JP4719100B2 - 二重システム型基準周波数信号発生器 - Google Patents

二重システム型基準周波数信号発生器 Download PDF

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Description

この発明は、1PPS信号を含む測位信号を受信して1PPS信号に基づく基準周波数信号を発生する基準周波数発生器、特に、基準周波数信号発生部を複数備え、これらを併用してなる二重システム型基準周波数信号発生器に関するものである。
現在、一般に普及しているデジタル放送や移動体通信では、通信データの多重化技術が用いられており、例えば、時分割多重接続(TDMA)や周波数分割多重接続(FDMA)が存在する。このような多重化されたシステムでは、送信タイミングや周波数の同期のために、全ての装置に共通な基準周波数信号を必要とする。このため、デジタル放送の送信所や移動体電話の基地局では、何らかの故障により基準周波数信号を発生できなくなると、その機能を果たせなくなる。このため、これらの送信所や基地局では、一般的に基準周波数信号発生器を二重システム化している。
特許文献1には、それぞれが個別のGPSアンテナで受信したGPS信号に含まれる1PPS信号に基づいて基準周波数信号を生成する二つユニットを備えた装置が開示されている。この特許文献1の装置では、定常時は運用系ユニットで生成された基準周波数信号が出力されるが、運用系ユニットが故障すると、待機系ユニットで生成された基準周波数信号が出力されるように、切り替わる。
特許文献2には、単一のGPSアンテナで受信して分配されたGPS信号に含まれる1PPS信号に基づいてそれぞれに基準周波数信号を生成する二つユニットを備え、これら二つのユニットを、さらに詳細な衛星電波受信部、基準周波数発生部、出力部でそれぞれ分割されたサブユニットの組み合わせとして備えた装置が開示されている。この特許文献2の装置では、各サブユニットの故障を検出し、現在使用中のサブユニットの故障が検出されれば、このサブユニットを経由しない経路で、GPS信号の受信、基準周波数信号の発生、出力処理を行う。
特許文献3には、それぞれが個別のGPSアンテナで受信したGPS信号の1PPS信号に基づいて基準周波数信号を生成する二つのクロック生成部と、いずれかの出力を選択する選択部と、選択基準を設定する制御部とを備えた装置が開示されている。この特許文献3の装置では、選択基準に準じてより確かな基準周波数信号を生成している側のクロック生成部の基準周波数信号を選択して出力する。
特開平11−298380号公報 特開平11−307972号公報 特開2003−87182公報
前述の送信所や基地局では、何らかの故障により基準周波数信号を生成できないことにより機能上の問題が発生するとともに、急激に基準周波数信号の位相が変化する、すなわち、基準周波数信号が不連続になる場合も、機能上の問題が発生する。
特許文献1および特許文献3に記載の装置のようにそれぞれ別のGPSアンテナで受信した1PPS信号を用いて基準周波数信号を生成している場合、GPS信号の1PPS信号のタイミングジッタ等から、各装置から出力される1PPS信号のタイミング確度はそれぞれ±50nsec.程度である。このため、二台の装置間での1PPS信号のタイミング差が±100nsec.となる。ここで、各装置では、基準周波数信号は1PPS信号にコヒーレントに生成されるが、10MHzの基準周波数信号の場合、波長が100nsec.となるので、1PPS信号のタイミング差が±100nsec.であると、二台の装置から出力される基準周波数信号間の位相差が全く不定要素となってしまう。このため、一方のユニットの故障等により、一方の基準周波数信号から他方の基準周波数信号に切り替えるタイミングで、出力される基準周波数信号が不連続になり、前述の問題が発生する。これを解決する方法として、基準周波数発生器の後段に別途位相調整回路を設けているが、位相調整回路を設けることにより、システムが増大してコストも増加するとともに、位相調整回路を原因とするシステムの信頼性低下が新たに発生する可能性がある。
また、特許文献2に記載の装置では、単一でGPSアンテナで受信したGPS信号を分配器で分配して、分配されたGPS信号の1PPS信号を用いて二つのユニットで基準周波数信号を生成するため、一つしかないGPSアンテナが故障した場合には、基準周波数信号を発生することができない。また、各サブユニットの故障検出を行いながら、基準周波数信号の生成経路を決定するため、処理が煩雑になってしまう。
したがって、この発明の目的は、簡素な構造でありながら切り替え時に基準周波数信号の位相ズレを殆ど生じない二重システム型基準周波数信号発生器を提供することにある。
