JP2005311961A - ヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

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彰 米沢
Nobuyuki Miyake
信行 三宅
Shigeru Kato
茂 加藤
Masaki Otsuki
正樹 大槻
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Abstract

【課題】 ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの映像表示部の位置ずれを防ぎ、姿勢を安定させることである。
【解決手段】 使用者Mの頭部に装着され、使用者Mの両方の側頭部を押圧するほぼ円弧状のリアアーム10と、このリアアーム10に連なるフロントアーム20に支持され、使用者Mの目Eの前方に配置される映像表示部30と、使用者Mの頭部以外で保持可能であって少なくとも映像表示部30を制御するコントローラ50とを備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、コントローラ50に接続されるケーブル50aをリアアーム10の一端部の近傍から垂らした。
【選択図】 図1

Description

この発明はヘッドマウントディスプレイ装置に関する。
従来、弾性力によって使用者の頭部に装着される保持部と、この保持部に連なる表示ユニットとを備えるヘッドマウントディスプレイ装置がある(特開平11−327460号公報参照)。表示ユニットは目の前方に配置される表示デバイスを有する。
使用者は表示デバイス上に表示された映像を接眼レンズやハーフミラー等を介して観察する。
特開平11−327460号公報
本出願人は上記ヘッドマウントディスプレイ装置と異なる構成のヘッドマウントディスプレイ装置を提案している(特願2002−371994号参照)。
図12はこのヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
このヘッドマウントディスプレイ装置はリアアーム1010とフロントアーム1020と映像表示部1030と収容部1040とコントローラ1050とリモートコントローラ1060とを備えている。
リアアーム1010は円弧状であり、使用者の後頭部に装着される。
リアアーム1010の両端部にはヘッドホン部1015,1016が設けられ、使用者(図示せず)の左右の耳に装着される。リアアーム1010の両端部がヘッドホン部1015,1016を介して両方の側頭部を押圧する。
また、リアアーム1010には弓形状のフロントアーム1020を摺動可能に支持する収容部1040が取付部材1041を介して取り付けられている。収容部1040の取付位置はリアアーム1010の一端部から他端部の方へ所定距離だけ離れている。
フロントアーム1020の先端部には使用者の目の前方に配置される映像表示部1030が支持されている。
コントローラ1050はケーブル1050aを介して収容部1040に接続され、収容部1040内に収容されているフロントアーム1020の出し入れを行うモータ(図示せず)等の駆動を制御する。ケーブル1050aは収容部1040の後端部から引き出されている。
リモートコントローラ1060はケーブル1050bを介してコントローラ1050に接続され、ケーブル1050bを介して信号データをコントローラ1050へ送る。
このヘッドマウントディスプレイ装置を装着したとき、収容部1040の取付位置を支点とする、ケーブル1050aの重量による回転モーメントが発生する(回転モーメントの方向は時計方向)。このとき、収容部1040の取付位置にはリアアーム1010と取付部材1041との結合部の弾性力によって反時計方向に回転モーメントが発生する。
また、リアアーム1010の両端部が使用者の両方の側頭部を押圧する位置を支点とする、ケーブル1050aの重量による回転モーメントが発生する(回転モーメントの方向は時計方向)。このとき、ヘッドホン部1015と側頭部との接触部分の摩擦力(ヘッドホン部1015を回転を妨げる力)による反時計方向の回転モーメントが発生する。
上記各回転モーメントを足し合わせたものがこのヘッドマウントディスプレイ装置に作用する。
ケーブル1050aを収容部1040の取付位置の後側から引き出したときには、時計方向に作用する回転モーメントが反時計方向に作用する回転モーメントより大きくなり、映像表示部1030の位置は上方へずれ易い。
これに対し、ケーブル1050aをリアアーム1010の両端部の位置(使用者の側頭部が押圧される位置)より前側(映像表示部1030側)から引き出したとき、以下のような問題が生じる。
収容部1040の取付位置を支点とする、ケーブル1050aの重量による回転モーメントが発生する(回転モーメントの方向は反時計方向)。このとき、取付位置にリアアーム1010と取付部材1041との結合部の弾性力によって時計方向に回転モーメントが発生する。
また、リアアーム1010の両端部が使用者の両方の側頭部を押圧する位置を支点とする、ケーブル1050aの重量による回転モーメントが発生する(回転モーメントの方向は反時計方向)。このとき、ヘッドホン部1015と側頭部との接触部分の摩擦力(ヘッドホン部1015を回転を妨げる力)による時計方向の回転モーメントが発生する。
上記各回転モーメントを足し合わせたものがヘッドマウントディスプレイ装置に作用する。ケーブル1050aをリアアーム1010の両端部の位置(使用者の側頭部が押圧される位置)より前側から引き出したとき、反時計方向に作用する回転モーメントが時計方向に作用する回転モーメントより大きくなり、映像表示部1030の位置は下方へずれ易い。
