bとの遅延時間に応
    じて遅延補正値を演算する演算部と、前記伝送路のトラ
    ヒック状態と前記遅延補正値とを記憶するメモリ部と、
    を備え、前記GPS受信機から前記UTC時刻Aを捕捉
    できないときに、前記UTC時刻Bに前記遅延補正値を
    加えて同期したクロック信号を発生し、 前記遅延補正値は、前記UTC時刻A(国際標準時間)
    にロックしているときに、前記伝送路を介して他の前記
    基地局にてロックした前記UTC時刻Bと前記UTC時
    刻Aとの差により演算出力される ことを特徴とする基地
    局間同期装置。
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