この発明は、測位信号から測位1PPS信号を抽出し、該測位1PPS信号に基づいて位相制御により基準周波数信号を発生する二つの基準周波数信号発生手段を備え、出力選択された基準周波数信号発生手段を現用基準周波数信号発生手段とし、出力選択されていない基準周波数信号発生手段を予備基準周波数信号発生手段として運用する二重システム型基準周波数信号発生器に関するものである。そして、この発明の二重システム型基準周波数信号発生器の二つの基準周波数信号発生手段は、自身の生成する基準周波数信号に基づいて基準1PPS信号を生成する基準1PPS信号生成手段を備える。現用基準周波数信号発生手段は、今回の測位信号から取得した測位1PPS信号と、自身が前回生成した基準1PPS信号との位相を比較して第1の位相差を出力する第1の位相比較器と、第1の位相差を用いて、自身の前回の基準1PPS信号の位相を今回の測位1PPS信号の位相に近づけるように位相制御して、自身の今回の基準周波数信号を生成する第1のフィルタ手段と、を備える。予備基準周波数信号発生手段は、今回の測位信号から取得した測位1PPS信号と、現用基準周波数信号発生手段が前回生成した基準1PPS信号との位相を比較して第2の位相差を出力する第2の位相比較器と、第2の位相差を用いて、自身の前回の基準1PPS信号の位相を今回の測位1PPS信号の位相に近づけるように位相制御して、自身の今回の基準周波数信号を生成する第2のフィルタ手段と、を備える。
この構成では、二つの基準周波数信号発生手段のうち、現用基準周波数信号発生手段は、測位1PPS信号に基づいてコヒーレントに基準周波数信号と基準1PPS信号とを生成する。一方、予備基準周波数信号発生手段は、現用基準周波数信号発生手段の生成する1PPS信号に基づいてコヒーレントに基準周波数信号と基準1PPS信号とを生成する。
現用基準周波数信号発生手段で生成される基準1PPS信号は、一般に長い時定数を有するフィルタ回路で位相制御して徐々に測位1PPS信号に同期させるようにすることで生成される信号であるので、測位1PPS信号よりもタイムジッタが小さい。予備基準周波数信号発生手段は、このタイムジッタの小さい基準1PPS信号に基づき、現用基準周波数信号発生手段と同様の長い時定数を有するフィルタ回路で位相制御することで基準周波数信号を生成するので、ジッタがより小さくなる。これにより、現用基準周波数信号発生手段の生成する基準周波数信号と予備基準周波数信号発生手段の生成する基準周波数信号との位相差は、常時、殆ど無い状況で維持される。
また、この発明の二重システム型基準周波数信号発生器は、出力切替制御を受け付けると、現用基準周波数信号発生手段で生成される基準周波数信号から、予備基準周波数信号発生手段で生成される基準周波数信号に出力切り替えを行う出力選択手段を備えたことを特徴としている。
この構成では、出力選択手段は、定常時には現用基準周波数信号発生手段で生成される基準周波数信号を出力し、出力切替制御を受け付けると予備基準周波数信号発生手段で生成される基準周波数信号を出力する。これにより、後段のシステム機器側に切り替えスイッチがなくても、各時点で適切な基準周波数信号をシステム機器に与えられる。
また、この発明の二重システム型基準周波数信号発生器の出力選択手段は、二つの基準周波数信号発生手段にそれぞれ個別に備えられていることを特徴としている。
この構成では、定常時、すなわち現用基準周波数信号発生手段に問題がない場合には、現用基準周波数信号発生手段のスイッチをオン状態にし、予備基準周波数信号発生手段のスイッチをオフ状態にする。そして、出力切替制御が入力されると、現用基準周波数信号発生手段のスイッチがオフ状態にされ、予備基準周波数信号発生手段のスイッチがオン状態にされる。これにより、簡素な構造で出力選択手段が構成される。
また、この発明の二重システム型基準周波数信号発生器は、現用基準周波数信号発生手段の動作状態を検出する動作検出手段を備える。動作検出手段は、現用基準周波数信号発生手段の動作状態が異常であると判断すると、予備基準周波数信号発生手段で生成された基準周波数信号を出力する制御を出力選択手段に行う。そして、予備基準周波数信号発生手段は、測位1PPS信号に基づく位相制御に切り替えて基準周波数信号を生成することを特徴としている。
この構成では、現用基準周波数信号発生手段が動作異常であると判断されると、後段に出力する基準周波数信号を、予備基準周波数信号発生手段で生成した基準周波数信号に切り替える。この際、予備基準周波数信号発生手段が生成する基準周波数信号は、現用基準周波数信号発生手段が生成する基準周波数信号と殆ど位相差がないので、切り替え時に後段に出力される基準周波数信号は、従来例のように、位相の連続状態が不定であり大幅に位相が不連続である状態とはならず、安定してほぼ連続した位相で出力される。そして、切り替わり後には、切り替え前の予備基準周波数信号発生手段である切り替え後の現用基準周波数信号発生手段は、徐々に測位1PPS信号に同期するように位相制御されるので、この過程においても位相の不連続は発生しない。これにより、基準周波数信号の出力源が切り替わる際の後段のシステムにおける機能障害の発生を大幅に抑制することができる。