以上のように、図12のヘッドマウントディスプレイ装置には、映像表示部1030の位置ずれが起こり易く、姿勢が安定しないという問題がある。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの映像表示部の位置ずれを防ぎ、姿勢を安定させることである。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、使用者の頭部に装着され、前記使用者の両方の側頭部を押圧するほぼ円弧状の保持手段と、この保持手段に連なる支持手段に支持され、前記使用者の目の前方に配置される表示手段とを備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、前記使用者の頭部以外で保持可能であって少なくとも前記表示手段を制御するコントローラに接続されるケーブルを前記保持手段の一端部の近傍から引き出したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記支持手段を収容する収容部が前記保持手段に取り付けられ、前記近傍は前記収容部の取付位置と前記保持手段の一端部との間であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記ケーブルの一部が前記保持手段に設けられた耳当てに支持されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記保持手段の両端部に耳当てが設けられ、前記支持手段を収容する収容部が前記耳当てに結合され、前記ケーブルの一部が前記収容部と前記耳当てとの結合部に支持されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1又は2項記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記ケーブルの引出方向を切り換えるケーブル引出方向切換手段を備えていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記ケーブル引出方向切換手段は前記ケーブルの一部を支持する回転部材であり、その中心軸がほぼ前後方向へ延びることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記ケーブル引出方向切換手段は前記ケーブルの一部を挟持する挟持部材であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記ケーブル引出方向切換手段は前記ケーブルの一部を締め付けるベルトであることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置において、前記ケーブル引出方向切換手段は、前記ケーブルに設けられたおす側コネクタと、前記おす側コネクタと嵌合可能なめす側コネクタとで構成されていることを特徴とする。
この発明のヘッドマウントディスプレイ装置によれば、ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの映像表示部の位置ずれを防ぎ、姿勢を安定させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図、図2は左側面図である。なお、図2ではケーブル50a及びコントローラ50の図示は省略されている。
このヘッドマウントディスプレイ装置はリアアーム(保持手段)10とフロントアーム(支持手段)20と映像表示部(表示手段)30と収容部40とコントローラ50とを備えている。
リアアーム10は円弧状であり、使用者Mの後頭部に装着される。
リアアーム10の両端部には使用者Mの左右の耳に装着されるヘッドホン部(耳当て)15,16が設けられている。リアアーム10の両端部はヘッドホン部15,16を介して両方の側頭部を押圧する。
また、リアアーム10には弓形状のフロントアーム20を摺動可能に支持する収容部40が取付部材41を介して取り付けられている。図示しないが、収容部40には表示処理系、駆動系等が収容されている。
また、リアアーム10には弓形状のフロントアーム20を摺動可能に支持する収容部40が取付部材41を介して取り付けられている。収容部40の取付位置はリアアーム10の一端部から他端部の方へ所定距離だけ離れている。
フロントアーム20の先端部には使用者の一方の目Eの前方に配置される映像表示部30が設けられている。図1の場合、映像表示部30は左目Eの前方に配置される。
コントローラ50は使用者Mの頭部以外(例えば腰の周辺等)に装着される。コントローラ50はケーブル50aを介して収容部40に接続され、画像の再生、停止、拡大等の制御信号を出力する。ケーブル50aは収容部40の取付位置とリアアーム10の一端部との間(保持手段の一端部の近傍)から外部へ引き出され、収容部40の内側(ヘッドホン部15側)の側面から垂れ下がる。ケーブル50aを引き出す位置は好ましくは収容部40の取付位置とリアアーム10の一端部との中間位置よりも少しヘッドホン部15に近づいた位置である。
ケーブル50aの引出位置とリアアーム10の一端部との距離をa、ケーブル50aの引出位置と収容部40の取付位置との距離をb、ケーブル50aによって引出位置に加わる力をPとする(図2参照)。
このヘッドマウントディスプレイ装置を装着したとき、収容部40の取付位置を支点とする、ケーブル50aの重量による回転モーメントM1(M1=b×P)が発生する(回転モーメントの方向は反時計方向)。このとき、取付位置にはリアアーム10と取付部材41との結合部の弾性力によって時計方向に回転モーメントM2が発生する。
