JP2005312690A - 使い捨てパンツ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前帯部に対する吸収性本体の位置決め作業の容易化と着用感の向上とを両立させることができる使い捨てパンツ及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 両ミシン目11に沿って前腹部4を裁断することにより吸収性本体3の前部3aを前帯部6の外側面から展開することができる一方、展開された吸収性本体3の前部3aを前帯部6の外側面に止着した形態とすることが可能な使い捨てパンツであって、前帯部6には、切欠き部6aの深さ寸法に対応する幅寸法範囲に弾性部材7が非設置とされている一方、前腹部4には、パンツ幅方向における両ミシン目11の外側位置で、かつ上記幅寸法範囲に対応する範囲に、パンツ幅方向に沿って前ボディフィット用弾性部材16が添設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使い捨てパンツ及びその製造方法に関するものである。
例えば、特許文献1に開示されるように、後背部と、この後背部に後部が接合された吸収性本体と、上記後背部からパンツ幅方向の両側に延びる一対の前帯部とを備え、着用者の胴回りに巻き付けられた前帯部の外側面に対して、股下を通して折り返された吸収性本体の前部を前腹側で保持させた形態として着用可能な使い捨てパンツが知られている。
この種の使い捨てパンツは、着用者の前腹部において肌面側から順に前帯部、吸収性本体を重ね合わせた状態で着用するようになっているので、この重なり部分において吸収性本体を肌面側へ開放するために、前帯部には、帯幅方向で下方(股下側)へ開口するとともに、厚み方向に貫通する切欠き部が形成されている。
また、上記使い捨てパンツは、着用者の胴回りに前帯部を巻き付けた状態で着用するようになっているので、巻き付けられた前帯部を着用者の胴回りにフィットさせるために、前帯部の略全域には、帯長手方向に沿って弾性部材が添設されている。
特開平10−314227号公報
しかしながら、上記使い捨てパンツでは、切欠き部の深さに対応する前帯部の幅寸法範囲において、前帯部の弾性部材が分断されているため、この弾性部材の自由端が他端部側へ収縮してしまい、使い捨てパンツを展開した場合には、切欠き部の形状を維持しておくことができなかった。
そのため、一旦展開した使い捨てパンツを再度着用する場合、前帯部の切欠き部に対して吸収性本体の前部を位置決めする必要が生じるが、当該切欠き部の形状が不安定となり、この位置決め作業が困難であった。
そこで、前帯部の弾性部材を省略することも考えられるが、省略すると、着用者の胴回りに前帯部をフィットさせることができず、着用感を低下させてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、前帯部に対する吸収性本体の位置決め作業の容易化と着用感の向上とを両立させることができる使い捨てパンツ及びその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明は、後背部と、この後背部に対してパンツ幅方向の両側で接合された前帯部及び前腹部と、上記後背部と前腹部とに跨って接合された吸収性本体とを備え、上記前帯部には、パンツ幅方向と直交する深さ方向に開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部が形成されている一方、上記前腹部は、切欠き部に対するパンツ幅方向の両側位置に形成された一対のミシン目を備えているとともに、パンツ幅方向における両ミシン目の外側で前帯部の外側面に接合され、両ミシン目に沿って前腹部を裁断することにより吸収性本体の前部を前帯部の外側面から展開することができる一方、展開された吸収性本体の前部を前帯部の外側面に止着した形態とすることが可能な使い捨てパンツであって、上記前帯部には、切欠き部の深さ寸法に対応する幅寸法範囲に弾性部材が非設置とされている一方、上記前腹部には、パンツ幅方向における両ミシン目の外側位置で、かつ上記幅寸法範囲に対応する範囲に、パンツ幅方向に沿って弾性部材が添設されていることを特徴とするものである。
上記使い捨てパンツにおいて、上記両ミシン目は、パンツ深さ方向に沿って形成されていることが好ましい。
上記使い捨てパンツにおいて、上記前腹部と前帯部とは、その接合部において股下側の側辺部が互いに重ね合わされており、上記両ミシン目は、切欠き部と前帯部の側辺との交差する位置から、パンツ深さ方向へ延びて形成されていることが好ましい。
また、本発明は、後背部と、この後背部に対してパンツ幅方向の両側で接合された前帯部及び前腹部と、上記後背部と前腹部とに跨って接合された吸収性本体とを備え、上記前帯部には、パンツ幅方向と直交する深さ方向に開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部が形成されている一方、上記前腹部は、切欠き部に対するパンツ幅方向の両側位置に形成された一対のミシン目を備えているとともに、パンツ幅方向における両ミシン目の外側で前帯部の外側面に接合され、両ミシン目に沿って前腹部を裁断することにより吸収性本体の前部を前帯部の外側面から展開することができる一方、展開された吸収性本体の前部を前帯部の外側面に止着した形態とすることが可能な使い捨てパンツの製造方法であって、帯幅方向に沿って形成された一対のミシン目を有する前腹部形成帯と、後背部形成帯とをライン方向に沿って搬送する前後帯搬送工程と、帯幅方向の一方向へ開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部を有する前帯部形成帯をライン方向に沿って搬送する前帯部形成帯搬送工程と、前腹部形成帯と前帯部形成帯とを予め設定された姿勢で重ね合わせた場合に、上記切欠き部の深さ寸法に対応する帯幅寸法範囲内に配置されるように、帯長手方向における両ミシン目の外側位置において前腹部形成帯に対して弾性部材を帯