JP2005307166A - トレッド用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

トレッド用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】低温領域及び高温領域のいずれにおいても優れたグリップ性能を発揮できるトレッド用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】ゴム成分(A)100質量部に対して、充填剤(B)30〜200質量部と、軟化点が110〜150℃で且つOH価が180以上であるフェノール系樹脂(C)10質量部以上と、凝固点が-50℃以下の可塑剤(D)10質量部以上とを配合してなるトレッド用ゴム組成物である。前記可塑剤(D)としては、リン酸誘導体、セバシン酸誘導体及びアジピン酸誘導体が好ましく、前記フェノール系樹脂(C)としては、フェノール系合成樹脂が好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、トレッド用ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤに関し、特にタイヤに用いた際に、低温領域及び高温領域のいずれにおいても優れたグリップ性能を発揮できるトレッド用ゴム組成物に関するものである。
高速走行で使用される空気入りタイヤのトレッドゴムには、高いグリップ性能が要求される。従来、タイヤに高いグリップ性能を付与するために、スチレン含有率の高いスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)を含むゴム組成物をトレッドに用いて、ポリマー間のヒステリシスロスをグリップに活かす方法、樹脂を高充填したゴム組成物をトレッドに適用し、該樹脂のアドヒージョン効果をグリップに活かす方法、カーボンブラックを高充填したゴム組成物をトレッドに適用し、ゴム組成物のヒステリシスをグリップに活かす方法、粒子径の小さなカーボンブラックを配合したゴム組成物をトレッドに適用する方法等が採られてきた。また、低温時のグリップ性能を向上させるために、低凝固点可塑剤を配合して低温での弾性率を低下させたゴム組成物が、タイヤのトレッドに用いられてきた。
しかしながら、スチレン含有率の高いSBRはガラス転移温度が高いため、該SBRを含むゴム組成物をタイヤのトレッドに用いると、走行時のタイヤ温度の近傍でタイヤの諸物性の温度依存性が大きくなり、温度変化に対するタイヤの性能変化が大きくなるという問題があった。
また、ゴム組成物中のカーボンブラックや軟化剤の配合量を増加させたり、粒径の小さなカーボンブラックを配合すると、ゴム組成物中でのカーボンブラックの分散性が低下するため、該ゴム組成物をタイヤのトレッドに用いた場合、タイヤの耐摩耗性が低下してしまうという問題点があった。
更に、樹脂を多量に配合した場合、樹脂の影響によって、タイヤの温度に対する性能変化が大きくなるという問題があった。
これに対して、スチレン含有率が高く、ガラス転移温度が高いSBRをゴム成分として用いた系において、プロセスオイルやC9芳香族系樹脂を主成分とする石油樹脂及び軟化点が40℃未満のクマロンインデン樹脂の混合物を配合する方法(例えば、特許文献1参照)、粒子径の小さなカーボンブラックとアルキルフェノール系樹脂を併用する方法(例えば、特許文献2参照)、ジエン系ゴムに対してナフサの熱分解によって得られるC5留分とスチレン又はビニルトルエンとの共重合体樹脂を配合する方法(例えば、特許文献3参照)、イソプレンゴムと低凝固点可塑剤を配合する方法(例えば、特許文献4参照)等が知られている。また、温度依存性を少なくするために、スチレン含有率が低く、ガラス転移温度が低いSBRをゴム成分として用いた系において、天然樹脂/合成樹脂を多量に配合する方法(例えば、特許文献5参照)等が試みられてきた。しかしながら、これらの方法をもってしても、グリップ性能を十分に向上させることができず、依然として改良の余地あった。
特開平5−214170号公報 特開平6−200078号公報 特開平9−328577号公報 特開平10−273560号公報 特開2003−253051号公報
