JP2005313546A - インクジェット記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 染料インク及び顔料インクのいずれを用いても、高い光沢感を伴った高画質な画像を記録することができるインクジェット記録媒体を提供すること。
【解決手段】 基材上にインク受容層が形成されたインクジェット記録媒体において、上記インク受容層の表面についてのCD方向の写像性値Ccに対するMD方向の写像性値Cmの比率(Cm/Cc)が1.1〜1.3の範囲に入るようにし、且つ該写像性値Cm及び該写像性値Ccの合計(Cm+Cc)が60%以上となるようにする。
【選択図】 なし
【解決手段】 基材上にインク受容層が形成されたインクジェット記録媒体において、上記インク受容層の表面についてのCD方向の写像性値Ccに対するMD方向の写像性値Cmの比率(Cm/Cc)が1.1〜1.3の範囲に入るようにし、且つ該写像性値Cm及び該写像性値Ccの合計(Cm+Cc)が60%以上となるようにする。
【選択図】 なし
Description
本発明はインクジェット記録媒体に関し、詳しくは、染料インク及び顔料インクのいずれを用いても、高い光沢感を伴った高画質な画像を記録することができるインクジェット記録媒体に関する。
インクジェット記録方式は、インクジェットプリンタの記録ヘッドからインクの液滴を吐出させ、紙等の記録媒体にインクを付着させて画像を記録する記録方式である。インクジェット記録媒体としては、PPC用紙に代表される普通紙を用いることも可能であるが、高精細な印刷が求められる写真や高精細イラストレーション等のフルカラー用途等においては、より高度なインク吸収性を備えた記録媒体を用いる必要がある。このような記録媒体としては、塗工タイプなどと称される、基材上にシリカ等の顔料及びバインダーを主体とする多孔質のインク受容層や、親水性ポリマーのインク受容層を塗設した構成のインクジェット記録媒体がある(例えば、特許文献1及び2参照)。これらのインクジェット記録媒体には、光沢感の高いいわゆるグロスタイプや、艶消し調のいわゆるマットタイプなどがあり、幅広い用途に対応できるようになっている。
また、インクジェット記録用のインクとしては、染料系あるいは顔料系の色材を水性媒体中に溶解又は分散させた水性インクが一般的であり、染料インクと顔料インクに大別される。染料インクは、記録画像の色再現性に優れる反面、耐水性や耐光性等に劣り、画像堅牢性に問題がある。一方、顔料インクは、画像堅牢性に優れるが、色再現性の点で染料インクに劣る面がある。これまで、どちらかと言えば染料インクが多用されてきたが、近年、インクジェット記録技術のデジタル写真サービスや商業印刷等への用途拡大等により、記録画像の保存性が重視されるようになり、画像堅牢性に優れる顔料インクが多用されるようになってきている。
特開昭64−11877号公報
特開平3−69388号公報
従来のグロスタイプのインクジェット記録媒体は、染料インクを使用してインクジェット記録を行った場合は、ほぼ期待通りの光沢感の高い画像が得られるものの、顔料インクを使用してインクジェット記録を行った場合は、特にインクの打ち込み量の多い高duty部において光沢感が低く感じられ、満足できる写真画質が得られないという問題があった。
従って、本発明の目的は、染料インク及び顔料インクのいずれを用いても、高い光沢感を伴った高画質な画像を記録することができるインクジェット記録媒体を提供することにある。
本発明者等は、グロスタイプのインクジェット記録媒体に顔料インクを用いてインクジェット記録を行った場合に、高duty部で光沢感が低下する原因について種々検討した結果、顔料インク特有の画像形成メカニズムと、インクジェット記録時における記録ヘッドの走査パターンに関係があることを突き止めた。即ち、一般的なシリアルスキャン型のインクジェットプリンタ(記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に往復走査させながらインクを吐出させてインクジェット記録を行うインクジェットプリンタ)による画像は、一般に、主走査方向に沿って筋状のパターンが形成されやすい傾向があるところ、比較的大きな顔料粒子が記録媒体上に留まることにより画像形成がなされる顔料インクを用いた場合には、特に高duty部でこの筋状パターンが目立ち、これが光沢感の低下を招くとの知見を得た。染料インクによる画像形成は、顔料粒子よりもはるかに小さい染料粒子が記録媒体の内部にまで侵入し、該記録媒体自体を染色することによりなされるので、シリアルスキャン型のインクジェットプリンタを用いても筋状パターンが目立たず、高duty部でも光沢感の低下はほとんど感じられない。
