JP4513730B2 - 無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システムに関し、例えば、複数の無線通信装置間で通信信号(無線信号)を中継・授受する無線通信装置、無線通信方法及びこれら無線通信装置を有する無線通信システムに適用し得る。
例えば、マルチホップ機能を採用した無線通信ネットワーク(無線通信システム)は、マルチホップ機能を搭載した複数の無線局装置(以下、単に「無線局」という)を有して構成される。そして、各無線局は、隣接する1又は複数の無線局に対して無線データ信号を中継していくことにより、直接電波の届かない無線局に対しても当該無線データ信号を転送させることができる。
このようなマルチホップ中継機能を無線LANの基地局であるAP(アクセスポイント:Access Point)に適用し、AP間の無線接続にマルチホップで行なうことにより、従来AP間の設置に必要とされていた有線ネットワークの敷設コストを削減することが可能となる。
また、特許文献1には、マルチホップ中継機能を採用した自律形成型無線LAN方式が開示されており、具体的には、APが無線端末から受信したフレームをIPパケットでカプセル化し、IP層のルーティングプロトコルを用いて所望のAPへのパケット中継を実現する技術が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されるような手法では、カプセル化によるオーバーヘッドの増加や、無線局でのカプセル化/カプセル化解除の処理遅延などにより、スループットが低下するおそれがある。
そのため、無線LANの機能のみでマルチホップルーティングを実現することが要望されており、これに対応した技術が特許文献2に開示されている。特許文献2では、無線LANのMAC層のアドレス情報を活用することにより、マルチホップルーティングを実現する技術が開示されている。
さらに、無線LANの標準化組織であるIEEE802.11のTGs(タスクグループ:エス)では、既存の無線LANのMAC層を改良することで、マルチホップルーティング機能を実現することが検討されている。
特開2003−333053号公報 特開2003−174452号公報
ところで、動画像配信サービスを無線LAN上で行なう場合、同一データパケットを、すべての無線局や無線端末に配送するブロードキャストによる手法が必要となる。
また、マルチホップ機能を採用した無線LAN上で動画像配信を実現しようとすると、各無線局は、受信したすべてのデータパケットを隣接する1又は複数の無線局に送信する、データパケットの再中継で実現することができる。
しかしながら、単純なブロードバンド方式を採用すると、複数の無線局が、ある無線局に対して同一データパケットを再中継する場合があり、ネットワークスループットの低下を招くおそれがある。
なお、動画像データの配信に限定されず、静止画やファイルデータ等その他の同一データパケットを、マルチホップ機能を採用した無線LAN上の全部又は一部の無線通信装置に伝送する無線通信システムも、上記同様の課題がある。
そのため、無線通信システム(ネットワーク)を構成する無線局や無線端末に、通信信号(データパケット)を効率良く配信することができる無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システムが望まれている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の無線通信装置は、1又は複数の配信先装置に対して同一の通信信号を配信する無線通信システムを構成する無線通信装置において、(1)無線通信システムを構成する複数の他の無線通信装置までの経路情報を格納する経路情報格納手段と、(2)各他の無線通信装置に接続される各配信先装置の識別情報を他の無線通信装置毎に格納する配信先装置格納手段と、(3)同一の通信信号を配信する1又は複数の配信グループに属する配信先装置の識別情報を配信グループの配信グループ識別情報毎に格納する配信グループ格納手段と、(4)通信信号を受信すると、配信グループ格納手段、配信先装置格納手段、及び、経路情報格納手段を参照して、次に転送する他の無線通信装置が未配信の装置であるか又は配信済みの装置であるかを、通信信号の配信状況に基づいて判定する中継判定手段と、(5)中継判定手段が他の無線通信装置が未配信の装置であると判定した場合に、他の無線通信装置に対して通信信号を送信する無線通信手段とを備え、中継判定手段が、(4−1)受信した通信信号に配信グループ識別情報が含まれている場合に、配信グループ格納手段を参照して、当該配信グループに属する配信先装置の識別情報が登録されているかを判断する配信先装置判断部と、(4−2)配信先装置判断部により登録されていると判断されると、登録されている配信先装置の識別情報に基づき、配信先装置格納手段から当該配信先装置が接続している他の無線通信装置を特定する無線通信装置特定部と、(4−3)経路情報格納手段に格納される経路情報を参照して、無線通信装置特定部により特定された他の無線通信装置が既に中継済みである場合、他の無線通信装置が配信済みであると判定する判定部とを有することを特徴とする。