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題を解決し、タイヤのトレッドに用いた場合に、優れたグリップ性能を発揮でき、特に低温領域及び高温領域のいずれにおいても優れたグリップ性能を発揮できるトレッド用ゴム組成物を提供することにある。また、本発明の他の目的は、かかるトレッド用ゴム組成物を用い、グリップ性能に優れた空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、特定範囲の軟化点及びOH価を有するフェノール系樹脂と、一定以下の凝固点を有する可塑剤とを配合してなるゴム組成物をタイヤのトレッドに用いることで、幅広い温度領域でタイヤのグリップ性能を改善できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明のトレッド用ゴム組成物は、ゴム成分(A)100質量部に対して、充填剤(B)30〜200質量部と、軟化点が110〜150℃で且つOH価(水酸基価)が180以上であるフェノール系樹脂(C)10質量部以上と、凝固点が-50℃以下の可塑剤(D)10質量部以上とを配合してなることを特徴とする。
本発明のトレッド用ゴム組成物の好適例においては、前記ゴム成分(A)は、スチレン含有率が20〜70質量%のスチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含む。
本発明のトレッド用ゴム組成物の他の好適例においては、前記可塑剤(D)が、リン酸誘導体、セバシン酸誘導体及びアジピン酸誘導体からなる群から選択される少なくとも一種である。
本発明のトレッド用ゴム組成物の他の好適例においては、前記フェノール系樹脂(C)がフェノール系合成樹脂である。
本発明のトレッド用ゴム組成物の他の好適例においては、前記充填剤(B)がカーボンブラックを含む。
本発明のトレッド用ゴム組成物の他の好適例においては、前記充填剤(B)が、シリカ及び/又は下記一般式(I):
wM・xSiOy・zH2O ・・・ (I)
(式中、Mは、アルミニウム、マグネシウム、チタン、カルシウム、及びジルコニウムからなる群から選ばれる金属、これらの金属の酸化物又は水酸化物、及びそれらの水和物、又はこれらの金属の炭酸塩から選ばれる少なくとも一種であり;w、x、y及びzは、それぞれ1〜5の整数、0〜10の整数、2〜5の整数及び0〜10の整数である)で表される無機化合物を含む。
また、本発明の空気入りタイヤは、上記トレッド用ゴム組成物をトレッドゴムとして用いたことを特徴とする。ここで、該空気入りタイヤは、高速競技車用タイヤであるのが好ましい。
本発明によれば、ゴム組成物に、特定範囲の軟化点及びOH価を有するフェノール系樹脂と、一定以下の凝固点を有する可塑剤とを配合することで、低温領域及び高温領域のいずれにおいてもタイヤに優れたグリップ性能を発現させることが可能なトレッド用ゴム組成物を提供することができる。また、該トレッド用ゴム組成物を用いた、幅広い温度領域で優れたグリップ性能を有する空気入りタイヤを提供することができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。本発明のトレッド用ゴム組成物は、ゴム成分(A)100質量部に対して、充填剤(B)30〜200質量部と、軟化点が110〜150℃で且つOH価が180以上であるフェノール系樹脂(C)10質量部以上と、凝固点が-50℃以下の可塑剤(D)10質量部以上とを配合してなることを特徴とする。上記フェノール系樹脂(C)は、軟化点で軟化してヒステリシスロスを生じ、軟化点以降の高温領域におけるグリップ性能を大幅に向上させる。また、上記可塑剤(D)は、低温時のゴム組成物の弾性率を低下させ、トレッドと路面との真実接触面積を増大させ、粘着摩擦力が高くなるため、低温領域におけるグリップ性能を大幅に向上させる。
また、上記フェノール系樹脂(C)及び上記可塑剤(D)を併用することで、フェノール系樹脂(C)又は可塑剤(D)を単独で配合した場合に比べて、タイヤのグリップ性能を更に向上させることができることに加えて、低温領域におけるグリップ性能及び高温領域におけるグリップ性能が高度に両立される。なお、軟化点が低すぎる樹脂(所謂、タッキファイヤー等の粘着付与剤)を上記可塑剤(D)と併用しても、グリップ性能を向上させることができないため、本発明のトレッド用ゴム組成物においては、軟化点が110℃以上のフェノール系樹脂(C)を用いる必要があり、好ましくは、少量配合することで、ゴム組成物のガラス転移温度を上昇させることが可能なフェノール系樹脂(C)を用いることが好ましい。また、本発明のトレッド用ゴム組成物において、フェノール系樹脂(C)及び可塑剤(D)を併用することで得られるグリップ性の改良効果は、従来の低ガラス転移点を有するポリマー及び樹脂の併用効果、高ガラス転移点を有するポリマー及び低融点軟化剤の併用効果に比べても高い。
