JP2005303454A - データ受信装置、及び、データ受信方法 - Google Patents

データ受信装置、及び、データ受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 受信手続き処理後に配信データの受信が可能となるプロトコルを用いて通信を行う場合に、ネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、受信する配信データの種類を切り替えた時のデータ受信の瞬断を最低限に抑えるデータ受信装置を提供する。
【解決手段】 データ受信装置10は、ユーザの選択により視聴マルチキャストグループに加入する手続きを行う。配信データ選択機能131は、視聴マルチキャストグループに基づいて追加マルチキャストグループを選択する。タイミング監視機能133は、追加マルチキャストグループに加入するタイミングが到来するのを監視する。配信データ受信手続き機能121は、タイミングの到来が検知された時に追加マルチキャストグループに加入する手続きを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定多数のデータ受信装置に対してデータを同報配信する通信技術におけるデータ受信装置、及び、データ受信方法に関する。
インターネット等を利用したデータの配信は、送信側(データ配信装置)と受信側(データ受信装置)の関係からユニキャスト配信、ブロードキャスト配信、マルチキャスト配信に分類される。
ユニキャスト配信は、1つのデータ配信装置が1つのデータ受信装置にデータを配信する1対1の通信である。このため、データ配信装置が配信すべきデータ量はデータ受信装置の数に比例して大きくなり、データ受信装置の数が増加すると、データ配信装置や通信路においてデータの配信処理のための負荷が大きくなってしまう。
これに対し、ブロードキャスト配信及びマルチキャスト配信は、1つのデータ配信装置が多数のデータ受信装置にデータを配信する1対多の通信であるため、上記問題は生じない。
ここで、マルチキャスト配信は、ブロードキャスト配信と異なり、一回の操作で特定多数の相手(データ受信装置)だけにデータを配信する方式である。
マルチキャスト配信の一例としては、IP(Internet protocol)を用いてマルチキャスト配信を実現するIPマルチキャストが広く知られている。IPマルチキャストでは、同一のデータを受信するデータ受信装置のグループにマルチキャスト用のIPアドレスを割り当てることでマルチキャストグループを構成する。このマルチキャストグループに割り当てられるIPアドレス(以下、「マルチキャストアドレス」という)は当該グループに固有である。データ受信装置は、あるマルチキャストグループ宛に送信されるマルチキャスト配信データの受信を希望する場合、隣接しているルータ等のデータ中継装置に該マルチキャストグループに属するデータ受信装置があることを示す情報を記憶させる。これにより、データ受信装置は、データ配信装置から当該マルチキャストグループ宛に配信されるマルチキャスト配信データを、データ中継装置等を介して受信することができる。以上のような手続きを行うことによりデータ受信装置がマルチキャスト配信データを受信可能な状態となることを、マルチキャストグループに加入するという。
ここで、上記マルチキャスト配信データを受信するデータ受信装置とデータ中継装置との間のマルチキャストグループ管理用プロトコルとして、IGMP(Internet Group Management Protoco1)が用いられている。このIGMPに対応したデータ中継装置には、自身の配下にあるデータ受信装置の中に、マルチキャストグループに参加しているデータ受信装置が存在するか否かを判別する機能が実装されている。なお、各データ中継装置間のマルチキャスト経路制御プロトコルとしては、DVMRP(Distance Vector Mu1ticast Routing Protocol)、MOSPF(Multicast open Shortest path First)、PIM‐DM(Protocol Independent Multicast Dense Mode)、PIM‐SM(Protocol Independent Multicast Sparse Mode)、BGMP(Border Gateway Multicast Protocol)等が用いられる。以上に説明するIPマルチキャストに関しては、非特許文献1〜3にて説明されている。
データ受信装置がIPマルチキャストで配信されるデータの受信を行う場合、マルチキャストグループに加入する処理を行う必要がある。この処理は、複数のルータの連携によってマルチキャスト配信経路が構築される必要があるなど、その処理に要する時間が無視できない。IPマルチキャストを用いて動画像のデータ配信を行うことによりテレビ放送と同様なサービスを提供する場合、この加入処理に要する時間が問題となる場合がある。
例えば、テレビ放送を視聴する場合、ユーザは自分の見たい番組を選択する時にチャネルを頻繁に変更する傾向がある。このようにユーザが頻繁にチャネルを切り替えるケースとして、以下のようなものが例として挙げられる。
・テレビ受像機の電源をONにした後、自分の視聴したい番組を選ぶためにチャネルを変える場合。
・ある番組の途中でコマーシャルが放送された時に、他のチャネルで何の番組が放送されているか確認する場合。
・ある番組終了後に、他のチャネルで何の番組が放送されているか確認する場合。
・ある番組の途中で場面や映像が変化したため、ユーザが番組に興味がなくなった場合。
しかし、テレビ放送にIPマルチキャスト技術を適用した場合には、チャネルの切替によって、加入するマルチキャストグループの変更が必要とされるため、チャネル切替の都度発生する配信データの瞬断がサービス性を著しく低下させてしまう。
このような配信データの瞬断を防ぐために、特許文献1には、ユーザが視聴を所望するチャネルを選択した時に、次に選択される可能性の高いチャネルを予測し、当該予測されたチャネルに対応するマルチキャストグループに加入する技術が開示されている。
特開2003−143587号公報(要約、請求項1) Thomas Maufer著、楠本博之訳、「IPマルチキャスト入門」、初版、共立出版株式会社、2001年11月 Dave Kosiur著、苅田幸雄監訳、「マスタリングTCP/IPマルチキャスト編」、第1版、第2刷、平成12年11月 Beau Williamson著、コムサス訳、シスコシステムズ監訳、「IPマルチキャストネットワーク開発ガイドVol.1」、初版、2001年7月