また、第2の本発明の無線通信方法は、1又は複数の配信先装置に対して同一の通信信号を配信する無線通信システムを構成する無線通信装置の無線通信方法において、無線通信装置が、無線通信システムを構成する複数の他の無線通信装置までの経路情報を格納する経路情報格納手段と、各他無線通信装置に接続される各配信先装置の識別情報を他の無線通信装置毎に格納する配信先装置格納手段と、同一の通信信号を配信する1又は複数の配信グループに属する配信先装置の識別情報を配信グループの配信グループ識別情報毎に格納する配信グループ格納手段とを備え、(1)中継判定手段が、通信信号を受信すると、配信グループ格納手段、配信先装置格納手段、及び、経路情報格納手段を参照して、次に転送する他の無線通信装置が未配信の装置であるか又は配信済みの装置であるかを、通信信号の配信状況に基づいて判定する中継判定工程と、(2)無線通信手段が、中継判定手段が他の無線通信装置が未配信の装置であると判定した場合に、他の無線通信装置に対して通信信号を送信する無線通信工程とを有し中継判定手段が、(1−1)受信した通信信号に配信グループ識別情報が含まれている場合に、配信グループ格納手段を参照して、当該配信グループに属する配信先装置の識別情報が登録されているかを判断する配信先装置判断工程と、(1−2)配信先装置判断工程で登録されていると判断されると、登録されている配信先装置の識別情報に基づき、配信先装置格納手段から当該配信先装置が接続している他の無線通信装置を特定する無線通信装置特定工程と、(1−3)経路情報格納手段に格納される経路情報を参照して、無線通信装置特定工程で特定された他の無線通信装置が既に中継済みである場合、他の無線通信装置が配信済みであると判定する判定工程とを有することを特徴とする。
さらに、第3の本発明の無線通信システムは、1又は複数の配信先装置に対して同一の通信信号を配信する無線通信システムにおいて、(1)通信信号を各配信先装置に対して配信する配信装置と、(2)到来した通信信号の配信先に基づいて、通信信号を受信又は中継する第1の本発明の複数の無線通信装置と、(3)複数の無線通信装置のうち、同一の通信信号を配信する1又は複数の配信グループを管理するものであって、配信装置から与えられた通信信号を他の無線通信装置に送信する配信管理無線通信装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線通信システムを構成する無線局や無線端末に、通信信号を効率良く配信することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、マルチホップ機能を搭載した無線局をAP(アクセスポイント)とした、動画像データを配信する無線通信システムに、本発明の無線通信システムを適用した場合を説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、本実施形態の無線通信システム(ネットワーク)200の全体構成例を示すイメージ図である。
図2において、本実施形態の無線通信システム200は、GW(ゲートウェイ)無線局201、無線局202〜205、サーバ206、無線端末210及び211、を少なくとも有して構成される。
なお、無線局及び無線端末の数は図2に示す数に限定されない。また、無線局202〜205は、後述する機能構成を備えるものであれば、固定設置されているものでもよいし、移動可能なものでもよい。
サーバ206は、有線ネットワーク207上において、動画像配信に係る画像データ等を蓄積するものであり、動画配信を希望する無線端末に対してデータ配信を行なうサーバである。なお、サーバ206は、動画像データの配信ができるものであれば、物理的に1台のサーバに限定されず、複数台に分散されたサーバ機能を有して構成されるものでもよい。サーバ206は、既存の画像配信サーバを適用することができ、その機能構成の詳細な説明は省略する。
無線局202〜205は、無線エリア内に存在する無線端末210及び211と無線接続するAPとして機能する無線通信装置であり、無線受信したデータパケットを隣接する無線局に中継するマルチホップ機能を備えるものである。
GW無線局201は、無線局202〜205と同じ機能を有するものであり、これに加えて、有線ネットワーク207に接続し、ゲートウェイとしての機能も有するものであり、サーバ206から受信したデータパケットを無線により隣接する他の無線局202〜205に送信するものである。また、GW無線局201は、サーバ206が配信するコンテンツ毎に割り当てられた配信チャネルを管理しており、そのコンテンツの配信先をマルチキャストグループとして管理している。
図2において、各無線局201〜205間を結ぶ点線は無線リンクを表現している。
従って、GW無線局201は、無線局202及び204と接続可能であり、無線局202は、GW無線局201と無線局203及び204と接続可能であり、無線局203は、無線局202及び205と接続可能であり、無線局204は、GW無線局201と無線局202及び205と接続可能であり、無線局205は、無線局203及び204と接続可能である。
また、GW無線局201及び無線局202〜205は、後述する、ルーティングテーブル108、無線端末接続管理テーブル109及びマルチキャストグループ管理テーブル110を有しており、これらのテーブル内容を無線局間201〜205で授受しあい、すべての無線局間201〜205で共有している。
無線端末210及び211は、無線局201〜205と無線接続可能な無線端末であり、図2では、無線局204及び203に接続しているものとする。無線端末210及び211は、例えば、無線通信機能を搭載したパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDAを含む携帯型無線通信装置、PHS受信機などが該当する。
次に、無線局201〜205の内部構成を、図1を参照して詳細に説明する。なお、上述したように、GW無線局201と無線局202〜205との内部構成は基本的には同じであるが、図1では、有線ネットワーク207側のゲートウェイ機能も兼ね備えるGW無線局201の内部構成を示す。
図1において、本実施形態の無線局100(201、202〜205)は、アンテナ101、増幅器102、無線送受信部103、無線MAC処理部104、有線送受信部105、有線MAC処理部106、フレーム解析部107、ルーティングテーブル108、無線端末接続管理テーブル109、マルチキャストグループ管理テーブル110、中継判定部111、中継バッファ112、を少なくとも有する。
なお、有線送受信部105や有線MAC処理部106等はGW無線局201に特有の機能構成であり、無線局202〜205はこれら構成を備えなくてもよい。
アンテナ101は、到来した電波を捕捉し、捕捉した電波信号を無線送受信部103に与えるものである。また、アンテナ101は、増幅器102から与えられた送信信号を無線電波で放出するものである。