また、リアアーム10の両端部の位置(使用者の側頭部が押圧される位置)を支点とする、ケーブル50aの重量による回転モーメントM3(M3=a×P)が発生する(回転モーメントの方向は時計方向)。このとき、ヘッドホン部15と側頭部との接触部分の摩擦力(ヘッドホン部15を回転を妨げる力)による反時計方向の回転モーメントM4が発生する。
結局、各回転モーメントを足し合わせたものがこのヘッドマウントディスプレイ装置に作用する。回転モーメントM1と回転モーメントM2とを足し合わせたものは回転モーメントM3と回転モーメントM4とを足し合わせたものにほぼ等しく、両者の回転方向は逆であり、相殺される。その結果、頭部に装着されたヘッドマウントディスプレイ装置の姿勢は安定する。
この実施形態によれば、ヘッドマウントディスプレイ装置を装着したときの映像表示部30の位置ずれを防ぎ、姿勢を安定させることができる。
図3はこの発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態はケーブル50aの一部をリアアーム10の一端部に設けられたヘッドホン部15に固定させた点で第1実施形態と相違する。
ケーブル50aは収容部40の内側(ヘッドホン部15側)の側面から外部へ引き出され、ヘッドホン部15の外面に設けられた留め具17によって支持されている。ケーブル50aは収容部40の取付位置とリアアーム10の一端部との間に位置する。留め具17は円形のヘッドホン部15のほぼ中心(リアアーム10の一端部の位置に対応)を通る上下方向へ延びる仮想線上に位置する。
リアアーム10の一端部のヘッドホン部15の位置にケーブル50aを支持させたので、この位置を支点とする回転モーメントは発生せず、収容部40の取付位置を支点とする、ケーブル50aの重量による回転モーメントが発生する(回転モーメントの方向は反時計方向である)。この回転モーメントは、収容部40の取付位置に発生するリアアーム10と取付部材41との結合部の弾性力によって時計方向に発生する回転モーメントと、ヘッドホン部15と使用者の側頭部との接触部分で生じる抗力とを足し合わせたものにほぼ等しく、両者は相殺される。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図4はこの発明の第3実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
このヘッドマウントディスプレイ装置はリアアーム(保持手段)110とフロントアーム(支持手段)20と映像表示部(表示手段)30と収容部140とを備えている。なお、コントローラ50の図示は省略されている。
リアアーム110は円弧状であり、後頭部に装着される。
リアアーム110の両端部には使用者Mの左右の耳に装着されるヘッドホン部(耳当て)115,116が設けられている。ヘッドホン部115,116にはヘッドホン部115,116を耳に引っ掛けるための耳掛け部115a,116aがそれぞれ設けられている。リアアーム110の両端部はヘッドホン部115,116を介して両方の側頭部を押圧する。
また、フロントアーム20を収容する収容部140はヘッドホン部115に結合されている。ヘッドホン部115の外面の中心部にはほぼ前後方向へ延びる収容部140のほぼ中間部に形成された円筒状の結合部145が嵌合している。ケーブル50aは結合部145から外部へ引き出され、垂れ下がる。
結合部145からケーブル50aを引き出したので、この結合部145を支点とする回転モーメントは発生しない。ケーブル50aに作用する重量はヘッドホン部15と使用者の側頭部との接触部分及び耳掛け部115a,116aと耳との接触部分で生じる抗力と釣り合う。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
図5はこの発明の第4実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図、図6は回転部材の拡大斜視図であり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
リアアーム210の両端部には使用者Mの左右の耳に装着されるヘッドホン部(耳当て)215,216が設けられている。リアアーム210の両端部はヘッドホン部215,216を介して側頭部を押圧する。
回転軸(ケーブル引出方向切換手段)250は、ヘッドホン部215の外面に設けられた一対のフランジ部250a,250bと、それらによって回転可能に支持された回転軸250cとを有している。回転軸250cは円柱状であり、回転軸250cの中心軸はほぼ前後方向へ延びる。
ヘッドホン部215の外面から引き出されたケーブル50aの一部は回転軸250cを貫通する孔251に保持されている。なお、ケーブル50aは例えばヘッドホン部215、リアアーム210及び取付部材41を経由して収容部40に収容された表示処理系、駆動系等に接続される。
ヘッドマウントディスプレイ装置を反転させて頭部に装着したとき、収容部40は実線で示した位置から2点鎖線で示した位置に移る。ヘッドマウントディスプレイ装置の反転に伴ってケーブル50aの向きも反転する。このケーブル50aの反転に伴ってケーブル50aを支持する回転軸250cが回転するので、ケーブル50aの引出方向が図6の実線で示した位置から鎖線で示した位置へ変わる。
なお、上記実施形態では回転部材250をヘッドホン部215,216の外面に設けたが、リアアーム210の一端部の近傍であれば、例えば回転部材250を収容部240の外側の側面や内側の側面に設けてもよい。
