JP2005311171A - 有機半導体デバイス - Google Patents

有機半導体デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2005311171A
JP2005311171A JP2004128184A JP2004128184A JP2005311171A JP 2005311171 A JP2005311171 A JP 2005311171A JP 2004128184 A JP2004128184 A JP 2004128184A JP 2004128184 A JP2004128184 A JP 2004128184A JP 2005311171 A JP2005311171 A JP 2005311171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic semiconductor
substrate
layer
semiconductor device
semiconductor element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004128184A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetaka Katori
重尊 香取
Shizuo Fujita
静雄 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Technology Licensing Organization Co Ltd
Original Assignee
Kansai Technology Licensing Organization Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Technology Licensing Organization Co Ltd filed Critical Kansai Technology Licensing Organization Co Ltd
Priority to JP2004128184A priority Critical patent/JP2005311171A/ja
Publication of JP2005311171A publication Critical patent/JP2005311171A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】 有機半導体素子の有効性及び信頼性を低下させることなく撓ませることが可能な有機半導体デバイスの最適構造を提供する。
【解決手段】 可撓性を有する基板10と、その基板10上に固定された有機半導体素子層20から成る有機半導体デバイスにおいて、有機半導体素子層20上に可撓性を有する被覆層30を固定し、有機半導体デバイス全体を撓ませる際の中立面がほぼ有機半導体素子層20の近傍となるように被覆層30のヤング率E3及び厚さH3を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可撓性を有する基板上に有機半導体層を固定することにより形成される有機半導体デバイスに関する。このような有機半導体デバイスには、例えば、トランジスタ等を含む集積回路、ディスプレイ、太陽電池等がある。
有機半導体は、その電気特性の多様性の他、従来の無機半導体と比較して可撓性(フレキシビリティ)を有するという点に大きな特徴を有する。その特徴を利用して、近年、ディスプレイや太陽電池などの有機半導体デバイスに可撓性を持たせた、いわゆるフレキシブルデバイスへの関心が高まっている。フレキシブルデバイスは、衝撃を柔軟に吸収することから、デバイスが不慮に破壊されてしまうことがないという特長を有する。
フレキシブルデバイスに関しては、次のような先行技術が存在する。特許文献1には、有機ELディスプレイデバイスの基板を薄くすることによりデバイスの可撓性を高めるという技術が開示されている。これにより、通常の使用状態において十分な可撓性が付与され、基板の破損が防止されるとしている。
特許文献2には、フレキシブルディスプレイを実現するために、ヤング率が異なる2種類の材料を組み合わせることにより基板を構成する技術が開示されている。基板がその平面内でヤング率の高い方向と低い方向を有することにより、基板を曲げやすい方向と曲げにくい方向が規定される。そして、基板上のヤング率の高い方向に沿うようにTFTアレイ等を形成することにより、構造上弱い部分に応力が加わることがなく、素子が破壊されたり特性が変化したりするおそれを低減するとしている。しかし、この構成では、規定された一方向以外へはディスプレイを撓ませることはできない。
特許文献3には、高分子材料や形状記憶合金を用いて電気制御可能なアクチュエータを作製し、それを所定の形状に変形させることにより、フレキシブルディスプレイとする技術が記載されている。しかし、この構成では、アクチュエータにより予め規定された形状にしかフレキシブルディスプレイを変形することができない。
特開2003-323985号「可撓性を有する有機EL素子」([0004]〜[0012]) 特開2004-077784号「アクティブマトリクス基板および表示装置」([0030]〜[0031]、図6) 特開2003-280546号「自己変形型フレキシブルディスプレイ及びそれを用いた情報処理端末」([0012]〜[0020])