増幅器102は、無線MAC処理部104から与えられた送信信号の強度を高めて、アンテナ101に与えるものである。
無線送受信部103は、アンテナ101から与えられた無線信号を受け取り、その受信信号に対して所定の復調処理等を施し、復調した復調信号を無線MAC処理部104に与えるものである。また、無線送受信部103は、無線MAC処理部104から送信信号を受け取り、その送信信号に対して所定の変調処理や周波数変換処理等を施し、変調した変調信号を増幅器102に与えるものである。
無線MAC処理部104は、無線送受信部103から復調信号を受け取ると、その復調信号を、IEEE802.11で規定されたメディアアクセス制御に必要な所定のフレーム構成に分解し、フレーム解析部107に与えるものである。また、無線MAC処理部104は、中継バッファ112から送信データを受け取り、送信データを用いて、IEEE802.11で規定された所定のフレーム構成を組み立てて、そのフレームを無線送受信部103に与えるものである。
有線送受信部105は、接続する有線ネットワーク207から受信信号を受け取ると、その受信信号を有線MAC処理部106に与えるものである。また、有線送受信部105は、有線MAC処理部106から送信信号を受け取ると、その送信信号を有線ネットワーク207に与えるものである。
有線MAC処理部106は、有線送受信部105から与えられた受信信号を、IEEE802.3で規定されたメディアアクセス制御を行なうためのイーサネット(登録商標)フレーム構成に分解し、フレーム解析部107に与えるものである。また、有線MAC処理部106は、中継バッファ112から送信データを受け取り、送信データを用いて、IEEE802.3で規定されたメディアアクセス制御を行なうためのイーサネット(登録商標)フレーム構成を組み立てて、そのフレームを有線送受信部105に与えるものである。
フレーム解析部107は、無線MAC処理部104及び又は有線MAC処理部106から受信フレームを受け取ると、そのフレームのヘッダ部を解析し、その解析結果を中継判定部111に与えるものである。
中継判定部111は、フレーム解析部107によるフレームヘッダ部の解析結果に基づいて、マルチキャストグループ管理テーブル110、無線端末接続管理テーブル109、ルーティングテーブル108を参照して、受信データを隣接する無線局へ中継するか否かを判定するものである。
中継バッファ112は、中継判定部111により無線局に中継すると判定されたフレームを一時的に保持する保持手段である。
ルーティングテーブル108は、無線局201〜205間で制御情報を交換することで作成する各無線局への経路情報を管理するテーブルである。図5は、ルーティングテーブル108の構成例である。図5に示すように、ルーティングテーブル108は、少なくとも、「無線局アドレス情報」と「経路情報」とを有して構成される。この「無線局アドレス情報」は、例えば、無線局201〜205のIPアドレス及び又はMACアドレス等を適用できる。また、「経路情報」は、当該無線局201〜205に到達するまでの経路情報である。
無線端末接続管理テーブル109は、無線局201〜205間で制御情報を交換することで、無線端末210及び211がどの無線局201〜205と無線接続しているかを示すテーブルである。図6は、無線端末接続管理テーブル109の構成例である。図6に示すように、無線端末接続管理テーブル109は、少なくとも、「端末アドレス情報」と「無線局アドレス情報」とを有して構成される。「端末アドレス情報」は、例えば、無線端末210及び211のIPアドレス及び又はMACアドレス等を適用できる。
マルチキャストグループ管理テーブル110は、無線端末210及び211が参加しているマルチキャストグループを管理するテーブルである。図7は、マルチキャストグループ管理テーブル110の構成例である。図7に示すように、マルチキャストグループ管理テーブル110は、少なくとも、「マルチキャストグループ」と「マルチキャストアドレス」と登録された無線端末の「端末アドレス情報」とを有して構成される。ここで、「マルチキャストグループ」とは、サーバ206が配信するコンテンツの提供を受けるためのグループ名をいい、「マルチキャストアドレス」とは、マルチキャストグループを特定するためのアドレス情報をいう。
なお、これらフレーム解析部107、ルーティングテーブル108、無線端末接続管理テーブル109、マルチキャストグループ管理テーブル110、中継判定部111、中継バッファ112は、それぞれ汎用的なMPUなどの演算装置や、メモリやハードディスクなどの記憶装置によって構成されても構わない。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態の無線通信システム200における動画像配信データ信号の配信処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、まず、無線端末のマルチキャストグループへの登録処理について図3を参照して説明する。
図3は、動画像配信サービスの提供を望む無線端末210からGW無線局201へのマルチキャストグループの登録処理を示すシーケンスである。
以下では、GW無線局201は、サーバ206が提供するコンテンツの配信チャネルをマルチキャストグループと対応付けて管理している。また、サーバ206が配信する動画像配信データ信号のヘッダ部分には、マルチキャストアドレスが含まれており、GW無線局201は、そのマルチキャストアドレスに基づいて、当該受信データがマルチキャストデータであることを認識し、マルチキャストグループを特定する。
まず、動画像配信の提供を希望する無線端末210は、サーバ206との接続点であるGW無線局201に対して、マルチキャストグループの参加要求を送信する(S301)。
このとき、例えば、無線端末210は、所望動画像配信サービスを特定するための識別情報(例えば、マルチキャストグループを特定するアドレス情報)を乗せた参加要求信号を送信する。