長手方向に沿って伸張状態で添設する弾性部材添設工程と、前腹部形成帯上の両ミシン目間に吸収性本体の前部を接合するとともに、この吸収性本体の後部を後背部形成帯上に接合する吸収性本体接合工程と、上記切欠き部と交差可能となるように、帯幅方向に沿って前帯部形成帯に切断線を形成する切断線形成工程と、上記切欠き部が両ミシン目間に配置されるように前帯部形成帯を前腹部形成帯上に載置する載置工程と、ライン方向における両ミシン目の外側位置で前帯部形成帯と前腹部形成帯とを接合する接合工程と、前腹部形成帯と後背部形成帯とを重ね合わせるように吸収性本体を折り返す折り返し工程と、ライン方向における両ミシン目の外側位置で、前腹部形成帯と後背部形成帯とを、前帯部形成帯を挟んだ状態で接合するサイドシール工程と、サイドシール工程で接合された両接合個所の外側位置で、前腹部形成帯、後背部形成帯及び、前帯部形成帯を裁断する裁断工程とを含んでいることを特徴とする方法である。
さらに、本発明は、後背部と、この後背部に対してパンツ幅方向の両側で接合された前帯部及び前腹部と、上記後背部と前腹部とに跨って接合された吸収性本体とを備え、上記前帯部には、パンツ幅方向と直交する深さ方向に開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部が形成されている一方、上記前腹部は、切欠き部に対するパンツ幅方向の両側位置に形成された一対のミシン目を備えているとともに、パンツ幅方向における両ミシン目の外側で前帯部の外側面に接合され、両ミシン目に沿って前腹部を裁断することにより吸収性本体の前部を前帯部の外側面から展開することができる一方、展開された吸収性本体の前部を前帯部の外側面に止着した形態とすることが可能な使い捨てパンツの製造方法であって、帯幅方向において前腹部領域、股部領域及び、後背部領域が順に設定され、前腹部領域で帯幅方向に沿って形成された一対のミシン目を有する外装シート形成帯をライン方向に沿って搬送する外装シート形成帯搬送工程と、帯幅方向の一方向へ開口するとともに厚み方向へ貫通する切欠き部を有する前帯部形成帯をライン方向に沿って搬送する前帯部形成帯搬送工程と、外装シート形成帯の前腹部領域に対して前帯部形成帯を予め設定された姿勢で重ね合わせた場合に、上記切欠き部の深さ寸法に対応する帯幅寸法範囲内に配置されるように、帯長手方向における両ミシン目の外側位置において外装シート形成帯に対して弾性部材を帯長手方向に沿って伸張状態で添設する弾性部材添設工程と、前腹部領域における外装シート形成帯上の両ミシン目間に吸収性本体の前部を接合するとともに、この吸収性本体を股部領域及び後背部領域にわたって外装シート上に接合する吸収性本体接合工程と、上記切欠き部と交差可能となるように、帯幅方向に沿って前帯部形成帯に切断線を形成する切断線形成工程と、上記切欠き部が両ミシン目間に配置されるように、前帯部形成帯を前腹部領域における外装シート形成帯上に載置する載置工程と、ライン方向における両ミシン目の外側位置で外装シート形成帯と前帯部形成帯とを接合する接合工程と、股部領域における外装シート形成帯に対して、両ミシン目と交差するように吸収性本体の両側に脚穴用の孔を形成するレッグホール形成工程と、帯幅方向で二つ折りにするように外装シート形成帯及び吸収性本体を折り返す折り返し工程と、ライン方向における両ミシン目の外側位置で、二つ折りにされた外装シート形成帯を、前帯部形成帯を挟んだ状態で接合するサイドシール工程と、サイドシール工程で接合された両接合個所の外側位置で、外装シート及び前帯部形成帯を裁断する裁断工程とを含んでいることを特徴とする方法である。
上記使い捨てパンツの製造方法において、上記切断線形成工程では、切欠き部と交差可能に配置された基端部と、前帯部形成帯の側辺の手前で終端する先端部とを有する切断線を形成し、この切断線の終端位置から上記側辺までの帯幅寸法分だけ、前帯部形成帯を長手方向に沿って裁断する余剰部裁断工程をさらに含み、この余剰部裁断工程を接合工程後に実行することが好ましい。
本発明の使い捨てパンツによれば、切欠き部の深さ寸法に対応する幅寸法範囲で前帯部に弾性部材を非設置としているので、切欠き部に対する弾性部材の伸縮力の影響を抑制することができ、切欠き部の変形を防止することができる。
さらに、本発明の使い捨てパンツでは、両ミシン目の外側位置で、上記幅寸法範囲に対応する範囲について前腹部に弾性部材が添設されているので、この弾性部材の伸縮力により、当該前腹部に接合された前帯部の伸縮性を確保することができる。
したがって、本発明の使い捨てパンツは、切欠き部の形状を維持して前帯部に対する吸収性本体の位置決め作業を容易にしつつ、弾性部材の伸縮力により前帯部を着用者の胴回りにフィットさせることにより着用感を向上させることができる。
なお、「弾性部材を非設置とする」とは、弾性部材が設けられていないことだけを意味しているのではなく、弾性部材が設けられている場合であっても、その伸縮力が機能しないように弾性部材に弱体化処理を施した場合も含まれる。すなわち、「弾性部材を非設置にする」とは、切欠き部の深さ寸法に対応する幅寸法範囲で前帯部に対して実質的に伸縮力が付与されないようにした構成を意味している。
両ミシン目がパンツ深さ方向に沿って形成された構成によれば、使い捨てパンツを着用した状態で、吸収性本体の前部を展開する場合に、着用者がウェストから股下方向へ向けて前腹部を引き下げることにより、両ミシン目を容易に裁断することができる。
両ミシン目が切欠き部と前帯部の側辺との交差位置からパンツ深さ方向へ延びて形成されている構成によれば、切欠き部の変形を防止しつつ可及的広範囲に弾性部材を添設することができるので、より着用感を向上させることができる。
本発明の製造方法によれば、上記のように前帯部に対する吸収性本体の位置決め作業の容易化と着用感の向上とを両立させることができる使い捨てパンツを好適に製造することができる。