フレキシブルデバイスは、大きく湾曲させ又は折り畳むことにより、携帯性や収納性に優れたディスプレイや太陽電池等を実現することができると期待されているが、実際には、次のような問題より、そのような期待は未だ実現されていない。
上記各文献で開示されている技術を含め、従来の有機半導体素子は基板の表面に固定されていた。ところが、材料力学的観点からすれば、基板に曲げや圧縮などの荷重が加わると、圧縮応力(すなわち、ひずみ)又は引張応力は表面において最大となる。従って、有機半導体デバイスが撓むと、その表面に存在する有機半導体素子に最大の応力(あるいは、ひずみ)が生じ、有機半導体素子の特性が低下してしまうおそれがある。
本願発明者は、有機ELにおけるひずみと発光強度との関係を調べる実験を行った。図4(a)は本実験に用いた有機ELデバイスの概略構成図である。厚さ125μm、表面抵抗10Ω/cm2のPEN(PolyEthylene Naphtarate)から成る基板50上に厚さ1μmの有機EL層60を形成し、その上にPEN層70を被覆して有機ELデバイスを作製した。有機EL層60を構成する陽極61にはインジウム−スズ酸化物(ITO)、正孔輸送層62には低分子量アリールアミン誘導体(α−NPD)、発光層63にはアルミニウムトリキノリノール錯体(Alq3)、電子輸送層64にはフッ化リチウム(LiF)、陰極65にはアルミニウム(Al)を用いた。基板50の表面にひずみゲージを貼付し、有機EL層60に供給する電流の電流密度を10mA/cm2で一定にしつつ、有機ELデバイスを徐々に撓ませ、基板表面のひずみ量を変化させた時の発光スペクトルを測定した。
図4(b)はこの実験により得られた、ひずみ量と発光スペクトルの関係を示すグラフである。ひずみが増大するに従い、スペクトル全体の発光強度が低下する傾向が観察される。この原因は、基板50の表面に形成された有機EL層60にひずみが生じたためであると考えられる。
この実験において実証されたように、従来の有機半導体デバイスでは、デバイス全体を撓ませると半導体素子の特性が低下してしまうという問題があった。
また、このような特性の低下という問題の他に、半導体素子に応力またはひずみが与えられることにより半導体素子が物理的に劣化するという問題も当然考えられ、そのような応力またはひずみが繰り返し負荷された場合、最終的には破壊されるという可能性も考慮しなければならない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、有機半導体素子の有効性及び信頼性を低下させることなく撓ませることが可能な有機半導体デバイスの最適構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明者は、材料力学的観点から有機半導体デバイスの構造に基づいたデバイス特性と変形の相関性について詳細に検討した結果、可撓性を有する基板の上に形成された有機半導体素子層の上に可撓性を有する被覆層を適切な厚さで形成することにより、デバイスを撓ませる際の中立面の位置を有機半導体素子層の近傍とし、該半導体素子に生ずるひずみを抑制することに想到した。
このような考察に基づいて成された本発明に係る有機半導体デバイスは、可撓性を有する基板と、基板上に固定された有機半導体素子層と、該基板又は有機半導体素子層上に固定された可撓性を有する被覆層から成る有機半導体デバイスであって、被覆層のヤング率及び厚さが、有機半導体デバイス全体を撓ませる際の中立面が有機半導体素子層の近傍となるように設定されていることを特徴とする。なお、中立面は、望ましくは有機半導体素子層の内部に来るようにし、更に望ましくは有機半導体素子層の中心に来るようにする。
なお、上記記載において、「基板上」、「素子層上」なる表記は説明の便宜上のためのものであり、単に一つの方向を示すに過ぎない。
また、一般的には被覆層は有機半導体層の上に固定されるが、有機半導体層が基板の全面を覆わず、基板上の部分部分に形成されている場合には、被覆層は、基板に直接固定するようにしてもよい。この場合、有機半導体層と同等の厚さを有するスペーサを介して固定することが望ましい。
上記記載では、基板及び有機半導体層のヤング率及び厚さは予め定められているもの(与件)として扱い、被覆層のヤング率及び厚さを変更可能な要件として扱ったが、基板、更には有機半導体層のヤング率や厚さを変更することが可能である場合には、それらを含めて、有機半導体デバイス全体を撓ませる際の中立面がほぼ有機半導体素子層の近傍となるように設定する。
本発明においては、従来の有機半導体デバイスにおいて有機半導体素子の劣化を防止するために用いられていた封止層を、そのヤング率及び厚さを適宜に設定することにより、上記被覆層として用いてもよい。
また、最も単純には、被覆層を、基板と同一材料から成り、基板と同一厚さを有する層とすることにより、上記条件(有機半導体デバイス全体を撓ませる際の中立面がほぼ有機半導体素子層の近傍となるようにすること)を満たすことができる。
そうでない一般的な場合には、被覆層のヤング率及び厚さが次の数式1の関係を満たすようにすることにより、上記条件を満たすことができる。
Figure 2005311171
ここで、
yb:基板の下面から有機半導体素子層の中央面までの距離
E1:基板のヤング率
E2:有機半導体素子層のヤング率
E3:被覆層のヤング率
H1:基板の厚さ