また、無線端末210と無線接続する無線局204は、受信した参加要求のフレームヘッダ部を解析し、送信先がGW無線局201であることを判断すると、マルチホップにより隣接する無線局201に無線端末210からの参加要求を中継する。
GW無線局201に無線端末210からの参加要求が与えられると、GW無線局201において、フレーム解析部107により、受信フレームのヘッダ部が解析される。そして、フレーム解析部107により無線端末210からの参加要求であると判断されると、所定の判断情報に基づいて無線端末210の参加可否が判断される(S302)。
ここで、参加可否を判断する判断情報は、サーバ206が提供する動画像データを配信するだけの充分な通信環境が整っているか否か等を判断する情報であり、例えば、無線端末210が無線局204と無線接続する無線帯域や、GW無線局201から無線端末210までのホップ数等がある。
GW無線局201は、これら判断情報を評価し、所望の通信品質を確保できると判断した場合に参加許諾メッセージを無線端末210に送信し、そうでないと判断した場合に参加不可メッセージを無線端末210に送信する(S303)。
また、GW無線局201において、無線端末210の参加が許諾された場合、GW無線局201において、無線端末210のアドレス情報(MACアドレスやIPアドレスなど)が所望のマルチキャストグループに登録される(S304)。
GW無線局201において、無線端末210のアドレス情報がマルチキャストグループ管理テーブル110に登録されると、マルチキャストグループ管理テーブル110の内容が、他の無線局201〜205に送信(広告ともいう)される(S305)。
このマルチキャストグループ管理テーブル110の広告は、定期的に各無線局201〜205間で行なうようにしてもよいし、又はマルチキャストグループ管理テーブル110の内容に変更があった場合に行なうようにしてもよい。
また、広告されたマルチキャストグループ管理テーブル110を受信した無線局202〜205では、自装置202〜205が保有するマルチキャストグループ管理テーブル110の内容を更新し、最新のテーブル内容を維持する。
その後、サーバ206から動画像配信データがGW無線局201に送信されてくると、GW無線局201において、フレーム解析部107により、受信フレームのヘッダ部が解析され、ヘッダ部に含まれているマルチキャストアドレスに基づいて対応するマルチキャストグループが検索される。そして、そのマルチキャストグループに属す無線端末210及び211が接続している無線局202〜205に対して、適切に動画像配信データを送信する(S306)。
これにより、マルチキャストグループに登録した無線端末210に、動画像配信データが配信される。
次に、無線端末210が当該動画像配信サービスを終了する場合を説明する。無線端末210が当該動画像配信サービスを終了する場合、無線端末210は、当該動画像配信サービスを特定する識別情報(例えば、マルチキャストアドレス)を含む切断要求をGW無線局201に送信する(S307)。
無線端末210から切断要求を受信したGW無線局201は、その切断要求に含まれている識別情報に基づいて、マルチキャストグループ管理テーブル110内の当該マルチキャストグループから、無線端末210のアドレス情報を削除する(S308)。
GW無線局201において、マルチキャストグループ管理テーブル110が更新されると、GW無線局201は、他の全無線局202〜205に対して、マルチキャストグループ管理テーブル110の内容を広告する(S309)。
この広告により、各無線局202〜205において保有されるマルチキャストグループ管理テーブル110の内容が更新され、当該マルチキャストグループから無線端末210が削除される。これにより、無線端末210への動画像配信データの配信がされず、不必要なデータ配信をなくすることができる。
続いて、本実施形態の無線通信システム200における動画像配信データ信号の配信処理を、図4を参照して説明する。
以下では、主に、無線局202を例に挙げて、マルチキャストデータ(動画像配信データ)を受信した際に、どの無線局にデータ中継すべきかを判断して、マルチキャストデータを配信する場合の手順を説明する。なお、無線端末210及び211は、同じグループであるマルチキャストグループAに登録しているものとする。
まず、無線信号が無線局202に到来すると、所定の復調処理や所定のフレーム処理等が行なわれ、無線局202のフレーム解析部107により、受信フレームのヘッダ部が解析される。そして、ヘッダ部に含まれているアドレスがマルチキャストアドレスであるとフレーム解析部107に解析されると、当該受信フレームがマルチキャストデータであると判断される。
無線局202において、受信フレームがマルチキャストデータであると判断されると、中継判定部111は、ヘッダ部のマルチキャストアドレスに基づいて、マルチキャストグループ管理テーブル110を参照する(S401)。
このとき、マルチキャストアドレスに対応するマルチキャストグループの中に、いずれかの無線端末のアドレス情報が登録されているか否かを判定する(S402)。
そして、中継判定部111により、マルチキャストグループにいずれの無線端末のアドレス情報も登録されていないと判定されると、当該受信したマルチキャストデータの宛先とする無線端末はないと判断し、中継判定部111は当該受信データ(マルチキャストデータ)を廃棄する(S402、S408)。
一方、中継判定部111により、マルチキャストグループにいずれかの無線端末のアドレス情報が登録されていると判定されると、中継判定部111は、グループ登録されている無線端末のアドレス情報に基づいて、無線端末接続管理テーブル109を参照する(S403)。
このとき、マルチキャストグループに登録されている無線端末が、どの無線局に接続しているかを判定する(S404)。これにより、グループ登録されている無線端末が無線接続している無線局を特定することができる。
