JP2005306446A - ラベル印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラベル用紙の種類や環境条件の変化に対応して効率良くラベルを剥離できる、ラベル印刷装置を提供する。
【解決手段】 ラベル印刷装置1は、複数のラベル7を所定間隔で台紙8に貼着したラベル用紙10に印刷を行い、その後、ラベル7を台紙8から剥離させて発行する。ラベル印刷装置1は、ラベル7を台紙8から剥離させるラベル剥離機構20を備え、ラベル用紙10に関するラベル用紙情報を入力する入出力インタフェイス47と、ラベル用紙情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御する剥離制御部41とを備える。また、ラベル印刷装置1は、ラベル剥離機構20近傍の温度湿度状態を検出する温度検出器56及び湿度検出器57を備え、剥離制御部41は、検出された温度湿度情報に基づいてラベル剥離機構20の動作を制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数のラベルを台紙に貼付けたラベル用紙に印刷を行い、印刷したラベルを台紙から剥して発行するラベル印刷装置に関する。
従来、複数のラベルを台紙に貼付けた長尺のラベル用紙を搬送し、ラベル用紙上の各ラベルに印刷機構で画像形成(印刷)を行った後、ラベルを台紙から剥離させて発行するラベル印刷装置が知られている。この種の装置におけるラベル剥離機構としては、台紙を反ラベル方向(ラベル貼着面と反対面側の方向)に急角度で屈曲させ、ラベルの剛性を利用して、ラベルを台紙から剥離させるものが知られている。
ラベルは使用目的によって様々なものがあり、その剛性も様々である。従って、台紙が屈曲されたときにラベルに生ずる剥離力は、ラベルの種類や厚さなどによって異なっている。また、ラベルを貼付けるための粘着剤も用途によって様々なものがあり、その粘着力も様々である。従って、粘着剤の台紙への粘着力で決まる、ラベルが台紙から剥離されるときの剥離抗力も、ラベルによって異なっている。
このようなラベルを扱うラベル剥離機構においては、剛性が小さいラベルや粘着力が強い粘着剤を使用したラベルは、台紙を反ラベル方向に急角度で屈曲させても、ラベルが台紙から剥離されない場合があった。そこで、より確実に台紙からラベルを剥離すために、予め予備的にラベルを剥離する工程を設けた装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、ラベルが台紙から剥れたことを検出器で検出し、剥れていない場合には、再度剥離動作を行う装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−253219号公報 特開2002−326615号公報
しかしながら、様々なラベルに対応するためには、剛性が小さく、粘着力が強い粘着剤を用いた難剥離性のラベルに対応できるように剥離動作を設定しなければならない。そのため、容易に剥離するラベル用紙を使用する場合であっても、難剥離性のラベルと同様の剥離動作を実施しており、ラベルの印刷発行に要する時間の増大を招いていた。
また、ラベルの剛性や、粘着剤の粘着性は、温度や湿度などの環境条件によって異なっており、同一のラベルであっても、そのときの周辺の環境条件によって被剥離特性が大きく変動する場合がある。そのため、容易に剥離する環境であっても、難剥離性のラベルに対応する環境と同様の剥離動作を実施しなければならず、ラベルの印刷発行に要する時間の増大を招いていた。さらに、例えば高温高湿環境のような一部の特定環境条件の場合のみ剥離が困難なラベルについて、どんな環境条件においても剥離させる必要から、当該特定環境条件でない環境においても当該ラベルを使用できないという課題もあった。
そこで、本発明は、ラベル用紙の種類や環境条件の変化に対応して効率良くラベルを剥離できる、ラベル印刷装置を提供することを目的とする。
本発明によるラベル印刷装置は、複数のラベルを所定間隔で台紙に貼着したラベル用紙に印刷を行い、ラベルを台紙から剥離させて発行する印刷装置であって、ラベルを台紙から剥離させるラベル剥離機構と、ラベル用紙に関するラベル用紙情報を入力する入力手段と、ラベル用紙情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御する剥離制御部とを備える。
本発明の構成によれば、剥離制御部は、入力手段を介して入力されたラベル用紙情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御するため、ラベル剥離機構の動作を、使用するラベル用紙に合致した適切な動作にすることができる。従って、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるラベル剥離機構の動作条件を、用紙の特性にあわせて選択することができる。
この場合、ラベル印刷装置は、ラベル剥離機構近傍の環境状態を検出する環境検出手段をさらに備え、剥離制御部は、ラベル用紙情報とともに、環境検出手段で検出された環境情報に基づいてラベル剥離機構の動作を制御することが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、ラベル用紙情報及び検出された環境情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御するため、ラベル剥離機構の動作を、ラベル用紙情報及び環境状態に適応した適切なものとすることができる。従って、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるとともに、効率的にラベル剥離機構を動作させることができるラベル剥離機構の動作条件を、ラベル用紙の特性及び環境条件に合わせて選択することができる。
本発明によるラベル印刷装置は、複数のラベルを所定間隔で台紙に貼着したラベル用紙に印刷を行い、ラベルを台紙から剥離させて発行する印刷装置であって、ラベルを台紙から剥離させるラベル剥離機構と、ラベル剥離機構近傍の環境状態を検出する環境検出手段と、環境検出手段で検出された環境情報に基づいてラベル剥離機構の動作を制御する剥離制御部とを備える。
本発明の構成によれば、剥離制御部は、検出された環境情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御するため、ラベル剥離機構の動作を、環境状態に適応した適切なものとすることができる。従って、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるとともに、効率的にラベル剥離機構を動作させることができるラベル剥離機構の動作条件を、環境条件に合わせて選択することができる。
この場合、ラベル印刷装置に備えられた環境検出手段は、温度検出器である、ことが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、検出された環境温度情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御するため、剥離機構の動作を、環境温度に適応した適切なものとすることができる。従って、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるとともに、効率的にラベル剥離機構を動作させることができるラベル剥離機構の動作条件を、環境温度に合わせて選択することができる。