本発明のトレッド用ゴム組成物に用いるゴム成分(A)としては、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリイソプレンゴム(IR)等のジエン系ゴムを例示することができる。これらゴム成分は、一種単独でも二種以上のブレンドでもよい。また、上記ゴム成分(A)は、スチレン含有率が20〜70質量%であるスチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含むのが好ましい。スチレン含有率が20質量%以上のSBRを用いることで、適度に高いtanδが得られ、トレッド配合物として適度なグリップ性能を発揮することができる。また、スチレン含有率が70質量%を超えると、ポリマー(SBR)のTgが高すぎるため、本配合を用いても良好なグリップを得ることができない。ここで、ゴム成分(A)中のスチレン含有率が20〜70質量%のSBRの含有率は、80質量%以上であるのが好ましい。
本発明のトレッド用ゴム組成物に用いる充填剤(B)としては、特に制限はなく、カーボンブラック及び無機充填剤を用いることができる。ここで、該無機充填剤としては、シリカ及び上記一般式(I)で表される無機化合物等が好ましい。これら充填剤(B)は、1種単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。上記充填剤(B)は、上記ゴム成分(A)100質量部に対して30〜200質量部配合され、補強性とそれによる諸物性の改良効果の観点から、50〜150質量部配合されるのが好ましい。充填剤(B)の配合量が30質量部未満では、タイヤのグリップ性能を十分に確保することができず、200質量部を超えると、ゴム組成物の加工性が低下する傾向がある。
上記カーボンブラックとしては、特に制限はなく、SRF、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAF等のグレードのものを用いることができ、ヨウ素吸着量(IA)が60mg/g以上、且つジブチルフタレート(DBP)吸油量が80mL/100g以上のカーボンブラックが好ましい。カーボンブラックを用いることにより、タイヤのグリップ性能及び耐破壊特性の改良効果を向上させることができる。なお、更に優れた耐摩耗性をタイヤに発現させるためには、HAF、ISAF、SAF級のものを用いることが特に好ましい。また、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)吸着法による外部表面積が130〜200m2/gの範囲にあり、24M4DBP吸油量が80mL/100g以上のものが好ましい。なお、24M4DBP吸油量とは、24,000psiの圧力で4回繰返し圧縮を加えた後のDBP吸油量である。
上記シリカとしては、特に制限はなく、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム等が挙げられ、これらの中でも、耐破壊特性の改良効果、ウェットグリップ性及び低転がり抵抗性の両立効果が最も顕著な点で、湿式シリカが好ましい。また、該シリカは、窒素吸着法による比表面積が80〜300m2/gの範囲にあることが好ましく、100〜220m2/gの範囲にあることが更に好ましい。シリカの比表面積が80m2/g以上の場合、十分な補強性が発揮され、300m2/g以下の場合、作業性の低下を防止することができる。なお、通常は、ゴムの白色補強性充填剤として用いられる微粉の無水ケイ酸や含水ケイ酸を用いる。上記シリカとして、具体的には、比表面積が約200m2/gの「Nipsil」[日本シリカ工業(株)製]、比表面積が約117m2/gの「Zeosil 1115MP」[ローディア社製]等の市販品を使用することができる。
