JP2005164978A - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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茂 加藤
Nobuyuki Miyake
信行 三宅
Masaki Otsuki
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Abstract

【課題】 配線により、人間の動作を妨げたり、煩わしさを感じさせたりすることが少ないヘッドマウントディスプレイを提供する。
【解決手段】 ヘッドマウントディスプレイ1は、リアアーム2、リアアーム2に取り付けられた収納部3、収納部3に収納可能に保持されたディスプレイアーム4、ディスプレイアーム4の先端に回動可能に取り付けられた表示部5、リアアーム2の両端部に設けられたヘッドホーン6を主要部としている。画像表示装置7に電源や信号を供給するフラットケーブル12は、配線取り付け部13を介して収納部3の中に引き込まれ、配線取り付け部13により収納部3に固定されている。収納部3の中ではフラットケーブル12は、配線押さえ14でその中間部を固定され、その後、ディスプレイアーム4の後端部からディスプレイアーム4の中に入り、さらに球面継手10の中を通って表示部5中の画像表示装置7まで導かれている。
【選択図】 図1

Description

本発明は頭部に装着して映像を観測するヘッドマウントディスプレイに関するものである。
近年、液晶パネル(LCD)等の標示デバイス上に表示された映像を、接眼レンズやハーフミラー等を有する光学系を介して拡大した虚像として観察する眼鏡タイプの映像表示装置が種々提案され、ヘッドマウントディスプレイと呼ばれている。
この映像表示装置は、多くの場合、頭に巻いた形で頭部に装着する構成とされ、両眼に対応する位置に映像表示系を形成した両眼タイプと左右眼の一方の眼に対応する位置に映像表示系を形成した片眼タイプとがある。このうち、両眼タイプのものは、主として映像を楽しむための目的に使用される。片眼タイプのものは、例えばウエアラブルパソコン等の表示装置等や、作業者に指示を表示する表示装置としての使用方法が期待されている。その例として、特開平8−305298号(特許文献1)、特開平10−111470号公報(特許文献2)に記載されるような方式のものが公知となっている。
特開平8−305298号 特開平10−111470号公報
本出願人は、このような公知のヘッドマウントディスプレイ装置とは異なる、全く新しい方式のヘッドマウントディスプレイについて、特願2002−371994号として特許出願を行っている。その発明によれば、頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイ本体部は、頭部の後部に装着されて、頭部を挟み込むような弾性を有するリアアームと、リアアームに取り付けられた左右のヘッドホーンと、先端部に表示部を取り付けたディスプレイアームとを主要部として構成されている。
このようなヘッドマウントディスプレイの1例を図10に示す。なお、図10に示すものは前述のとおり、新しい方式で公知のものではなく、前記特許文献1、特許文献2に記載されているような公知のものとは異なっている。図10は、ヘッドマウントディスプレイを人間が頭に装着した状態を示すものである。ヘッドマウントディスプレイ21のリアアーム22は弾性を有し、人間の頭部を後頭部から挟み込んで、それ自身を人間の頭部に固定するようになっている。リアアーム22には、保持部23が取り付けられ、保持部23は、ディスプレイアーム24を摺動可能に保持するようになっている。ディスプレイアーム24の先端には表示部25が取り付けられている。そして、ディスプレイアーム24を、保持部23中に摺動させることにより前進後退させ、表示部25を使用位置、待避位置とすることができる。26はヘッドホーンであり、ヘッドマウントディスプレイ21は、このヘッドホーン26で、人間の頭部を両側から挟み込んでいる。
このような、ヘッドマウントディスプレイ21において、表示部25中に設けられた画像表示装置に電源や信号を供給する必要がある。又、表示部25にマイクロフォンが付属される場合があり、この場合は、このマイクロフォンにも電源を供給する必要がある。従来考えられていた電源供給方式は、図10に示すように、制御装置27から配線ケーブル28を通して、直接、表示部25に電源配線や信号配線を行う方法であった。