H2:有機半導体素子層の厚さ
H3:被覆層の厚さ
数式1の導き方は次の通りである。
ヤング率がE1、E2、E3、・・・Enであり、それぞれの厚さがH1、H2、H3、・・・Hnである材料が積層された積層材料を考える。積層方向をy軸方向とし、積層材料の下端をy=0としたとき、曲率半径をR、中立面の位置をybとすれば、軸方向のひずみεxは、
Figure 2005311171
と表すことができる。従って、軸方向の応力σxは、
Figure 2005311171
となる。弾性変域内における単純な曲げの場合、軸力の合力が0となることより、
Figure 2005311171
が成り立つので、(1)を(2)に代入し、区間毎に積分すれば、中立面の位置と各材料のそれぞれのヤング率及び厚さとの関係式を得ることができる。特に、3層積層の場合に、数式1(数5)
Figure 2005311171
を得る。
発明を実施するための最良の形態及び効果
以下、本発明に係る有機半導体デバイスの構成及び効果について、図1に基づき説明する。図4(a)に示されるような従来の有機半導体デバイスでは、基板上に有機半導体素子層が形成され、その上に薄膜状の封止材が形成されるという構成が一般的であるのに対し、本発明に係る有機半導体デバイスの基本的構成は、図1に示すように、基板10、有機半導体素子層20、及び被覆層30の三層から成る点に特徴を有している。
有機半導体素子層20は、作製する有機半導体デバイスに応じた任意の構造を有するものであってよく、単純な単層で構造されていてもよいし、複数層の積層構造を有していてもよい。例えば、デバイスが有機ELであれば、有機半導体素子層20は、陽極、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、陰極などが積層された構成を有する。
基板10及び被覆層30は可撓性を有する高分子材料によって形成され、例えばPENフィルムや、PET(PolyEthylene Telephtarate)フィルムなどを使用することができる。基板10及び被覆層30に使用する材料は異なるものでも同一のものでもよく、デバイスの使用目的に応じて適宜選択すればよい。図1(a)は基板10と被覆層30が異なる材料から成る場合であり、図1(b)は両層10、30が同一の同じ厚さの材料から成る場合を示す。
上記の各層の積層方法は、既知の方法を用いることができる。また、層間の接着には弾性を有する接着剤を使用してもよいが、この場合、材料力学的には、接着層を有機半導体素子層を形成する一層とみなすことができる。
外力によってデバイスに変形が加えられると、その内部にひずみが生ずる。薄板状のデバイスに最も生じやすい変形の形態は曲げ変形であると考えられるため、デバイスに生じる主要なひずみは、一方の面における引張ひずみ及び他方の面における圧縮ひずみであるといえる。各層を構成する素材の物性が一様であれば、曲げ変形が生じると、両表面に引張及び圧縮の最大ひずみが発生し、材料の内部に向かうに従い、それらのひずみは減少してゆく。従って、材料の内部において、ひずみがゼロとなる中立面40が存在する。
中立面40ではひずみが存在しないため、層構造によって構成される有機半導体デバイスにおいて、有機半導体素子層20の近傍に中立面40が位置するようにこの層構造を設計すれば、デバイスを撓ませた時に有機半導体素子20に生じるひずみを小さくすることができる。こうして、本発明に係る有機半導体デバイスでは、デバイス全体として大きな撓みが生じたとしても、半導体素子部分20には過大なひずみが生じることがないため、特性が変化することのない、信頼性の高いデバイスを得ることが可能である。
被覆層30の厚さの決定方法について説明する。一般に、有機半導体デバイスの基板10の厚さは100μm程度であるのに対し、素子層20の厚さは1μm以下と、相対的に非常に薄い。それに加え、中立面40が有機半導体素子層20の近傍に(望ましくは内部に、更に望ましくは中心に)位置するように設計するのであるから、本発明においては有機半導体層全体の物性はほぼ一様であるとみなすことができる。
まず、基板と被覆層が異なる材料によって形成されている場合(図1(a))には、数式1を用いて中立面40が有機半導体素子層20の内部に位置するように、被覆層30のヤング率E3及び厚さH3を決定する。被覆層30の材料の選択の余地が無い場合には、厚さH3のみで調整することになる。基板10と被覆層30に同一の材料を用いる場合(図1(b))には、被覆層30の厚さH3は、有機半導体素子層20の構成に関わりなく、基板10の厚さH1と同一となるように決定すればよい。この時、中立面40は有機半導体素子層20の中心に位置する。
次に、有機半導体デバイスを折り畳むための構成について、図2を用いて説明する。本発明に係る有機半導体デバイスは、従来のデバイスの上に被覆層を付加するという構成をとれば、被覆層の分だけ従来のデバイスよりも厚さが増すため、強度は上昇するが、撓みにくくなる。一方、基板及び被覆層の厚さを薄くするという構成をとれば、撓みの自由度は増すが、強度は低下する。また、実際上、半導体素子層の厚さ(数μm)程度のものは、あまりにも剛性が低く(いわゆるフニャフニャの状態であり)取り扱いに不便である。
そこで、デバイス全体としての強度を不必要に低下させることなく、しかも折り曲げる(すなわち、大きく撓ませる)ことを可能とするためには、折り曲げる位置において、基板及び被覆層の厚さが薄くなるように折り曲げ部を形成すればよい。
