JP2006203264A - ニアアイディスプレイシステム、これを構成するニアアイディスプレイ装置及びヘッドホン - Google Patents

ニアアイディスプレイシステム、これを構成するニアアイディスプレイ装置及びヘッドホン Download PDF

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Abstract

【課題】ニアアイディスプレイ装置とヘッドホンとを有するシステムで、システムにつながるケーブルの本数を少なくして、使い勝手性を高める。
【解決手段】ヘッドホン10には、コントローラからのケーブル61が接続されるケーブル接続部14が設けられている。ケーブル接続部14には、コントローラからの音声信号の他、画像信号、制御信号、電力が供給される。ニアアイディスプレイ装置20は、ヘッドホンアーム12に取り付け及び取り外し可能なアタッチメント40と、ヘッドホン10のケーブル接続部14に対して着脱可能なディスプレイケーブル39とが設けられている。このディスプレイケーブル39には、ケーブル接続部14からの画像信号、制御信号、電力が流れる。
【選択図】 図2

Description

ユーザの眼前で画像表示する画像表示部を備えているニアアイディスプレイシステム、これを構成するニアアイディスプレイ装置及びヘッドホンに関する。
ユーザの眼前で画像表示するものとして、ニアアイディスプレイ又はヘッドマウントディスプレイと呼ばれる装置がある。
従来、このような装置として、例えば、以下の特許文献1に示すようなものがある。
この特許文献1に記載の装置は、頭部装着帯、表示デバイスを備えている。頭部装着帯の右目の傍及び左目の傍には、それぞれ、表示デバイスユニットの機械的な取り付け構造が設けられている。このように、この装置は、頭部装着帯の右目の傍及び左目の傍には、それぞれ、表示デバイスユニットの機械的な取り付け構造が設けられているため、右目の傍にも左目の傍にも表示デバイスユニットを配置できる。
特開平10−74051号公報 図2
しかしながら、以上の従来技術では、表示デバイスユニットの信号ケーブルの一部が頭部装着体に固定されており、頭部装着体に対する表示デバイスユニットの取り付け位置を変えることができるものの、頭部装着体がヘッドホンと同じ機能を有した場合、この頭部装着体、つまりヘッドホンに配線ケーブルがぶら下がる上に、表示デバイスユニットにも配線ケーブルがぶら下がり、使い勝手がよくないという問題点がある。
本発明は、このような従来の問題点を鑑みてなされたもので、ヘッドホンの機能を有する頭部装着体に取り付けることができ、しかも使い勝手のよいニアアイディスプレイシステム、これを構成するニアアイディスプレイ装置及びヘッドホンを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するための請求項1に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
スピーカ及び該スピーカに連結されたヘッドホンアームを有し、頭部に装着可能なヘッドホンと、画像表示部を有し、前記ヘッドホンに取り付け可能なニアアイディスプレイ装置と、を備えているニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記ニアアイディスプレイ装置は、前記ヘッドホンに、取り付け及び取り外しが可能なアタッチメントを有し、前記ディスプレイ装置及び前記ヘッドホンは、互いに、電気的な接続及び切断が可能な電気接続部を有することを特徴とする。
請求項2に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項1に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記ニアアイディスプレイ装置は、外部から少なくとも電力、画像信号、音声信号を受ける外部接続部を有し、該外部接続部で受けたもののうち、少なくとも該音声信号を該ニアアイディスプレイ装置の前記電気接続部(以下、ディスプレイ側電気的接続部とする)を介して、前記ヘッドホンの前記電気接続部(以下、ヘッドホン側電気的接続部とする)に送信することを特徴とする。
請求項3に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項2に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記ヘッドホンの左右のそれぞれに、前記ヘッドホン側電気的接続部が設けられ、
前記ヘッドホン側電気的接続部は、所定の方向に並んだ複数の電気的接点を有し、
左右の一方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の前記複数の電気的接点の配列順序は、他方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の複数の電気的接点の配列順序とは、前記ヘッドホンの装着時において上下方向が逆であることを特徴とする。
請求項4に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項2に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記ヘッドホンの左右のそれぞれに、前記ヘッドホン側電気的接続部が設けられ、
前記ヘッドホン側電気的接続部は、所定の方向に並んだ複数の電気的接点を有し、
左右の一方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の前記複数の電気的接点の配列順序は、他方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の複数の電気的接点の配列順序とは、前記ヘッドホンの装着時において電気的接点が配列されている面を正対して見ると左右方向が逆であることを特徴とする。
請求項5に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項2から4のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記アタッチメントは、該アタッチメントが取り付けられる前記ヘッドホンに対して、一定の方向に関して一定の幅内で相対移動可能であり、
前記ヘッドホン側電気的接続部の電気的接点と前記ディスプレイ側電気的接続部の電気的接点とのうち、いずれか一方は、前記一定の方向に関して、前記一定の幅を有していることを特徴とする。
請求項6に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項2から5のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記ニアアイディスプレイ装置の前記アタッチメントは、自身が変形して前記ヘッドホンの一部と嵌り合う嵌合手段を有することを特徴とする。
請求項7に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項2から5のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記ニアアイディスプレイ装置の前記アタッチメントは、前記スピーカの頭部接触側と反対側の部分に対して、取り付け及び取り外しが可能であることを特徴とする。
請求項8に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項7に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記アタッチメントが取り付けられる前記スピーカの部位には、前記ヘッドホン側電気的接続部の電気的接点が設けられ、
前記アタッチメントには、前記スピーカの前記部位に取り付けられた際に、前記ヘッドホン側電気的接続部の電気的接点と接続される、前記ディスプレイ側電気的接続部の電気的接点が設けられていることを特徴とする。
請求項9に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項7及び8のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記アタッチメントには、前記画像信号を処理して、処理した画像信号を前記画像表示部に送る回路が設けられていることを特徴とする。
請求項10に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項7から9のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記ヘッドホンは、前記スピーカとして一対のスピーカを有し、前記ヘッドホンアームは、該一対のスピーカ相互を連結し、
前記一対のスピーカのそれぞれには、前記アタッチメントが取り付けられる被取付部が形成され、
前記一対のスピーカのうち、一方のスピーカの前記取り付け構造に前記アタッチメントが取り付けられたときに、他方のスピーカの前記被取付部に取り付けられ、該被取付部を隠す外装部材を備えていることを特徴とする。