しかしながら、このように制御装置27から表示部25に直接配線を行った場合、この配線ケーブル28が人間の動作を妨げたり、煩わしさを感じさせたりすることがあった。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ヘッドマウントディスプレイの表示部への配線を頭部に固定される部分を介して行うことにより、人間の動作を妨げたり、煩わしさを感じさせたりすることが少ないヘッドマウントディスプレイを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、頭部に装着された接眼光学系を用いて表示デバイスの虚像を観察するヘッドマウントディスプレイであって、頭部に装着されるリアアームと、表示部が取り付けられたディスプレイアームとを有し、前記リアアームに前記ディスプレイアームの少なくとも一部を収納する収納部が設けられており、前記表示部への配線が、前記収納部に設けられた配線取り付け部から、前記収納部と前記ディスプレイアームの中を通して、前記表示部に接続されていることを特徴とするもの(請求項1)である。
本手段においては、外部からの配線は、まず、リアアームに設けられた収納部(リアアーム自体が収納部になっていることもあり、収納部がリアアームに取り付けられていることもある)に設けられた配線取り付け部に達する。配線取り付け部は、単に配線を貫通させて固定するものであってもよいし、コネクタ等の接続器具であってもよい。
その後、配線取り付け部から収納部の中、ディスプレイアームの中を通り、表示部まで配線される。よって、ディスプレイアームの出し入れによって、外部からの配線の取り付け位置が変わることが無く、かつ、収納部に取り付けられるので、取り付け位置が頭部の側面又は後部になり、人間の動作を妨げたり、煩わしさを感じさせたりすることが少ないヘッドマウントディスプレイとすることができる。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記収納部の中の、前記ディスプレイアームが引き出されて前記表示部が使用状態にあるときの前記ディスプレイアームの後端位置と、前記ディスプレイアームが前記収納部に収納されたときの前記ディスプレイアームの後端位置との中間位置に、前記ディスプレーアームの後端部から延出した前記配線を押さえる配線押さえが設けられていることを特徴とするもの(請求項2)である。
本手段においては、ディスプレイアームが引き出されて表示部が使用状態にあるときのディスプレイアームの後端位置と、ディスプレイアームが収納部に収納されたときのディスプレイアームの後端位置との中間位置に設けられた配線押さえにより、配線を固定している。よって、これら2つのディスプレイアームの位置において、配線押さえからディスプレイアーム後端部までの配線が折り返されることになり、配線取り付け部から配線押さえ部までの配線を固定することができる。よって、可動な配線部分が少なくなり、その分、収納部の中で絡まったり、断線したりするトラブルを少なくすることができる。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段又は第2の手段であって、前記配線の束が、平板状のフレキシブルな構造とされていることを特徴とするもの(請求項3)である。
ディスプレイアームとその収納部は、頭部に装着したときの上下方向に長い扁平な形をしている場合がある。よって、配線の束を平板状とすることにより、ディスプレイアームとその収納部中に収納しやすくなり、かつ、平板状にすることによりフレキシブルなものとできるので、ディスプレイアームの前進後退に対応して変形が容易となる。例として、フラットケーブルの形状にしたり、フレキシブル基板中に薄膜配線の形で入れ込む方法が考えられる。
前記課題を解決するための第4の手段は、前記第1の手段から第3の手段のいずれかであって、前記ディスプレーアームにおける、後端部と前端部(前記表示部と当該ディスプレイアームの結合部)の少なくとも一方の、前記配線に接触する部分が、面取加工されているか、角がない構造とされていることを特徴とするもの(請求項4)である。
配線がディスプレイアームの後端部から取り出される場合、配線とディスプレイアームの後端部が接触し、この後端部を中心にして配線が折れ曲がる場合がある。このような場合、ディスプレイアームの配線と接触する部分に角があると、その部分で配線を傷める恐れがある。よって、本手段においては、この部分に面取り加工を行うか、角の無い形状とすることにより、このようなことが発生する可能性を低下させる。
同様、表示部とディスプレイアームとの相対位置関係が変化するようなものにおいては、ディスプレイアームの前端部に置いて同じ現象が発生する場合があるので、このような場合には、この部分に面取り加工を行うか、角の無い形状とすることにより、このようなことが発生する可能性を低下させる。
前記課題を解決するための第5の手段は、前記第1の手段から第4の手段のいずれかであって、前記表示部が前記ディスプレーアームに球状軸受で回動可能に接続され、前記配線が、前記球状軸受の球の中を通して表示部に達していることを特徴とするもの(請求項5)である。