本発明者等は、上記知見に基づき更に検討した結果、光沢規格としてJIS−H8686で規定される「写像性」に着目し、記録ヘッドの主走査方向及び該主走査方向に直交する記録媒体の搬送方向(副走査方向)の2方向それぞれについての被記録面(インク受容層表面)の写像性値、並びにこれら各写像性値のバランスを適切にすることで、染料インクによる画像品質を高めつつ、顔料インクによる画像の高duty部における光沢感の低下が効果的に防止されることを知見した。
本発明のインクジェット記録媒体は、上記知見に基づきなされたもので、基材上にインク受容層が形成されたインクジェット記録媒体において、上記インク受容層の表面についてのCD方向の写像性値Ccに対するMD方向の写像性値Cmの比率(Cm/Cc)が1.1〜1.3の範囲にあり、且つ該写像性値Cm及び該写像性値Ccの合計(Cm+Cc)が60%以上であることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録媒体によれば、上記比率(Cm/Cc)が1.1〜1.3の範囲にあり、且つ上記合計(Cm+Cc)が60%以上であるので、染料インク及び顔料インクのいずれを用いても、高duty部における光沢感の低下を招かず、高い光沢感を伴った高画質な画像を記録することができる。
以下、本発明のインクジェット記録媒体について詳細に説明する。本発明のインクジェット記録媒体は、シート状の基材と、該基材の少なくとも一方の面上に形成されたインク受容層とを有する。
そして、上記インク受容層の表面についてのCD方向の写像性値Ccに対するMD方向の写像性値Cmの比率(Cm/Cc)が1.1〜1.3の範囲にあり、且つ該写像性値Cm及び該写像性値Ccの合計(Cm+Cc)が60%以上、好ましくは70%以上である。このように、インクジェット記録媒体のMD方向、即ち、インクジェットプリンタでインクジェット記録される際に搬送される方向(記録ヘッドの主走査方向と直交する方向)の写像性値Cmを、該MD方向と直交するCD方向の写像性値Ccよりも高めておくことで、顔料インクの高duty部における光沢感の低下が効果的に防止され、顔料インクに適したインクジェット記録媒体となる。また、写像性値Cm及び写像性値Ccの合計値自体を高めておくことで、染料インクを用いたインクジェット記録においても、高い光沢感を伴った高画質な画像が得られるようになる。
尚、本発明では、「写像性値C」は、JIS−H8686で規定される写像性測定方法により得られる写像性値を意味する。具体的には、スリットを通して測定対象面(上記インク受容層の表面)に45度の角度で当てられた光の反射光(受光角45度)を、移動する光学くしを通して検知する光学装置と、検知した光量の波動を波形として記憶する計測装置とで構成された写像性測定装置を用い、光学くしを通して検知された光量の変動波形から、次の算式により写像性値Cが得られる。Cl(n)=M−m/M+m×100 ここで、Cl(n)は、光学くし幅がn(mm)のときの写像性値(%)、Mは、光学くし幅がn(mm)のときの最高波高、mは、光学くし幅がn(mm)のときの最低波高を示す。本発明では、写像性測定装置として、スガ試験機ICM−1型を使用し、光学くし幅nを2.0mmとしている。
また、「CD方向の写像性値Cc」は、測定対象であるインクジェット記録媒体の構成部材である基材のCD方向が、矩形の上記スリットの長手方向と平行になるように該インクジェット記録媒体を写像性測定装置にセットし、上記インク受容層の表面について得られた写像性値を意味する。また、「MD方向の写像性値Cm」は、該基材のCD方向が、該スリットの長手方向と直交するように該インクジェット記録媒体を写像性測定装置にセットし、上記インク受容層の表面について得られた写像性値を意味する。
上記写像性値Cm及びCcは、種々の方法により変動させることが可能である。例えば、インクジェット記録媒体を構成する上記基材が紙(紙基材)である場合は、パルプ原料の種類やその叩解度を調整したり、あるいは抄紙時におけるジェットワイヤー比をコントロールすることで、上記比率(Cm/Cc)や上記合計(Cm+Cc)を所望の範囲に調整することができる。また、インク受容層の塗工量の増量や、基材とインク受容層との間に下塗り層を設ける方法、あるいはインク受容層にカレンダー処理を施したり、キャスト法で鏡面仕上げする方法なども、上記比率(Cm/Cc)や上記合計(Cm+Cc)の調整法として有効である。