この場合、ラベル印刷装置に備えられた環境検出手段は、湿度検出器である、ことが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、検出された環境湿度情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御するため、剥離機構の動作を、環境湿度に適応した適切なものとすることができる。従って、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるとともに、効率的にラベル剥離機構を動作させることができるラベル剥離機構の動作条件を、環境湿度に合わせて選択することができる。
この場合、ラベル印刷装置に備えられた環境検出手段は、温度検出器及び湿度検出器である、ことが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、検出された環境温度及び湿度情報に基づき、ラベル剥離機構の動作を制御するため、剥離機構の動作を、環境温度及び湿度に適応した適切な動作にすることができる。従って、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるとともに、効率的にラベル剥離機構を動作させることができるラベル剥離機構の動作条件を、環境温度及び湿度に合わせて選択することができる。
この場合、剥離制御部は、ラベル剥離機構のラベル送り速度を制御することが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、ラベル用紙情報及び検出された環境情報又はラベル用紙情報と検出された環境情報とのいずれか一方に基づき、ラベル剥離機構のラベル送り速度を制御する。そのため、剥離機構のラベル送り速度を、ラベル用紙や環境状態に適応した適切なラベル送り速度にすることができる。ラベル送り速度はラベル剥離を確実に実行するためには、遅い方が好ましい。一方、ラベル送り速度は、ラベル剥離の効率を上げるためには、速い方が好ましい。剥離制御部が、ラベル用紙や検出された環境情報に基づき、ラベル剥離機構のラベル送り速度を制御することにより、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるとともに、よりラベル剥離効率の高いラベル送り速度でラベル剥離を実施することができる。
この場合、剥離制御部は、ラベルの先端部が台紙から剥離されるときと、ラベルの先端部以外の部分が台紙から剥離されるときで、ラベル剥離機構のラベル送り速度を変化させることが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、剥離し難いラベル先端部分とそれ以外の部分とで、ラベル送り速度を変えるため、ラベル先端部分に比べて剥離し易い部分が剥離されるときの送り速度を速くすることができる。これにより、ラベル発行の時間を短縮することができる。
この場合、剥離制御部は、ラベル用紙情報及び環境情報に基づくラベルを剥離可能な剥離動作条件が成立しないときには、剥離動作を実施しないことが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、ラベル用紙情報と環境情報とから、適切なラベル剥離機構の動作が成立しない場合には、ラベル剥離動作を中止する。ラベル剥離動作の中止に伴い、ラベル印刷も中止される。従って、ラベル発行ができない状態でのラベル印刷を抑制することができる。また、ラベル剥離失敗確率の高い環境ではラベル印刷が停止されるため、一部の環境でのみラベル剥離失敗確率が高い用紙であっても、ラベル剥離失敗印刷の可能性が殆どなく使用することができる。
この場合、剥離制御部は、ラベル用紙情報及び環境情報に基づくラベルを剥離可能な剥離動作条件が成立しないときには、警告を出すことが好ましい。
この構成によれば、剥離制御部は、ラベル用紙情報と環境情報とから、適切なラベル剥離機構の動作が成立しない場合には、ラベル剥離不可の可能性大の警告を出す。従って、ラベル剥離発行を伴うラベル印刷ができない状態であることを印刷装置の操作者に認識させることができる。それによって、操作者に、例えばラベル印刷を中止する、或はラベル剥離発行ができないことを許容してラベル印刷を実行する等の適切な対応を促すことができる。
以下に、添付の図面を参照して、本発明に係るラベル印刷装置の一実施形態であるラベル印刷装置について説明する。
(第1の実施形態)
図1はラベル印刷装置の外観斜視図であり、図2はその内部構成を示す概略断面図であり、図3はそのラベル剥離機構を示す拡大部分断面図である。本例のラベル印刷装置1は、全体として縦長の直方体形状をした装置筐体2を備え、その前面部分2aには、上側にラベル発行口3が形成され、その下側に台紙排出口4が形成されている。また、前面部分2aには、電源スイッチなどの操作部5(図4参照)を操作するための操作ボタン5sと、ラベル印刷装置1の状態を表示する表示部6が設けられている。本実施形態における表示部6は、発光ダイオード6aで構成されている。
図2に示すように、装置筐体2の内部には、その下半部分にラベル用紙装填部が形成されている。ラベル用紙装填部にはラベル用紙10がロール状に巻かれたものが装填されている。ラベル用紙10は、幅が一定であって長尺の台紙8の表面に長方形のラベル7が一定間隔で貼り付けられている。
ロール状のラベル用紙10から繰り出されるラベル7付きの台紙8は、搬送路11を通って、サーマルヘッド12とプラテンローラ14の間に導かれる。プラテンローラ14はサーマルヘッド12の印字面に押圧されており、当該サーマルヘッド12の印字位置を規定している。ラベル用紙10は、サーマルヘッド12とプラテンローラ14とに挟まれて押圧されており、プラテンローラ14が回転することによって、搬送される。ラベル用紙10は、搬送されることによって、サーマルヘッド12に対して相対的に移動する。移動するラベル用紙10に、サーマルヘッド12によって選択的に熱を加えることにより、台紙8の表面8aに貼り付けられているラベル7に印字が行われる。
サーマルヘッド12とプラテンローラ14との間から引き出された台紙8は、全体として鋭角に折れ曲がっている台紙屈曲用ガイド21を備えたラベル剥離機構20を経由して搬送される。ラベル剥離機構20によって、台紙8の表面8aに貼り付いている印字後のラベル7が台紙8から剥離して、ラベル発行口3から発行される。
一方、ラベル7が剥離された後の台紙8は、台紙屈曲用ガイド21によって鋭角に屈曲された搬送経路に沿って搬送される。プラテンローラ14におけるサーマルヘッド12とは反対側の外周側の位置には、ラベル剥離機構20の構成部品であるピーラーローラ22がプラテンローラ14の外周面部分に押圧されている。台紙8は、ピーラーローラ22とプラテンローラ14とに挟まれて押圧されており、プラテンローラ14が回転することによって、搬送される。台紙屈曲用ガイド21によって鋭角に屈曲された台紙8は、プラテンローラ14およびピーラーローラ22の間から、当該ピーラーローラ22の外周面に沿ってプリンタ前面側に導かれて、台紙排出口4からプリンタ前方に排出される。
