JP2006141661A - 揺動型運動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 足を置くあぶみ位置を移動させることによって、使用者の下腿姿勢を変化せしめ、身体の特定部位に選択的な運動効果が得られる揺動型運動装置を提供すること。
【解決手段】 この揺動型運動装置1は、モータと、このモータの出力回転軸の回転力を、使用者が着座可能な運動装置本体2の揺動運動に変換する駆動装置と、運動装置本体2の左右に吊り下げられ、使用者が足をかけることのできるあぶみ60とを備えたものであって、運動装置本体2に、モータ101と、このモータ101の出力回転軸102の回転力により、あぶみ60の位置を所定方向に移動させる駆動装置100とを具備している。
【選択図】 図5
【解決手段】 この揺動型運動装置1は、モータと、このモータの出力回転軸の回転力を、使用者が着座可能な運動装置本体2の揺動運動に変換する駆動装置と、運動装置本体2の左右に吊り下げられ、使用者が足をかけることのできるあぶみ60とを備えたものであって、運動装置本体2に、モータ101と、このモータ101の出力回転軸102の回転力により、あぶみ60の位置を所定方向に移動させる駆動装置100とを具備している。
【選択図】 図5
Description
本発明は、座席に使用者を着座させた状態で該座席を揺動運動させることで、前記使用者に運動負荷を付与する揺動型運動装置に関するものであって、詳しくはその運動装置本体の左右に吊り下げられたあぶみの移動装置に関するものである。
上記のように、座席に使用者を着座させた状態で該座席を有する運動装置本体を揺動運動させることで、前記使用者に運動負荷を付与する揺動型運動装置は、子供から老人まで利用可能な手軽な運動器具として、当初のスポーツクラブから、一般家庭へと普及してきている。そのような揺動型運動装置の典型的な従来技術としては、例えば特許文献1〜3が公知である。
このうち特許文献1の技術は、6軸パラレルメカニズムなどを用いて、一連の揺動パターンを実現するようにした腰痛予防訓練装置に関するものである。また、特許文献2の技術は、1台のモータとリンクとで、座席の前後方向の回転往復移動、左右回転往復移動を実現するようにしたバランス訓練装置に関するものである。また、特許文献3の技術は、筋電図やモーションキャプチャ技術によって、運動を分析し、運動目的に適した揺動を実現するようにした運動分析方法及び運動補助装置に関するものである。
特許第3394890号公報
特開2001−286578号公報
特開平11−155836号公報
しかしながら、上記したような従来の特許文献は、揺動を作り出す機構や、揺動による運動状態を検出する技術を開示するものであって、身体の特定部位を狙って選択的に運動効果を得るための、特定部位ごとの設計指針や具体的実現手段については何ら開示されていない。
本発明の目的は、足を置くあぶみの位置を移動させることによって、使用者の下腿姿勢を変化せしめ、身体の特定部位に選択的な運動効果が得られる揺動型運動装置を提供することである。
本発明は、使用者が着座可能な運動装置本体と、第1駆動源と、第1駆動源の出力回転軸の回転力を運動装置本体の揺動運動に変換する揺動運動装置と、運動装置本体の左右に吊り下げられ、使用者が足をかけることのできるあぶみとを備えた揺動型運動装置であって、第2駆動源と、第2駆動源の出力回転軸の回転力により、あぶみの位置を運動装置本体における所定方向に移動させるあぶみ移動装置とを具備したことを特徴とするものである。
あぶみ移動装置は、運動装置本体に形成され、あぶみの吊り下げ部を前後方向に案内する案内溝と、第2駆動源の出力回転軸の回転力を、あぶみの吊り下げ部の案内溝内における前後方向の往復運動に変換するクランクスライダ機構とを備えていることとしてもよい。
あぶみ移動装置は、第2駆動源の回転出力軸の回転力を、該回転出力軸に取り付けられたピニオンギヤと、あぶみの吊り下げ部に沿って上下方向に形成されたラックとの噛合により、あぶみの運動装置本体における上下方向の往復運動に変換するギヤ機構を備えていることとしてもよい。