請求項11に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項10に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記アタッチメントには、前記スピーカに取り付けた際に、該スピーカ側に空洞部が形成され、
前記外装部材には、前記アタッチメントの前記空洞部と同じ形状で同じ大きさの空洞部が、該アタッチメントの前記空洞部と対応する位置に形成されていることを特徴とする。
請求項12に係る発明のニアアイディスプレイシステムは、
請求項7から11のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
前記画像処理部を支持し、前記アタッチメントが取り付けられている支持部を備え、
前記支持部は、前記アタッチメントに対して相対回転可能に取り付けられていることを特徴とする。
ここで、請求項6に係る発明の前記嵌合手段は、少なくとも一部が弾性材で形成され、該少なくとも一部の弾性変形により前記ヘッドホンのヘッドホンアームを把持する、又は前記ヘッドホンのスピーカに嵌り込むものであってもよい。また、前記嵌合手段は、前記ヘッドホンアームの一部を両側から挟み込むための第一の把持部及び第二の把持部と、該第二の把持部を該第一の把持部側へ押す押圧部材とを有し、該第二の把持部の移動による該嵌合手段の変形で、該第一の把持部と該第二の把持部との間で前記ヘッドホンアームの一部を把持するものであってもよい。この場合、前記嵌合手段は、互いに対向し合っている一対の側壁を有する溝部材を有し、前記第一の把持部は、前記溝部材の一方の前記側壁であり、前記押圧部材は、前記溝部の他方の前記側壁に螺合しているネジ部材又は、該他方の側壁に取り付けられている弾性部材であり、前記第二の把持部は、前記ネジ部材又は前記弾性部材の先端に取り付けられているものであってもよい。
また、以上の各ニアアイディスプレイ装置は、前記アタッチメントから前記アーム支持部にかけてのいずれかの部位は、該アタッチメントを前記ヘッドホンアームに取り付けた際に、該ヘッドホンアームに連結しているヘッドホンスピーカを該アーム支持部が避けるために該ヘッドホンスピーカから遠ざかる方向成分を有する方向に伸びる逃げ部を形成しているものであってもよい。
また、以上の各ニアアイディスプレイ装置は、
前記アタッチメントに対する前記画像表示部の位置及び/又は向きを変える表示部変位手段を備えていてもよい。
また、以上の各ニアアイディスプレイ装置は、
前記アタッチメントを前記ヘッドホンアームに取り付けた際の上下方向に関して、少なくとも前記画像表示部の外観形状は該上下方向に対称性を有することが好ましい。
さらに、以上の各ニアアイディスプレイ装置は、
前記アタッチメントを前記ヘッドホンアームの右耳側に結合させたか左耳側に結合させたかを検知する検知手段を備え、前記画像表示部は、前記検知手段による検知結果に応じて出力画像の上下を反転させる表示制御手段を有していてもよい。この検知手段としては、アタッチメントの取付位置に応じて、画像表示部の上下が反転するので、上下の反転を検知する重力センサが考えられる。また、この検知手段としては、アタッチメントにディスプレイ側電気的接続部の電気的接点が設けられている場合、この電気的接点とヘッドホン側電気的接続部の左右の電気的接点とのうち、いずれか一方の導通状態を検知する電流センサも考えられる。
請求項13に係る発明のニアアイディスプレイ装置は、
ユーザの眼前で画像表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置において、
ヘッドホンに対して取り付け及び取り外し可能なアタッチメントと、
前記画像表示部を前記アタッチメントと連結する支持部と、
前記アタッチメントに設けられ、該アタッチメントが前記ヘッドホンに取り付けられた際に、該ヘッドホンに設けられている電気的接点と接続される電気的接続部と、
を有することを特徴とする。
請求項14に係る発明のニアアイディスプレイ装置は、
請求項13に記載のニアアイディスプレイ装置において、
前記アタッチメントに対する前記画像表示部の位置及び/又は向きを変える表示部変位手段が該アタッチメントに設けられ、
前記電気的接続部は、導線を有し、
前記電気的接続部の前記導線は、前記アタッチメント及び前記表示部変位手段内に設けられていることを特徴とする。
請求項15に係る発明のニアアイディスプレイ装置は、
画像を表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置において、
頭部に装着可能なヘッドホンのスピーカに対して、取り付け及び取り外しが可能なアタッチメントと、
前記ヘッドホンに設けられた回路に対して、電気的な接続及び切断が可能な電気接続部とを備えていることを特徴とする。
請求項16に係る発明のヘッドホンは、
一対のスピーカと、該一対のスピーカ相互を連結するヘッドホンアームとを備えているヘッドホンにおいて、
前記ヘッドホンアームの前記一対のスピーカのそれぞれの側の部位に、ユーザの眼前で画像表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置に対して切断可能に電気的接続する電気接続部が設けられていることを特徴とする。
請求項17に係る発明のヘッドホンは、
請求項16に記載のヘッドホンにおいて、
前記ヘッドホンアームの前記一対のスピーカのそれぞれの側の部位には、前記ニアアイディスプレイ装置の取り付け及び取り外しが可能な被取付部が形成され、
前記被取付部のそれぞれには、前記ニアアイディスプレイ装置が取り付けられた際に、該ニアアイディスプレイ装置に設けられている電気的接点と接続される前記電気的接続部の電気的接点が設けられていることを特徴とする。
請求項18に係る発明のヘッドホンは、
スピーカ及び該スピーカが取り付けられているヘッドホンアームを備えているヘッドホンにおいて、
前記スピーカには、画像を表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置の取り付け及び取り外しが可能な被取付部が形成され、
前記ニアアイディスプレイ装置に設けられた回路に対して、電気的な接続及び切断が可能な電気接続部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドホンとニアアイディスプレイ装置とに、映像信号及び音声信号の両方を一つの配線ケーブルで供給することができるので、使い勝手を向上させることができる。また、機械的及び電気的接続を解除できるので、ヘッドホン単独で使用することができる。
以下、本発明に係るニアアイディスプレイシステムの各種実施形態について説明する。
まず、本発明に係るニアアイディスプレイシステムの第1の実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。なお、図1は、第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステム(結合時)の斜視図で、図2は、同ニアアイディスプレイシステム(非結合時)の斜視図で、図3は、図1におけるIII−III線断面図で、図4は、同ニアアイディスプレイシステムのアタッチメントの断面図で、図5は、同ニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。
本実施形態のニアアイディスプレイシステムは、図1および図2に示すように、ヘッドホン10と、このヘッドホン10に装着可能なニアアイディスプレイ装置20と、を備えている。
ヘッドホン10は、左右のスピーカ11L,11Rと、左右のスピーカ11L,11R相互を接続するヘッドホンアーム12と、左右のスピーカ11L,11Rに設けられている耳掛け部13L,13Rと、ヘッドホンアーム12のほぼ中央部に設けられているケーブル接続部(外部接続部)14と、を備えている。このヘッドホン10は、ユーザの後頭部にアーム10を回すリアアーム式のヘッドホンである。
ニアアイディスプレイ装置20は、ユーザの眼前で画像を表示する画像表示部21と、ヘッドホンアーム12に結合するアタッチメント40と、画像表示部21をアタッチメント40に連結する支持部30と、ヘッドホン10と電気的に接続するためのディスプレイ側電気的接続部としてのケーブル39と、を備えている。支持部30は、断面が楕円形の棒状のディスプレイアーム31と、このディスプレイアーム31を収納する収納部33とを有している。ディスプレイアーム31は、その長手方向の形状が使用者の頭部の形状に対応して湾曲している。収納部33は、この湾曲したディスプレイアーム31のほとんどを収納できる内部空間を有している。このニアアイディスプレイ装置20は、これをユーザの頭部に装着した際の上下方向に関して、画像表示部22の表示画面を含め、その外観形状が上下方向に対称性を有している。