次に、図2、3を参照して、印字後のラベル7を台紙8から剥離するラベル剥離機構20を説明する。ラベル剥離機構20の台紙屈曲用ガイド21は、先端部分に凸円弧面からなる小さな曲率半径の屈曲面21aが形成されており、この屈曲面21aにおける台紙搬送方向の上流側の端21bには、平坦な上流側ガイド面21cが滑らかに連続している。同様に、屈曲面21aにおける台紙搬送方向の下流側の端21dにも、平坦な下流側ガイド面21eが滑らかに連続している。
この構成のラベル剥離機構20によるラベル7の剥離動作を説明する。ラベル7が表面に貼り付いている台紙8がサーマルヘッド12とプラテンローラ14の間を通って搬送される間に、白紙状態のラベル7の表面に所定の情報が印字されてラベルが作成される。これらの間を通過した台紙8は、まず、台紙屈曲用ガイド21の上流側ガイド面21cと台紙押さえ26の間を通り、台紙押さえ26によって台紙裏面側に僅かに湾曲させられた状態を経て、屈曲面21aに向けて搬送される。台紙押さえ26によって裏面側に湾曲させられるので、ラベル7が貼り付いている台紙8は、台紙屈曲用ガイド21の上流側ガイド面21cから浮き上がることなく当該上流側ガイド面21cに沿って搬送される。
台紙押さえ26の下流側には、上流側台紙押さえガイド23が配置されており、そのガイド面23aと上流側ガイド面21cの隙間は台紙8およびラベル7の合計厚さよりも僅かに大きい程度の狭い隙間となっている。また、上流側台紙押さえガイド23のガイド面23aは屈曲面21aの上流側部分にオーバラップする状態になっている。よって、ラベル7が貼り付いている台紙8は、上流側台紙押さえガイド23のガイド面23aから浮き上がることなく、当該ガイド面23aに沿って屈曲面21aに搬送される。
屈曲面21aは曲率半径の小さな凸円弧面であり、台紙8はこの屈曲面21aに沿って鋭角に屈曲された状態で搬送される。この結果、ラベル7は、それ自体の腰の強さによって、台紙8から先端部分が剥がれてそれまでと同一方向に送り出される。台紙8は屈曲面21aに沿って、下流側ガイド面21eと、これに対峙している下流側台紙押さえガイド24のガイド面24aの間に案内され、ここから、下流側ガイド面21eと動力伝達ローラ29の間を経て、プラテンローラ14およびピーラーローラ22の間を通り、台紙排出口4から排出される。
一方、屈曲面21aにおいて台紙8から剥がれ始めたラベル7の送り出し側には、ラベル送り出しローラ27が配置されている。ラベル送り出しローラ27は、搬送される台紙8と連れ回りしている動力伝達ローラ29によって、ラベル送り出し方向に回転駆動されている。したがって、台紙8から剥がれ始めたラベル7の先端部分がラベル送り出しローラ27に乗ると、ラベル7が当該ラベル送り出しローラ27によって台紙8とは異なる方向であるラベル発行口3の方向に送り出される。よって、屈曲面21aによって先端部分が剥がれ始めたラベル7は、剥離動作が中断することなくそのまま継続されて、ラベル7と連れ回りするラベルガイドローラ28によってラベル発行口3に案内される。
次に、上記したような構成を有する端末装置を駆動するための電気的構成について説明する。図4は、ラベル印刷装置の電気的構成を示す電気構成ブロック図である。剥離制御部41は、ラベル剥離機構20の動作を統括管理するものであり、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)42と、各種情報を記憶するメモリすなわち情報記憶媒体であるRAM(Random Access Memory)43aとROM(Read Only Memory)43bとを有している。これらはデータバス44を介してそれぞれ互いに電気的に接続されている。CPU42は、また、データバス44及び入出力インタフェイス47を介してホストコンピュータ48と、電気的に接続されている。
ラベル印刷装置1の印刷機構部51は、印刷機構駆動回路52及びデータバス44を介してCPU42に接続されている。印刷機構部51の一つであるプラテンローラモータ53は、ローラモータ駆動回路54及びデータバス44を介してCPU42に接続されている。また、温度検出器56及び湿度検出器57は、インタフェイス(図示省略)を介してCPU42に接続されている。上記した、操作部5は、インタフェイス(図示省略)及びデータバス44を介してCPU42に接続されている。また、上気した表示部6(本実施形態においては発光ダイオード6a)はダイオード駆動回路6dを介してCPU42に接続されている。
印刷データが入出力インタフェイス47を介してホストコンピュータ48から入力されるとRAM43a内の受信バッファに格納され、CPU42はこのデータを解読し、印刷を実行する。例えば、印刷データが文字データであれば、CPU42は、データコードに対応した文字パターンをROM43bから読みだし、印刷機構駆動回路52を介して各印刷機構部51を駆動し印刷を実行する。
なお、本実施形態では、各機能をCPU42を用いてソフトウエア的に実現することにしたが、上記の各機能が演算装置を用いない単独の電子回路によって実現できる場合には、そのような電子回路を用いることができる。
次に、上記したような構成のラベル印刷装置1においてラベル用紙10のラベル7に印刷し、ラベル7を台紙8から剥離させて発行する過程を説明する。まず、ラベル用紙10における台紙8に対するラベル7の被剥離特性について説明する。図5は、ラベル用紙10の粘着剤の剥離力の測定結果の一例である。必要な剥離力の大きさに影響を与える要素として、湿度の影響が顕著であり、特に高湿の場合、大きな剥離力が必要である。また、温度に関しては、高温側の方が、大きな剥離力が必要である。さらに、同一の温度湿度であっても、剥離速度を小さくすることによって、必要な剥離力が小さくなり、ラベル7を剥離し易くなる。
図5に示したような剥離力の測定結果などに基づいて、ラベル印刷装置1においてラベル用紙10のラベル7に印刷し、ラベル7を台紙8から剥離させて発行する場合のラベル発行速度を予め決定する。剥離失敗の確率を低減するためにはラベル発行速度は遅いことが好ましいが、ラベル発行速度が遅いと、ラベル印刷処理に時間がかかり好ましくない。従って、ラベル発行速度は、剥離失敗の確率が増加しない範囲で最速の速度に決定する。ここで、ラベル発行速度とは、ラベル7を台紙8から剥離させてラベル7を単独で発行する速度であり、ラベル7を台紙8から剥離させる剥離速度である。より具体的には、ラベル7の先端部分が上記したラベル剥離機構20の屈曲面21a付近を通過するときのラベル用紙10の搬送速度である。
図6は、ラベル用紙に対応したラベル発行速度のテーブルの一例である。ラベル用紙10の一例である用紙A及び用紙Bについて、各温度湿度に対応した適切なラベル発行速度が示されている。図の中で速度が0とは、ラベル剥離機構20によるラベル7の剥離は困難で、剥離が適切に行われない可能性があり、ラベル剥離機構20によるラベル7の剥離は実施しないことが好ましいことを示している。
