JP2005304228A - 電気システム - Google Patents
電気システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005304228A JP2005304228A JP2004119075A JP2004119075A JP2005304228A JP 2005304228 A JP2005304228 A JP 2005304228A JP 2004119075 A JP2004119075 A JP 2004119075A JP 2004119075 A JP2004119075 A JP 2004119075A JP 2005304228 A JP2005304228 A JP 2005304228A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turned
- system main
- inverter
- voltage
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】 直流電源のプラス側に接続されたシステムメインリレー側および直流電源のマイナス側に接続されたシステムメインリレー側のいずれが異常であるかを診断可能な電気システムを提供する。
【解決手段】 システムメインリレーSMR1は、端子11が電池10の正極10Pに接続され、端子12がインバータ20の高圧端子21に接続される。システムメインリレーSMR2は、端子13が電池10の負極10Nに接続され、端子14がインバータ20の低圧端子22に接続される。DC/DCコンバータ30は、高圧端子31がシステムメインリレーSMR1の端子12に接続され、低圧端子32が電池10の負極10Nに接続される。ECU60は、電池電流Ib、信号EMGおよびインバータ電圧Vinvに基づいてシステムメインリレーSMR1,SMR2側のいずれが異常であるかを診断する。
【選択図】 図1
【解決手段】 システムメインリレーSMR1は、端子11が電池10の正極10Pに接続され、端子12がインバータ20の高圧端子21に接続される。システムメインリレーSMR2は、端子13が電池10の負極10Nに接続され、端子14がインバータ20の低圧端子22に接続される。DC/DCコンバータ30は、高圧端子31がシステムメインリレーSMR1の端子12に接続され、低圧端子32が電池10の負極10Nに接続される。ECU60は、電池電流Ib、信号EMGおよびインバータ電圧Vinvに基づいてシステムメインリレーSMR1,SMR2側のいずれが異常であるかを診断する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、正極側および負極側にリレーを備える電気システムに関し、特に、正極側および負極側の異常を診断が可能な電気システムに関するものである。
特許文献1は、モータ駆動装置MDRVを開示する。図10は、従来のモータ駆動装置の概略図である。図10を参照して、モータ駆動装置MDRVは、直流電源Bと、システムメインリレーSMR1〜SMR3と、制限抵抗LRと、電源側電圧センサーVBと、負荷側電圧センサーVIと、コンデンサCと、インバータINVとを備える。
直流電源Bは、積層電池モジュールBM1,BM2と、高電圧フューズHFとからなる。積層電池モジュールBM1、高電圧フューズHFおよび積層電池モジュールBM2は、この順で直列に接続されて直流電源Bを構成する。
システムメインリレーSMR1および制限抵抗LRは、直流電源Bの正極とインバータINVの高圧側との間に直列に接続される。システムメインリレーSMR2は、直流電源Bの正極とインバータINVの高圧側との間で、直列に接続されたシステムメインリレーSMR1および制限抵抗LRに並列に接続される。システムメインリレーSMR3は、直流電源Bの負極とインバータINVの低圧側との間に接続される。
コンデンサCは、インバータINVの入力側にインバータINVと並列に接続される。
電源側電圧センサーVBは、直流電源Bから出力される電源側電圧Vbatを検出する。また、負荷側電圧センサーVIは、負荷側電圧Vinvを検出する。コンデンサCは、直流電源Bからの直流電圧を平滑化してインバータINVへ供給する。インバータINVは、コンデンサCからの直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。
モータ駆動装置MDRVにおいて、システムが起動される前に、すなわち、システムメインリレーSMR1〜SMR3がオンされる前に、電源側電圧センサーVBによって電源側電圧Vbatが検出される。そして、検出された電源側電圧Vbatが参照電圧Vrefよりも低い場合、積層電池モジュールBM1,BM2および高電圧フューズHFのいずれかが異常であると判定する。
次に、システムメインリレーSMR1〜SMR3をオフしたまま、負荷側電圧センサーVIによって負荷側電圧Vinvをさらに検出し、電源側電圧Vbatを負荷側電圧Vinvと比較する。そして、電源側電圧Vbatが負荷側電圧Vinvに等しいとき、システムメインリレーSMR1とSMR3、システムメインリレーSMR2とSMR3、またはシステムメインリレーSMR1,SMR2,SMR3のいずれかの組合せの溶着が発生していると判定する。
このように、特許文献1は、システムメインリレーSMR1〜SMR3のいずれかの組合せに異常が発生しているか否かを判定する方法を開示する。
特開2001−327001号公報
特開2000−270561号公報
特開平8−205376号公報
特開2003−9312号公報
しかし、特許文献1に開示された判定方法では、直流電源Bのプラス側に接続されたシステムメインリレー側および直流電源Bのマイナス側に接続されたシステムメインリレー側のいずれが異常であるかを判定することができない。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、直流電源のプラス側に接続されたシステムメインリレー側および直流電源のマイナス側に接続されたシステムメインリレー側のいずれが異常であるかを診断可能な電気システムを提供することである。
この発明によれば、電気システムは、電源と、第1および第2のリレーと、第1および第2のデバイスとを備える。第1のリレーは、電源の正極に接続された一方端子と、他方端子とを有する。第2のリレーは、電源の負極に接続された一方端子と、他方端子とを有する。第1のデバイスは、第1のリレーの一方端子および他方端子のいずれか一方側に接続された高圧端子と、第2のリレーの一方端子および他方端子のいずれか他方側に接続された低圧端子とを有する。第2のデバイスは、第1のリレーの一方端子または他方端子に接続された高圧端子と、第2のリレーの一方端子または他方端子に接続された低圧端子とを有する。
好ましくは、第2のデバイスの高圧端子は、第1のリレーの一方端子および他方端子のいずれか他方側に接続される。また、第2のデバイスの低圧端子は、第2のリレーの一方端子および他方端子のいずれか一方側に接続される。
好ましくは、第1のデバイスは、モータを駆動するインバータである。第2のデバイスは、電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータである。
好ましくは、第1のデバイスは、電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータである。第2のデバイスは、モータを駆動するインバータである。
また、この発明によれば、電気システムは、電源と、第1および第2のリレーと、第1から第3のデバイスとを備える。第1のデバイスは、高圧端子と低圧端子とを有する。第1のリレーは、電源の正極に接続された一方端子と、第1のデバイスの高圧端子に接続された他方端子とを有する。第2のリレーは、電源の負極に接続された一方端子と、第1のデバイスの低圧端子に接続された他方端子とを有する。第2のデバイスは、第1のリレーの一方端子および他方端子のいずれか一方側に接続された高圧端子と、第2のリレーの一方端子および他方端子のいずれか他方側に接続された低圧端子とを有する。第3のデバイスは、第1のリレーの一方端子および他方端子のいずれか他方側に接続された高圧端子と、第2のリレーの一方端子および他方端子のいずれか一方側に接続された低圧端子とを有する。
好ましくは、第1のデバイスは、モータを駆動するインバータである。第2のデバイスは、電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータである。第3のデバイスは、車両に搭載される補機を駆動する駆動装置である。
好ましくは、第1のデバイスは、電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータである。第2のデバイスは、モータを駆動するインバータである。第3のデバイスは、車両に搭載される補機を駆動する駆動装置である。
好ましくは、第1のデバイスは、車両に搭載される補機を駆動する駆動装置である。第2のデバイスは、電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータである。第3のデバイスは、モータを駆動するインバータである。
好ましくは、電気システムは、異常診断手段をさらに備える。異常診断手段は、第1および第2のリレーをオン/オフして第1のリレー側および第2のリレー側の異常を診断する。
この発明によれば、2つのデバイスを備える電気システムにおいては、1つのデバイスの高圧端子および低圧端子のいずれか一方が電池に直接接続され、他方がリレーを介して電池に接続される。
また、この発明によれば、3つのデバイスを備える電気システムにおいては、1つのデバイスの高圧端子および低圧端子の両方がリレーを介して電池に接続され、残りの2つのデバイスは、リレーまたは電池に対して逆に接続される。
したがって、この発明によれば、正極側および負極側に接続された2つのリレーをオン/オフしたときの複数のデバイスのオン/オフを検知することによって、正極側および負極側のいずれが異常であるかを診断できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による電気システムの概略図である。図1を参照して、実施の形態1による電気システム100は、電池10と、システムメインリレーSMR1,SMR2と、高圧配線HLN1〜HLN5と、低圧配線LLN1〜LLN3と、電流センサー15と、3相配線16と、インバータ20と、DC/DCコンバータ30と、バッテリ40と、ECU(Electrical Control Unit)50,60とを備える。
図1は、この発明の実施の形態1による電気システムの概略図である。図1を参照して、実施の形態1による電気システム100は、電池10と、システムメインリレーSMR1,SMR2と、高圧配線HLN1〜HLN5と、低圧配線LLN1〜LLN3と、電流センサー15と、3相配線16と、インバータ20と、DC/DCコンバータ30と、バッテリ40と、ECU(Electrical Control Unit)50,60とを備える。