特許文献1においては、次に選択される可能性の高いチャネルを予測する仕組みに関しては検討されている。しかしながら特許文献1においては、予測したチャネルに対応するマルチキャストグループに加入するタイミングや、予測されなかったマルチキャストグループから脱退するタイミングは、一律ユーザがチャネルを切り替えた時となっている。このため、データ受信装置は、予測されたマルチキャストグループに一旦加入してしまうと、次にチャネル切替が発生するまで加入を継続することとなる。従って、ユーザがチャネルを長時間切り替えなかった場合には、データ受信装置は予測されたマルチキャストグループに長時間加入し続けることになってしまい、ネットワークリソースを無駄に使用することになってしまう。また、コマーシャル開始時や番組終了時にユーザがチャネルを切り替える可能性が高いため、ユーザがチャネルを切り替えた時にのみマルチキャストグループへの加入や脱退の処理を行うのは、ネットワークリソースの使用量を削減できているとはいえない。
本発明では、係る問題に対処するためになされたものであり、受信手続き処理後に配信データの受信が可能となるプロトコルを用いて通信を行う場合に、ネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、受信する配信データの種類を切り替えた時のデータ受信の瞬断を最低限に抑えるデータ受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、受信手続き処理の後に配信データの受信が可能となるデータ受信装置において、前記受信手続き処理が行われた特定の種類の配信データに基づいて、次に受信手続き処理を行うべき他の種類の配信データを選択する配信データ選択手段と、前記配信データ選択手段により選択された他の種類の配信データの受信手続き処理を行うべきタイミングを表すタイミング情報を取得するタイミング情報取得手段と、前記タイミング情報取得手段により取得されたタイミング情報で表されるタイミングの到来を監視するタイミング監視手段と、前記タイミング監視手段による監視中に前記タイミングの到来が検知された時に、前記他の種類の配信データを受信するための受信手続き処理を行う配信データ受信手続き処理手段とを備えることを特徴とするデータ受信装置を提供する。
本発明によれば、データ受信装置は、タイミング監視手段によりタイミングの到来が検知された時に他の種類の配信データの受信手続き処理を行うため、特定の種類の配信データの受信手続き処理が行われた時に受信手続き処理を行う場合よりも、適切なタイミングで他の種類の配信データの受信手続き処理を行うことができる。このため、他の種類の配信データを受信し続ける時間を極力短くすることができるため、ネットワークリソースの使用量を最小限に抑えることができる。さらに、前記タイミングが到来した後に、ユーザが、受信する配信データを他の種類の配信データに切り替える操作を行った場合には、配信データ切替によるデータ受信の瞬断を防ぐことができるため、ネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、受信する配信データの種類を切り替えた時のデータ受信の瞬断を最低限に抑えることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ受信装置において、前記タイミング情報は、広告を表すデータを含む前記特定の種類の配信データの受信を開始したタイミングを表すことを特徴とする。
本発明によれば、番組の途中でコマーシャル等の広告の放送が開始された後にユーザが配信データの種類を切り替えるための操作を行う可能性が高いことを想定し、広告を表すデータを含む前記特定の種類の配信データの受信が開始されたタイミングで、データ受信装置が上記他の種類の配信データの受信手続き処理を行うようにしたため、受信手続き処理が行われた直後に他の種類の配信データへの切替が行われる可能性が高くなり、他の種類の配信データの受信継続時間を短くすることができる。このため、他の種類の配信データ受信によるネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、配信データ切替時のデータ受信の瞬断を最小限に抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のデータ受信装置において、前記タイミング情報は、前記特定の種類の配信データの受信が終了したタイミングを表すことを特徴とする。
本発明によれば、前記特定の種類の配信データの受信が終了した後にユーザが配信データの種類を切り替えるための操作を行う可能性が高いことを想定し、前記特定の種類の配信データの受信が終了したタイミングで、データ受信装置が上記他の種類の配信データの受信手続き処理を行うようにしたため、受信手続き処理が行われた直後に他の種類の配信データへの切替が行われる可能性が高くなり、他の種類の配信データの受信継続時間を短くすることができる。このため、他の種類の配信データ受信によるネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、配信データ切替時のデータ受信の瞬断を最小限に抑えることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ受信装置において、前記特定の種類の配信データには動画像を表す複数の画像情報が含まれ、前記画像情報同士の差分を算出する差分算出手段をさらに備え、前記タイミング情報は、前記差分算出手段により算出された前記画像同士の差分が所定の大きさを超えたタイミングを表すことを特徴とする。
前記画像情報同士の差分が所定の大きさを超えたということは、画像同士の関連性が低いことを表しているため、この場合には、ユーザは今まで視聴していた画像と関連性の低い画像がデータ受信装置に表示されたのを見て、配信データの種類を切り替える操作を行う可能性が高いと想定される。本発明によれば、データ受信装置は画像情報同士の差分が所定の大きさを超えたタイミングで、上記他の種類の配信データの受信手続き処理を行うようにしたため、受信手続き処理が行われた直後に他の種類の配信データへの切替が行われる可能性が高くなり、他の種類の配信データの受信継続時間を短くすることができる。このため、他の種類の配信データ受信によるネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、配信データ切替時のデータ受信の瞬断を最小限に抑えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ受信装置において、前記配信データ受信手続き処理手段により受信手続き処理を行うべき配信データの種類を選択するための遠隔制御装置と、前記遠隔制御装置の位置の変化を検知する位置変化検知手段とをさらに備え、前記タイミング情報は、前記位置変化検知手段により前記遠隔制御装置の位置が変化したタイミングを表すことを特徴とする。