また、図7は、ラベル発行速度のタイムチャートである。図7のグラフにおいて、ラインaは、該当するラベル用紙10の最大ラベル発行速度の場合であり、ラインbは、最大ラベル発行速度以外のラベル発行速度(以降、総称して適用ラベル発行速度と表記する)の場合である。最大ラベル発行速度の場合は、終始、最大ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送する。適用ラベル発行速度の場合は、最初該当する適用ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送し、途中から最大ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送する。より詳しくは、例えば、剥離されたラベル7の先端がラベル送り出しローラ27に到達したところで、適用ラベル発行速度から最大ラベル発行速度に切換える。ラベル7の先端がラベル送り出しローラ27に到達すると、ラベル送り出しローラ27によってラベル7に搬送力が加えられ、ラベル7は、ラベル発行口3の方向に送られる。即ち、ラベル送り出しローラ27は、ラベル7をラベル7が台紙8から剥離される方向に搬送し、ラベル7を台紙8から剥離させる。そのため、ラベル発行速度を速くしても、ラベル剥離は支障なく実施できる。
図8は、ラベル印刷発行過程を示すフローチャートである。ラベル印刷装置1においてラベル用紙10のラベル7に印刷し、ラベル7を台紙8から剥離させて発行する過程を示している。図8のラベル印刷発行過程を実施する前に、図6に示したようなラベル用紙に対応したラベル発行速度のテーブルを、予めラベル印刷装置1に入力し、記憶させておく。なお、以降、ラベル用紙に対応したラベル発行速度のテーブルを速度テーブルと表記する。
ラベル印刷装置1の電源が入った状態では、ラベル印刷装置1は待機状態となっている(ステップS1)。次の、ステップS2では、ホストコンピュータ48から印刷を指示する印刷コマンドを受信したか否かを判定する。印刷コマンドを受信していない場合(ステップS2でNO)は、ステップS1に戻り、ステップS1の待機状態を維持する。
印刷コマンドを受信した場合(ステップS2でYES)は、ステップS3に進む。なお、ホストコンピュータ48からは、印刷コマンドと一緒に、印刷内容である印刷データが送られてくる。印刷データには、印刷媒体であるラベル用紙10のラベル用紙情報も含まれている。ラベル用紙情報は、例えばラベル用紙の名称や品番などであって、予め記憶されている複数の速度テーブルの中から、対応する速度テーブルを特定できる情報である。ステップS3では、予め記憶されている複数の速度テーブルの中から、ラベル用紙情報に基づいて、対応する速度テーブルを選択する。この場合、入出力インタフェイス47がラベル用紙情報を入力する入力手段に相当する。
次に、ステップS4では、温度検出器56から周囲の温度情報を取得する。次に、ステップS5では、湿度検出器57から周囲の湿度情報を取得する。
次に、ステップS6では、ステップS3で選択した速度テーブルにおいて、ステップS4及びステップS5で取得した温度湿度情報の温度湿度に対応する剥離動作を選択する。本実施形態においては、選択する剥離動作は、ラベル発行速度である。
次に、ステップS7では、温度湿度に対応する剥離動作、即ち適切なラベル発行速度を選択したか否かを判定する。対応するラベル発行速度が選択されていた(ステップS7でYES)場合は、ステップS11に進む。
ステップS11では、ラベル7に印刷を実行する。より詳細には、ラベル用紙10が、プラテンローラ14によって搬送され、サーマルヘッド12に対して相対的に移動し、サーマルヘッド12によってラベル7に印刷が行われる。
次に、ステップS12では、ラベル7を、台紙8から剥離し、発行する。より詳細には、選択されたラベル発行速度で、ラベル用紙10が、プラテンローラ14によって搬送され、ラベル剥離機構20を通過する。このとき、台紙8は屈曲面21aに沿って鋭角に屈曲された状態で搬送され、ラベル7は、それ自体の腰の強さ(剛性)によって、台紙8から先端部分が剥がれてそれまでと同一方向に送り出される。ラベル7は、台紙8から剥離され、ラベル発行口3に案内され、発行される。なお、選択されたラベル発行速度が、最大ラベル発行速度以外のラベル発行速度である適用ラベル発行速度の場合は、最初該当する適用ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送し、途中から最大ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送する。また、図2及び図3に示したように、サーマルヘッド12と屈曲面21aとは近接して設けられており、ラベル7の終端までステップS11が終了する前に、ラベル7の先端ではステップS12が開始する場合もある。この場合には、ラベル印刷速度は、ラベル発行速度に合わせる。
ステップS12が終了すると、1回の印刷コマンドに対応したラベル印刷発行動作が終了し、再びステップS1の待機状態に戻る。
ステップS7で、対応するラベル速度が0の場合、即ち対応する適切なラベル発行速度が選択されていない(ステップS7でNO)場合は、ステップS21に進む。この場合は、温度湿度に対応した、ラベル剥離が適切に実施できる、ラベル発行速度がない場合であると判断し、ステップS21で、ラベル剥離が困難であるという警告を表示し、警告に対する応答待ち状態に入る。詳細には、警告信号をホストコンピュータ48に送り、ホストコンピュータ48の表示装置に「ラベル剥離できません。ラベル発行なしで印刷を続行しますか。」というメッセージを表示する。
次に、ステップS22では、警告に対応して、ホストコンピュータ48から印刷続行の指令があったか否かを判定する。印刷続行の指令がない場合(ステップS22でNO)は、ステップS23に進む。
ステップS23では、警告に対応して、ホストコンピュータ48から印刷中止の指令があったか否かを判定する。印刷中止の指令がない場合(ステップS23でNO)は、警告に対する応答がない場合であり、ステップS21に戻り、応答待ち状態を維持する。印刷中止の指令があった場合(ステップS23でYES)は、ステップS24で印刷の実施を中止し、再びステップS1の待機状態に戻る。
ステップS22で、印刷続行の指令があった場合(ステップS22でYES)は、ステップS25に進む。ステップS25では、ラベル7に印刷を実行し、最大ラベル発行速度に相当する送り速度(本実施形態の用紙Bの場合は100mm/s)で、ラベル7を台紙8から剥離し発行する位置までラベル用紙10を搬送する。この場合、ラベル7は剥離せず、ラベル発行は行われない可能性が高いが、ラベル7が剥離されることもあり得る。
ステップS25が終了すると、1回の印刷コマンドに対応したラベル剥離不可の場合のラベル印刷動作が終了し、再びステップS1の待機状態に戻る。
なお、印刷されて台紙8に付いたままのラベル7を台紙8から剥すのは手作業で行う。例えば、順次ラベル7に印刷を行い、順次搬送されたラベル7が台紙排出口4から台紙8と共に出てきてところでラベル7を台紙8から剥す。また、例えば、ホストコンピュータ48から用紙送り信号を送り、剥すラベル7が台紙排出口4から台紙8と共に出て来るまでラベル用紙10を搬送し、出てきてところでラベル7を台紙8から剥す。次に、ホストコンピュータ48から用紙戻し信号を送り、次に印刷されるラベル7が待機位置に戻るように、ラベル用紙10を逆方向に搬送する。