例えば、インクジェット記録媒体を銀塩写真並の高画質が可能な高吸収タイプ光沢紙とする場合、即ち、上記インク受容層の塗工量を18g/m2以上とする場合、上記基材自体は、該インク受容層が形成される面(インク受容層形成面)についてのCD方向の写像性値Cc’に対するMD方向の写像性値Cm’の比率(Cm’/Cc’)が1.2以上、特に1.2〜1.5の範囲にあることが好ましい。このように、高吸収タイプの光沢紙を望む場合は、該比率(Cm’/Cc’)が該範囲にあるような基材を用いることで、インク受容層の表面の上記比率(Cm/Cc)を上述した範囲(1.1〜1.3)に収めることが可能になる。「写像性値Cm’」及び「写像性値Cc’」は、測定対象面が基材のインク受容層形成面である点以外は、上述した写像性値Cm及び写像性値Ccと同様の算出方法で得ることができる。
また、逆に、インク受容層形成面の上記比率(Cm’/Cc’)が1.2以上、特に1.5を超えるような基材を用いる場合に、インク受容層の表面の上記比率(Cm/Cc)を上述した範囲(1.1〜1.3)に収める方法としては、上記のようにインク受容層の塗工量を18g/m2以上にする方法の他に、あるいはこの方法に加えて更に、基材とインク受容層との間に下塗り層を形成する方法が有効である。この下塗り層の塗工量は、基材表面の凹凸が埋められる程度が好ましく、好ましくは5〜10g/m2である。下塗り層の組成は特に制限されず、成膜性のある樹脂や各種填料などを層形成材料として使用することができる。
尚、インク受容層形成面の上記比率(Cm’/Cc’)が1.2未満、特に1.1以下であるような基材は、インク受容層の表面の上記比率(Cm/Cc)を上述した範囲(1.1〜1.3)に収めることが難しく、本発明では使用しないことが好ましい。
また、上記インク受容層の塗工量を18g/m2未満とする場合、該インク受容層の表面状態は、基材のインク受容層形成面の影響を受けやすいことから、インク受容層の表面の上記比率(Cm/Cc)を上述した範囲(1.1〜1.3)に収めるためには、上記比率(Cm’/Cc’)が1.1〜1.3の範囲にあるような基材を用いることが好ましい。
以下、本発明のインクジェット記録媒体を構成する各部材(基材、インク受容層)について説明する。
基材としては、インク受容層が塗設可能で、異方性(MD方向及びCD方向)を有するものであればよく、特に限定されない。例えば、上質紙、再生紙、サイズ処理紙等の紙;アート紙、コート紙、キャストコート紙、樹脂被覆紙、樹脂含浸紙、RC紙、銀塩写真用レジンコート紙;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等のフィルムやシート状プラスチック基材;これらを貼り合わせた複合基材等を用いることができる。
特に好ましい基材は、セルロースパルプを主成分とする紙基材である。セルロースパルプの原料としては、通常は針葉樹や広葉樹といった木材原料が用いられるが、これら以外にも、藁、エスパルト、バガス、ケナフ等の草類繊維や、麻、楮、雁皮、三椏等の靱皮繊維や、綿などを用いることができる。本発明においては、これらのパルプ原料の1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、パルプ化の方法は特に限定されず、クラフトパルプ、亜硫酸パルプ、砕木パルプ、セミケミカルパルプ、ケミグランドパルプ、リファイナーグランドパルプ等の公知のパルプ化法を用いることができる。オフィス古紙、古新聞、古雑誌などを原料とした再生パルプ(脱墨パルプ)も本発明で好ましく用いられる。また、ガラス繊維等の無機繊維、あるいはポリエステル繊維やアラミド繊維等の合成繊維を必要に応じて適宜使用することも可能である。
上記紙基材には、通常、紙を抄造する際に用いられる各種助剤を配合させることができる。例えば、紙の柔軟性、表面の平滑性、不透明性、印刷適性等を改善するための填料として、クレー、タルク、軽質炭酸カルシウム、焼成カオリン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン等の無機填料を用いることができる。また、内添サイズ剤としてロジン系サイズ剤を使用することができ、この場合には定着剤として硫酸バンドを併用することができる。アルキルケテンダイマー、アルケニルコハク酸等の中性サイズ剤を使用する場合は、カチオン澱粉等のカチオン系定着助剤を併用することができる。さらに、必要に応じ、紙力増強剤として、ポリアクリルアミド系ポリマーや澱粉等を用いることができる。
一方、インク受容層としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリル樹脂、セルロース変性樹脂、ゼラチン等の水溶性樹脂を必須成分として含有するいわゆる膨潤タイプのインク受容層でもよく、あるいは、顔料及びバインダーを必須成分として含有するいわゆる多孔(空隙)タイプのインク受容層でもよい。好ましくは、多孔タイプのインク受容層である。
