JPH1075408A - 頭部装着型表示装置 - Google Patents

頭部装着型表示装置

Info

Publication number
JPH1075408A
JPH1075408A JP24861996A JP24861996A JPH1075408A JP H1075408 A JPH1075408 A JP H1075408A JP 24861996 A JP24861996 A JP 24861996A JP 24861996 A JP24861996 A JP 24861996A JP H1075408 A JPH1075408 A JP H1075408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
observer
display device
support
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24861996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Tento
久 天藤
Keizo Kumai
慶蔵 熊井
Yukiko Kuwayama
裕紀子 桑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP24861996A priority Critical patent/JPH1075408A/ja
Publication of JPH1075408A publication Critical patent/JPH1075408A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾力を利用して簡単かつ迅速に観察者の頭部
にバランス良く装着でき、装着感を向上できる頭部装着
型表示装置を提供する。 【解決手段】 画像表示手段2を保持すると共に観察者
Aの頭部に装着可能な保持手段3は、支持部材11と、
この支持部材11に連結される少なくとも4つの当て部
材12a、12b、12c、12dとを有する。それら
当て部材12a、12b、12c、12dを、観察者A
の頭部右側の前後に離れた箇所と、頭部左側の前後に離
れた箇所とに押し付ける弾力を作用させることができる
ように、その支持部材11は弾性変形可能とされてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示手段を観
察者の頭部に装着するための頭部装着型表示装置(ヘッ
ドマウンテッドディスプレイ(HMD))に関する。
【0002】
【従来の技術】頭部装着型表示装置において、画像表示
手段を保持すると共に観察者の頭部に装着可能な保持手
段の形態としては、頭部全体を覆うヘルメット型、ヘッ
ドホン型、バンド型等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その保持手段をヘルメ
ット型にすると、重量が大きく取り扱いが不便なものに
ある。
【0004】その保持手段をヘッドホン型やバンド型に
すると、軽量にでき、弾性材により構成することで弾力
を利用して簡単かつ迅速に頭部に装着できる。しかし、
構造が簡易過ぎるため、画像表示手段の支持反力や装置
全体の支持反力が、耳部や側頭部等の頭部の一点に集中
的に作用し、観察者に不快感を与えることが多かった。
特にヘッドホン型の場合、音声が不要な場合でもイヤー
パッドを介して耳部に大きな支持反力が作用し、不快感
の大きなものであった。
【0005】本発明は、上記問題を解決することのでき
る頭部装着型表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の頭部装着型表示
装置は、画像表示手段と、その画像表示手段を保持する
と共に観察者の頭部に装着可能な保持手段とを備える頭
部装着型表示装置において、その保持手段は、支持部材
と、この支持部材に連結される少なくとも4つの当て部
材とを有し、それら当て部材を、観察者の頭部右側の前
後に離れた箇所と、頭部左側の前後に離れた箇所とに押
し付ける弾力を作用させることができるように、その支
持部材は弾性変形可能とされていることを特徴とする。
本発明の構成によれば、支持部材を弾性変形させて少な
くとも4つの当て部材を頭部に押し付けることで、頭部
に装着できる。その装着状態で、それら当て部材は頭部
右側の前後に離れた箇所と、頭部左側の前後に離れた箇
所とに押し付けられるので、画像表示手段や装置全体の
重量は分散して支持される。
【0007】その頭部右方の前方側の当て部材は、頭部
との接触位置が左方向と後方と下方とに変位するのが阻
止されるように押し付けられ、その頭部左方の前方側の
当て部材は、頭部との接触位置が右方向と後方と下方と
に変位するのが阻止されるように押し付けられ、その頭
部右方の後方側の当て部材は、頭部との接触位置が左方
向と前方と上方とに変位するのが阻止されるように押し
付けられ、その頭部左方の後方側の当て部材は、頭部と
の接触位置が右方向と前方と上方とに変位するのが阻止
されるように押し付けられるのが好ましい。これによ
り、画像表示手段の、前後左右上下方向へのずれと、前
後左右上下方向回りのずれとを防止でき、観察者は安定