なお、電気システム100は、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される。そして、モータM1は、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動するためのモータである。また、モータM1は、ハイブリッド自動車のエンジンに連結され、エンジンの回転力によって発電する発電機の機能と、エンジン始動を行なう電動機の機能とを併せ持つモータジェネレータとしてハイブリッド自動車に搭載されてもよい。
システムメインリレーSMR1は、端子11,12を有し、システムメインリレーSMR2は、端子13,14を有する。また、インバータ20は、高圧端子21と、低圧端子22とを有する。さらに、DC/DCコンバータ30は、高圧端子31と、低圧端子32とを有する。
端子11は、高圧配線HLN1によって電池10の正極10Pに接続され、端子12は、高圧配線HLN2によってインバータ20の高圧端子21に接続され、高圧配線HLN2およびHLN3によってDC/DCコンバータ30の高圧端子31に接続される。端子13は、低圧配線LLN1によって電池10の負極10Nに接続され、端子14は、低圧配線LLN2によってインバータ20の低圧端子22に接続される。DC/DCコンバータ30の低圧端子32は、低圧配線LLN1およびLLN3によって電池10の負極10Nに直接接続される。
インバータ20は、3相配線16によってモータM1に接続される。
このように、インバータ20は、高圧端子21および低圧端子22がそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2を介して電池10に接続される。また、DC/DCコンバータ30は、高圧端子31がシステムメインリレーSMR1を介して電池10の正極10Pに接続され、低圧端子32が電池10の負極10Nに直接接続される。
バッテリ40は、高圧配線HLN4によってDC/DCコンバータ30に接続され、ECU60は、高圧配線HLN4およびHLN5によってDC/DCコンバータ30に接続される。
電池10は、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池からなる。システムメインリレーSMR1,SMR2は、それぞれ、ECU60からの信号SE1,SE2によってオン/オフされる。より具体的には、システムメインリレーSMR1は、H(論理ハイ)レベルの信号SE1によってオンされ、L(論理ロー)レベルの信号SE1によってオフされる。また、システムメインリレーSE2は、Hレベルの信号SE2によってオンされ、Lレベルの信号SE2によってオフされる。
電流センサー15は、モータM1に流れるモータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流MCRTをECU60へ出力する。
インバータ20は、システムメインリレーSMR1,SMR2を介して受けた電源電圧Vbを平滑化し、その平滑化した直流電圧をECU60からの信号PWMによって交流電圧に変換してモータM1を駆動する。なお、インバータ20がモータM1を駆動することは、モータM1を力行モードで駆動することと、モータM1を回生モードで駆動することとの両方を含む。
また、インバータ20は、高圧端子21と低圧端子22との間に印加されたインバータ電圧Vinvを検出し、その検出したインバータ電圧VinvをECU60へ出力する。
DC/DCコンバータ30は、システムメインリレーSMR1を介して電源電圧Vbを受け、その受けた電源電圧Vbを降圧する。そして、DC/DCコンバータ30は、降圧された直流電圧を高圧配線HLN4を介してバッテリ40へ供給し、高圧配線HLN4およびHLN5を介してECU60へ供給する。
また、DC/DCコンバータ30は、電源電圧Vbが高圧端子31に供給されないとき、異常を示す信号EMGを生成してECU60へ出力する。
バッテリ40は、DC/DCコンバータ30から供給された直流電圧を蓄積する。ECU50は、電池10に入出力される電池電流Ibを検出し、その検出した電池電流IbをECU60へ出力する。
ECU60は、ECU50から電池電流Ibを受け、インバータ20からインバータ電圧Vinvを受け、DC/DCコンバータ30から信号EMGを受け、電流センサー15からモータ電流MCRTを受け、電気システム100の外部に設けられたECU(図示せず)からトルク指令値TRを受ける。
そして、ECU60は、電池電流Ibに基づいて高圧配線HLN1〜HLN3が正常であるか否かを判定する。また、ECU60は、HレベルまたはLレベルの信号SE1,SE2を生成してそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力する。
さらに、ECU60は、インバータ電圧Vinvおよび信号EMGに基づいて、後述する方法によって高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3が断線しているか否かを診断し、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々が正常であるか否かを診断する。
さらに、ECU60は、インバータ電圧Vinv、モータ電流MCRTおよびトルク指令値TRに基づいて、後述する方法によって信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ20へ出力する。
図2は、図1に示すインバータ20の回路図である。図2を参照して、インバータ20は、高圧端子21および低圧端子22に加えて、正母線LN1と、負母線LN2と、コンデンサ23と、電圧センサー24と、U相アーム25と、V相アーム26と、W相アーム27とを含む。
正母線LN1は、高圧端子21に接続され、負母線LN2は、低圧端子22に接続される。コンデンサ23は、正母線LN1と負母線LN2との間に接続される。電圧センサー24は、コンデンサ23の両端の電圧を検出し、その検出した電圧をインバータ電圧VinvとしてECU60へ出力する。
U相アーム25、V相アーム26およびW相アーム27は、正母線LN1と負母線LN2との間に並列に接続される。U相アーム25は、直列に接続されたNPNトランジスタQ1,Q2からなり、V相アーム26は、直列に接続されたNPNトランジスタQ3,Q4からなり、W相アーム27は、直列に接続されたNPNトランジスタQ5,Q6からなる。そして、各NPNトランジスタQ1〜Q6のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流が流れるようにダイオードD1〜D6がそれぞれ接続されている。
各相アームの中間点は、モータM1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータM1は、3相の永久磁石モータであり、U,V,W相の3つのコイルの一端が中点に共通接続されて構成され、U相コイルの他端がNPNトランジスタQ1,Q2の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点にそれぞれ接続されている。
再び、図1を参照して、ECU60は、インバータ電圧Vinv、モータ電流MCRTおよびトルク指令値TRに基づいて、モータM1の各相に印加する電圧を演算し、その演算した電圧に基づいてNPNトランジスタQ1〜Q6を実際にオン/オフするための信号PWMを生成する。
電気システム100において高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の各々が正常であるか否かを診断する方法について説明する。システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の正常/異常を診断する場合、ECU60は、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせる。
具体的には、ECU60は、信号SE1および信号SE2の論理レベルを次のように変化させる。信号SE1および信号SE2の論理レベルの組合せを[SE1,SE2]のように表わすことにする。したがって、ECU60は、[H,H]、[H,L]、[L,H]および[L,L]の4組の信号[SE1,SE2]を生成してシステムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフする。
システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたときのシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常/異常状態と、インバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフ状態とを表1に示す。
なお、表1において、インバータ20がオンとは、インバータ20に含まれるコンデンサ23の両端の電圧であるインバータ電圧Vinvが電源電圧Vbにほぼ等しいこと(Vinv≒Vb)を意味し、インバータ20がオフとは、インバータ電圧Vinvが電源電圧Vbよりも低いこと(Vinv<Vb)を意味する。
また、DC/DCコンバータ30がオンとは、DC/DCコンバータ30が信号EMGをECU60へ出力しないことを意味し、DC/DCコンバータ30がオフとは、DC/DCコンバータ30が信号EMGをECU60へ出力することを意味する。
したがって、ECU60は、インバータ電圧Vinvが電源電圧Vbにほぼ等しいとき、インバータ20がオンされていると診断し、インバータ電圧Vinvが電源電圧Vbよりも低いときインバータ20がオフされていると診断する。また、ECU60は、DC/DCコンバータ30から信号EMGを受けないとき、DC/DCコンバータ30がオンされていると診断し、DC/DCコンバータ30から信号EMGを受けたとき、DC/DCコンバータ30がオフされていると診断する。
さらに、表1において、“+側”は、システムメインリレーSMR1および高圧配線HLN1〜HLN3を意味し、“−側”は、システムメインリレーSMR2および低圧配線LLN1〜LLN3を意味する。
ECU60が[H,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSE1,SE2へ出力したとき、+側および−側が実際にオンされると、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2は、全て正常であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。
しかし、実際には、+側がオンされ、−側がオフされると、”システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN2が断線”であり、インバータ20はオフされ、DC/DCコンバータ30はオンされる。インバータ20は、システムメインリレーSMR1およびSMR2を介して電池10から電源電圧Vbを受けているのに対し、DC/DCコンバータ30は、システムメインリレーSMR1のみを介して電池10から電源電圧Vbを受けているので、+側がオンされ、システムメインリレーSMR2がオフ固着または低圧配線LLN2が断線になると、インバータ20は、オフされ、DC/DCコンバータ30はオンされる。
