JP2005317381A - 発光ユニットおよび照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 屋内や屋外などの一般照明用の光源として長寿命の冷陰極蛍光ランプを用い、このランプと点灯回路装置とを一体ユニット化したもので、長期に亘り交換が不要であるとともに新設や万一の交換などの場合でも作業が容易でメンテナンスにも手間を要しない発光ユニットおよびこの発光ユニットが装着された薄形化にも対応できる照明器具を提供することを目的とする。
【解決手段】 冷陰極蛍光ランプ1Aと、蛍光ランプ1Aに高周波電圧を印加する点灯回路装置2と、蛍光ランプ1Aからの光を透過する透光性部材を少なくとも一部に有し、蛍光ランプ1Aおよび点灯回路装置2を一体的に収容した外囲器3と、外囲器3に設けられ上記点灯回路装置2に電気的に接続された受電部4Aとを備えている発光ユニットU1およびこの発光ユニットU1が装着された照明器具L1である。
【選択図】 図1
【解決手段】 冷陰極蛍光ランプ1Aと、蛍光ランプ1Aに高周波電圧を印加する点灯回路装置2と、蛍光ランプ1Aからの光を透過する透光性部材を少なくとも一部に有し、蛍光ランプ1Aおよび点灯回路装置2を一体的に収容した外囲器3と、外囲器3に設けられ上記点灯回路装置2に電気的に接続された受電部4Aとを備えている発光ユニットU1およびこの発光ユニットU1が装着された照明器具L1である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、冷陰極蛍光ランプを発光源として用いた一般照明用に好適する発光ユニットおよび照明器具に関する。
一般照明用の光源としてランプ効率、寿命や温度上昇などの点に優れているところから蛍光ランプが多用されている。
この蛍光ランプとしては、通常ガラス管バルブの外径が約29mm程度のものが広く普及しているが、近時、光出力の改良やランプ点灯回路の改善などにより、外径を約16〜17mmの細径化したバルブを用いた蛍光ランプが開発されている。(たとえば特許文献1参照)
そして、この蛍光ランプを用いた照明器具の厚さは、バルブの外径が約29mm程度の場合には最も薄くて約70mm程度、外径が約16〜17mm程度の場合には約60mm程度であった。
そして、この蛍光ランプを用いた照明器具の厚さは、バルブの外径が約29mm程度の場合には最も薄くて約70mm程度、外径が約16〜17mm程度の場合には約60mm程度であった。
天井面や壁面などに取り付けられる照明器具は、その厚さ(高さ)が大きいとスペースを多く要したり、天井面と人頭との間隔が接近して人に圧迫感を生じるなどの不具合があった。
そこで、この対応としてガラス管バルブの外径が10mm以下の細径の冷陰極蛍光ランプを光源として用いた照明器具が、器具の薄形化が可能で圧迫感を大幅に和らげられることから開発がすすめられ、たとえば特許文献2や特許文献3に開示されている。
すなわち、特許文献2によればキッチン用の照明器具としてその厚さ(高さ)が45mm以下(好ましくは30mm以下)の薄形化がはかれることが、また、特許文献3にはトイレ用として薄形化、省メンテナンスや眩しさを低減した照明器具が記載されている。
特許第3055769号公報
特開2001−14904号公報
特開2003−297141号公報
この冷陰極蛍光ランプは電極が冷陰極であることとガラス管径が細いバルブであるため、上記照明器具に限らず液晶などのバックライト、OA機器や表示などの光源として用いられているが、通常の蛍光ランプの点灯電圧が最高300V程度であるのに対して400V以上数kVに達するものもあり、また、点灯方式としては40kHz以上の高い周波数で点灯される。
そして、冷陰極蛍光ランプは高電圧と高い周波数で点灯されるため、漏れ電流の影響が現れランプが一様な明るさとならず明るさの分布に偏りを生じたり、器具の点検保守などの際、点灯回路の給電部や出力部などで作業者に感電事故の虞れなどの危険があり、このため照明器具の設計に際しランプや点灯回路部品の配置など高圧配線部分の絶縁距離などを十分考慮する必要があった。特に複数本のランプを近接した状態で点灯する場合には、ランプ相互の干渉による、ランプ毎の発光強度のばらつきが生じることに起因して、照明器具の輝度むらやランプ効率低下の現象が顕著であった。
従来のランプの点灯電圧が300V以下の器具であれば、給電部のみが完全に覆われていれば感電の危険はないが、400V以上となると漏れ電流の影響が無視できない。
