JP2005314083A - エレベーター用遠隔監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベーター用遠隔監視装置と監視センター間の通信手段に、PHSを使用しているエレベーター用遠隔監視システムにおいて、遠隔監視用PHS端末の電波状況の時間による変化の測定、結果表示を行うことができるエレベーター用遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】遠隔監視用PHS端末6に、電波測定モード、測定結果表示モードの設定を行う機能を搭載し、PHS、かご内行き先階登録釦2、乗り場呼び釦3、携帯端末8、パソコン12からモード設定を行い電波強度の測定を一定周期で行い、測定結果をエレベーター運転状態表示機7に表示、もしくは携帯端末8、パソコン12による読出しを行い電波状況を確認することができる機能を有する構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】遠隔監視用PHS端末6に、電波測定モード、測定結果表示モードの設定を行う機能を搭載し、PHS、かご内行き先階登録釦2、乗り場呼び釦3、携帯端末8、パソコン12からモード設定を行い電波強度の測定を一定周期で行い、測定結果をエレベーター運転状態表示機7に表示、もしくは携帯端末8、パソコン12による読出しを行い電波状況を確認することができる機能を有する構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明はエレベーター用遠隔監視システムに関する。
エレベーターの遠隔監視を実施するにあたり、エレベーター用遠隔監視装置と監視センター間の通信手段は、一般的な有線方式と比べ設置作業が容易であり、基本料金が安価であるという理由から、PHSを使用する方式の需要が増加している(特許文献1参照)。
特開2003−34472(段落0007〜0013、図1、2)
しかしながら、前記従来技術においては設置場所周辺におけるPHSの使用状況やノイズの影響等によりPHSの電波状況は時間帯によって変化するため、遠隔監視用PHS端末を設置した時は電波状態が良好でも、電波状態が悪く、通信不可となる時間が存在する恐れがあるという問題点があった。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みなされたもので、エレベーター用遠隔監視装置と監視センター間の通信手段に、PHSを使用するエレベーター用遠隔監視システムにおいて、常に通信可能な電波状態であるかを確認するために、一定の周期で電波強度を測定し、測定結果を記憶部に蓄積し、測定結果を出力する機能を有する遠隔監視用PHS端末を使用することを特徴としたエレベーター用遠隔監視システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1の発明に係るエレベーター用遠隔監視システムは、各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置及び前記遠隔監視端末と前記監視センター間の通信を行うための遠隔監視用PHS端末により構成されるエレベーターにおいて、前記遠隔監視用PHS端末に対して、他のPHSよりサブアドレスにより、一定周期で電波強度の測定を行う電波測定モードをセットし、前記遠隔監視用PHS端末内に設置された記憶部に測定結果を記録するようにした。また結果の読出しも同様に、前記遠隔監視用PHS端末に対して、他のPHSよりサブアドレス機能により、測定結果表示モードをセットし、乗り場に設置されたエレベーター運転状態表示機に前記遠隔監視用PHS端末内の記憶部に記録された測定結果を表示するようにした。
請求項2の発明に係るエレベーター用遠隔監視システムは、各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置及び前記遠隔監視端末と前記監視センター間の通信を行うための遠隔監視用PHS端末により構成されるエレベーターにおいて、前記遠隔監視用PHS端末に対して、乗り場呼び登録装置に設置されたホール釦の特別な押下方法により、一定周期で電波強度の測定を行う電波測定モードをセットし、前記遠隔監視用PHS端末内に設置された記憶部に測定結果を記録するようにした。また結果の読出しも同様に、前記遠隔監視用PHS端末に対して、乗り場呼び登録装置に設置されたホール釦の特別な押下方法により、測定結果表示モードをセットし、乗り場に設置されたエレベーター運転状態表示機に前記遠隔監視用PHS端末内の記憶部に記録された測定結果を表示するようにした。