また、この発明の二重システム型基準周波数信号発生器は、二つの基準周波数信号発生手段は互いの動作状態を検知しあう相互検知手段を備える。予備基準周波数信号発生手段は、現用基準周波数発生手段の動作状態が異常であると判断すると、フリーラン動作に切り替えて基準周波数信号を生成し、さらに出力切り替え制御を受け付けると、フリーラン動作による基準周波数信号の生成から測位1PPS信号による基準周波数信号の生成に切り替えることを特徴としている。
この構成では、予備基準周波数信号発生手段が現用基準周波数信号発生手段の動作異常を検出すると、予備基準周波数信号発生手段は、動作異常を生じている現用基準周波数信号発生手段の基準1PPS信号から、外部の基準信号を用いないフリーラン動作により基準周波数信号および1PPS信号を生成する。元々、基準周波数信号発生手段に備えられている発振器は、高精度な周波数信号を発生することができるので、フリーラン動作を行っても、確度はさほど劣化しない。次に、予備基準周波数信号発生手段は、フリーラン動作から測位1PPS信号に基づいて基準周波数信号および基準1PPS信号を生成する動作に自動で切り替える。これにより、基準周波数信号の信頼性を維持した状態で基準周波数信号の出力源の切り替えが行われる。
この発明によれば、現用基準周波数信号発生手段と予備基準周波数信号発生手段とを備える二重システム型基準周波数信号発生器において、現用基準周波数信号発生手段が出力する基準周波数信号と予備基準周波数信号発生手段が生成する基準周波数信号との位相を、常時略一致させることができる。これにより、後段に位相制御手段を別途設ける必要がなく、故障やメンテナンス等で現用基準周波数信号発生手段を停止させて出力基準周波数信号の切り替えを行う場合に、出力される基準周波数信号の位相を殆ど不連続にさせることがない。この結果、この基準周波数信号を利用して動作する後段のシステムで機能障害が発生することを大幅に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る二重システム型基準周波数発生器について、図を参照して説明する。なお、以下の説明では、衛星測位システムとしてGPSシステムを用いた例を示す。
図1は、本実施形態の二重システム型基準周波数信号発生器の主要構成を示すブロック図である。
図2は、図1に示した基準信号発生部1A,1Bの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の二重システム型基準周波数信号発生器は、GPSアンテナ111A,111Bと、各GPSアンテナ111A,111Bにそれぞれ接続して基準周波数信号および基準1PPS信号を生成する基準信号発生部1A,1Bを備える。これら基準信号発生部1A,1Bは、システム機器100のシステム制御部101および信号選択部102に接続している。基準信号発生部1A,1Bで生成された基準周波数信号および基準1PPS信号は信号選択部102に入力され、信号選択部102は、後述する現用機モードの基準信号発生部から入力された基準周波数信号と基準1PPS信号とをシステム制御部101に出力する。基準信号発生部1A,1Bは、システム制御部101に故障検出信号およびロック信号を出力する。
GPSアンテナ111A,111Bは同じ仕様からなり、GPS衛星(図示せず)からのGPS信号を受信する。GPSアンテナ111Aは、受信したGPS信号を基準信号発生部1AのGPS受信機10Aに与え、GPSアンテナ111Bは、受信したGPS信号を基準信号発生部1BのGPS受信機10Bに与える。
基準信号発生部1A,1Bは同じ仕様からなり、それぞれ、GPS受信機10A,10B、第1位相比較器11A,11B、第2位相比較器12A,12B、MPU13A,13B、D/Aコンバータ14A,14B、VCO(電圧制御発振器)15A,15B、DIV(分周器)16A,16Bを備える。これら基準信号発生部1A,1Bが、本発明の「基準周波数信号発生手段」に相当する。基準信号発生部1A,1Bは同じ仕様であるので、以下では、基準信号発生部1A,1Bを構成する各部の説明は、基準信号発生部1Aの各部のみを説明し、基準信号発生部1Bの各部の説明を省略する。
GPS受信機10Aは、GPSアンテナ111Aで受信したGPS信号から、GPS衛星1PPS信号SG1A(本発明の「測位1PPS信号」に相当する。)を抽出して、第1位相比較器11Aに出力する。