多孔タイプのインク受容層に使用される上記顔料としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、アルミナ水和物、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、加水ハロサイト、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料等が挙げられる。インク受容層中には、これらのうちの1種を単独で含有させてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、多孔性無機顔料が好ましく、特に、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、気相法シリカ、アルミナ化合物(アルミナ水和物、擬ベーマイト、酸化アルミニウム超微粒子)が好ましい。
顔料の含有量は、インク受容層の全固形分に対して40〜90重量%の範囲にあることが好ましい。顔料の含有量が40重量%未満ではインク吸収性が不十分で、高画質が要求されるフルカラー用途などでは画質的に十分に対応できないおそれがある。逆に、90重量%超ではインク受容層の塗膜強度が不足し、粉落ちなどの不都合が発生するおそれがある。
また、上記顔料の結着剤としてインク受容層に含有されるバインダーとしては、インクと親和性を有する水溶性あるいは非水溶性の高分子化合物を含有させることができる。水溶性高分子化合物としては、例えば、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系接着剤、澱粉及びその変性物、ゼラチン及びその変性物、カゼイン、プルラン、アラビアゴム、及びアルブミン等の天然高分子樹脂またはこれらの誘導体、ポリビニルアルコール及びその変性物、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリル共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のラテックスやエマルジョン類、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン等のビニルポリマー、ポリエチレンイミン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、及び無水マレイン酸またはその共重合体等が挙げられる。好ましくは、ポリビニルアルコールである。
上記非水溶性高分子化合物としては、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類やこれらのアルコール類と水との混合溶媒に溶解する非水溶性接着剤が、酸化アルミニウムの分散が安定化されるので特に好ましい。このような非水溶性接着剤としては、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール等のアセタール樹脂を挙げることができ、特にアセタール化度が5モル%以上20モル%以下の範囲のアセタール樹脂は、水を多少含有させることができ、顔料の分散を容易にすることができるため、特に好ましい。
これらの高分子化合物(バインダー)は、単独乃至複数を併用してもよく、その含有量は、顔料に対して2〜50重量%程度が好ましい。高分子化合物の含有量が対顔料で2重量%未満ではインク受容層の塗膜強度不足を招くおそれがあり、逆に50重量%超ではインク吸収性が低下するおそれがある。
インク受容層には、上述した顔料及びバインダー(高分子化合物)の他に、必要に応じ、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤等を適宜含有させることができる。
またインク受容層には、記録画像の発色性及び耐水性などをより一層高める目的で、カチオン性物質(インク定着剤)を含有させることができる。カチオン性物質としては、例えば、1級〜3級アミン化合物、1級〜3級アミン塩、4級アンモニウム塩等の低分子化合物や、1級〜3級アミノ基、1級〜3級アミン塩基若しくは4級アンモニウム塩基を有するオリゴマー又はこれらの基を有するポリマー等が挙げられ、具体的には、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドポリマー、エピハロヒドリン−2級アミンコポリマー、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−二酸化硫黄コポリマー、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−アクリルアミドコポリマー、ジアリルメチルアンモニウム塩ポリマー、ジアリルアミン塩酸塩−二酸化硫黄コポリマー、ジメチルメチルアミン塩酸塩コポリマー、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、ポリエチレンイミン4級アンモニウム塩化合物、(メタ)アクリルアミドアルキルアンモニウム塩ポリマー、4級アンモニウム塩基を含むアイオネン等のカチオン性有機物が挙げられる。また、Al3+、Ca2+、Mg2+等の多価金属イオンや、塩化ベンザルコニウム等のカチオン性界面活性剤等も上記カチオン性物質として用いることができる。好ましくは、4級アンモニウム塩基を有するポリマーである。