上記無機化合物として、具体的には、アルミナ一水和物(Al23・H2O)、ギブサイト、バイヤライト等の水酸化アルミニウム[Al(OH)3]、アルミナ(Al23)、炭酸アルミニウム[Al2(CO3)3]、水酸化マグネシウム[Mg(OH)2]、酸化マグネシウム(MgO)、炭酸マグネシウム(MgCO3)、タルク(3MgO・4SiO2・H2O)、アタパルジャイト(5MgO・8SiO2・9H2O)、チタン白(TiO2)、チタン黒(TiO2n-1)、酸化カルシウム(CaO)、水酸化カルシウム[Ca(OH)2]、酸化アルミニウムマグネシウム(MgO・Al23)、クレー(Al23・2SiO2)、カオリン(Al23・2SiO2・2H2O)、パイロフィライト(Al23・4SiO2・H2O)、ベントナイト(Al23・4SiO2・2H2O)、ケイ酸アルミニウム(Al2SiO5、Al4・3SiO4・5H2O等)、ケイ酸マグネシウム(Mg2SiO4、MgSiO3等)、ケイ酸カルシウム(Ca2SiO4等)、ケイ酸アルミニウムカルシウム(Al23・CaO・2SiO2等)、ケイ酸マグネシウムカルシウム(CaMgSiO4)、炭酸カルシウム(CaCO3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、水酸化ジルコニウム[ZrO(OH)2・nH2O]、炭酸ジルコニウム[Zr(CO3)2]、各種ゼオライト、長石、マイカ、モンモリロナイト等が挙げられ、これらの中でも、Mがアルミニウムであるものが好ましい。なお、上記無機化合物は、更に、カリウム、ナトリウム、鉄、マグネシウム等の金属、フッ素等の元素、及び−NH4等の基を含有していてもよい。
本発明のトレッド用ゴム組成物に用いるフェノール系樹脂(C)は、軟化点(測定法:ASTM E28-58-T)が110〜150℃で且つOH価(測定法:JIS K0070)が180mgKOH/g以上であることを要し、OH価が180〜300mgKOH/gの範囲にあることが好ましい。フェノール系樹脂(C)は、ゴム組成物への粘着付与性を有することに加え、軟化点で軟化してヒステリシスロスを生じ、軟化点以降におけるタイヤのグリップ性能を大幅に向上させることができる。上記フェノール系樹脂(C)の軟化点が110℃未満では、タイヤのグリップ性能が低下する場合があり、150℃を超えると、ヒステリシスロス特性の温度依存性が高くなり過ぎる場合があると共に、ゴム組成物の加工性が悪化する場合がある。また、上記フェノール系樹脂(C)のOH価が180未満では、アドヒージョンとしての効果が小さく、メリットが非常に小さい。また、OH価が300を超えると、作業性が大幅に悪化するため、使用するのが難しくなる。
上記フェノール系樹脂(C)とは、一般には分子量が数百〜数千の熱可塑性樹脂で、天然ゴムや合成ゴムに配合することによって粘着性を付与する樹脂をいい、種々の天然樹脂及び合成樹脂を使用することができる。ここで、フェノール系天然樹脂としては、テルペンフェノール樹脂が挙げられる。一方、フェノール系合成樹脂としては、アルキルフェノールホルムアルデヒド系樹脂及びそのロジン変性体、アルキルフェノールアセチレン系樹脂、変性アルキルフェノール樹脂等が挙げられ、具体的には、p-t-ブチルフェノールアセチレン樹脂である商品名コレシン(OH価=193.4mgKOH/g, BASF社製)が挙げられる。上記フェノール系樹脂(C)の中でも、配合されたゴム組成物の耐摩耗性とグリップ特性の観点から、フェノール系合成樹脂が最も好ましい。
上記フェノール系樹脂(C)の配合量は、上記ゴム成分(A)100質量部に対して10質量部以上であり、フェノール系樹脂(C)の配合量が10質量部未満では、軟化点以降におけるタイヤのグリップ性能を向上させる効果が小さい。
本発明のトレッド用ゴム組成物に用いる可塑剤(D)は、凝固点が-50℃以下であることを要する。該可塑剤(D)は、低温(高周波)時のゴム組成物の弾性率を低下させ、トレッドと路面との真実接触面積を増大させて、粘着摩擦力を向上させ、タイヤのグリップ性能を大幅に向上させる効果を有する。上記可塑剤(D)の凝固点が-50℃を超えると、低温(高周波)時のゴム組成物の弾性率を十分に低下させることができず、トレッドと路面との真実接触面積及び粘着摩擦力を向上させる効果が小さく、タイヤのグリップ性能を十分に向上させることができない。
