JP2005304552A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 もみ動作において施療子を設けた施療子アームの被施療者側への動作量が小さい時に叩き手段を行う又は強くすることによる電力の消費の無駄を無くすことが可能なマッサージ機を提供する。
【解決手段】 施療子1を設けた施療子アーム8を背凭れ部36に対して動作させて背凭れ部36に凭れた被施療者に施療子1によるもみ動作を行うもみ手段と、施療子1を施療子アーム8に対して動作させて被施療者に叩き動作を行う叩き手段とを備えたマッサージ機において、もみ手段によって施療子1が被施療者に向けて突出するように施療子アーム8を前方へ動作させた際に前記施療子アーム8の動作量が大きいほど叩き手段による叩き動作を強くする、または、前記施療子アーム8の動作量が大きい時に叩き手段による叩き動作を行う制御部7を設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、もみ手段および叩き手段を備えたマッサージ機に関するものである。
従来より、もみ玉からなる施療子にてもみ動作や叩き動作を行う椅子型のマッサージ機が利用されている(例えば特許文献1参照)。
従来の椅子型のマッサージ機は、座部の後端部から背凭れ部を上方または後斜め上方に向けて設け、背凭れ部内を施療子を備えた主体ブロックが上下動するように形成してある。主体ブロックは背凭れ部内を上下動して背凭れ部に凭れている被施療者の所定の高さに位置し、この主体ブロックに設けた施療子アームが主体ブロックに対して巾方向(左右方向)に移動するとともに、施療子アームを主体ブロックに対して回動して主体ブロックから前方(被施療者方向)へ突出させたり巾方向や上下方向に移動させることで、施療子アームの前端部に設けた施療子によって被施療者の施療部位を押圧してもみ動作を行うものである。
またこのとき、施療子を施療子アームに対して前後方向に往復動(振動)させることで、叩き動作(微振動等の振動動作も含む)を併せて行うこともできる。
この従来のマッサージ機においては、もみ動作をもみ手段によって、叩き動作を叩き手段によってそれぞれ独立に行うものであった。このため、もみ手段によるもみ動作において施療子アームの背凭れ部からの前方への動作量(突出量)が小さい時に叩き手段による叩き動作を行ったり又は叩き動作を強くしたりすると、施療子アームの前端部に設けた施療子が被施療者に当接していないかあるいは当接していても殆ど押圧していない状態で叩き動作を行うこととなり、被施療者に対して殆どあるいは全くマッサージ効果を与えず、叩き手段を動作させる電力等が無駄となるものであった。
特開平7−39569号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、もみ動作において施療子を設けた施療子アームの被施療者側への動作量が小さい時に叩き手段を行う又は強くすることによる電力の消費の無駄を無くすことが可能なマッサージ機を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1記載のマッサージ機にあっては、施療子1を設けた施療子アーム8を背凭れ部36に対して動作させて背凭れ部36に凭れた被施療者に施療子1によるもみ動作を行うもみ手段と、施療子1を施療子アーム8に対して動作させて被施療者に叩き動作を行う叩き手段とを備えたマッサージ機において、もみ手段によって施療子1が被施療者に向けて突出するように施療子アーム8を前方へ動作させた際に前記施療子アーム8の動作量が大きいほど叩き手段による叩き動作を強くする、または、前記施療子アーム8の動作量が大きい時に叩き手段による叩き動作を行う制御部7を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成によれば、もみ手段による施療子アーム8の前方への動作量が大きい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が高いとともに当接している場合には被施療者に対して施療子1が強く押圧されるため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くして被施療者に充分なマッサージ効果を与えることができ、一方、もみ手段による施療子アーム8の動作量が小さい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が低いとともに当接している場合でも被施療者に対する施療子1の押圧は弱いため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くしても被施療者に適度なマッサージ効果を与えることが期待できないため、叩き手段を停止または叩き動作を弱くして叩き手段の電力が無駄になるのを防止することができる。