収納部33は、図3に示すように、ディスプレイアーム31を収納する収納ケース36と、ディスプレイアーム31をスライド可能に支持する複数の軸受け37と、ディスプレイアーム31を移動させる駆動ローラ38と、を有している。収納ケース36には、一方の端部側に、ディスプレイアーム31が侵入するための開口34が形成され、他方の端部にヘッドホン10と電気的に接続するためのディスプレイケーブル(ディスプレイ側電気的接続部)39が設けられ、さらに、アタッチメント40との接続部分に逃げ部35が形成されている。この逃げ部35は、アタッチメント40をヘッドホンアーム12に結合させた際、ヘッドホン10のスピーカ11L又は11Rと収納ケース36とが干渉し合うのを回避するために、収納ケース36をスピーカ11L又は11Rから離す役目を担い、ディスプレイアーム31をヘッドホンアーム12から遠ざける方向に伸びている。駆動ローラ38には、後述のアーム駆動モータ(図5に示す)が接続されている。画像表示部21は、表示デバイス22と、その光学系23とを有している。
アタッチメント40は、図4(a)に示すように、樹脂等の弾性を有する材料で、断面がC字型になるように形成されている。C字の開口の間隔dは、断面が楕円形のヘッドホンアーム12の短径r2より僅かに大きいが、ヘッドホンアーム12の長径r1より小さい。このため、ヘッドホンアーム12の短径r2が垂直になるようにしてから、図中のA方向からアーム12をアタッチメント40に近づけると、アタッチメント40内に、簡単にアーム12を入れることができる。その後、アーム12を相対的に90°回転させると、同図(b)に示すように、アーム12がアタッチメント40内に完全に納まる。この際、アタッチメント40のC字の開口は、弾性変形して僅かに広がり、アーム12をしっかりと把持する。これにより、ニアアイディスプレイ装置20は、ヘッドホンアーム12に機械的に結合したことになる。このように、本実施形態では、ニアアイディスプレイ装置を取り付けるために、専用のアタッチメントをヘッドホン側に設けなくてもよい。つまり、本実施形態では、専用のヘッドホンを用いなくてもよい。また、本実施形態では、アタッチメント40の弾性変形によりヘッドホンアーム12を把持しているので、ヘッドホンアーム12の断面形状が多少異なるものであっても対応することができる。
ヘッドホン10のケーブル接続部(外部接続部)14には、図5に示すように、ヘッドホン10やニアアイディスプレイ装置20を制御するコントローラ60が接続される。このコントローラ60は、ヘッドホン10のケーブル接続部14と接続されるコントローラケーブル61と、外部から画像信号を受信する画像信号受信端62と、外部から音声信号を受信する音声信号受信端63と、ユーザが操作する操作部64と、画像信号や音声信号を記憶しておく信号記憶部65と、音声信号を増幅するアンプ66と、操作部64からの指示に従って各部へ制御信号を送る制御部67と、主電源回路68と、を有している。コントローラケーブル61は、電気的接点が設けられているコネクタ61aを有しており、ここに、アンプ66から音声信号をヘッドホン10のケーブル接続部14に送る音声信号線S1、信号記憶部65及び画像信号受信端62からの画像信号をヘッドホン10のケーブル接続部14に送る画像信号線I1、制御部67からの制御信号をヘッドホン10のケーブル接続部14に送る制御信号線C1、主電源回路68からの電力をヘッドホン10のケーブル接続部14に送る電源線P1が設けられている。
ヘッドホン10のケーブル接続部14には、コントローラケーブル61のコネクタ61aに接続されるコントローラ側コネクタ15aと、ディスプレイケーブル39のコネクタ39aに接続されるディスプレイ側コネクタ(ヘッドホン側電気的接続部)15bとが設けられている。コントローラ側コネクタ15aと、ディスプレイ側コネクタ15bとは、画像信号線I2、制御信号線C2、電源線P2、及び図示を省略したグランド線で接続されている。コントローラケーブル61に設けられている画像信号線I1、制御信号線C1、電源線P1及びグランド線は、それぞれ、ヘッドホン10のコントローラ側コネクタ15aに接続されている画像信号線I2、制御信号線C2、電源線P2及びグランド線と、コネクタ61a,15aを介して接続される。また、コントローラケーブル61に設けられている音声信号線S1は、コネクタ61a,15a及び音声信号線S2を介して、各スピーカ11R,11Lと接続される。
ニアアイディスプレイ装置20の収納ケース36内には、表示デバイス22に画像信号を送る表示処理部24と、ディスプレイアーム31を移動させるアーム駆動制御部25と、上下方向を検知して検知結果を表示処理部24に知らせる重力センサ28と、これらの部位24,25,28及び表示デバイス22に電力を供給する電源回路29と、が設けられている。アーム駆動制御部25は、ディスプレイアーム31を移動させる駆動源としてのアーム駆動モータ26と、ディスプレイアーム31の前進限界位置及び後退限界位置を検知するセンサ27とを有している。ディスプレイケーブル39には、ヘッドホン10のディスプレイ側コネクタ15bの画像信号線I2とコネクタ39aを介して接続される画像信号線I3と、ディスプレイ側コネクタ15bの制御信号線C2とコネクタ39aを介して接続される制御信号線C3と、ディスプレイ側コネクタ15bの電源線P2とコネクタ39aを介して接続される電源線P3と、グランド線とが設けられている。ディスプレイケーブル39の画像信号線I3は、収納ケース36内の表示処理部24と接続され、ディスプレイケーブル39の制御信号線C3は、収納ケース36内の表示処理部24及びアーム駆動制御部25と接続され、ディスプレイケーブル39の電源線P3は、収納ケース36内の電源回路29と接続されている。また、ディスプレイアーム31には、収納ケース36内の表示処理部24からの画像信号を表示デバイス22に送るための画像信号線I4、収納ケース36内の電源回路29からの電力を表示デバイス22に供給するための電源線P4、及びグランド線が設けられている。
以上のように、本実施形態では、コントローラ60からの音声信号はもちろん、画像信号、制御信号、電力は、いずれも、ヘッドホン10のケーブル接続部14に送られ、このうち、音声信号はヘッドホン10の各スピーカ11R,11Lに送られ、画像信号、制御信号及び電力は、このヘッドホン10のケーブル接続部14を介してニアアイディスプレイ装置20の収納部33へ送られる。すなわち、本実施形態では、コントローラ60からニアアイディスプレイ装置20及びヘッドホン10に送る信号等の全てを一旦、ヘッドホン10に送ることで、コントローラ60から伸びるケーブルの本数を少なくしている。
ヘッドホン10と共にニアアイディスプレイ装置20を使用する際には、前述したように、ニアアイディスプレイ装置20のアタッチメント40を、ヘッドホンアーム12に機械的に結合させる。この際、ヘッドホンアーム12の右側スピーカ11R近傍と左側スピーカ11L近傍とのうち、いずれの部位にニアアイディスプレイ装置20のアタッチメント40を結合させてもよい。続いて、ディスプレイケーブル39をヘッドホン10のディスプレイ側コネクタ15bに接続して、ヘッドホン10とニアアイディスプレイ装置20とを電気的に接続する。さらに、コントローラケーブル61をヘッドホン10のコントローラ側コネクタ15aに接続して、コントローラ60とヘッドホン10とを電気的に接続する。なお、以上のニアアイディスプレイ装置20とヘッドホン10との機械的結合、及び電気的接続、さらに、コントローラ60とヘッドホン10の電気的接続は、その順序を問わない。
そして、ニアアイディスプレイ装置20が機械的及び電気的に接続されたヘッドホン10を頭部に装着する。
仮に、ユーザが映像と共に音声を出力させたい場合には、コントローラ60の操作部64の再生ボタン等を操作する。再生ボタンが押されると、まず、主電源回路68からの電力及び制御部67からアーム駆動制御信号が出力され、この電力及び信号がヘッドホン10のケーブル接続部14を介して、ニアアイディスプレイ装置20に送られる。電力は、ニアアイディスプレイ装置20の電源回路29に送られた後、ニアアイディスプレイ装置20内の各部に供給される。一方、アーム駆動制御信号は、ニアアイディスプレイ装置20のアーム駆動制御部25に送られる。この結果、このアーム駆動制御部25のアーム駆動モータ26が駆動して、ディスプレイアーム12を収納位置から表示可能位置まで突出させる。アーム駆動制御部25のセンサ26が前進限界位置(=表示可能位置)を検知すると、その旨がコントローラ60の制御部67に伝えられ、この制御部67からの指示で、信号記憶部65に記憶されている画像信号及び音声信号、又は画像信号受信端62からの画像信号及び音声信号受信端63からの音声信号が、ヘッドホン10のケーブル接続部14に出力される。
コントローラ60からの音声信号は、ヘッドホン10の各スピーカ11R,11Lに送られ、この音声信号に対応した音声が再生される。また、コントローラ60から画像信号は、ヘッドホン10のケーブル接続部14及びニアアイディスプレイ装置20の表示処理部24を介して、表示デバイス22に送られ、この画像信号に対応した画像が再生される。