前帯部形成帯裁断工程を含んだ製造方法によれば、接合工程までの間は、帯幅方向において切断線の非設置部分を残すことができるので、搬送時に張力を付与した場合に切断線に沿って前帯部形成帯が裂けてしまうことを防止することができる一方、接合工程の実行後においては、切欠き部から前帯部形成帯の側辺までの間で切断線が連続した状態となるので、着用者による前帯部の引き裂きを許容することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、使い捨てパンツ1の正面図を示しており、図1の(a)は製造後の状態、(b)は吸収性本体の前部を展開した状態、図2の(a)は片側の前帯部を展開した状態、(b)は両側の前帯部を展開した状態をそれぞれ示している。
使い捨てパンツ1は、前腹部4と後背部5とを有するパンツ本体2と、これら前腹部4と後背部5とに跨って配設された吸収性本体3とを備えている。なお、図1の(b)のように展開された吸収性本体3の端部側を仮にパンツ深さ方向の前方として以下説明する。
パンツ本体2は、上記前腹部4及び後背部5と、この後背部5に接合された前帯部6とを備えている。
前帯部6は、製造後の状態(図1の(a)の状態)において、サイドシール2aにより両側が後背部5に接合された帯状の部材である。図3に示すように、この前帯部6の内側シートS1と外側シートS2との間には、弾性部材7がパンツ幅方向に沿って伸張状態で添設されている。この弾性部材7は、後述する切欠き部6aの深さ寸法に対応する前帯部6の幅寸法範囲には非設置とされている。
また、前帯部6には、その中央部で前方へ向けて開くとともに厚み方向へ貫通する切欠き部6aと、この切欠き部6aから後方へ延びる切断線6bとが形成され、この切断線6bにより、前帯部6及びその後縁部に沿って接合されたメカニカルファスナーの第一ループ材8は、図1の状態から図2のように分断された状態へ展開し得るようになっている。
さらに、前帯部6には、上記切断線6bに跨って第一タブ9が配設されている。この第一タブ9は、一方の端部が右側(着用者から見た右側)の前帯部6に接合されており、他方の端部の裏面には、メカニカルファスナーの第一フック材10が接合されている。そのため、第一フック材10が左側(着用者から見た左側)の前帯部6上の第一ループ材8と剥離可能に止着することにより、一旦展開された前帯部6を着用者の胴回りに巻き付けた形態で保持することができる。
前腹部4は、製造後の状態において、上記前帯部6の外側に配置され、サイドシール2aにより両側が後背部5に接合された帯状の部材であり、サイドシール2aの内側位置には、一対のミシン目11がパンツ深さ方向に沿って形成されている。
前腹部4の各ミシン目11の内側位置には、パンツ幅方向で対をなすメカニカルファスナーの第二フック材(止着部)12、及び第二タブ13が設けられている。第二フック材12は、前腹部4の前部に二対形成され、上記第一ループ材8と剥離可能に止着することにより前腹部4を前帯部6に保持させるようになっている。
具体的には図3に示すように、前腹部4は、製造後の形態において、第二フック材12により各ミシン目11の間の部分が前帯部6に対して剥離可能に止着している一方、各ミシン目11の外側の部分が接合部14により前帯部6に接合されている。さらに、図1に示すように、前腹部4は、製造後の形態において、両ミシン目11と各第二フック材12との間の仮接合部Mにより、前帯部6に対して剥離可能に接合されている。
したがって、仮接合部Mを剥離させつつ、前腹部4を各ミシン目11に沿って切り取ることにより、使い捨てパンツ1を図1(a)、図3及び図4の状態から図1(b)、図6及び図7の状態へ展開することができる。
一方、上記第二タブ13は、各第二フック材12の後方に一対形成され、帯状の摘み部13aと、この摘み部13aに接合されたメカニカルファスナーの第三フック材13bとを備えている。
各摘み部13aは、図5に示すように、一端部が前腹部4の内側シートS3に接合されている一方、他端部表面に第三フック材13bが接合され、製造後の形態では、第三フック材13bが内側にされた状態で摘み部13aが二つ折りにされている。そして、上記各ミシン目11に沿って前腹部4が展開した後には、図2の(b)のように、各摘み部13aの他端部を互いに外側へ展開することができ、再び前腹部4を前帯部6に止着する場合には、これら摘み部13aを外側へ引っ張りつつ、各第三フック材13bを前腹部6に止着することにより、脚穴K〔図1の(a)参照〕を絞ることができる。
ここで、メカニカルファスナーとは、フック部とループ部とが対をなして、両者を強く圧迫すると、フック部とループ部とが相互に外れにくいように係止されるとともに、フック部とループ部とを手で強く引き剥がすと、フック部とループ部との係止が外れるものをいい、面ファスナーとも呼ばれている。なお、フック部の機能を不織布材料で代用することもできるので、上記前帯部6を不織布材料で形成することにより、第一ループ材8を省略することもできる。
図1、図3及び、図4を参照して、上記前腹部4の各ミシン目11の外側位置には、後方側(着用者のウェスト側)に第一前ウェスト用弾性部材15、前方側(着用者の腹部側)に前ボディフィット用弾性部材(弾性部材)16が、それぞれ内側シートS3と外側シートS4との間にパンツ幅方向に沿って伸張状態で複数本添設されている。第一前ウェスト用弾性部材15は、前ボディフィット用弾性部材16よりも収縮力が大きくなるように構成されていることが好ましい。
また、前ボディフィット用弾性部材16は、上記切欠き部6aの深さ寸法に対応する前腹部4の幅寸法範囲内に配設されている。
一方、前腹部4の各ミシン目11間の位置には、内側シートS3と外側シートS4との間に第二ウェスト用弾性部材17がパンツ幅方向に沿って伸張状態で複数本添設されている。なお、この第二ウェスト用弾性部材17は、吸収性本体3の前部3aよりも前方側に配設され、各第二フック材12に対応するパンツ幅方向の位置で伸縮力が機能しないように弱体化処理が施されている。
なお、第一前ウェスト用弾性部材15及び第二ウェスト用弾性部材17を添設する場合には、両ウェスト用弾性部材15、17を別々に添設する方法でもよいが、予め前腹部4に対して連続する弾性部材を添設しておき、この弾性部材に対して弱体化処理を施して、当該弾性部材を第二ウェスト用弾性部材17と第一前ウェスト用弾性部材15とに分断するようにすることもできる。