本発明によれば、あぶみの位置を運動装置本体における所定方向に移動させるあぶみ移動装置が具備されたので、使用者が運動装置本体から降りたり、運動装置本体に乗ったりして自らのあぶみを調整する必要がなくなり、その使用者の思い通りの動作姿勢を実現できる。また、揺動運動装置による揺動運動中に、あぶみの位置を移動させることにより、特定部位の筋肉の負荷を増減できるので、選択的に運動効果を高めたり、減らしたりすることができる。また、揺動動作にあぶみの移動動作が加わるので、筋肉以外にバランス能力やリズム調整機構、歩行能力などの調整体力の強化にもつながる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る揺動型運動装置1の全体構成を示す側面図である。図1に示すように、実施形態1に係る揺動型運動装置1は、馬の背や鞍を模した形状で使用者が着座する座席2aを有する運動装置本体2と、この運動装置本体2内に設けられ、運動装置本体2を揺動させる駆動装置3と、後述するあぶみを移動させる駆動装置100と、運動装置本体2および駆動装置3,100を支える脚部50と、使用者が足をかけることができるあぶみ60とを備えてなっている。なお、図中の150はCPU等からなるコントローラ、151は使用者が操作可能な押圧式のスイッチ類である。
図1は、本発明の実施形態1に係る揺動型運動装置1の全体構成を示す側面図である。図1に示すように、実施形態1に係る揺動型運動装置1は、馬の背や鞍を模した形状で使用者が着座する座席2aを有する運動装置本体2と、この運動装置本体2内に設けられ、運動装置本体2を揺動させる駆動装置3と、後述するあぶみを移動させる駆動装置100と、運動装置本体2および駆動装置3,100を支える脚部50と、使用者が足をかけることができるあぶみ60とを備えてなっている。なお、図中の150はCPU等からなるコントローラ、151は使用者が操作可能な押圧式のスイッチ類である。
図2は揺動型運動装置1の駆動装置3を拡大して示す側面図であり、図3はその平面図であり、図4はその正面図である。図2〜図4において、座席2aを有する運動装置本体2が取り付けられる台座4は、連結リンク5a,5bを介して可動架台6に前後に揺動可能に支持され、可動架台6は水平なベース8に左右に揺動可能に支持されているとともに、台座4と可動架台6との間には駆動部13が収納されている。連結リンク5a,5bのうち、5aは台座4の左右両側に設けられた前リンクであり、5bは台座4の左右両側に設けられた後リンクである。前リンク5aの上端部は、台座4の前端部に設けた上軸ピン4aに軸着され、前リンク5aの下端部は可動架台6の側板16の前端部に設けた下軸ピン7aに軸着されている。また、後リンク5bの上端部は台座4の後端部に設けた上軸ピン4bに軸着され、後リンク5bの下端部は可動架台6の側板16の後端部に設けた下軸ピン7bに軸着されている。前後の各下軸ピン7a,7bは、連結リンク5a,5bを左右方向Yの軸線回りに回動可能に支持する左右軸を構成しており、これによって、台座4は左右軸7a,7b回りに図2の矢印Mで示す前後方向に往復回転移動可能となっている。
ベース8の両端部には、図2および図4に示すように、軸支板24が立設され、可動架台6の両端部には軸支板24と対向する連結板25がそれぞれ垂設され、軸支板24に対して連結板25がベース8と平行な前後軸9によって回動可能に連結されている。前後軸9はベース8の中央部の前後2箇所に配置されて可動架台6を前後軸9回りに回動可能に支持するものであり、これによって台座4は前後軸9回りに図4の矢印Nで示す左右方向に回転往復移動可能となっている。
一方、駆動部13は、例えばDCブラシレスモータである単体のモータ(第1駆動源)10と、このモータ10の出力回転軸12の回転力を台座4の前後方向Xの往復直進移動、左右軸7a,7b回りの回転往復移動及び前後軸9回りの回転往復移動にそれぞれ変換して、これら3動作を組合せて運動装置本体2を駆動可能とする2つの駆動部(揺動運動装置)13a,13bを備えている。本例のモータ10はベース8上の可動架台6内に縦据え置きされ、出力回転軸12の突出方向は上向きとされる。
第1駆動部13aは、前後方向Xの往復直進移動および左右軸7a,7b回りの回転往復移動用であり、第2駆動部13bは、前後軸9回りの回転往復移動用である。第1駆動部13aは、図2および図3で示すように、出力回転軸12にモータギア11および第1ギア14を介して連結される第1シャフト17と、第1シャフト17の端部に偏心して連結される偏心クランク19と、一端部が偏心クランク19に連結され、他端部が前リンク5aに設けた軸ピン5cに軸着されるアームリンク20とから成る。第1シャフト17の両端部は可動架台6にそれぞれ回動可能に支持されており、偏心クランク19が第1シャフト17に対して偏心円運動を行うことによって、アームリンク20を介して前リンク5aが前後方向Xに往復移動し、これにより連結リンク5a,5bに連結されている台座4、すなわち運動装置本体2が図1および図2の矢印Mで示す方向に揺動可能となっている。
