JP2002058722A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2002058722A
JP2002058722A JP2000250693A JP2000250693A JP2002058722A JP 2002058722 A JP2002058722 A JP 2002058722A JP 2000250693 A JP2000250693 A JP 2000250693A JP 2000250693 A JP2000250693 A JP 2000250693A JP 2002058722 A JP2002058722 A JP 2002058722A
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head
striking
striking head
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JP2000250693A
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Yukimasa Kuroiwa
幸正 黒岩
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KUROIWA DENSHI KOGYO KK
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KUROIWA DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障が少なく人手のようなマッサージ感覚が
得られる使い勝手の良い軽便な叩き式のマッサージ機を
提供する。 【構成】 所定の長さを有するアーム2の一端に、肩な
ど人体部位を叩くための打撃ヘッド3が取り付けられ
る。アーム2は、その両端が交互に上下動するよう水平
軸回りに揺動自在に設けられ、打撃ヘッド3に対向する
他の一端が駆動部10により周期的に押圧される。その
操作力により打撃ヘッド3が上昇移動され、これが所定
の高さまで達すると自重により降下し、その後その打撃
ヘッド3がアーム2に対する駆動部10の操作力で所定
の高さまで上昇移動される。そして、この動作の繰り返
しにより、打撃ヘッド3で人体部位が叩かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマッサージ機に係わ
り、特に肩凝りの際に用いて好適な叩き式のマッサージ
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、叩き式のマッサージ機として、特
開平4−40955号公報などに記載されるようモータ
の動力でクランク機構を作動させるといった機械的バイ
ブレータ式のものと、特開平5−253271号公報、
特開平11−332940号公報などに記載される電磁
ソレノイド式のものとが知られている。
【0003】このうち、電磁ソレノイド式の概略を図5
に示して説明すれば、Aは手持ち用のアーム、Hはその
先端に設けたヘッドであり、このヘッドHに電磁ソレノ
イドSが内蔵され、その電磁ソレノイドSの伸縮ロッド
の先端には肩など人体部位を叩くための叩き部材Fが取
り付けられる。そして、この種のマッサージ機はアーム
Aを手にしながらヘッドHを肩などの上に載せて使用す
るのであり、このとき叩き部材FがヘッドHの重量によ
り押し上げられ、これを図示せぬ検出器が検知すると電
磁ソレノイドSが叩き部材Fを突き出すよう作動し、そ
の反力でヘッドHが跳ね上げられるという動作を繰り返
すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、以上のよう
なマッサージ機は、ヘッドを肩の上などに直接載せて使
用することから重荷を背負っているような圧迫感があ
り、しかも手持ち式であるので疲れ易く、使用中におけ
る振動の伝播により手が痺れたり痛くなったりするなど
の問題もあった。又、叩く力を電磁力の制御により変化
させるという工夫もされているが、その変化割合は小さ
く人手のような強弱を発生し難いものであった。
【0005】更に、上記のような従来のマッサージ機
は、電磁ソレノイドなどの作動音が激しく使用中に不快
感があった。特に、従来のマッサージ機は何れも電磁ソ
レノイドやモータなどの動力源がヘッドに内蔵され、こ
れがヘッドと共に上下に繰り返し振動するので断線や電
気接点の接触不良が発生し易いという大きな問題があっ
た。
【0006】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その目的とする処は故障が少なく人手の
ようなマッサージ感覚が得られる使い勝手の良い軽便な
叩き式のマッサージ機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマッサージ機は、水平軸回りに揺動自在に
設けられるアームと、人体部位を叩くべく前記アームの
