JP2005305256A - 籾摺機の残米取出し装置 - Google Patents

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晋輔 岡田
Tadakame Matsushita
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Abstract

【課題】 機内を循環する粃と籾米を機外に取出す残米処理は、従来揚穀機や搬送経路に設けられ、粃通路の切替弁とは別途に設置されて部品構成が複雑になったり、取出し位置が高く放出する残米を受ける容器が必要になり、切替弁の操作時に両手を使う等の課題がある。
【解決手段】 風選室で分離した粃を取出す粃コンベヤを還元装置の上方に設置した籾摺機において、還元用スロワー31に連通する流下樋1に揺動選別装置2で分離した籾米の還元通路3と機外放出ができる粃通路6を併設し、両通路に跨る切替弁7を設けて籾米と粃を合流させた残米の取出しを可能するとともに、前記流下板12の上方に切替弁7を装着して、混合米が流下する通路を確保した残米取出し装置の提供である。
【選択図】 図1

Description

本発明は摺落部と揺動選別装置の間に主選別室を設け、粃の取出し口を還元装置の直上付近に設置した籾摺機の残米取出し装置に関するものである。
摺落部の後方に隣接させて主選別室を配置した従来の籾摺機では、分離した籾米を還元用スロワー等でホッパーに放出する還元経路を設け、該還元装置の上方に粃受樋を配置して粃を機外に排出する通路を形成し、その通路を前記還元通路側に変更できる切替弁を設けたものがある(例えば特許文献1参照。)。又、還元用スロワーに流入する直前のコンベヤ樋に切替弁を設け、合流した籾米と粃を粃取出し口に排出させ、還元を停止させる残留籾の取出しを可能にしたものがある(例えば特許文献2参照。)。しかしながら、前者は粃の機外取出し経路と籾米の通路に合流させる経路の何れかに切替えるものであって、粃と籾米の双方を取出す残米処理の機能が装備されておらず、揚穀機の中途部等に排出装置を別途に設けることが多く(図8を参照)、後者は籾米と粃の双方を排出する専用の開閉弁を還元装置の直前に設け、粃の経路を変更する切替弁とは別途の排出操作によって残米を取出す構成にしたものである。
特開2001−293384号公報(第2―3頁、第1―3図) 特開2000−015120号公報(第3−4頁、第5図)
循環する粃と籾米を一緒にして機外に排出する残米取出し装置は、従来揚穀機や搬送経路に設けた開閉弁で行うために粃通路の切替えとは別に設置され、部品の構成が複雑になったり、残米の取出し位置が高く放出される穀粒を受ける容器が必要になり、切替弁の操作時に両手を使う等の課題がある。
このような課題を解消する本発明は、還元装置の近傍に設けた粃の切替弁に残米の取出しができる切替え機能を付加し、粃の単独排出と籾米の還元通路に該粃を合流させる従来の開閉機能を含め、3方向の通路変更を一つの切替弁で行う残米取出し装置の提供である。
摺落部と揺動選別装置の間に主選別室を設けて吸引ファンに連通させ、該主選別室に設けた粃コンベヤを還元装置の上方に設置した籾摺機において、還元装置に連通する流下樋に揺動選別装置で分離した籾米の還元通路と、主選別室に連なる粃通路を並設して、両通路に跨る切替弁を前記流下樋に装着し、還元する籾米を前記粃通路側に取出して作業終了時の残米を処理する切替弁の構成にした。
還元通路の流入口と粃通路の排出口を流下板よりも上側の側板に開口させ、該還元通路と粃通路を切替える切替弁を前記流下板に上方に設け、風選した粃米と揺動選別装置で分離した混合米が流下する通路を確保した切替弁の設置構造にしてある。
揺動選別装置2の穀粒の取出し側に形成した流下室27内に流下樋1が設置され、還元用のスロワー31や粃通路6が側板40に密着する構成になって、外方向への突出が抑制されて機体の全幅を狭くすることができた。又、籾摺り作業の終了時に行う残米取出しと、粃通路を変更する切替弁7を一つの弁にしたので、一般に実用化されている専用の残米取出し装置に対して、構造が簡素化された多機能な切替弁7で対処することができた。しかも、籾米を機体の下方に誘導する粃通路6を残米が流下するようになり、穀粒の跳出しや飛散が防止できた。
籾摺り作業で流通する穀粒の移動を損なわずに、作業終了時に循環する残米を自然流下の状態で機体外に取出す粃通路6を装備して、循環する粃と籾米の各通路を開閉する単体構造の切替弁7によって流通経路を変更し、その操作を1箇所に集約して取扱い性の向上と、切替弁7の構造を簡素化させるものである。