仮に、ニアアイディスプレイ装置20のアタッチメント40を、ヘッドホンアーム12の左側スピーカ11L近傍の部位から外して、ヘッドホンアーム12の右側スピーカ11R近傍の部位に機械的に結合させた場合には、ニアアイディスプレイ装置20の上下が反転することになる。しかしながら、本実施形態のニアアイディスプレイ装置20は、これをユーザの頭部に装着した際の上下方向に関して、画像表示部22の表示画面を含め、その外観形状が上下方向に対称性を有しているので、ニアアイディスプレイ装置20の左右取付位置の変更に伴って、ニアアイディスプレイ装置20の上下が反転しても、違和感なく使用できる。また、左右取付位置の変更で画像表示部20の上下が反転しても、この状況を重力センサ28が検知し、表示処理部24により自動的に表示画像の上下が反転し、表示画像の上方が上方に表示されるので、ニアアイディスプレイ装置20の左右取付位置の変更に伴う、画像の上下反転という不具合を解消することができる。
また、ヘッドホン10を単独で使用する場合には、ニアアイディスプレイ装置20のディスプレイケーブル39をヘッドホン10のケーブル接続部14から外すと共に、ニアアイディスプレイ装置20のアタッチメント40をヘッドホンアーム12から外す。すなわち、ヘッドホン10とニアアイディスプレイ装置20との機械的及び電気的接続を解除する。その上で、コントローラ60から音声信号をヘッドホン10に送ることで、ヘッドホンの各スピーカ11R,11Lにより、この音声信号に対応した音声が再生される。
以上のように、本実施形態では、ヘッドホン10とニアアイディスプレイ装置20との機械的及び電気的接続を解除できるので、ヘッドホン10単独で使用することができる。しかも、本実施形態では、頭部装着帯であるヘッドホンアーム12に特別な取付機構を設けなくても、ニアアイディスプレイ装置20を機械的に結合させることができるので、ヘッドホン単体での使用時の美観を向上させることができる。
なお、本実施形態では、コントローラ60内にアンプ66を設けたが、ヘッドホン10内にアンプを設けてもよい。この場合、コントローラ60からヘッドホン10内のアンプへ電力を供給する配線を設ければよい。また、本実施形態では、ニアアイディスプレイ装置20の収納部33に表示処理部24を設けたが、この一部の機能、例えば、表示デバイス22の駆動機能を画像表示部21に設けても、また、表示処理部21の全ての機能を画像表示部21に設けてもよい。すなわち、ニアアイディスプレイ装置20の各種機能部位の一部、コントローラ60の各種機能部位の一部を、適宜、別の部位に設けてもよい。
次に、本実施形態におけるアタッチメント40の第1及び第2の変形例について、それぞれ、図6及び図7を用いて説明する。なお、図6は、アタッチメントの第1の変形例の断面図で、図7は、アタッチメントの第2の変形例の断面図である。
第1の変形例としてのアタッチメント40aは、図6に示すように、互いに対向し合っている一対の側壁42a,42bを有する溝部材41と、この溝部材41の一方の側壁(以下、第一の把持部とする)42aと間でヘッドホンアーム12を把持する第二の把持部43と、第二の把持部43を第一の把持部42a側へ押す押圧部材としてのネジ部材44と、を有している。
溝部材41は、収納部33の逃げ部35と一体形成されている。この溝部材41の逃げ部35側の側壁42aが第一の把持部を形成している。溝部材41の他方の側壁42bには、ネジ孔が形成されており、ここに押圧部材であるネジ部材44が捻じ込まれている。第二の把持部43は、このネジ部材44の先端に取り付けられている。
ヘッドホンアーム12にこのアタッチメント40aを結合させる場合には、第一の把持部42aと第二の把持部43との間に、ヘッドホンアーム12の一部を位置させ、ネジ部材44を捩じって、第一の把持部42aと第二の把持部43との間隔を狭め、両把持部42a,43によりヘッドホンアーム12を把持させる。
第2の変形例としてのアタッチメント40bは、図7に示すように、第1の変形例における押圧部材としてのネジ部材44を弾性部材であるスプリングコイル44bに替えたものである。
ヘッドホンアーム12にこのアタッチメント40bを結合させる場合には、第一の把持部42aと第二の把持部43との間を広げて、スプリングコイル44bを縮めてから、この間に、ヘッドホンアーム12の一部を位置させると、スプリングコイル44bの弾性力により第二の把持部43が第一の把持部42b側へ押させて、両把持部42b,43間でヘッドホンアーム12が把持される。
以上、第1の及び第2の変形例でも、ヘッドホンアーム12を単に把持することで、ニアアイディスプレイ装置20をヘッドホンアーム12に取り付けることができる。また、これらの変形例でも、第二の把持部43の移動によるアタッチメント40a,40bの変形でヘッドホンアーム12を把持しているので、ヘッドホンアーム12の断面形状が多少異なるものであっても対応することができる。
次に、第1の実施形態におけるヘッドホン10の変形例について、図8を用いて説明する。
本変形例のヘッドホン10aは、第1の実施形態におけるケーブル接続部14を、三つに分割したものである。具体的に、本変形例におけるケーブル接続部14a,14R,14Lは、コントローラ60からのコントローラケーブル61が接続されるコントローラケーブル接続部14aと、ニアアイディスプレイ装置20からのディスプレイケーブル39が接続される2つのディスプレイケーブル接続部14R,14Lとがある。
コントローラケーブル接続部14aは、第1の実施形態におけるケーブル接続部14と同じ位置、つまり、ヘッドホンアーム12の中央に設けられ、2つのディスプレイケーブル接続部14R,14Lは、それぞれ、左右のスピーカ11R,11Lとコントローラケーブル接続部14aとの間に設けられている。各ディスプレイケーブル接続部14R,14Lには、ディスプレイケーブル39のコネクタ39aが接続可能なコネクタが設けられている。各ディスプレイケーブル接続部14R,14Lのコネクタには、それぞれ、後述の第3の実施形態と同様、コントローラケーブル接続部14aのコネクタから電源線P2、画像信号線I2、制御信号線C2及びグランド線がそれぞれ分岐して接続されている。
以上のように、2つのディスプレイケーブル接続部14R,14Lを、左右のスピーカ11R,11L近傍に配置することにより、これに接続されるディスプレイケーブル39の長さを短くすることができる。なお、本変形例では、ディスプレイケーブル39が接続されていないディスプレイケーブル接続部14R又は14Lには、画像信号線I2から供給される画像信号を消費する終端抵抗を着脱可能に設けることが好ましい。
次に、図9〜図11を用いて、本発明に係るニアアイディスプレイシステムの第2の実施形態について説明する。なお、図9は、第2の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの斜視図(結合時)で、図10は、同ニアアイディスプレイシステム(非結合時)の斜視図で、図11は、同ニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。
本実施形態のニアアイディスプレイシステムは、図9及び図10に示すように、第1の実施形態と、その機械的構成が基本的に同じで、その電源線や信号線等の配置が異なっている。
ニアアイディスプレイ装置20bの収納ケース36で、ヘッドホンアーム31の挿入口とは反対側の端部には、ヘッドホン10bから伸びるヘッドホンケーブル19及びコントローラから伸びるコントローラケーブル61が接続される接続部が設けられている。この収納ケース36内には、図11に示すように、第1の実施形態と同様、表示処理部24、アーム駆動制御部25、重力センサ28及び電源回路29が設けられている。コントローラケーブル61が接続される接続部には、コントローラ側コネクタ(外部接続部)39cが設けられ、ヘッドホンケーブル19が接続される接続部には、ヘッドホン側コネクタ39bが設けられている。コントローラ側コネクタ39cには、コントローラケーブル61の画像信号線I1とコネクタ61aを介して接続される画像信号線I2bと、コントローラケーブル61の制御信号線C1とコネクタ61aを介して接続される制御信号線C2bと、コントローラケーブル61の電源線P1とコネクタ61aを介して接続される電源線P2bと、コントローラケーブル61の音声信号S1とコネクタ61aを介して接続される音声信号S2bとが接続されている。このコントローラ側コネクタ39cから伸びる画像信号線I2bには、表示処理部24が接続され、制御信号線C2bには、表示処理部24、アーム駆動制御部25及び重力センサ28が接続され、電源線P2bには、電源回路29が接続されている。また、図示されていないグランド線も互いに接続されている。また、音声信号線S2b及びグランド線は、ヘッドホン側コネクタ39bに接続されている。
ヘッドホン10bのケーブル接続部14bには、ヘッドホンケーブル19が設けられており、このヘッドホンケーブル19のコネクタ(ヘッドホン側電気的接続部)19bと、ニアアイディスプレイ装置20bのヘッドホン側コネクタ(ディスプレイ側電気的接続部)39bとが接続されることになる。