した映像を視認できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1、図2に示す単眼視タイプの頭
部装着型表示装置1は、画像表示ユニット2と、この表
示ユニット2の保持部3とを備える。
【0009】その表示ユニット2は、ハウジング5と、
このハウジング5に内蔵される画像表示器(図示省略)
と、この画像表示器が出射する画像表示光を観察者Aの
瞳に導く光学系としてコンバイナ7とを有する。その画
像表示器は、例えばバックライト付液晶表示器により構
成でき、ケーブル8を介して映像信号の発生源に接続さ
れる。そのハウジング5に、前方に延びるアーム5aが
一体化され、そのアーム5aの前端に上記コンバイナ7
が、縦軸中心に回転可能にヒンジを介して取り付けられ
る。そのコンバイナ7は観察者Aの前方に配置され、図
2において一点鎖線で示すように、その画像表示器から
出射される画像表示光Lの光路を変更して観察者Aの瞳
に導き、これにより、観察者Aの前方に観察対象の虚像
を形成する。そのコンバイナ7の前方からの光がコンバ
イナ7を透過して観察者Aの瞳に至ることで、観察者A
は虚像と前方の実在物の双方を視認できる。そのコンバ
イナ7は、例えば、その画像表示光Lの光路を反射によ
り変更するハーフミラーや、回折に変更するホログラム
素子により構成できる。そのコンバイナ7の光路変更面
は、フラット面である場合よりも、観察対象の虚像の結
像位置を観察者Aの前遠方にする曲面とされているのが
好ましい。
【0010】その保持部3は、観察者Aの頭部に取り外
し可能に装着されるもので、支持部材11と、この支持
部材11に連結される4つの第1〜第4当て部材12
a、12b、12c、12dとを有する。
【0011】その支持部材11は、右側支持体21と、
左側支持体22と、両支持体21、22に連結される連
結体23とを有する。
【0012】その連結体23は、装着状態において頭部
右側に配置される一端と頭部左側に配置される他端とを
有し、頭頂部に沿うように湾曲され、一端に右側支持体
21が連結され、他端に左側支持体22が連結される。
両支持体21、22の左右間隔を弾性的に広げることが
できるように、その連結体23は弾性変形可能とされて
いる。その両支持体21、22の左右間隔は、連結体2
3の弾性変形が解除された状態において観察者Aの頭部
の左右間隔よりも小さくされている。本実施形態では、
その連結体23は弾性を有するプラスチック製とされ、
前後一対の湾曲部23a、23bと、両湾曲部23a、
23bの右端同志を連結する右側連結部23cと、左端
同志を連結する左側連結部23dとを有する。
【0013】その右側支持体21は、図3にも示すよう
に、ソケット部21aと、このソケット部21aと一体
の第1〜第3アーム21b、21c、21dを有する。
頭部装着状態において、第1アーム21bはソケット部
21aの後部から上方に延び、第2アーム21cはソケ
ット部21aの前部から前方に向かうに従い上方かつ左
右内方に向かうように延び、第3アーム21dはソケッ
ト部21aの後部から後方に向かうに従い下方かつ左右
内方に向かうように延びる。左側支持体22は、左右方
向に直交する面に関して右側支持体21と面対称な形状
であり、ソケット部22aと第1〜第3アーム22b、
22c、22dを有する。各支持体21、22は弾性を
有するプラスチック製とされる。
【0014】各支持体21、22は第1アーム21b、
22bを介して上記連結体23に連結される。すなわ
ち、図4に示すように、その連結体23の各連結部23
c、23dには、上下に貫通する挿通口23′が形成さ
れ、その挿通口23′の内周面に半球状の突起Eが形成
される。各第1アーム21b、22bは、その挿通孔2
3′に挿通可能とされ、且つ、その突起Eに嵌合可能な
複数の凹部Fが形成される。その嵌合は各突起Eと凹部
Fが弾性変形することで着脱可能とされ、その嵌合によ
り各支持体21、22は連結体23に連結される。その
突起Eに嵌合される凹部Fを変更することで、各支持体
21、22と連結体23との連結位置は上下に変更され
る。また、各凹部Fの内周面と突起Eの外表面とは相接
する球面とされる。各支持体21、22を連結体23に
対して適度な摩擦力の作用下において相対的に球面に沿
って運動させることが可能とされている。
【0015】図2に示すように、第1当て部材12a
は、右側支持体21の第2アーム21cの先端に取り付
けられ、第2当て部材12bは、右側支持体21の第3
アーム21dの先端に取り付けられ、第3当て部材12
cは、左側支持体22の第2アーム22cの先端に取り
付けられ、第4当て部材12dは、左側支持体22の第
3アーム22dの先端に取り付けられる。これにより、
上記両支持体21、22の左右間隔を広げ、保持部3を
観察者Aの頭部に装着すると、その広げられた左右間隔
を狭める弾性により、第1当て部材12aと第2当て部
材12bを、観察者Aの頭部右側の前後に離れた箇所に
押し付ける弾力と、第3当て部材12cと第4当て部材
12dを、頭部左側の前後に離れた箇所に押し付ける弾
力とが作用する。さらに、連結体23自身を頭頂部に押
し付ける弾力が作用する。また、第1当て部材12a
は、頭部右前方側であって、頭部との接触位置が左方向
と後方と下方とに変位するのが阻止される右前頭部に押
し付けられ、第3当て部材12cは、頭部左前方側であ