カチオン性物質(インク定着剤)の含有量は、インク受容層の全固形分に対して0.5〜15重量%の範囲にあることが好ましい。カチオン性物質の含有量が0.5重量%未満では、記録画像の発色性や耐水性の向上効果に乏しく、15重量%超では、インク吸収性の低下や、ブロンジングと呼ばれる、インク色材の析出による高光沢化現象が発生し、却って画像品位が低下するおそれがある。
インク受容層は、公知の塗工法を用いて常法通り形成することができる。具体的には、上述した各種成分を含有するインク受容層用塗工液を、上記基材の片面あるいは両面に塗工し、乾燥することにより形成することができる。塗工液の塗工は、エアーナイフコーター、カーテンコーター、スライドリップコーター、ダイコーター、ブレードコーター、ゲートロールコーター、バーコーター、ロッドコーター、ロールコーター、ビルブレードコーター、ショートドエルブレードコーター、サイズプレスなどの各種塗工装置を用いて、オンマシンあるいはオフマシンで常法通り行うことができる。
必要に応じ、インク受容層にカレンダー処理を施すことで、インク受容層表面の光沢感を高めることができる。また、インク受容層の表面を金属若しくはフィルム等の鏡面に写し取るいわゆるキャスト法によっても、インク受容層表面の光沢を高めることができる。
特に、キャスト法により光沢仕上げされたキャストコート層は、上記写像性値Cm及びCcの合計(Cm+Cc)60%以上の条件を満たしやすいため、本発明に係るインク受容層として好ましい。キャスト法は、上記基材上にインク受容層組成物を塗工し、該塗工組成物が湿潤状態あるいは可塑性を有している状態で、該塗工組成物をキャストドラムの加熱された鏡面に圧接し、乾燥後、剥離することにより鏡面を写し取る光沢仕上げ方法である。キャストドラムとは、通常、鏡面加工された円筒外面を有する金属製のドラムである。キャスト法には直接法、再湿法、凝固法などがあるが、本発明ではいずれの方法でもよい。
以下に、本発明の実施例及び本発明の効果を示す試験例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、斯かる実施例により何等制限されるものではない。
〔実施例1〕
上記比率(Cm’/Cc’)が1.28である面を有する原紙(紙基材)の該面に、インク受容層として塗工量25g/m2のキャストコート層を凝固法により形成し、インクジェット記録媒体を製造して、これを実施例1のサンプルとした。尚、キャストコート層の形成には、次の組成の塗工液を用いた。また凝固液としては、蟻酸カルシウム10%水溶液を用いた。塗工液組成:シリカゲル(水澤化学工業製P−527、平均粒径1.8μm)100重量部、ポリビニルアルコール(日本合成化学製ゴーセファイマーZ100)10重量部、カゼイン(日成共益製アラシッド730)12重量部、離型剤(サンノプコ製ノプコートPEM−17)5重量部。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.15、上記合計Cm+Ccは75%であった。
上記比率(Cm’/Cc’)が1.28である面を有する原紙(紙基材)の該面に、インク受容層として塗工量25g/m2のキャストコート層を凝固法により形成し、インクジェット記録媒体を製造して、これを実施例1のサンプルとした。尚、キャストコート層の形成には、次の組成の塗工液を用いた。また凝固液としては、蟻酸カルシウム10%水溶液を用いた。塗工液組成:シリカゲル(水澤化学工業製P−527、平均粒径1.8μm)100重量部、ポリビニルアルコール(日本合成化学製ゴーセファイマーZ100)10重量部、カゼイン(日成共益製アラシッド730)12重量部、離型剤(サンノプコ製ノプコートPEM−17)5重量部。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.15、上記合計Cm+Ccは75%であった。
〔実施例2〕