また、実際には、+側がオフされ、−側がオンされると、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30はオフされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフされると、“二重故障”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1,SMR2の両方がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3が断線”であることである。
次に、ECU60が[H,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、システムメインリレーSMR2が“オン固着”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが“正常”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされる。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、 “二重故障”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であり、“システムメインリレーSMR2がオン固着”であることである。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、“システムメインリレーSMR1がオフ固着” または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
引続いて、ECU60が[L,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、システムメインリレーSMR1が“オン固着”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、 “二重故障”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1がオン固着”であり、かつ、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN1〜LLN3が断線”であることである。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、 高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが“正常”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN1〜LLN3が断線”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
最後に、ECU60が[L,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、 “二重故障”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。この場合、二重故障の要因は、システムメインリレーSMR1,SMR2の両方が“オン固着”であることである。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、“システムメインリレーSMR1がオン固着”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされる。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、 システムメインリレーSMR2が“オン固着”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが “正常”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
したがって、ECU60は、[H,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20がオフであり、DC/DCコンバータ30がオンであることを検知したとき、−側オフ異常(“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN2が断線”)であると診断する。
また、ECU60は、[H,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンであることを検知したとき、−側オン異常(システムメインリレーSMR2が“オン固着”)であると診断する。
さらに、ECU60は、[L,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンであることを検知したとき、+側オン異常(システムメインリレーSMR1が“オン固着”)であると診断する。
さらに、ECU60は、[L,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20がオフであり、DC/DCコンバータ30がオンであることを検知したとき、システムメインリレーSMR1が“オン固着”であり、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN2が断線”であると診断する。
さらに、ECU60は、[L,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンであることを検知したとき、システムメインリレーSMR1,SMR2の両方が“オン固着”であると診断する。
さらに、ECU60は、[L,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20がオフであり、DC/DCコンバータ30がオンであることを検知したとき、+側オン異常(システムメインリレーSMR1が“オン固着”)であると診断する。
さらに、ECU60は、[H,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフであることを検知し、かつ、[H,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフであることを検知したとき、+側オフ異常(“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”)であると診断する。
[H,H]からなる信号SE1,SE2がそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力されたとき、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフである要因は、“システムメインリレーSMR1が“オフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であること、または“システムメインリレーSMR1,SMR2の両方がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3が断線”であることである。
また、[H,L]からなる信号SE1,SE2がそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力されたとき、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフである要因は、“システムメインリレーSMR1がオフ固着” または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であること、または“システムメインリレーSMR1がオフ固着” または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であり、かつ、“システムメインリレーSMR2がオン固着”であることである。
そうすると、システムメインリレーSMR2が“オフ固着”であり、かつ、“オン固着”であることは、有り得ないので、システムメインリレーSMR1が“オフ固着” または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であると診断することにしたものである。
このように、電気システム100においては、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせ、インバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフを検知することによって、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々が“正常”、“オン固着”および“オフ固着”であるか否かを診断でき、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3が“正常”および“断線”であるか否かを診断できる。
そして、ECU60は、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが“正常”であると診断したとき、[H,H]からなる信号SE1,SE2を出力してシステムメインリレーSMR1,SMR2をオンし、インバータ電圧Vinv、モータ電流MCRTおよびトルク指令値TRに基づいて、上述した方法によって信号PWMを生成してインバータ20のNPNトランジスタQ1〜Q6へ出力する。
これにより、NPNトランジスタQ1〜Q6は、スイッチング制御され、インバータ20は、トルク指令値TRによって指定されたトルクを出力するようにモータM1を駆動する。
図3は、図1に示す電気システム100において、システムメインリレーSMR1,SMR2のオフ固着またはシステムメインリレーSMR1,SMR2側の断線を診断する動作を説明するためのフローチャートである。
図3を参照して、一連の動作が開始されると、インバータ20に含まれるコンデンサ23のプリチャージが指令される(ステップS1)。すなわち、ECU60は、Hレベルの信号SE1およびSE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力する。なお、図1においては、制限抵抗が図示されていないが、実際には、制限抵抗がシステムメインリレーSMR1に直列に接続されている。したがって、システムメインリレーSMR1,SMR2をオンしてもコンデンサ23には突入電流が流れない。
ステップS1の後、ECU60は、インバータ20からインバータ電圧Vinvを受け、インバータ電圧Vinvが電源電圧Vbにほぼ等しいか否かを判定する。すなわち、ECU60は、プリチャージが可能であるか否かを判定する(ステップS2)。
そして、プリチャージが可能であると判定されたとき、ECU60は、上述した方法によって信号PWMを生成してインバータ20へ出力する。そうすると、NPNトランジスタQ1〜Q6は、信号PWMによってスイッチング制御され、インバータ20は、トルク指令値TRによって指定されたトルクを出力するようにモータM1を駆動する。すなわち、正常処理シーケンスが実行される(ステップS3)。
一方、ステップS2において、プリチャージが不可能であると判定されたとき、ECU60は、ECU50から受けた電池電流Ibがほぼ零であるか否かを判定する。すなわち、ECU60は、高圧配線HLN1〜HLN3が断線しているか否かを判定する(ステップS4)。そして、電池電流Ibがほぼ零でないと判定されたとき、ECU60は、短絡が発生していると診断する(ステップS5)。