本発明による籾摺機の残米取出し装置の構造について、図1に示す籾摺機の全体側面図と図6の要部を断面した後面図を併用して説明すると、摺落部Bを機体の前方に配置させ、後方上に多段の選別板16を斜設した揺動選別装置2を設置し、該摺落部Bと揺動選別装置2との間に垂直方向の主選別室5を配置させたレイアウトにしてあり、籾摺りを行う原料籾を先ずホッパー17に供給し、対向する脱ぷロール18によって玄米、籾殻、籾米、粃、塵埃からなる摺米に変化させ
、該脱ぷロール18の下方に設けた案内板20を流下する途中で塵埃や、籾殻を吸引ファン21と連通する副選別室22で粗選別を行い、残った摺米を主選別室5に跳出して副選別室22で処理されなかった塵埃や、籾殻を吸引ファンによる選別風によって分離して排塵するものである。又、流下樋1の漏斗部を形成する籾米樋23の上方に粃受樋25を設け、粃を集穀しながら粃コンベヤ26で機体の外側に一旦搬送し、誘導筒37を介して粃口15から前記流下樋1に内設した粃通路6に粃を供給するものである。尚24は吸入口を流下室57に開口して主選別室5の下方に送風する仕上米ファンである。
一方主選別室5で分離した摺落し米は、軸端にスロワー31を固着した混合米コンベヤ30に流入し、矢印イの方向に搬送して終端に立設する昇降機32に受継ぎ、揺動選別装置2の始端側に通じる混合米タンク34に放出され、各々の選別板16に分配する経路にしてある。このような混合米を選別する揺動選別装置2は、機台枠53に基部を装着した揺動アーム55で支持され、クランクロッド等(図示せず)の往復運動によって揺動選別を行い、傾斜する選別板16の下方から籾米が落下し、籾米樋23で整流しながら還元通路3に流入する。又、傾斜する選別板16の上方から落粒する玄米を除塵室57に誘導して、仕上米ファン24による吸引選別を行い後端に設置した仕上米昇降機36に受継ぎ、機外に取出す搬送経路にしたものである。
揺動選別装置2によって分離した籾米は漏斗状にした流下樋1に供給され、還元通路3を落流して側板40に開口した流入口8から還元用のスロワー31に供給する籾米の経路にしてあって、垂設した前記還元通路3の後方に粃通路6が並設され、双方の通路に跨る切替弁7を回動自在に設けて粃と籾米を相互に合流させたり、その全量を還元装置A側と機外放出をする排出口10側に切替え可能にし、籾米と粃が一緒になった残米の取出しを粃の切替弁7一つで行える構成にしたものである。
選別板16で分離した下方の籾米と上方の玄米に挟まれた中間域28からは、混合米が落下して流下室27に張設した流下板12上を滑落し、スロワー31を軸着した混合米コンベヤ30に流入し、前方から滑落する摺落し米と一緒になって矢印イ方向に搬送され、終端に立設する昇降機32に受継ぎ前述したように揺動選別装置2の始端側に還元する循環経路にしてある。又、前記揺動選別装置2で分離した玄米が流下板12の上方に落下するものの、作業中に起立させるシャッター33によって混合米と区分した玄米を除塵室57に誘導し、塵埃を吸入風で除去した後に仕上米昇降機36によって機外に取出す構成にしてある。
図2と図3は、流下樋を構成する粃通路と還元通路を断面した後面図であって
、図4の斜視図を併用して粃と籾米の流れを説明すると、粃コンベヤ26で機体の外側に一旦搬送した粃を矢印ホで示すように、誘導筒37で側板40に開口する粃口15に誘導し、流下樋1の漏斗部を形成する籾米樋23の下側に落流させ
、還元通路3との境界面に設けた切替弁7で仕切られた該粃通路6を流下するようになり、再び排出口10から前記側板40の外側に導くS字形の前記粃通路6にしたものである。一方揺動選別装置2で分離した籾米が流下樋1の上部に落下し矢印ニの方向に落流し、還元通路3を介して流入口8から還元用スロワー31に供給される構成である。
このように流下経路を変化させる切替弁の機能を図7の切替えルート図で説明すると、切替弁7が垂直になる中立位置50では、図示する多線矢印ホの方向に粃が粃通路6を落流して機外に取出し、一方の籾米は単線矢印ニの方向に還元通路3を降下して流入口8からスロワー31に供給されるものである。該中立位置50にした切替弁7が前記粃通路6を塞ぐ右傾倒位置51にすると、粃が多線矢印で示すごとく還元通路3側に流入して籾米と一緒になり、前記スロワー31に供給されてホッパー17に還元される循環経路になる。又、反対方向の左傾倒位置52にした調節では、前記還元通路3が塞がれて隣接する粃通路6側に籾米が流入し、双方が粃通路6を介して機外に放出される残米取出し経路に切替るルート図であり、多線と単線矢印によって流路を図示したものである。