第1位相比較器11Aは、前回サイクルの処理により分周器16Aから出力された基準1PPS信号S1PA(Tn−1)の位相と、今回GPS受信機10Aから入力されたGPS衛星1PPS信号SG1A(Tn)の位相とを比較し、位相差情報をMPU13Aに出力する。
第2位相比較器12Aは、前回サイクルの処理により分周器16Aから出力された基準1PPS信号S1PA(Tn−1)の位相と、基準信号発生部1Bから出力される今回の基準1PPS信号S1PB(Tn)の位相とを比較し、位相差情報をMPU13Aに出力する。
MPU13Aは、動作モードに従い、現用機モードであれば第1位相比較器11Aによる位相差情報を選択し、予備機モードであれば第2位相比較器12Aによる位相差情報を選択する。
ここで、動作モードは、現用機モードと予備機モードとからなり、本実施形態の二重システム型基準周波数信号発生器が接続するシステム機器100のシステム制御部101から、動作モード信号SCMとして与えられるものである。現用機モードの場合、MPU13Aは、GPS衛星1PPS信号SG1Aに同期するように動作する。一方、予備機モードの場合、MPU13Aは、現用機モードで動作するもう一方の基準信号発生部1Bから出力される基準1PPS信号S1PBに同期するように動作する。
より具体的に、現用機モードが設定された場合、MPU13Aは、第1位相比較器11Aから入力された位相差情報に基づいて、位相制御値を設定し、今回の基準周波数信号を与える周波数制御データを生成し、D/Aコンバータ14Aに与える。この際、MPU13Aは、冗長な時定数からなるフィルタを構成するアルゴリズムを利用し、入力された位相差情報に基づいて、今回生成する基準周波数信号に基づく基準1PPS信号S1PA(Tn)の位相が、前回の基準1PPS信号S1PA(Tn−1)の位相と比較して非常に緩やかに、今回のGPS衛星1PPS信号SG1A(Tn)に近づくように、周波数制御データを生成する。
一方、予備機モードが設定された場合、MPU13Aは、第2位相比較器12Aから入力された位相差情報に基づいて、位相制御値を設定し、今回の基準周波数信号を与える周波数制御データを生成し、D/Aコンバータ14Aに与える。この際、MPU13Aは、冗長な時定数からなるフィルタを構成するアルゴリズムを利用し、入力された位相差情報に基づいて、今回生成する基準周波数信号に基づく基準1PPS信号S1PA(Tn)の位相が、前回の基準1PPS信号S1PA(Tn−1)の位相と比較して非常に緩やかに、基準信号発生部1Bから出力される今回の基準1PPS信号SG1B(Tn)に近づくように、周波数制御データを生成する。
D/Aコンバータ14Aは、与えられた周波数制御データをアナログ形式の制御電圧信号に変換してVCO15Aに与える。
VCO15Aは、ルビジウム発振器等の、所謂、高精度電圧制御発振器からなり、印加される制御電圧信号に基づいて、例えば10MHzの基準周波数信号SfAを生成し、DIV16Aおよび出力選択部2のスイッチ22に出力する。
DIV16Aは分周器であり、入力された10MHzの基準周波数信号SfAに基づいて、基準1PPS信号S1PAを生成し、第1位相比較器11A、第2位相比較器12Aおよび出力選択部2のスイッチ21に出力する。
基準信号発生部1Bは、前述のように基準信号発生部1Aと同じ仕様であり、現用機モードが設定されていれば、今回生成する基準周波数信号に基づく基準1PPS信号S1PB(Tn)の位相が、前回の基準1PPS信号S1PB(Tn−1)の位相と比較して非常に緩やかに、今回のGPS衛星1PPS信号SG1B(Tn)に近づくように、基準周波数信号SfBおよび基準1PPS信号S1PBを生成する。一方、予備機モードが設定されていれば、今回生成する基準周波数信号に基づく基準1PPS信号S1PB(Tn)の位相が、前回の基準1PPS信号S1PB(Tn−1)の位相と比較して非常に緩やかに、基準信号発生部1Aから出力される今回の基準1PPS信号SG1A(Tn)に近づくように、基準周波数信号SfBおよび基準1PPS信号S1PBを生成する。
このような構成により、基準信号発生部1A,1Bは、目標とする1PPS信号(GPS衛星1PPS信号または基準1PPS信号)にコヒーレントな基準周波数信号と基準1PPS信号とを生成する。
また、基準信号発生部1AのMPU13Aおよび基準信号発生部1BのMPU13Bは、システム機器100のシステム制御部101に対して次に示すデータ通信を行う。
MPU13Aは、自身の位相制御動作状態を含む基準信号発生部1Aの動作状態を検出して動作状態信号SsAを生成するとともに、故障状態を検出すると故障検出信号(アラーム信号)SALAを生成する。また、MPU13Aは取得した位相差情報に基づいて動作可能であることを示すロック信号SLAを生成する。MPU13Aは、故障検出信号SALAおよびロック信号SLAをシステム制御部101に出力する。