一方、ステップS4において、電池電流Ibがほぼ零であるとき、ECU60は、信号EMGを受けたか否かによってDC/DCコンバータ30が起動可能であるか否かを判定する(ステップS6)。そして、ECU60は、DC/DCコンバータ30から信号EMGを受けていないとき、DC/DCコンバータ30を起動可能であると判定し(ステップS6においてYes)、システムメインリレーSMR2側の低圧配線LLN2が断線またはシステムメインリレーSMR2がオフ固着であると診断する(ステップS7)。
一方、ステップS6において、ECU60は、DC/DCコンバータ30から信号EMGを受けているとき、DC/DCコンバータ30を起動不可能であると判定し(ステップS6においてNo)、システムメインリレーSMR1側の高圧配線HLN3が断線またはシステムメインリレーSMR1がオフ固着であると診断する(ステップS8)。
そして、ステップS3、ステップS7およびステップS8のいずれかの後、一連の動作が終了する。
図4は、図1に示す電気システム100において各システムメインリレーSMR1,SMR2の “正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、低圧配線LLN2および高圧配線HLN1〜HLN3の断線とを診断する動作を説明するためのフローチャートである。
図4を参照して、一連の動作が開始されると、ECU60は、Hレベルの信号SE1およびSE2を出力してシステムメインリレーSMR1,SMR2をオンする(ステップS11)。そして、ECU60は、上述した方法によってインバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたか否かを判定し(ステップS12)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたとき、上述した方法によって信号PWMを生成してインバータ20へ出力する。これによって、正常処理シーケンスが実行される(ステップS13)。
一方、ステップS12において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされなかったと判定されたとき、ECU60は、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされたか否かをさらに判定する(ステップS14)。そして、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されたとき、ECU60は、システムメインリレーSMR2がオフ固着または低圧配線LLN2が断線であると診断する(ステップS15)。
一方、ステップS14において、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、Hレベルの信号SE1と、Lレベルの信号SE2とを出力してシステムメインリレーSMR1をオンし、かつ、システムメインリレーSMR2をオフする(ステップS16)。
そして、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたか否かを判定し(ステップS17)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたと判定したとき、システムメインリレーSMR2がオン固着であると診断する(ステップS18)。
一方、ステップS17において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、Lレベルの信号SE1と、Hレベルの信号SE2とを出力してシステムメインリレーSMR1をオフし、かつ、システムメインリレーSMR2をオンする(ステップS19)。
そして、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたか否かを判定し(ステップS20)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたと判定したとき、システムメインリレーSMR1がオン固着であると診断する(ステップS21)。
一方、ステップS20において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、Hレベルの信号SE1およびSE2を出力してシステムメインリレーSMR1およびSMR2をオンする(ステップS22)。
そして、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされたか否かを判定し(ステップS23)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされたと判定したとき、Hレベルの信号SE1と、Lレベルの信号SE2とを出力してシステムメインリレーSMR1をオンし、かつ、システムメインリレーSMR2をオフする(ステップS24)。
その後、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされたか否かを判定し(ステップS25)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされたと判定したとき、システムメインリレーSMR1がオフ固着または高圧配線HLN1〜HLN3が断線であると診断する(ステップS26)。
一方、ステップS23において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされたと判定されなかったとき、ECU60は、インバータ20がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたか否かをさらに判定する(ステップS27)。そして、インバータ20がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されたとき、一連の動作は、ステップS15へ移行する。また、インバータ20がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されなかったとき、一連の動作は、ステップS13へ移行する。
一方、ステップS25において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされたと判定されなかったとき、ECU60は、インバータ20がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたか否かをさらに判定する(ステップS28)。そして、インバータ20がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されたとき、一連の動作は、ステップS13へ移行する。また、インバータ20がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されなかったとき、一連の動作は、ステップS21へ移行する。
そして、ステップS13、ステップS15、ステップS18、ステップS21およびステップS26のいずれかの後、一連の動作は、終了する。
上述したように、図3および図4に示すフローチャートに従えば、システムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断することができる。
なお、電気システム100におけるシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線との診断は、実際には、CPU(Central Processing Unit)によって実行され、CPUは、図3または図4に示すフローチャートの各ステップを備えるプログラムをROM(Read Only Memory)から読出して実行し、図3または図4に示すフローチャートに従ってシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断する。
したがって、ROMは、コンピュータ(CPU)が読取り可能なプログラムを記録した記録媒体に相当する。
電気システム100においては、ECU60は、上述した方法によってシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断し、システムメインリレーSMR1,SMR2、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3が正常であるとき、上述した方法によって信号PWMを生成してインバータ20へ出力する。そして、NPNトランジスタQ1〜Q6は、信号PWMによってスイッチング制御され、インバータ20は、電池10からの直流電圧を交流電圧に変換してモータM1を駆動する。
なお、電気システム100においては、DC/DCコンバータ30の高圧端子31は、システムメインリレーSMR1の端子12に接続され、低圧端子32は、電池10の負極10Nに直接接続されると説明したが、この発明においては、これに限らず、高圧端子31は、電池10の正極10Pに直接接続され、低圧端子32は、システムメインリレーSMR2の端子14に接続されていてもよい。
このように接続しても、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたとき、表1と同様にインバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフを検知でき、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”または高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線を検知できる。
そして、実施の形態1による電気システム100は、インバータ20が2つのシステムメインリレーSMR1,SMR2を介して電池10に接続され、DC/DCコンバータ30の高圧端子31および低圧端子32のいずれか一方がシステムメインリレーSMR1またはSMR2を介して電池10に接続され、高圧端子31および低圧端子32のいずれか他方が電池10に直接接続されていればよい。
[実施の形態2]
図5は、実施の形態2による電気システムの概略図である。図5を参照して、実施の形態2による電気システム100Aは、図1に示す電気システム100において、インバータ20の高圧端子21の接続をシステムメインリレーSMR1の端子12から電池10の正極10Pに代えたものであり、その他は、電気システム100と同じである。
図5は、実施の形態2による電気システムの概略図である。図5を参照して、実施の形態2による電気システム100Aは、図1に示す電気システム100において、インバータ20の高圧端子21の接続をシステムメインリレーSMR1の端子12から電池10の正極10Pに代えたものであり、その他は、電気システム100と同じである。
したがって、電気システム100Aにおいては、インバータ20は、その高圧端子21が電池10の正極10Pに直接接続され、低圧端子22がシステムメインリレーSMR2を介して電池10の負極10Nに接続される。また、DC/DCコンバータ30は、その高圧端子31がシステムメインリレーSMR1を介して電池10の正極10Pに接続され、低圧端子32が電池10の負極10Nに直接接続される。