請求項3の発明に係るエレベーター用遠隔監視システムは、各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置及び前記遠隔監視端末と前記監視センター間の通信を行うための遠隔監視用PHS端末により構成されるエレベーターにおいて、前記遠隔監視PHS端末に対して、エレベーターかご内行き先階登録装置に設置された行き先階登録釦の特別な押下方法により、一定周期で電波強度の測定を行う電波測定モードをセットし、前記遠隔監視用PHS端末内に設置された記憶部に測定結果を記録するようにした。また結果の読出しも同様に、前記遠隔監視用PHS端末に対して、エレベーターかご内行き先階登録装置に設置された行き先階登録釦の特別な押下方法により、測定結果表示モードをセットし、乗り場に設置されたエレベーター運転状態表示機に前記遠隔監視用PHS端末内の記憶部に記録された測定結果を表示するようにした。
請求項4の発明に係るエレベーター用遠隔監視システムは、各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置及び前記遠隔監視端末と前記監視センター間の通信を行うための遠隔監視用PHS端末により構成されるエレベーターにおいて、前記遠隔監視用PHS端末に対して、携帯端末装置より遠隔監視装置経由で、一定周期で電波強度の測定を行う電波測定モードをセットし、前記遠隔監視用PHS端末内に設置された記憶部に測定結果を記録、及び前記遠隔監視端末にも測定結果を送信し、前記遠隔監視端末内の記憶部に記録するようにした。また結果の読出しは、前記携帯端末装置より、遠隔監視装置内の記憶部に記録された測定結果を読み出せるようにした。
請求項5の発明に係るエレベーター用遠隔監視システムは、各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置及び前記遠隔監視端末と前記監視センター間の通信を行うための遠隔監視用PHS端末により構成されるエレベーターにおいて、前記遠隔監視用PHS端末に対して、遠隔地に設置されたパソコンより電話回線、遠隔監視装置経由で、一定周期で電波強度の測定を行う電波測定モードをセットし、前記遠隔監視用PHS端末内に設置された記憶部に測定結果を記録、及び前記遠隔監視端末にも測定結果を送信し、前記遠隔監視端末内の記憶部に記録するようにした。また結果の読出しは、前記パソコンより電話回線経由で、遠隔監視装置内の記憶部に記録された測定結果を読み出せるようにした。またセンター装置にて定期的に測定結果を読み出すことにより、通信に最適な時間を算出できるようにした。
請求項1の発明によれば、遠隔監視用PHS端末に対して、汎用的な装置であるPHSからのサブアドレス機能により電波測定モードに設定することができる。また遠隔監視端末を必要としないため、遠隔監視端末装置の設置を行う前に電波状態を確認することができる。
請求項2の発明によれば、遠隔監視用PHS端末に対して、乗り場に設置されている呼び釦により電波測定モードに設定することができるため、別途特別な装置を必要せず、電波状態を確認することができる。
請求項3の発明によれば、遠隔監視用PHS端末に対して、かご内に設置されている行き先階指定釦により電波測定モードに設定することができるため、別途特別な装置を必要とせず、電波状態を確認することができる。
請求項4の発明によれば、遠隔監視用PHS端末に対して、現地にて携帯端末により遠隔監視端末経由にて電波測定モードを設定し、現地にて測定結果を携帯端末に保存することができる。
請求項5の発明によれば、遠隔監視用PHS端末に対して、遠隔地に設置したパソコンにより遠隔監視端末経由にて電波測定モードの設定、測定結果の読出しを行うことにより、現地に行かなくても遠隔にて電波状況を確認することができる。
請求項6の発明によれば、遠隔監視端末内に記録された電波強度測定結果を監視センターにより読出し解析することにより、最適な通信の時間帯を算出することができ、通信エラーの低減を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の一実施形態を示している。
ただし、図1は本発明の一実施形態を示すエレベーター用遠隔監視システムの構成図、図2は本発明の一実施形態を示すエレベーター用遠隔監視システムの接続系統図である。
まず、図1を参照して本実施形態に係るエレベーター用遠隔監視システムの基本的な構成を説明する。図1において、1はエレベーターの乗りかご、2はかご内に設けられたエレベーター行き先階登録装置、3は乗り場に設けられた乗り場呼び登録装置、4はエレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置、5はエレベーター制御装置4と接続されエレベーターの状態を監視する遠隔監視装置、6は遠隔監視装置と12の監視センター間の通信を行うための遠隔監視用PHS端末である。6の遠隔監視用PHS端末は、本実施形態においては乗り場呼び登録装置3内に設置としたが、乗り場に設置された他の機器内に納める構成としても良い。もしくは機械室があるエレベーターの場合は機械室内に納める構成としても良い。8は6の遠隔監視用PHS端末に電波測定モードを設定、電波測定結果の読出しを行うための携帯端末装置、9も同様に遠隔監視用PHS端末に電波測定モードを設定、電波測定結果の表示要求を行うためのPHSである。10はPHS基地局、11は公衆網、12は5の遠隔監視装置との通信を行う遠隔監視センター装置、13は6の遠隔監視用PHS端末に電波測定モードを設定、電波測定結果の読出しを行うためのパソコンである。
