JP2005309318A - 絞り機構およびこれを用いたカメラ - Google Patents

絞り機構およびこれを用いたカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2005309318A
JP2005309318A JP2004129830A JP2004129830A JP2005309318A JP 2005309318 A JP2005309318 A JP 2005309318A JP 2004129830 A JP2004129830 A JP 2004129830A JP 2004129830 A JP2004129830 A JP 2004129830A JP 2005309318 A JP2005309318 A JP 2005309318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
magnet
diaphragm
aperture
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004129830A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Wakuta
宏 涌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2004129830A priority Critical patent/JP2005309318A/ja
Publication of JP2005309318A publication Critical patent/JP2005309318A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、絞り羽根の間欠的な動きを無くすることができると共に、厚さ寸法を小さくすることができる絞り機構およびこれを用いた絞り機構を提供すること。
【解決手段】 本発明の絞り機構13は、回動可能な駆動リング15と、この駆動リング15の回動でベース部材12に形成した所定の口径の開口部12aを通過する光量を調整(絞り)可能な絞り羽根14とを備え、駆動リング15には、外周部に異なる磁極が円周方向に交互に着磁された円弧状の駆動マグネット17が固着され、この駆動マグネット17と対向する外側には、所定のギャップを有して少なくとも2個の駆動コイル18が配設され、この少なくとも2個の駆動コイル18に通電して発生する磁束が駆動マグネット17の磁束に作用して駆動リング15が回動し、絞り羽根14が開口部12aを開閉する方向に回動するようにした。
【選択図】 図1



Description

本発明は、およびこれを用いたカメラに係わり、特にデジタルムービーカメラあるいはデジタルスチルカメラ等のレンズ鏡筒に入射する光量を調整可能な絞り機構およびこれを用いたカメラに関する。
従来のデジタルムービーカメラ等に使用される絞り機構を、図14、図15に基づいて説明すると、円環状のマグネット1には、外周表面の円周方向に、交互に互い違いに異なる磁極が着磁されて16等分された着磁部1aが形成されている。
前記マグネット1には、突起部1bとダボ1c、1dが形成されると共に、中央部に円形状の嵌合部1eが一体的に形成されている。
また、マグネット1の下部には、後述するマグネット押え6を介して円筒状のコイル2が、絶縁材料からなるボビン3に巻き付けられている。
また、コイル2の下部には、磁性材料からなるヨーク4が配設され、このヨーク4は、外周部に櫛歯状の8個の外側磁極4aが形成され、この外側磁極4aと対向する内周側に中空状の内側磁極4bが形成されている。
前記ヨーク4の外側磁極4a及び内側磁極4bの間にコイル2及びボビン3が接着等により固定され、コイル2に通電されることによりヨーク4が励磁されるようになっている。
また、マグネット1の上部には、中央に所定の口径の開口部5bが形成された地板5が配設され、この地板5の嵌合部5eにマグネット1の嵌合部1eが嵌合して回転可能に取り付けられている。
そして、マグネット押え6をマグネット1の嵌合部1eを間に挟んで地板5に接着等により固定することでマグネット1の軸方向の抜け止めがなされている。
また、地板5の別の嵌合部5aには、ヨーク4の外側磁極4aが嵌合して接着等により固定される。
この時、マグネット1とヨーク4とは同軸になるように支持され、マグネット1の着磁部1aの先端とヨーク4に固定されるボビン3との軸方向には所定の隙間が保たれる。
また、ヨーク4の内側磁極4bの軸方向長さは、マグネット1の内側の嵌合部1e及びマグネット押え6が位置する関係で、着磁部1aの内周面よりも短く設定されている。
また、外側磁極4aの櫛歯の軸方向長さはマグネット1の着磁部1aである外周面を超える長さに設定してある。
さらに、地板5にはマグネット1のダボ1c及び1dと同一方向に突出するダボ5c及び5dが一体で形成されるとともに、マグネット1の突起部1bが当接することでマグネット1の回転を規制するストッパー部5f及び5gが形成されている。すなわちマグネット1は突起部1bがストッパー部5fに当接する位置から突起部1bがストッパー部5gに当接する位置まで回転可能となる。
また、地板5の上部には絞り羽根7、8が配設されており、絞り羽根7の丸穴7aが地板5のダボ5cに回転可能に嵌合し、絞り羽根7の長穴7bがマグネット1のダボ1cに摺動可能に嵌合し、絞り羽根8の丸穴8aが地板5のダボ5dに回転可能に嵌合し、絞り羽根8の長穴8bがマグネット1のダボ1dに摺動可能に嵌合する。