電気システム100Aにおいて、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”を診断する方法について説明する。
電気システム100AにおいてシステムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたときのシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常/異常状態と、インバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフ状態とを表2に示す。
なお、表2におけるインバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフの意味は、表1において説明したとおりであり、表記“+側”および表記“−側”の意味も表1において説明したとおりである。
ECU60が[H,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSE1,SE2へ出力したとき、+側および−側の両方が実際にオンされると、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが正常であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。
しかし、実際には、+側がオンされ、−側がオフされると、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN2が断線”であり、インバータ20はオフされ、DC/DCコンバータ30はオンされる。インバータ20は、低圧端子22がシステムメインリレーSMR2を介して電池10の負極10Nに接続されているからである。したがって、実施の形態2においては、インバータ20のオフは、高圧端子21および低圧端子22のいずれか一方と電池10の接続とが遮断されたときに生じるとしている。
また、実際には、+側がオフされ、−側がオンされると、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN3が断線”であり、インバータ20はオンされ、DC/DCコンバータ30はオフされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフされると、“二重故障”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1,SMR2の両方がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3が断線”であることである。
次に、ECU60が[H,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、システムメインリレーSMR2が“オン固着”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが“正常”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされる。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、“二重故障”であり、インバータ20はオンされ、DC/DCコンバータ30はオフされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN2が断線”であり、かつ、“システムメインリレーSMR2がオン固着”であることである。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3が断線”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
引続いて、ECU60が[L,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、システムメインリレーSMR1が“オン固着”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、“二重故障”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1がオン固着”であり、かつ、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN2が断線”であることである。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが“正常”であり、インバータ20はオンされ、DC/DCコンバータ30はオフされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN1〜LLN3が断線”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
最後に、ECU60が[L,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、“二重故障”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされる。この場合、二重故障の要因は、システムメインリレーSMR1,SMR2の両方が“オン固着”であることである。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、 システムメインリレーSMR1が“オン固着”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされる。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、 システムメインリレーSMR2が“オン固着”であり、インバータ20はオンされ、DC/DCコンバータ30はオフされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、高圧配線HLN1〜HLN3、低圧配線LLN1〜LLN3、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが “正常”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオフされる。
したがって、表2に示す信号SE1,SE2の論理レベルと、インバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフとの関係を用いることにより、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”、および“オフ固着”と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断できる。
図6は、図5に示す電気システム100Aにおいて各システムメインリレーSMR1,SMR2の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、低圧配線LLN2および高圧配線HLN3の断線とを診断する動作を説明するためのフローチャートである。
図6を参照して、一連の動作が開始されると、ECU60は、Hレベルの信号SE1およびSE2を出力してシステムメインリレーSMR1,SMR2をオンする(ステップS31)。そして、ECU60は、上述した方法によってインバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたか否かを判定し(ステップS32)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたとき、上述した方法によって信号PWMを生成してインバータ20へ出力する。これによって、正常処理シーケンスが実行される(ステップS33)。
一方、ステップS32において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされなかったと判定されたとき、ECU60は、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされたか否かをさらに判定する(ステップS34)。そして、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されたとき、ECU60は、システムメインリレーSMR2がオフ固着または低圧配線LLN2が断線であると診断する(ステップS35)。
一方、ステップS34において、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、インバータ20がオンされ、DC/DCコンバータ30がオフされたか否かを判定する(ステップS36)。
そして、ECU60は、インバータ20がオンされ、DC/DCコンバータ30がオフされたと判定したとき、システムメインリレーSMR1がオフ固着または高圧配線HLN3が断線であると診断する(ステップS37)。
一方、ステップS36において、インバータ20がオンされ、DC/DCコンバータ30がオフされたと判定されなかったとき、ECU60は、Hレベルの信号SE1と、Lレベルの信号SE2とを出力してシステムメインリレーSMR1をオンし、かつ、システムメインリレーSMR2をオフする(ステップS38)。
そして、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたか否かを判定し(ステップS39)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたと判定したとき、システムメインリレーSMR2がオン固着であると診断する(ステップS40)。
一方、ステップS39において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、Lレベルの信号SE1と、Hレベルの信号SE2とを出力してシステムメインリレーSMR1をオフし、かつ、システムメインリレーSMR2をオンする(ステップS41)。
そして、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたか否かを判定し(ステップS42)、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の両方がオンされたと判定したとき、システムメインリレーSMR1がオン固着であると診断する(ステップS43)。
そして、ステップS33、ステップS35、ステップS37、ステップS40、ステップS43、およびステップS42において“No”と判定されたときのいずれかの後、一連の動作は、終了する。
上述したように、電気システム100Aにおいては、図6に示すフローチャートに従えば、システムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN3および低圧配線LLN2の断線とを診断することができる。