ヘッドマウントディスプレイにおいては、表示部をディスプレイアームの先端に回動可能に保持して、使用位置と収納位置とで、表示部の向きを変えることができるようにしておくのが好ましい。このような場合に、表示部がディスプレーアームに球状軸受で回動可能に接続されるようにし、配線を、球状軸受の球の中を通して表示部まで導くようにすれば、特別のコネクタを必要とせず、ディスプレイアームから表示部までの配線を行うことができる。
前記課題を解決するための第6の手段は、頭部に装着された接眼光学系を用いて表示デバイスの虚像を観察するヘッドマウントディスプレイであって、頭部に装着されるリアアームと、表示部が取り付けられたディスプレイアームとを有し、前記リアアームに前記ディスプレイアームを収納する収納部が設けられており、前記表示部への配線が、前記収納部に設けられた配線取り付け部から、前記収納部に設けられたスライド型コネクタの第1の部分に接続されると共に、前記表示部からの配線が、前記ディスプレイアームの中を通って、前記ディスプレイアームに設けられた前記スライド型コネクタの第2の部分に接続され、前記スライド型コネクタの第1の部分と第2の部分は、前記表示部の使用位置まで前記ディスプレイアームが引き出されたときのみに、電気的に接合するようにされていることを特徴とするもの(請求項6)である。
本手段においては、ディスプレイアームの収納部とディスプレイアームとの配線接続を、スライド型コネクタを通して行っている。ここでスライド型コネクタとは、第1の部分と第2の部分があり、これらが相対的に移動し、所定の位置関係にあるときに第1の部分と第2の部分が電気的に接続され、他の位置関係にあるときに、第1の部分と第2の部分との電気的な接続が断たれるものである。典型的には、ある位置で接点同士が接触し、多の位置では接点同士が離れるようなものであるが、電気的な接続が、機械的な接触でなく、電磁誘導結合によるものであってもよい。
本手段においては、スライド型コネクタを使用し、スライド型コネクタの第1の部分と第2の部分は、表示部の使用位置まで前記ディスプレイアームが引き出されたときのみに、電気的に接合するようにされている。よって、収納部とディスプレイアーム間の配線を無くすることができ、ディスプレイアームの移動の伴って配線が絡んだり、長期間の間に疲労により断線したりすることを防止できる。
前記課題を解決するための第7の手段は、前記6第の手段であって、前記配線取り付け部から前記スライド型コネクタの第1の部分に向かう配線の一部が分岐されて、別のスライド型コネクタの第1の部分に接続され、前記ディスプレイアームが前記収納部に収納された状態で、前記別のスライド型コネクタの第1の部分と、前記ディスプレイアームに設けられた前記スライド型コネクタの第2の部分が、電気的に接合するようにされていることを特徴とするもの(請求項7)である。
一般的なヘッドマウントディスプレイは、使用位置において機能すれば十分であるから、収納位置にある表示部には電源や信号を送らなくてよい。しかし、ヘッドマウントディスプレイの中には、マイク等が表示部の収納されているものがあり、このような場合、マイク等の機能だけは、収納位置でも生かしておいた方が好ましい場合がある。本手段はこのような場合に有効なものであり、ディスプレイアームが収納部に収納された状態で、別のスライド型コネクタの第1の部分と、ディスプレイアームに設けられたスライド型コネクタの第2の部分が、電気的に接合するようにされているので、表示部が収納位置にある場合でも、必要な機能を生かしておくことが可能になる。
前記課題を解決するための第8の手段は、前記第6の手段又は第7の手段であって、前記スライド型コネクタの第1の部分と第2の部分が電気的に接合されるとき、アースラインが最初に接合され、続いて共通電源ラインが接合され、その後に信号ラインが接合されるようにされていることを特徴とするもの(請求項8)である。
本手段においては、スライド型コネクタの第1の部分と第2の部分が電気的に接合されるときに、アースライン、共通電源ラインを先に接合してから信号ラインを接合するようにしているので、接続時において、過渡的に回路に異常な負荷がかかり、破損する恐れを防止できる。
前記課題を解決するための第9の手段は、前記第6の手段から第8の手段のいずれかであって、前記表示部が前記ディスプレーアームに球状軸受で回動可能に接続され、前記配線が、前記球状軸受の球の中を通して表示部に達していることを特徴とするもの(請求項9)である。
本手段は、前記第5の手段と同じ作用効果を奏する。
以上説明したように、本発明によれば、ヘッドマウントディスプレイの表示部への配線を頭部に固定される部分を介して行うことにより、人間の動作を妨げたり、煩わしさを感じさせたりすることが少ないヘッドマウントディスプレイを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの概要を示す図であり、主要部分のみを断面図としてある。又、ディスプレイアームが取り付けられている左側半分だけを図示したものである。