この第1の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)ラベル用紙に対応したラベル発行速度のテーブル(速度テーブル)を、予めラベル印刷装置1に入力し、記憶させておき、ホストコンピュータ48からの印刷指令に含まれる用紙情報に対応する速度テーブルから、ラベル発行速度を選択する。従って、印刷媒体のラベル用紙に適合したラベル発行速度で、ラベル印刷装置1のラベル剥離機構20を動作させることができる。
(2)ラベル用紙に対応したラベル発行速度のテーブル(速度テーブル)を、予めラベル印刷装置1に入力し、記憶させておき、周囲の温度と湿度との情報を取得し、取得した情報の温度湿度に対応するラベル発行速度を速度テーブルから選択する。従って、ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるとともに、迅速にラベル発行ができる適切なラベル発行速度を温度湿度条件に合わせて選択することができる。
(3)選択されたラベル発行速度が、最大ラベル発行速度以外のラベル発行速度である適用ラベル発行速度の場合は、最初該当する適用ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送し、途中から最大ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送する。そのため、ラベル先端部分に比べて剥離し易いその他の部分が剥離されるときの送り速度を速くすることができる。ラベル剥離の失敗の確率を低減することができるラベル送り速度でラベル剥離を実行するとともに、ラベル発行の時間を短縮することができる。
(4)温度湿度に対応したラベル剥離を適切に実施できるラベル発行速度がない場合には、ラベル剥離が困難であるという警告を表示し、警告に対する応答待ち状態に入る。従って、ラベル発行ができない状態でのラベル印刷を抑制することができる。さらに、警告に対する操作者の応答に従って、ラベル発行なしの印刷実施または印刷中止の処置をとる。従って、ラベル発行ができない状態であっても、次善の方法を選択して実行することができる。
さらに、図6(b)の用紙Bのような場合、湿度70〜90%、温度35〜45℃環境で適切なラベル発行速度が設定できない。そのため、湿度0〜70%、温度35〜45℃環境及び湿度70〜90%、温度5〜45℃環境では使用できるにもかかわらず、使用可能範囲は、湿度0〜70%、温度5〜35℃環境に制限されてしまう。本実施例においては、湿度70〜90%、温度35〜45℃環境では警告を出して対応することができ、使用可能範囲を、湿度0〜90%、温度5〜45℃環境に広げることができる。従って、ラベル印刷装置1の保証環境が湿度0〜90%、温度5〜45℃環境の場合、本実施形態を適用することにより、用紙Bを、ラベル印刷装置1の適合用紙とすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係るラベル印刷装置の第2の実施形態であるラベル印刷装置について説明する。本実施形態のラベル印刷装置は、ラベル印刷装置としては第1の実施形態で説明したラベル印刷装置1と基本的に同一のものである。第1の実施形態とは異なる、ラベル印刷発行過程についてのみ説明する。
図9は、ラベル印刷発行過程を示すフローチャートである。ラベル印刷装置1においてラベル用紙10のラベル7に印刷し、ラベル7を台紙8から剥離させて発行する過程を示している。図9のラベル印刷発行過程を実施する前に、図6に示したような速度テーブルを、予めラベル印刷装置1に入力し、記憶させておく。
ラベル印刷装置1の電源が入ると、ステップS31で、予め記憶されている速度テーブルの中から、ラベル用紙情報に基づいて、対応する速度テーブルを選択する。ラベル用紙情報は、ラベル印刷装置1のディップスイッチで設定されている。
次に、ステップS32では、温度検出器56から周囲の温度情報を取得する。次に、ステップS33では、湿度検出器57から周囲の湿度情報を取得する。
次に、ステップS34では、ステップS31で選択した速度テーブルにおいて、ステップS32及びステップS33で取得した温度湿度情報の温度湿度に対応する剥離動作を選択する。本実施形態においては、選択する剥離動作は、ラベル発行速度である。
次に、ステップS35では、温度湿度に対応する剥離動作、即ちラベル発行速度を選択したか否かを判定する。対応するラベル発行速度が選択されていた(ステップS35でYES)場合は、ステップS36に進む。ステップS36は、待機状態である。
次に、ステップS37では、ホストコンピュータ48から印刷を指示する印刷コマンドを受信したか否かを判定する。印刷コマンドを受信していない場合(ステップS37でNO)は、ステップS40に進む。
ステップS40では、待機状態が所定の時間以上継続しているか否かを判定する。待機状態が所定の時間に満たない場合(ステップS40でNO)は、ステップS36に戻り、ステップS36の待機状態を維持する。
待機状態が所定の時間を超えた場合(ステップS40でYES)は、ステップS31に戻り、再度ステップS31からステップS34を実行し、改めてラベル発行速度を選択する。
ステップS37で、印刷コマンドを受信した場合(ステップS37でYES)は、ステップS38に進む。ステップS38では、ラベル7に印刷を実行する。次に、ステップS39では、ラベル7を、台紙8から剥離し、発行する。より詳細には、ラベル用紙10が、選択されたラベル発行速度で、プラテンローラ14によって搬送され、ラベル剥離機構20を通過する。なお、選択されたラベル発行速度が、最大ラベル発行速度以外のラベル発行速度である適用ラベル発行速度の場合は、まず該当する適用ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送し、途中から最大ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送する。また、図2及び図3に示したように、サーマルヘッド12と屈曲面21aとは近接して設けられており、ラベル7の終端までステップS38が終了する前に、ラベル7の先端ではステップS39が開始する場合もある。この場合には、ラベル印刷速度は、ラベル発行速度に合わせる。
ステップS39が終了すると、1回の印刷コマンドに対応したラベル印刷発行動作が終了し、ステップS40に進み、その後、上記したように、ラベル発行速度の再選択(ステップS31からステップS35)の実施または待機状態(ステップS36)となる。
ステップS35で、対応するラベル速度が0の場合、即ち対応する適切なラベル発行速度が選択されていなかった場合(ステップS35でNO)は、ステップS41に進む。この場合は、温度湿度に対応したラベル剥離が適切に実施できるラベル発行速度がない場合であると判断し、ステップS41で、ラベル剥離が困難であるという警告を表示し、警告に対する応答待ち状態に入る。
次に、ステップS42では、ホストコンピュータ48から印刷を指示する印刷コマンドを受信したか否かを判定する。印刷コマンドを受信していない場合(ステップS42でNO)は、ステップS43に進む。
ステップS43では、警告発信している状態が所定の時間以上継続しているか否かを判定する。警告発信状態が所定の時間に満たない場合(ステップS43でNO)は、ステップS41に戻り、ステップS41の警告に対する応答待ち状態を維持する。