なお、電気システム100AにおけるシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN3および低圧配線LLN2の断線とは、実際には、CPUによって実行され、CPUは、図6に示すフローチャートの各ステップを備えるプログラムをROMから読出して実行し、図6に示すフローチャートに従ってシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN3および低圧配線LLN2の断線とを診断する。
したがって、ROMは、コンピュータ(CPU)が読取り可能なプログラムを記録した記録媒体に相当する。
また、電気システム100Aにおいては、インバータ20において、高圧端子21が電池10の正極10Pに直接接続され、低圧端子22がシステムメインリレーSMR2を介して電池10の負極10Nに接続され、DC/DCコンバータ30において、高圧端子31がシステムメインリレーSMR1を介して電池10の正極10Pに接続され、低圧端子32が電池10の負極10Nに直接接続されると説明したが、この発明においては、これに限らず、電池10、システムメインリレーSMR1,SMR2、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の接続関係は、図7に示すような接続関係であってもよい。
図7は、電池10、システムメインリレーSMR1,SMR2、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の各種の接続関係を示す図である。図7を参照して、電気システム100Aにおいては、DC/DCコンバータ30の高圧端子31および低圧端子32の接続を保持したまま、高圧端子21がシステムメインリレーSMR1を介して電池10の正極10Pに接続され、低圧端子22が電池10の負極10Nに直接接続されるようにしてもよい(図7の(a)参照)。
このように接続しても、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたとき、表1と同様にインバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフを検知でき、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断できる。
また、電気システム100Aにおいては、インバータ20において、高圧端子21が電池10の正極10Pに直接接続され、低圧端子22がシステムメインリレーSMR2を介して電池10の負極10Nに接続され、DC/DCコンバータ30において、高圧端子31がシステムメインリレーSMR1を介して電池10の正極10Pに接続され、低圧端子32がシステムメインリレーSMR2を介して電池10の負極10Nに接続されるようにしてもよい(図7の(b)参照)。
このように接続しても、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたとき、表1と同様にインバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフを検知でき、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断できる。
さらに、電気システム100Aにおいては、インバータ20において、高圧端子21がシステムメインリレーSMR1を介して電池10の正極10Pに接続され、低圧端子22が電池10の負極10Nに直接接続され、DC/DCコンバータ30において、高圧端子31が電池10の正極10Pに直接接続され、低圧端子32がシステムメインリレーSMR2を介して電池10の負極10Nに接続されるようにしてもよい(図7の(c)参照)。
このように接続しても、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたとき、表2と同様にインバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフを検知でき、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断できる。
図5および図7の(c)に示す場合、インバータ20とシステムメインリレーSMR1,SMR2または電池10との接続関係は、DC/DCコンバータ30とシステムメインリレーSMR1,SMR2または電池10との接続関係と逆接続の関係になっている。
このように、インバータ20とDC/DCコンバータ30とが逆接続の関係によってシステムメインリレーSMR1,SMR2または電池10と接続される場合、表2に従ってシステムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断可能であり、電池10、システムメインリレーSMR1,SMR2、インバータ20およびDC/DCコンバータ30の接続関係がそれ以外の場合(図7の(a)および(b)の場合)、表1に従ってシステムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、高圧配線HLN1〜HLN3および低圧配線LLN1〜LLN3の断線とを診断可能である。
それ他は、実施の形態1と同じである。
[実施の形態3]
図8は、実施の形態3による電気システムの概略図である。図8を参照して、実施の形態3による電気システム100Bは、電気システム100に電動A/C(エアコンディショナー)70、高圧配線HLN6および低圧配線LLN4を追加し、ECU60をECU60Aに代えたものであり、その他は、電気システム100と同じである。
図8は、実施の形態3による電気システムの概略図である。図8を参照して、実施の形態3による電気システム100Bは、電気システム100に電動A/C(エアコンディショナー)70、高圧配線HLN6および低圧配線LLN4を追加し、ECU60をECU60Aに代えたものであり、その他は、電気システム100と同じである。
電動A/C70は、高圧端子71および低圧端子72を有する。そして、高圧端子71は、高圧配線HLN6によって電池10の正極10に直接接続され、低圧端子72は、低圧配線LLN4によってシステムメインリレーSMR2の端子14に接続される。すなわち、実施の形態3においては、DC/DCコンバータ30は、電動A/C70と逆接続の関係によってシステムメインリレーSMR1,SMR2または電池10に接続される。
そして、電動A/C70は、電池10からの電源電圧Vbによって起動されないとき、信号EMG2を生成してECU60Aへ出力する。
なお、実施の形態3においては、DC/DCコンバータ30は、信号EMG1を生成してECU60Aへ出力する。
ECU60Aは、電動A/C70から信号EMG2を受けると、電動A/C70はオフされていると診断し、電動A/C70から信号EMG2を受けないとき、電動A/C70はオンされていると判定する。
そして、ECU60Aは、HレベルまたはLレベルの信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力し、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70のオン/オフを検知することよって、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6および低圧配線LLN1〜LLN4の断線とを診断する。
ECU60Aは、その他、ECU60と同じ機能を果たす。
電気システム100BにおいてシステムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたときのシステムメインリレーSMR1,SMR2側の正常/異常状態と、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70のオン/オフ状態とを表3に示す。
なお、表3におけるインバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフの意味は、表1において説明したとおりであり、表記“+側”および表記“−側”の意味も表1において説明したとおりである。そして、表3における電動A/C70のオン/オフの意味は、上述したとおりである。
ECU60が[H,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSE1,SE2へ出力したとき、+側および−側の両方が実際にオンされると、高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6、低圧配線LLN1〜LLN4、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが正常であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/Cの全てがオンされる。
しかし、実際には、+側がオンされ、−側がオフされると、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN2,LLN4が断線”であり、インバータ20はオフされ、DC/DCコンバータ30はオンされ、電動A/C70がオフされる。
また、実際には、+側がオフされ、−側がオンされると、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN2,HLN3が断線”であり、インバータ20はオフされ、DC/DCコンバータ30はオフされ、電動A/C70はオンされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフされると、“二重故障”であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオフされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1,SMR2の両方がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6および低圧配線LLN1〜LLN4が断線”であることである。
次に、ECU60が[H,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、システムメインリレーSMR2が“オン固着”であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされる。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6、低圧配線LLN1〜LLN4、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが“正常”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされ、電動A/C70がオフされる。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、 “二重故障”であり、インバータ20はオフされ、DC/DCコンバータ30はオフされ、電動A/C70はオンされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”であり、システムメインリレーSMR2が“オン固着”であることである。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、“システムメインリレーSMR1がオフ固着”または“高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6が断線”であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオフされる。