次に、図2を参照して本実施形態に係るエレベーター用遠隔監視システムの接続系統を説明する。図2において、PHS9と遠隔監視用PHS端末6は無線通信により接続される。かご内行き先階登録装置2の行き先階登録釦及び乗り場呼び登録装置3呼び釦の信号は、エレベーター制御装置4に入力される。またエレベーター制御装置4よりエレベーター遠隔監視装置5に対しては、電波測定モードの設定要求、測定結果表示モードの設定要求が送信される。携帯端末装置8はエレベーター遠隔監視装置5に直接接続され、パソコン10は電話回線経由で遠隔監視装置5に接続されて、電波測定モードの設定要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5内に記録された測定結果の読出し要求を行う。エレベーター遠隔監視装置5から遠隔監視用PHS端末6に対しては、電波測定モード、測定結果表示モードの設定要求が送信され、遠隔監視用PHS端末6からエレベーター遠隔監視装置5に対しては、測定を実施する毎に測定結果が送信される。遠隔監視用PHS端末6からエレベーター運転状態表示機7へは、測定結果が送信される。
以下、図1及び図2を併用して、本発明における第一の実施形態を説明する。
いま、遠隔監視用PHS端末6が設置されている状況の電波状況を測定するために、保守員が携帯するPHS9より遠隔監視用PHS端末6に対して電話をかけ、遠隔監視用PHS端末6は通信部16aにより無線通信を行い、サブアドレス機能により電波測定モードに設定する。電波測定モードの設定においては、測定周期の設定も行う。遠隔監視用PHS端末6は設定された周期に達すると、電波強度の測定を行い、記憶部6cに測定結果を記録する。またエレベーター遠隔監視装置5との通信が確立している場合は、エレベーター遠隔監視装置5に対しても測定結果を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は受信した計測結果を記憶部5eに記録する。測定結果の表示を行う場合は、PHS9より遠隔監視用PHS端末6に対して電話をかけ、遠隔監視用PHS6は通信部16aにより無線通信を行い、サブアドレス機能により測定結果表示モードに設定する。測定結果表示モードに設定された遠隔監視用PHS端末6は、記憶部6cに記録された測定結果のデータをエレベーター運転状態表示機7に送信し、エレベーター運転状態表示機7は受信した計測結果を表示する。また電波測定モードの解除、及び計測結果表示モードの解除も、設定時と同様にPHS9より遠隔監視用PHS端末6に対して電話をかけ、遠隔監視用PHS端末6は通信部16aにより無線通信を行い、サブアドレス機能により行う。
このようにして、本発明における第一の実施形態のエレベーター用遠隔監視システムによれば、遠隔監視用PHS端末に対して電波測定モードを設定する際に測定周期も設定できることにより、測定周期を短い時間に設定した場合、おおよその通信可能エリアか確認することができ、その後測定周期を例えば一時間周期として設定し、後日読み出すことにより、一日における電波強度を確認することができ、通信不可となる時間帯がないかの確認を行うことができる。またモードの設定は汎用のPHSを使用できるため、特別な機器を準備する必要もない。さらに遠隔監視装置を経由しないために、遠隔監視装置を取り付ける前にも電波状況を確認することができる。
次に、本発明における第二の実施形態を説明する。
遠隔監視用PHS端末6が設置されている状況の電波状況を測定するために、乗り場に設置された乗り場呼び登録装置3の呼び釦を特殊な方法で押下し、エレベーター制御盤4がその押下の方法を検出して、エレベーター遠隔監視装置5の通信部15aに対して電波測定モード設定要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード設定要求を送信する。電波測定モードの設定においては、測定周期の設定も行う。遠隔監視用PHS端末6は設定された周期に達すると、電波強度の測定を行い、記憶部6cに測定結果を記録する。またエレベーター遠隔監視装置5に対しても測定結果を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は受信した計測結果を記憶部5eに記録する。測定結果の表示を行う場合は、乗り場に設置された乗り場呼び登録装置3の呼び釦を特殊な方法で押下し、エレベーター制御盤4がその押下の方法を検出して、エレベーター遠隔監視装置5の通信部15aに対して電波測定モード設定要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して測定結果表示モード設定要求を送信する。測定結果表示モードに設定された遠隔監視用PHS端末6は、記憶部6cに記録された測定結果のデータをエレベーター運転状態表示機7に送信し、エレベーター運転状態表示機7は受信した測定結果を表示する。また電波測定モードの解除、及び測定結果表示モードの解除も、設定時と同様に乗り場に設置された乗り場呼び登録装置3の呼び釦を特殊な方法で押下し、エレベーター制御盤4がその押下の方法を検出して、エレベーター遠隔監視装置5の通信部15aに対してモード解除要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード解除要求・測定結果表示モード解除要求を送信する。