MPU13Bは、自身の位相制御動作状態を含む基準信号発生部1Bの動作状態を検出して動作状態信号SsBを生成するとともに、故障状態を検出すると故障検出信号(アラーム信号)SALBを生成する。また、MPU13Bは取得した位相差情報に基づいて動作可能であることを示すロック信号SLBを生成する。MPU13Bは、故障検出信号SALBおよびロック信号SLBをシステム制御部101に出力する。
システム機器100のシステム制御部101は、これら故障検出信号SALA、SALBに基づいて、前述の動作モード信号SCMを生成し、MPU13A,13Bに与える。この際、いずれか一方に対して現用機モードが設定され、他方に対して予備機モードが設定される。これと同時に、システム機器100のシステム制御部101は、故障検出信号SALA、SALBに基づいて、現用機側の基準周波数信号と基準1PPS信号とを選択してシステム機器100に入力させる動作モード信号SCMを、同じシステム機器100内の信号選択部102に与える。
信号選択部102は、基準1PPS信号の出力切り替えを行うスイッチ121と、基準周波数信号の出力切り替えを行うスイッチ122とを、備える。信号選択部102には、システム制御部101からの動作モード信号SCMに従い、二重システム型基準周波数信号発生器の基準信号発生部1Aが現用機モードに設定されている場合に、基準信号発生部1Aからの基準周波数信号SfAを使用基準周波数信号Sfとし、基準信号発生部1Aからの基準1PPS信号S1PAを使用1PPS信号S1PPSとするように、スイッチ121,122を設定する。一方、信号選択部102は、基準信号発生部1Bが現用機モードに設定されている場合に、基準信号発生部1Bからの基準周波数信号SfBを使用基準周波数信号Sfとし、基準信号発生部1Bからの基準1PPS信号S1PBを使用1PPS信号S1PPSとするように、スイッチ121,122を設定する。
次に、このように状況に応じて現用機モードと予備機モードとに切り替わる基準信号発生部1A,1Bの動作シーケンスについて図3を参照して説明する。
図3は、基準信号発生部の動作シーケンスを示すシーケンス図である。なお、以下では、基準信号発生部1A,1Bを代表して基準信号発生部1と記載して説明する。
装置が起動すると、二つの基準信号発生部1は通電され、基準信号発生部1は、自身が設定されている動作モードを検出する(S1)。基準信号発生部1は、自身が現用機モードに設定されていることを検出すると、GPS衛星1PPS信号に対して同期する位相制御を行い、基準周波数信号および基準1PPS信号を生成する(S2)。一方、基準信号発生部1は、自身が予備機モードに設定されていることを検出すると、現用機モードに設定されているもう一方の基準信号発生部1から入力される動作状態信号Ssを解析して、現用機モードの基準信号発生部1が動作異常であるかどうかを検出する(S3)。動作異常がない(正常である)ことを検出すると、予備機モードに設定された基準信号発生部1は、現用機モードの基準信号発生部1からの基準1PPS信号に対して同期する位相制御を行い、基準周波数信号および基準1PPS信号を生成する(S4)。動作異常があることを検出すると、予備機モードに設定された基準信号発生部1は、現用機モードの基準信号発生部1からの基準1PPS信号に対して同期する位相制御を行わず、フリーラン制御を行う(S4’)。すなわち、予備機モードの基準信号発生部1は、現用機モードの基準信号発生部1からの基準1PPS信号を用いることなく自身に備えられたVCO15を動作させて基準周波数信号および基準1PPS信号を生成する。
それぞれの基準信号発生部1は、同期状態範囲内に位相が遷移しているかどうかを検出する(S5)。
具体的には、現用機モードの基準信号発生部1は、入力されるGPS衛星1PPS信号と、生成された基準1PPS信号との位相差が例えば±50nsec.の範囲内に入っているかどうかを判断し、当該位相差範囲内に入っていれば、同期状態であると判定する。
一方、予備機モードの基準信号発生部1は、入力される現用機モードの基準1PPS信号と、生成された基準1PPS信号との位相差が±約10nsec.の範囲内に入っているかどうかを判断し、当該位相差範囲内に入っていれば、同期状態であると判定する。これは、現用機から出力される基準1PPS信号が、冗長な時定数のフィルタ回路を用いて生成されるものであるので、予備機の基準信号発生部13では、入力される基準1PPS信号に対して同期を取り易いためであり、十分に±約10nsec.の範囲内に位相差を納めることができるからである。