引続いて、ECU60が[L,H]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、システムメインリレーSMR1が“オン固着”であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされる。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、 “二重故障”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされ、電動A/C70がオフされる。この場合、二重故障の要因は、“システムメインリレーSMR1がオン固着”であり、かつ、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN2,LLN4が断線”であることである。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6および低圧配線LLN1〜LLN4、および システムメインリレーSMR1,SMR2の全てが“正常”であり、インバータ20およびDC/DCコンバータ30はオフされ、電動A/C70はオンされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、“システムメインリレーSMR2がオフ固着”または“低圧配線LLN1〜LLN4が断線”であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオフされる。
最後に、ECU60が[L,L]からなる信号SE1,SE2をそれぞれシステムメインリレーSMR1,SMR2へ出力した場合について説明する。
この場合、実際には、+側および−側の両方がオンすると、“二重故障”であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされる。この場合、二重故障の要因は、システムメインリレーSMR1,SMR2の両方が“オン固着”であることである。
また、実際には、+側がオンし、−側がオフすると、システムメインリレーSMR1が“オン固着”であり、インバータ20がオフされ、DC/DCコンバータ30がオンされ、電動A/C70がオフされる。
さらに、実際には、+側がオフし、−側がオンすれば、システムメインリレーSMR2が“オン固着”であり、インバータ20はオフされ、DC/DCコンバータ30はオフされ、電動A/C70はオンされる。
さらに、実際には、+側および−側の両方がオフすれば、高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6、低圧配線LLN1〜LLN4、およびシステムメインリレーSMR1,SMR2の全てが “正常”であり、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオフされる。
したがって、表3に示す信号SE1,SE2の論理レベルと、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70のオン/オフとの関係を用いることにより、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”、および“オフ固着”と、高圧配線HLN1〜HLN3,HLN6および低圧配線LLN1〜LLN4の断線とを診断できる。
図9は、図8に示す電気システム100Bにおいて各システムメインリレーSMR1,SMR2の “正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、低圧配線LLN2,LLN4および高圧配線HLN2,HLN3の断線とを診断する動作を説明するためのフローチャートである。
図9を参照して、一連の動作が開始されると、ECU60は、Hレベルの信号SE1およびSE2を出力してシステムメインリレーSMR1,SMR2をオンする(ステップS51)。そして、ECU60は、上述した方法によってインバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされたか否かを判定し(ステップS52)、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされたとき、上述した方法によって信号PWMを生成してインバータ20へ出力する。これによって、正常処理シーケンスが実行される(ステップS53)。
一方、ステップS52において、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされなかったと判定されたとき、ECU60は、インバータ20および電動A/C70がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたか否かをさらに判定する(ステップS54)。そして、インバータ20および電動A/C70がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されたとき、ECU60は、システムメインリレーSMR2がオフ固着または低圧配線LLN2,LLN4が断線であると診断する(ステップS55)。
一方、ステップS54において、インバータ20および電動A/C70がオフされ、かつ、DC/DCコンバータ30がオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30がオフされ、かつ、電動A/C70がオンされたか否かを判定する(ステップS56)。
そして、ECU60は、インバータ20およびDC/DCコンバータ30がオフされ、かつ、電動A/C70がオンされたと判定したとき、システムメインリレーSMR1がオフ固着または高圧配線HLN2,HLN3が断線であると診断する(ステップS57)。
一方、ステップS56において、インバータ20およびDC/DCコンバータ30がオフされ、かつ、電動A/C70がオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、Hレベルの信号SE1と、Lレベルの信号SE2とを出力してシステムメインリレーSMR1をオンし、かつ、システムメインリレーSMR2をオフする(ステップS58)。
そして、ECU60は、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされたか否かを判定し(ステップS59)、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされたと判定したとき、システムメインリレーSMR2がオン固着であると診断する(ステップS60)。
一方、ステップS59において、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされたと判定されなかったとき、ECU60は、Lレベルの信号SE1と、Hレベルの信号SE2とを出力してシステムメインリレーSMR1をオフし、かつ、システムメインリレーSMR2をオンする(ステップS61)。
そして、ECU60は、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされたか否かを判定し(ステップS62)、インバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70の全てがオンされたと判定したとき、システムメインリレーSMR1がオン固着であると診断する(ステップS63)。
そして、ステップS53、ステップS55、ステップS57、ステップS60、ステップS63、およびステップS62において“No”と判定されたときのいずれかの後、一連の動作は、終了する。
上述したように、電気システム100Bにおいては、図9に示すフローチャートに従えば、システムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN2,HLN3および低圧配線LLN2,LLN4の断線とを診断することができる。
なお、電気システム100BにおけるシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN2,HLN3および低圧配線LLN2,LLN4の断線とは、実際には、CPUによって実行され、CPUは、図9に示すフローチャートの各ステップを備えるプログラムをROMから読出して実行し、図9に示すフローチャートに従ってシステムメインリレーSMR1,SMR2の正常、オン固着およびオフ固着と、高圧配線HLN2,HLN3および低圧配線LLN2,LLN4の断線とを診断する。
したがって、ROMは、コンピュータ(CPU)が読取り可能なプログラムを記録した記録媒体に相当する。
また、電気システム100Bにおいては、DC/DCコンバータ30において、高圧端子31が電池10の正極10Pに直接接続され、低圧端子22はシステムメインリレーSMR2の端子14に接続され、電動A/C70において、高圧端子71がシステムメインリレーSMR1の端子12に接続され、低圧端子72が電池10の負極10Nに直接接続されるようにしてもよい。
このように接続しても、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフさせたとき、表3と同様にインバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70のオン/オフを検知でき、システムメインリレーSMR1,SMR2の各々の“正常”、“オン固着”および“オフ固着”と、高圧配線HLN2,HLN3および低圧配線LLN2,LLN4の断線とを診断できる。
さらに、電気システム100Bにおいては、電動A/C70に代えて電動P/S(パワステアリング)等の他のデバイスを用いてもよい。
さらに、電気システム100Bにおいては、インバータ20に代えてDC/DCコンバータ30および電動A/C70のいずれか一方をシステムメインリレーSMR1,SMR2を介して電池10に接続し、インバータ20と、DC/DCコンバータ30および電動A/C70のいずれか他方とが、システムメインリレーSMR1,SMR2または電池10に対して逆接続になるように接続してもよい。
その他は、実施の形態1と同じである。
なお、電動A/C70または電動P/Sは、車両に搭載される補機を駆動する「駆動装置」を構成する。
また、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフしたときのインバータ20およびDC/DCコンバータ30のオン/オフを検知して+側および−側の異常を診断するECU60は、「異常診断手段」を構成する。
さらに、システムメインリレーSMR1,SMR2をオン/オフしたときのインバータ20、DC/DCコンバータ30および電動A/C70のオン/オフを検知して+側および−側の異常を診断するECU60Aは、「異常診断手段」を構成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、直流電源のプラス側に接続されたシステムメインリレー側および直流電源のマイナス側に接続されたシステムメインリレー側のいずれが異常であるかを診断可能な電気システムに適用される。