また、第2駆動部13bは、図3および図4で示すように、前記第1シャフト17の連動ギア22と第2ギア15を介して連結された第2シャフト18と、一端部が第2シャフト18の端部に偏心して連結され、他端部がベース8に回動可能に連結される偏心ロッド21とを備えて構成される。第2シャフト18の両端部は可動架台6に回動可能に支持されている。偏心ロッド21は、可動架台6の左側或いは右側のいずれか一方に配置され(図3および図4では右側)、偏心ロッド21の上端部21aが図4に示す軸ピン29により第2シャフト18の端部に対して偏心して連結され、偏心ロッド21の下端部21bはベース8に固定したL形連結金具27に対して軸ピン28により回動可能に連結されている。したがって、第2シャフト18の回転により、偏心ロッド21の上端部21aが偏心円運動を行うことによって、台座4、すなわち運動装置本体2が図4の矢印Nで示すように、前後軸9回りの回転往復移動可能となっている。
図5は駆動装置100を模式的に示した斜視図である。なお、運動装置本体2は、実際には図1に示すような鞍型の形状を有するのであるが、ここでは直方体で近似したものとしており、前記駆動装置3、コントローラ150及びスイッチ類151は省略している。
図5に示すように、運動装置本体2は、断面逆凹字状にくりぬかれており、その内部に、駆動装置(あぶみ移動装置)100と、例えばDCブラシレスモータであるモータ(第2駆動源)101とを左右対称に備えている。駆動装置100は、運動装置本体2の前後方向に形成された所定長さの案内溝107と、この案内溝107にスライド自在に嵌め込まれたスライダ108と、モータ101の出力回転軸102の先端に固定した回転円板103と、一端が回転円板103上の偏心させた位置に軸ピン105で回転自在に取り付けられ、他端がスライダ108の後部に軸ピン106で回転自在に取り付けられた長尺のクランク部材104とを備えて成る。あぶみ60は、使用者が足をかけることのできるようにその下端側60bはL字状に屈曲され、この屈曲部分を覆うように円弧部分が形成されている。一方、その上端側60aはスライダ108の前部に軸ピン61で回転自在に取り付けられて吊り下げ部を形成している。
これらの駆動系を介して運動装置本体2とあぶみ60の複雑な運動が実現できる。図6は揺動型運動装置1の前記駆動系に加えて制御系を模式的に示したものである。図6において、150はコントローラ、151はスイッチ類であって、揺動運動スイッチ151aや前後移動調整スイッチ151bを含む。前後移動調整スイッチ151bは、例えば前後移動調整可能な位置の数だけ設けておいて、使用者がそのうちの所望のスイッチを選択すればよい。152,153はドライバ、154はセンサである。ここで、センサ154は例えばモータ101の出力回転軸102回りに取り付けられたエンコーダからなり、非接触で出力回転軸102の回転角度を検出することにより、スライダ108が前後移動調整スイッチ151bの選択されたスイッチに対応する所定位置に達したときに検出信号を発するものとする。そして、このセンサ154の検出信号を受けたコントローラ150は、ドライバ153に指令を発してモータ101を逆転させることによりブレーキをかけることができるようになっている。このブレーキに代えて、メカニカルブレーキ等を備えることとしてもよい。
駆動装置100は、左右対称に装備されているので、以下では、その一方の(図7の奥側)の動作について説明する。
図7は図5のA−A線断面図であって、あぶみ60の運動装置本体2における前後方向の移動を示す図である。あぶみ60は、揺動運動と切り離して単体で前後方向に移動させることができる。初期状態では、図7(a)に示すように、スライダ108が案内溝107の前端側にあって、図6の揺動運動スイッチ151aと前後移動調整スイッチ151bは、いずれもまだ操作されていないものとする。
使用者が前後移動調整スイッチ151bの所望のスイッチを選択してそれをオン操作すると、コントローラ150はドライバ153に指令を発し、これによりモータ101が駆動開始され、出力回転軸102を例えば反時計回りに回転する。この出力回転軸102の回転力が回転円板103、軸ピン105、クランク部材104、軸ピン106、スライダ108に順次伝達されて、図7(b)に示すように、スライダ108が案内溝107の後方へと移動する。そして、スライダ108が前後移動調整スイッチ151bの選択されたスイッチに対応する所定位置に達したときにセンサ154から検出信号が発せられる。すると、この検出信号を受けたコントローラ150がドライバ153に指令を発し、モータ101は逆転して駆動停止する。これにより、使用者は、前後方向の所望の位置で、スライダ108の移動を止めて、その位置にあぶみ60を固定することができる。