また、請求項2記載のマッサージ機にあっては、施療子1を設けた施療子アーム8を背凭れ部36に対して動作させて背凭れ部36に凭れた被施療者に施療子1によるもみ動作を行うもみ手段と、施療子1を施療子アーム8に対して動作させて被施療者に叩き動作を行う叩き手段とを備えたマッサージ機において、施療子1の被施療者への押圧力を計測する圧力計測手段を設けるとともに、前記圧力計測手段にて計測された押圧力が大きいほど叩き手段による叩き動作を強くする、または、前記施療子アームの動作量が大きい時に叩き手段による叩き動作を行う制御部7を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成によれば、圧力計測手段によって計測した押圧力が大きい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が高いとともに当接している場合には被施療者に対して施療子1が強く押圧されるため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くして被施療者に充分なマッサージ効果を与えることができ、一方、圧力計測手段によって計測した押圧力が小さい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が低いとともに当接している場合でも被施療者に対する施療子1の押圧は弱いため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くしても被施療者に適度なマッサージ効果を与えることが期待できないため、叩き手段を停止または叩き動作を弱くして叩き手段の電力が無駄になるのを防止することができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明に加えて、叩き手段としてソレノイド42を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、ソレノイド42によって施療子1を施療子アーム8に対して前後方向に往復動させて叩き動さ(または振動動作)を行わせることができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明に加えて、叩き手段として振動モータ60を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、振動モータ60によって施療子1を施療子アーム8に対して前後方向に往復動させて叩き動さ(または振動動作)を行わせることができる。
本発明においては、もみ手段による施療子アームの前方への動作量が大きい程、被施療者に対して施療子が当接している可能性が高いとともに当接している場合には被施療者に対して施療子が強く押圧されるため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くして被施療者に充分なマッサージ効果を与えることができ、一方、もみ手段による施療子アームの動作量が小さい程、被施療者に対して施療子が当接している可能性が低いとともに当接している場合でも被施療者に対する施療子の押圧は弱いため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くしても被施療者に適度なマッサージ効果を与えることがで期待できないため、叩き手段を停止または叩き動作を弱くして叩き手段の電力が無駄になるのを防止することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