上記可塑剤(D)としては、リン酸誘導体、セバシン酸誘導体及びアジピン酸誘導体が好ましい。ここで、リン酸誘導体としては、トリ(2-エチルヘキシル)ホスフェート(TOP)、トリブチルホスフェート(TBP)等が挙げられ、セバシン酸誘導体としては、ジ(2-エチルヘキシル)セバケート(DOS)、ジイソオクチルセバケート(DIOS)等が挙げられ、アジピン酸誘導体としては、ジ(2-エチルヘキシル)アジペート(DOA)、ジイソオクチルアジペート(DIOA)等が挙げられ、これら可塑剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記可塑剤(D)の配合量は、上記ゴム成分(A)100質量部に対して10質量部以上であり、10〜50質量部の範囲が好ましく、15〜40質量部の範囲が更に好ましく、20〜30質量部の範囲がより一層好ましい。可塑剤(D)の配合量が10質量部未満では、低温(高周波)時のゴム組成物の弾性率を低下させ、トレッドと路面との真実接触面積及び粘着摩擦力を向上させて、タイヤのグリップ性能を向上させる効果が小さくなる。
本発明のトレッド用ゴム組成物には、上記ゴム成分(A)、充填剤(B)、フェノール系樹脂(C)、可塑剤(D)の他に、ゴム工業界で通常使用される配合剤、例えば、オイル類、老化防止剤、加硫剤、加硫助剤、加硫促進剤、スコーチ防止剤等を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して配合することができる。これら配合剤としては、市販品を好適に使用することができる。なお、上記ゴム組成物は、ゴム成分(A)に、充填剤(B)、フェノール系樹脂(C)及び可塑剤(D)と、必要に応じて適宜選択した各種配合剤とを配合して、混練り、熱入れ、押出等することにより製造することができる。
本発明の空気入りタイヤは、上述のトレッド用ゴム組成物をトレッドゴムとして用いたことを特徴とする。また、該空気入りタイヤは、高速走行重視型の高速競技車用タイヤとして特に好適である。本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物をトレッドゴムとして用いているため、広い温度範囲においてグリップ性能が特に優れている。なお、本発明の空気入りタイヤは、上述のゴム組成物をトレッドに用いる以外特に制限は無く、常法に従って製造することができる。また、該空気入りタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
表1又は表2に示す配合処方に従って、バンバリーミキサーを用いて混練し、タイヤトレッド用ゴム組成物を調製した。得られたトレッド用ゴム組成物に対して、下記の方法でヒステリシスロス特性を評価した。結果を表1及び表2に示す。
(1)ヒステリシスロス特性
各ゴム組成物を加硫して得られた加硫ゴムに対して、レオメトリックス社製粘弾性測定試験機を用いて、動的歪1%の条件下で、50℃におけるtanδを測定し、表1においては比較例1のゴム組成物のtanδを100として指数表示し、表2においては比較例3のゴム組成物のtanδを100として指数表示した。指数値が大きい程、tanδが大きく、グリップ性能に優れることを示す。
次に、上記トレッド用ゴム組成物をトレッドゴムに用いて、サイズ:225/40R18のJYタイヤ(競技用タイヤ)を試作した。得られたタイヤに対して、下記の方法でグリップ特性を評価した。結果を表1及び表2に示す。
(2)実車グリップ特性
上記タイヤを装着した実車により、乾燥したサーキットを実走行して、タイヤのドライグリップ性能を評価した。具体的には、10周目から20週目までの周回タイムの平均値の逆数を求め、表1においては比較例1のタイヤを100として指数表示し、表2においては比較例3のタイヤを100として指数表示した。指数値が大きい程、周回タイムの平均値が小さく、グリップ性能に優れることを示す。
Figure 2005307166
Figure 2005307166
*1 乳化重合SBR, スチレン含有率=35質量%, ビニル結合量=18%, ゴム成分100質量部に対して37.5質量部のアロマ油で油展.
*2 乳化重合SBR, スチレン含有率=45質量%, ビニル結合量=18%, ゴム成分100質量部に対して37.5質量部のアロマ油で油展.
*3 CTAB吸着法による外部表面積=148m2/g, 24M4DBP吸油量=102mL/100g.
*4 富士興産(株)製, 「アロマックス#3」.