10 電池、10P 正極、10N 負極、11〜14 端子、15 電流センサー、16 3相配線、20,INV インバータ、21,31 高圧端子、22,32 低圧端子、23,C コンデンサ、24 電圧センサー、30 DC/DCコンバータ、40 バッテリ、50,60,60A ECU、70 電動A/C、100,100A,100B 電気システム、SMR1,SMR2 システムメインリレー、HLN1〜HLN6 高圧配線、LLN1〜LLN4 低圧配線、LN1 正母線、LN2 負母線、Q1〜Q6 NPNトランジスタ、D1〜D6 ダイオード、M1 モータ、B 直流電源、BM1,BM2 積層電池モジュール、HF 高圧フューズ、VB 電源側電圧センサー、VI 負荷側電圧センサー、MDRV モータ駆動装置、MG1 モータジェネレータ。
Claims (9)
- 電源と、
前記電源の正極に接続された一方端子と、他方端子とを有する第1のリレーと、
前記電源の負極に接続された一方端子と、他方端子とを有する第2のリレーと、
前記第1のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか一方側に接続された高圧端子と、前記第2のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか他方側に接続された低圧端子とを有する第1のデバイスと、
前記第1のリレーの前記一方端子または前記他方端子に接続された高圧端子と、前記第2のリレーの前記一方端子または前記他方端子に接続された低圧端子とを有する第2のデバイスとを備える電気システム。 - 前記第2のデバイスの前記高圧端子は、前記第1のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか他方側に接続され、
前記第2のデバイスの前記低圧端子は、前記第2のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか一方側に接続される、請求項1に記載の電気システム。 - 前記第1のデバイスは、モータを駆動するインバータであり、
前記第2のデバイスは、前記電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータである、請求項1または請求項2に記載の電気システム。 - 前記第1のデバイスは、前記電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータであり、
前記第2のデバイスは、モータを駆動するインバータである、請求項1または請求項2に記載の電気システム。 - 電源と、
高圧端子と低圧端子とを有する第1のデバイスと、
前記電源の正極に接続された一方端子と、前記第1のデバイスの前記高圧端子に接続された他方端子とを有する第1のリレーと、
前記電源の負極に接続された一方端子と、前記第1のデバイスの前記低圧端子に接続された他方端子とを有する第2のリレーと、
前記第1のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか一方側に接続された高圧端子と、前記第2のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか他方側に接続された低圧端子とを有する第2のデバイスと、
前記第1のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか他方側に接続された高圧端子と、前記第2のリレーの前記一方端子および前記他方端子のいずれか一方側に接続された低圧端子とを有する第3のデバイスとを備える電気システム。 - 前記第1のデバイスは、モータを駆動するインバータであり、
前記第2のデバイスは、前記電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータであり、
前記第3のデバイスは、車両に搭載される補機を駆動する駆動装置である、請求項5に記載の電気システム。 - 前記第1のデバイスは、前記電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータであり、
前記第2のデバイスは、モータを駆動するインバータであり、
前記第3のデバイスは、車両に搭載される補機を駆動する駆動装置である、請求項5に記載の電気システム。 - 前記第1のデバイスは、車両に搭載される補機を駆動する駆動装置であり、
前記第2のデバイスは、前記電源からの直流電圧を電圧変換するDC/DCコンバータであり、
前記第3のデバイスは、モータを駆動するインバータである、請求項5に記載の電気システム。 - 前記第1および第2のリレーをオン/オフして前記第1のリレー側および第2のリレー側の異常を診断する異常診断手段をさらに備える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電気システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004119075A JP2005304228A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | 電気システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004119075A JP2005304228A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | 電気システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005304228A true JP2005304228A (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=35335103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004119075A Withdrawn JP2005304228A (ja) | 2004-04-14 | 2004-04-14 | 電気システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005304228A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1992516A4 (en) * | 2006-03-09 | 2016-11-16 | Toyota Motor Co Ltd | ELECTRICITY SOURCE SYSTEM FOR DRIVING A VEHICLE |
CN108045335A (zh) * | 2017-06-27 | 2018-05-18 | 南通皋液重工股份有限公司 | 一种重载电动牵引车电气控制系统 |
CN112644284A (zh) * | 2019-10-10 | 2021-04-13 | 大众汽车股份公司 | 汽车电器网络以及用于运行这种汽车电器网络的方法 |
-
2004
- 2004-04-14 JP JP2004119075A patent/JP2005304228A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1992516A4 (en) * | 2006-03-09 | 2016-11-16 | Toyota Motor Co Ltd | ELECTRICITY SOURCE SYSTEM FOR DRIVING A VEHICLE |
CN108045335A (zh) * | 2017-06-27 | 2018-05-18 | 南通皋液重工股份有限公司 | 一种重载电动牵引车电气控制系统 |
CN112644284A (zh) * | 2019-10-10 | 2021-04-13 | 大众汽车股份公司 | 汽车电器网络以及用于运行这种汽车电器网络的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4622583B2 (ja) | 故障診断装置および車両 | |
US7269535B2 (en) | Fault diagnosing apparatus for vehicle and fault diagnosing method for vehicle | |
US7759817B2 (en) | Power supply system for driving vehicle | |
JP6683152B2 (ja) | 異常診断装置 | |
WO2017141686A1 (ja) | 車載電源用のスイッチ装置および車載用電源装置 | |
KR100973760B1 (ko) | 전동기구동장치 및 이를 포함한 차량 | |
JP4701821B2 (ja) | 負荷駆動装置およびそれを搭載した車両 | |
CN111791728A (zh) | 使用电动机驱动系统的多输入充电系统和方法 | |
JP4784339B2 (ja) | 電源制御装置および車両 | |
JP2006320176A (ja) | インバータの診断方法及び装置 | |
JP2007185043A (ja) | インバータ装置および車両 | |
JP2009171644A (ja) | 車両の電源装置およびその制御方法 | |
JP2009171645A (ja) | 車両の電源装置およびその制御方法 | |
JP2007059138A (ja) | 電源制御装置 | |
JP2009189209A (ja) | 車両の電源装置およびその制御方法 | |
JP4432463B2 (ja) | 負荷駆動装置およびその動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2006254643A (ja) | 異常判定装置および車両 | |
JP2009044914A (ja) | 電源制御装置およびそれを備えたモータ駆動装置 | |
JP2004088866A (ja) | 電圧変換装置、判定方法、電圧変換における異常原因の判定をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 | |
JP2009296844A (ja) | 電動車両およびリレー溶着判定方法 | |
JP2006304408A (ja) | 電源装置および電源装置の制御方法 | |
JP3994883B2 (ja) | 電圧変換装置および電圧変換装置の故障判定をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 | |
JP2005056728A (ja) | 電源制御装置および電源制御装置における溶着試験をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 | |
JP4466126B2 (ja) | 電圧変換装置およびそれを備えた駆動システム | |
JP5392191B2 (ja) | 車両の制御装置および制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070703 |