実施例1において、上記比率(Cm’/Cc’)が1.55である面を有する原紙を用いると共に、該紙基材とインク受容層との間に、軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業製タマパールTP123CS)100重量部及びポリビニルアルコール(クラレ製PVA117)15重量部からなるキャスト塗工液を塗工量8.5g/m2で塗工してなる下塗り層を形成し、且つキャストコート層の塗工量を20gm2とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを実施例2のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.26、上記合計Cm+Ccは77%であった。
実施例1において、上記比率(Cm’/Cc’)が1.55である面を有する原紙を用いると共に、該紙基材とインク受容層との間に、軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業製タマパールTP123CS)100重量部及びポリビニルアルコール(クラレ製PVA117)15重量部からなるキャスト塗工液を塗工量8.5g/m2で塗工してなる下塗り層を形成し、且つキャストコート層の塗工量を20gm2とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを実施例2のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.26、上記合計Cm+Ccは77%であった。
〔実施例3〕
実施例1において、キャストコート層の塗工量を15gm2とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを実施例3のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.29、上記合計Cm+Ccは61%であった。
実施例1において、キャストコート層の塗工量を15gm2とした以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを実施例3のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.29、上記合計Cm+Ccは61%であった。
〔比較例1〕
実施例1において、上記比率(Cm’/Cc’)が0.98である面を有する原紙を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを比較例1のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.02、上記合計Cm+Ccは66%であった。
実施例1において、上記比率(Cm’/Cc’)が0.98である面を有する原紙を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを比較例1のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.02、上記合計Cm+Ccは66%であった。
〔比較例2〕
実施例1において、ワイヤーバーを用いて塗工液を常法通り原紙上に塗工し(キャスト法による光沢仕上げ無し)、塗工量25g/m2のインク受容層を形成した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを比較例2のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.25、上記合計Cm+Ccは35%であった。
実施例1において、ワイヤーバーを用いて塗工液を常法通り原紙上に塗工し(キャスト法による光沢仕上げ無し)、塗工量25g/m2のインク受容層を形成した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を製造し、これを比較例2のサンプルとした。このサンプルのインク受容層表面についての上記比率(Cm/Cc)は1.25、上記合計Cm+Ccは35%であった。
尚、上記各サンプルで使用した原紙(紙基材)は次のようにして抄造したものである。広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP、叩解度400mlc.s.f)90重量部、及び針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP、叩解度500mlc.s.f)10重量部の混合物に、白土25重量部、アルキルケテンダイマー(サイズ剤)0.1重量部、カチオン系ポリアクリルアミド(紙力増強剤)0.1重量部、及び硫酸バンド0.5重量部を添加し、水で希釈してパルプスラリーを調製した。そして、長網抄紙機を用いて、このパルプスラリーから坪量90g/m2の原紙(JIS−P8117によるガーレー透気度100秒)を抄造し、これを上記各サンプルで紙基材として使用した。尚、原紙のインク受容層形成面の上記比率(Cm’/Cc’)の変更は、主としてジェットワイヤー比を変更することで対応した。