って、頭部との接触位置が右方向と後方と下方とに変位
するのが阻止される左前頭部に押し付けられ、第2当て
部材12bは、頭部右後方側であって、頭部との接触位
置が左方向と前方と上方とに変位するのが阻止される右
耳の後部に押し付けられ、第4当て部材12dは、頭部
左後方側であって、頭部との接触位置が右方向と前方と
上方とに変位するのが阻止される左耳の後部に押し付け
られる。
【0016】図5に示すように、各当て部材12a、1
2b、12c、12dは合成樹脂製の円板部12′の一
面側に、リング状のスポンジ等の衝撃吸収用パッド1
2″を取り付けることで構成されている。その円板部1
2′の他面側に半球状の突起Jが一体的に形成されてい
る。各第2、第3アーム21c、22c、21d、22
dの先端に、その突起Jに嵌合可能な凹部Kが形成され
ている。各凹部Kの内周面と突起Jの外表面とは相接す
る球面とされ、これにより、各当て部材12a、12
b、12c、12dは支持部材11に球面に沿って運動
可能に連結されている。
【0017】上記表示ユニット2は、保持部3により頭
部の右方側と左方側の何れにおいても保持可能とされて
いる。また、その表示ユニット2の保持部3による保持
位置は前後方向に関し変更可能とされている。
【0018】すなわち、図3、図6に示すように、上記
右側支持体21のソケット部21aは、前方に向かうに
従い下方に向かう方向に沿って貫通する挿入口21a′
を有する。その挿入口21a′の開口形状は、短手方向
寸法Mが長手方向寸法Nに比べて小さな偏平なものとさ
れる。また、上記表示ユニット2のハウジング5に板状
の支持アーム31が連結される。その支持アーム31の
後端側に、一対の片持ち状の爪31bが一体的に設けら
れている。両爪31bの間隔を弾性的に狭めることがで
きるように、その支持アーム31と各爪31bは弾性を
有するプラスチック製とされ、各爪31bは弾性的に撓
み変形可能とされる。各爪31bの先端の互いに離反す
る側に、引っ掛かり部31b′が形成されている。両引
っ掛かり部31b′の間隔Pは、上記挿入口21a′の
長手方向寸法Nよりも、両爪31bの間隔が弾性的に狭
められた状態で小さく、各爪31bの弾性的な撓み変形
が解除された状態で大きなものとされている。両爪31
bと支持アーム31の後端側の厚さ方向寸法Qは、上記
挿入口21a′の短手方向寸法Mよりも小さくされる。
また、その支持アーム31の後端側の一面に複数の突起
31′が長手方向に沿って複数形成され、その突起3
1′の突出高さと支持アーム31の後端側の厚さ方向寸
法との和は、その挿入口21a′の短手方向寸法Mより
も僅かに小さくされる。そのソケット部21aの左右一
側にU字状の切欠が形成され、その切欠に囲まれる部分
は片持ち状の押し付け部21″とされる。その押し付け
部21″の先端側は挿入口21a′の内部に突出するも
のとされ、これにより、その挿入口21a′に支持アー
ム31を挿入すると、上記突起31′が押し付け部2
1″を弾性的に押し上げるものとされる。左側支持体2
2のソケット部22aは、左右方向に直交する面に関し
て右側支持体21のソケット部21aと面対称な形状と
されている。
【0019】これにより、右側支持体21のソケット部
21aに支持アーム31を挿入することで、表示ユニッ
ト2を保持部3により頭部の右方側において保持でき、
また、図7に示すように、左側支持体22のソケット部
22aに支持アーム31を挿入することで、表示ユニッ
ト2を保持部3により頭部の左方側においても保持でき
る。しかも、その表示ユニット2の保持部3に対する着
脱を容易に行うことができる。これにより、観察者Aの
効き目や目の状態に応じて、一つの表示ユニット2の保
持位置を変更し、観察対象の虚像の形成領域を右目の視
認範囲と左目の視認範囲との間の広い範囲にわたり変更
調整できる。よって、右目用と左目用とで個別に専用の
表示ユニットを用いる必要がなく、コストを低減でき
る。なお、表示ユニット2を頭部の右方側において保持
した場合と左方側において保持した場合とで、観察者A
に視認される映像が同一のものとなるように、その保持
位置を左右変更した場合に映像信号を変化させ、表示画
像を表示面に直交する軸回りに180°回転対称なもの
に変化させる切り換えスイッチを設けるのが好ましい。
また、その支持アーム31の突起31′と押し付け部2
1″との接触により、支持アーム31をソケット部21
a、22aに対して適度な摩擦力の作用下において前後
方向に関して移動させ、表示ユニット2の保持部3によ
る保持位置を前後方向に関し変更することができる。こ
れにより、図2に示すように観察者Aの瞳とコンバイナ
7との間を離した状態と、図8に示すように近接した状
態とに変更でき、観察対称の虚像を前後方向に関して容
易に見易い位置に形成できる。また、両爪31bの間隔
が弾性的に狭められない限り、引っ掛かり部31b′が
ソケット部21a、22aに引っ掛かるので、表示ユニ
ット2が保持部3から不慮に脱落するのを防止できる。
【0020】その支持アーム31と表示ユニット2と
は、図9、図10に示すように、連結機構50を介して
連結されている。その連結機構50は、その支持アーム
31の他端に一体化されている受け部材52と、その表
示ユニット2のハウジング5に一体化されている接合部