本発明のマッサージ機は、図4に示すように、座部の後端部から背凭れ部36を後斜め上方に向けて設けた椅子35にて主体が構成され、図2に示すように、施療子1を設けた施療子アーム8を前後方向(背凭れ部36に凭れた被施療者に向けて突没させる方向)、巾方向(背凭れ部36に凭れた被施療者の左右方向)、上下方向へそれぞれ移動するとともにこれらの動作によってもみ動作を行うもみ手段としての駆動部を備え、施療子1を叩き動作(または微振動等の振動動作も含む)させる叩き手段を施療子アーム8に設けたものである。図2に示す実施形態では、叩き手段としてのソレノイド42を設けた施療子アーム8を有し、前記施療子アーム8を回動して背凭れ部36の前後方向に動作させる強弱駆動部2と、巾方向に動作させる巾駆動部3と、上下方向に動作させる上下駆動部4というもみ手段を構成する3つの駆動部を備えており、これら3つの駆動部が全体として図2に示すような一つの主体ブロック24に組み込んである。この主体ブロック24は、強弱駆動部2のユニットと、上下駆動部4のユニットと、巾駆動部3のユニットとの3つのユニットから構成してあり、これら3つのユニットを組み立てることで図2に示すような主体ブロック24を構成している。
この主体ブロック24には、強弱駆動部2、巾駆動部3、上下駆動部4の各駆動部の駆動源としてそれぞれモータ25a、モータ25b、モータ25cが設けてある。
主体ブロック24の両側板24a間には巾駆動軸10が回動自在に取付けてある。巾駆動部3のモータ25bの出力軸20bにはプーリ21bが設けてあり、該プーリ21bと巾駆動軸10の端部に設けたプーリ29bとにベルト28bが掛回してある。上記巾駆動軸10には外周に雄ねじ10aを設けてあり、この雄ねじ10aは巾駆動軸10の長手方向の中間部を境にして左右の雄ねじ10aは互いに逆ねじの関係となっている。この巾駆動軸10の左右の雄ねじ10aにはそれぞれ施療子1を叩き動作させるソレノイド42を有する施療子アーム8に設けた巾送りナット(図示せず)が螺合してあり、施療子アーム8の回転方向の運動は後述の強弱駆動用歯車9により行われるので、巾駆動部3のモータ25bを正転あるいは逆転することで、プーリ21b、ベルト28b、プーリ29bを介して巾駆動軸10が正転方向、あるいは逆転方向に回転して一対の施療子アーム8が互いに近づいたり、あるいは互いに離れたりする動作、つまり、巾方向(左右方向)の移動を行うようになっている。
施療子アーム8の上記巾方向の可動範囲の両外側に一対の強弱駆動用歯車9が配置してあり、この一対の強弱駆動用歯車9は扇形をした歯車主体の円弧の部分に歯を設けた円弧状歯車9aにより構成してあり、円弧の中心孔(図示せず)が巾駆動軸10に遊嵌してあり、左右両側の強弱駆動用歯車9は同士が連結部材31により連結してある。また、左右両側の強弱駆動用歯車9間には少なくとも1つ以上の(実施形態では2つ)巾駆動支軸13が架設してあり、この巾駆動支軸13は巾駆動軸10と平行であり、巾駆動支軸13には一対の施療子アーム8に設けた孔部32が移動自在に被嵌してある。このように、巾駆動軸10と平行に施療子アーム8に挿通した巾駆動支軸13を少なくとも1つ以上設けることで、巾駆動支軸13により被施療者から負荷がかかった時に施療子アーム8から巾駆動軸10に伝わる応力やねじれを巾駆動支軸13に分散させることができるるものである。
左右一対の円弧状歯車9aには後述の強弱駆動部2におけるモータ25aの回転を伝達する一対の伝達用歯車12が噛み合っている。強弱駆動部2のモータ25aの出力軸(図示せず)にはプーリ(図示せず)が設けてあり、強弱駆動部2のギアボックス26a内にウォームホイール、ウォーム軸が内装してあり、上記プーリ(図示せず)21aとウォーム軸に設けたプーリ29aとにベルト28aが掛回してある。ギアボックス26aと一方の側板24aに上記ウォームホイールにより回転される強弱駆動軸11が回転自在に軸支してあり、強弱駆動軸11の両端部には一対の伝達用歯車12が設けてあり、この左右一対の伝達用歯車12がそれぞれ一対の円弧状歯車9aに噛み合っている。したがって、強弱駆動部2のモータ25aを正転、逆転駆動することで、プーリ21a、ベルト28a、プーリ29a、ウォーム軸、ウォームギアを介して強弱駆動軸11が回転し、強弱駆動軸11が回転することで伝達用歯車12が回転し、これにより円弧状歯車9aを巾駆動軸10と同軸を回転中心として回動し、これにより施療子アーム8を巾駆動軸10と同軸を回転中心として回動し、施療子アーム8の先端部に設けた施療子1の被施療者側への突出量を可変するようになっている。つまり、施療子アーム8が回動することで施療子1は円弧運動をし(実施形態では巾駆動軸10と同軸を回転中心とした円弧運動をし)て上下方向及び前後方向に移動するようになっていて被施療者に対する施療子1の当たる強弱を可変するようになっている。