後背部5には、前方両側に一対の切欠きK1が形成され、製造後の形態では、これら切欠きK1と吸収性本体3の両側部と前腹部4との間で脚穴Kを形成するようになっている。
図2の(b)、図8を参照して、後背部5の内側シートS5と外側シートS6との間には、前方から順にレッグ用弾性部材18、後ボディフィット用弾性部材19、後ウェスト用弾性部材20が、それぞれパンツ幅方向に沿って伸張状態で添設されている。
レッグ用弾性部材18は、後背部5の切欠きK1の縁部及び前端縁部に沿って湾曲して配設されており、吸収性本体3の接合される位置で収縮力が機能しないように弱体化処理が施されている。
後ウェスト用弾性部材20は、後ボディフィット用弾性部材19よりも収縮力が大きくなるように構成されていることが好ましく、後ボディフィット用弾性部材19は、吸収性本体3の後部3bが接合される部分について、その収縮力が機能しないように弱体化処理が施されている。
図8を参照して、後背部5の内側シートS5には、被覆シート21がさらに接合されている。
被覆シート21は、その前端部が吸収性本体3の後端部を被覆した状態で当該吸収性本体3に接合されている一方、その後端部が内側に折り返された外側シートS6の前端部S61と内側シートS5との間に接合されている。
吸収性本体3は、図8を参照すれば、液体透過性のトップシート23と液体不透過性のバックシート24の間に吸収コア25を挟み込んで構成され、その前部3aが前腹部4の内側シートS3に対して接合部26により接合されている一方、その後部3bが後背部5の内側シートS5に対して接合部27により接合されている。この吸収コア25は、図2の(b)に示すように、前後側が幅広、途中部が幅狭にされた砂時計型に形成され、この途中部が使い捨てパンツ1の股部44(図2参照)を構成することになる。
図2、図4及び図5を参照して、上記トップシート23は、吸収コア25を内包するように上方へ起立してパンツ幅方向の内側に折り曲げられたバックシート24の縁部24a上に接合部28を介してパンツ幅方向の両側で接合されている。
また、吸収性本体3には、前後方向に延びる撥水性及び/又は液体不透過性のサイドシート29がパンツ幅方向で対をなして設けられ、このサイドシート29は、バックシート24の縁部24a及びトップシート23に対してそれぞれ接合部30、31を介して接合されているが、トップシート23との接合部31を起立基端部としてパンツ幅方向の内側に延出され、封止部32で封止された延出部分の内側端部に取り付けられた立体用弾性部材33の収縮力でトップシート23の上方に立ち上がる立体ギャザーとなっている。
この立体ギャザーにより、トップシート23の表面を流れた尿等の排泄物を受け止めることができ、着用者が横向きに寝ているような場合でも横漏れ防止効果が発揮されることになる。
さらに、パンツ幅方向における吸収性本体3の両側縁部には、バックシート24と吸収コア25との間にレッグ用弾性部材34が、それぞれ前後方向に沿って伸張状態で添設され、このレッグ用弾性部材34により、着用時に着用者の股下に対して吸収性本体3がフィットすることになる。
以下、上記使い捨てパンツ1の製造方法について、図9〜図11を参照して説明する。
使い捨てパンツ1の製造ラインでは、後背部形成帯35をライン方向に沿うように搬送するメインラインPHに沿って順次加工が進められるようになっている。
具体的に、メインラインPHには、上流側から順に吸収性本体接合セクションX1、接合セクションX2、レッグホール形成セクションX3、折り返しセクションX4、サイドシールセクションX5、カットセクションX6が設定されている。
吸収性本体接合セクションX1では、後背部形成帯35と並行して前腹部形成帯36がライン方向に沿って搬送されている(前後帯搬送工程)。また、この吸収性本体接合セクションX1には、既に製造された吸収性本体3が長手方向をライン方向に沿わせた姿勢で搬送されてくるようになっている。
なお、吸収性本体接合セクションX1まで搬送されるまでに、後背部形成帯35には、レッグ用弾性部材18、後ボディフィット用弾性部材19、及び後ウェスト用弾性部材20が添設されている一方、前腹部形成帯36には、各ミシン目11、各第二フック材12、及び各第二タブ13が形成されているとともに、第一及び第二前ウェスト用弾性部材15、17及び前ボディフィット用弾性部材16が添設されている(弾性部材添設工程)。
なお、後ウェスト用弾性部材20は、上記吸収セクションX1よりも後のセクション(例えば、接合セクションX2)で後背部形成帯35に対して添設することもできる。
そして、吸収性本体接合セクションX1では、搬送されている吸収性本体3を90°回転させる。次いで、この吸収性本体3の前部3aを各第二フック材12及び各第二タブ13の間で第二ウェスト用弾性部材17と重ならない位置に配置する一方、吸収性本体3の後部3bをレッグ用弾性部材18及び後ボディフィット用弾性部材19の弱体化処理がなされた部分に配置した状態で、当該吸収性本体3を後背部形成帯35及び前腹部形成帯36上に載置して、これらを接合する(吸収性本体接合工程)。
接合セクションX2では、帯幅方向の一方向へ開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部6aを有する前帯部形成帯37がライン方向に沿って搬送されている(前帯部形成帯搬送工程)。この前帯部形成帯37は、接合セクションX2へ搬送される前の段階で、図11に示すような前工程が実行されている。
この前工程では、まず、弾性部材7が添設された前帯部形成帯37に対して、弾性部材7の前方位置に余剰部切断線37aを長手方向に沿って形成する。次いで、前帯部形成帯37上の余剰部切断線37aよりも後側位置に第一ループ材8を接合し、これら前帯部形成帯37及び第一ループ材8に対して帯幅方向に沿って切断線6bを形成する(切断線形成工程)。このとき、切断線6bは、第一ループ材8をライン方向で二等分可能となる位置に形成される。