遠隔制御装置の位置が変化した場合には、ユーザが遠隔制御装置を操作して配信データの切替操作を行う可能性が高いことを想定し、本発明では、データ受信装置が、遠隔制御装置の位置が変化したタイミングで他の種類の配信データの受信手続き処理を行うようにしたため、受信手続き処理が行われた直後に他の種類の配信データへの切替が行われる可能性が高くなり、他の種類の配信データの受信継続時間を短くすることができる。このため、他の種類の配信データの受信によるネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、配信データ切替時のデータ受信の瞬断を最小限に抑えることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ受信装置において、前記他の種類の配信データの受信を継続する時間を設定する受信継続時間設定手段と、前記受信継続時間設定手段により設定された時間が経過した時に、前記他の種類の受信データの受信を中止するための受信中止手続き処理を行う配信データ受信中止手続き手段とをさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、データ受信装置は、配信データの受信を継続する時間を設定することができ、設定された時間が経過した場合に前記受信中止手続き処理を行うため、ユーザが配信データの切替操作を長時間行わない場合にも、他の種類の配信データの受信を永続的に継続することがないため、ネットワークリソースを無駄に消費することがない。また、受信中止手続き処理が行われた場合にも、ユーザが切替操作を行う可能性の高い上記タイミングで受信手続き処理が行われるため、受信手続き処理が行われた直後に他の種類の配信データへの切替が行われる可能性が高くなり、他の種類の配信データの受信によるネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、配信データ切替時のデータ受信の瞬断を最小限に抑えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載のデータ受信装置において、前記配信データ選択手段は、前記他の種類の配信データとして、前記特定の種類の配信データと対応付けられたチャネルに隣接する隣接チャネルに対応付けられた配信データを選択することを特徴とする
本発明によれば、ユーザがチャネルを切り替える場合には、隣接チャネルに切り替える操作を行う可能性が高いことを想定し、データ受信装置は隣接チャネルに対応付けられた配信データを他の種類の配信データとして選択するようにしたため、配信データ切替時のデータ受信の瞬断の発生を最小限に抑えることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載のデータ受信装置において、前記配信データ選択手段は、受信可能な全ての配信データを前記他の種類の配信データとして選択することを特徴とする。
本発明によれば、データ受信装置は、受信可能な全ての配信データを前記他の種類の配信データとして選択するため、ユーザがどの種類の配信データに切り替える操作を行った場合にも、確実に配信データ切替時のデータ受信の瞬断を防ぐことができる。
請求項9に記載の発明は、受信手続き処理の後に配信データの受信が可能となるデータ受信装置が、選択された種類の配信データを受信するデータ受信方法において、前記データ受信装置が、特定の種類の配信データの受信手続き処理を行う特定種類配信データ受信手続き処理ステップと、前記データ受信装置が、前記特定配信データ受信手続き処理ステップにおいて受信手続き処理が行われた前記特定の種類の配信データに基づいて、次に受信手続き処理を行うべき他の種類の配信データを選択する配信データ選択ステップと、前記データ受信装置が、前記配信データ選択ステップにおいて選択された他の種類の配信データの受信手続き処理を行うべきタイミングが到来するのを監視するタイミング監視ステップと、前記データ受信装置が、前記タイミング監視ステップにおける監視中に前記タイミングの到来が検知された時に、前記他の種類の配信データを受信するための受信手続き処理を行う他種類配信データ受信手続き処理ステップとを有するデータ受信方法を提供する。
本発明のデータ受信方法によれば、効率的にネットワークリソースを利用しながら、受信する配信データの種類を切り替えた時に発生し得る配信データ受信の瞬断を最低限に抑えることができる。
本発明によれば、データ受信装置は、タイミング監視手段によりタイミングの到来が検知された時に他の種類の配信データの受信手続き処理を行うため、適切なタイミングで他の種類の配信データの受信手続き処理を行うことができる。このため、他の種類の配信データを受信し続ける時間を極力短くすることができ、ネットワークリソースの使用量を最小限に抑えることができる。また、前記タイミングが到来した後に、ユーザは受信する配信データを他の種類の配信データに切り替える操作を行う可能性が高いため、配信データ切替によるデータ受信の瞬断を最低限に抑えることができる。また、データ受信装置は、受信中止手続き手段により、設定された受信継続時間が経過した場合に受信中止手続き処理を行うため、ユーザが配信データの切替操作を長時間行わない場合にも、他の種類の配信データの受信を永続的に継続することがないため、ネットワークリソースを無駄に消費するのを防ぐことができる。
以上のように、受信手続き処理と受信中止手続き処理とのタイミングを適切に制御することで、データ受信装置は、ネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、受信する配信データの種類を切り替えた時のデータ受信の瞬断を最低限に抑えることが可能となる。
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係るIPマルチキャスト技術を用いた動画像配信について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等部分に同一符号が付されている。
[1.構成]
まず、本発明の実施の形態に係るデータ受信装置10の構成について説明する。データ受信装置10は、ネットワークに接続されている。ネットワークには、図示せぬ、マルチキャスト配信データを送信するデータ配信装置や、マルチキャスト配信データの転送を中継するルータ等のデータ中継装置が含まれている。データ受信装置10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、通信インターフェース、及び、ディスプレイやスピーカを含む出力部、等のハードウェア資源を備えた一般的なコンピュータである。また、ROM、RAM、及び、ハードディスクには、データやプログラム等のソフトウェア資源が記憶されている。これらのハードウェア資源とソフトウェア資源とにより、図1に示す機能部がデータ受信装置10に実現される。
同図に示すように、データ受信装置10は、データ受信部11、通信部12、モニタリング部13、及び、データベース部14を含んで構成される。
データベース部14は、データを記憶するハードディスクと、データを管理、検索及び抽出するためのデータ管理ソフトウェアとを含んで構成される。データベース部14は、図2に示すマルチキャストアドレステーブル20を保持している。マルチキャストアドレステーブル20は「チャネル」と「マルチキャストアドレス」とを対応付けるためのテーブルである。「チャネル」は、番組や放送局の種類を識別するための番号を表す。例えば、関東地区の地上波アナログテレビジョン放送の場合には、チャネル番号として、1、3、4、6、8、10及び12が存在する。「マルチキャストアドレス」は、マルチキャストグループを識別するためのIPアドレスである。データ配信装置がマルチキャストアドレスを宛先アドレスとするマルチキャスト配信データを送信することで、当該アドレスで識別されるマルチキャストグループに加入しているデータ受信装置10はマルチキャスト配信データを受信する。