待機状態が所定の時間を超えた場合(ステップS43でYES)は、ステップS31に戻り、再度ステップS31からステップS34を実行し、改めてラベル発行速度を選択する。
ステップS42で、印刷コマンドを受信した場合(ステップS42でYES)は、ステップS44に進む。ステップS44では、警告に対応して、ホストコンピュータ48から印刷続行の指令があったか否かを判定する。印刷続行の指令がない場合(ステップS44でNO)は、ステップS45に進む。
ステップS45では、警告に対応して、ホストコンピュータ48から印刷中止の指令があったか否かを判定する。印刷中止の指令がない場合(ステップS45でNO)は、警告に対する応答がない場合であり、ステップS44に戻り、応答待ち状態を維持する。
印刷中止の指令があった場合(ステップS45でYES)は、ステップS46で印刷の実施を中止し、ステップS43に進む。上記したように、ステップS43では、警告発信している状態が所定の時間以上継続しているか否かを判定する。そして、ステップS41の警告に対する応答待ち状態を維持するか、ステップS31に戻り、再度ステップS31からステップS34を実行し、改めてラベル発行速度を選択する。
ステップS44で、印刷続行の指令があった場合(ステップS44でYES)は、ステップS47に進む。ステップS47では、ラベル7に印刷を実行し、最大ラベル発行速度に相当する送り速度(本実施形態の用紙Bの場合は100mm/s)で、ラベル7を台紙8から剥離し発行する位置までラベル用紙10を搬送する。この場合、ラベル7は剥離せず、ラベル発行は行われない可能性が高いが、ラベル7が剥離されることもあり得る。
ステップS47が終了すると、1回の印刷コマンドに対応したラベル剥離不可の場合のラベル印刷動作が終了し、ステップS40に進み、その後、上記したように、ラベル発行速度の再選択(ステップS31からステップS35)の実施または待機状態(ステップS36)となる。
なお、印刷されて台紙8に付いたままのラベル7を剥すのは、第1の実施形態と同様に、手作業で行う。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(1)適切なラベル発行速度を選択した状態で印刷コマンドを受信するため、印刷コマンドを受信してからの応答時間を短縮することができる。
(2)所定時間が経過する毎に、新に温度情報と湿度情報とを取得し、ラベル発行速度を選択し直すため、環境状態の変化に追従して、適切なラベル発行速度を選択することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係るラベル印刷装置の第3の実施形態であるラベル印刷装置について説明する。本実施形態のラベル印刷装置は、ラベル印刷装置としては第1の実施形態で説明したラベル印刷装置1と基本的に同一のものである。第1の実施形態とは異なる、ラベル印刷発行過程について説明する。
本実施形態において、剥離動作は、これを決める条件としてラベル発行速度とラベル待機位置とを含んでいる。ここでラベル待機位置とは、ラベル印刷装置1が待機状態の場合に、次に印刷されるラベル7が在る位置である。図6に示したような速度テーブルに加え、速度テーブルと同様のラベル待機位置テーブルを予め作成しておく。ラベル待機位置テーブルは、図6に示した速度テーブルと同様のテーブルであって、速度テーブルにおけるラベル発行速度に代わって、適切なラベル待機位置が設定されている。
第1の実施形態及び第2の実施形態におけるラベル待機位置は、印刷開始位置であって、その位置にあるラベル7の先端が、サーマルヘッド12のラベル用紙10の搬送方向上流側の直近に在るような位置である。以降、上記した印刷開始位置を第1ラベル待機位置と表記する。他のラベル待機位置として、第2ラベル待機位置を設定する。第2ラベル待機位置は、その位置にあるラベル7の先端が、図3に示した屈曲面21aの上流側の端21bよりラベル送り出しローラ27側に、1mmから2mm突出するような位置である。ラベル7が第2ラベル待機位置にある場合、ラベル7が貼付けられている台紙8は屈曲面21aに沿って鋭角に屈曲されている。一方、ラベル7は、それ自体の腰の強さによって、台紙8から先端部分が剥離するような力が働いており、時間が経過するに従って、ラベル7の先端部分が台紙8から剥離する。待機中に充分剥離しない場合であっても、次の剥離操作で剥離し易くなる。
ラベル剥離が困難な温度湿度の場合には、ラベル待機位置テーブルにおいて、ラベル待機位置を第2ラベル待機位置に指定する。ラベル剥離が比較的容易な温度湿度の場合には、ラベル待機位置テーブルにおいて、ラベル待機位置を第1ラベル待機位置(印刷開始位置)に指定する。
図10は、ラベル印刷発行過程を示すフローチャートである。ラベル印刷装置1においてラベル用紙10のラベル7に印刷し、ラベル7を台紙8から剥離させて発行する過程を示している。図10のラベル印刷発行過程を実施する前に、図6に示したような速度テーブルを、予めラベル印刷装置1に入力し、記憶させておく。また、速度テーブルと同様の用紙待機位置テーブルも、速度テーブルと同様に、ラベル印刷装置1に入力し、記憶させておく。
ラベル印刷装置1の電源が入った状態では、ラベル印刷装置1は待機状態となっている(ステップS61)。次のステップS62からステップS67の各ステップは、図8に示した、第1の実施形態におけるステップS2からステップS7の各ステップと同様である。ただし、ステップS63では、予め記憶されている複数の速度テーブルの中から、ラベル用紙情報に基づいて、対応する速度テーブルを選択するのに加えて、予め記憶されている複数の用紙待機位置テーブルの中から、ラベル用紙情報に基づいて、対応する用紙待機位置テーブルを選択する。また、ステップS66で、温度湿度情報の温度湿度に対応して選択する剥離動作は、ラベル発行速度とラベル待機位置とである
ステップS67では、第1の実施形態におけるステップS7と同様に、温度湿度に対応する剥離動作即ちラベル発行速度を選択したか否かを判定する。対応するラベル発行速度が選択されていた(ステップS67でYES)場合は、ステップS71に進む。ステップS71では、ラベル待機位置にあるラベル7を印刷開始位置に移動する。
次に、ステップS72では、第1の実施形態におけるステップS11と同様に、ラベル7に印刷を実行する。次に、ステップS73では、第1の実施形態におけるステップS12と同様に、ラベル7を、台紙8から剥離し、発行する。より詳細には、ラベル用紙10が、選択されたラベル発行速度で、プラテンローラ14によって搬送され、ラベル剥離機構20を通過する。なお、選択されたラベル発行速度が、最大ラベル発行速度以外のラベル発行速度である適用ラベル発行速度の場合は、最初該当する適用ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送し、途中から最大ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送する。また、図2及び図3に示したように、サーマルヘッド12と屈曲面21aとは近接して設けられており、ラベル7の終端までステップS72が終了する前に、ラベル7の先端ではステップS73が開始する場合もある。この場合には、ラベル印刷速度は、ラベル発行速度に合わせる。
