JP2006001737A - エスカレーターの遠隔監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に設置でき、且つ、良好な通信状態を確保することのできるエスカレーターの遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】公衆無線通信網を用いてエスカレーター4の遠隔監視・診断を行うエスカレーターの遠隔監視システムにおいて、前記公衆無線通信網に前記遠隔監視システムを接続する無線通信機のアンテナ1を、エスカレーター乗り口の床板4bに設置した構成。
【選択図】図1
【解決手段】公衆無線通信網を用いてエスカレーター4の遠隔監視・診断を行うエスカレーターの遠隔監視システムにおいて、前記公衆無線通信網に前記遠隔監視システムを接続する無線通信機のアンテナ1を、エスカレーター乗り口の床板4bに設置した構成。
【選択図】図1
Description
本発明は、公衆無線通信網を用いてエスカレーターを遠隔地から監視・診断するエスカレーターの遠隔監視システムに関し、特にそのシステムにおける無線通信機のアンテナの設置方法に関するものである。
公衆電話回線網を用いて遠隔監視を行うエスカレーターの遠隔監視システムは、エスカレーターの異常を集中監視する管制センターとエスカレーターの監視装置との間を有線の公衆回線網を使用してデータ送受信を行うものは良く知られている。しかしながら、既設のエスカレーターに監視装置を設置する場合、有線の公衆回線では新たに通信線を敷設しなければならず、工事期間及び費用がかさむという問題がある。
そのため、たとえば公衆電話回線網PHS網などの公衆無線回線網を使用したものも知られているが、無線方式を用いた通信方法においても、エスカレーターは主に金属部品で構成されるため、電波を遮断し、良好な通信状態を確保できないという問題があった。
そのため、エスカレーター乗り口の床付近に設ける起動及び停止操作を行う操作盤を非金属材料で構成し、無線通信機のアンテナをこの操作盤内部に設置する方法は知られている(特許文献1参照)。
特開2002−145570公報(段落0009、図2)
しかしながら、上記従来技術では、既設のエスカレーターに無線通信機を設置する場合には操作盤を非金属部品で構成された物に交換しなければならないという問題があった。
本発明の目的は、容易に設置でき、且つ、良好な通信状態を確保することのできるエスカレーターの遠隔監視システムを提供するにある。
この発明の請求項1では、公衆無線通信網を用いてエスカレーターの遠隔監視・診断を行うエスカレーターの遠隔監視システムにおいて、前記公衆無線通信網に前記遠隔監視システムを接続する無線通信機のアンテナを、エスカレーター乗り口の床板に設置したことを特徴とする。
この発明の請求項2では、公衆無線通信網を用いてエスカレーターの遠隔監視・診断を行うエスカレーターの遠隔監視システムにおいて、前記公衆無線通信網に前記遠隔監視システムを接続する無線通信機のアンテナを、エスカレーターのハンドレール引きこみ口近傍に設置したことを特徴とするエスカレーターの遠隔監視システム。
また、この発明の請求項3では、前記無線通信機のアンテナを平面型としたことを特徴とする。
本発明により、エスカレーターの監視装置と、エスカレーターの異常を集中監視する管制センターとの通信手段を、無線通信機を用いて容易に構築できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態になるエスカレーターの遠隔監視システムを示す全体構成図、図2は図1の乗降口を示す拡大図、図3は図2のアンテナ部分の拡大図、図4本発明の他の実施形態になるエスカレーターの遠隔監視システムを示す全体構成図、図5は図4に示すハンドレール引きこみ口近傍の拡大側面図である。
図1において、1はPHS端末2に接続され、電波の送受を行う平面アンテナ、3はエスカレーターの異常検出や異常診断を行う監視装置、4はエスカレーター、4aはエスカレーターの駆動制御を行うエスカレーター制御盤、5はPHS公衆基地局、6は公衆網、7はエスカレーター4の異常状態や動作状態を監視する管制センターである。
この実施形態においてエスカレーター4に故障が発生した場合は、監視装置3はエスカレーター制御盤4aと常時データの送受信を行いエスカレーター4の動作を監視しているので、その故障状態をPHS端末2を介して、PHS公衆基地局5,公衆網6を介して管制センター7に接続され、エスカレーター4の故障状態を通報し、管制センター7から連絡を受けた技術者が即座に現地に出動し故障対応する。
図2は、エスカレーター乗り口の床板4bに平面アンテナ1を取付けた場合の一例を示し、図2において、1bはPHS端末2と平面アンテナ1を接続する同軸ケーブルである。この実施形態においては、エスカレーター4の下部の床板に平面アンテナ1を取付けた場合を示しているが、上部床板に取付けても構わない。
次に図3は、平面アンテナ1をエスカレーター4の床板4bに取り付けた場合を示す図で、図3において、1aは平面アンテナ1をエスカレーター4の床板4bに固定するためのネジを示す。
通常、床板4bは電波を遮断する鋼板製であり、エスカレーター4内、つまり、床板4の下にアンテナを設置した場合は、電波が遮断され、良好な通信状態を確保することが出来ないが、この様に、PHS端末2において電波の送受を行うアンテナを平面状とし、エスカレーター4の床板4bの上に密着させて取付けることにより、良好な状態で電波を送受することが出来、さらに、エスカレーター4を利用する人の通行の邪魔にならず、また、いたずら等による破損を防ぐことが出来る。
以上説明したように、上述の実施形態においては、PHS端末のアンテナを平面状としてエスカレーターの床板に取り付ける構造としたことにより、容易に監視装置PHS網に接続することができる。従って、既設のエスカレーターに監視装置を取付ける場合において、工事期間や費用を掛けずにすむため極めて有益である。
次に本発明の他の実施形態例を図4、図5を用いて説明する。
本実施形態において、前述した実施形態と異なる点は、平面アンテナ11の取付け構造にある。
図4、図5において、エスカレーターハンドレール4cの引きこみ口4d近傍に平面アンテナ11を取付けている。1bはPHS端末2と平面アンテナ11を接続する同軸ケーブルである。