ヘッドマウントディスプレイ1は、リアアーム2、リアアーム2に取り付けられた収納部3、収納部3に収納可能に保持されたディスプレイアーム4、ディスプレイアーム4の先端に回動可能に取り付けられた表示部5、リアアーム2の両端部に設けられたヘッドホーン6を主要部としている。リアアーム2とヘッドホーン6は、右側にも設けられている。
表示部5の中には画像表示装置7が設けられ、画像表示装置7に表示された画像が、ミラー8で反射された後、接眼光学系(レンズ)9により、使用者の網膜に拡大投影されるようになっている。表示部5は、球面継手10によりディスプレイアーム4と接続され、ディスプレイアーム4の先端部に回動自在に保持されている。ディスプレイアーム4は、4つのローラ11により収納部3に保持され、収納部3の中に収納したり、収納部3から引き出したりすることができるようになっている。図1は、ディスプレイアーム4が収納部3から引き出され、表示部5が使用状態である場合を示すものである。
画像表示装置7に電源や信号を供給するフラットケーブル12は、配線取り付け部13を介して収納部3の中に引き込まれ、配線取り付け部13により収納部3に固定されている。収納部3の中ではフラットケーブル12は、配線押さえ14でその中間部を固定され、その後、ディスプレイアーム4の後端部からディスプレイアーム4の中に入り、さらに球面継手10の中を通って表示部5中の画像表示装置7まで導かれている。
図2は、ディスプレイアーム4が収納部3の中に収納された状態を示す図である。以下の図において、発明を解決するための最良の形態の欄中の前出の図中に示された構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付して、その説明を省略する。
図2において、表示部5は、ディスプレイアーム4の先端部の延長方向とほぼ同じ方向を向くように回動され、使用者の頭部に当たらないようにされている。そして、ディスプレイアーム4が後側に引き込まれているので、その後端部から出ているフラットケーブル12は、一度、配線押さえ14まで戻ってから配線取り付け部13に向かうように、折り曲げられた形状となっている。フラットケーブル12は、図の紙面に垂直な方向に長い平板状の形状をしているので、図のように折り曲げられる場合、フレキシビリティがあり、無理な力を加えることなく折り曲げが可能である。
又、配線取り付け部13から配線押さえ14までのフラットケーブル12は固定できるので、収納部3の中で動くフラットケーブル12の長さを短くすることができ、その分配線の絡まり等によるトラブルを少なくすることができる。
図3は、図2のB部の拡大図である。図に示すように、フラットケーブル12はディスプレイアーム4の後端部から引き出されているが、フラットケーブル12が折り曲げられるときフラットケーブル12に当たる後端部4aは、図に示すように円弧状となっており、角部を有しない。よって、フラットケーブル12に局部的な力が加わって破損する可能性が少ない。
図4は、図1のA−A断面図である。表示部5の外郭5aは2つ割れ構造をしており、その中央部には球面の軸受部5bが設けられている。一方、球面継手10はディスプレイアーム4の外側に固定されており、球面の軸受部5bの中に嵌り込んで球面軸受構造を構成している。ディスプレイアーム4の中空部にはフラットケーブル12が挿通されている。
以上示したように、第1の実施の形態によれば、外部からのケーブルは、後頭部に位置する配線取り付け部13から収納部3の中に入り、収納部3、ディスプレイアーム4の中を通って表示部5に達している。よって、外部からのケーブルが使用者の作業を妨げたり、使用者に煩わしさを感じさせたりすることがない。図1に示した実施の形態では、配線取り付け部13は、単にフラットケーブル12を固定する役割を果たしているだけであるが、配線取り付け部13をコネクタとして、外部ケーブルを収納部3から取り外し可能としてもよい。
図5は、本発明の第2の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの概要を示す図である。図示の方法は図1と同じである。この第2の実施の形態においては、第1接点部15aと第2接点部15bとからなるスライド型コネクタ15が設けられており、第1接点部15aは収納部3の内部に、第2接点部15bはディスプレイアーム4の後端部近傍に取り付けられている。配線取り付け部13を通して収納部3の中に入ったフラットケーブル12aは、第1接点部15aまで配線されている。一方、画像表示装置7に配線されるフラットケーブル12bは、第2接点部15bに接続されている。