ここで、データ受信装置10が「マルチキャストグループに加入する」とは、データ受信装置10が配信データの受信手続き処理を行うことにより、公知の、データ受信装置10に配信データを配信するために必要なマルチキャスト配信経路構築手順が実行されることをいう。具体的には、データ受信装置10がマルチキャストグループ管理プロトコル(IGMP)に従って、グループ加入要求メッセージ(IGMP Membership Reportメッセージ)をネットワークに送信することにより、データ中継装置が管理するマルチキャストグループのメンバーリストにデータ受信装置10がメンバーとして登録されることをいう。
また、データベース部14は、図3に示す隣接番組情報テーブル30を保持している。隣接番組情報テーブル30には、チャネルに隣接するチャネル(以下「隣接チャネル」という)に対応するマルチキャストアドレス(以下「隣接マルチキャストアドレス」という)を示す情報が予め記憶されている。
ここで、隣接チャネルとは、例えば、テレビジョン受像機操作用のリモコン15を用いて、番組のチャネルを順方向もしくは逆方向に切り替えた場合に切り替わるチャネルのことをいう。順方向とは、チャンネル番号が増加する方向であり、逆方向とはチャンネル番号が減少する方向である。具体的な例で言えば、関東地区の地上波アナログテレビジョンでは、6チャネルの隣接チャネルは4チャネルと8チャネルであり、また、6チャネルの順方向チャネルは8チャネル、逆方向の隣接チャネルは4チャネルである。
隣接番組情報テーブル30における「チャネル」はマルチキャストアドレステーブル20のチャネルを、対応するマルチキャストアドレスに置き換えたものを表す。「隣接マルチキャストアドレス1」は、「チャネル」の順方向の隣接チャネルに対応するマルチキャストアドレスを表す。「隣接マルチキャストアドレス2」は、「チャネル」の逆方向の隣接チャネルに対応するマルチキャストアドレスを表す。
リモコン15には、一般的に順方向と逆方向とにチャネルを切り替えるためのボタン(以下「前後ボタン」という)が設けられている。ユーザは、当該前後ボタンにより番組を切り替える傾向があることに着目し、現在選択されているチャネルに対応するマルチキャストアドレスの隣接マルチキャストアドレスを隣接番組情報テーブル30より取得して、チャネル切替時の瞬断を防ぐために予め加入するマルチキャストグループ(以下「追加マルチキャストグループ」という)のアドレスとする。これにより、前後ボタンによってチャネルが切り替えられた場合に、映像切替がスムーズに行われることが期待できる。
また、データベース部14には受信継続時間を表す情報が記憶されている。受信継続時間とは、追加マルチキャストグループから離脱することなく加入し続けることで、追加マルチキャストグループに対して配信される配信データ(他の種類の配信データ)を受信し続ける時間である。追加マルチキャストグループが複数存在する場合には、追加マルチキャストグループ毎に受信継続時間を設定することも可能である。追加マルチキャストグループ毎に受信継続時間を設定することで、追加マルチキャストグループ毎にきめ細かな離脱タイミングを制御することができる。なお、受信継続時間として、データ中継装置が送信するIGMP Queryに対するリプライ(応答)回数を設定することもできる。データ中継装置が保持するIGMP Queryタイマにおいては、IGMP Queryを送信する時間間隔(Query Interval)はディフォルト値が125秒であるため、例えば、IGMP Queryに対する応答回数を3回に設定すれば、受信継続時間として125×3=375秒を設定することとなる。モニタリング部13は、当該受信継続時間を表す情報に基づいて、他の種類の配信データの受信を継続すべきか、または、受信中止手続き処理を行い追加マルチキャストグループから離脱すべきかを判断する。
また、データベース部14にはタイミング情報が記憶されている。タイミング情報とは、特定の種類の配信データの受信手続き処理を行った後に、他の種類の配信データの受信手続き処理を行うべきタイミングを表す情報である。当該タイミング情報で表されるタイミングは、データ受信装置10が特定の種類の配信データを受信している間に、ユーザが他の番組を視聴するためにリモコン15等を操作して、他の種類の配信データを受信するためにチャネルに切り替える操作を行う確率が高いと想定されるタイミングを表す。
当該タイミングの種類として、広告開始タイミング、配信データ終了タイミング、画像変化タイミング、及び、リモコン移動タイミングが存在する。広告開始タイミングとは、受信中の特定の種類の配信データが、番組から広告(宣伝、コマーシャル、CMの概念を含む)を示す情報に切り替わったタイミングである。配信データ終了タイミングとは、特定の種類の配信データの受信が終了したタイミングである。画像変化タイミングとは、特定の種類の配信データに含まれる画像情報同士の差分が所定の大きさを超えたタイミングである。リモコン移動タイミングとは、ユーザがリモコン15を手に持つ等したことによって、リモコン15の位置が変化したタイミングである。これらのタイミングのうち、少なくとも1のタイミングを示す情報を含むタイミング情報が、予めデータベース部14に記憶されている。
データ受信部11は、チャネルの選択信号を受信する通信インターフェースと、ユーザに映像や音声を提供するための、配信データの出力部とを含んで構成される。ここでは、通信インターフェースは赤外線受信装置を含んでおり、リモコン15より送信される赤外線の信号を受信するためのインターフェースである。
データ受信部11は、ユーザの操作によりリモコン15からチャネル選択信号を受信すると、当該チャネル選択信号で表されるチャネル番号に対応するマルチキャストアドレスを、データベース部14に対して問い合わせる。以下では、ユーザが視聴を希望する番組に対応するマルチキャストアドレスを「視聴マルチキャストアドレス」といい、視聴マルチキャストアドレスで識別されるマルチキャストグループを「視聴マルチキャストグループ」という。データ受信部11は、前記問い合わせにより視聴マルチキャストアドレスが決定すると、視聴マルチキャストグループへの加入要求を行うために、通信部12に対して視聴マルチキャストグループ加入指示を送信する。これに応答して、データ受信部11は通信部12よりマルチキャスト配信データ(特定の種類の配信データ)を受信し、当該マルチキャスト配信データを出力部に出力可能な形式に加工して、例えば、出力部のディスプレイに表示する。なお、マルチキャスト配信データに音声データが含まれる場合には、データ受信部11は出力部のスピーカより音声出力する。