図2は、この折り曲げ部の概略構成図である。基板10及び被覆層30の一部に厚さの薄い部分(基板薄厚部11及び被覆層薄厚部31)を形成し、ここを折り曲げ部とする。この折り曲げ部における基板薄厚部11及び被覆層薄厚部31の厚さもまた、数式1を用いて中立面が有機半導体素子層20内に位置するように決定する。基板薄厚部11及び被覆層薄厚部31に同一材料を用いるのであれば、これら二部の厚さを同一にすることにより、中立面を有機半導体層20の中心に位置させることができる。このように設定した適切な厚さで折り曲げ部が形成されていれば、デバイス内の有機半導体素子に過大な引張ひずみや圧縮ひずみが発生することがなく、デバイス全体を折り曲げたり、折り畳んだりすることができる。
以上説明したように、本発明に係る有機半導体デバイスは、いかなる材料の基板及び被覆層であっても、中立面が有機半導体素子層内に位置するようにし、デバイスの撓みや曲がりによって生じる引張ひずみや圧縮ひずみが最小となるように設計されるため、デバイスにおける有機半導体素子の特性や信頼性が低下するおそれを小さくすることができる。また、基板及び被覆層の厚さを薄く形成する部分を設ければ、その部分で有機半導体デバイスを折り曲げることができ、デバイスを小さく折り畳むことも可能となる。
上記説明で理解できる通り、本発明の本質は有機半導体層の電気的特性には全く無関係であるため、本発明に係る有機半導体デバイスは一般的な回路(集積回路)の他、有機ELや太陽電池など様々な形態の有機半導体デバイスに適用することが可能である。
本願発明による構成の効果を実証するため、本願発明者らは、デバイス内部に生じるひずみを測定する実験を行った。試験片のサイズは25mm×25mmとし、基板として厚さ125μmのPETから成る二軸延伸されたフィルムを用い、その基板表面に同じくPETから成る被覆層フィルムを貼り合わせた。この被覆層フィルムの厚さは75μm及び125μmの二種類とし、ひずみゲージを境界面(基板と被覆層の間)と試験片全体の表面の二箇所に貼付した。また、基板のみから成る厚さ125μmの試験片の表面にもひずみゲージを貼付し、クロスヘッドスピード1mm/min、支点間距離25mmの条件下で3点曲げ試験を行った。
実験結果を図3の変位−ひずみグラフに示す。図中の実線は境界面におけるひずみを、破線は試験片表面におけるひずみを表している。この実験結果により、曲げ荷重下における境界面のひずみは、試験片表面のひずみよりも小さいことが観察された。また、基板に被覆層フィルムを貼り合わせた試験片は、単に基板のみから成る試験片と比較して、変形に対するひずみ量が小さいことが明らかとなった。特に、貼り合わせたフィルムの厚さが基板の厚さと等しい125μmの試験片では、変位が増加しても、ひずみがほぼ一定の値を示していた。この実験結果は、基板表面に同じ厚さの被覆層フィルムを貼り合わせることで、半導体素子層が形成される基板表面に中立面を位置させることが実際に可能であることを示している。
また、本願発明者らは、一定変位を与えたときの荷重値に関して、基板表面にフィルムを張り合わせた試験片は、基板のみの試験片と比較して約10倍の荷重値を示すことを見いだした。このことは、有機半導体デバイスにおいて本願発明に係る構造を採用することにより、効果的なデバイスの補強を行うことができることを示している。
本発明に係る有機物半導体デバイスは、集積回路、ディスプレイ、太陽電池等、有機半導体を使用する様々な分野に利用可能であるが、その柔軟性より、特にディスプレイにおいて、シートディスプレイ、電子ペーパー、電子新聞などへの利用が考えられる。
本発明に係る有機半導体デバイスの一実施例の概略構成図。 本発明に係る有機半導体デバイスの別の実施例の折り曲げ部の概略構成図。 実施例の有機半導体デバイスの変位とひずみの関係を示すグラフ。 (a)従来の有機半導体デバイスの構成図、及び(b)そのデバイスを撓ませた場合の発光スペクトルの変化を示すグラフ。
符号の説明
10、50…基板
11…基板薄厚部
20…有機半導体素子層
30…被覆層
31…被覆層薄厚部
40…中立面
60…有機EL層
61…陽極
62…正孔輸送層
63…発光層
64…電子輸送層
65…陰極
70…封止層

Claims (5)

  1. 可撓性を有する基板と、基板上に固定された有機半導体素子層と、該基板又は有機半導体素子層上に固定された可撓性を有する被覆層から成る有機半導体デバイスであって、被覆層のヤング率及び厚さが、有機半導体デバイス全体を撓ませる際の中立面が有機半導体素子層の近傍となるように設定されていることを特徴とする有機半導体デバイス。
  2. 被覆層が封止層から成ることを特徴とする請求項1に記載の有機半導体デバイス。
  3. 被覆層が基板と同一材料から成り、基板と同一厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の有機半導体デバイス。
  4. 被覆層が下記数式1の関係を満たすヤング率E3及び厚さH3を有することを特徴とする有機半導体デバイス。
    Figure 2005311171
    ここで、
    yb:基板の下面から有機半導体素子層の中央面までの距離
    E1:基板のヤング率
    E2:有機半導体素子層のヤング率
    E3:被覆層のヤング率
    H1:基板の厚さ
    H2:有機半導体素子層の厚さ
    H3:被覆層の厚さ