この場合、使用者は、前後移動調整スイッチ151bの操作により、あぶみ60を前後方向に移動させることができるため、いちいち装置から降りてあぶみ60の位置を調整する必要がなく、使用者にあったあぶみ60の位置が選択可能となる。また、あぶみ60の位置を前方にすることにより、身体の前部側への運動効果が高まり、あぶみ60を後方にすることにより、身体の後部側への運動効果を高めることができる。また、左右独立であぶみ60の移動を可能にすることにより、怪我等で左右一方の運動能力を飛躍的に高めたいとき、片側だけ運動効果を高めることができる。
ここで、もしスライダ108の移動を止めることなく、図7(c)に示すように、案内溝107の後端に到達すると、今度は、図7(d)に示すように、スライダ108の移動方向が反転して案内溝107の前方へと移動するようになり、図7(a)に示すような状態に戻る。これを繰り返すと、スライダ108は前後方向に往復運動することとなる。この往復運動を運動装置本体2の揺動運動中に行わせることができる。
このときには、使用者が前後移動調整スイッチ151bをなんら操作することなく、揺動運動スイッチ151aをオン操作するだけで、ドライバ152を介してモータ10が駆動開始される。モータ10の一方向に突出する出力回転軸12が回転すると、モータギア11と第1ギア14との噛み合いによって第1シャフト17が回転すると同時に、第1シャフト17の連動ギア22と第2ギア15との噛み合いによって第2シャフト18が回転する。第1シャフト17が回転すると該第1シャフト17の端部に連結された偏心クランク19が偏心円運動を行ない、アームリンク20を介して前リンク5aが前側の左右軸7aを中心に前後方向Xに回動する。このとき後リンク5bが協働して後側の左右軸7b回りに回動することから、台座4、すなわち運動装置本体2は前後方向Xに往復移動および揺動する。一方、第2シャフト18の回転によって、偏心ロッド21の上端部21aが偏心円運動を行ない、台座4、すなわち運動装置本体2は前後軸9回りに回転往復移動する。
このようにして、揺動運動中に、あぶみ60が運動装置本体2の前後方向に往復運動することとなり、身体の前後方向への運動効果をあげることができ、また、揺動のみの場合に比べて、バランス能力の運動効果をあげることができる。また、動作の複雑化により運動に飽きがこないため、継続が可能となる。
以上説明したように、本実施形態1によれば、運動装置本体2に、モータ101の出力回転軸102の回転力により、あぶみ60の位置を所定方向に移動させる駆動装置100が具備されたので、使用者が運動装置本体2から降りたり、運動装置本体2に乗ったりして自らのあぶみ60を調整する必要がなくなり、その使用者の思い通りの動作姿勢を実現できる。また、揺動運動中に、あぶみ60の位置を移動させることにより、特定部位の筋肉の負荷を増減できるので、選択的に運動効果を高めたり、減らしたりすることができる。また、揺動動作にあぶみ移動動作が加わるので、筋肉以外にバランス能力やリズム調整機構、歩行能力などの調整体力の強化にもつながる。
(実施形態2)
図8は本発明の実施形態2に係る揺動型運動装置の全体構成を示す図であって、(a)は正面断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。なお、上記実施形態1と共通する要素には同一番号を付して重複説明を省略する。
図8は本発明の実施形態2に係る揺動型運動装置の全体構成を示す図であって、(a)は正面断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。なお、上記実施形態1と共通する要素には同一番号を付して重複説明を省略する。
図8(a)(b)に示すように、実施形態2に係る揺動型運動装置1aの運動装置本体2は、上記実施形態1と同様の揺動運動装置としての駆動装置3と、第1駆動原としてのモータ10に加えて、駆動装置(あぶみ移動装置)200と、例えばDCブラシレスモータであるモータ(第2駆動源)201とを備えている。駆動装置200は、モータ201の出力回転軸202の先端に取り付けられたピニオンギヤ203と、あぶみ60の吊り下げ部に沿って上下方向に形成され、このピニオンギヤ203に噛合可能なラック204とからなるギヤ機構を備えている。