また、データ受信部11は受信継続時間設定機能111を備えている。受信継続時間設定機能111は、追加マルチキャストグループへのメンバー加入期間、すなわち、追加マルチキャストグループへの加入を継続することにより、他の種類の配信データの受信を継続する受信継続時間を設定する。具体的には、受信継続時間設定機能111は、外部から受信継続時間の登録要求を受けて、データベース部14に受信継続時間を表す情報を記憶する。
モニタリング部13は、配信データ選択機能131と、タイミング情報取得機能132と、タイミング監視機能133と、差分算出機能134と、位置変化検知機能135と、受信中止手続き機能136とを備えている。データ受信装置10のCPUがプログラムを実行することにより、これらの機能が実現される。
配信データ選択機能131は、受信手続き処理が行われた特定の種類の配信データに基づいて、次に受信手続き処理を行うべき他の種類の配信データを選択する。具体的には、配信データ選択機能131は、通信部12より視聴マルチキャストグループに加入するための受信手続き処理を行った旨を通知するための視聴マルチキャスト加入通知信号を受信すると、当該信号に含まれる視聴マルチキャストアドレスをキーに、データベース部14に対して次に受信手続き処理を行うべき他の種類の配信データに対応するマルチキャストアドレス(以下、「追加マルチキャストアドレス」という)の取得要求を行う。これにより、データベース部14は隣接番組情報テーブル30から、視聴マルチキャストアドレスに対する隣接マルチキャストアドレスを取得し、取得した隣接マルチキャストアドレスを追加マルチキャストアドレスとしてモニタリング部13に送信する。
タイミング情報取得機能132は、配信データ選択機能131により選択された他の種類の配信データの受信手続き処理を行うべきタイミングを表すタイミング情報を、データベース部14より取得する。
タイミング監視機能133は、タイミング情報取得機能132により取得されたタイミング情報で表されるタイミングの到来を監視する。
具体的には、タイミング監視機能133は、タイミング情報に広告受信タイミングを表す情報が含まれる場合には、通信部12で受信される特定の種類の配信データの中に、コマーシャル画像の開始信号が含まれるタイミングが到来するのを監視する。
また、タイミング情報に配信データ終了タイミングを表す情報が含まれる場合には、タイミング監視機能133は、通信部12で受信されている特定の種類の配信データの中に、配信データの終了信号が含まれるタイミングが到来するのを監視する。
また、タイミング情報に画像変化タイミングを表す情報が含まれる場合には、タイミング監視機能133は、差分算出機能134により算出される画像情報同士の差分が所定の大きさを超えるタイミングが到来するのを監視する。
また、タイミング情報にリモコン移動タイミングを表す情報が含まれる場合には、タイミング監視機能133は、位置変化検知機能135によりリモコン15の位置変化が検知されるタイミングが到来するのを監視する。
以上のようにして、タイミング監視機能133は監視中にタイミングの到来を検知すると、追加マルチキャストグループへの加入指示を通信部12に送信する。
差分算出機能134は、公知の手法を用いて、特定の種類の配信データに含まれる動画像を表す画像情報同士の差分を算出する。例えば、ここでは、連続する2つの画像において、対応する画素の差分値の平均値を画像情報同士の差分として定義する。2つの画像が同一の画像である場合には画像情報同士の差分はゼロである一方、2つの画像が連続した動画像ではなく相関性がない場合には画像情報同士の差分は大きくなる。ここでは、画像情報同士の差分として、番組がコマーシャルに移行したり、番組が終了したり、動画像が極端に変化したタイミングを検知することが可能な、所定の大きさを予め定義しておく。差分算出機能134は算出した差分の大きさを、逐次タイミング監視機能133に通知する。
位置変化検知機能135は、リモコン15の位置の変化を検知する。リモコンには、例えば、GPS(Global Positioning System)や携帯電話機が備える位置登録機能が搭載されており、これにより、位置変化検知機能135はリモコン15の位置情報を逐次受信することができる。位置変化検知機能135は、逐次受信する位置情報に基づいて、リモコン15の位置の変化を検知する。位置変化検知機能135は、リモコン15の位置の変化をタイミング監視機能133に通知する。
受信中止手続き機能136は、受信継続時間設定機能111により設定された受信継続時間が経過した場合に、他の種類の受信データの受信を中止するための受信中止手続き処理を行う。
IGMPでは、定期的に受信メンバー(マルチキャストグループに加入しているデータ受信装置10)が存在するかどうかの確認を行う。具体的には、データ中継装置が配下のデータ受信装置10に対してIGMP Queryを送信し、これに対する返答があるか否かを確認する。追加マルチキャストグループのメンバーであるデータ受信装置10が上記の確認(IGMP Query)を受信した時に、モニタリング部13の受信中止手続き機能136が通信部12に対して返答を行わないように指示を行った場合には、通信部12はIGMP Queryに対する返答をネットワークに対して送信しない。これにより、データ中継装置が管理する追加マルチキャストグループのメンバーリストからデータ受信装置10が削除されて、データ受信装置10に対する他の種類の配信データの送信が停止する。この処理を受信中止手続き処理という。データ受信装置10がこの受信中止手続き処理の機能を備えていることにより、ユーザが番組のチャネルを長時間切り替える操作を行わなかった場合等に、データ受信装置10が追加マルチキャストグループに対する他の種類の配信データを永続的に受信するということが無くなり、ネットワークリソースを無駄に使用することを防ぐことができる。
通信部12は、ネットワークとのデータ授受を制御する通信インターフェースを含んで構成される。通信部12は、特定の種類の配信データの受信手続き処理を行う。具体的には、通信部12は、データ受信部11から視聴マルチキャストグループ加入指示を受信すると、視聴マルチキャストアドレスを含むIGMP Membership Reportメッセージをネットワークに対して送信することにより、視聴マルチキャストグループへの加入手続き処理を行う。これにより、通信部12はネットワークから特定の種類の配信データを受信し、当該受信した特定の種類の配信データをデータ受信部11に対して送信する。
通信部12は、上記特定の種類の配信データの受信手続き処理を行う際に、モニタリング部13が他の種類の配信データの受信手続き処理を行うタイミングを監視することができるように、モニタリング部13に対して視聴マルチキャスト加入通知信号を送信する。