一端に取り付けられて所定の高さから自重により降下さ
れる打撃ヘッドと、前記アームに対して前記打撃ヘッド
を所定の高さまで上昇移動させるための操作力を与える
駆動部とを備え、好ましくは前記打撃ヘッドにより人体
部位に与えられる打力を増減させるための打力可変手段
を含んで成ることを特徴としている。
【0008】又、本発明はより好適な態様として、所定
の長さを有するアームの一端に人体部位を叩くための打
撃ヘッドを設けて成るハンマと、前記アームの両端が交
互に上下動するよう該アームをその長手方向に直交する
水平軸回りに揺動自在にして支持する取付台と、この取
付台を昇降させる昇降機構と、前記打撃ヘッドに対向す
るアームの他の一端を周期的に押圧して自重により降下
した打撃ヘッドを所定の高さまで上昇移動させる駆動部
とを備え、前記アームには人体部位に与えられる打撃ヘ
ッドの打力を増減するための打力可変手段が装置されて
成るマッサージ機を提供する。
【0009】ここで、打力可変手段はアームの長手方向
に沿って移動可能な重錘を含んで構成される。特に、打
力可変手段がアームに並列して回転可能に設けられるネ
ジ軸と、このネジ軸に結合して該ネジ軸の回転によりそ
の長手方向に沿って移動する重錘とから成り、前記ネジ
軸にはウォームと噛み合うウォームホイールが固定され
ると共に、前記ウォームは前記アームの揺動中心を成す
水平軸に取り付けられて該水平軸に与えられるモータの
動力により正逆に回転されるようにしている。
【0010】更に、駆動部は打撃ヘッドを所定の高さま
で上昇移動させるべくアームの部位を周期的に押圧する
接触子と、該接触子を所定方向に円運動させるための動
力源とを具備して成り、アームの揺動面内には打撃ヘッ
ドの降下位置を制限するための受座と該受座から前記ア
ームを離隔する方向に付勢するバネとが設けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。先ず、図1は本発明に係るマッ
サージ機の全体像を示す。図1において、1は本願マッ
サージ機の主要部を成すハンマであり、このハンマ1は
所定の長さを有する棒状のアーム2と、このアーム2の
長手方向一端(先端)に取り付けられるゴム質の打撃ヘ
ッド3とで構成される。打撃ヘッド3はマッサージ対象
として肩など人体部位を叩くためのものであり、その先
端は人体部位に当てる部分として丸められ、その上部は
取付金具4を介してアーム2の一端に固定される。
【0012】5はハンマ1を装置するための取付台であ
り、この取付台5はアーム2の両端が交互に上下動する
よう該アーム2をその長手方向に直交する水平軸回りに
揺動自在に支持している。特に、本例において、取付台
5はアーム2に沿って延びるベース6と、このベース6
上にアーム2を挟んで相対して取り付けられる前後の固
定板7,8とで構成され、その固定板7,8の相互間に
アーム2の揺動中心を成す水平軸としての支軸9が架設
される。尚、アーム2は打撃ヘッド3側が他の一端より
も揺動半径が大きく、ハンマ1の重心が支点(支軸9)
よりも打撃ヘッド3側に位置するよう設定される。
【0013】一方、取付台5には打撃ヘッド3による作
用力に抗してアーム2の他の一端に逆向きの操作力を与
える駆動部10が設けられる。この駆動部10は、打撃
ヘッド3に対向するアーム2の他の一端を周期的に押圧
して押し下げるのであり、これにより打撃ヘッド3が駆
動部10によるアーム2の操作量に比例した位置まで上
昇移動されるようになっている。つまり、駆動部10は
アーム2に対して打撃ヘッド3を所定の高さまで上昇移
動させる操作力を周期的に及ぼすのであり、その操作力
が解除されたときには打撃ヘッド3がその自重でアーム
2を図1の時計回りに揺動させつつ降下し、その後その
打撃ヘッド3が駆動部10の操作力により再度所定の高
さまで上昇移動されるという動作が繰り返されるように
なっている(図4参照)。
【0014】そして、以上のような打撃ヘッド3の往復
運動により人体部位が叩かれることになるのであるが、
アーム2にはその作用モーメントを変化させることによ
り人体部位に与えられる打撃ヘッド3の打力を増減させ
得る打力可変手段が設けられる。特に、この打力可変手
段はアーム2の長手方向に沿って移動する重錘11を含
んで構成される。重錘11はアーム2の外周に摺動自在
に嵌合して任意の位置でネジ止めできるようにしても良
いが、本例ではアーム2に沿ってネジ軸12を回転自在
に設ける一方、重錘11をネジ軸12に螺合するナット
として該ネジ軸12の外周にネジ結合し、この重錘11
がネジ軸12の回転によりその長手方向に移動するよう
にしている。ここで、ネジ軸12はその両端をアーム2
に取り付けたブラケット13により回転自在に支えら
れ、その一端部には外部から動力を受けるためのウォー
ムホイール14が固定される。
【0015】又、取付台5には打撃ヘッド3の降下位置
(降下量)を制限するための受座15(ストッパ)、及
びこの受座15からアーム2を離隔する方向に付勢する