そして、無線端末接続管理テーブル109からグループ登録されている無線端末が検出できない場合、中継判定部111は当該受信データ(マルチキャストデータ)を廃棄する(S404、S408)。
一方、無線端末接続管理テーブル109からグループ登録されている無線端末が検出できた場合、そのグループ登録されている無線端末が接続している無線局を特定することができる(S404)。そして、中継判定部111は、ルーティングテーブル108を参照して、グループ登録されている無線端末が無線接続している無線局までの経路情報を検索する(S405)。
例えば、受信したマルチキャストデータがマルチキャストグループAに関するものである場合、中継判定部111は、マルチキャストグループA内に登録されている無線端末210及び211のアドレス情報を検出する。そうすると、その無線端末210及び211のアドレス情報に基づいて、無線端末接続管理テーブル109から、無線局204及び203を認識することができる。そして、これらの無線局204及び203の経路情報が、ルーティングテーブル108から検索される。
ルーティングテーブル108から、グループ登録されている無線端末が無線接続している無線局の経路情報を検索すると、中継判定部111は、その経路情報から当該無線局へのマルチキャストデータの配信が既に中継済みであるか否かを判定する(S406)。
そして、当該無線局への配信が既に中継済みであると判定すると、中継判定部111は、当該受信データ(マルチキャストデータ)を廃棄する(S408)。
一方、当該無線局への配信が未中継であると判定すると、中継判定部111は、経路情報に従って、マルチキャストデータを中継バッファ112に与える。そして、所定の変調処理等が施されて、当該マルチキャストデータが送信される(S407)。
例えば、無線局202において、中継判定部111は、経路情報に基づいて、無線局202から無線局204と無線局203とには、それぞれ1ホップで到達できることを認識する。また、中継判定部111は、GW無線局201から無線局204及び無線局203への経路情報も認識する。
また、中継判定部111は、ルーティングテーブル108を参照することにより、受信したマルチキャストデータが、どの無線局を経由してきたかの情報を認識する。
その結果、中継判定部111は、無線局203への経路情報に基づいて、GW無線局201から受信したマルチキャストデータが無線局203には未中継であることを認識するので、受信したマルチキャストデータを送信する。
一方、例えば無線局204においては、無線局202から送信されてきたマルチキャストデータを受信するが、中継判定部111は、S406の処理により、次に送信する無線端末210へのマルチキャストデータの送信は終了していると判断し、無線局202から受信した当該マルチキャストデータを廃棄する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、マルチホップ中継機能を有する各無線局201〜205が、特定データを配信する特定の1又は複数の無線端末をマルチキャストグループ管理テーブル110で共有し、特定の各無線端末の無線局までの経路情報を利用して、同一無線局に対する同一データの再中継を防止することができる。その結果、ネットワーク全体のスループットの低下を回避し、効率的な中継処理をなし得る。
また、本実施形態によれば、各無線局201〜205が、マルチホップ中継機能を有し、マルチキャストグループ管理テーブル110を共有することで、無線端末210及び211からGW無線局201へのマルチキャストグループ登録又は解除が容易になし得る。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の無線通信装置、無線通信方法及び無線通信システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は無線局の内部構成であり、無線通信システムの全体構成は、図2に示す構成に対応する。従って、以下では、図2を参照しつつ、本実施形態の無線局の内部構成を説明する。
図8は、本実施形態の無線局300(201〜205)の内部構成を示す機能ブロック図である。
図8において、本実施形態の無線局300(201、202〜205)は、アンテナ101、増幅器102、無線送受信部103、無線MAC処理部104、有線送受信部105、有線MAC処理部106、フレーム解析部107、ルーティングテーブル108、無線端末接続管理テーブル109、マルチキャストグループ管理テーブル110、中継判定部111、中継バッファ112、代理応答部113、ローカルマルチキャスト管理テーブル114、を少なくとも有する。
本実施形態の無線局300が第1の実施形態の無線局100と異なる点は、代理応答部113とローカルマルチキャスト管理テーブル114とを新たに備える点である。
代理応答部113は、無線接続している無線端末210及び211からマルチキャストグループへの参加要求又は切断要求を受信すると、無線端末210及び211に代わって、GW無線局201に対して参加要求又は切断要求を行なうものである。
ローカルマルチキャスト管理テーブル114は、自装置201〜205と無線接続しており、かつ、マルチキャストグループに登録している無線端末210及び211のアドレス情報を管理するテーブルである。
なお、図8では、無線端末接続管理テーブル109を備えることとして説明するが、この無線端末接続管理テーブル109を保有しなくても、以下の本実施形態を実現できる。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、本実施形態の無線通信システム200における動画像配信データ信号の配信処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、まず、無線端末のマルチキャストグループへの登録処理について図9を参照して説明する。
図9は、動画像配信サービスの提供を望む無線端末211からGW無線局201へのマルチキャストグループの登録処理を示すシーケンスである。