これらの駆動系を介して運動装置本体2とあぶみ60の複雑な運動が実現できる。図9は揺動型運動装置1aの前記駆動系に加えて制御系を模式的に示したものである。すなわち、前記図6において、スイッチ類151に含まれる前後移動調整スイッチ151bを上下移動調整スイッチ151cとし、ドライバ153で駆動されるモータ101をドライバ155で駆動されるモータ201とし、クランクスライダ機構をギヤ機構とし、センサ154をセンサ156であるとすると、本実施形態2の制御系が構築される。上下移動調整スイッチ151cは、例えば上下移動調整可能な位置の数だけ設けておいて、使用者がそのうちの所望のスイッチを選択すればよい。
ここで、センサ156は例えばモータ201の出力回転軸202回りに取り付けられたエンコーダからなり、非接触で出力回転軸202の回転角度を検出することにより、あぶみ60の上端側60aが上下移動調整スイッチ151cの選択されたスイッチに対応する所定位置に達したときに検出信号を発するものとする。そして、このセンサ156の検出信号を受けたコントローラ150は、ドライバ155に指令を発してモータ201を駆動停止させるようになっている。
駆動装置200も、左右対称に装備されているので、以下では、その一方の(図8(a)の紙面に向かって左側)の動作について説明する。
本実施形態2では、あぶみ60は、揺動運動と切り離して単体で上下方向に移動させることができる。初期状態では、図8(a)(b)に示すように、あぶみ60の吊り下げ部における上端側60aのラック204がピニオンギヤ203と噛合しており、図9の揺動運動スイッチ151aと上下移動調整スイッチ151cは、いずれもまだ操作されていないものとする。
使用者が上下移動調整スイッチ151cの所望のスイッチを選択してそれをオン操作すると、コントローラ150はドライバ155に指令を発し、これによりモータ201が駆動開始されて、出力回転軸202を例えば時計回りに回転する。すると、この出力回転軸202の回転力がピニオンギヤ203、ラック204に順次伝達されて、あぶみ60が上方へと移動する。そして、あぶみ60の上端側60aが上下移動調整スイッチ151cの選択されたスイッチに対応する所定位置に達したときにセンサ156から検出信号が発せられる。すると、この検出信号を受けたコントローラ150がドライバ155に指令を発し、モータ201は駆動停止する。これにより使用者は、上下方向の所望の位置で、あぶみ60の移動を止めて、その位置に固定することができる。
本実施形態2によれば、上下移動調整スイッチ151cで使用者が自分で左右のあぶみ60の位置を調整することができるので、鍛えたい側の脚、部位を効果的に鍛えることができ、さらにバランス感覚も強化される。
この場合も、上記実施形態1と同様に、運動装置本体2の揺動中にあぶみ60の位置を上下方向に移動させれば、さらに鍛えたい部位を鍛えることが可能であり、バランス感覚もさらに強化される。また、使用者がいちいち運動装置本体2から降りてあぶみ60の位置を調整する必要がなく、その使用者にあったあぶみ位置が選択可能となる。股関節の角度、膝関節の角度が調整できるため、あぶみ60を上げることにより、股関節、体幹に大きな運動効果をあげることができる。逆に、あぶみ60を下げることにより、膝、足への運動効果をあげることができる。また、左右独立であぶみ60の移動を可能にすることにより、怪我等で左右一方の運動能力を飛躍的に高めたいとき、片側だけ運動効果を高めることができる。
なお、上記実施形態1では、駆動装置100にクランクスライダ機構を用いているが、これに代えてモータ101に直結したネジ軸と、あぶみ60を吊り下げたボールナットとからなるいわゆるボールネジ機構を用いることとしてもよい。上記実施形態2についても同様である。
また、上記実施形態1,2では、モータ101,201を2台づつ装備したが、左右のあぶみ60を独立に移動させる必要がない場合には、各モータを1台づつ装備して、その1台のモータで左右の駆動装置100,200をそれぞれ駆動することとしてもよい。また、各モータ間の兼用によりさらなる簡素化を図ることもできる。
また、上記実施形態1,2では、モータ101,201の回転力を、そのままあぶみ60の位置移動に用いているが、減速ギヤを介在させてもよい。その場合にはより細かな位置制御が実現できる。