*5 大八化学社製, ジ(2-エチルヘキシル)セバケート(DOS), 凝固点=-65℃以下.
*6 大八化学社製, トリ(2-エチルヘキシル)ホスフェート(TOP), 凝固点=-70℃以下.
*7 The C. P. Hall社製, アジピックアシッド ジイソオクチル エステル(DIOA), 凝固点=-60℃.
*8 BASF社製, 「コレシン」, 軟化点=110〜130℃, OH基=193.4mgKOH/g.
*9 C9留分を(共)重合して得られる芳香族系石油樹脂, 新日本石油化学(株)製, 「ネオポリマー140」, 軟化点=145℃.
*10 C9留分を(共)重合して得られる芳香族系石油樹脂, 新日本石油化学(株)製, 「ネオポリマー170S」, 軟化点=160℃.
*11 ヤスハラケミカル(株)製, YSポリスターS145, OH基=100.4mgKOH/g.
*12 N-(1,3-ジメチルブチル)-N'-フェニル-p-フェニレンジアミン.
*13 1,3-ジフェニルグアニジン.
*14 ジベンゾチアジルジサルファイド.
表1から、フェノール系樹脂(C)と可塑剤(D)とを併用した実施例1のゴム組成物及びタイヤは、フェノール系樹脂(C)及び可塑剤(D)の併用による相乗効果により、可塑剤(D)を配合した比較例1のゴム組成物及びタイヤ、並びにフェノール系樹脂(C)を配合した比較例2のゴム組成物及びタイヤに比べて、ヒステリシスロス及び実車グリップ性能が大きく向上していることが分る。
また、表2の比較例3の結果から、可塑剤(D)の配合量を10質量部以上にする必要があることが分る。更に、実施例2〜4の結果から、凝固点が本発明で規定する上限を満たす種々の可塑剤(D)と、軟化点及びOH価が本発明で規定する範囲を満たすフェノール系樹脂(C)とを用いて、タイヤのグリップ性能を大幅に改善できることが分る。なお、C9系芳香族樹脂を含むものの、フェノール系樹脂(C)を含まない比較例4〜7のタイヤは、実施例2〜4のタイヤに比べ、実車グリップ性能の向上幅が小さいことが分る。また、OH価が180未満のフェノール系樹脂を含む比較例8のタイヤは、比較例3のタイヤに比べ実車グリップ性能が向上していなかった。

Claims (8)

  1. ゴム成分(A)100質量部に対して、充填剤(B)30〜200質量部と、軟化点が110〜150℃で且つOH価が180以上であるフェノール系樹脂(C)10質量部以上と、凝固点が-50℃以下の可塑剤(D)10質量部以上とを配合してなるトレッド用ゴム組成物。
  2. 前記ゴム成分(A)は、スチレン含有率が20〜70質量%のスチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含むことを特徴とする請求項1に記載のトレッド用ゴム組成物。
  3. 前記可塑剤(D)が、リン酸誘導体、セバシン酸誘導体及びアジピン酸誘導体からなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載のトレッド用ゴム組成物。
  4. 前記フェノール系樹脂(C)がフェノール系合成樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のトレッド用ゴム組成物。
  5. 前記充填剤(B)がカーボンブラックを含むことを特徴とする請求項1に記載のトレッド用ゴム組成物。
  6. 前記充填剤(B)が、シリカ及び/又は下記一般式(I):
    wM・xSiOy・zH2O ・・・ (I)
    (式中、Mは、アルミニウム、マグネシウム、チタン、カルシウム、及びジルコニウムからなる群から選ばれる金属、これらの金属の酸化物又は水酸化物、及びそれらの水和物、又はこれらの金属の炭酸塩から選ばれる少なくとも一種であり;w、x、y及びzは、それぞれ1〜5の整数、0〜10の整数、2〜5の整数及び0〜10の整数である)で表される無機化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載のトレッド用ゴム組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のトレッド用ゴム組成物をトレッドゴムとして用いた空気入りタイヤ。
  8. 高速競技車用タイヤであることを特徴とする請求項7に記載の空気入りタイヤ。
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