ステップS73が終了すると、1回の印刷コマンドに対応したラベル印刷発行動作が終了する。次に、ステップS75に進み、次に印刷されるラベル7をステップS66で選択されたラベル待機位置、即ちラベル用紙情報と温度湿度情報の温度湿度から定まる第1ラベル待機位置または第2ラベル待機位置へ移動し、再びステップS61の待機状態に戻る。
ステップS67で、対応するラベル発行速度が選択されていない場合(ステップS67でNO)は、ステップS81に進む。ステップS81からステップS84の各ステップは、図8に示した、第1の実施形態におけるステップS21からステップS24の各ステップと同様である。
ステップS82で、印刷続行の指令があった場合(ステップS82でYES)は、ステップS85に進む。ステップS85では、ラベル待機位置にあるラベル7を印刷開始位置に移動する。
次に、ステップS86では、第1の実施形態におけるステップS25と同様に、ラベル7に印刷を実行し、ラベル7を台紙8から剥離し発行する位置までラベル用紙10を搬送する。この場合、ラベル7は剥離せず、ラベル発行は行われない可能性が高いが、ラベル7が剥離されることもあり得る。
ステップS86が終了すると、1回の印刷コマンドに対応したラベル剥離不可の場合のラベル印刷動作が終了する。次に、ステップS75に進み、次に印刷されるラベル7をラベル待機位置へ移動し、再びステップS61の待機状態に戻る。
なお、印刷されて台紙8に付いたままのラベル7を剥すのは、第1の実施形態と同様に、手作業で行う。
この第3の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(1)ラベル剥離が困難な条件の場合、ラベル印刷装置1が待機状態のときに、次に印刷されるラベル7を、第2ラベル待機位置に置く。第2ラベル待機位置では、その位置にあるラベル7にはそれ自体の腰の強さによって、台紙8から先端部分が剥離するような力が働いており、この状態はラベル印刷装置1が待機状態である間、継続する。従って、ラベル7は台紙8からより剥離し易くなる。
(2)ラベル剥離が困難な温度湿度の場合には、ラベル待機位置を第2ラベル待機位置にし、ラベル剥離が比較的容易な温度湿度の場合には、ラベル待機位置を印刷開始位置にする。従って、ラベル剥離が困難な場合により剥離し易くなるラベル待機位置で待機させることができるとともに、ラベル剥離が比較的容易な場合には、より処理速度が速いラベル待機位置で待機させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明に係るラベル印刷装置の第4の実施形態であるラベル印刷装置について説明する。本実施形態のラベル印刷装置は、ラベル印刷装置としては第1の実施形態で説明したラベル印刷装置1と基本的に同一のものである。第1の実施形態とは異なる、ラベル発行速度の形態についてのみ説明する。
図11は、ラベル発行速度のタイムチャートである。第1の実施形態におけるステップS12などの、ラベル発行ステップにおいて、図11に示したようなラベル発行速度のパターンで、ラベル用紙10を搬送する。
図11を参照して、説明する。印刷が開始されると、ラベル7は、時刻t0から、選択されたラベル発行速度aで搬送され、時刻t2まで搬送される。次に、使用されているラベル用紙10の最大ラベル発行速度の速さbで、時刻t3まで、逆方向に搬送される。同様に、時刻t4までのラベル発行速度aでの順搬送、時刻t5までのラベル用紙10の最大ラベル発行速度の速さbでの逆搬送を実施し、さらに順方向に搬送して、ラベル7を発行する。
次に、図11に示したようなラベル発行速度のパターンで搬送される場合のラベル7の先端位置について説明する。ラベル7は、印刷開始位置から、選択されたラベル発行速度aで搬送され、ラベル7の先端は、時刻t1にラベル剥離開始位置である上流側の端21b(図3参照)を通過する。さらに時刻t2まで搬送され、その間に、台紙8は屈曲面21a(図3参照)に沿って鋭角に屈曲された状態で搬送され、ラベル7には、それ自体の腰の強さによって、台紙8から先端部分が剥離するような力が作用する。次に、使用されているラベル用紙10の最大ラベル発行速度の速さbで、時刻t1まで、逆方向に搬送され、ラベル7の先端は、上流側の端21bよりサーマルヘッド12側まで戻される。同様に、時刻t4までの順搬送、時刻t5までの逆搬送を実施し、さらに順方向に搬送して、ラベル7の先端に繰返し剥離力を作用させて、ラベル7を台紙8から剥離させ、発行する。
この第4の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(1)ラベル剥離機構20に入ったラベル7の先端を戻して、繰返し剥離力を作用させるため、ラベル用紙10の剛性が小さいなど剥離し難い用紙の場合や、環境条件が剥離し難い状態であっても、より確実にラベル7を剥離させることができる。
(2)逆方向に搬送するときは、最大ラベル発行速度の速さbで搬送するため、搬送時間を短縮することができる。
本発明の実施形態は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であり、以下のように実施することもできる。
(変形例1)前記第4の実施形態においては、ラベル発行速度のパターンは、図11に示したように定めて実施しているが、ラベル用紙10の特性や環境条件によって変えてもよい。例えば、ラベル用紙10の特性や環境条件に対応して剥離力を作用させる繰返し数を定め、速度テーブルと同様のテーブルであって、速度テーブルにおけるラベル発行速度に代わって、剥離力を作用させる繰返し数が設定されている繰返し数テーブルを作成する。そして、ラベル印刷発行過程を実施する前に、速度テーブルや用紙待機位置テーブルと同様に、ラベル印刷装置1に入力し、記憶させておく。ラベル印刷発行過程では、取得した環境情報に対応するラベル発行速度のパターンをパターンテーブルから選択し、選択したラベル発行速度のパターンでラベル剥離を実施する。
このようにすることで、ラベル剥離が困難な場合により剥離し易いラベル発行速度のパターン、即ち剥離力を作用させる繰返し数が多いラベル発行速度のパターンでラベル剥離を実施することができる。また、ラベル剥離が比較的容易な場合には、より処理速度が速いラベル発行速度のパターン、即ち剥離力を作用させる繰返し数が少ないラベル発行速度のパターンでラベル剥離を実施することができる。
(変形例2)前記実施形態においては、印刷媒体であるラベル用紙10のラベル用紙情報は、ホストコンピュータ48から送られてくる印刷データに含まれていたが、ラベル用紙情報の入力方法は、ホストコンピュータ48からの入力に限らない。ラベル印刷装置1に備えられたスイッチなどの操作部5を操作して入力してもよいし、ラベル印刷装置1に備えられたディップスイッチの設定によって入力してもよい。また、ラベル用紙10に識別記号を付記し、記号を読取ることで入力してもよい。この場合、操作部5やディップスイッチが入力手段を構成する。
(変形例3)前記実施形態においては、温度及び湿度を測定して剥離動作設定のための要素としているが、温度及び湿度を測定することは必須ではない。その要素の変化が剥離の難易に与える影響が小さい場合には、当該要素を剥離動作設定のための要素から外してもよい。測定する項目が減ることにより、ラベル印刷発行の処理速度を速くすることができる。また、測定するための検出器も不要となる。