材53と、リテーナ54とを有する。
【0021】その受け部材52は、中央孔52aを有す
るリング状とされ、外周に上記支持アーム31の他端が
一体化されている。この受け部材52の内径側の一側面
は、球面の一部からなる受け部材側第1摺動面52bと
されている。その球面の中心は、観察者Aの頭部の左右
間に位置するものとされ、観察者Aの一方の瞳に可及的
に近接されるのが好ましい。また、その受け部材52の
内径側の他側面は、その球面と同心の球面の一部からな
る受け部材側第2摺動面52cとされる。
【0022】その接合部材53は外周が円形で、ハウジ
ング5にボルト等の固定手段により固定され、表面は前
記球面と同心の球面の一部からなる接合部材側摺動面5
3aとされている。その接合部材側摺動面53a上に、
円筒部53bが形成されている。この円筒部53bは、
上記受け部材52の中央孔52aよりも小径とされ、そ
の軸心は前記球面の中心を通るものとされている。
【0023】その受け部材52は接合部材53にリテー
ナ54により押し付けられる。すなわち、そのリテーナ
54は外周が円形で、一側面が上記球面と同心の球面の
一部からなるリテーナ側摺動面54aとされている。そ
の受け部材52の中央孔52aに、その接合部材53の
円筒部53bが挿通され、その円筒部53bの上面にリ
テーナ54がネジ58により固定される。これにより、
受け部材側第1摺動面52bが接合部材側摺動面53a
に押し付けられ、リテーナ側摺動面54aが受け部材側
第2摺動面52cに押し付けられ、その接合部材53は
受け部材52に各摺動面53a、52b、52c、54
aを介して適度な摩擦力の作用下において相対的に球面
運動が可能に取り付けられている。すなわち、表示ユニ
ット2は保持部3に球面に沿って一体的に運動可能に連
結され、その球面の中心は、そのコンバイナ7よりも観
察者に近接した位置に配置されている。これにより、そ
の表示ユニット2を観察者Aに対して、図9において矢
印Pで示すように左右方向周りのピッチ方向と、矢印R
で示すように前後方向周りのロール方向と、矢印Yで示
すように上下方向周りのヨー方向とに運動させ、コンバ
イナ7を球面に沿って変位させることができる。
【0024】上記構成によれば、支持部材11の連結体
23を弾性変形させて第1〜第4当て部材12a、12
b、12c、12dをパッド12″を介して観察者Aの
頭部に押し付けることで、頭部装着型表示装置1を頭部
に装着できる。その装着状態で、それら当て部材12
a、12b、12c、12dは頭部右側の前後に離れた
箇所と、頭部左側の前後に離れた箇所とに押し付けられ
るので、表示ユニット2や装置全体の重量は分散して支
持される。これにより、頭部装着型表示装置1を、弾力
を利用して簡単かつ迅速に観察者Aの頭部にバランス良
く装着でき、装着感を良好なものにできる。その第1当
て部材12aと第3当て部材12cは左右前頭部に押し
付けられ、第2当て部材12bと第4当て部材12dは
左右の耳の後部に押し付けられるので、表示ユニット2
の、前後左右上下方向へのずれと、前後左右上下方向回
りのずれとを防止でき、観察者Aは安定した映像を視認
できる。各当て部材12a、12b、12c、12dは
支持部材11に球面に沿って運動可能に連結されている
ので、形状の異なる頭部に沿わせることができ、装置を
安定して装着することができる。各当て部材12a、1
2b、12c、12dとしてスポンジ等の衝撃吸収材を
用いることで、装置を軽量化し、頭部に作用する力を吸
収し、装着感を向上できる。その支持部材11の支持体
21、22と連結体23との連結位置が上下変更可能と
され、各支持体21、22が連結体23に球面に沿って
運動可能に連結されることで、観察対象の虚像の観察者
Aに対する方向を自由に変更できる。また、表示ユニッ
ト2が保持部3に球面に沿う運動が可能に連結されるこ
とによっても、観察対象の虚像の観察者Aに対する方向
を自由に変更できる。その球面の中心がコンバイナ7よ
りも観察者Aに近接した位置に配置されることで、その
表示ユニット2の重心をコンバイナ7よりも観察者に近
接させることができ、重量バランスをよくして観察者A
に作用するモーメントを小さくし、装置を使い易くする
ことができる。さらに、表示が不要な場合は、表示ユニ
ット2をピッチ方向に回転させることで、コンバイナ7
を観察者Aの視野範囲の上方に変位させることができ
る。その球面の中心を観察者Aの眼球位置近傍に配置す
ることで、表示虚像が歪んだり、表示虚像が明瞭に視認
できるアイポイントから外れるのを防止できる。また、
観察者Aとコンバイナ7とを離間できるので、観察者A
が眼鏡を装着している場合でもアイポイントをずらすこ
となく容易に装着可能である。
【0025】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、パッド12″として形状記憶素材を用いて
もよい。また、音声を必要とする場合、第2、第4当て
部材12b、12dにスピーカを取り付け、そのパッド
12″を耳に押し付けるようにしてもよい。また、図1
に示すように、左右第3アーム21d、22dに後頭部
に沿うバンド50を連結具51を介して連結すること
で、装置の装着時の安定性を高めてもよい。また、当て