また、最上部に羽根押え9が配設され、この羽根押え9の中央に開口部9aが形成されている。そして、羽根押え9は、絞り羽根7、8と所定の隙間を持って挟んで地板5に固定され、絞り羽根7、8の軸方向の受けとなっている。
前記マグネット1の回転により、絞り羽根7は長穴7bがマグネット1のダボ1cに押されて丸穴7aを中心に回転し、絞り羽根8は長穴8bがマグネット1のダボ1dに押されて丸穴8aを中心に回転して、地板5の開口部5aの開口量が調整されて通過光量が制御可能になっている。
このような構成の従来の絞り兼用シャッタ駆動装置は、コイル2に通電すると、ヨーク4が励磁される。このことにより、マグネット1は、所定の方向、例えば反時計回り方向に回転して、マグネット1の突起部1bが地板5のストッパー部5fに当接してマグネット1の反時計回り方向への回転が停止する。
この状態からコイル2に逆方向の通電を行うと、マグネット1は時計方向に回転し始める。そして、マグネット1の突起部1bが地板5のストッパー部5gに当接してマグネット1の時計方向への回転が停止する。
このようなマグネット1の回転に連動して、絞り羽根7、8が回転する。即ち、マグネット1の突起部1bが地板5のストッパー部5fに当接した状態では、絞り羽根7、8は、それぞれ地板5の開口部5aから退避する位置にある。一方、マグネット1の突起部1bが地板5のストッパー部5gに当接した状態では、絞り羽根7、8によって、地板5の開口部5aが遮蔽される。
よって、コイル2への通電状態及び通電方向を切り換えることにより、絞り羽根7及び絞り羽根8の位置を開放位置と中間絞り位置と遮蔽位置とに制御可能となり、地板5の開口部5aの開口量の調整を行うことができる。
特開2002−345225号公報
しかし、前述したような従来の絞り機構は、コイル2に通電することで励磁された櫛歯状の外側磁極4aが、マグネット1の交互に異なる磁極が着磁された着磁部1aの磁束に作用してマグネット1は、間欠的な回転となる。そのために、マグネット1の間欠的な回転時に、マグネット1と絞り羽根7、8との間でのバックラッシュ等で異音が発生するおそれがあった。
また、マグネット1の間欠的な回転に連動して、絞り羽根7、8が間欠的な動作をするので、デジタルムービーカメラ等に従来の絞り機構を用いて動画像を撮影すると、撮影された動画像が間欠的に明るくなったり暗くなったりして画像が見難くなるおそれがあった。
また、従来の絞り機構は、コイル2の上にマグネット押え6を介してマグネット1を積層載置していたので厚さ寸法が大きくなる問題があった。
本発明は、前述したような課題を解決するために、絞り羽根の間欠的な動きを無くすることができると共に、厚さ寸法を小さくすることができる絞り機構およびこれを用いた絞り機構を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の絞り機構は、回転可能な駆動リングと、この駆動リングの回転でベース部材に形成した所定の口径の開口部を透過する光量を調整(絞り)可能な絞り羽根とを備え、前記駆動リングには、外周部に異なる磁極が円周方向に交互に着磁された円弧状の駆動マグネットが固着され、この駆動マグネットと対向する外側には、所定のギャップを有して少なくとも2個の駆動コイルが配設され、前記少なくとも2個の駆動コイルに通電して発生する磁束が前記駆動マグネットの磁束に作用して前記駆動リングが回転し、前記絞り羽根が前記開口部を開閉する方向に回動するようにしたことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記駆動コイルは、空芯部に駆動ヨークのアーム部が挿通されて支持され、前記駆動ヨークの前記アーム部は、櫛歯状に複数形成され、この櫛歯状の前記アーム部と対向する側に前記駆動マグネットを配設したことを特徴とする請求項2記載の絞り機構。
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記駆動ヨークの櫛歯状のアーム部は、前記駆動マグネットの異なる磁極のピッチ寸法に対して1.5ピッチ位置ズレして形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記駆動ヨーク近傍で前記駆動マグネットと対向する側には、磁気センサを配設し、この磁気センサで前記駆動リングの回転量を検出するようにしたことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第5の解決手段として、前記駆動リングは、前記ベース部材の一方の面側に配設され、前記駆動リングと前記ベース部材の前記一方の面との間に前記絞り羽根が配設されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の解決手段として、前記絞り羽根には、前記開口部を遮蔽可能な遮蔽部と、この遮蔽部の一端部側に形成した回動支持部と、前記駆動リングの羽根駆動部にスライド自在に支持可能な駆動支持部とが形成され、前記駆動リングを回転させると、前記絞り羽根は、前記回動支持部を支点として前記遮蔽部が前記開口部を遮蔽する方向に回動可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第7の解決手段として、前記駆動支持部は、前記開口部を遮蔽する範囲外の前記遮蔽部に形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第8の解決手段として、前記絞り羽根の前記回動支持部は、前記ベース部材側に突出する回動ピンからなり、前記駆動支持部は、前記駆動リング側に突出形成した駆動ピンからなることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