このようにして、本発明における第二の実施形態のエレベーター用遠隔監視システムによれば、遠隔監視用PHS端末に対して電波測定モードを設定する際に測定周期も設定できることにより、測定周期を短い時間に設定した場合、おおよその通信可能エリアか確認することができ、その後測定周期を例えば一時間周期として設定し、後日読み出すことにより、一日における電波強度を確認することができ、通信不可となる時間帯がないかの確認を行うことができる。またモードの設定は乗り場に設置された呼び釦で行うことができるため、別途機器を準備する必要もない。
次に、本発明における第三の実施形態を説明する。
遠隔監視用PHS端末6が設置されている状況の電波状況を測定するために、かご1内に設置されたエレベーターかご内行き先階登録装置2の行き先階登録釦を特殊な方法で押下し、エレベーター制御盤4がその押下の方法を検出して、エレベーター遠隔監視装置5の通信部15aに対して電波測定モード設定要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード設定要求を送信する。電波測定モードの設定においては、測定周期の設定も行う。遠隔監視用PHS端末6は設定された周期に達すると、電波強度の測定を行い、記憶部6cに測定結果を記録する。またエレベーター遠隔監視装置5に対しても測定結果を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は受信した測定結果を記憶部5eに記録する。測定結果の表示を行う場合は、かご1内に設置されたエレベーターかご内行き先階登録装置2の行き先階登録釦を特殊な方法で押下し、エレベーター制御盤4がその押下の方法を検出して、エレベーター遠隔監視装置5の通信部15aに対して電波測定モード設定要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して測定結果表示モード設定要求を送信する。測定結果表示モードに設定された遠隔監視用PHS端末6は、記憶部6cに記録された測定結果のデータをエレベーター運転状態表示機7に送信し、エレベーター運転状態表示機7は受信した計測結果を表示する。また電波測定モードの解除、及び測定結果表示モードの解除も、設定時と同様にかご1内に設置されたエレベーターかご内行き先階登録装置2の行き先階登録釦を特殊な方法で押下し、エレベーター制御盤4がその押下の方法を検出して、エレベーター遠隔監視装置5の通信部15aに対してモード解除要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード解除要求、測定結果表示モード解除要求を送信する。
このようにして、本発明における第三の実施形態のエレベーター用遠隔監視システムによれば、遠隔監視用PHS端末に対して電波測定モードを設定する際に測定周期も設定できることにより、測定周期を短い時間に設定した場合、おおよその通信可能エリアか確認することができ、その後測定周期を例えば一時間周期として設定し、後日読み出すことにより、一日における電波強度を確認することができ、通信不可となる時間帯がないかの確認を行うことができる。またモードの設定はかご内に設置された行き先階登録釦で行うことができるため、別途機器を準備する必要もない。
次に、本発明における第四の実施形態を説明する。
遠隔監視用PHS端末6が設置されている状況の電波状況を測定するために、保守員が携帯する携帯端末装置8をエレベーター遠隔監視装置5に接続し、携帯端末装置8はエレベーター遠隔監視装置5の通信部35aに対して電波測定モード設定要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード設定要求を送信する。電波測定モードの設定においては、測定周期の設定も行う。遠隔監視用PHS端末6は設定された周期に達すると、電波強度の測定を行い、記憶部6cに測定結果を記録する。またエレベーター遠隔監視装置5に対しても測定結果を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は受信した計測結果を記憶部5eに記録する。測定結果の読出しを行う場合は、携帯端末装置8をエレベーター遠隔監視装置5に接続して、計測結果読み出し要求を送信することにより、エレベーター遠隔監視装置5は、記憶部5eに記録されている計測結果データを携帯端末装置8に対して送信する。また電波測定モードの解除も、設定時と同様に携帯端末装置8をエレベーター遠隔監視装置5に接続し、携帯端末装置8はエレベーター遠隔監視装置5の通信部35cに対して電波測定モード解除要求を送信して、エレベーター遠隔監視装置5は遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード解除要求を送信する。