また、通信部12は、本発明に特徴的な機能として、配信データ受信手続き機能121を備えている。配信データ受信手続き機能121は、特定の種類の配信データの受信手続き処理を行った後に、モニタリング部13のタイミング監視機能133が他の種類の配信データを受信するタイミングの到来を検知した時に、他の種類の配信データの受信手続き処理を行う。具体的には、配信データ受信手続き機能121は、タイミング監視機能133から、他の種類の配信データを受信するための追加マルチキャストグループ加入指示を受信すると、追加マルチキャストアドレスを含むIGMP Membership Reportメッセージをネットワークに対して送信することにより、追加マルチキャストグループへの加入手続き処理を行う。これにより、通信部12はネットワークから追加マルチキャストグループに対する他の種類の配信データを受信する。当該他の種類の配信データはデータ受信部11から要求されたデータではない、すなわち、ユーザが所望のチャネルを選択したことにより要求されたデータではないため、通信部12は、当該他の種類の配信データをデータ受信部11に対して送信せずに廃棄する。
[2.動作]
次に、上記構成における動作について説明する。
[2.1.受信手続き処理]
まず、データ受信装置10が行う受信手続き処理の動作について、図4を参照しながら説明する。まず、ステップS11において、データ受信装置10は、ユーザにより選択されたチャネルに対応する、特定の種類の配信データの受信手続き処理を行う。
具体的には、データ受信部11は、ユーザのリモコン15操作によりチャネル選択信号を受信すると、データベース部14に対して、選択されたチャネルに対応する視聴マルチキャストアドレスを問い合わせる。
データベース部14は問い合わせを受けると、マルチキャストアドレステーブル20より、問合せを受けたチャネル番号に対応するマルチキャストアドレスを読み出してデータ受信部11に返信する。
データ受信部11は、前記問い合わせにより視聴マルチキャストアドレスが決定すると、当該視聴マルチキャストアドレスで識別される視聴マルチキャストグループへの参加要求を行うために、通信部12に対して視聴マルチキャストグループ加入指示を行う。
通信部12は、視聴マルチキャストグループ加入指示を受信すると、特定の種類の配信データの受信手続き処理を行う。具体的には、通信部12は、視聴マルチキャストアドレスを含むIGMP Membership Reportメッセージをネットワークに対して送信する。
その後、通信部12は、ネットワークから特定の種類の配信データを受信すると、当該データはデータ受信部11から要求されたものであるため、データ受信部11に対し当該データを転送する。データ受信部11は、受信した特定の種類の配信データを、出力部に表示等を行うことによってユーザに提供する。
以上の動作によって、データ受信装置10は、ユーザが選択したチャネルに対応する特定の種類の配信データを受信するため、ユーザは所望する番組を視聴することが可能である。以上に説明したステップS11における動作は、既存の技術による通常の動作である。
次に、ユーザがチャネルの切替操作を行った時に、配信データの切替がスムーズに行われる例を示す。
通信部12は、前記IGMP Membership Reportメッセージの送出によって、視聴マルチキャストグループのメンバーになる際に、同時にモニタリング部13に対して視聴マルチキャスト加入通知信号を送信する。
モニタリング部13は視聴マルチキャスト加入通知信号を受信すると、配信データ選択機能131が次に受信手続き処理を行うべき他の種類の配信データに対応する追加マルチキャストグループのアドレスを取得するための要求を、データベース部14に対して行う(ステップS12)。
データベース部14は追加マルチキャストアドレスの取得要求を受けると、隣接番組情報テーブル30より、視聴マルチキャストアドレスに対する隣接マルチキャストアドレスを検索し抽出して、モニタリング部13に返信する。
次に、モニタリング部13のタイミング情報取得機能132は、タイミング情報の取得要求をデータベース部14に送信する(ステップS13)。
データベース部14は、タイミング情報の取得要求を受信すると、保持しているタイミング情報を返信する。
モニタリング部13のタイミング監視機能133は、受信したタイミング情報に広告開始タイミング、配信データ終了タイミング、画像変化タイミング、及び、リモコン移動タイミングのうちの何れを示す情報が含まれているかを解析し、解析したタイミングの種類に応じて、タイミングが到来するのを監視する。
タイミング監視機能133は、監視中にタイミングの到来を検知すると(ステップS14)、配信データ選択機能131で選択された追加マルチキャストグループへの加入指示を通信部12に対して行う。
通信部12は、加入指示を受信すると、配信データ受信手続き機能121は、追加マルチキャストアドレスを含むIGMP Membership Reportメッセージをネットワークに対して送信することにより、追加マルチキャストグループに加入する手続き処理を行う(ステップS15)。
これにより、通信部12は、ネットワークから追加マルチキャストグループに対する他の種類の配信データを受信する。当該他の種類のデータはデータ受信部11により要求されたデータではないため、通信部12は、当該他の種類の配信データをデータ受信部11に対して送信すること無しに廃棄する。
その後、データ受信部11は、ユーザのリモコン15操作等により、新たなチャネルへの切り替え要求を表すチャネル選択信号を受信したとする。その際には、通信部l2が、新たなチャネルに対応するマルチキャストグループへの加入手続き処理を行うことになるが、選択された新たなチャネルが、配信データ選択機能131により選択された追加マルチキャストアドレスに対応する隣接チャネルである場合には、追加マルチキャストグループに対する他の種類のマルチキャスト配信データが既に通信部12まで届いている。このため、通信部12は他の種類の配信データの受信手続き処理を行うことなく、即座にデータ受信部11に対して他の種類の配信データを送信することが出来る。これにより、ユーザが選択チャネルを切り替えた際に、切替先のチャネルに対応する他の種類の配信データの受信をスムーズに行うことができる。このため、通常のテレビ視聴でよく行われるチャネルのアップ・ダウン(隣接チャネルへの切替)といった操作をユーザが行う場合にも、データ受信装置10の出力部に出力される画像を瞬断させずにスムーズに切り替えることが可能となる。
[2.2.受信中止手続き処理]
次に、データ受信装置10が行う受信中止手続き処理の動作を、図5を参照しながら説明する。
通信部12は、ネットワークより、追加マルチキャストグループに対するIGMP Queryを受信すると(ステップS21)、モニタリング部13に対してIGMP Queryを受信したことを通知する。
モニタリング部13は、受信継続時間設定機能111により予め設定されている受信継続時間と、追加マルチキャストグループメンバー加入手続き処理時からIGMP Query受信時までの経過時間とを比較する(ステップS22)。
モニタリング部13は比較した結果、前記受信継続時間より前記経過時間の方が短い場合には(ステップS22;Yes)、引き続き追加マルチキャストグループに加入する必要があると判断する。この場合には、モニタリング部13は、通信部12に対してIGMP Membership Reportメッセージを引き続き送出するよう指示を行う。通信部12はネットワークに対してIGMP Membership Reportメッセージを送信することにより、追加マルチキャストグループへの加入を継続する(ステップS23)。