次に、回転部材250を収容部240の外側の側面に設けた場合を図7及び図8を用いて説明する。保持手段の一端部の近傍には収容部240の外側の側面も含まれる。
図7はヘッドマウントディスプレイ装置の装着状態を示す正面図、図8は図7のヘッドマウントディスプレイ装置を反転させた後の装着状態を示す正面図である。
図7、図8において、収容部240及びケーブル50a以外の図示は省略されている。
図7、図8から、ヘッドマウントディスプレイ装置の反転に伴ってケーブル50aの引出方向が変わり、その反転の後も同様にケーブル50aが垂れ下がることがわかる。なお、図7及び図8では回転部材250はフランジ部250aに隠れて見えない。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、映像表示部30を左右いずれの目Eの前方に配置しても同じ感覚で装着できる使い勝手のよいものとすることができる。
図9はこの発明の第5実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の挟持部材を説明するための拡大斜視図である。
この実施形態は挟持部材(ケーブル引出方向切換手段)350,351を用いてケーブル50aを引き出す向きを変えるようにした点で第1実施形態と相違する。
収容部340の外側の側面に上下方向へ所定間隔をおいて挟持部材350と挟持部材351とが設けられている。挟持部材350と挟持部材351とは収容部340のケーブル50aが引き出された位置からそれぞれほぼ等距離にある。挟持部材350と挟持部材351とは同じ形状である。挟持部材350,351はほぼ音叉形であり、ケーブル50aを挟持する。
ヘッドマウントディスプレイ装置を反転させたとき、収容部340は使用者M(図5参照)の左側頭部から右側頭部に移る。ケーブル50aを一方の挟持部材350から外し、ケーブル50aの向きを180°変えて他方の挟持部材351に挟持させる。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、映像表示部30をいずれの目Eの前方に配置しても同じ感覚で装着できる使い勝手のよいものとすることができる。
なお、上記実施形態では挟持部材350,351を収容部340の外側の側面に設けたが、リアアーム10の一端部の近傍であれば、収容部340の内側の側面に設けてもよい。
図10はこの発明の第6実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置のベルト部分の拡大斜視図である。
この実施形態はベルト(ケーブル引出方向切換手段)450を用いてケーブル50aを引き出す向きを変えるようにした点で第1実施形態と相違する。
ベルト450には後述する突起451,452と係合可能な複数の孔450aが形成されている。突起451,452は収容部440の外側の側面に上下方向へ所定間隔をおいて設けられている。突起451は係合後に孔450aから抜け難いように突起451の先端部が孔450aより僅かに大きい。突起451と突起452とは同じ形状である。突起451と突起452とはほぼキノコ形である。この実施形態では突起451と突起452とはベルト450の一部を構成する。
ヘッドマウントディスプレイ装置を反転させたとき、収容部440は使用者M(図5参照)の左側頭部から右側頭部に移る。孔450aと突起451との係合を解除してケーブル50aを外し、ケーブル50aの向きを180°変えた後、孔450aに突起451を係合させてベルト450を締め付ける。
したがって、ヘッドマウントディスプレイ装置を反転させたときであってもヘッドマウントディスプレイ装置を反転させる前と同様にケーブル50aが垂れ下がる。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、映像表示部30をいずれの目Eの前方に配置しても同じ感覚で装着できる使い勝手のよいものとすることができる。
なお、上記実施形態ではベルト450と突起451,452とを収容部440の側面に設けたが、リアアーム10の一端部近傍であれば、ベルト450と突起451,452とを設ける位置は例えばヘッドホン部15(図5参照)の外側であってもよい。
図11はこの発明の第7実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図であり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この実施形態はコネクタ550,551,552を用いてケーブル50aを引き出す向きを変えるようにした点で第1実施形態と相違する。
収容部540は弓形状のフロントアーム20を摺動可能に支持する。収容部540は取付部材541を介してリアアーム10に取り付けられている。図示しないが、収容部540には表示処理系、駆動系等が収容されている。
収容部540の上、下面にはケーブル50aに設けられたおす側コネクタ550と嵌合可能なめす側コネクタ551,552がそれぞれ設けられている。おす側コネクタ550とめす側コネクタ551,552とでケーブル引出方向切換手段が構成される。
ヘッドマウントディスプレイ装置を反転させたとき、収容部540は使用者Mの左側頭部(図10参照)から右側頭部に移る。ケーブル50aのコネクタ550を一方のめす側コネクタ551から引き抜き、他方のめす側コネクタ552に挿入する。
したがって、ヘッドマウントディスプレイ装置を反転させたときも、収容部540の下側の面からケーブル50aが垂れ下がる。
この実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、映像表示部30をいずれの目Eの前方に配置しても同じ感覚で装着できる使い勝手のよいものとすることができる。