主体ブロック24に設けた上下駆動部4は駆動源であるモータ25cと、モータ25cの出力軸(図示せず)に設けたプーリ(図示せず)と、ギアボックス26c内に内装したウォームホイール、ウォーム軸と、ウォーム軸に設けたプーリ29cと、両プーリに掛回したベルト28cと、ギアボックス26cに回転自在に支持されてウォームホイールにより回転する上下駆動軸30と、上下駆動軸30に設けたローラ部33とピニオン34とを備えており、モータ25cを正転、あるいは逆転駆動することで、プーリ、ベルト28c、プーリ29c、ウォーム軸、ウォームギアを介して上下駆動軸30が回転し、上下駆動軸30が回転することでピニオン34が正転又は逆転するようになっている。
主体ブロック24は図4に示すような椅子35の背もたれ部36のフレームに設けた上下方向レール(図示せず)に上記上下駆動軸30の両端部のローラ部33を上下移動自在に取付け、上下方向レールに設けたラックに上記ピニオン34を噛み合わせてあり、上下駆動部4のモータ25cを上記のように正転あるいは逆転駆動することで、ラックに噛み合ったピニオン34を正転あるいは逆転して主体ブロック24(つまり主体ブロック24に設けた施療子1)を上方又は下方に移動するようになっている。ここで、主体ブロック24の両側板24aの上部にはローラ58が回転自在に設けてあり、このローラ58も上記上下方向レールに上下移動自在に嵌め込んである。
主体ブロック24に設けた施療子1を被施療者側への突出方向に動作させる強弱駆動部2と、施療子1を巾方向に動作させる巾駆動部3と、施療子1を上下方向に動作させる上下駆動部4とにはそれぞれ各駆動部の駆動に起因した施療子1の動作による位置を検出するセンサ、各駆動部の駆動に起因した施療子1の速度を検出するセンサの少なくとも一方を各駆動部が独立して備えている。
そして、各駆動部のセンサからの信号により1つの駆動部を動作させることによるもみ動作や2つ以上の駆動部を連動させることによるもみ動作を制御部7により制御して行うようになっている。
主体ブロック24に設けた強弱駆動部2には強弱駆動部2の駆動に起因した施療子1の揺動位置を検出するセンサ5a(強弱位置センサ)と強弱駆動部2の駆動に起因した施療子1の前後方向の移動速度を検出するセンサ6a(強弱回転センサ)を設けてあり、また、巾駆動部3には巾駆動部3の駆動に起因した施療子1の巾方向の位置を検出するセンサ5b(巾位置センサ)と巾駆動部3の駆動に起因した施療子1の巾方向の移動速度を検出するセンサ6b(巾回転センサ)を設けてあり、また、上下駆動部4には上下駆動部4の駆動に起因した施療子1の上下方向の位置を検出するセンサ5c(上下位置センサ)と上下駆動部4の駆動に起因した施療子1の上下方向の移動速度を検出するセンサ6c(上下回転センサ)を設けてある。なお、上下駆動部4に設けるセンサとしては後述のように上下駆動部4の駆動に起因した施療子1の上下位置を検出するセンサ5cのみを設けてもよい。
制御部7はマイコンにより構成してあり、制御部7により強弱駆動部2のモータ25a、巾駆動部3のモータ25b、上下駆動部4のモータ25cの1つ又は2つ以上を動作させてもみ動作を行うとともに叩き手段としてのソレノイド42による叩き動作を行うもみ叩きマッサージを行わせるように制御するようになっている。
ここで、制御部7によりモータ25aを制御する場合、モータ25aの駆動に起因した施療子1の揺動位置、移動速度を制御するようになっており、この場合、強弱位置センサ5a、強弱回転センサ6aによりそれぞれモータ25aの駆動に起因した施療子1の揺動位置、移動速度を検出し、設定通りの強弱動作を行うように制御部7により制御するようになっている。また、制御部7によりモータ25bを制御する場合、モータ25bの駆動に起因した施療子1の巾方向の位置、巾方向の移動速度を制御するようになっており、この場合、巾位置センサ5b、巾回転センサ6bによりそれぞれ巾方向の位置、移動速度を検出し、設定通りの巾方向駆動動作を行うように制御部7により制御するようになっている。更に、制御部7によりモータ25cを制御する場合、モータ25cの駆動に起因した施療子1の上下方向の位置、上下方向の移動速度を制御するようになっており、この場合、上下位置センサ5c、上下回転センサ6cによりそれぞれ位置、移動速度を検出し、設定通りの上下方向駆動動作を行うように制御部7により制御するようになっている(図7の制御部7参照)。なお、上下駆動部4に設けるセンサとして上下駆動部4の駆動に起因した施療子1の上下位置を検出するセンサ5cのみを設けた場合には、上下位置センサ5cにより上下位置を検出し、設定通りの上下方向駆動動作を行うように制御部7により制御する。