まず、動画像配信の提供を希望する無線端末211は、無線接続する無線局203に対して所望マルチキャストグループへの参加要求を送信する(S601)。
無線端末211からの参加要求が送信されてくると、無線局203のフレーム解析部107が受信した参加要求のフレームヘッダ部を解析し、代理応答部113がヘッダ部に含まれているマルチキャストグループのアドレスに基づいて、ローカルマルチキャスト管理テーブル114を参照する。
そして、代理応答部113は、ローカルマルチキャスト管理テーブル114を参照し、無線局203と無線接続している無線端末のうち、当該マルチキャストグループに参加している無線端末があるか否かを検索する(S602)。
ローカルマルチキャスト管理テーブル114の当該マルチキャストグループに登録があり、参加している無線端末がある場合、代理応答部113は、自装置203が当該マルチキャストグループのマルチキャストデータを受信し、送信するものであることを認識し、GW無線局201に対する参加要求を送信しない。
一方、ローカルマルチキャスト管理テーブル114の当該マルチキャストグループに登録がなく、参加している無線端末がない場合、代理応答部113は、無線端末211の代理として、GW無線局201に対して参加要求を送信する(S603)。
このとき、無線局203が送信する参加要求には、参加を要求するマルチキャストアドレスが少なくとも含まれている。
無線局203が送信した参加要求がGW無線局201に与えられると、第1の実施形態と同様にして、GW無線局201において、参加の可否が判断される(S604)。
そして、GW無線局201において、参加不可と判断されると、参加不可メッセージが、無線局203を経由し、無線端末211に送信される(S605)。
一方、GW無線局201において、参加が承認されると、マルチキャストグループ管理テーブル110のマルチキャストグループに登録され、GW無線局203は他のすべての無線局202〜205に対してマルチキャストグループ管理テーブル110の内容を広告する(S606、S607)。
このとき、GW無線局201において、マルチキャストグループに登録する対象は、無線端末211のアドレス情報でなく、代理応答を行なった無線局203のアドレス情報が登録される。
図11は、本実施形態のマルチキャストグループ管理テーブル110の構成例である。図11に示すように、本実施形態では、「マルチキャストグループ」及び「マルチキャストアドレス」と対応付けて管理するアドレス情報は、「無線局アドレス情報」とする。これにより、GW無線局201が受信したマルチキャストデータを無線局203宛に送信させることができる。
GW無線局201から広告されたマルチキャスト管理アドレス110を受信すると、無線局203において、ローカルマルチキャスト管理テーブル114の当該マルチキャストグループに無線端末211のアドレス情報を追加し、更新する(S608)。
その後、GW無線局201からマルチキャストデータが無線局203に送信されてくると、フレーム解析部107によるフレームヘッダ部の解析後、中継判定部111により、ローカルマルチキャスト管理テーブル114が参照されて、当該マルチキャストグループに属す無線端末に対してマルチキャストデータを配信する。
次に、無線端末211が当該マルチキャストサービスを終了する場合、無線端末211は無線局203に切断要求を送信する(S609)。
無線端末211から切断要求が与えられると、無線局203のフレーム解析部107によるフレームヘッダ部の解析後、代理応答部113により、ローカルマルチキャスト管理テーブル114が参照され、自装置203に無線接続している無線端末のうち、当該マルチキャストグループに参加している無線端末があるか否かが判断される(S610)。
ローカルマルチキャスト管理テーブル114の当該マルチキャストグループに登録があり、参加している無線端末がある場合、代理応答部113は、他の無線端末がまだ当該マルチキャストグループに参加していると認識し、GW無線局201への切断要求をせず、ローカルマルチキャスト管理テーブル114から無線端末211のアドレス情報を削除し、更新する(S614)。
一方、ローカルマルチキャスト管理テーブル114の当該マルチキャストグループに登録がなく、参加している無線端末がない場合、代理応答部113は、無線端末211の代理として、GW無線局201に対して切断要求を送信する(S611)。
無線局203から切断要求を受信したGW無線局201は、その切断要求に含まれているマルチキャストアドレスに基づいて、マルチキャストグループ管理テーブル110内の当該マルチキャストグループから、無線局203のアドレス情報を削除する(S612)。
GW無線局201において、マルチキャストグループ管理テーブル110が更新されると、GW無線局201は、他の全無線局202〜205に対して、マルチキャストグループ管理テーブル110の内容を広告する(S613)。
この広告により、各無線局202〜205において保有されるマルチキャストグループ管理テーブル110の内容が更新され、当該マルチキャストグループから無線局203が削除され、更新される(S614)。
以上の動作により、無線局による代理応答により、処理シーケンス量が削減可能となる。
また、マルチキャストグループ管理テーブル110は、無線端末ではなく無線局が代理で登録されるため、無線端末数が無線局数よりも多い場合、第1の実施形態に比べてそのテーブルサイズを減少することができる。
なお、各無線局ではローカルマルチキャスト管理テーブル114のテーブル量が増加するが、このテーブルは全無線局に広告する必要がないため、ネットワーク全体としては、制御情報量を削減することが可能となる。
次に、本実施形態の無線通信システム200におけるマルチキャストデータの配信動作を図10を参照して説明する。
図10は、図2における、無線局202が、マルチキャストデータ(動画像配信データ)を受信した際に、どの無線局にデータ中継すべきかを判断して、マルチキャストデータを配信する場合の手順を示すフローチャートである。