すなわち、本実施形態では、コントローラ60からの画像信号、音声信号、制御信号及び電力は、全てニアアイディスプレイ装置20bに送られ、これらのうち、音声信号のみがニアアイディスプレイ装置20bを経由して、ヘッドホン10bに送られ、残りの信号等は、ニアアイディスプレイ装置20b内で処理される。
以上のように、本実施形態では、コントローラ60からニアアイディスプレイ装置20b及びヘッドホン10bに送る信号等の全てを一旦、ニアアイディスプレイ装置20bに送ることで、コントローラ60から伸びるケーブルの本数を少なくしている。また、本実施形態のヘッドホン10bは、ニアアイディスプレイ装置20bから音声信号のみを受信し、しかも、この音声信号の受信にヘッドホンケーブル19を使用し、さらに、ニアアイディスプレイ装置20bとの機械的な結合には、特別な取付構造が不要であるため、このヘッドホン10bとして一般的に市販されているヘッドホンを用いることができる。また、ヘッドホンケーブル19及びヘッドホンアーム12の中に設けられた導線は、右側信号線、左側信号線及びグランド線だけとなり、ヘッドホンケーブル19及びヘッドポンアーム12中に設けられた導線は、細いものでよい。したがって、ヘッドホン10b自体の小型軽量化が図れ、使用者の装着時の不快感を低減できる。また、本実施形態では、第1の実施形態の変形例のように、画像信号線I2と接続されている端子の少なくとも一方が剥き出しのままになってしまわない。それゆえ、剥き出しになっている端子に対する対策を講じなくても効率よくニアアイディスプレイ装置20bに画像信号を伝送することができる。
次に、図12〜図16を用いて、本発明に係るニアアイディスプレイシステムの第3の実施形態について説明する。なお、図12は、第3の実施形態としてのニアアイディスプレイシステム(非結合時)の斜視図で、図13は、同ニアアイディスプレイシステムの要部横断面図で、図14は、同ニアアイディスプレイシステムのアタッチメントの縦断面図で、図15は、同ニアアイディスプレイシステムの左右の被取付部における電気的接点の配列を示す説明図で、図16は、同ニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。
本実施形態のニアアイディスプレイシステムも、図12に示すように、第1の実施形態と同様、ヘッドホン10cとニアアイディスプレイ装置20cとを備えている。
ヘッドホン10cのヘッドホンアーム12のほぼ中央部には、コントローラケーブル61が接続されるケーブル接続部14cが設けられている。また、ヘッドホンアーム12の左右のスピーカ11R,11Lの傍のそれぞれには、ニアアイディスプレイ装置20cが結合する被取付部16,16が形成され、この被取付部16,16に複数の電気的接点16a,16a,…が設けられている。各被取付部16,16の両側には、ニアアイディスプレイ装置20cのヘッドホンアーム12の長手方向の移動を規制する凸部17,17が形成されている。被取付部16の電気的接点16aは、頭部形状に合せた円弧状のヘッドホンアーム12の外周側に形成され、その内周側にはニアアイディスプレイ装置20cの回り止め16bが形成されている。この回り止め16bは、図14に示すように、断面C型のアタッチメント40cのCの開口幅に合った幅で、電気的接点16aと反対側へ突出している。なお、図14は、被取付部16にアタッチメント40cを取り付けた際のこれらの断面図である。
図13に示す収納ケース36の断面図のように、収納ケース36の逃げ部35には、変位機構50が設けられている。この変位機構50は、アタッチメント40cに対する画像表示部21の相対的な位置及び向きを変えるもので、アタッチメント40cに設けられたボール51と、収納ケース36の逃げ部35に形成されたボール受け部52と、を有して構成されている。ボール51とボール受け部52との間には、一定以上の摩擦力が作用しており、ボール51に対して、ボール受け部52に一定以上の回転力が作用しない限り、このボール51に対して、ボール受け部52が相対回転できないようになっている。このように、変位機構50をボール51とボール受け部52とを有して構成することにより、三次元空間内の独立した3軸の各軸回りで、支持部31及びこの支持部31に支持されている画像表示部21を変位させることができる。なお、ここでは、ボール51をアタッチメント40c側に形成したが、ボール51を収納ケース36側に形成し、ボール受け部52をアタッチメント40c側に形成してもよいことは言うまでもない。
図14に示すように、断面C型のアタッチメント40cの内周面には、ヘッドホンアーム12の被取付部16に設けられている複数の電気的接点16a,16a,…と接する複数の電気的接点45c,45c,…が設けられている。この電気的接点45cには、信号線又は電源線を形成する導線が接続されており、この導線がアタッチメント40c及びボール51の内部を通って、収納ケース36内に伸びている。
ニアアイディスプレイ装置20c及びヘッドホン10cの信号線等の配線は、図16に示すように、基本的に、第1の実施形態の変形例と同様である。ヘッドアーム12には、前述したように、ニアアイディスプレイ装置20cとの電気的接続を行うための複数の電気的接点16a,16aが左右の二箇所にあるため、ヘッドホン10cのコントローラ側コネクタ15cから伸びる電源線P2、制御信号線C2、画像信号線I2は、途中で分岐し、二箇所の電気的接点16a,16aまで伸びている。ヘッドホンアーム12の二箇所の複数の電気的接点16a,16aのうち、一方は、ニアアイディスプレイ装置20cのアタッチメント40cとヘッドホンアーム12との機械的結合時に、このアタッチメント40cに設けられている複数の電気的接点45cと接触する。なお、他方の被取付部16に設けられた電気接点16aには、画像信号線I2を伝搬する信号を消費する終端抵抗を接続することで、効率よく表示処理部24に画像信号を供給させている。実際には、外観上も考慮して、この他方の電気接点16aには、終端抵抗体Rを有したキャップ41fを取り付ける。
ところで、ニアアイディスプレイ装置20cが、ヘッドホンアーム12の右側の被取付部16に結合する場合と、左側の被取付部16に結合する場合とでは、ニアアイディスプレイ装置20cの上下が反転するため、右側の被取付部16の複数の電気的接点16aの配列と、左側の被取付部16の複数の電気的接点16aの配列とを変える必要がある。
図15は、左側の被取付部16及び右側の被取付部16のそれぞれを、電気的接点が配列されている面と正対して見たときの配列状態を示した図である。同図に示すように、被取付部16の複数の電気的接点16aとして、接点1〜接点8まで存在し、左側の被取付部16には、接点1、接点2、接点3、接点4が左から右側へ並び、これらの接点群の下側に、接点5、接点6、接点7、接点8が左側から右側へ並んでいるとする。前述したように、左右の取付位置を変更すると、ニアアイディスプレイ装置20cの上下が反転し、この結果、アタッチメント40cに設けた複数の電気的接点45cも上下が反転する。このため、右側の被取付部16には、左側の被取付部16では下側に配置されている接点5、接点6、接点7、接点8が上側に配置され、左側の被取付部では上側に配置されている接点1、接点2、接点3、接点4が下側に配置される。また、右側の被取付部16において、接点1、接点2、接点3、接点4が右側から左側へ並び、ヘッドホンアーム12が伸びている方向に、接点5、接点6、接点7、接点8が右側から左側へ並ぶ。
すなわち、ヘッドホン10cをユーザの頭部に装着した際に、略上下方向に並ぶ接点に関しては、左右の被取付部16,16で、上下の位置関係が逆になり、ヘッドホン10cをユーザの頭部に装着した際に、略水平方向に並ぶ接点に関しては、左右の被取付部16,16で、左右の位置関係が逆になる。
以上のように、本実施形態でも、以上の実施形態と同様に、ヘッドホン10cとニアアイディスプレイ装置20cとの機械的及び電気的接続を解除できるので、ヘッドホン10c単独で使用することができる。また、ヘッドホン10cとニアアイディスプレイ装置20cとの機械的アタッチメント40cに、両者を電気的に接続する電気的接点16a,45cを設けたので、両者を電気的に接続するためのケーブルが不要になり、外観をよくすることができる。
また、第1の実施形態では、ニアアイディスプレイ装置20の取付位置の変更に伴う、画像表示部21の上下の反転を重力センサ28で検知したが、本実施形態では、この替わりに、ニアアイディスプレイ装置20cのアタッチメント20cの複数の電気的接点のうちの少なくとも一つの接点、又は、ヘッドホンアーム12の左右の被取付部16の複数の電気的接点のうちの少なくとも一つの接点の導通状態を検知するセンサを設けてもよい。このセンサの出力は、第1の実施形態における重力センサ28の出力と同様に、表示処理部24に送られる。表示処理部24は、このセンサからの出力により、ニアアイディスプレイ装置20cが右側に取り付けられたか、左側に取り付けられたかを認識し、これに応じて、画像の上下を反転させる。