このように、ソレノイド42による叩き動作をする施療子1を備えた施療子アーム8を被施療者に向けて突出させる方向、巾方向、上下方向のうち少なくとも一方向へ移動することができる駆動部を備えているので、叩き動作を行うソレノイド42を有する施療子アーム8を3次元的に任意の方向に駆動させて、自動的に所望の施療部位を好みの強さでもみ動作することができるものである。
施療子アーム8への施療子1の取付けにつき説明する。施療子アーム8は図3に示すように、前縦片部50の下端部から後方に向けて横片部51を突設し且つ横片部51の側端部から下方に向けて側縦片52を垂設して構成してあり、前縦片部50に後述のようにしてソレノイド42が取付けてあり、また、側縦片52に巾送りナット(図示せず)を回転できないように収納した巾送りナット収納部(図示せず)と孔部32を設けてある。更に、側縦片52の前端部には施療子1となるもみ玉が回動自在に取付けてある。
施療子アーム8の前縦片部50はソレノイド支持部材45となっており、この前縦片部50には孔部50aが設けてあり、この孔部50aに前後方向に貫通孔43aを設けた筒状をしたプランジャー保持部材43を嵌め込んで固着してある。ソレノイド42はコイル枠54、コイル枠54に巻装したコイル47、鉄芯55、前後の鉄芯55間に介在した非磁性体のガイド筒59等よりなる電磁石ブロック56と、電磁石ブロック56内に貫挿されたプランジャー42aとで構成してある。プランジャー42aは前部が小径部42b、後部が小径部42bよりも径の大きい大径部42cとなっている。プランジャー42aの前部の小径部42bがプランジャー保持部材43に前後方向に移動自在に貫挿してある。ソレノイド支持部材45となる前縦片部50の後面部とソレノイド42の電磁石ブロック56との間にクッション性のあるゴム成形部材よりなる緩衝材46を介在させてあり、該緩衝材46の前端部を前縦片部50に固着具により固着し、緩衝材46の後端部を電磁石ブロック56に固着してある。
プランジャー42aの小径部42bの先端部には施療子取付け部57が取付けてあり、施療子取付け部57に施療子1となるもみ玉が回動自在に取付けてあり、このようにして取付けた施療子1はプランジャー42aと同軸上に配設してある。すなわち、施療子1とプランジャー42aとが同軸上に位置しない場合は、被施療者からの負荷がかかったまま施療子1を移動させてしまうと施療子アーム8等が破損してしまったり、叩き動作の力が弱まってしまうが、施療子1をプランジャー42aと同軸上に配設することでこのようなことを解消できるものである。
前縦片部50と、施療子1を取付けた施療子取付け部57との間にコイルばねよりなるばね48が介在してあり、このコイルばねよりなるばね48はプランジャー42aを移動自在に保持しているプランジャー保持部材43に被嵌してあり、ばね48の前端部を施療子取付け部57に固着すると共に後端部を前縦片部50に固着してある。
プランジャー42aはプランジャー保持部材43で往復移動自在に保持されている部分が非磁性体となり、コイル47内を往復運動する部分が磁性体となっている。実施形態においてはプランジャー保持部材43で往復移動自在に保持されている小径部42bが非磁性体となり、コイル47内を往復運動する大径部42cが磁性体となっている。このようにプランジャー42aの磁性体の部分をコイル47内を往復運動する部分に限定し、それ以外の部分を非磁性体とすることでコイル47内で発生した磁力で往復運動する力を弱めることなく叩き動作を行うことができるものである。
図3の状態はソレノイド42のプランジャー42aの叩き動作停止時の状態を示している。この図3に示すソレノイド42のプランジャー42aが、叩き動作停止時においてはコイル47内に発生する磁界による吸引力のみによってはプランジャー42aが移動しない位置となるように設定してある。そして、図3の叩き動作停止状態が上記ばね48の自然長となった状態であり、この叩き動作停止状態においてはばね48のばね力はプランジャー42aに作用しないようになっている。このようにソレノイド42のプランジャー42aの叩き動作停止時においてコイル47内に発生する磁界による吸引力のみによってはプランジャー42aが移動しない位置となるように設定してあることで、施療子1に負荷がかからない限りプランジャー42aは図3の状態で停止したままであって、プランジャー42aの往復運動で生じる騒音が発生することがないようになっている。そして、この叩き動作停止状態でばね48が自然長さとなるようにしてあるので、組み立て時にプランジャー42aの位置合わせを行うことなく、ばね48の自然長により自動的にプランジャー42aを叩き動作停止時においてコイル47内に発生する磁界による吸引力のみによっては移動しない位置に位置させることができるものである。