部材の数を5つ以上にしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の頭部装着型表示装置によれば、
弾力を利用して簡単かつ迅速に観察者の頭部にバランス
良く装着でき、装着感を向上できる。
【0027】
【本発明の実施態様】本発明の頭部装着型表示装置にお
いて、各当て部材は支持部材に球面に沿って運動可能に
連結されるのが好ましい。これにより、各当て部材を形
状の異なる頭部に沿わせることができ、装置を安定して
装着することができる。
【0028】その当て部材はスポンジ等の衝撃吸収材製
とされるのが好ましい。これにより、装置を軽量化し、
頭部に作用する力を吸収し、装着感を向上できる。
【0029】その支持部材は、観察者の頭部右側に押し
付けられる当て部材に連結される右側支持体と、頭部左
側に押し付けられる当て部材に連結される左側支持体
と、両支持体に連結されると共に観察者の頭部の両側に
亘る連結体とを有し、その左右支持体の左右間隔を弾性
的に広げることができるように、その連結体は弾性変形
可能とされ、その広げられた左右間隔を狭める弾性によ
り上記当て部材を頭部に押し付ける弾力が発生するのが
好ましい。これにより、装置の構成を簡単化することが
できる。この場合、各支持体と連結体との連結位置は上
下変更可能とされ、各支持体は連結体に球面に沿って運
動可能に連結されるのが好ましい。これにより、観察対
象の虚像の観察者Aに対する方向を自由に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の側面
【図2】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の表示
ユニットを右方の瞳の側に配置した場合の平面図
【図3】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の要部
の側面図
【図4】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の連結
体の支持体との連結部分の横断面図
【図5】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の当て
部材の断面図
【図6】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置のソケ
ット部と支持アームの断面図
【図7】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の表示
ユニットを左方の瞳の側に配置した場合の平面図
【図8】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の表示
ユニットを右方の瞳に近接配置した場合の平面図
【図9】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の一部
の分解状態での斜視図
【図10】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の一
部の断面図
【符号の説明】 2 画像表示ユニット 3 保持部 11 支持部材 12a、12b、12c、12d 当て部材 A 観察者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示手段と、その画像表示手段を保
    持すると共に観察者の頭部に装着可能な保持手段とを備
    える頭部装着型表示装置において、 その保持手段は、支持部材と、この支持部材に連結され
    る少なくとも4つの当て部材とを有し、 それら当て部材を、観察者の頭部右側の前後に離れた箇
    所と、頭部左側の前後に離れた箇所とに押し付ける弾力
    を作用させることができるように、その支持部材は弾性
    変形可能とされていることを特徴とする頭部装着型表示
    装置。
  2. 【請求項2】 その頭部右方の前方側の当て部材は、頭
    部との接触位置が左方向と後方と下方とに変位するのが
    阻止されるように押し付けられ、その頭部左方の前方側
    の当て部材は、頭部との接触位置が右方向と後方と下方
    とに変位するのが阻止されるように押し付けられ、その
    頭部右方の後方側の当て部材は、頭部との接触位置が左
    方向と前方と上方とに変位するのが阻止されるように押
    し付けられ、その頭部左方の後方側の当て部材は、頭部
    との接触位置が右方向と前方と上方とに変位するのが阻
    止されるように押し付けられる請求項1に記載の頭部装
    着型表示装置。
JP24861996A 1996-08-30 1996-08-30 頭部装着型表示装置 Pending JPH1075408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24861996A JPH1075408A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 頭部装着型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24861996A JPH1075408A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 頭部装着型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1075408A true JPH1075408A (ja) 1998-03-17