バネ16が設けられる。受座15とバネ16はアーム2
の揺動面内、すなわちアーム2の軌道上にあって該アー
ム2の部位に対応して設けられ、それぞれアーム2の部
位を下方から支えるようになっている。本例において、
受座15はアーム2が水平状になったとき該アーム2の
部位と接触するような高さに設定されるが、その高さは
任意に設定することができ、その位置も図1のように打
撃ヘッド3側でアーム2の下方に配置するほか、これを
アーム2の支点すなわち支軸9より駆動部10側でアー
ム2の上方に配置するようにしてもよい。斯くて、打撃
ヘッド3の降下位置はアーム2の部位が受座15に衝突
する位置に制限されることになるが、打撃ヘッド3は必
ずしもアーム2が受座15に衝突する位置まで降下する
とは限らず、使用中にはアーム2が受座15に衝突する
前に打撃ヘッド3がその下方に置かれる人体部位に当た
って停止するのであり、このため使用中にあってはアー
ム2と受座15の衝突音は発生しない。尚、空運転した
場合も受座15とアーム2の衝突力がバネ16により緩
和されるようにしてある。ここで、バネ16は以上のよ
うな緩衝器として機能するほか、打撃ヘッド3が降下し
てから再上昇するまで人体部位上に載ったままにならぬ
よう打撃ヘッド3を所定位置まで押し上げ、人体部位に
作用する打撃ヘッド3の圧迫感を解消する働きをし、更
にその弾力によりアーム2の部位を打撃ヘッド3が上昇
する方向に付勢して駆動部10にかかる負荷を軽減する
働きもする。
【0016】一方、図1において、17は取付台5を昇
降させるための昇降機構であり、これは所定の面積を有
する台座18、この台座18上に直立する支柱19、こ
の支柱19に沿って設けたレール式のリニアガイド2
0、このリニアガイド20に沿って上下に摺動する昇降
台21、この昇降台21をリニアガイド20に沿って上
下に移動させるための送りネジ22、及びこの送りネジ
22を正逆に回転させるためのモータ23などから構成
される。このうち、送りネジ22はリニアガイド20に
並行して上下両端をブラケット24で回転可能に保持さ
れ、この送りネジ22と螺合する昇降台21には取付台
のベース6が固定される。又、リニアガイド20の上部
と下部には昇降台21の位置検出を行うリミットスイッ
チなどの検出器25A,25Bが設けられ、それら検出
器25A,25Bはその何れか一方で昇降台21を検出
したときモータ23を停止させる制御回路を構成する。
尚、その制御回路にはモータ23のON−OFF操作を
行う図示せぬスイッチが設けられ、そのスイッチ操作に
よりモータ23を起動させたり停止させたりして昇降台
21の高さ、延いては取付台5の高さを検出器25A,
25Bの相互間で自由に調節できるようになっている。
【0017】次に、図1におけるA−A線断面とB−B
線断面を図2、図3に示す。図2で明らかなように、ア
ーム2の揺動中心を成す支軸9は固定板7,8の間で両
端を軸受26,27,28にて回転自在に支えられてい
る。そして、その一端は固定板8を貫通し、その突端に
プーリ29が固定される。30は固定板8に取り付けた
モータ(可逆モータ)であり、その出力軸にはプーリ3
1が固定され、このプーリ31と上記したプーリ29に
は無端のベルト32が掛け回される。斯くて、モータ3
0の動力が支軸9に伝達されて該支軸9を正逆に回転さ
せることになる。尚、アーム2はモータ30の作動によ
り揺動することのないよう支軸9にブッシュ33を介し
て枢支される。又、支軸9にはアーム2に隣接してウォ
ーム34が固定され、このウォーム34とネジ軸12に
固定したウォームホイール14とが噛み合わされる。よ
って、支軸9の回転運動はウォーム34とウォームホイ
ール14とを通じてネジ軸12に伝達され、これにより
ネジ軸12もモータ30の動力を得て正逆に回転され、
その回転によって該ネジ軸12に設けた重錘11がその
軸方向(図2の紙面直角方向)へ移動するようになって
いる。尚、ウォーム34はアーム2の揺動中心と同軸上
に設けているので、アーム2の揺動時もウォーム34と
ウォームホイール14の結合状態が保たれ、ネジ軸12
にモータ30の動力が確実に伝達される。
【0018】一方、重錘11はネジ軸12の回転時にそ
の軸方向へ移動するよう回転を規制される。図3に示す
ように、アーム2にはその長手方向に沿って断面凹字形
のガイドレール35が取り付けられ、重錘11にはガイ
ドレール35に摺動可能に係合する掛金36が設けられ
る。このため、重錘11はネジ軸12の回転に連動して
回転する事なくその長手方向に移動することができる。
尚、図3において、ネジ軸12はブラケット13により
アーム2の真上から稍外れた位置で支持されるようにな
っているが、これはウォームホイール14がアーム2と
干渉することなくウォーム34に噛み合うようにするた
めである。
【0019】次に、図4において、アーム2には重錘1
1の移動量を制限するための検出器37A,37Bが設
けられる。検出器37A,37Bはリミットスイッチな
どで成り、それぞれガイドレール35の両側に取り付け