なお、上記実施形態ではめす側コネクタ551,552を収容部540の上、下面に設けたが、リアアーム10の一端部の近傍であれば、例えばヘッドホン部15の上、下部に設けてもよい。
なお、リアアーム10の一端部の近傍とはヘッドホン部15、取付部材541の取付位置及び収容部540が含まれる領域である。
図1はこの発明の第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。 図2はヘッドマウントディスプレイ装置の左側面図である。 図3はこの発明の第2実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。 図4はこの発明の第3実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。 図5はこの発明の第4実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。 図6は回転部材の拡大斜視図である。 図7はヘッドマウントディスプレイ装置の装着状態を示す正面図である。 図8は図7のヘッドマウントディスプレイ装置を反転させた後の装着状態を示す正面図である。 図9はこの発明の第5実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の挟持部材を説明するための拡大斜視図である。 図10はこの発明の第6実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置のベルト部分の拡大斜視図である。 図11はこの発明の第7実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。 図12はヘッドマウントディスプレイ装置の斜視図である。
符号の説明
10,110,210 リアアーム(保持手段)
15,16,115,116,215,216 ヘッドホン部(耳当て)
20 フロントアーム(支持手段)
30 映像表示部(表示手段)
40,140,240,340 収容部
50 コントローラ
50a ケーブル
145 結合部
250 回転部材
350,351 挟持部材(ケーブル引出方向切換手段)
450 ベルト(ケーブル引出方向切換手段)
550 おす側コネクタ
551,552 めす側コネクタ
M 使用者

Claims (9)

  1. 使用者の頭部に装着され、前記使用者の両方の側頭部を押圧するほぼ円弧状の保持手段と、この保持手段に連なる支持手段に支持され、前記使用者の目の前方に配置される表示手段とを備えているヘッドマウントディスプレイ装置において、
    前記使用者の頭部以外で保持可能であって少なくとも前記表示手段を制御するコントローラに接続されるケーブルを前記保持手段の一端部の近傍から引き出したことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ装置。
  2. 前記支持手段を収容する収容部が前記保持手段に取り付けられ、前記近傍は前記収容部の取付位置と前記保持手段の一端部との間であることを特徴とする請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  3. 前記ケーブルの一部が前記保持手段に設けられた耳当てに支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  4. 前記保持手段の両端部に耳当てが設けられ、前記支持手段を収容する収容部が前記耳当てに結合され、前記ケーブルの一部が前記収容部と前記耳当てとの結合部に支持されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  5. 前記ケーブルの引出方向を切り換えるケーブル引出方向切換手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2項記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  6. 前記ケーブル引出方向切換手段は前記ケーブルの一部を支持する回転部材であり、その中心軸がほぼ前後方向へ延びることを特徴とする請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  7. 前記ケーブル引出方向切換手段は前記ケーブルの一部を挟持する挟持部材であることを特徴とする請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  8. 前記ケーブル引出方向切換手段は前記ケーブルの一部を締め付けるベルトであることを特徴とする請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  9. 前記ケーブル引出方向切換手段は、前記ケーブルに設けられたおす側コネクタと、前記おす側コネクタと嵌合可能なめす側コネクタとで構成されていることを特徴とする請求項5記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10705345B2 (en) 2014-09-12 2020-07-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Head-mounted display, image display unit, and mounting member

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