基準信号発生部1は、同期状態であると判定すると、ロック信号SLをシステム機器100のシステム制御部101に出力する(S7)。システム機器100は、ロック信号SLの受信を検出すると、自身のシステムを可動させる。
一方、基準信号発生部1は、同期状態でないと判定すると、システム制御部101に対してロック信号SLを送信しないとともに、前述の処理を繰り返す(S6→S1)。
次に、現用機から予備機への切り替え処理を、順を追って説明する。なお、以下の説明では、まず、基準信号発生部1Aが現用機モードで基準信号発生部1Bが予備機モードであり、基準信号発生部1A系列の故障により、基準信号発生部1Bが現用機モードに切り替えられ、基準信号発生部1Aが予備機モードに切り替えられる場合を示す。
まず、基準信号発生部1Aは現用機モードで動作し、GPS衛星1PPS信号SG1Aに準じて10MHzの基準周波数信号SfAと基準1PPS信号S1PAとを生成し、システム機器100の信号選択部102に出力する。信号選択部102は、動作モード信号SCMに応じて、現用機モードである基準信号発生部1Aからの基準周波数信号SfAと基準1PPS信号S1PAとを選択して、使用基準周波数信号Sf、使用1PPS信号S1PPSとして、システム制御部101に出力する。
また、基準信号発生部1Aは、動作状態信号SsAを基準信号発生部1Bに出力し、同期状態であれば、ロック信号SLAをシステム制御部101に出力する。システム制御部101は、このロック信号SLAを受けて、信号選択部102から入力された使用基準周波数信号Sf、使用1PPS信号S1PPSに基づいて稼働する。
一方、基準信号発生部1Bは予備機モードで動作し、現用機モードの基準信号発生部1Aからの基準1PPS信号S1PAに準じて10MHzの基準周波数信号SfBと基準1PPS信号S1PBとを生成し、信号選択部102に出力する。
この際、基準信号発生部1B(1A)は、入力された1PPS信号に対して±10nsec.の誤差範囲内で、基準1PPS信号を生成する。また、各基準信号発生部1B(1A)は、それぞれ基準周波数信号SfB(SfA)と基準1PPS信号S1PB(S1PA)との間に±10nsec.未満の位相誤差を有する。したがって、予備機の基準周波数信号SfBと現用機の基準周波数信号SfAとの位相差が最大30nsec.の誤差範囲内となり、この誤差範囲内で予備機の基準周波数信号SfBと現用機の基準周波数信号SfAとは同期させることとなる。この結果、現用機と予備機とからそれぞれ出力される基準周波数信号間において、従来のように位相差が分からない状態から、本実施形態の構成では、最大でも、10MHzの基準周波数信号の半波長(50nsec.)にも満たない30nsec.の範囲内の位相差しか発生しない。すなわち、従来と比較して大幅に位相ズレ状態を解消することができる。
次に、現用機モードの基準信号発生部1AがVCO15Aの故障やGPS受信機10Aでの受信不良等により故障すると、基準信号発生部1A自身が故障を検出し、システム制御部101に故障検出信号SALAを出力する。この際、予備機モードの基準信号発生部1Bは、基準信号発生部1Aの動作状態信号SsAを解析することで、基準信号発生部1Aの故障を検出する。
システム制御部101は、故障検出信号SALAを取得すると、基準信号発生部1Bを新たな現用機とし、基準信号発生部1Aを予備機として切り替える動作モード信号SCMを基準信号発生部1A,1Bに与える。基準信号発生部1Aは、この動作モード信号SCMに基づいて予備機モードの動作に切り替え、基準信号発生部1Bは、この動作モード信号SCMに基づいて現用機モードの動作に切り替える。すなわち、基準信号発生部1Bは、GPSアンテナ101Bで受信したGPS信号のGPS衛星1PPS信号SG1Bに準じて基準周波数信号SfBと基準1PPS信号S1PBを生成する動作に切り替える。一方、基準信号発生部1Aは、基準信号発生部1Bから出力される基準1PPS信号S1PBに準じて基準周波数信号SfAと基準1PPS信号S1PAを生成する。
この際、システム制御部101は、信号選択部102に対しても、基準信号発生部1Bからの基準周波数信号SfBと基準1PPS信号S1PBを選択する動作モード信号SCMを与える。
信号選択部102は、この動作モード信号SCMに基づいて、基準周波数信号SfBと基準1PPS信号S1PBを出力基準周波数信号Sfとし、基準信号発生部1Bからの基準1PPS信号S1PBを出力1PPS信号S1PPSとするように、スイッチ121,122を設定する。