上記特許文献2や特許文献3に開示されている照明器具では、壁面などへの取り付けの際やランプの交換時には、本体の前面側に取着された透光性のカバーを外し作業が行われるが、万一、点灯電圧が印加されていると本体内の配線や点灯回路部品などに触れた場合に感電する虞があった。
また、この点灯電圧が印加されているとき、カバーを外すことに連動して点灯回路装置への給電が停止される安全装置を備えた器具も知られているが、このような装置を付加することによって器具が大形複雑化したりコストアップを招くなどの問題があり好ましくなかった。
さらに、蛍光ランプを用いた照明器具では、適材適所に合うとともに多彩なバリエーションによる商品のラインアップの要求が強かった。
本発明は、屋内や屋外などの一般照明用の光源として長寿命の冷陰極蛍光ランプを用い、このランプと点灯回路装置とを一体ユニット化したもので、長期に亘り交換が不要であるとともに新設や交換などの場合でも作業が容易でメンテナンスにも手間を要しなく、また、バリエーションにも富んだ発光ユニットおよびこの発光ユニットが装着された薄形化にも対応できる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発光ユニットは、冷陰極蛍光ランプと、蛍光ランプに高周波電圧を印加する点灯回路装置と、蛍光ランプからの光を透過する透光性部材を少なくとも一部に有し、蛍光ランプおよび点灯回路装置を一体的に収容した外囲器と、外囲器に設けられ上記点灯回路装置に電気的に接続された受電部とを備えていることを特徴としている。
本発明は放電ランプのうちで最も長寿命で、しかもガラス管バルブ径が細くて小形軽量化がはかれる冷陰極蛍光ランプを光源として選び、このランプとランプを点灯させる高電圧、高周波を発生するインバータからなる点灯回路装置とを、少なくともランプの周囲は透光性部材からなる(点灯回路装置は外観上不透光性部材)外囲器内に収容して一体化して発光ユニットを形成したもので、外囲器は通風孔などが形成してあっても差し支えないが開閉不能な構造をしている。
なお、上記外囲器が透光性部材を少なくとも一部にとあるのは、外囲器は全体が透光性部材で形成されていても(この場合は点灯回路装置部は別途不透光性カバー部材で覆うなど審美性を損なわないものとするのが望ましい。)、透光性のランプ収容部と不透光性の点灯回路装置収容部とが材料を変え一体形成されていても、また、別体形成されたランプ収容部と点灯回路装置収容部とを接合などして一体としたものであってもよいが、少なくともランプ収容部の大部分の周囲は透光性であることを要する。
この発光ユニットは、ランプが寿命を迎えた後などは発光ユニットごと交換して内部のランプ単体での交換を行わない新しい発想に基づいたものである。
すなわち、冷陰極蛍光ランプは、一般の蛍光ランプに比べ数倍の寿命があり、ランプの交換回(本)数および交換作業の手間などを勘案するとコストアップになるものではない。
また、この発光ユニットは外囲器および収容する冷陰極蛍光ランプの形状を選ぶことによりバリエーションに富む商品を生み出すことができる。
また、この冷陰極蛍光ランプはインバータを用いた高電圧、高周波による点灯回路装置に接続されているため、ランプ交換時などに点灯電圧が印加されていると本体内の配線や点灯回路部品などに触れた場合に感電する危険があるが、本発明のように外囲器を開閉不能としておくことによって、点灯回路部品に触れることがなく安全性を向上できる。
なお、この外囲器の開閉不能とは、通常の手段では容易に開閉ができないことを指し、締結部を特別な工具を用いれば開閉できるとか、外囲器を破壊することにより内部が触れられるなどの手段は含まないことをいう。
本発明の請求項2に記載の発光ユニットは、上記外囲器内に収容された蛍光ランプおよび点灯回路装置が交換不能であることを特徴としている。
冷陰極蛍光ランプおよび点灯回路装置を収容した外囲器を容易に開放することができずランプや点灯回路装置の交換が行えない発光ユニットである。
本発明の請求項3に記載の発光ユニットは、上記冷陰極蛍光ランプのランプ電圧が400V以上であることを特徴としている。
ランプ電圧が400V以上の高圧で20〜500kHz(通常40〜100kHz)の高い周波数で点灯される冷陰極蛍光ランプおよび点灯回路装置に適用して、上記請求項1または2に記載と同様な作用を奏する。
本発明の請求項4に記載の照明器具は、器具本体と、器具本体に取着されるとともに器具本体の受電部と電気的接続された請求項1ないし3のいずれか一記載の発光ユニットとを具備していることを特徴としている。
上記請求項1ないし3に記載の作用を奏する冷陰極蛍光ランプおよび点灯回路装置を備えた発光ユニットであり、照明器具の取り扱いの安全性の向上がはかれるとともに器具の小形軽量化がはかれる。