また、切断線形成工程では、上記切欠き部6aと交差可能となるように帯幅方向の途中部に配置された基端部38aと、この基端部38aから余剰部切断線37aまで延びる先端部38bとを有する切断線6bを形成することになる。すなわち、この先端部38bは、前帯部形成帯37における前方側の側辺37bの手前で終端するように形成されている。
そして、この切断線6bを跨ぐように第一ループ材8上に第一タブ9を配置して、この第一タブ9の一端部を第一ループ材8に接合する一方、他端部の第一フック材10を第一ループ材8に対して止着する。次いで、前帯部形成帯37に対して、帯幅方向の一方へ開口する切欠き部6aを形成する。
再び図9を参照して、上記接合セクションX2では、切欠き部6aが両ミシン目11間に配置されるように前腹部形成帯36上に前帯部形成帯37を載置する(載置工程)。なお、この載置工程では、図11の前工程の状態から表裏反転させた上で、前帯部形成帯37を前腹部形成帯36上に載置することになる。
上記載置工程では、前帯部形成帯37の後方側の側辺37cと前腹部形成帯36の後方側の側辺36aとを重ね合わせるように配置することにしており、このようにすると、前帯部形成帯37の余剰部切断線37aより前側の部分が、前腹部形成帯36から前方へはみ出した状態となる。
次いで、接合セクションX2では、ライン方向における両ミシン目11の外側位置で、前帯部形成帯37と前腹部形成帯36とを接合する(接合工程)。なお、この接合工程では、前腹部形成帯36と前帯部形成帯37との間に仮接合部M(図1参照)も同時に形成することになる。
レッグホール形成セクションX3では、後背部形成帯35を裁断して、当該後背部形成帯35に対して切欠きK1(図1参照)を形成することになる。
さらに、上記レッグホール形成セクションでは、前帯部形成帯37を余剰部切断線37aに沿って切断して(余剰部裁断工程)、切断線6bを前帯部形成帯41の帯幅方向で連続させた状態、すなわち、前帯部形成帯37を帯幅方向に沿って分断可能な状態とする。
図10を参照して、折り返しセクションX4では、後背部形成帯35の後方側の側辺35aと前腹部形成帯36の前方側の側辺36bとを重ね合わせるように、吸収性本体3を折り返す(折り返し工程)。
サイドシールセクションX5では、重ね合わされた後背部形成帯35と前腹部形成帯36とを、前帯部形成帯37を挟んだ状態で、両ミシン目11の外側で接合する(サイドシール工程)。
カットセクションX6では、上記サイドシール工程で接合された両接合部43の外側位置で、後背部形成帯35、前腹部形成帯36及び、前帯部形成帯37を裁断して(裁断工程)、パンツ幅方向の両側にサイドシール2aが形成された使い捨てパンツ1を製造する。
なお、上記実施形態では、前腹部4と後背部5とを別々に備えた使い捨てパンツ1について説明したが、これに限定されることはなく、例えば、図12に示すような使い捨てパンツ51でもよい。なお、上記使い捨てパンツ1と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
使い捨てパンツ51は、前腹部と後背部とが一体に形成されている点で上記実施形態と相違している。
具体的に、使い捨てパンツ51は、前腹部54と後背部55とが股部53を介して連結されている外装シート56とこの外装シート56の後背部55に対してパンツ幅方向の両側に接合された前帯部6とを有するパンツ本体52と、前腹部54から後背部55にわたって外装シート56上に接合された吸収性本体3とを備えている。
上記実施形態と同様に、上記前腹部54の各ミシン目11の外側位置には、第一ウェスト用弾性部材65、前ボディフィット用弾性部材66がそれぞれパンツ幅方向に沿って伸張状態で複数本添設されている。
以下、上記使い捨てパンツ51の製造方法について、図13を参照して説明する。
使い捨てパンツ51の製造ラインでは、帯幅方向において前方から順に前腹部領域E1、股部領域E2及び後背部領域E3が設定された外装シート形成帯57をライン方向に沿うように搬送する(外装シート形成帯搬送工程)メインラインPH2に沿って順次加工が進められるようになっている。
具体的に、メインラインPH2には、上流側から順に吸収性本体接合接合セクションY1、レッグホール形成セクションY2、接合セクションY3、折り返しセクション、サイドシールセクション、カットセクションが設定されている。なお、折り返しセクション以下のセクションでは、上述した図10と同様の工程を実行しているため、これらセクションの説明は省略する。
吸収性本体接合セクションY1には、上記実施形態と同様に、吸収性本体3がライン方向に沿って搬送されてくるようになっている。
また、吸収性本体接合セクションY1まで搬送されるまでに、外装シート形成帯57の後背部領域E3には、レッグ用弾性部材18、後ボディフィット用弾性部材19、後ウェスト用弾性部材20が添設されている。一方、外装シート形成帯57の前腹部領域E1には、第一及び第二ウェスト用弾性部材65、17、前ボディフィット用弾性部材66が添設されている(弾性部材添設工程)とともに、各ミシン目11、各第二フック材12、及び各第二タブ13が形成されている。
なお、各ミシン目11は、前腹部領域E1における外装シート形成帯57の側辺57aから後述する脚穴用の孔58の形成範囲(股部領域E2)まで延びて形成されている。
そして、吸収性本体接合セクションY1では、搬送されている吸収性本体3を90°回転させ、この吸収性本体3の前部3aを各第二フック材12及び各第二タブ13の間で第二ウェスト用弾性部材17と重ならない位置に配置する一方、吸収性本体3の後部3bをレッグ用弾性部材18及び後ボディフィット用弾性部材19の弱体化処理がなされた部分に配置した状態で、当該吸収性本体3を外装シート形成帯57上に載置して、外装シート形成帯57と吸収性本体3とを接合する(吸収性本体接合工程)。
レッグホール形成セクションY2では、股部領域E2における外装シート形成帯57に対して、両ミシン目11と交差するように吸収性本体3の両側に脚穴用の孔58を形成する(レッグホール形成工程)。