基準信号発生部1Bは、このような切り替え処理の後に同期状態であることを検出すると、ロック信号SLBをシステム制御部101に出力する。この際、基準信号発生部1Bは、予備機モードで動作している間に、30nsec.の最大位相ズレ範囲内で現用機の基準1PPS信号S1PAに同期していたので、切り替わり直後であっても、現用機側に適用する同期状態の閾値±50nsec.に対して十分な精度が維持される。このため、二重システム型基準周波数信号発生装置としては、ほぼ継続的にシステム制御部101へロック信号を出力し、システム機器100の可動停止を防止することができる。さらに、位相差のばらつきが少ないことにより、切り替わり時におけるシステム機器100に出力される出力基準周波数信号Sfおよび出力1PPS信号S1PPSの位相ズレを従来の位相差が不定な状態から最大30nsec.の範囲内へ抑制することができる。これにより、位相の不連続による切り替わり時の瞬間的なシステムの中断を大幅に抑制することができる。
なお、切り替わった後には、現用機に設定された基準信号発生部1Bは、徐々にGPS衛星1PPS信号S1PBに位相同期するように位相制御しながら基準周波数信号SfB、基準1PPS信号S1PBを生成する。
以上のように、本実施形態の構成および処理を用いることで、簡素な構成でありながら、基準信号発生部の切り替わり時に発生する出力信号の位相の不連続性や、出力の中断を大幅に抑制することができ、高信頼性を有する二重システム型基準周波数信号発生器を実現することができる。
なお、前述の実施形態では、システム機器100で使用する基準周波数信号および基準1PPS信号は、システム機器100内の信号選択部102により選択していたが、図4に示すように、信号選択部2を本発明の二重システム型基準周波数信号発生器内に備えてもよい。
図4は、信号選択部2をも備えた二重システム型基準周波数信号発生器の主要構成を示すブロック図である。
図4に示すように、信号選択部2は、スイッチ21,22を備え、システム制御部101から与えられる前述と同様の動作モード信号SCMに準じて、基準信号発生部1A,1Bから出力される基準周波数信号および基準1PPS信号を選択して、システム機器100に出力する。このような構成とすることで、システム機器100は、入力されるそれぞれ複数の基準周波数信号および基準1PPS信号から適する信号を選択する処理を行う必要が無くなる。
また、このような信号選択部を備える構造として、図5のような構成を用いても良い。
図5は、信号選択部2を備えた他の構成の二重システム型基準周波数信号発生器の主要構成を示すブロック図である。
図5に示す構成は、図2に示した二重システム型基準周波数信号発生器の基準周波数信号出力端および基準1PPS信号出力端にそれぞれスイッチ17A,17Bを備えたものである。
基準信号発生部1A’のVCO15Aから出力される基準周波数信号SfAは、DIV16Aとともに、スイッチ17Aに出力される。また、DIV16Aから出力される基準1PPS信号S1PAは、第1位相比較器11A、第2位相比較器12A、基準信号発生部1B’の第2位相比較器12Bとともに、スイッチ17Aに出力される。MPU13Aは、基準信号発生部1A’が現用機モードであることを検出すると、スイッチ制御信号Sswにてスイッチ17Aをオン状態に制御し、スイッチ17Aは基準周波数信号SfAと基準1PPS信号S1PAとをシステム機器100に出力する。一方、MPU13Aは基準信号発生部1A’が予備機モードであることを検出すると、スイッチ制御信号Sswにてスイッチ17Aをオフ状態に制御し、スイッチ17Aは基準周波数信号SfAと基準1PPS信号S1PAとを遮断する。
基準信号発生部1B’のVCO15Bから出力される基準周波数信号SfBは、DIV16Bとともに、スイッチ17Bに出力される。また、DIV16Bから出力される基準1PPS信号S1PBは、第1位相比較器11B、第2位相比較器12B、基準信号発生部1A’の第2位相比較器12Aとともに、スイッチ17Bに出力される。MPU13B
は基準信号発生部1B’が現用機モードであることを検出すると、スイッチ制御信号Sswにてスイッチ17Bをオン状態に制御し、スイッチ17Bは基準周波数信号SfBと基準1PPS信号S1PBとをシステム機器100に出力する。一方、MPU13Bは基準信号発生部1B’が予備機モードであることを検出すると、スイッチ制御信号Sswにてスイッチ17Bをオフ状態に制御し、スイッチ17Bは基準周波数信号SfBと基準1PPS信号S1PBとを遮断する。このような構成であっても、前述の効果を奏することができる。
また、前述の信号選択部が二重システム型基準周波数信号発生器内に備えられた場合の形態では、出力信号の切り替えをシステム機器100内のシステム制御部101により行う場合を示したが、二重システム型基準周波数信号発生器内にさらに動作検出部を備え、当該動作検出部により、前述のシステム機器100と同様の故障検出、切り替え制御を行わせるようにしてもよい。この場合、図4に示すブロック図では、システム制御部101が動作検出部に置き換わり、少なくとも出力基準周波数信号Sfおよび出力1PPS信号S1PPSをシステム制御部101に出力するようにすればよい。