請求項1に記載の発明によれば、ランプの交換が必要になったときには、発光ユニットごと新しい発光ユニットと交換するので、交換時に高電圧部に触れるなどのことがなく安全性を高めることができる。
また、この発光ユニットに設けられた冷陰極蛍光ランプは低電力で温度上昇が低いとともに従来の蛍光ランプに比べて数倍の長寿命であり、ランプの交換回(本)数や交換作業などを勘案すれば総コストを低減できる。
また、この発光ユニットは外囲器および収容する冷陰極蛍光ランプの形状を選ぶことによりバリエーションに富む商品を適材適所に提供できる。
また、この発光ユニットは内部の蛍光ランプが細く軽量であるとともにその厚さを20mm程度まで薄くできるので、天井面などに取り付けした場合には圧迫感の低減がはかれるなど種々の利点を有する発光ユニットを提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、冷陰極蛍光ランプおよび点灯回路装置を収容した外囲器を容易に開放することができずランプや点灯回路装置の交換が行えない安全性を高めた発光ユニットを提供できる。
請求項3に記載の発明によれば、ランプ電圧が400V以上の高圧で高周波点灯される冷陰極蛍光ランプおよび点灯回路装置に適用して、上記請求項1または2に記載の効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、上記請求項1ないし3に記載の効果を奏する冷陰極蛍光ランプおよび点灯回路装置を備えているので、安全性の向上がはかれるとともに発光部分の交換も容易な照明器具を提供できる。
本発明の発光ユニットの第1の実施の形態を図1(a)〜(d)および図2を参照して説明する。図1はたとえば定格ランプ電力が異なる各2本のU字形の冷陰極蛍光ランプを備えた平板状の発光ユニットを示し(a)図は正面図、(b)図は側面図、(c)図は上面図、(d)図は底(下)面図、図2は冷陰極蛍光ランプの要部(ガラス管バルブの端部近傍)を拡大して示す縦断面図である。なお、図は模式的に示す概念図であり、寸法関係は実際と対比していない。
図中1A,1Bは定格ランプ電力および外形寸法が異なる複数本ここでは4本の冷陰極蛍光ランプで、いずれのランプ1A,1Bもソーダライムガラス管からなるバルブ11を略U字形に曲成して、図2に示すように両端を閉塞して形成した封着部12を気密貫通したリード線13に円筒状や円柱状をなす冷陰極14が設けられている。
また、上記バルブ11の内面側には3波長発光形の蛍光体を塗布形成した蛍光体膜15が形成してあるとともにバルブ11内には所定量の水銀および所定圧のキセノンXe,ネオンNe、アルゴンArなどの希ガスが封入されている。
因みに、上記冷陰極蛍光ランプ1Aは、定格のランプ電圧が約2000V、ランプ電流が約5mA、寿命が約50,000時間で、バルブ11は管外径が約3.0mm、管内径が約2.4mm、全長が約1000mmであり、また、上記冷陰極蛍光ランプ1Bは、定格のランプ電圧が約1820V、ランプ電流が約5mA、寿命が約50,000時間で、バルブ11は管外径が約3.0mm、管内径が約2.4mm、全長が約900mmの仕様で製作されている。
2は高周波高電圧を発生する点灯回路装置で、トランジスタ、インダクタ、トランスおよびコンデンサなどの部品で構成したインバータからなり、その出力端は上記冷陰極蛍光ランプ1A,1Bのリード線13,…と接続されている。
3は冷陰極蛍光ランプ1A,1Bおよび点灯回路装置2を収容した長方形状の箱型の外周器で、少なくとも冷陰極ランプ1A,1Bが配設される蛍光ランプ室3a部分の点灯回路装置2側を除く5面はアクリルなどの合成樹脂板やガラス板などの透光性材料で形成され、点灯回路装置2が配設される点灯回路装置室3b部分はポリブチレンテレフタレート(PBT)などの不透光性材料で形成されている。
たとえばこの平板状の外周器3は、縦約550mm、(ランプ室3a部分の縦約470mm)、幅約550mm、厚さ約40mmである。
この外周器3内に収容された冷陰極蛍光ランプ1A,1Bは対称的に交差して配設され、その端部が合成樹脂などの電気絶縁性材料で形成した支持部材(図示しない。)により点灯回路装置2とともに保持され外周器3内において移動しないよう固定されている。なお、長尺のバルブ11の場合は、中間部において透明な合成樹脂材料などで形成したサポート部材(図示しない。)によって補強保持がはかられている。
また、外周器3は全体を一体として形成されていても、ランプ室3a部分と点灯回路装置室3b部分とを別体として形成して後、ねじ止めや鋲止めあるいは接着や溶着などの手段で一体的に合体したものであってもよく、この外周器3は蛍光ランプ1A,1Bおよび点灯回路装置2を収容した後、容易に解体できないよう閉塞されている。