このレッグホール形成工程では、脚穴用の孔58を形成することにより、両ミシン目11が、外装シート形成帯57の前側の側辺57aと脚穴用の孔58との間で連続した状態、すなわち、前腹部領域E1において外装シート形成帯57を前後方向に沿って裁断可能な状態となる。
接合セクションY3では、上記余剰部切断線37aの前側部分の幅寸法だけ外装シート形成帯57の前腹部領域E1よりも幅広に形成された前帯部形成帯37が、ライン方向に沿って搬送されている(前帯部形成帯搬送工程)。なお、この前帯部形成帯37は、上述した図11に示す前工程が実行された後に、接合セクションY3へ搬送されることになる。
そして、接合セクションY3では、切欠き部6aが両ミシン目11間に配置されるように、前帯部形成帯37を前腹部領域E1における外装シート形成帯上に載置する(載置工程)。
次いで、接合セクションY3では、ライン方向における両ミシン目11の外側位置で外装シート形成帯57と前帯部形成帯37とを接合する(接合工程)。なお、この接合工程では、上記実施形態と同様に、前腹部領域E1における外装シート形成帯57と前腹部形成帯37との間に仮接合部Mも同時に形成することになる。
さらに、上記接合セクションY3では、前帯部形成帯37を余剰部切断線37aに沿って裁断して(余剰部裁断工程)、切断線6bを前帯部形成帯37の帯幅方向で連続させた状態とする。
そして、上記実施形態と同様に、折り返しセクション、サイドシールセクション、及びカットセクションを順次実行して、使い捨てパンツ51を製造することになる。
なお、上記使い捨てパンツ1、51では、パンツ幅方向で切欠き部6aから離間して両ミシン目11を形成するようにしているが、これに限定されることはなく、図14に示すように、切欠き部6aと前帯部6の側辺との交差する位置Pから、パンツ深さ方向に延びて形成されていてもよい。
以上、説明したように上記使い捨てパンツ1、51によれば、切欠き部6aの深さ寸法に対応する幅寸法範囲で前帯部6に弾性部材7を非設置としているので、切欠き部6aに対する弾性部材7の伸縮力の影響を抑制することができ、切り欠き部6aの変形を防止することができる。
さらに、使い捨てパンツ1、51では、両ミシン目11の外側位置で、上記幅寸法範囲に対応する範囲について前腹部4に前ボディフィット用弾性部材16が添設されているので、この前ボディフィット用弾性部材16の伸縮力により、当該前腹部4に接合された前帯部6の伸縮性を確保することができる。
したがって、上記使い捨てパンツ1、51は、切欠き部6aの形状を維持して前帯部6に対する吸収性本体位置決め作業を容易にしつつ、前ボディフィット用弾性部材16の伸縮力により前帯部6を着用者の胴回りにフィットさせることにより着用間を向上させることができる。
両ミシン目11がパンツ深さ方向に沿って形成された構成によれば、使い捨てパンツ1、51を着用した状態で、吸収性本体3の前部3aを展開する場合に、着用者がウェストから股下方向へ向けて前腹部4を引き下げることにより、両ミシン目11を容易に裁断することができる。
両ミシン目11が切欠き部6aと前帯部6の側辺との交差位置Pからパンツ深さ方向へ延びて形成されている構成によれば、切欠き部6aの変形を防止しつつ可及的広範囲に前ボディフィット用弾性部材16を添設することができるので、より着用間を向上させることができる。
また、上記各製造方法によれば、上記のように前帯部6に対する吸収性本体3の位置決め作業の容易化と着用間の向上とを両立させることができる使い捨てパンツ1、51を好適に製造することができる。
前帯部形成帯裁断工程を含んだ製造方法によれば、接合工程までの間は、帯幅方向において切断線6bの非設置部分を残すことができるので、搬送時に張力を付与した場合に切断線6bに沿って前帯部形成帯37が裂けてしまうことを防止することができる一方、接合工程の実行後においては、切欠き部6aから前帯部形成帯37の側辺37bまでの間で切断線6bが連続した状態となるので、着用者による前帯部6の引き裂きを許容することができる。
以下、上記各部材の構成材料等について簡単に説明する。
〔トップシート23〕
親水性(透液性)不織布材料が好ましい。例えば、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布材料、或いは疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理し、透液性とした不織布材料が用いられる。好ましくは、疎水性繊維裏面を界面活性剤により処理し透液性とした目付10〜35g/m2の透液性不織布材料(ポイントボンド不織布、エアースルー不織布)である。
〔バックシート24〕
撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)、プラスチックフィルム(通気性であっても非通気性であっても良いが、好適な態様としては通気性プラスチックフィルムが望ましい)やその複合材料が用いられる。好ましくは、目付15〜50g/m2の通気性ポリエチレンフィルムである。
〔吸収コア25〕
粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維集合層に粒状の高分子吸水体を混合した吸収性コアを、ティッシュペーパーなどの紙シート或いは透液性不織布シート等の被覆シートで包んで、所定形状(長方形、砂時計型、ひょうたん型等)に成形した吸収体である。上記繊維や高分子吸水体をシート状に成形したシート状吸収体(例えば、エアレイド吸収体)等を、所定形状に成形して用いても構わない。また、着用者が歩いたり、寝返りを打ったりしても形状を保持できるように、親水性繊維集合層中やシートに形状保持手段(ホットメルト接着剤の塗布、合成繊維の混合)を施しても構わない。
〔サイドシート29〕
親水性の場合は、トップシート23と同様の不織布材料が好ましい。撥水性の場合は、バックシート24と同様の不織布材料が好ましい。