また、前述の実施形態では、予備機モードの基準信号発生部は、動作状態信号に基づく現用機の動作状態のみで、現用機の基準1PPS信号に対する同期処理を行うかどうかを判定したが、これに加えて、システム機器100からの動作モード信号SCMをも加味して現用機の基準1PPS信号に対する同期処理を行うかどうかを判定しても良い。例えば、動作モードSCMにより指定された基準信号発生部の動作を一時的に停止されるようにしてもよい。
本発明の二重システム型基準周波数信号発生器の主要構成を示すブロック図である。 図1に示した基準信号発生部1A,1Bの構成を示すブロック図である。 図1、図2に示した基準信号発生部の動作シーケンスを示すシーケンス図である。 信号選択部2をも備えた二重システム型基準周波数信号発生器の主要構成を示すブロック図である。 信号選択部2を備えた他の構成の二重システム型基準周波数信号発生器の主要構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1A,1B−基準信号発生部、10A,10B−GPS受信機、11A,11B−第1位相比較器、12A,12B−第2位相比較器、13A,13B−MPU、14A,14B−D/Aコンバータ、15A,15B−VCO、16A,16B−DIV、2,102−信号選択部、21,22,121,122,17A,17B−スイッチ、100−システム機器、101−システム制御部、111A,111B−GPSアンテナ

Claims (5)

  1. 測位信号から測位1PPS信号を抽出し、該測位1PPS信号に基づいて位相制御により基準周波数信号を発生する二つの基準周波数信号発生手段を備え、出力選択された基準周波数信号発生手段を現用基準周波数信号発生手段とし、出力選択されていない基準周波数信号発生手段を予備基準周波数信号発生手段として運用する二重システム型基準周波数信号発生器において、
    前記二つの基準周波数信号発生手段は、自身の生成する基準周波数信号に基づいて基準1PPS信号を生成する基準1PPS信号生成手段を備え、
    前記現用基準周波数信号発生手段は
    今回の測位信号から取得した測位1PPS信号と、自身が前回生成した基準1PPS信号との位相を比較して第1の位相差を出力する第1の位相比較器と、
    前記第1の位相差を用いて、自身の前回の基準1PPS信号の位相を今回の測位1PPS信号の位相に近づけるように位相制御して、自身の今回の基準周波数信号を生成する第1のフィルタ手段と、を備え、
    前記予備基準周波数信号発生手段は、
    今回の測位信号から取得した測位1PPS信号と、前記現用基準周波数信号発生手段が前回生成した基準1PPS信号との位相を比較して第2の位相差を出力する第2の位相比較器と、
    前記第2の位相差を用いて、自身の前回の基準1PPS信号の位相を今回の測位1PPS信号の位相に近づけるように位相制御して、自身の今回の基準周波数信号を生成する第2のフィルタ手段と、を備えた二重システム型基準周波数信号発生器。
  2. 出力切替制御を受け付けると前記現用基準周波数信号発生手段で生成される基準周波数信号から、前記予備基準周波数信号発生手段で生成される基準周波数信号に出力切り替えを行う出力選択手段を備えた請求項1に記載の二重システム型基準周波数信号発生器。
  3. 前記出力選択手段は、前記二つの基準周波数信号発生手段にそれぞれ個別に備えられている請求項2に記載の二重システム型基準周波数信号発生器。
  4. 前記現用基準周波数信号発生手段の動作状態を検出する動作検出手段を備え、
    該動作検出手段は、前記現用基準周波数信号発生手段の動作状態が異常であると判断すると、前記予備基準周波数信号発生手段で生成された基準周波数信号を出力する制御を前記出力選択手段に行い、
    前記予備基準周波数信号発生手段は、前記測位1PPS信号に基づく位相制御に切り替えて基準周波数信号を生成する請求項2または請求項3に記載の二重システム型基準周波数信号発生器。
  5. 前記二つの基準周波数信号発生手段は互いの動作状態を検知しあう相互検知手段を備え、
    前記予備基準周波数信号発生手段は、前記現用基準周波数発生手段の動作状態が異常であると判断すると、フリーラン動作に切り替えて前記基準周波数信号を生成し、さらに出力切り替え制御を受け付けると、フリーラン動作による基準周波数信号の生成から前記測位1PPS信号による基準周波数信号の生成に切り替える請求項1に記載の二重システム型基準周波数信号発生器。
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