4Aは受電部で、上記点灯回路装置2と接続され外周器3の底面側から外部に導出した給電線の先端に接続した差込みプラグなどで形成している。
そして、本発明は上記冷陰極蛍光ランプ1A,1B、点灯回路装置2およびこれらを収容した外周器3ならびに受電部4Aでもって発光ユニットU1を構成している。
この発光ユニットU1は、受電部4Aである差込みプラグを壁面に設けたソケットに差込み電源と接続するとともに冷陰極蛍光ランプ1A,1Bが天井面と平行になるよう天井面に取着する。この接続により点灯回路装置2を介し冷陰極蛍光ランプ1A,1B両端の冷陰極14,14間に高電界(高周波)が加えられると低圧の水銀蒸気中でグロー放電が生起し、この放電により励起された水銀が紫外線を発生し、その紫外線が蛍光体を励起して所定波長の光をバルブ11面から発し、平板状の外囲器3の室部分3aの点灯回路装置2側および天井面側を除く4面の透光面から光放射をすることができ、そのままでも照明器具L1として用いることができる。
また、この発光ユニットU1は内部の蛍光ランプ1A,1Bのバルブ11径が細く軽量であるとともに厚さが約40mmと薄いので、天井面などに取着した場合には圧迫感を低減することができるとともにランプの近傍には導体が存在しないので漏れ電流による損失がなく高効率の発光が行われる。
また、この発光ユニットU1は冷陰極蛍光ランプ1A,1Bが天井面と直交する吊り下げられる方向で取り付けられるようにしてもよく、点灯回路装置2を収容した点灯回路装置室3b側部分を上方として吊り下げればランプ室3a部分の5面の透光面から光放射をすることができる。
この発光ユニットU1に設けられた冷陰極蛍光ランプ1A,1Bはいずれも低電力で温度上昇が低いとともに長寿命である。そして、ランプ1Aまたは1Bが寿命で不点となったときや定格寿命に達したときには、従来のようにランプ1A,1Bの交換をせずに発光ユニットU1を新しい発光ユニットU1と交換する。
すなわち、この発光ユニットU1はランプ1A,1B交換のために、従来のカバー部などに相当する外囲器3の構成の一部を開放せず、点灯中に高電圧がかかる点灯回路の出力部などに触れることがなくなるので安全性を高めることができる。また、蛍光ランプ1A,1Bは、点灯回路装置2とホルダなどを介し一体化することが可能で、ランプ1A,1Bには口金やホルダーが不要で部品点数を減らしコスト低減がはかれる。
因みに、定格寿命が30,000時間の冷陰極蛍光ランプを用いた発光ユニットの場合、1日8時間の点灯を行った場合は約10年間の点灯が可能で、照明器具の寿命が10年ということから、約10年間はランプ交換の必要がなく、10年経過したら新しい発光ユニットに変えればよいメンテナンスを容易化した発光ユニット(照明器具)を提供できる。
図3は本発明の発光ユニットの第2の実施の形態を示し、図(a)は正面図、図(b)は側面図で、図中、図1と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。この発光ユニットU2は、外囲器3の厚さが薄い略正方形状で内部には1本のW形の冷陰極蛍光ランプ1Cが収容されている。
この発光ユニットU2は、点灯回路装置2を収容した室部分3b側の側面に天井面などに設けられた引掛けシーリングと係止するシーリングキャップからなる受電部4Bが設けられていて、天井面や壁面に設けられている引掛けシーリングに直付けすることができ照明器具L2としてもよい。また、外周器3は、ランプ1Cなどを収容した後、ねじ止めや鋲止めあるいは接着や溶着などの手段で容易に解体できないよう閉塞されている。
また、この発光ユニットU2は図4および図5に示すように複数個たとえば4個を略田字形をなすよう配設した照明器具L3として点灯される。この図4は発光ユニットU2、…の装着作業途中の照明器具L3の下面図、図5は完成後の側面図である。
図において5Aは正方形状や円形状をなすここでは長方形状の器具本体で天井7面に取付けられている。この器具本体5Aには、商用電源に接続した4個の引掛けシーリング6,6,…が対称位置に設けられていて、この4個の引掛けシーリング6,6,…に上記発光ユニットU2,…のシーリングキャップからなる受電部4Bを差込み回動することによって保持と電気的接続がなされる取り付けを行うことができる。
この照明器具L3は、商用電源に接続した4個の引掛けシーリング6,6,…を介し各発光ユニットU2,…に給電され、各冷陰極蛍光ランプ1Cが点灯することによって発光ユニットU2,…から光放射される。