また、上記実施形態1,2のモータ10,101,201として、いずれも制御の容易なDCブラシレスモータを用いたが、このうちのモータ101,201についてはステップモータを用いれば前後移動調整スイッチ151bによる前後方向のインチング操作や、上下移動調整スイッチ151cによる上下方向のインチング操作が可能となり、それぞれあぶみ位置の微調整が可能となる。
また、上記実施形態1,2はそれぞれ単独でも実施できるが、これらを適宜組合わせテ実施することもできる。
1,1a 揺動型運動装置
2 運動装置本体
3 駆動装置
10 モータ(第1駆動源)
13 駆動部
13a,13b 駆動部(揺動運動装置)
100 駆動装置(あぶみ移動装置)
101 モータ(第2駆動源)
102 出力回転軸
103 回転円板(クランクスライダ機構)
104 クランク部材(クランクスライダ機構)
107 案内溝(クランクスライダ機構)
108 スライダ(クランクスライダ機構)
150 コントローラ
151 スイッチ類
151a 揺動運動スイッチ
151b 前後移動調整スイッチ
151c 上下移動調整スイッチ
200 駆動装置(あぶみ移動装置)
201 モータ(第2駆動源)
202 出力回転軸
203 ピニオンギヤ(ギヤ機構)
204 ラック(ギヤ機構)
2 運動装置本体
3 駆動装置
10 モータ(第1駆動源)
13 駆動部
13a,13b 駆動部(揺動運動装置)
100 駆動装置(あぶみ移動装置)
101 モータ(第2駆動源)
102 出力回転軸
103 回転円板(クランクスライダ機構)
104 クランク部材(クランクスライダ機構)
107 案内溝(クランクスライダ機構)
108 スライダ(クランクスライダ機構)
150 コントローラ
151 スイッチ類
151a 揺動運動スイッチ
151b 前後移動調整スイッチ
151c 上下移動調整スイッチ
200 駆動装置(あぶみ移動装置)
201 モータ(第2駆動源)
202 出力回転軸
203 ピニオンギヤ(ギヤ機構)
204 ラック(ギヤ機構)
Claims (3)
- 使用者が着座可能な運動装置本体と、第1駆動源と、第1駆動源の出力回転軸の回転力を運動装置本体の揺動運動に変換する揺動運動装置と、運動装置本体の左右に吊り下げられ、使用者が足をかけることのできるあぶみとを備えた揺動型運動装置であって、
第2駆動源と、第2駆動源の出力回転軸の回転力により、あぶみの位置を運動装置本体における所定方向に移動させるあぶみ移動装置とを具備したことを特徴とする揺動型運動装置。 - あぶみ移動装置は、運動装置本体に形成され、あぶみの吊り下げ部を前後方向に案内する案内溝と、第2駆動源の出力回転軸の回転力を、あぶみの吊り下げ部の案内溝内における前後方向の往復運動に変換するクランクスライダ機構とを備えていることを特徴とする請求項1記載の揺動型運動装置。
- あぶみ移動装置は、第2駆動源の回転出力軸の回転力を、該回転出力軸に取り付けられたピニオンギヤと、あぶみの吊り下げ部に沿って上下方向に形成されたラックとの噛合により、あぶみの運動装置本体における上下方向の往復運動に変換するギヤ機構を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の揺動型運動装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004335331A JP2006141661A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | 揺動型運動装置 |
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JP (1) | JP2006141661A (ja) |
Cited By (2)
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JP2008132004A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Alinco Inc | 乗馬型身体鍛練装置における鐙の取付構造 |
WO2011077865A1 (ja) * | 2009-12-22 | 2011-06-30 | パナソニック電工 株式会社 | 運動装置 |
-
2004
- 2004-11-19 JP JP2004335331A patent/JP2006141661A/ja active Pending
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