第9の解決手段として、前記駆動リングには、前記駆動ピンがスライド自在に支持可能なカム溝からなり、前記回動ピンを前記ベース部材に支持すると共に、前記駆動ピンを前記カム溝に支持した状態で前記駆動リングを回転させると、前記絞り羽根は、前記駆動ピンが前記カム溝に沿って移動すると共に、前記回動ピンを支点として回動し、前記遮蔽部が前記開口部を開閉するようになっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第10の解決手段として、前記駆動リングは、前記駆動用マグネットを保持するマグネット保持部材が、前記ベース部材とこのベースプレートの前記一方の面側に配設されたアクチュエータホルダとに挟持されて回転自在に支持されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第11の解決手段として本発明のシャッタ機構を用いたカメラは、所定の口径のレンズを組み込んだレンズ鏡筒と、撮像素子とを備え、請求項1乃至10の何れかに記載の絞り機構を駆動することで、前記絞り羽根によって前記開口部を所望の絞り量に絞り込み可能になっていることを特徴とする。
本発明は、少なくとも2個の駆動コイルに通電して発生する磁束が駆動マグネットの磁束に作用して駆動リングが回転し、絞り羽根が開口部を開閉する方向に回動するようにしたので、駆動リングをスムーズに回転させて絞り羽根をスムーズに回動させることができる。
また、駆動コイルは、空芯部に駆動ヨークのアーム部が挿通されて支持され、駆動ヨークのアーム部は、櫛歯状に複数形成され、この櫛歯状のアーム部と対向する側に駆動マグネットを配設したので、駆動コイルに通電することで発生する磁束が、櫛歯状のアーム部を介して駆動マグネットに作用して、駆動リングを確実に回転させることができる。
また、駆動ヨークの櫛歯状のアーム部は、駆動マグネットの異なる磁極のピッチ寸法に対して1.5ピッチ位置ズレして形成されているので、2個の駆動コイルに通電することで、駆動マグネットを介して駆動リングを、更にスムーズに回転させることができる。
また、駆動ヨーク近傍で駆動マグネットと対向する側には、磁気センサを配設し、この磁気センサで駆動リングの回転量を検出するようにしたので、絞り羽根でで形成される開口部の開口面積を任意の量に可変出きる。これにより、周囲の明るさに対応する確実な絞り動作を行うことができる。
また、駆動リングは、ベース部材の一方の面側に配設され、駆動リングとベース部材の一方の面との間に絞り羽根が配設されているので、絞り羽根の光軸方向の動きが規制されて、確実な絞り動作を行うことができる。
また、絞り羽根には、開口部を遮蔽可能な遮蔽部と、この遮蔽部の一端部側に形成した回動支持部と、駆動リングの羽根駆動部にスライド自在に支持可能な駆動支持部とが形成され、駆動リングを回転させると、絞り羽根は、回動支持部を支点として遮蔽部が開口部を遮蔽する方向に回動可能になっているので、絞り羽根によって開口部を通過する光量を高精度に調整することができる。
また、駆動支持部は、開口部を遮蔽する範囲外の遮蔽部に形成されているので、絞り動作を行って開口部を所望の量遮蔽しても、駆動支持部が開口部に掛かることがなく、絞り動作を確実に行うことができる。
また、絞り羽根の回動支持部は、ベース部材側に突出する回動ピンからなり、駆動支持部は、駆動リング側に突出形成した駆動ピンからなるので、絞り羽根の回動ピンをベース部材に支持して、駆動ピンを駆動リングに支持することができ、駆動リングの回転を確実に絞り羽根に伝達することができる。
また、駆動ピンを駆動リングのカム溝に支持した状態で駆動リングを回転させると、絞り羽根は、駆動ピンがカム溝に沿って移動すると共に回動ピンを支点として可動して、遮蔽部が開口部を開閉するようになっているので、更に確実な絞り動作を行うことができる。
また、駆動リングは、駆動用マグネットを保持するマグネット保持部材が、ベース部材と、このベースプレートの一方の面側に配設されたアクチュエータホルダとに挟持されて回転自在に支持されているので、コイルに通電することで駆動マグネットをスムーズに回転させることができる。
また、本発明のカメラは、所定の口径のレンズを組み込んだレンズ鏡筒と、撮像素子とを備え、請求項1乃至10の何れかに記載の絞り機構を駆動することで、前記絞り羽根によって前記開口部を所望の絞り量に絞り込み可能になっているので、周囲の明るさの変化に対応して、スムーズで適正な絞り動作を行うことができる。
以下、本発明の絞り機構の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の絞り機構を組み込んだ絞り・シャッタ装置の分解斜視図であり、図2は本発明に係わる絞り・シャッタ装置の平面図であり、図3は本発明の絞り機構を説明する下面斜視図であり、図4〜図6は本発明の絞り機構の動作を説明する下面図であり、図7は本発明の係わるシャッタ機構とフィルタ機構を説明する要部下面図であり、図8は図7に示す回動アームとコイルの下面斜視図であり、図9〜図13は本発明に係わるシャッタ機構のシャッタ羽根を説明する平面図である。
まず、本発明の絞り機構が組み込んだ、絞り・シャッタ装置11は、デジタルムービーカメラ等に用いられている。
前記絞り・シャッタ装置11は、図1に示すように、上下方向の略中央部に、形状が略円盤状のベース部材12が配設され、このベース部材12は、樹脂材料からなり、中心部に所定の口径からなる開口部12aが貫通形成されている。
また、ベース部材12の図示下面側には、本発明の絞り機構13が配設され、この絞り機構13は、ベース部材12の下面側に複数枚、例えば6枚の絞り羽根14が配設されている。