施療子1に被施療者から負荷がかかるとばね48により該負荷を吸収しながらプランジャー42aが後方に移動し、コイル47内に発生する磁界による吸引力とばね48の弾性復元力とによりプランジャー42aが前方に移動して施療子1により一定の強さで叩き動作が行われることになる。
ここで、ソレノイド42の電磁石ブロック56とソレノイド42を支持するソレノイド支持部材45である前縦片部50との間に緩衝材46を配設してあるので、ソレノイド42から発生する振動が他の構成部材に伝わるのを防止できるものであり、緩衝材46がクッション性のあるゴム成形部材であるためソレノイド42から発生する振動をより吸収すると共に絶縁体であるゴム成形部材によりソレノイド42から発生する電磁波等が他の構成部材に伝わるのを防ぐことができるものである。
図2のように施療子アーム8を左右一対設け、一対の施療子アーム8にそれぞれ施療子1と施療子1を叩き動作させるソレノイド42とを設けると、両肩や腰等の部位を広い面積で叩き動作することが可能となり、また前述のように一対の施療子アーム8を強弱駆動部2、巾駆動部3、上下駆動部4の1つ又は2つ以上を任意に制御して、施療子1の前後方向、巾方向、上下方向の少なくとも1方向又は2方向以上の移動させることで、それぞれソレノイド42により叩きマッサージする一対の施療子1により変化に富んだマッサージパターンが得られることになる。
そして、本発明においては、上記のようにもみ動作および叩き動作を行うにあたり、もみ手段によって施療子1が被施療者に向けて突出するように施療子アーム8を前方へ動作させる際に、前記施療子アーム8の動作量が大きいほど叩き手段による叩き動作を強くし、または、施療子アーム8の動作量が一定値よりも大きい時に叩き手段による叩き動作を行い、且つ、前記施療子アーム8の動作量が小さいほど叩き手段による叩き動作を弱くする、または、施療子アーム8の動作量が一定値よりも小さい時に叩き手段による叩き動作を停止するように制御部7によって制御するものである。その一例として、図1にもみ動作および叩き動作のタイムチャートを示す。
図1(a)の縦軸は、もみ手段の強弱駆動部2による施療子アーム8の前端部(施療子1の取り付け部)の背凭れ部36からの前方への動作量を示し、横軸は時間を示す。図1(b)は施療子アーム8の動作量が大きいほど叩き手段による叩き動作を連続的に強くする場合、図1(c)は施療子アーム8の動作量が一定値(図中の破線)よりも大きい時に叩き手段による叩き動作を行う場合を示し、それぞれ縦軸は、叩き手段による施療子1の叩き強さを示し、横軸は時間を示す。なお、叩き手段による施療子1の叩き強さとしては、叩き動作の停止時における施療子1の施療子アーム8に対する位置を基準とする施療子1の施療子アーム8に対する前方への突出量、または、施療子1の施療子アーム8に対する前方への突出・戻りの周期、またはこれらの両方を考慮したものである。
このようにすると、もみ手段による施療子アーム8の前方への動作量が大きい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が高いとともに当接している場合には被施療者に対して施療子1が強く押圧されるため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くして被施療者に充分なマッサージ効果を与えることができ、一方、もみ手段による施療子アーム8の動作量が小さい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が低いとともに当接している場合でも被施療者に対する施療子1の押圧は弱いため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くしても被施療者に適度なマッサージ効果を与えることがで期待できないため、叩き手段を停止または叩き動作を弱くして叩き手段の電力が無駄になるのを防止することができる。