(変形例4)前記実施形態においては、ラベル用紙に対応した速度テーブルを設定し、ラベル用紙情報を取得して、取得したラベル用紙情報に対応する速度テーブルを選択しているが、ラベル用紙情報を取得することは必須ではない。例えば、使用するラベル用紙10が一定の場合や、類似した被剥離特性のラベル用紙10を使用する場合には、速度テーブルはラベル用紙10毎に設定しなくてもよい。ラベル用紙情報を入力する入力手段を廃止し、温度と湿度とのうち少なくとも一方を測定し、それに対応した条件で剥離動作(ラベル発行)を行う構成でもよい。
(変形例5)前記実施形態においては、選択されたラベル発行速度が適用ラベル発行速度の場合は、最初該当する適用ラベル発行速度でラベル用紙10を搬送し、途中から最大ラベル発行速度で、ラベル用紙10を搬送しているが、最後まで適用ラベル発行速度で搬送して、ラベル発行を実施してもよい。また、剥離開始位置からラベルの先端部分の剥離が終了するまで、一定の速度勾配で徐々にラベル発行速度を速くしてもよい。
(変形例6)前記実施形態においては、条件対応するラベル速度が0の場合には、警告を発信し、警告に対して印刷続行の指令を受けた場合には、印刷実行時及びその後の搬送を、最大ラベル発行速度で行っているが、最小のラベル発行速度で搬送してもよい。
(変形例7)前記実施形態においては、ラベル剥離困難の警告は、警告メッセージをホストコンピュータ48に送り、ホストコンピュータ48の表示装置にメッセージを表示することで発信していたが、ホストコンピュータ48を介して警告を発することは必須ではない。ラベル印刷装置1の状態を表示する表示部6に表示することで警告を発してもよい。前記した実施形態のラベル印刷装置1では、発光ダイオード6aの二つを同時に点灯させるといった方法でもよい。
(変形例8)前記実施形態においては、印刷装置はサーマルヘドを備えた印刷装置であったが、印刷方式は、インクジェット方式のヘッドを有するインクジェット方式や、ドットインパクト方式など、他の印刷方式であってもよい。
前記実施形態および変形例から把握される技術的思想を以下に記載する。
(技術的思想1) 前記剥離制御部は、前記ラベル用紙情報及び前記環境情報に基づき、次に印刷される前記ラベルの待機位置を選択する、請求項2乃至9のいずれか1項に記載のラベル印刷装置。
この構成によれば、ラベル剥離が困難な場合により剥離し易くなるラベル待機位置で待機させることができるとともに、ラベル剥離が比較的容易な場合には、より処理速度が速いラベル待機位置で待機させることができる。
(技術的思想2) 前記ラベル待機位置の一つが、前記ラベル待機位置にある前記ラベルの先端が、前記剥離機構における前記ラベル剥離始め位置より前記ラベル用紙搬送方向下流側側に、突出するような第2ラベル待機位置である、技術的思想1に記載のラベル印刷装置。
この構成によれば、第2ラベル待機位置では、その位置にあるラベルにはそれ自体の腰の強さによって、台紙から先端部分が剥離するような力が働いており、この状態はラベル印刷装置が待機状態である間、継続する。従って、ラベルを台紙からより剥離し易くなるようにすることができる。
第1の実施形態におけるラベル印刷装置の外観斜視図。 ラベル印刷装置の内部構成を示す概略断面図。 ラベル剥離機構を示す部分断面図。 ラベル印刷装置の電気的構成を示す電気構成ブロック図。 ラベル用紙の剥離力の測定結果の図。 ラベル用紙に対応したラベル発行速度のテーブルの一例を示す図。 ラベル発行速度のタイムチャート。 ラベル印刷発行過程を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるラベル印刷発行過程を示すフローチャート。 第3の実施形態におけるラベル印刷発行過程を示すフローチャート。 第4の実施形態におけるラベル発行速度のタイムチャート。
符号の説明
1…ラベル印刷装置、2…装置筐体、2a…前面部分、3…ラベル発行口、4…台紙排出口、5…操作部、5s…操作ボタン、6…表示部、6a…発光ダイオード、7…ラベル、8…台紙、10…ラベル用紙、12…サーマルヘッド、14…プラテンローラ、20…ラベル剥離機構、21…台紙屈曲用ガイド、21a…屈曲面、21c…上流側ガイド面、21e…下流側ガイド面、22…ピーラーローラ、27…ローラ、28…ラベルガイドローラ、29…動力伝達ローラ、41…剥離制御部、42…CPU、43a…RAM、43b…ROM、44…データバス、47…入出力手段としての入出力インタフェイス、48…ホストコンピュータ、51…印刷機構部、52…印刷機構駆動回路、53…プラテンローラモータ、54…ローラモータ駆動回路、56…環境検出手段を構成する温度検出器、57…環境検出手段を構成する湿度検出器。

Claims (10)

  1. 複数のラベルを所定間隔で台紙に貼着したラベル用紙に印刷を行い、前記ラベルを前記台紙から剥離させて発行する印刷装置であって、
    前記ラベルを前記台紙から剥離させるラベル剥離機構と、
    前記ラベル用紙に関するラベル用紙情報を入力する入力手段と、
    前記ラベル用紙情報に基づき、前記ラベル剥離機構の動作を制御する剥離制御部とを備えたラベル印刷装置。
  2. 前記ラベル剥離機構近傍の環境状態を検出する環境検出手段をさらに備え、
    前記剥離制御部は、前記ラベル用紙情報とともに、前記環境検出手段で検出された環境情報に基づいて前記ラベル剥離機構の動作を制御する、請求項1に記載のラベル印刷装置。
  3. 複数のラベルを所定間隔で台紙に貼着したラベル用紙に印刷を行い、前記ラベルを前記台紙から剥離させて発行する印刷装置であって、
    前記ラベルを前記台紙から剥離させるラベル剥離機構と、
    前記ラベル剥離機構近傍の環境状態を検出する環境検出手段と、
    前記環境検出手段で検出された環境情報に基づいて前記ラベル剥離機構の動作を制御する剥離制御部とを備えたラベル印刷装置。
  4. 前記環境検出手段は、温度検出器である、請求項2または3に記載のラベル印刷装置。
  5. 前記環境検出手段は、湿度検出器である、請求項2または3に記載のラベル印刷装置。
  6. 前記環境検出手段は、湿度検出器と温度検出器とである、請求項2または3に記載のラベル印刷装置。
  7. 前記剥離制御部は、前記ラベル剥離機構のラベル送り速度を制御する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のラベル印刷装置。
  8. 前記剥離制御部は、前記ラベルの先端部が前記台紙から剥離されるときと、前記ラベルの先端部以外の部分が前記台紙から剥離されるときで、前記ラベル剥離機構の前記ラベル送り速度を変化させる、請求項7に記載のラベル印刷装置。
  9. 前記剥離制御部は、前記ラベル用紙情報及び/又は前記環境情報に基づく前記ラベルを剥離可能な剥離動作条件が成立しないときには、剥離動作を実施しない、請求項2乃至7のいずれか1項に記載のラベル印刷装置。
  10. 前記剥離制御部は、前記ラベル用紙情報及び/又は前記環境情報に基づく前記ラベルを剥離可能な剥離動作条件が成立しないときには、警告を出す、請求項2乃至8のいずれか1項に記載のラベル印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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