図2の要部を断面した後面図と図4の斜視図を併用して流下樋の形状を説明すると、粃通路6と還元通路3を漏斗状の流下樋1に設け、揺動選別装置2の穀粒取出し側に形成した流下室27内に切替弁7を装着した該流下樋1が設置され、流下板12を斜設した上側の側板40に還元用スロワー31の流入口8と粃通路6の排出口10、粃の誘導筒37に連通する粃口15を開口させ、各口に前記流下樋1が内側から接続する構成にしてあり、これらの開口孔を該側板40の外側から覆うように前記スロワー31や粃通路6、誘導筒37を密着させた取付け構造にしたことにより、機体の全幅が狭くなるとともに流下板12の上方に前記粃通路6の底板13が斜設され、混合米が滑落する隙間38を確保して流下の機能を損なわない通路にしたものである。
このような流下樋1に設けた切替弁7の取付け構造を図2の要部を断面した後面図と図5の要部を拡大した側面図で説明すると、漏斗状の流下樋1に籾米の還元通路3と粃通路6を並設し、その境界部の垂直壁面41と側板40に弁軸42を架設して傾倒自在の切替弁7を装着したものである。この弁軸42を側板40から外方に突出させて、誘導筒37の外面から延設した調節座43に嵌入する支持構造にするとともに、軸端に切替ハンドル45を固着させた切替レバーの構成にし、その切替えによる経路の変更を図7のルート図に示してある。
図9は還元用スロワーの投入方向を変えて残米を取出す別途の実施例であって
、ホッパー17内に設けた流入樋65に還元粒を投入して優先した脱ぷが行える通路を形成し、スロワー31に立設するスロワー筒60の先端を円筒状にしてエルボ66を回動自在に嵌着させ、その基部にハンドル67を固着して矢印トの方向に回動させることにより、機体の側方に装着した受け容器63や残米の排出通路等に投入方向を変換して、該残米を取出す構造を示した別途実施例である。
図8は揚穀機に設けた従来の残米取出し装置であって、粃の切替弁とは別途に開閉弁を装備した事例であり、ホッパー17に還元するスロワー筒60の途中に開閉弁61を設けて、該スロワー筒60内を横断するように傾倒させて排出口を開口させ、揚穀中の還元物を高い位置から矢印方向に放出させる残米取出し装置であって、放出した籾米を誘導するカバー62を外側に装着するとともに下方には残米を受ける容器63を設けるが、新たに該容器63を準備したり、穀粒の飛散を防止する手段を講じる等の手間が切替え操作時に発生する。このように煩雑になる残米の取出し操作を本発明は、粃の切替弁7に残米取出しの機能を付加させて構造を簡素化し、しかも、粃通路6を傾斜樋にして残米を流下させながら機体の下方に取出す構成にして拡散を防止したものである。
機体内に残留する穀粒の取出しを多機能にした単体の調節弁を活用し、循環中に取出すことによって切替え構造の簡素化と、煩雑になる操作の手順を単純化する残米取出しの用途に適用できる。
籾摺機の全体側面図である。 粃通路を断面した後面図である。 還元通路を断面した後面図である。 流下樋の斜視図である。 要部を拡大した側面図である。 要部を断面した後面図である。 切替えのルート図である。 残米取出し弁を揚穀機に設けた実施例図である。 スロワーの投入方向を変換する別途実施例図である。
符号の説明
A・・還元装置
1・・流下樋 2・・揺動選別装置 3・・還元通路
5・・主選別室 6・・粃通路 7・・切替弁
8・・流入口 10・・排出口 12・・流下板
13・・底板 23・・籾米樋 25・・粃受樋
26・・粃コンベヤ 27・・流下室 30・・混合米コンベヤ
31・・スロワー 37・・誘導筒 38・・隙間
40・・側板 41・・垂直側面 43・・調節座
45・・切替ハンドル 50・・中立位置 51・・右傾倒位置
52・・左傾倒位置

Claims (2)

  1. 摺落部と揺動選別装置の間に主選別室を設けて吸引ファンに連通させ、該主選別室に設けた粃コンベヤを還元装置の上方に設置した籾摺機において、還元装置(A)に連通する流下樋(1)に揺動選別装置(2)で分離した籾米の還元通路(3)と、主選別室(5)に連なる粃通路(6)を並設して、両通路に跨る切替弁(7)を前記流下樋(1)に装着したことを特徴とする籾摺機の残米取出し装置。
  2. 還元通路(3)の流入口(8)と粃通路(6)の排出口(10)を流下板(12)よりも上側の側板(40)に開口させ、該還元通路(3)と粃通路(6)を切替える切替弁(7)を前記流下板(12)の上方に装着したことを特徴とする請求項1に記載した籾摺機の残米取出し装置。
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