なお、本実施形態の機械的アタッチメント40cの替わりに、第1の実施形態における第1及び第2の変形例のアタッチメント40a,40bを用い、これに電気的接点を設けても、同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
次に、以上の第3の実施形態における変位機構50の変形例について、図17を用いて説明する。
本変形例の変位機構50aは、第3の実施形態の変位機構50におけるボール51の替わりにフレキシブルワイヤ53を用いたものである。このフレキシブルワイヤ53は、細いワイヤを編み込んで一定の太さの線材を形成し、細いワイヤの隙間及び一定の太さの回りに樹脂を充填して、一定の荷重を掛けると変形するものの、変形してしまうと再び一定の荷重をかけない限り変形状態を維持するものである。
このフレキシブルワイヤ53の一端は、収納ケース36の逃げ部35に固定され、他端は、アタッチメント40cに固定されている。このように、第3の実施形態におけるボール51の替わりにフレキシブルワイヤ53を用いても、このフレキシブルワイヤ53が各種方向に変形することで、第3の実施形態と同様、三次元空間内の独立した3軸の各軸回りで、支持部30及びこの支持部30に支持されている画像表示部21を変位させることができる。
なお、第3の実施形態の変位機構50や本変形例の変位機構50aは、先に述べた第1及び第2の実施形態、さらに後述の第4の実施形態に適用してもよい。
次に、本発明に係るニアアイディスプレイシステムの第4の実施形態について、図18及び図19を用いて説明する。なお、図18は、第4の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの斜視図で、図19は、同ニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。
本実施形態のニアアイディスプレイシステムも、図18に示すように、以上の各実施形態と同様、ヘッドホン10dとニアアイディスプレイ装置20dとを備えている。
ヘッドホン10dのヘッドホンアーム12の左右のスピーカ11R,11Lの傍のそれぞれには、ニアアイディスプレイ装置20dが結合する被取付部16,16が形成され、この被取付部16,16に複数の電気的接点16d,16d,…が設けられている。各被取付部16,16の両側には、ニアアイディスプレイ装置20dのヘッドホンアーム12の長手方向の移動を規制する凸部17,17が形成されている。被取付部16の電気的接点16dは、頭部形状に合せた円弧状のヘッドホンアーム12の外周側に形成され、その内周側にはニアアイディスプレイ装置20dの回り止め16bが形成されている。
一方、ヘッドホン10dの被取付部16と結合するニアアイディスプレイ装置20dのアタッチメント40dは、基本的に第3の実施形態と同じもので、アタッチメント40dの内周面には、ヘッドホンアーム12の被取付部16に設けられている複数の電気的接点16d,16d,…と接する複数の電気的接点が設けられている。この電気的接点には、信号線又は電源線を形成する導線が接続されており、この導線がアタッチメント40dの内部を通って、収納ケース36内に伸びている。このアタッチメント40dの幅(ヘッドホンアーム12が伸びている方向の長さ)W2は、ヘッドホンアーム12の被取付部16の幅W1より短い。したがって、このアタッチメント40dは、ヘッドホンアーム12の被取付部16に対して、ヘッドホンアーム12が伸びている方向に、(W1−W2)の長さ分だけ相対移動可能である。このため、被取付部16の電気的接点16dとアタッチメント40dの電気的接点との電気的接続を保証するために、被取付部16の電気的接点16dのヘッドホンアームが伸びている方向の長さを(W1−W2)以上の長さにしている。なお、本実施形態においても、ヘッドホン10dをユーザの頭部に装着した際に、略水平方向に並ぶ接点に関しては、左右の被取付部16,16で、左右の位置関係が逆になっている。
ニアイアイディスプレイ装置20c及びヘッドホン10cの信号線等の配線は、図19に示すように、基本的に、第2の実施形態と同様である。但し、ヘッドアーム12には、前述したように、ニアアイディスプレイ装置20dとの電気的接続を行うための複数の電気的接点16d,16dが左右の二箇所にあるため、ヘッドホン10dの各スピーカ11R,11Lから伸びる音声信号線S3bは、途中で分岐し、二箇所の電気的接点16d,16dまで伸びている。ヘッドホンアーム12の二箇所の複数の電気的接点16d,16dのうち、一方は、ニアアイディスプレイ装置20dのアタッチメント40dとヘッドホンアーム12との機械的結合時に、このアタッチメント40dに設けられている複数の電気的接点45dと接触する。
以上のように、本実施形態でも、第3の実施形態と基本的に同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態では、ヘッドホン10dに対してニアアイディスプレイ装置20dを、ヘッドホンアーム12が伸びている方向に相対移動させることができるので、第3の実施形態よりも、ヘッドホン10dに対するニアアイディスプレイ装置20dの変位に関する自由度を増やすことができる。
次に、本発明に係るニアアイディスプレイシステムの第5の実施形態について、図20〜図22を用いて説明する。なお、図20は、第5の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの斜視図で、図21は、同ニアアイディスプレイシステムのスピーカ、アタッチメント、変位機構の断面図で、図22は、同ニアアイディスプレイシステムのスピーカ、外装キャップの断面図である。
本実施形態のニアアイディスプレイシステムも、図20に示すように、以上の各実施形態と同様、ヘッドホン10eとニアアイディスプレイ装置20eとを備えている。
この実施形態のニアアイディスプレイシステムの回路構成や信号線の配線等は、基本的に、図19を用いて説明した第4の実施形態のニアアイディスプレイシステムと同じである。但し、以下で説明するように、本実施形態は、以上の実施形態と異なり、ヘッドホン10eのスピーカ11に、ニアアイディスプレイ装置20eが取り付けられるので、第4の実施形態とは、ヘッドホン10eとニアアイディスプレイ装置20eとの電気的接点の位置が異なっている。
ヘッドホン10eの左右のスピーカ11R,11Lの頭部接触側と反対側には、ニアアイディスプレイ装置20eが取り付けられる被取付部18,18が形成されている。この被取付部18は、図21に示すように、開口縁に内周側へ突出した鍔18aが形成されている。この鍔18aは、弾性を有する樹脂で形成され、変形可能である。この被取付部16,16の溝の底に相当する部分には、音声信号を受信するための複数の電気的接点16d,16d,…が設けられている。
ニアアイディスプレイ装置20eは、ユーザの眼前で画像を表示する画像表示部21と、スピーカ11R,11Lの被取付部18,18に取付可能なアタッチメント40eと、画像表示部21をアタッチメント40eに連結する支持部30と、を備えている。
アタッチメント40eは、図21に示すように、スピーカ11の被取付部18に嵌まり込める形状を成している。具体的には、このアタッチメント40eは、中空円筒状のアタッチメント本体41eと、被取付部18の底面と被取付部18の鍔18aとの間に入り込む嵌合鍔42eとを有している。嵌合鍔42eは、円筒状のアタッチメント本体41eの底部43eの外周に設けられている。このアタッチメント40eをスピーカ11に取り付ける際には、スピーカ11の被取付部18の鍔18aを弾性変形させて、被取付部18の溝面と鍔18aとの間にアタッチメント40eの嵌合鍔42eを嵌め込む。アタッチメント本体40eの底部43eには、スピーカ11の電気的接点16dに接続される電気的接点45dが設けられている。この電気的接点45dは、アタッチメント40eをスピーカ11の被取付部18に取り付けた際に、被取付部18の電気的接点16dと電気的に接続される。
ところで、前述したように、本実施形態のニアアイディスプレイシステムの回路構成や信号線の配線等は、第4の実施形態と同じで、異なる点は、本実施形態では、収納ケース36内に設けた回路構成の一部を中空のアタッチメント本体41e内に設けた点である。また、これらの回路が形成された回路基板43には、コントローラ60から伸びるコントローラケーブル61が接続されている。前述のアタッチメント40eの電気的接点45dには、このコントローラケーブル61中に含まれている音声信号線が回路基板43を介して接続されている。また、回路基板43上に設けられた表示処理部24や電源29等からは、支持部30の収納ケース36内に設けられているアーム駆動制御部25(図19に示す)等につながる制御信号線や、画像表示部21につながる画像信号線、アーム駆動制御部25や画像表示部21に電力を供給するための電源線等が伸びている。