一方、ステップS22において、前記受信継続時間より前記経過時間の方が長い又は等しい場合には(ステップS22;No)、追加マルチキャストグループのメンバー加入時から予め設定された受信継続時間が経過していることになるため、モニタリング部13の受信中止手続き機能136は、通信部12に対してIGMP Membership Reportメッセージを送信しないように指示する(ステップS24)。これにより、データ中継装置は、追加マルチキャストグループのリストからデータ受信装置10を削除することにより、脱退手続きを行う。なお、ステップS24において、通信部12が明示的にIGMP Leaveメッセージ(配信停止要求メッセージ)を送信するようにしてもよい。
以上の動作により、データ受信装置10は、適切なタイミングで追加マルチキャストグループから離脱することが可能となる。
このように、マルチキャストグループに加入するタイミングやマルチキャストグループから離脱するタイミングを制御することができるため、他の種類の配信データ受信によるネットワークリソースの使用量を最小限に抑えながら、データ受信部11で受信される配信データの種類を切り替えた時のデータ受信の瞬断を最低限に抑えることができる。このため、IPマルチキャストを用いたデータ配信においても、テレビ配信と同様な品質を担保することが出来る。
[3.変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(1)上述した実施形態においては、配信データ選択機能131は、特定の種類の配信データを受信するための視聴マルチキャストアドレスに隣接する隣接マルチキャストアドレスを、追加マルチキャストアドレスとして選択するようにしたが、追加マルチキャストアドレスの選択方法はこれに限定されない。
例えば、配信データ選択機能131は、選択可能な全てのチャネルに対応するマルチキャストアドレスを追加マルチキャストアドレスとして選択することにより、加入可能な全てのマルチキャストグループに加入してもよい。
この場合には、データベース部14は隣接番組情報テーブル30を保持しない。そして、モニタリング部13が視聴マルチキャストグループ加入通知信号を通信部12より受信した場合に、配信データ選択機能131は、データベース部14のマルチキャストアドレステーブル20に記憶されているマルチキャストアドレス全てを追加マルチキャストアドレスとして選択することとなる。
このような変形例によれば、ユーザがリモコン15の前後ボタンを使用しないで番組切替を行った場合、例えば、ボタンとチャネル番号とが1対1に対応しているダイレクト選局ボタンによる切替を行った場合においても、配信データの切替をスムーズに行うことができる。
また、過去の視聴履歴を用いて、ユーザが視聴する確率が高いチャネルに対応するマルチキャストアドレスを追加マルチキャストアドレスとして選択してもよい。この場合には、データベース部14は、隣接番組情報テーブル30の代わりに、ユーザ参照履歴テーブル(図示せず)を保持する。ユーザ参照履歴テーブルに、過去においてマルチキャストアドレスが視聴マルチキャストアドレスとして参照された頻度を登録しておき、モニタリング部13の配信データ選択機能131の問合せに対して、データベース部14が参照頻度の高いマルチキャストアドレスを返すようにする。このような変形例は、ユーザ全てがリモコン15の前後ボタンにより切り替えるわけではなく、また、ある特定のチャネルで放送される番組についてユーザが視聴する確率が低い場合に有効である。
(2)上述した実施形態においては、IPマルチキャスト技術を用いたデータ配信について説明したが、用いるプロトコルはこれに限定されることはなく、データ配信装置が特定多数のデータ受信装置10に配信データを配信し、かつ、各々のデータ受信装置10は所定の受信手続き処理を行った後に配信データの受信が可能となるプロトコルであればよい。例えば、将来IPマルチキャスト技術以外に、特定多数のデータ受信装置10に対してデータを配信するプロトコルが開発された場合には、当該プロトコルを用いてもよい。また、マルチキャスト配信データは画像に限らず、テキストデータや音声データ配信等のあらゆるコンテンツの配信に適用可能である。
また、マルチキャストグループを管理するプロトコルとしてIGMPを用いたが、IPv6を利用する場合にはMLD(Multicast Listener Discovery)を用いてもよい。また、上述した受信手続き処理や受信中止手続き処理の具体的処理内容はIGMPを用いた場合の一例であり、異なるプロトコルを用いた場合にはプロトコルに応じた処理内容となる。
(3)上記実施形態においては、「配信データの種類」をチャネルの種類として説明したが、これに限定されることはなく、様々な配信データの種類が考えられる。例えば、配信データの種類は、配信データのジャンル(ニュース番組、音楽番組、スポーツ番組、映画番組)であってもよいし、各々のチャネルで放送される個々の番組を表す概念であってもよいし、民間放送と国営放送といったデータ配信装置の種類を識別する概念であってもよい。
(4)上述したタイミング情報は一例に過ぎず、例えば、モニタリング部13が通信部12より視聴マルチキャスト加入信号を受信したタイミングや、ビデオカメラでモニタされる画像を解析することにより、ユーザがリモコン15の方向へ動いたタイミングを含めても良い。また、上述した位置変化検知機能135によるリモコン15の位置変化の検知方法は一例であり、例えば、ビデオカメラでモニタされる画像を解析することにより、リモコン15の位置変化を検知するようにしてもよい。
(5)上述した実施形態においては、タイミング情報がデータベース部14に予め記憶されているとして説明したが、ユーザや管理者が適宜タイミング情報をデータベース部14に登録できるようにしてもよい。
また、上述した複数のタイミング全てを表すタイミング情報をデータベース部14に記憶しておいて、タイミング情報取得機能132が、特定の種類の配信データ、他の種類の配信データ、視聴時間帯、及び、視聴履歴等に応じて、複数のタイミングの中から、適切な1又は複数のタイミングを取得するようにしてもよい。例えば、配信データ選択機能131により選択された特定の種類の配信データが、コマーシャルが挿入されない国営放送の配信データである場合には、タイミング情報取得機能132は、広告開始タイミングを除いたタイミングを取得するようにするとよい。また、特定の種類の配信データが長時間放送の映画を表すデータである場合には、タイミング情報取得機能132は、配信データ終了タイミングを除いたタイミングを取得するようにするとよい。
(6)上述した実施形態におけるマルチキャストアドレステーブル20や、隣接番組情報テーブル30のデータ構成は一例である。例えば、隣接番組情報テーブル30の「チャネル」には、マルチキャストアドレスではなく直接チャネル番号が記憶されていてもよいし、隣接チャネルとして順方向のみのマルチキャストアドレスが記憶されていてもよい。