〔弾性部材7、15、16、17、18、19、20、33、34、〕
通常使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料(ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等)が用いられて、ホットメルト接着剤、熱接着、超音波接着など好適な添設手段でもって添設される。好ましくは、ゴム系のホットメルト接着剤である。また、繊度300〜2000デシテックスのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して添設するのが好ましい。
〔内側シートS1、S3、S5〕
撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が用いられる。好ましくは、目付10〜35g/m2の撥水性不織布材料である。また、内面のみを親水化〔界面活性剤を塗布する或いは親水性繊維(レーヨン、コットン等)の層を作る〕しても良く、この場合には、肌に当接した場合の感触が良くなり、吸汗効果も期待できる。
〔外側シートS2、S4、S6〕
通気性のある撥水性不織布材料(スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、SMS不織布等)が用いられる。好ましくは、目付10〜35g/m2の撥水性不織布材料である。
〔摘み部13a、第一タブ9〕
不織布材料、織布材料、編布材料、プラスチック材料から適宜選択することができる。中でも、スパンボンド法、エアースルー法、ポイントボンド法、メルトブロー法、エアレイド法や、それら製法の組み合わせ等によって製造される不織布材料が好ましい。さらに、目付30〜100g/m2のスパンボンド法、若しくはスパンボンド法とメルトブロー法とを組み合わせたSMS法による不織布材料が強度の点から好ましい。最も好ましいのは、目付50〜85g/m2のスパンボンド法によって製造された不織布材料である。材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、パルプ、絹等の天然繊維から適宜選択することができるが、好ましくはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルといった合成繊維が利用でき、中でもポリプロピレン、ポリエステル繊維を主成分とするものは強度があり、好適である。最も好ましいのは、ポリエステル繊維である。
そして、摘み部13a、第一タブ9は、摘み易く、破断し難いものであることが好ましい。
〔各シート材料の接合〕
上記各シート材料の接合は、ホットメルト接着剤、熱接合、超音波シール等の方法が適宜用いられる。ホットメルト接着剤については、ゴム系、ポリオレフィン系、酢酸ビニル系等のホットメルト接着剤から適切に選定して、直接的なコーター塗布、間接的なスパイラル塗布、メルトブロー(カーテンスプレー)塗布、ビード塗布等の方法で塗布する。なお、サイドシールの接合には、熱接合が好ましい。
本発明の実施形態に係る使い捨てパンツの正面図であり、(a)は製造後の状態、(b)は吸収性本体の前部を展開した状態をそれぞれ示している。 図1の使い捨てパンツの正面図であり、(a)は片側の前帯部を展開した状態、(b)は両側の前帯部を展開した状態をそれぞれ示している。 図1(a)のIII−III線断面図であり、後背部を省略したものである。 図1(a)のIV−IV線断面図であり、後背部を省略したものである。 図1(b)のV−V線断面図である。 図1(b)のVI−VI線断面図である。 図1(b)のVII−VII線断面図である。 図2(b)のVIII−VIII線断面図である。 図1の使い捨てパンツの製造方法を示す斜視図である。 図1の使い捨てパンツの製造方法を示す斜視図であり、図9の後のセクションを示すものである。 図9の製造方法に利用される内装シート帯に対する前工程を示す斜視図である。 本発明に係る使い捨てパンツの正面図であり、(a)は製造後の状態、(b)は展開後の状態をそれぞれ示している。 図12の使い捨てパンツの製造方法を示す斜視図である。 本発明の別の実施形態に係る使い捨てパンツの一部を拡大して示す正面図である。
符号の説明
1、51 使い捨てパンツ
3 吸収性本体
4、54 前腹部
5、55 後背部
6 前帯部
6a 切欠き部
6b 切断線
7 弾性部材
11 ミシン目
16 前ボディフィット用弾性部材
35 後背部形成帯
36 前腹部形成帯
37 前帯部形成帯
37a 余剰部切断線
58 脚穴用の孔
44、53 股部
57 外装シート形成帯

Claims (6)

  1. 後背部と、この後背部に対してパンツ幅方向の両側で接合された前帯部及び前腹部と、上記後背部と前腹部とに跨って接合された吸収性本体とを備え、上記前帯部には、パンツ幅方向と直交する深さ方向に開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部が形成されている一方、上記前腹部は、切欠き部に対するパンツ幅方向の両側位置に形成された一対のミシン目を備えているとともに、パンツ幅方向における両ミシン目の外側で前帯部の外側面に接合され、両ミシン目に沿って前腹部を裁断することにより吸収性本体の前部を前帯部の外側面から展開することができる一方、展開された吸収性本体の前部を前帯部の外側面に止着した形態とすることが可能な使い捨てパンツであって、
    上記前帯部には、切欠き部の深さ寸法に対応する幅寸法範囲に弾性部材が非設置とされている一方、
    上記前腹部には、パンツ幅方向における両ミシン目の外側位置で、かつ上記幅寸法範囲に対応する範囲に、パンツ幅方向に沿って弾性部材が添設されていることを特徴とする使い捨てパンツ。
  2. 請求項1に記載の使い捨てパンツにおいて、上記両ミシン目は、パンツ深さ方向に沿って形成されていることを特徴とする使い捨てパンツ。
  3. 請求項2に記載の使い捨てパンツにおいて、上記前腹部と前帯部とは、その接合部において股下側の側辺部が互いに重ね合わされており、上記両ミシン目は、切欠き部と前帯部の側辺との交差する位置から、パンツ深さ方向へ延びて形成されていることを特徴とする使い捨てパンツ。