られる。本例において、それら検出器37A,37Bは
重錘11を検出したときに上記のモータ30を停止させ
る制御回路を構成するが、その制御回路にはモータ30
のON−OFF操作を行う図示せぬスイッチが設けら
れ、そのスイッチ操作によりモータ30を起動させたり
停止させたりして重錘11の位置を検出器37A,37
Bの相互間で自由に調節できるようになっている。そし
て、その重錘11の位置により人体部位に与えられる打
撃ヘッド3の打力を変えることができる。尚、検出器3
7A,37Bにより重錘11を検出したときモータ30
を停止させるのでなく、その回転方向が切り替わるよう
な制御回路を構成して重錘11が往復運動を繰り返し行
うようにしてもよい。そして、これによれば、打撃ヘッ
ド3による打力を使用中に連続的に変化させることがで
きる。
【0020】又、図4で明らかにするように、駆動部1
0は打撃ヘッド3に対向するアーム2の他の一端側で円
運動する接触子38と、この接触子38を円運動させる
ための動力源39(可変速モータ)とを含んで構成され
る。動力源39は取付台の固定板8(図1参照)に取り
付けられ、その出力軸には該動力源39により所定方向
(図4における時計回り)に回転される回転板40が取
り付けられ、その回転板の偏心位置に接触子38が突設
される。本例において、回転板40はアーム形であり、
その先端にローラ状の接触子38が取り付けられてい
る。そして、その接触子38はアーム2の一端上部を押
圧しながら下方移動する一方、上昇移動時にはアーム2
から離隔するようになっている。このため、アーム2は
接触子38による押圧時にその操作力で図4の想像線に
示すよう打撃ヘッド2側の一端が押し上げられ、その操
作力が解除されると打撃ヘッド2側の一端が降下すると
いう動作を繰り返すことになる。尚、アーム2の揺動運
動の速度は動力源39の速度により変えることができ
る。つまり、動力源39の速度を調整可能とすることに
より、打撃ヘッド3の上下運動の速度(打撃ヘッド3に
よる時間当たりの叩き回数)を自由に設定することがで
きる。
【0021】ここで、以上のように構成されるマッサー
ジ機の使用態様を説明する。使用時には本願マッサージ
機の近傍に椅子を配置するなどして腰掛け、肩などマッ
サージ対象を打撃ヘッド3の下方に位置付ける。このと
き、打撃ヘッド3が対象部に当たらないようであれば昇
降機構17を作動させて取付台5の高さを調整する。そ
して、その調整後、駆動部10を作動させるのであり、
これにより打撃ヘッド3が上下運動を始め、その降下時
に肩など人体部位が叩かれることになる。その打力が弱
い場合には重錘11を打撃ヘッド3側に移動させ、強い
場合にはこれを支軸9側に移動させればよい。このよう
に、重錘11を所定の位置に停止させたまま設定した所
定の打力でマッサージを受けても良いが、これを往復運
動させながら打力を変動させるようにしてもよい。尚、
マッサージ中、打撃ヘッド3は上述したように人体部位
に当たった位置で停止され、次いで駆動部10によるア
ーム2への操作力により所定の高さまで復帰されるので
あり、このためアーム2が受座15に当たらず騒音は発
生しない。又、打撃ヘッド3が人体部位に当たった後、
これが駆動部10の速度に関係なくバネ16の作用で人
体部位から瞬時に離隔されるようにしてあることから、
使用者は重荷を背負っているような圧迫感を受けない。
特に、図4に示すようバネ16が受座15より支軸9側
にあって、その高さが無負荷時に受座15より高くなる
よう設定され、打撃ヘッド3の降下時にアーム2が受座
15よりも先にバネ16と接触するようにしているの
で、人体部位を打撃ヘッド3の下方から退けるなどした
場合も受座15とアーム2の衝突力は緩和される。しか
も、バネ16はその弾力によって駆動部10による打撃
ヘッド3の押し上げを補助するので、駆動部10にかか
る負荷を軽減することができる。
【0022】以上、本発明の適用例を説明したが、本発
明は以上のような構成に限定されるものでなく、例えば
打力可変手段として、ネジ軸12をアーム2に沿って固
定して重錘11を手回しにより変移させるような構成と
することもできる。又、駆動部10として、流体圧シリ
ンダなどを利用することもでき、これによるアーム2の
操作位置を支軸9と打撃ヘッド3との間にすることもで
きる。一方、昇降機構17を椅子の背もたれに内蔵し、
その背もたれからアーム2を突出させるような形態にす
ることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よればアームを水平軸回りに揺動自在に設け、そのアー
ムの一端に人体部位を叩くための打撃ヘッドを取り付
け、この打撃ヘッドが所定の高さから自重により降下さ
れるようにしているので、打撃音の発生が殆ど無く、し
かも打撃ヘッドが人体部位に機械的に押し付けられるの
と違って異様な圧迫感を受けることがなく、人手による
ような快適なマッサージ感覚を得られる。特に、打撃ヘ
ッドに電磁ソレノイドなどを内蔵するのでなく、アーム