前記絞り羽根14は、薄板状で所定の幅寸法と長さ寸法の遮蔽部14aが形成され、この遮蔽部14aによって、ベース部材12の開口部12aが開閉可能になっており、開口部12aを通過する光量を調整(絞り)可能になっている。
また、絞り羽根14は、遮蔽部14aの一端部側から図示上方に突出する回動支持部である回動ピン14bが形成され、この回動ピン14bが、ベース部材12の下面側に形成した支持部(図示せず)に回動自在にそれぞれ支持されている。
また、絞り羽根14は、遮蔽部14aの図示下面から後述する駆動リング15側に突出する駆動支持部である駆動ピン14cが形成されている。
また、ベース部材12の下面である一方の面側には、駆動リング15が配設され、この駆動リング15とベース部材12の一方の面との間に複数枚の絞り羽根14が配設されている。
前記駆動リング15は、図3に示すように、所定の幅寸法の絞り羽根載置部15aを有して外形がドーナッツ状に形成され、中心部にベース部材12の開口部12aの口径より若干大きく形成された開口15bが形成されている。
また、絞り羽根載置部15aには、絞り羽根14の駆動ピン14cをスライド自在に係合支持可能な細長状の羽根駆動部であるカム溝15cが形成されている。
前記絞り羽根14は、回動ピン14bをベース部材12の支持部に支持すると共に、駆動ピン14cをカム溝15cに支持した状態で駆動リング15を回転させると、回動ピン14bを支点として駆動ピン14cがカム溝15c内を摺動して、前記遮蔽部が前記開口部を開閉するようになっている
また、駆動リング15は、外周部の一部に樹脂材料からなる円弧状の磁石取付部材16が固着され、この円弧状の磁石取付部材16に、帯状で円弧状の駆動マグネット17が薄板状のヨーク板17aを介して固着されている、
前記駆動マグネット17は、複数の異なる磁極が円周方向に所定のピッチ寸法で交互に着磁された左右多極タイプとなっている。
また、円弧状の磁石取付部材16は、図3の下面斜視図に示すように、側面視の形状が階段状に形成されて、最下部ガイド部16aがベース部材12に形成した円弧状のガイド溝12mに係合して、ガイド溝12m内をスライド移動自在になっている。
尚、本発明の実施の形態では、絞り羽根14の回動支持部および駆動支持部を回動ピン14b、駆動ピン14cで説明したが、回動支持部を丸孔で形成し、駆動支持部を駆動リング15のカム溝15cと同じようなカム溝で形成し、駆動リング15のカム溝15cをピン(図示せず)に換えたものでも良い。
前記駆動マグネット17と対向する外側には、所定寸法のギャップを有して、少なくとも2個の駆動コイル18がボビン(図示せず)に巻回されて配設されている。
前記駆動コイル18は、空芯部に軟磁性材料からなる駆動ヨーク19のアーム部19aに挿通されて支持されている。
前記駆動ヨーク19は、櫛歯状に形成されたアーム部19aが、所定のピッチ寸法で連結部19bに連結形成されている。そして、アーム部19aは、駆動マグネット17の異なる磁極のピッチ寸法に対して1.5ピッチ位置ズレして形成されている。そのために、2個の駆動コイル18に通電する電流の大きさを変えることにより発生する磁束が、駆動マグネット17の磁束に作用して、駆動リング15が時計回り方向あるいは反時計回り方向にスムーズに回転するようになっている。
また、図3に示す駆動ヨーク19の手前側で、駆動マグネット17と所定の隙間を有して対向する側に磁気センサ20が配設されて、駆動リング15の回転量を検出可能になっている。
また、図1に示すように、駆動リング15および駆動ヨーク19は、ベース部材12と外形が略同形状の円形状に形成された樹脂材料からなるアクチュエータフォルダ21に支持されている。前記アクチュエータフォルダ21は、中心部に駆動リング15の開口15bより大きいな開口21aが形成され、この開口21aに接して、駆動リング15を回転自在に支持可能なリング支持部21bが形成されている。
また、アクチュエータフォルダ21には、図1に示すように、駆動リング15に固着された円弧状の磁石取付部材16および駆動マグネット17が位置した状態で、所定角度回転可能なマグネット逃げ部21cが形成されている。
また、マグネット逃げ部21cに接する図示手前側には、2個の駆動コイル18が位置決め可能なコイル逃げ部21dと、駆動ヨーク19を位置決めして載置可能なヨーク載置部21eとが形成されている。
また、ヨーク載置部21eの図示右側には、磁気センサ20を位置決め可能なセンサ位置決め部21fが形成されている。
このような本発明の絞り機構13の動作を説明すると、まず、例えば撮影者が動画撮影用のボタンを操作すると、周囲の明るさに対応して、開口部12aを通過する光量が適正な光量になるように、一対の駆動コイル18に所定の電流を通電する。
この駆動コイル18への通電により、駆動ヨーク19のアーム部19aが励磁されて磁束が発生し、この磁束が駆動マグネット17の磁束に作用して、図4〜図6に示す駆動マグネット17および駆動リング15が反時計回り方向に回動する。
このことにより、絞り羽根14が開口部12aを開放した状態(図4参照)から、開口部12aが中絞り状態(図5参照)となり、最終的には、開口部12aが最大に絞り込まれた最大絞り状態(図6参照)となる。
そして、絞り動作時に、設定された絞り量に対応する回動量だけ駆動マグネット17が回動したことを磁気センサ20が検出すると、一対の駆動コイル18への通電が停止して、開口部12aが所望の絞り量となった状態で駆動リング15の回動がストップする。
即ち、磁気センサ20で駆動リング15の回転量を検出することで、開口部12aの開口面積を任意の量に可変できるようになっている。