  5. 前記有機半導体デバイスの一部において基板及び被覆層の厚さが共に小さくなっており、なおかつ前記関係が保持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有機半導体デバイス。

JP2004128184A 2004-04-23 2004-04-23 有機半導体デバイス Pending JP2005311171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004128184A JP2005311171A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 有機半導体デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004128184A JP2005311171A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 有機半導体デバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005311171A true JP2005311171A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35439563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004128184A Pending JP2005311171A (ja) 2004-04-23 2004-04-23 有機半導体デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005311171A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013254747A (ja) * 2009-06-04 2013-12-19 Samsung Display Co Ltd 有機発光表示装置及び有機発光表示装置の製造方法
JP2015106152A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. フレキシブル表示装置
JPWO2017010329A1 (ja) * 2015-07-10 2018-03-01 シャープ株式会社 エレクトロルミネッセンス装置
JP2018125505A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 国立研究開発法人理化学研究所 半導体デバイス
US10135014B2 (en) 2016-09-23 2018-11-20 Japan Display Inc. Display device and method of manufacturing display device
JP2019114580A (ja) * 2017-12-20 2019-07-11 トヨタ自動車株式会社 太陽電池モジュール
JP2019191593A (ja) * 2013-08-19 2019-10-31 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
US10600982B2 (en) 2015-10-01 2020-03-24 Sharp Kabushiki Kaisha Electroluminescence device and method for producing same
CN114071903A (zh) * 2020-07-31 2022-02-18 群创光电股份有限公司 可挠性电子装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11258621A (ja) * 1998-03-11 1999-09-24 Seiko Epson Corp 可撓性配線基板、液晶表示装置、電子機器
JP2002297066A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス表示装置およびその製造方法
JP2003168556A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Shin Sti Technology Kk 有機el素子構造体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11258621A (ja) * 1998-03-11 1999-09-24 Seiko Epson Corp 可撓性配線基板、液晶表示装置、電子機器
JP2002297066A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロルミネッセンス表示装置およびその製造方法
JP2003168556A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Shin Sti Technology Kk 有機el素子構造体

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013254747A (ja) * 2009-06-04 2013-12-19 Samsung Display Co Ltd 有機発光表示装置及び有機発光表示装置の製造方法