この他例として図5に基づいて説明する。本例では、左右の両施療子1の巾駆動部3による巾方向の移動および強弱駆動部2による被施療者方向への突出の二方向の動作によってもみ動作を行うとともに、ソレノイド42からなる叩き手段による叩き動作を行うにあたって、強弱駆動部2による施療子アーム8の前方への動作量に応じて叩き手段による叩き強さを変えるものである。図5の横軸は両施療子1間の距離(巾駆動部3による施療子アーム8の動作量)を示し、縦軸はもみ手段の施療子アーム8の前方への動作量を示す。
施療子1は図5の矢印に示す動作を行うのであるが、このとき、もみ手段による施療子アーム8の前方への動作量が一定量以下の場合には、叩き手段による叩き強さを弱にするかまたは叩き動作を停止し(OFFにし)、もみ手段による施療子アーム8の前方への動作量が一定量以上の場合には、叩き手段による叩き強さを強にするかまたは叩き動作を行う(ONにする)ものである。
これにより、様々なもみ動作において、もみ手段による施療子アーム8の前方への動作量が大きい時には、叩き手段による叩き強さを強にするかまたは叩き動作を行って被施療者に充分なマッサージ効果を与え、前記動作量が小さい時には、被施療者に対して施療子1が当接していないか当接していても被施療者に対する施療子1の押圧は弱く、叩き手段を行っても被施療者に適度なマッサージ効果を与えることがで期待できないため、叩き強さを弱くするかまたは叩き動作を停止して叩き手段の電力が無駄になるのを防止することができるものである。
次に、他の実施形態について図7に基づいて説明する。本実施形態においては、もみ手段によるもみ動作および叩き手段による叩き動作手段を行うにあたって、施療子1の被施療者への押圧力を計測する圧力計測手段を設け、この圧力計測手段にて計測された押圧力が大きいほど強くし、または、前記施療子アームの動作量が大きい時に叩き手段による叩き動作を行い、且つ、この圧力計測手段にて計測された押圧力が小さいほど強くし、または、前記施療子アームの動作量が小さい時に叩き手段による叩き動作を停止するように制御部7にて制御するものである。圧力計測手段は、施療子1又は施療子アーム8の施療子1を取付けた部分に設けられる圧力センサーである。図6に制御フローを示す。この場合、制御部7によってもみ動作が行われて施療子1によって被施療者に対して負荷圧力が加えられ、圧力計測手段によって施療子1の被施療者に対する押圧力が計測される。そして、この計測した押圧力を予め設定してある圧力値と比較して、叩き手段による叩き動作の強さを変えるかまたは、叩き動作とその停止を切り替えるものである。図7(a)の縦軸は、圧力計測手段によって計測した押圧力を示し、横軸は時間を示す。図7(b)は圧力計測手段によって計測した押圧力が大きいほど叩き手段による叩き動作を連続的に強くする場合、図7(c)は圧力計測手段によって計測した押圧力が一定値(図中の破線)よりも大きい時に叩き手段による叩き動作を行う場合を示し、それぞれの縦軸は、叩き手段による施療子1の叩き強さを示し、横軸は時間を示す。
このようにすると、圧力計測手段によって計測した押圧力が大きい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が高いとともに当接している場合には被施療者に対して施療子1が強く押圧されるため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くして被施療者に充分なマッサージ効果を与えることができ、一方、圧力計測手段によって計測した押圧力が小さい程、被施療者に対して施療子1が当接している可能性が低いとともに当接している場合でも被施療者に対する施療子1の押圧は弱いため、この時に叩き動作を行ったりあるいは強くしても被施療者に適度なマッサージ効果を与えることがで期待できないため、叩き手段を停止または叩き動作を弱くして叩き手段の電力が無駄になるのを防止することができる。
この他例として図8に基づいて説明する。本例では、左右の両施療子1の巾駆動部3による巾方向の移動および強弱駆動部2による被施療者方向への突出の二方向の動作によってもみ動作を行うとともに、ソレノイド42からなる叩き手段による叩き動作を行うにあたって、圧力計測手段によって計測した押圧力に応じて叩き手段による叩き強さを変えるものである。図8の横軸は両施療子1間の距離(巾駆動部3による施療子アーム8の動作量)を示し、縦軸は圧力計測手段によって計測した押圧力を示す。