また、撮影中に周囲の明るさが変化したときは、この明るさの変化に対応して駆動リング15がスムーズに回動して、絞り羽根14によって絞り動作が行われる。そのために、撮影する画像が動画であっても、明るさが均一な画像を撮影することができる。
尚、本発明の実施の形態では、絞り羽根14を6枚で説明したが、絞り羽根14の枚数は、これに限定されることはない。
また、図1に示すベース部材12には、開口部12aの周囲に、平坦状の羽根載置部12bが形成され、この羽根載置部12bの図示上部側に後述するシャッタ機構22の回動アーム27に形成した駆動ピン27bが挿通して、図示上下方向に往復動可能な楕円状の第1ガイド孔12cが形成されている。
また、羽根載置部12bには、図2に示す上部側の図示右側から、羽根支持部である4本の第1〜第4ピン12d、12e、12f、12gが所定の間隔を有して突出形成されている。
前記平坦状の羽根載置部12b上には、シャッタ機構22の一部である薄板状の第1〜第4シャッタ羽根23〜26が順番に積層載置されている。
そして、最上部に積層載置した第1羽根23は、図2、図9に示すように、開口部12aの左側に草刈り鎌状で幅広の遮蔽部23aが形成されている。前記遮蔽部23aの一端部側である図示上部側には、ベース部材12の第1ピン12dに嵌合可能な丸穴状の回転孔23bと、この回転孔23bの図示左側に所定の間隔を有して楕円状のカム孔23cとが形成されている。
また、第1シャッタ羽根23の下部には、図10に示すように、第1シャッタ羽根23と同様に、開口部12aの左側に遮蔽部24aが形成された第2シャッタ羽根24が配設されており、この第2シャッタ羽根24は、遮蔽部24aが第1シャッタ羽根23の遮蔽部23aより幅狭に形成されている。
前記遮蔽部24aの一端部側である図示上部側には、ベース部材12の第2ピン12eに嵌合可能な丸穴状の回転孔24bと、この回転孔24bの図示左側に楕円状のカム孔24cとが形成されている。
また、第2シャッタ羽根24の下部には、図11に示すように、第2シャッタ羽根24と対称形状の第3シャッタ羽根25が配設されている。前記第3シャッタ羽根25は、遮蔽部25aが開口部12aの右側に位置しており、遮蔽部25aの一端部側である図示上部側に、ベース部材12の第3ピン12fに嵌合可能な丸穴状の回転孔25bと、この回転孔25fの図示右側に楕円状のカム孔25cとが形成されている。
また、第3シャッタ羽根24の下部には、図12に示すように、第1シャッタ羽根23と対称形状の第4シャッタ羽根26が配設されている。前記第4シャッタ羽根26は、第3シャッタ羽根25の遮蔽部25aより幅広に形成された遮蔽部26aが開口部12aの右側に位置しており、遮蔽部26aの一端部側である図示上部側に、ベース部材12の第4ピン12gに嵌合可能な丸穴状の回転孔26bと、この回転孔26bの図示右側に楕円状のカム孔26cとが形成されている。
このようなベース部材12のシャッタ羽根載置部12bに積層載置された第1〜第4シャッタ羽根23〜26は、ベース部材12の第1ガイド溝12cを挿通するシャッタ機構22のアクチュエータである後述する回動アーム27の駆動ピン27bに、それぞれのカム孔23c〜26cを位置合わせすることにより係合可能になっている。
また、シャッタ機構22のアクチュエータは、図8の下面斜視図に示すように、略円弧状の回動アーム27を有し、この回動アーム27の一端部側である図示左側に固定支持部である回転軸27aが上向き(アクチュエータフォルダ21側)に突出形成されている。
そして、回動アーム27は、回転軸27aがアクチュエータフォルダ21の支持部(図示せず)に支持されて、回転軸27aを支点として図示右側の他端部側が回動可能になっている。
また、回動アーム27の図示右側の他端部側には、ベース部材12側に突出する羽根駆動部である駆動ピン27bが所定高さで突出形成されている。
また、回転軸27aが形成された側で、回動アーム27の他端部寄りの位置に、第1マグネット28が固着され、この第1マグネット28は、図7に示す上下が異なる磁極となるように着磁されている。
また、第1マグネット28を挟んだ図示左右には、円筒状の一対の第1コイル29が配設され、この一対の第1コイル29の空芯部には、それぞれ棒状のヨーク30が挿通支持されている。
そして、棒状のヨーク30を挿通支持した一対の第1コイル29は、図1に示すアクチュエータフォルダ21の第1コイル装着部21gに装着されて固定されている。
そのために、一対の第1コイル29は、円形状のアクチュエータフォルダ21の外周部に沿って、図7に示すように、第1マグネット28を挟んで、略くの字状に折れ曲がって配設されている。
前記第1マグネット28を挟んで対向する棒状のヨーク30、30は、図示右側が折り曲げ形成されて、第1マグネット28を挟んで互いに対向する端面が、図示上下方向に位置ズレして配設されている。
また、一対の第1コイル29に挿通支持された棒状のヨーク30、30は、第1マグネット28の図示左右に、所定のギャップを有して配設され、回動アーム27に固着した第1マグネット28が、回転軸27aを中心とする円弧状に形成されている。
そして、シャッタ機構22は、回動アーム27の駆動ピン27bが、ベース部材12の第1ガイド孔12cを挿通して複数のシャッタ羽根23〜26の楕円状のカム孔23c〜26cに嵌合させた状態で、第1コイル29に通電すると、第1コイル29に発生する磁束が棒状のヨーク30を介して第1マグネット28の磁束に作用して、回動アーム27が一端部側の回転軸27aを支点として他端部側が回動する。
すると、第1ガイド孔12cを挿通して第1〜第4シャッタ羽根23〜26のそれぞれのカム孔23c〜26cに挿通する駆動ピン27bが回動する。