このようにして、本発明における第四の実施形態のエレベーター用遠隔監視システムによれば、遠隔監視用PHS端末に対して電波測定モードを設定する際に測定周期も設定できることにより、測定周期を短い時間に設定した場合、おおよその通信可能エリアか確認することができ、その後測定周期を例えば一時間周期として設定し、後日読み出すことにより、一日における電波強度を確認するとこができ、通信不可となる時間帯がないかの確認を行うことができる。また計測結果データを携帯端末で読出し保存することできるため、後日計測データの解析を行うことができる。
次に、本発明における第五の実施形態を説明する。
遠隔監視用PHS端末6が設置されている状況の電波状況を測定するために、遠隔地に設置されたパソコン13を公衆網11、PHS基地局10、遠隔監視用PHS端末6を介してエレベーター遠隔監視装置5に接続し、エレベーター遠隔監視装置5の通信部25bに対して電波測定モード設定要求を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード設定要求を送信する。電波測定モードの設定においては、測定周期の設定も行う。遠隔監視用PHS端末6は設定された周期に達すると、電波強度の測定を行い、記憶部6cに測定結果を記録する。またエレベーター遠隔監視装置5に対しても測定結果を送信し、エレベーター遠隔監視装置5は受信した測定結果を記憶部5eに記録する。測定結果の読出しを行う場合は、遠隔地に設置されたパソコン13を公衆網11、PHS基地局10、遠隔監視用PHS端末6を介してエレベーター遠隔監視装置5に接続し、計測結果読み出し要求を送信することにより、エレベーター遠隔監視装置5は、記憶部5eに記録されている計測結果データをパソコン13に対して送信する。また電波測定モードの解除も、設定時と同様にパソコン13を公衆網11、PHS基地局10、遠隔監視用PHS端末6を介してエレベーター遠隔監視装置5に接続し、パソコン13はエレベーター遠隔監視装置5の通信部25bに対して電波測定モード解除要求を送信して、エレベーター遠隔監視装置5は、遠隔監視用PHS端末6の通信部26bに対して電波測定モード解除要求を送信する。またエレベーター遠隔監視5の記憶部5eに記録された測定結果データを、センター装置12にて定期的に読み出すことにより、通信に最適な時間帯を検出する。
このようにして、本発明における第五の実施形態のエレベーター用遠隔監視システムによれば、遠隔監視用PHS端末に対して電波測定モードを設定する際に測定周期も設定できることにより、測定周期を短い時間に設定した場合、おおよその通信可能エリアか確認することができ、その後測定周期を例えば一時間周期として設定し、後日読み出すことにより、一日における電波強度を確認することができ、通信不可となる時間帯がないかの確認を行うことができる。また計測結果データを遠隔地より読出しすることができるため現地に行かずに電波状況の確認をすることができる。またセンター装置にて電波状態の良好な時間帯を解析して通信を行うことにより、通信エラーの発生率を低減し、回線使用料を低減させることができる。
1 かご
2 エレベーターかご内行き先階登録装置
3 乗り場呼び登録装置
4 エレベーター制御装置
5 エレベーター遠隔監視装置
5a 遠隔監視装置通信部1
5b 遠隔監視装置通信部2
5c 遠隔監視装置通信部3
5d 遠隔監視装置通信部4
5e 遠隔監視装置記憶部
6 遠隔監視用PHS端末
6a PHS端末通信部1
6b PHS端末通信部2
6c PHS端末通信部3
6d PHS端末通信部4
6e PHS端末記憶部
7 エレベーター運転状態表示機
8 携帯端末装置
9 PHS
10 PHS基地局
11 公衆網
12 パソコン
13 遠隔監視センター装置
2 エレベーターかご内行き先階登録装置
3 乗り場呼び登録装置
4 エレベーター制御装置
5 エレベーター遠隔監視装置
5a 遠隔監視装置通信部1
5b 遠隔監視装置通信部2
5c 遠隔監視装置通信部3
5d 遠隔監視装置通信部4
5e 遠隔監視装置記憶部
6 遠隔監視用PHS端末
6a PHS端末通信部1
6b PHS端末通信部2
6c PHS端末通信部3
6d PHS端末通信部4
6e PHS端末記憶部
7 エレベーター運転状態表示機
8 携帯端末装置
9 PHS
10 PHS基地局
11 公衆網
12 パソコン
13 遠隔監視センター装置
Claims (6)
- 各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置、およびかご内に設置された行き先階登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、遠隔監視用PHS端末により、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置で構成されるエレベーターにおいて、電波強度測定機能、測定結果出力機能を有した前記遠隔監視用PHS端末に対して、電波強度測定モード設定、測定結果出力モード設定をPHSのサブコマンド機能により行うことを特徴としたエレベーター用遠隔監視システム。