施療子1は図8の矢印に示す動作を行うのであるが、このとき、圧力計測手段によって計測した押圧力が一定量以下の場合には、叩き手段による叩き強さを弱にするかまたは叩き動作を停止し(OFFにし)、圧力計測手段によって計測した押圧力が一定量以上の場合には、叩き手段による叩き強さを強にするかまたは叩き動作を行う(ONにする)ものである。
これにより、様々なもみ動作において、圧力計測手段によって計測した押圧力が大きい時には、叩き手段による叩き強さを強にするかまたは叩き動作を行って被施療者に充分なマッサージ効果を与え、圧力計測手段によって計測した押圧力が小さい時には、被施療者に対して施療子1が当接していないか当接していても被施療者に対する施療子1の押圧は弱く、叩き手段を行っても被施療者に適度なマッサージ効果を与えることがで期待できないため、叩き強さを弱くするかまたは叩き動作を停止して叩き手段の電力が無駄になるのを防止することができるものである。
なお、叩き手段としては図2に示すソレノイド42のほか、図9に示す振動モータ60であってもよい。この振動モータ60は、施療子アーム8に対して可動となるように取付けた補助アーム(特に図示せず)に振動モータ60を取付けてあり、補助アームには施療子1も取付けてあり、振動モータ60を駆動することで施療子アーム8に対して施療子1が駆動される。
1 施療子
36 背凭れ部
7 制御部
8 施療子アーム
36 背凭れ部
7 制御部
8 施療子アーム
Claims (4)
- 施療子を設けた施療子アームを背凭れ部に対して動作させて背凭れ部に凭れた被施療者に施療子によるもみ動作を行うもみ手段と、施療子を施療子アームに対して動作させて被施療者に叩き動作を行う叩き手段とを備えたマッサージ機において、もみ手段によって施療子が被施療者に向けて突出するように施療子アームを前方へ動作させた際に前記施療子アームの動作量が大きいほど叩き手段による叩き動作を強くする、または、前記施療子アームの動作量が大きい時に叩き手段による叩き動作を行う制御部を設けて成ることを特徴とするマッサージ機。
- 施療子を設けた施療子アームを背凭れ部に対して動作させて背凭れ部に凭れた被施療者に施療子によるもみ動作を行うもみ手段と、施療子を施療子アームに対して動作させて被施療者に叩き動作を行う叩き手段とを備えたマッサージ機において、施療子の被施療者への押圧力を計測する圧力計測手段を設けるとともに、前記圧力計測手段にて計測された押圧力が大きいほど叩き手段による叩き動作を強くする、または、前記施療子アームの動作量が大きい時に叩き手段による叩き動作を行う制御部を設けて成ることを特徴とするマッサージ機。
- 叩き手段としてソレノイドを設けて成ることを特徴とする請求項1又は2記載のマッサージ機。
- 叩き手段として振動モータを設けて成ることを特徴とする請求項1又は2記載のマッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004121971A JP2005304552A (ja) | 2004-04-16 | 2004-04-16 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004121971A JP2005304552A (ja) | 2004-04-16 | 2004-04-16 | マッサージ機 |
Publications (1)
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JP2005304552A true JP2005304552A (ja) | 2005-11-04 |
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ID=35434009
Family Applications (1)
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JP2004121971A Pending JP2005304552A (ja) | 2004-04-16 | 2004-04-16 | マッサージ機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005304552A (ja) |
-
2004
- 2004-04-16 JP JP2004121971A patent/JP2005304552A/ja active Pending
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