この回動する駆動ピン27bが、それぞれのカム孔23c〜26c内をスライドすると、第1〜第4シャッタ羽根23〜26がそれぞれの回転孔23b〜26bを支点として回動して、開口部12aを遮蔽(シャッタ動作)可能になっている。
前記シャッタ動作時の第1、第2シャッタ羽根23、24は、それぞれの回転孔23b、24bからカム孔23c、24cまでの間隔が、第2シャッタ羽根24の方が小さいので、駆動ピン27bがカム孔23c、24c内をスライドすると、第2シャッタ羽根24の方が回動量が大きく、図13に示すように、開口部12aの図示左側の半分以上を遮蔽するようになっている。
この時の第1シャッタ羽根23の回動量は小さくて、開口部12aの図示左側の外周部付近を遮蔽可能になっている。
同様に、第3シャッタ羽根25は、回動量が大きくて、開口部12aの図示右側の半分以上を遮蔽可能になっており、第4シャッタ羽根26は、小さく回動して開口部12aの図示右側の外周部付近を遮蔽可能になっている。
このようなシャッタ機構22は、4枚の第1〜第4シャッタ羽根23〜26によって、開口部12aを遮蔽する位置および遮蔽量がそれぞれ異なるようになっているので、開口部12aを通過する光を確実に遮蔽することができる。
また、第1マグネット28を挟んで左右に第1コイル29、29をそれぞれ配設しているので、回動アーム27の回動速度を速くすることができ、第1〜第4シャッタ羽根23〜26によって開口部12aを遮蔽するシャッタスピードを速くすることができる。
また、ベース部材12の羽根載置部12bに積層載置した最上部の第1シャッタ羽根23上には、図2に示すように、NDフィルタ31が配設され、このNDフィルタ31で開口部12aを通過する光を減光できるようになっている。
前記NDフィルタ31は、図2に示すように、アーム部材32の一端部側に接着剤等で固着され、アーム部32の他端側は、支持孔32aが形成され、この支持孔32aがベース部材12に立設した支持ピン12hに嵌合支持されるようになっている。
また、羽根載置部12bの外側で支持ピン12h周囲には、略円形状の台座部12jが突出形成されている。
この台座部12jの突出高さは、アーム部32に取り付けたNDフィルタ31が、積み重ねされた第1〜第4シャッタ羽根23〜26の最上部の第1シャッタ羽根23と干渉しない高さになっている。
また、アーム部材32の支持孔32a近傍には、アーム部材32の長手方向に沿って楕円孔32bが形成され、この楕円孔32bに、フィルタ機構33の駆動ピン33aが係合している。
前記フィルタ機構33は、図7、図8に示すように、シャッタ機構22の回動アーム27と同形状の回動アーム34を有し、この回動アーム34の図示奥側の一端部側には、回転軸34aが上向き(アクチュエータフォルダ21側)に突出形成され、他端部側である図示手前側に駆動ピン33aが下向き(ベース部材12側)に突出形成されている。
また、ベース部材12には、駆動ピン33aが挿通して回転軸34aを支点として回動可能な楕円状の第2ガイド孔12kが形成されている。
また、回動アーム34には、シャッタ機構22の第1マグネット28と同形状の第2マグネット35が固着され、この第2マグネット35と久土レバー34の回転軸34aとの間に第1コイル29と同形状の第2コイル36が配設されている。この第2コイル36は、空芯部に棒状のヨーク37が挿通支持されて、図1に示すアクチュエータフォルダ21の第2コイル装着部21hに固定されている。
このような構成のフィルタ機構33は、第2コイル36に通電すると、第2コイル36に発生する磁束が棒状のヨーク37を介して第2マグネット35の磁束に作用して、回動アーム34が一端部側の回転軸34aを支点として他端部側が回動する。
すると、第2ガイド孔12kを挿通してアーム部材32の楕円孔32bに挿通する駆動ピン33aが回動する。
この回動する駆動ピン33aが、楕円孔32b内をスライドすると、アーム部材32がが開口部12aを遮蔽する方向に回動してNDフィルタ31が開口部12aを遮蔽して、シャッタ動作が行われる。
また、図3に示すように、第2マグネット35と対向する図示手前側には、所定の隙間を有して磁気センサ38が配設され、この磁気センサ38で、回動アーム34の回動量および回動方向を検出して、NDフィルタ31が開口部12aを遮蔽したかどうかを検出可能になっている。
そして、例えば周囲が明るい場合に、絞り羽根14で開口部12aを絞り込んで撮影すると、撮影画像の被写界深度が深くなって、被写体だけでなく周囲の景色も鮮明に写って遠近感がなくなる。この対策として、絞り羽根14が開放状態で、NDフィルタ31で開口部12aを通過する光量を減光して撮影すると、撮影画像の被写界深度が浅くなる。そして、被写体は鮮明に撮影されて周囲の景色等がピンボケして、遠近感のある撮影を行うことができる。
また、本発明の絞り機構13を組み込んだ絞り・シャッタ装置11は、図1に示すように、NDフィルタ31および複数枚のシャッタ反え23〜26上を覆う略円形状のカバー39が配設され、このカバー39の中心部にベース部材12の開口部12aの口径より若干大きな開口39aが形成されている。
また、本発明の絞り機構13を用いたカメラ(図示せず)は、所定の口径のレンズを組み込んだレンズ鏡筒と、撮像素子(CCD)とを備え、絞り機構13を駆動することで、絞り羽根14によって開口部12aを所望の絞り量に絞り込み可能になっている。
そのために、周囲の明るさの変化に対応して、スムーズで適正な絞り動作を行うことができる。