なお、無線端末210及び211は、同じグループであるマルチキャストグループAに登録しているものとする。
まず、無線信号が無線局202に到来すると、第1の実施形態と同様に(図4参照)、無線局202において、マルチキャストデータであることが判断され、中継判定部111により、マルチキャストアドレスに基づいてマルチキャストグループ管理テーブル110が参照され(S701)、当該マルチキャストグループに、いずれかの無線局のアドレス情報が登録されているか否かが判定される(S702)。
そして、中継判定部111により、マルチキャストグループにいずれの無線局のアドレス情報も登録されていないと判定されると、中継判定部111は当該受信データ(マルチキャストデータ)を廃棄する(S702、S706)。
一方、マルチキャストグループにいずれかの無線局のアドレス情報が登録されていると判定されると、中継判定部111は、グループ登録されている無線局のアドレス情報に基づいて、ルーティングテーブル108を参照する(S702、703)。
中継判定部111により、ルーティングテーブル108からグループ登録されている無線局の経路情報が検索されると、中継判定部111は、その経路情報から当該無線局へのマルチキャストデータの配信が既に中継済みであるか否かを判定する(S704)。
そして、当該無線局への配信が既に中継済みであると判定すると、中継判定部111は、当該受信データ(マルチキャストデータ)を廃棄する(S706)。
一方、当該無線局への配信が未中継であると判定すると、中継判定部111は、経路情報に従って、マルチキャストデータを中継バッファ112に与える。そして、所定の変調処理等が施されて、当該マルチキャストデータが送信される(S705)。
なお、中継判定部111による無線局が未中継であるか否かの判定は、第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態で説明した効果と同等の効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、各無線局201〜205が、無線接続する各無線端末210及び211のマルチキャストグループへの登録及び又は解除の要求を代理で行なうと共に、当該無線局201〜205と直接無線接続する無線端末210及び211をローカルマルチキャスト管理テーブル114で管理することにより、GW無線局201との処理シーケンス量の削減、保有するテーブル量の減少、並びに、ネットワーク全体の制御情報量の削減を図ることができる。
(C)他の実施形態
(C−1)上述した第1及び第2の実施形態では、図1及び図8に示す構成を、無線局201〜205の内部構成として説明したが、マルチホップ中継機能を有する無線端末210及び211が、図1及び図8の構成を備えるようにしてもよい。これにより、アクセスポイントである無線局間だけでなく、無線局と無線端末との間や、無線端末間も含めたマルチホップ中継によるデータ配信ができる。
(C−2)ルーティングテーブル108、無線端末接続管理テーブル109、マルチキャストグループ管理テーブル110、ローカルマルチキャスト管理テーブル114の構成は、上述した第1及び第2の実施形態で説明した構成例に限定されない。
例えば、上述した第1及び第2の実施形態では、それぞれ物理的に異なるテーブルとして説明したが、それぞれを1つにまとめたテーブルとしてもよい。
(C−3)上述した第1及び第2の実施形態で説明した無線局100が実行する各機能及び各テーブルは、同一装置内に設けられるものとして説明したが、同様の機能を実現することができれば、各機能及び各テーブルを分散配置させてもよい。
(C−4)上述した第1及び第2の実施形態では、動画像配信サービスを提供する無線通信システムに適用した場合を説明したが、同一のデータ信号を1又は複数の無線局若しくは無線端末に配信するシステムであれば、動画像データ配信システムに限定されず、静止画像データ信号の配信システムや一般的なファイルデータの配信システム等その他配信システムにも適用できる。
(C−5)上述した第1及び第2の実施形態では、同一の配信信号を複数の特定の無線局又は無線端末に配信するマルチキャストシステムに適用した場合を説明したが、複数の不特定の無線局又は無線端末に配信するブロードキャストシステムにも適用できる。
また、複数の無線局等に配信することに限定されず、配信グループの登録状況によっては、1台の無線局等に配信する場合も上記無線通信システムに含まれる。
(C−6)マルチキャストデータのヘッダ部に、サーバ206から送信される動画像データの送信順番を示す番号が含まれており、中継判定部111が、この順番番号に基づいて図4及び図8の処理を行なうようにしてもよい。
第1の実施形態の無線局の内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態の無線通信システムの構成を示す全体構成図である。 第1の実施形態の無線通信システムにおけるブロードキャストグループへの登録/削除処理を示すシーケンスである。 第1の実施形態の無線通信システムにおけるマルチキャストデータの配信処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態のルーティングテーブルの構成例を説明する説明図である。 第1の実施形態の無線端末接続管理テーブルの構成例を説明する説明図である。 第1の実施形態のマルチキャストグループ管理テーブルの構成例を説明する説明図である。 第2の実施形態の無線局の内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態の無線通信システムにおけるブロードキャストグループへの登録/削除処理を示すシーケンスである。 第2の実施形態の無線通信システムにおけるマルチキャストデータの配信処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のマルチキャストグループ管理テーブルの構成例を説明する説明図である。