収納ケース36とアタッチメント40eとの間には、アタッチメント40eに対する収納ケース36及び画像表示部21の向きや位置を変える変位機構50eが設けられている。この変位機構50eは、画像表示部21を上下に移動させるための上下移動用回転軸部材51eと、画像表示部21を左右に移動させるための左右移動回転軸部材54eと、を有している。上下移動用回転軸部材51eは、アタッチメント40eの電気的接点45dとは反対側の位置に回転可能に取り付けられている軸部52eと、この軸部52eから収納ケース36側に伸びているブラケット部53eとを有している。左右移動回転軸部材54eは、上下移動用回転軸部材51eのブラケット部53e及び収納ケース36のブラケット部36eを貫通している。この変位機構50eは、軸部分と軸受け部分との間に、一定以上の摩擦力が作用しており、収納ケース36側から一定以上の力が加えられない限り、軸部分に対して軸受け部分が相対的に回転しないようになっている。
ところで、本実施形態では、右のスピーカ11Rにも、左のスピーカ11Lにも、被取付部18が形成されている。このため、例えば、スピーカ11Rにニアアイディスプレイ装置20eを装着した際には、左のスピーカ11Lの被取付部18が露出してしまい、外観上好ましくない。そこで、本実施形態では、ニアアイディスプレイ装置20eが装着されていない側のスピーカ11の被取付部18を覆うために、外装キャップ40fを備えている。この外装キャップ40fは、図22に示すように、外観上は、アタッチメント40eと同じで、スピーカ11の被取付部18に嵌まり込む鍔部42fを有している。また、この外装キャップは、アタッチメントと同様に中空構造で、その内部には、アタッチメント40eの回路基板43と同様の仕切り板43fが設けられている。これは、アタッチメント40eに回路基板43を設けたことにより、この回路基板43とアタッチメント本体41eの底部43eとの間に空間Seが形成されたため、この空間Seと同じ空間Sfを外装キャップ40fに形成することで、左右のスピーカ11L,11Rからの音質を同じくするためのである。
以上のように、本実施形態でも、第2及び第4の実施形態と同様に、コントローラ60から、ニアアイディスプレイ装置20e及びヘッドホン10eに送る信号等の全てを一旦、ニアアイディスプレイ装置20eに送ることで、コントローラ60から伸びるケーブルの本数を少なくしている。また、ヘッドホン内に画像信号線を設ける必要がないため、ヘッドホンを軽量化することができる。さらに、外装キャップ40fに画像信号を消費させることができるため、別途、終端抵抗を設ける必要もなくなる。
なお、本実施形態では、コントローラ60から、ニアアイディスプレイ装置20e及びヘッドホン10eに送る信号等の全てを一旦、ニアアイディスプレイ装置20eに送るようにしているが、第1及び第3の実施形態のように、コントローラ60から、ニアアイディスプレイ装置20e及びヘッドホン10eに送る信号等の全てを一旦、ヘッドホン10eに送り、このヘッドホン10eから、ニアアイディスプレイ装置20eが画像信号や電力を受けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、弾性体の変形により、スピーカ11にアタッチメント40eの取り付けるようにしているが、例えば、図23に示すように、アタッチメント40e又はスピーカ11のいずれか一方の磁石49を設け、他方に鉄等の磁性体を設けて、スピーカ11にアタッチメント40eを取り付けるようにしてもよい。
なお、以上の各実施形態は、いずれもリアアーム式のヘッドホンを対象にしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ユーザの頭頂部にアームを回すヘッドアーム式のものに適用してもよい。
本発明に係る第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステム(結合時)の斜視図である。 本発明に係る第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステム(非結合時)の斜視図である。 図1におけるIII−III線断面図である。 本発明に係る第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムのアタッチメントの断面図である。 本発明に係る第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。 本発明に係る第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムのアタッチメントの第1の変形例の断面図である。 本発明に係る第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムのアタッチメントの第2の変形例の断面図である。 本発明に係る第1の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムのヘッドホンの変形例の斜視図である。 本発明に係る第2の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの斜視図(結合時)である。 本発明に係る第2の実施形態としてのニアアイディスプレイシステム(非結合時)の斜視図である。 本発明に係る第2の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。 本発明に係る第3の実施形態としてのニアアイディスプレイシステム(非結合時)の斜視図である。 本発明に係る第3の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの要部横断面図である。 本発明に係る第3の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムのアタッチメントの縦断面図である。 本発明に係る第3の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの左右の被取付部における電気的接点の配列を示す説明図である。 本発明に係る第3の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。 本発明に係る第3の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの変更機構の変形例の断面図ある。 本発明に係る第4の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの斜視図である。 本発明に係る第4の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの回路ブロック図である。 本発明に係る第5の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの斜視図である。 本発明に係る第5の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムのスピーカ、アタッチメント、変位機構の断面図である。 本発明に係る第5の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムのスピーカ、外装キャップの断面図である。 本発明に係る第5の実施形態としてのニアアイディスプレイシステムの変形例のスピーカ、アタッチメントの断面図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c,10d,10e…ヘッドホン
11…スピーカ 12…ヘッドホンアーム
14,14a,14b,14c,14L,14R…ケーブル接続部
16…被取付部
20,20b,20c,20d,20e…ニアアイディスプレイ装置
21…画像表示部 22…表示デバイス
24…表示処理部 25…アーム駆動制御部
28…重力センサ 29…電源回路
30…支持部 31…ディスプレイアーム
36…収納ケース
40,40c,40d,40e…アタッチメント
50,50a,50e…変位機構 51…ボール
52…ボール受け部 53…フレキシブルワイヤ
60…コントローラ

Claims (18)

  1. スピーカ及び該スピーカに連結されたヘッドホンアームを有し、頭部に装着可能なヘッドホンと、
    画像表示部を有し、前記ヘッドホンに取り付け可能なニアアイディスプレイ装置と、
    を備えているニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記ニアアイディスプレイ装置は、前記ヘッドホンに、取り付け及び取り外しが可能なアタッチメントを有し、