本発明の絞り機構を組み込んだ絞り・シャッタ装置の分解斜視図である。 本発明に係わる絞り・シャッタ装置の平面図である。 本発明の絞り機構を説明する下面斜視図である。 本発明の絞り機構の動作を説明する下面図である。 本発明の絞り機構の動作を説明する下面図である。 本発明の絞り機構の動作を説明する下面図である。 本発明の係わるシャッタ機構とフィルタ機構を説明する要部下面図である。 図7に示す駆動部レバーとコイルとの下面斜視図である。 本発明に係わるシャッタ機構のシャッタ羽根を説明する平面図である。 本発明に係わるシャッタ機構のシャッタ羽根を説明する平面図である。 本発明に係わるシャッタ機構のシャッタ羽根を説明する平面図である。 本発明に係わるシャッタ機構のシャッタ羽根を説明する平面図である。 本発明に係わるシャッタ機構のシャッタ羽根を説明する平面図である。 従来の絞り機構を説明する概略図である。 従来の絞り機構の要部断面図である。
符号の説明
11 絞り・シャッタ装置
12 ベース部材
12a 開口部
12b 羽根載置部
13 本発明の絞り機構
14 絞り羽根
15 駆動リング
16磁石取付部材
17 駆動マグネット
18 駆動コイル
19 駆動ヨーク
20 磁気センサ
21 アクチュエータフォルダー
22 シャッタ機構
23〜26 第1シャッタ羽根〜第4シャッタ羽根
27 回動アーム
28 第1マグネット
29 第1コイル
30 ヨーク
31 NDフィルタ
32 アーム部材
33 フィルタ機構
34 回動アーム
34a 支持ピン
35 第2マグネット
36 第2コイル
37 ヨーク
38 磁気センサ
39 カバー

Claims (11)

  1. 回転可能な駆動リングと、この駆動リングの回転でベース部材に形成した所定の口径の開口部を透過する光量を調整(絞り)可能な絞り羽根とを備え、前記駆動リングには、外周部に異なる磁極が円周方向に交互に着磁された円弧状の駆動マグネットが固着され、この駆動マグネットと対向する外側には、所定のギャップを有して少なくとも2個の駆動コイルが配設され、前記少なくとも2個の駆動コイルに通電して発生する磁束が前記駆動マグネットの磁束に作用して前記駆動リングが回転し、前記絞り羽根が前記開口部を開閉する方向に回動するようにしたことを特徴とする絞り機構。
  2. 前記駆動コイルは、空芯部に駆動ヨークのアーム部が挿通されて支持され、前記駆動ヨークの前記アーム部は、櫛歯状に複数形成され、この櫛歯状の前記アーム部と対向する側に前記駆動マグネットを配設したことを特徴とする請求項1記載の絞り機構。
  3. 前記駆動ヨークの櫛歯状のアーム部は、前記駆動マグネットの異なる磁極のピッチ寸法に対して1.5ピッチ位置ズレして形成されていることを特徴とする請求項2記載の絞り機構。
  4. 前記駆動ヨーク近傍で前記駆動マグネットと対向する側には、磁気センサを配設し、この磁気センサで前記駆動リングの回転量を検出するようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の絞り機構。
  5. 前記駆動リングは、前記ベース部材の一方の面側に配設され、前記駆動リングと前記ベース部材の前記一方の面との間に前記絞り羽根が配設されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の絞り機構。
  6. 前記絞り羽根には、前記開口部を遮蔽可能な遮蔽部と、この遮蔽部の一端部側に形成した回動支持部と、前記駆動リングの羽根駆動部にスライド自在に支持可能な駆動支持部とが形成され、前記駆動リングを回転させると、前記絞り羽根は、前記回動支持部を支点として前記遮蔽部が前記開口部を遮蔽する方向に回動可能になっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の絞り機構。
  7. 前記駆動支持部は、前記開口部を遮蔽する範囲外の前記遮蔽部に形成されていることを特徴とする請求項6記載の絞り機構。
  8. 前記絞り羽根の前記回動支持部は、前記ベース部材側に突出する回動ピンからなり、前記駆動支持部は、前記駆動リング側に突出形成した駆動ピンからなることを特徴とする請求項7記載の絞り機構。
  9. 前記駆動リングには、前記駆動ピンをスライド自在に支持可能なカム溝からなり、前記回動ピンを前記ベース部材に支持すると共に、前記駆動ピンを前記カム溝に支持した状態で前記駆動リングを回転させると、前記絞り羽根は、前記駆動ピンが前記カム溝に沿って摺動すると共に、前記回動ピンを支点として回動し、前記遮蔽部が前記開口部を開閉するようになっていることを特徴とする請求項8記載の絞り機構。
  10. 前記駆動リングは、前記駆動用マグネットを保持するマグネット保持部材が、前記ベース部材とこのベースプレートの前記一方の面側に配設されたアクチュエータホルダとに挟持されて回転自在に支持されていることを特徴とする請求項5乃至9の何れかに記載の絞り機構。
  11. 所定の口径のレンズを組み込んだレンズ鏡筒と、撮像素子とを備え、請求項1乃至10の何れかに記載の絞り機構を駆動することで、前記絞り羽根によって前記開口部を所望の絞り量に絞り込み可能になっていることを特徴とするカメラ。
JP2004129830A 2004-04-26 2004-04-26 絞り機構およびこれを用いたカメラ Withdrawn JP2005309318A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004129830A JP2005309318A (ja) 2004-04-26 2004-04-26 絞り機構およびこれを用いたカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004129830A JP2005309318A (ja) 2004-04-26 2004-04-26 絞り機構およびこれを用いたカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005309318A true JP2005309318A (ja) 2005-11-04