そして、この照明器具L3も、発光ユニットU2に設けられた冷陰極蛍光ランプ1Cが寿命で不点となったときや定格寿命に達したときには、発光ユニットU2を外し新しい発光ユニットU2を装着することによって交換ができる。
すなわち、この発光ユニットU2も上記実施の形態と同様に発光ユニットU2の交換でよいので、交換作業が容易で高圧部分に触れることがなく電気的にも安全であるとともに細径のガラス管バルブ11からなる蛍光ランプ1Cを用いているので器具L3の薄形、軽量化がはかれるなどの効果を奏する。
なお、この照明器具L3において、隣接する発光ユニットU2,…は各々が回動に要する間隔を隔て配設され、図4中、右下の一点鎖線で示す発光ユニットU2は引掛けシーリング6にシーリングキャップが合わされた状態で、この発光ユニットU2を矢印時計方向に回動することによって係止と電気的な接続が行われる。また、器具本体5Aに設ける引掛けシーリング6,…の個数、位置、間隔や向きなどにより上記発光ユニットU2の取り付け数や方向を規制できる。
また、上記図4や5に示す照明器具L3など器具本体5Aを介し発光ユニットU2を取り付けるものにおいては、器具本体5A内においては、一次的昇圧手段を、発光ユニット内にインバータからなる点灯回路装置を設けるようにすれば、点灯回路装置の小形軽量化がはかれ、発光ユニットをさらに薄形軽量化をすることができる。
図6は本発明の発光ユニットの第3の実施の形態を示し、図(a)は正面図、図(b)は側面図で、図中、図1〜図5と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
この発光ユニットU3は、外囲器3が正面から見て台形をなすとともに背面が正面より縮小して投影された同形をなし側面が傾斜した厚さの薄い平板状をしていて、内部には1本のU字形の冷陰極蛍光ランプ1Dおよび点灯回路装置2が収容され、外囲器3はこれらを収容した後、ねじ止めや鋲止めあるいは接着や溶着などの手段で容易に解体できないよう閉塞されている。
そして、この発光ユニットU3は、外囲器3の裏面側などに設けた受電部(図示しない。)をコンセントなどと接続して点灯させることができる。また、図7は、上記発光ユニットU3を複数個集積した照明器具L4の斜視図で、図に示すようにこの発光ユニットU3の外囲器3側面の傾斜面を利用して湾曲状に並べたり角錐状に積み上げたりすることにより装飾用やディスプレー用として利用することができる。
図8および図9は本発明の発光ユニットの第4および第5の実施の形態を示す。図8は第4の実施の形態を示す縦断面図、図9は第5の実施の形態を示し、(a)図は正面図、(b)図は底面図で、図中、図1〜図7と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
図に示す発光ユニットU4は、点灯回路装置2が設けられた金属板製の長さが約100cm、幅が約10cm、高さが約20mmの点灯回路装置収容室3bが天井7面にねじ71,71により取り付けられ、この点灯回路装置収容室3bの一端側に蝶番81を介し接続された上記点灯回路装置収容室3bの開口部を覆う大きさで高さが約10mmのアクリル製の散光性のセードからなるランプ収容室3aに全長が約90cm、管径が約2.6mmでランプ電流が約8mA、ランプ電力が約10Wの直管形の冷陰極蛍光ランプ1Eが3本平行配設され、点灯回路装置2と蛍光ランプ1Eとは配線を介し電気的接続がなされている。
そして、この発光ユニットU4は、ランプ収容室3a側を矢印方向に押し上げ点灯回路装置収容室3bと合致した部分を接着剤で接合したり図示のようにねじ82を締めることによって一体化する。なお、このねじ82は、たとえばねじ頭が略Y字状をしていて汎用(−や+)のドライバーなどの工具では取り扱えない、すなわち特殊な工具でしか締緩できない解体が不可能の構造としてある。
この発光ユニットU4は、天井7裏から引き込んだ電源線から点灯回路装置2に給電して両電極間に約1.3kVの電圧が印加されて冷陰極蛍光ランプ1E,…を点灯させることができ照明器具L5ともすることができる。
そして、この発光ユニットU4(照明器具L5)は、冷陰極蛍光ランプ1Eが寿命を迎えたら、天井7面のねじ71,71を外し新しい発光ユニットU4(照明器具L5)と交換すればよく、交換作業者などが発光ユニットU4(照明器具L5)のランプ収容室3aを開けることができず、感電などの危険を回避できる。
図9は本発明の発光ユニットの第5の実施の形態を示し、(a)図は正面図、(b)図は底面図で、図中、図1〜図8と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