〔試験例〕
上記各サンプル(インクジェット記録媒体)のインク受容層の表面(被記録面)に、染料インクジェットプリンタ(PX−G800、セイコーエプソン製)及び顔料インクジェットプリンタ(PX−V600、セイコーエプソン製)をそれぞれ用いて、高精細カラーデジタル標準画像[(ISO/JIS-SCID)、画像名称「ポートレート」(サンプル番号1、画像の評価認識番号N1)]を「推奨きれいモード」で印刷し、染料記録物及び顔料記録物をそれぞれ作製した。そして、これらの記録物について、光沢感及び画質をそれぞれ下記の方法により評価した。
上記各サンプル(インクジェット記録媒体)のインク受容層の表面(被記録面)に、染料インクジェットプリンタ(PX−G800、セイコーエプソン製)及び顔料インクジェットプリンタ(PX−V600、セイコーエプソン製)をそれぞれ用いて、高精細カラーデジタル標準画像[(ISO/JIS-SCID)、画像名称「ポートレート」(サンプル番号1、画像の評価認識番号N1)]を「推奨きれいモード」で印刷し、染料記録物及び顔料記録物をそれぞれ作製した。そして、これらの記録物について、光沢感及び画質をそれぞれ下記の方法により評価した。
また、上記顔料記録物におけるブラックインク単独による高duty画像部(duty100%)についての写像性値Cm”及び写像性値Cc”を、それぞれ上記写像性値Cm及び写像性値Ccと同様の方法で算出し、これらの比率(Cm”/Cc”)を求めた。この比率が1の画像面は、観察者が感じ得る最高レベルの光沢感を有しており、該比率が1に近いほど、光沢感に優れたものと言える。
以上の評価結果を下記〔表1〕に示す。
以上の評価結果を下記〔表1〕に示す。
(光沢感の評価方法)
染料記録物及び顔料記録物の画像面をそれぞれ目視で観察し、銀塩写真の光沢面と比較して光沢感に遜色のないものをA(光沢感良好)、銀塩写真の光沢面と比較して部分的に光沢感に劣る箇所もあるが、概ね良好な光沢感を有するものをB(実用上問題なし)、全体的にマット(艶消し)調であるか、あるいは光沢ムラが見られるものをC(実用不可)とした。
染料記録物及び顔料記録物の画像面をそれぞれ目視で観察し、銀塩写真の光沢面と比較して光沢感に遜色のないものをA(光沢感良好)、銀塩写真の光沢面と比較して部分的に光沢感に劣る箇所もあるが、概ね良好な光沢感を有するものをB(実用上問題なし)、全体的にマット(艶消し)調であるか、あるいは光沢ムラが見られるものをC(実用不可)とした。
(画質の評価方法)
次の2通りの評価方法(画質1、画質2)により画質評価を行った。
画質1:染料記録物及び顔料記録物の画像面をそれぞれ目視で観察し、ブリード(異色の境界部分で色が滲んだり不均一に混ざり合う現象)が全く見られないものをA(画質良好)、ブリードがわずかに見られるものをB(実用上問題なし)、ブリードが目立つものをC(実用不可)とした。
画質2:染料記録物及び顔料記録物の画像面におけるシアン(C)、マゼンタ(M)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色インク単独によるduty100%印刷部それぞれについて、グレタグマクベス社製のスペクトロリーノSPM−50を用い、視野角2度、光源D50、フィルター無しの条件で反射光学濃度(OD)を測定し、CMYKの4色のODの合計が7.5を超えるものをA(画像濃度が高く高画質)、4色のODの合計が7.5〜6.0の範囲にあるものをB(実用上問題なし)、4色のODの合計が6.0未満(平均でOD1.5未満)のものをC(実用不可)とした。
次の2通りの評価方法(画質1、画質2)により画質評価を行った。
画質1:染料記録物及び顔料記録物の画像面をそれぞれ目視で観察し、ブリード(異色の境界部分で色が滲んだり不均一に混ざり合う現象)が全く見られないものをA(画質良好)、ブリードがわずかに見られるものをB(実用上問題なし)、ブリードが目立つものをC(実用不可)とした。
画質2:染料記録物及び顔料記録物の画像面におけるシアン(C)、マゼンタ(M)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色インク単独によるduty100%印刷部それぞれについて、グレタグマクベス社製のスペクトロリーノSPM−50を用い、視野角2度、光源D50、フィルター無しの条件で反射光学濃度(OD)を測定し、CMYKの4色のODの合計が7.5を超えるものをA(画像濃度が高く高画質)、4色のODの合計が7.5〜6.0の範囲にあるものをB(実用上問題なし)、4色のODの合計が6.0未満(平均でOD1.5未満)のものをC(実用不可)とした。