符号の説明
100…無線局、107…フレーム解析部、108…ルーティングテーブル、109…無線端末接続管理テーブル、110…マルチキャストグループ管理テーブル、111…中継判定部、112…中継バッファ、113…代理応答部、114…ローカルマルチキャスト管理テーブル、200…無線通信システム、201〜205…無線局、206…サーバ、210及び211…無線端末。

Claims (5)

  1. 1又は複数の配信先装置に対して同一の通信信号を配信する無線通信システムを構成する無線通信装置において、
    上記無線通信システムを構成する複数の他の無線通信装置までの経路情報を格納する経路情報格納手段と、
    上記各他の無線通信装置に接続される上記各配信先装置の識別情報を上記他の無線通信装置毎に格納する配信先装置格納手段と、
    上記同一の通信信号を配信する1又は複数の配信グループに属する上記配信先装置の識別情報を上記配信グループの配信グループ識別情報毎に格納する配信グループ格納手段と、
    上記通信信号を受信すると、上記配信グループ格納手段、上記配信先装置格納手段、及び、上記経路情報格納手段を参照して、次に転送する上記他の無線通信装置が未配信の装置であるか又は配信済みの装置であるかを、上記通信信号の配信状況に基づいて判定する中継判定手段と、
    上記中継判定手段が上記他の無線通信装置が未配信の装置であると判定した場合に、上記他の無線通信装置に対して上記通信信号を送信する無線通信手段と
    を備え、
    上記中継判定手段が、
    受信した上記通信信号に配信グループ識別情報が含まれている場合に、上記配信グループ格納手段を参照して、当該配信グループに属する上記配信先装置の識別情報が登録されているかを判断する配信先装置判断部と、
    上記配信先装置判断部により登録されていると判断されると、登録されている上記配信先装置の識別情報に基づき、上記配信先装置格納手段から当該配信先装置が接続している上記他の無線通信装置を特定する無線通信装置特定部と、
    上記経路情報格納手段に格納される経路情報を参照して、上記無線通信装置特定部により特定された上記他の無線通信装置が既に中継済みである場合、上記他の無線通信装置が配信済みであると判定する判定部と
    を有する
    とを特徴とする無線通信装置。
  2. 上記無線通信手段が、
    配下の無線端末から、上記配信グループへの登録要求又は登録している上記配信グループからの解除要求を受信すると、上記配下の無線端末に代わって、上記配信グループへの登録要求又は上記配信グループからの解除要求を行なう代理応答手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 上記代理応答手段は、上記登録要求又は解除要求の代理応答を行なう場合、上記配信グループ格納手段に格納される上記配信グループ毎の上記各配信先装置の登録情報として、記配下の無線端末の識別情報に代わ上記無線端末と接続する当該無線通信装置の識別情報を登録させることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 1又は複数の配信先装置に対して同一の通信信号を配信する無線通信システムを構成する無線通信装置の無線通信方法において、
    上記無線通信装置が、
    上記無線通信システムを構成する複数の他の無線通信装置までの経路情報を格納する経路情報格納手段と、
    上記各他の無線通信装置に接続される上記各配信先装置の識別情報を上記他の無線通信装置毎に格納する配信先装置格納手段と、
    上記同一の通信信号を配信する1又は複数の配信グループに属する上記配信先装置の識別情報を上記配信グループの配信グループ識別情報毎に格納する配信グループ格納手段と
    を備え、
    中継判定手段が、上記通信信号を受信すると、上記配信グループ格納手段、上記配信先装置格納手段、及び、上記経路情報格納手段を参照して、次に転送する上記他の無線通信装置が未配信の装置であるか又は配信済みの装置であるかを、上記通信信号の配信状況に基づいて判定する中継判定工程と、
    無線通信手段が、上記中継判定手段が上記他の無線通信装置が未配信の装置であると判定した場合に、上記他の無線通信装置に対して上記通信信号を送信する無線通信工程と
    有し
    上記中継判定手段が、
    受信した上記通信信号に配信グループ識別情報が含まれている場合に、上記配信グループ格納手段を参照して、当該配信グループに属する上記配信先装置の識別情報が登録されているかを判断する配信先装置判断工程と、
    上記配信先装置判断工程で登録されていると判断されると、登録されている上記配信先装置の識別情報に基づき、上記配信先装置格納手段から当該配信先装置が接続している上記他の無線通信装置を特定する無線通信装置特定工程と、
    上記経路情報格納手段に格納される経路情報を参照して、上記無線通信装置特定工程で特定された上記他の無線通信装置が既に中継済みである場合、上記他の無線通信装置が配信済みであると判定する判定工程と
    を有する
    とを特徴とする無線通信方法。
  5. 1又は複数の配信先装置に対して同一の通信信号を配信する無線通信システムにおいて、
    上記通信信号を上記各配信先装置に対して配信する配信装置と、
    到来した上記通信信号の配信先に基づいて、上記通信信号を受信又は中継する請求項1〜3のいずれかに記載の複数の無線通信装置と、
    上記複数の無線通信装置のうち、同一の上記通信信号を配信する1又は複数の配信グループを管理するものであって、上記配信装置から与えられた上記通信信号を他の無線通信装置に送信する配信管理無線通信装置と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
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