を駆動部により操作し、その操作力で打撃ヘッドを所定
の高さまで上昇移動させるようにしているので、打撃ヘ
ッドと人体部位との衝突による振動が駆動部に伝播する
のを防止できる。このため、故障原因が少なく長期に亙
って所定の機能を保ち得る。
【0024】又、人体部位に与えられる打撃ヘッドの打
力を増減させ得る打力可変手段を備えていることから、
患部の状態に合った適度な打力でマッサージを受けるこ
とができる。特に、アームに沿って重錘を移動可能に設
けていることから、打撃ヘッドによる打力の強弱を重錘
の移動範囲内で連続的に変化させることができ、その変
化割合も大きくすることができる。
【0025】更に、アームの揺動面内に打撃ヘッドの降
下位置を制限するための受座を設けているので、非使用
時にアームがぶらつく事がなく、しかも受座からアーム
を離隔する方向に付勢するバネを設けているので、空運
転の際にアームが受座に衝突する力を緩和することがで
き、特にそのバネの弾力により打撃ヘッドを人体部位か
ら瞬時に離隔させることができるので、重荷を背負って
いるような圧迫感を全く受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマッサージ機の好適な一例を示し
た全体図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】図1におけるB−B線断面図
【図4】ハンマの作動状態を示した側面図
【図5】従来の叩き式マッサージ機を示した概略図
【符号の説明】
1 ハンマ 2 アーム 3 打撃ヘッド 5 取付台 9 支軸(アームの揺動中心) 10 駆動部 11 重錘 12 ネジ軸 14 ウォームホイール 15 受座 16 バネ 17 昇降機構 30 モータ(重錘の移動用) 34 ウォーム 38 接触子 39 動力源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸回りに揺動自在に設けられるアー
    ムと、人体部位を叩くべく前記アームの一端に取り付け
    られて所定の高さから自重により降下される打撃ヘッド
    と、前記アームに対して前記打撃ヘッドを所定の高さま
    で上昇移動させるための操作力を与える駆動部とを備え
    たマッサージ機。
  2. 【請求項2】 打撃ヘッドにより人体部位に与えられる
    打力を増減させるための打力可変手段を含む請求項1記
    載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 所定の長さを有するアームの一端に人体
    部位を叩くための打撃ヘッドを設けて成るハンマと、前
    記アームの両端が交互に上下動するよう該アームをその
    長手方向に直交する水平軸回りに揺動自在にして支持す
    る取付台と、この取付台を昇降させる昇降機構と、前記
    打撃ヘッドに対向するアームの他の一端を周期的に押圧
    して自重により降下した打撃ヘッドを所定の高さまで上
    昇移動させる駆動部とを備え、前記アームには人体部位
    に与えられる打撃ヘッドの打力を増減するための打力可
    変手段が装置されて成るマッサージ機。
  4. 【請求項4】 打力可変手段は、アームの長手方向に沿
    って移動可能な重錘を含んで成る請求項2、又は3記載
    のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 打力可変手段は、アームに並列して回転
    可能に設けられるネジ軸と、このネジ軸に結合して該ネ
    ジ軸の回転によりその長手方向に沿って移動する重錘と
    から成り、前記ネジ軸にはウォームと噛み合うウォーム
    ホイールが固定されると共に、前記ウォームは前記アー
    ムの揺動中心を成す水平軸に取り付けられて該水平軸に
    与えられるモータの動力により正逆に回転される請求項
    2、又は3記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 駆動部は打撃ヘッドを所定の高さまで上
    昇移動させるべくアームの部位を周期的に押圧する接触
    子と、該接触子を所定方向に円運動させるための動力源
    とを具備して成る請求項1、又は3記載のマッサージ
    機。
  7. 【請求項7】 アームの揺動面内に、打撃ヘッドの降下
    位置を制限するための受座と該受座から前記アームを離
    隔する方向に付勢するバネとが設けられる請求項1、又
    は3記載のマッサージ機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106726333A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 中国医学科学院生物医学工程研究所 一种人体力学干预仪器
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