- 各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置、およびかご内に設置された行き先階登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、遠隔監視用PHS端末により、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置で構成されるエレベーターにおいて、電波強度測定機能、測定結果出力機能を有した前記遠隔監視用PHS端末に対して、電波強度測定モード設定、測定結果出力モード設定を乗り場の呼び釦の特別な押下方法により行うことを特徴としたエレベーター用遠隔監視システム。
- 各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置、およびかご内に設置された行き先階登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、遠隔監視用PHS端末により、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置で構成されるエレベーターにおいて、電波強度測定機能、測定結果出力機能を有した前記遠隔監視用PHS端末に対して、電波強度測定モード設定、測定結果出力モード設定をかご内の行き先階登録釦の特別な押下方法により行うことを特徴としたエレベーター用遠隔監視システム。
- 各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置、およびかご内に設置された行き先階登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、前記乗り場呼び登録装置内に設置された遠隔監視用PHS端末により、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置で構成されるエレベーターにおいて、電波強度測定機能、測定結果出力機能を有した前記遠隔監視用PHS端末に対して、電波強度測定モードの設定を携帯端末により行い、遠隔監視装置内に記録された測定結果を携帯端末より読み出せることを特徴としたエレベーター用遠隔監視システム。
- 各階床の乗り場に設置された乗り場呼び登録装置、およびかご内に設置された行き先階登録装置により、エレベーターかごを運転させるエレベーター制御装置と、前記乗り場呼び登録装置内に設置された遠隔監視用PHS端末により、エレベーターの状態監視情報を監視センターへ送受信する遠隔監視装置で構成されるエレベーターにおいて、電波強度測定機能、測定結果出力機能を有した前記遠隔監視用PHS端末に対して、電波強度測定モードの設定を遠隔地に設置されたパソコンにより行い、遠隔監視装置内に記録された測定結果を遠隔地に設置されたパソコンより読み出せることを特徴としたエレベーター用遠隔監視システム。
- 請求項2の構成において、遠隔監視端末内に記録された電波強度測定結果を電話回線で接続された監視センターより定期的に読出し、解析した通信に最適な時間帯に通信を行うことを特徴としたエレベーター用遠隔監視システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004136060A JP2005314083A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | エレベーター用遠隔監視システム |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016046743A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 株式会社日立ビルシステム | 無線通信装置の通信状態確認装置 |
CN110065869A (zh) * | 2019-06-04 | 2019-07-30 | 上海海翔电气技术有限公司 | 一种用于电梯物联网应急装置的远程监控系统 |
JP2021046327A (ja) * | 2020-12-25 | 2021-03-25 | フジテック株式会社 | エレベータの遠隔監視システム、及び、遠隔監視システムで用いられる汎用無線端末 |
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2004
- 2004-04-30 JP JP2004136060A patent/JP2005314083A/ja active Pending
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