スライド型コネクタ15の構造の例を図6に示す。図6(a)に示すように、第1接点部15aには、板バネ状の弾性導電体15cが、図の紙面に垂直な方向に配線の数だけ設けられており、第2接点部15bには板状の導電体15dが、配線の数だけ設けられている。そして、板バネ状の弾性導電体15cにはフラットケーブル12aからの各配線が接続され、板状の導電体15dにはフラットケーブル12bからの各配線が接続されている。
図に示すように第1接点部15aと第2接点部15bとが相対するとき、板状の導電体15dが板バネ状の弾性導電体15cの弾性力に逆らって板バネ状の弾性導電体15cを押し下げ、板バネ状の弾性導電体15cと板状の導電体15dが接触して電気的に導通するようになっている。この状態が、図5に示す状態である。図5に示す状態からディスプレイアーム4を収納部3中に収納するように移動させると、図7に示すような状態となり、第2接点部15bが図6(a)の左側に動き、板バネ状の弾性導電体15cと板状の導電体15dの接触が無くなり、電気的な導通が遮断される。
図5に示すものでは、ディスプレイアーム4のほぼ全部が、収納部3中に収納されるようになっているが、必ずしもこの必要はなく、収納部3が、頭部の側方の半分程度の長さであり、ディスプレイアーム4を後退させたとき、その一部のみを収納できるようなものであってもよい。
図6(b)は、第2接点部15bを図6(a)における下側から見たもので、一例ではあるが、図に示すように接地、共通電源、及び各信号に対応して板状の導電体15dが設けられている。このうち、接地に対応する板状の導電体15dが一番長くされ、続いて共通電源に対応する板状の導電体15dが長くされており、各信号に対応する板状の導電体15dはこれらより短くされている。よって、ディスプレイアーム4を収納部3の中から引き出したとき、まず始めに接地に対応する配線がつながり、続いて共通電源に対応する配線がつながったあとで、各信号に対応する配線がつながる。ディスプレイアーム4を収納部3の中に入れるときは、この逆の順に配線のつながりが無くなる。よって、表示部5中の電気回路に対して安全に電源の投入と切断を行うことができる。
図8は、本発明の第3の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの概要を示す図である。図示の方法は図5と同じである。この実施の形態は、図5に示した第2の実施の形態とほぼ同じであるが、収納部3の後方部に、スライド型コネクタの別の第1接点部16aが設けられているところが異なっている。配線取り付け部13を通して収納部3中に入ったフラットケーブル12aは、2つに分離され、その一方が第1接点部15aに、他の一方が別の第1接点部16aに接続されている。図8に示すような、表示部5の使用状態位置では、第1接点部15aと第2接点部15bが接触しているが、図9に示すような、ディスプレイアーム4が収納部3中に収納されたような状態では、別の第1接点部16aと第2接点部15bが接触する状態となる。
ここで、マイク等、図9に示すような状態でも使用する機器への配線は、第1接点部15aと別の第1接点部16aに共通に接続されているが、画像表示のための信号線等、図8に示すような状態でしか使用されない機器への配線は、別の第1接点部16aにのみ接続されている。このようにすることにより、図9に示すような非使用時の待避状態においても、マイク等の必要な機器を作動状態にすることができる。
以上説明した第2の実施の形態、第3の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なり、収納部3中で配線が移動することがない。よって、配線の移動に伴うトラブル、即ち、配線の絡まりや疲労による断線等のトラブルを避けることが可能である。又、上述の例では、機械的な接点により電気的な導通をとっているが、消費電力が少なくて済む場合には、コイル同士を対面させた電磁結合により電気的な導通をとるようにすれば、機械的な接触を無くすことができ、寿命を長くすることができる。
本発明の第1の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの概要を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、ディスプレイアームが収納部の中に収納された状態を示す図である。 図2におけるB部の拡大図である。 図1におけるA−A断面図である。 本発明の第2の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの概要を示す図である。 スライド型コネクタの構造の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態において、ディスプレイアームが収納部の中に収納された状態を示す図である。 本発明の第3の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイの概要を示す図である。 本発明の第3の実施の形態において、ディスプレイアームが収納部の中に収納された状態を示す図である。 ヘッドマウントディスプレイの概要を示す図である。