US11508787B2 (en) 2013-08-19 2022-11-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device
US12022720B2 (en) 2013-08-19 2024-06-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device
JP2019191593A (ja) * 2013-08-19 2019-10-31 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置
JP2015106152A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. フレキシブル表示装置
US10295818B2 (en) 2013-11-28 2019-05-21 Samsung Display Co., Ltd. Flexible display device
US11181732B2 (en) 2013-11-28 2021-11-23 Samsung Display Co., Ltd. Flexible display device
JPWO2017010329A1 (ja) * 2015-07-10 2018-03-01 シャープ株式会社 エレクトロルミネッセンス装置
US10600982B2 (en) 2015-10-01 2020-03-24 Sharp Kabushiki Kaisha Electroluminescence device and method for producing same
US10135014B2 (en) 2016-09-23 2018-11-20 Japan Display Inc. Display device and method of manufacturing display device
JP2018125505A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 国立研究開発法人理化学研究所 半導体デバイス
JP2019114580A (ja) * 2017-12-20 2019-07-11 トヨタ自動車株式会社 太陽電池モジュール
CN114071903A (zh) * 2020-07-31 2022-02-18 群创光电股份有限公司 可挠性电子装置
CN114071903B (zh) * 2020-07-31 2024-04-05 群创光电股份有限公司 可挠性电子装置
US12029061B2 (en) 2020-07-31 2024-07-02 Innolux Corporation Flexible electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110071141B (zh) 有机发光显示装置
US7465678B2 (en) Deformable organic devices
US8456078B2 (en) Flexible display apparatus
JP5444940B2 (ja) 電気光学装置、および電子機器
EP2259321B1 (en) Organic light emitting diode display and method of manufacturing the same
KR102345978B1 (ko) 유기 발광 표시 장치
CN101308617B (zh) 用于二次电池的标签以及使用该标签的二次电池
KR101669928B1 (ko) 플렉서블 평판표시장치
US10713978B2 (en) Bend limit film
KR20160028610A (ko) 플렉서블 표시패널
KR20150020895A (ko) 플렉서블 표시장치 및 그 제조 방법
JP2005311171A (ja) 有機半導体デバイス
US11209922B2 (en) Display apparatus
JP2020030399A (ja) 表示装置及びベースフィルムの製造方法
KR102028008B1 (ko) 유기 발광 표시장치
CN116312252A (zh) 可折叠显示装置
TWI825083B (zh) 顯示裝置
CN109166890B (zh) 柔性显示面板及其制备方法及柔性显示装置
CN109036159B (zh) 可弯折的背板结构及oled显示组件
KR20220118305A (ko) 디스플레이 장치
US10305051B2 (en) Flexible display device and method of manufacturing the same
US20180062093A1 (en) Flexible display device
CN110111690B (zh) 显示装置
CN112243410B (zh) 可折式电子器件的保护技术
KR101793225B1 (ko) 곡면형 압전장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070420

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070420

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110830