    前記ディスプレイ装置及び前記ヘッドホンは、互いに、電気的な接続及び切断が可能な電気接続部を有する、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  2. 請求項1に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記ニアアイディスプレイ装置は、外部から少なくとも電力、画像信号、音声信号を受ける外部接続部を有し、該外部接続部で受けたもののうち、少なくとも該音声信号を該ニアアイディスプレイ装置の前記電気接続部(以下、ディスプレイ側電気的接続部とする)を介して、前記ヘッドホンの前記電気接続部(以下、ヘッドホン側電気的接続部とする)に送信する、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  3. 請求項2に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記ヘッドホンの左右のそれぞれに、前記ヘッドホン側電気的接続部が設けられ、
    前記ヘッドホン側電気的接続部は、所定の方向に並んだ複数の電気的接点を有し、
    左右の一方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の前記複数の電気的接点の配列順序は、他方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の複数の電気的接点の配列順序とは、前記ヘッドホンの装着時において上下方向が逆である、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  4. 請求項2に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記ヘッドホンの左右のそれぞれに、前記ヘッドホン側電気的接続部が設けられ、
    前記ヘッドホン側電気的接続部は、所定の方向に並んだ複数の電気的接点を有し、
    左右の一方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の前記複数の電気的接点の配列順序は、他方に設けられている前記ヘッドホン側電気的接続部の複数の電気的接点の配列順序とは、前記ヘッドホンの装着時において電気的接点が配列されている面を正対して見ると左右方向が逆である、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記アタッチメントは、該アタッチメントが取り付けられる前記ヘッドホンに対して、一定の方向に関して一定の幅内で相対移動可能であり、
    前記ヘッドホン側電気的接続部の電気的接点と前記ディスプレイ側電気的接続部の電気的接点とのうち、いずれか一方は、前記一定の方向に関して、前記一定の幅を有している、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  6. 請求項2から5のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記ニアアイディスプレイ装置の前記アタッチメントは、自身が変形して前記ヘッドホンの一部と嵌り合う嵌合手段を有する、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  7. 請求項2から5のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記ニアアイディスプレイ装置の前記アタッチメントは、前記スピーカの頭部接触側と反対側の部分に対して、取り付け及び取り外しが可能である、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  8. 請求項7に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記アタッチメントが取り付けられる前記スピーカの部位には、前記ヘッドホン側電気的接続部の電気的接点が設けられ、
    前記アタッチメントには、前記スピーカの前記部位に取り付けられた際に、前記ヘッドホン側電気的接続部の電気的接点と接続される、前記ディスプレイ側電気的接続部の電気的接点が設けられている、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  9. 請求項7及び8のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記アタッチメントには、前記画像信号を処理して、処理した画像信号を前記画像表示部に送る回路が設けられている、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  10. 請求項7から9のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記ヘッドホンは、前記スピーカとして一対のスピーカを有し、前記ヘッドホンアームは、該一対のスピーカ相互を連結し、
    前記一対のスピーカのそれぞれには、前記アタッチメントが取り付けられる被取付部が形成され、
    前記一対のスピーカのうち、一方のスピーカの前記取り付け構造に前記アタッチメントが取り付けられたときに、他方のスピーカの前記被取付部に取り付けられ、該被取付部を隠す外装部材を備えている、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  11. 請求項10に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記アタッチメントには、前記スピーカに取り付けた際に、該スピーカ側に空洞部が形成され、
    前記外装部材には、前記アタッチメントの前記空洞部と同じ形状で同じ大きさの空洞部が、該アタッチメントの前記空洞部と対応する位置に形成されている、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  12. 請求項7から11のいずれか一項に記載のニアアイディスプレイシステムにおいて、
    前記画像処理部を支持し、前記アタッチメントが取り付けられている支持部を備え、
    前記支持部は、前記アタッチメントに対して相対回転可能に取り付けられている、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイシステム。
  13. ユーザの眼前で画像表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置において、
    ヘッドホンに対して取り付け及び取り外し可能なアタッチメントと、
    前記画像表示部を前記アタッチメントと連結する支持部と、
    前記アタッチメントに設けられ、該アタッチメントが前記ヘッドホンに取り付けられた際に、該ヘッドホンに設けられている電気的接点と接続される電気的接続部と、
    を有することを特徴とするニアアイディスプレイ装置。
  14. 請求項13に記載のニアアイディスプレイ装置において、
    前記アタッチメントに対する前記画像表示部の位置及び/又は向きを変える表示部変位手段が該アタッチメントに設けられ、
    前記電気的接続部は、導線を有し、
    前記電気的接続部の前記導線は、前記アタッチメント及び前記表示部変位手段内に設けられている、
    ことを特徴とするニアアイディスプレイ装置。
  15. 画像を表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置において、
    頭部に装着可能なヘッドホンのスピーカに対して、取り付け及び取り外しが可能なアタッチメントと、
    前記ヘッドホンに設けられた回路に対して、電気的な接続及び切断が可能な電気接続部と、
    を備えていることを特徴とするニアアイディスプレイ装置。
  16. 一対のスピーカと、該一対のスピーカ相互を連結するヘッドホンアームとを備えているヘッドホンにおいて、
    前記ヘッドホンアームの前記一対のスピーカのそれぞれの側の部位に、ユーザの眼前で画像表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置に対して切断可能に電気的接続する電気接続部が設けられている、
    ことを特徴とするヘッドホン。
  17. 請求項16に記載のヘッドホンにおいて、
    前記ヘッドホンアームの前記一対のスピーカのそれぞれの側の部位には、前記ニアアイディスプレイ装置の取り付け及び取り外しが可能な被取付部が形成され、
    前記被取付部のそれぞれには、前記ニアアイディスプレイ装置が取り付けられた際に、該ニアアイディスプレイ装置に設けられている電気的接点と接続される前記電気的接続部の電気的接点が設けられている、
    ことを特徴とするヘッドホン。
  18. スピーカ及び該スピーカが取り付けられているヘッドホンアームを備えているヘッドホンにおいて、
    前記スピーカには、画像を表示する画像表示部を有するニアアイディスプレイ装置の取り付け及び取り外しが可能な被取付部が形成され、
    前記ニアアイディスプレイ装置に設けられた回路に対して、電気的な接続及び切断が可能な電気接続部を備えている、
    ことを特徴とするヘッドホン。
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