符号の説明
1…ヘッドマウントディスプレイ、2…リアアーム、3…収納部、4…ディスプレイアーム、5…表示部、5b…球面の軸受部、6…ヘッドホーン、7…画像表示装置、9…接眼光学系(レンズ)10…球面継手、11…ローラ、12,12a,12b…フラットケーブル、13…配線取り付け部、14…配線押さえ、15…スライド型コネクタ、15a…第1接点部、15b…第2接点部、15c…板バネ状の弾性導電体、15d…板状の導電体、16a…第1接点部、

Claims (9)

  1. 頭部に装着された接眼光学系を用いて表示デバイスの虚像を観察するヘッドマウントディスプレイであって、頭部に装着されるリアアームと、表示部が取り付けられたディスプレイアームとを有し、前記リアアームに前記ディスプレイアームの少なくとも一部を収納する収納部が設けられており、前記表示部への配線が、前記収納部に設けられた配線取り付け部から、前記収納部と前記ディスプレイアームの中を通して、前記表示部に接続されていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記収納部の中の、前記ディスプレイアームが引き出されて前記表示部が使用状態にあるときの前記ディスプレイアームの後端位置と、前記ディスプレイアームが前記収納部に収納されたときの前記ディスプレイアームの後端位置との中間位置に、前記ディスプレーアームの後端部から延出した前記配線を押さえる配線押さえが設けられていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記配線の束が、平板状のフレキシブルな構造とされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記ディスプレーアームにおける、後端部と前端部(前記表示部と当該ディスプレイアームの結合部)の少なくとも一方の、前記配線に接触する部分が、面取加工されているか、角がない構造とされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記表示部が前記ディスプレーアームに球状軸受で回動可能に接続され、前記配線が、前記球状軸受の球の中を通して表示部に達していることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  6. 頭部に装着された接眼光学系を用いて表示デバイスの虚像を観察するヘッドマウントディスプレイであって、頭部に装着されるリアアームと、表示部が取り付けられたディスプレイアームとを有し、前記リアアームに前記ディスプレイアームを収納する収納部が設けられており、前記表示部への配線が、前記収納部に設けられた配線取り付け部から、前記収納部に設けられたスライド型コネクタの第1の部分に接続されると共に、前記表示部からの配線が、前記ディスプレイアームの中を通って、前記ディスプレイアームに設けられた前記スライド型コネクタの第2の部分に接続され、前記スライド型コネクタの第1の部分と第2の部分は、前記表示部の使用位置まで前記ディスプレイアームが引き出されたときのみに、電気的に接合するようにされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  7. 請求項6に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記配線取り付け部から前記スライド型コネクタの第1の部分に向かう配線の一部が分岐されて、別のスライド型コネクタの第1の部分に接続され、前記ディスプレイアームが前記収納部に収納された状態で、前記別のスライド型コネクタの第1の部分と、前記ディスプレイアームに設けられた前記スライド型コネクタの第2の部分が、電気的に接合するようにされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記スライド型コネクタの第1の部分と第2の部分が電気的に接合されるとき、アースラインが最初に接合され、続いて共通電源ラインが接合され、その後に信号ラインが接合されるようにされていることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  9. 請求項6から請求項8のうちいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイであって、前記表示部が前記ディスプレーアームに球状軸受で回動可能に接続され、前記配線が、前記球状軸受の球の中を通して表示部に達していることを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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