  4. 後背部と、この後背部に対してパンツ幅方向の両側で接合された前帯部及び前腹部と、上記後背部と前腹部とに跨って接合された吸収性本体とを備え、上記前帯部には、パンツ幅方向と直交する深さ方向に開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部が形成されている一方、上記前腹部は、切欠き部に対するパンツ幅方向の両側位置に形成された一対のミシン目を備えているとともに、パンツ幅方向における両ミシン目の外側で前帯部の外側面に接合され、両ミシン目に沿って前腹部を裁断することにより吸収性本体の前部を前帯部の外側面から展開することができる一方、展開された吸収性本体の前部を前帯部の外側面に止着した形態とすることが可能な使い捨てパンツの製造方法であって、
    帯幅方向に沿って形成された一対のミシン目を有する前腹部形成帯と、後背部形成帯とをライン方向に沿って搬送する前後帯搬送工程と、
    帯幅方向の一方向へ開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部を有する前帯部形成帯をライン方向に沿って搬送する前帯部形成帯搬送工程と、
    前腹部形成帯と前帯部形成帯とを予め設定された姿勢で重ね合わせた場合に、上記切欠き部の深さ寸法に対応する帯幅寸法範囲内に配置されるように、帯長手方向における両ミシン目の外側位置において前腹部形成帯に対して弾性部材を帯長手方向に沿って伸張状態で添設する弾性部材添設工程と、
    前腹部形成帯上の両ミシン目間に吸収性本体の前部を接合するとともに、この吸収性本体の後部を後背部形成帯上に接合する吸収性本体接合工程と、
    上記切欠き部と交差可能となるように、帯幅方向に沿って前帯部形成帯に切断線を形成する切断線形成工程と、
    上記切欠き部が両ミシン目間に配置されるように前帯部形成帯を前腹部形成帯上に載置する載置工程と、
    ライン方向における両ミシン目の外側位置で前帯部形成帯と前腹部形成帯とを接合する接合工程と、
    前腹部形成帯と後背部形成帯とを重ね合わせるように吸収性本体を折り返す折り返し工程と、
    ライン方向における両ミシン目の外側位置で、前腹部形成帯と後背部形成帯とを、前帯部形成帯を挟んだ状態で接合するサイドシール工程と、
    サイドシール工程で接合された両接合個所の外側位置で、前腹部形成帯、後背部形成帯及び、前帯部形成帯を裁断する裁断工程とを含んでいることを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
  5. 後背部と、この後背部に対してパンツ幅方向の両側で接合された前帯部及び前腹部と、上記後背部と前腹部とに跨って接合された吸収性本体とを備え、上記前帯部には、パンツ幅方向と直交する深さ方向に開口するとともに厚み方向に貫通する切欠き部が形成されている一方、上記前腹部は、切欠き部に対するパンツ幅方向の両側位置に形成された一対のミシン目を備えているとともに、パンツ幅方向における両ミシン目の外側で前帯部の外側面に接合され、両ミシン目に沿って前腹部を裁断することにより吸収性本体の前部を前帯部の外側面から展開することができる一方、展開された吸収性本体の前部を前帯部の外側面に止着した形態とすることが可能な使い捨てパンツの製造方法であって、
    帯幅方向において前腹部領域、股部領域及び、後背部領域が順に設定され、前腹部領域で帯幅方向に沿って形成された一対のミシン目を有する外装シート形成帯をライン方向に沿って搬送する外装シート形成帯搬送工程と、
    帯幅方向の一方向へ開口するとともに厚み方向へ貫通する切欠き部を有する前帯部形成帯をライン方向に沿って搬送する前帯部形成帯搬送工程と、
    外装シート形成帯の前腹部領域に対して前帯部形成帯を予め設定された姿勢で重ね合わせた場合に、上記切欠き部の深さ寸法に対応する帯幅寸法範囲内に配置されるように、帯長手方向における両ミシン目の外側位置において外装シート形成帯に対して弾性部材を帯長手方向に沿って伸張状態で添設する弾性部材添設工程と、
    前腹部領域における外装シート形成帯上の両ミシン目間に吸収性本体の前部を接合するとともに、この吸収性本体を股部領域及び後背部領域にわたって外装シート上に接合する吸収性本体接合工程と、
    上記切欠き部と交差可能となるように、帯幅方向に沿って前帯部形成帯に切断線を形成する切断線形成工程と、
    上記切欠き部が両ミシン目間に配置されるように、前帯部形成帯を前腹部領域における外装シート形成帯上に載置する載置工程と、
    ライン方向における両ミシン目の外側位置で外装シート形成帯と前帯部形成帯とを接合する接合工程と、
    股部領域における外装シート形成帯に対して、両ミシン目と交差するように吸収性本体の両側に脚穴用の孔を形成するレッグホール形成工程と、
    帯幅方向で二つ折りにするように外装シート形成帯及び吸収性本体を折り返す折り返し工程と、
    ライン方向における両ミシン目の外側位置で、二つ折りにされた外装シート形成帯を、前帯部形成帯を挟んだ状態で接合するサイドシール工程と、
    サイドシール工程で接合された両接合個所の外側位置で、外装シート及び前帯部形成帯を裁断する裁断工程とを含んでいることを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の使い捨てパンツの製造方法において、上記切断線形成工程では、切欠き部と交差可能に配置された基端部と、前帯部形成帯の側辺の手前で終端する先端部とを有する切断線を形成し、この切断線の終端位置から上記側辺までの帯幅寸法分だけ、前帯部形成帯を長手方向に沿って裁断する余剰部裁断工程をさらに含み、この余剰部裁断工程を接合工程後に実行することを特徴とする使い捨てパンツの製造方法。
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