この発光ユニットU5は、外囲器3の横断面が正方形などの多角形や円形をなし、ここでは長四角形状で内部には2本のU字形の冷陰極蛍光ランプ1A,1Bが直交して配設されているとともにランプ1A,1Bの上方側の空間の点灯回路装置2を覆って不透明色の隔壁35が設けられ、点灯回路装置2が外から見えないようになっている。
また、外囲器3の上方側面にはシーリングキャップからなる受電部4Bが設けてあり、外周器3は、ランプ1A,1Bなどを収容した後、ねじ止めや鋲止めあるいは接着や溶着などの手段で容易に解体できないよう閉塞されている。
そして、この発光ユニットU5は、上述した第2の実施の形態と同様に単体で天井面や壁面に設けられている引掛けシーリングに直付けすることができるほか図4および図5に示すようなたとえば器具本体5Aに設けられた複数の引掛けシーリング6,6,…にシーリングキャップからなる受電部4Bを差込むことによって保持と電気的接続がなされる取り付けを行うことができる。
なお、この発光ユニットU5の場合、冷陰極蛍光ランプ1A,1Bが垂直に配設されているので器具の薄形化は望めないが、バルブ11が細径化しているとともに温度上昇も従来のランプに比べて低いので小形化が可能であり、また、冷陰極蛍光ランプ1Aや1Bが寿命で不点となったときや定格寿命に達したときには、発光ユニットU5を外し新しい発光ユニットU5を装着することによって容易に、かつ、安全に交換ができる上記実施の形態と同様の照明器具L6とすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば上記冷陰極蛍光ランプのバルブを形成するガラス管の材料は、ソーダライムガラスや鉛ガラスなどの軟質ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノシリケートガラスや石英ガラスなどの硬質ガラスを用いることができる。また、管外径は特に限定されないが10mm以下のものに適用できる。
蛍光ランプを形成するバルブの形状は、直管形、円環形、U字形、C字形やW字形などの屈曲形あるいはこれらの複合形であって、端部の封着部はフレアステム、ボタンステムやビードステムなどを用いバルブを縮径や圧潰することにより閉塞して形成されている。
また、放電用の電極をなす冷陰極は、ニッケルNi、鉄Fe・ニッケルNiごうきん、アルミニウムAl・ジルコニウムZr合金、タングステンW、モリブデンMoなどを主成分とする材料からなり、その形状は板体を平板状や円筒状などの筒状に加工あるいは塊を円柱状や棒状などに加工したものからなり、必要に応じその表面にエミッタ物質(熱電子放射性物質)が塗布されている。
また、バルブ内に封入される放電媒体としての水銀の形態は、液状水銀、アマルガム(合金)や板状体に水銀合金を形成したGEMEDIS(商品名)などが使用できる。
また、希ガスとしては、キセノンXe、ネオンNe、アルゴンArやクリプトンKrなどが単独または混合して、ランプ特性に合わせ、混合比や封入圧を適宜決め封入されている。
また、バルブの表面に形成される蛍光体は、既知の各種のものが使用でき、たとえば3波長発光形の希土類蛍光体やハロリン酸塩蛍光体など、ランプの特性やグレードに応じて任意の蛍光体を選び用いることができる。
また、点灯回路装置は、トランジスタ、インダクタ、トランスおよびコンデンサなどの部品で構成されるインバータからなるが、1本の蛍光ランプに適応したものに限らず、1台のインバータで複数本の蛍光ランプを点灯できるようにしたものであってもよく、この場合は点灯回路装置を小形化できる。
また、冷陰極蛍光ランプおよび点灯回路装置を収容する外囲器は、少なくとも蛍光ランプが対応する部分が透光性のアクリルなどの合成樹脂あるいは軟質や硬質のガラスなどの絶縁性材料で製作されている。
また、外囲器は冷陰極蛍光ランプ収容室および点灯回路装置収容室は同一材料で一体形成されていても、ランプ収容室と点灯回路装置収容室とを別材料で形成した後、一体化されたものであってもよい。また、外囲器は気密性の必要はないがランプおよび点灯回路装置を収容した後は、ねじ止めや鋲止めあるいは接着や溶着など容易に開放できない構造となっていることを要する。
また、上記透光性の外囲器とは、内部の蛍光ランプからの光が損失少なく透過できるもので透明であっても部分的や全体的に拡散や着色などされているものであっても差し支えない。また、点灯回路装置を収容する部分は透明であってもよいが、透明であると雑然と見えるなどの場合は審美性を高めるため不透明材料を用いて形成してもよく、また、この点灯回路装置収容室はランプ収容室内に放熱手段などを考慮して別体のカバー部材などで形成されていてもよい。