(7)上述した実施形態において、タイミング監視機能133が、受信される特定の配信データに基づいて広告の開始や番組の終了のタイミングを検知する方法は一例であり、配信データのデータ構成に応じて検知方法を適宜変更する必要がある。
(8)上述した実施形態においては、リモコン15を用いてデータ受信部11にチャネル選択信号を送信したが、データ受信装置10にチャネルを選択するための前後ボタンや回転式のチャネル選択ダイヤルが設けられている場合には、ユーザは当該ボタンやダイヤルを操作することにより、データ受信部11にチャネルの選択信号を送信するようにしてもよい。
また、上述したデータ受信装置10の機能を、テレビやパーソナルコンピュータ、携帯電話機に具備させるようにしてもよい。また、リモコン15は携帯電話機の通話機能を備えていてもよい。また、データ受信装置10のデータ受信部11、通信部12、モニタリング部13、及び、データベース部14の機能分担は一例であって、例えば、通信部12がタイミング監視機能133を備えていてもよい。
本発明は、受信手続き処理の後に配信データの受信が可能となるデータ受信装置が、複数種類の配信データの中から受信すべき配信データを選択してスムーズに配信データを切り替える必要のある分野、例えば、マルチキャストによる動画像、音声データ及び楽曲データのストリーミング配信、テレビ番組と同品質のデータ配信に利用することができる。
本発明の実施の形態に係るデータ受信装置のブロック構成図である。 同実施の形態に係るマルチキャストアドレステーブルの一例を示す図である。 同実施の形態に係る隣接番組情報テーブルの一例を示す図である。 同実施の形態に係る受信手続き処理の流れを示すフローチャートである。 同実施の形態に係る受信中止手続き処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 データ受信装置
11 データ受信部
12 通信部
13 モニタリング部
14 データベース部
15 リモコン
20 マルチキャストアドレステーブル
30 隣接番組情報テーブル
111 受信継続時間設定機能
121 配信データ受信手続き機能
131 配信データ選択機能
132 タイミング情報取得機能
133 タイミング監視機能
134 差分算出機能
135 位置変化検知機能
136 受信中止手続き機能

Claims (9)

  1. 受信手続き処理の後に配信データの受信が可能となるデータ受信装置において、
    前記受信手続き処理が行われた特定の種類の配信データに基づいて、次に受信手続き処理を行うべき他の種類の配信データを選択する配信データ選択手段と、
    前記配信データ選択手段により選択された他の種類の配信データの受信手続き処理を行うべきタイミングを表すタイミング情報を取得するタイミング情報取得手段と、
    前記タイミング情報取得手段により取得されたタイミング情報で表されるタイミングの到来を監視するタイミング監視手段と、
    前記タイミング監視手段による監視中に前記タイミングの到来が検知された時に、前記他の種類の配信データを受信するための受信手続き処理を行う配信データ受信手続き処理手段と
    を備えることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 前記タイミング情報は、
    広告を表すデータを含む前記特定の種類の配信データの受信を開始したタイミングを表すことを特徴とする
    請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 前記タイミング情報は、
    前記特定の種類の配信データの受信が終了したタイミングを表すことを特徴とする
    請求項1又は2に記載のデータ受信装置。
  4. 前記特定の種類の配信データには動画像を表す複数の画像情報が含まれ、
    前記画像情報同士の差分を算出する差分算出手段をさらに備え、
    前記タイミング情報は、
    前記差分算出手段により算出された前記画像同士の差分が所定の大きさを超えたタイミングを表すことを特徴とする
    請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
  5. 前記配信データ受信手続き処理手段により受信手続き処理を行うべき配信データの種類を選択するための遠隔制御装置と、
    前記遠隔制御装置の位置の変化を検知する位置変化検知手段と
    をさらに備え、
    前記タイミング情報は、
    前記位置変化検知手段により前記遠隔制御装置の位置が変化したタイミングを表すことを特徴とする
    請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
  6. 前記他の種類の配信データの受信を継続する時間を設定する受信継続時間設定手段と、
    前記受信継続時間設定手段により設定された時間が経過した時に、前記他の種類の受信データの受信を中止するための受信中止手続き処理を行う配信データ受信中止手続き手段と
    をさらに備えることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
  7. 前記配信データ選択手段は、
    前記他の種類の配信データとして、前記特定の種類の配信データと対応付けられたチャネルに隣接する隣接チャネルに対応付けられた配信データを選択することを特徴とする
    請求項1から6のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
  8. 前記配信データ選択手段は、
    受信可能な全ての配信データを前記他の種類の配信データとして選択することを特徴とする
    請求項1から6のいずれか1項に記載のデータ受信装置。
  9. 受信手続き処理の後に配信データの受信が可能となるデータ受信装置が、選択された種類の配信データを受信するデータ受信方法において、
    前記データ受信装置が、特定の種類の配信データの受信手続き処理を行う特定種類配信データ受信手続き処理ステップと、
    前記データ受信装置が、前記特定配信データ受信手続き処理ステップにおいて受信手続き処理が行われた前記特定の種類の配信データに基づいて、次に受信手続き処理を行うべき他の種類の配信データを選択する配信データ選択ステップと、
    前記データ受信装置が、前記配信データ選択ステップにおいて選択された他の種類の配信データの受信手続き処理を行うべきタイミングが到来するのを監視するタイミング監視ステップと、
    前記データ受信装置が、前記タイミング監視ステップにおける監視中に前記タイミングの到来が検知された時に、前記他の種類の配信データを受信するための受信手続き処理を行う他種類配信データ受信手続き処理ステップと
    を有するデータ受信方法。
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