この実施形態においては、エスカレーター4の下部のハンドレール引きこみ口4d近傍に平面アンテナ11を取付けた場合を示しているが、上部のハンドレール引きこみ口4d近傍に取付けても構わない。
通常、床板4bは電波を遮断する鋼板製であり、エスカレーター4内、つまり、床板4bの下にアンテナを設置した場合は、電波が遮断され、良好な通信状態を確保することが出来ないが、この様に、PHS端末2において電波の送受を行うアンテナ11を平面状とし、エスカレーター4のハンドレール引きこみ口4d近傍に密着させて取付けることにより、良好な状態で電波を送受することが出来、さらに、エスカレーター4を利用する人の通行の邪魔にならず、また、いたずら等による破損を防ぐことが出来る。
以上説明したように、上述の実施形態においては、PHS端末のアンテナを平面状としてエスカレーターのハンドレール近傍に取付ける構造としたことにより、容易に監視装置をPHS網に接続することができる。従って、既設のエスカレーターに監視装置を取付ける場合において、工事期間や費用を掛けずにすむため極めて有益である。
1 平面アンテナ
1a 平面アンテナ固定ネジ
1b 同軸ケーブル
2 PHS端末
3 監視装置
4 エスカレーター
4a エスカレーター制御盤
4b 床板
5 PHS公衆基地局
6 公衆網
7 管制センター
11 平面アンテナ
1a 平面アンテナ固定ネジ
1b 同軸ケーブル
2 PHS端末
3 監視装置
4 エスカレーター
4a エスカレーター制御盤
4b 床板
5 PHS公衆基地局
6 公衆網
7 管制センター
11 平面アンテナ
Claims (3)
- 公衆無線通信網を用いてエスカレーターの遠隔監視・診断を行うエスカレーターの遠隔監視システムにおいて、
前記公衆無線通信網に前記遠隔監視システムを接続する無線通信機のアンテナを、エスカレーター乗り口の床板に設置したことを特徴とするエスカレーターの遠隔監視システム。 - 公衆無線通信網を用いてエスカレーターの遠隔監視・診断を行うエスカレーターの遠隔監視システムにおいて、
前記公衆無線通信網に前記遠隔監視システムを接続する無線通信機のアンテナを、エスカレーターのハンドレール引きこみ口近傍に設置したことを特徴とするエスカレーターの遠隔監視システム。 - 前記無線通信機のアンテナを平面型としたことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のエスカレーターの遠隔監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005000694A JP2006001737A (ja) | 2004-05-19 | 2005-01-05 | エスカレーターの遠隔監視システム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004149318 | 2004-05-19 | ||
JP2005000694A JP2006001737A (ja) | 2004-05-19 | 2005-01-05 | エスカレーターの遠隔監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006001737A true JP2006001737A (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=35770454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005000694A Pending JP2006001737A (ja) | 2004-05-19 | 2005-01-05 | エスカレーターの遠隔監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006001737A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007314298A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 乗客コンベアのハンドレール清掃装置、及びハンドレール清掃装置の遠隔監視装置 |
JP2008222383A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Toshiba Elevator Co Ltd | エスカレータのエージェント装置及びエスカレータの機能可変型遠隔監視システム |
JP2012188262A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの保全情報収集装置 |
US10282847B2 (en) | 2016-07-29 | 2019-05-07 | Otis Elevator Company | Monitoring system of a passenger conveyor and monitoring method thereof |
-
2005
- 2005-01-05 JP JP2005000694A patent/JP2006001737A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008222383A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Toshiba Elevator Co Ltd | エスカレータのエージェント装置及びエスカレータの機能可変型遠隔監視システム |
JP2012188262A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの保全情報収集装置 |
US10282847B2 (en) | 2016-07-29 | 2019-05-07 | Otis Elevator Company | Monitoring system of a passenger conveyor and monitoring method thereof |
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