また、外囲器内に収容される冷陰極蛍光ランプの本数は1本でも複数本でもよいが、複数本の場合はランプが交差や重合すると外囲器の厚さが厚くなって薄形化が困難になる場合がある。
また、外囲器および収容する冷陰極蛍光ランプの形状を選ぶことによりバリエーションに富む発光ユニットや照明器具を適材適所に提供できる。
さら、本発明の発光ユニットおよび照明器具は図に示すものに限らず、収容する蛍光ランプの種類、形状や本数あるいは用途などに応じその形状、形態や構造などを提供できる。
また、外囲器の外部に設けられる受電部は。差込みプラグ、シーリングキャップに限らず、係止および電気的接続がなされるライティングレールなどであっても差し支えない。
また、器具としてはランプが同一平面状に配設されている場合は、最小20mm程度まで薄く小形軽量化がはかれるとともに長寿命化したランプが用いられるので、住宅や事務所などの屋内外の天井直付形、吊下形または壁面取付形などあるいはランプ交換に多くの手間や危険を伴う高所取付けの器具などに好適する。さらに、器具本体に反射体を設けるなどのことは構わない。
U1〜U5:発光ユニット、 L1〜L4:照明器具、 1A〜1D:冷陰極蛍光ランプ、 2:点灯回路装置、 3:外囲器、 4A,4B:受電部、 5A,5B:器具本体、
Claims (4)
- 冷陰極蛍光ランプと;
蛍光ランプに高周波電圧を印加する点灯回路装置と;
蛍光ランプからの光を透過する透光性部材を少なくとも一部に有し、蛍光ランプおよび点灯回路装置を一体的に収容した外囲器と;
外囲器に設けられ上記点灯回路装置に電気的に接続された受電部と;
を備えていることを特徴とする発光ユニット。 - 上記外囲器内に収容された蛍光ランプおよび点灯回路装置が交換不能であることを特徴とする請求項1記載の発光ユニット。
- 上記冷陰極蛍光ランプは、ランプ電圧が400V以上であることを特徴とする請求項1記載の発光ユニット。
- 器具本体と;
器具本体に取着されるとともにこの器具本体の受電部と電気的接続された請求項1ないし3のいずれか一記載の発光ユニットと;
を具備していることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004134368A JP2005317381A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 発光ユニットおよび照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004134368A JP2005317381A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 発光ユニットおよび照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005317381A true JP2005317381A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35444570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004134368A Pending JP2005317381A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 発光ユニットおよび照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005317381A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010244835A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Nippon Glasstronics Co Ltd | 照明ランプ装置 |
-
2004
- 2004-04-28 JP JP2004134368A patent/JP2005317381A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010244835A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Nippon Glasstronics Co Ltd | 照明ランプ装置 |
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