Family

ID=17180814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24861996A Pending JPH1075408A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 頭部装着型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1075408A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11327460A (ja) * 1998-05-08 1999-11-26 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
US6680802B1 (en) 1999-08-05 2004-01-20 Olympus Optical Co., Ltd. Head-mounted image video display
JP2019523592A (ja) * 2016-07-15 2019-08-22 マジック リープ, インコーポレイテッドMagic Leap,Inc. 柔軟性のある搭載アーム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11327460A (ja) * 1998-05-08 1999-11-26 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
US6680802B1 (en) 1999-08-05 2004-01-20 Olympus Optical Co., Ltd. Head-mounted image video display
JP2019523592A (ja) * 2016-07-15 2019-08-22 マジック リープ, インコーポレイテッドMagic Leap,Inc. 柔軟性のある搭載アーム
JP2021193847A (ja) * 2016-07-15 2021-12-23 マジック リープ, インコーポレイテッドMagic Leap, Inc. 柔軟性のある搭載アーム
US11674638B2 (en) 2016-07-15 2023-06-13 Magic Leap, Inc. Compliant mounting arm

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6551278B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
WO2016039440A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ、画像表示ユニットおよび装着具
JPH10197825A (ja) 頭部搭載型ディスプレイ
WO2019122841A1 (en) Virtual reality or augmented reality headset
WO2000055673A1 (en) Headset boom for image display module
JP4010909B2 (ja) 頭部装着型画像表示装置
JP3853888B2 (ja) 頭部装着型映像表示装置
JPH1074051A (ja) 頭部装着型表示装置
JPH1075408A (ja) 頭部装着型表示装置
JP4023412B2 (ja) 頭部装着型画像表示装置
WO2000055672A9 (en) Headset for headmounted display
JP4258950B2 (ja) 映像表示装置
JPH10123455A (ja) 頭部装着型表示装置
JP6277916B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイおよび装着具
JP6428808B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP6164231B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ及び画像表示装置
WO2018179509A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP6281454B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイおよび画像表示ユニット
JP5904756B2 (ja) ウェアラブル機器の支持構造
JP2004086190A (ja) 頭部装着型表示装置
JPH0836155A (ja) 頭部装着型映像表示装置
JP4022931B2 (ja) 頭部装着型表示装置
JP2000224519A (ja) 頭部装着型表示装置およびホルダ
JP2005277497A (ja) 頭部装着型表示装置
JP6213432B2 (ja) 装着具およびヘッドマウントディスプレイ