Claims (7)
- 基材上にインク受容層が形成されたインクジェット記録媒体において、
上記インク受容層の表面についてのCD方向の写像性値Ccに対するMD方向の写像性値Cmの比率(Cm/Cc)が1.1〜1.3の範囲にあり、且つ該写像性値Cm及び該写像性値Ccの合計(Cm+Cc)が60%以上であることを特徴とするインクジェット記録媒体。 - 上記インク受容層の塗工量が18g/m2以上であり、且つ上記基材の該インク受容層が形成される面についてのCD方向の写像性値Cc’に対するMD方向の写像性値Cm’の比率(Cm’/Cc’)が1.2以上であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録媒体。
- 上記基材の上記インク受容層が形成される面についてのCD方向の写像性値Cc’に対するMD方向の写像性値Cm’の比率(Cm’/Cc’)が1.2以上であり、且つ該基材と該インク受容層との間に下塗り層が形成されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録媒体。
- 上記下塗り層の塗工量が5〜10g/m2であることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録媒体。
- 上記インク受容層の塗工量が18g/m2未満であり、且つ上記基材の該インク受容層が形成される面についてのCD方向の写像性値Cc’に対するMD方向の写像性値Cm’の比率(Cm’/Cc’)が1.1〜1.3の範囲にあることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録媒体。
- 上記インク受容層が顔料及びバインダーを含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録媒体。
- 上記インク受容層がキャスト法により光沢仕上げされたキャストコート層であることを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004135943A JP2005313546A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | インクジェット記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004135943A JP2005313546A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | インクジェット記録媒体 |
Publications (1)
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JP2005313546A true JP2005313546A (ja) | 2005-11-10 |
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ID=35441459
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JP2004135943A Withdrawn JP2005313546A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | インクジェット記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005313546A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021148935A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム及びフレキシブル表示装置 |
-
2004
- 2004-04-30 JP JP2004135943A patent/JP2005313546A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021148935A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム及びフレキシブル表示装置 |
JP7469087B2 (ja) | 2020-03-18 | 2024-04-16 | 住友化学株式会社 | 光学フィルム及びフレキシブル表示装置 |
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