Family

ID=35438140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004129830A Withdrawn JP2005309318A (ja) 2004-04-26 2004-04-26 絞り機構およびこれを用いたカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005309318A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032819A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nidec Copal Corp カメラ用絞り装置
CN113885269A (zh) * 2021-10-29 2022-01-04 河南皓泽电子股份有限公司 镜头光圈调节装置
CN113885271A (zh) * 2021-11-05 2022-01-04 维沃移动通信有限公司 光圈组件、摄像模组及电子设备
WO2022257989A1 (zh) * 2021-06-11 2022-12-15 华为技术有限公司 可变光圈、摄像模组以及电子设备
CN115585835A (zh) * 2022-12-12 2023-01-10 西安比尔电子科技有限公司 一种开放空间下生态空间综合监测装置
CN117148647A (zh) * 2023-02-24 2023-12-01 荣耀终端有限公司 光阑、摄像装置以及电子设备

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032819A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Nidec Copal Corp カメラ用絞り装置
WO2022257989A1 (zh) * 2021-06-11 2022-12-15 华为技术有限公司 可变光圈、摄像模组以及电子设备
CN115480433A (zh) * 2021-06-11 2022-12-16 华为技术有限公司 可变光圈、摄像模组以及电子设备
CN113885269A (zh) * 2021-10-29 2022-01-04 河南皓泽电子股份有限公司 镜头光圈调节装置
CN113885269B (zh) * 2021-10-29 2023-03-31 河南皓泽电子股份有限公司 镜头光圈调节装置
CN113885271A (zh) * 2021-11-05 2022-01-04 维沃移动通信有限公司 光圈组件、摄像模组及电子设备
CN115585835A (zh) * 2022-12-12 2023-01-10 西安比尔电子科技有限公司 一种开放空间下生态空间综合监测装置
CN115585835B (zh) * 2022-12-12 2023-03-28 西安比尔电子科技有限公司 一种开放空间下生态空间综合监测装置
CN117148647A (zh) * 2023-02-24 2023-12-01 荣耀终端有限公司 光阑、摄像装置以及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100820847B1 (ko) 구동장치 및 광량 조절장치
JP4189412B2 (ja) 電磁駆動装置及びこれを用いた光量調整装置
KR20050078992A (ko) 촬상장치 및 구동모터
KR100552557B1 (ko) 구동장치, 광량조정장치 및 렌즈구동장치
JP2006330314A (ja) 光量調節装置、撮像光学ユニットおよび撮像装置
JP2005309318A (ja) 絞り機構およびこれを用いたカメラ
JP5595060B2 (ja) 光量調整装置とそれを有する撮像装置
JP4164330B2 (ja) 光学機器
JP5373350B2 (ja) 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及び光量制御装置
JP2008170537A (ja) 光量調節装置
JP2002090801A (ja) 光量制御装置
JP2010231031A (ja) 光量調節装置及び撮像装置
JP4901551B2 (ja) 羽根駆動装置及び撮像装置
KR20030091829A (ko) 구동장치, 광량조절장치, 및 렌즈구동장치
JP3746735B2 (ja) 光量調整装置
JP2005249812A (ja) シャッターアイリス
JP2008176171A (ja) 光量調節装置および光学撮像機器
JPH0819239A (ja) カメラの自動絞り装置、及び、駆動モータ
JP2007183490A (ja) 光量調節装置及びカメラ
JP2016061985A (ja) 磁気駆動装置及び撮像装置
JP5047459B2 (ja) 光量調節装置、撮像光学ユニットおよび撮像装置
JP4565323B2 (ja) 撮像装置及び駆動モーター
JP2005080493A (ja) 駆動装置、光量調節装置及び撮影装置
JP2005309317A (ja) シャッタ機構およびこれを用いたカメラ
JP2006296142A (ja) 電磁駆動装置及びこれを備えた光量調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703