JP2019121844A - 通信装置、通信システム、及び、通信装置の制御方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、及び、通信装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信相手の端末がフレームを送信していない状態でもメッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。【解決手段】通信装置10Aは、通信IF11と、通信IF12と、端末と複数の通信装置のうち当該端末が帰属している通信装置とを対応付けた帰属情報を記憶している記憶部15と、端末T1から受信したデータフレームの宛先である他の端末が帰属情報に存在しない場合に、データフレームの宛先IPアドレスを含む探索フレームを通信IF12により同報送信し、端末が送信した応答フレームを受信し、応答フレームを参照することで、応答フレームの送信元である前記他の端末と、前記他の端末が帰属している他の通信装置とを対応付けて帰属情報に登録する探索部14と、探索部14が登録をした後の帰属情報に基づいて、端末T1から受信したデータフレームを通信IF12により送信する転送部13とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置、通信システム、及び、通信装置の制御方法に関する。
複数の通信装置が互いに無線通信によって接続され、通信フレームをマルチホップ転送する無線メッシュネットワーク(単にメッシュネットワークともいう)がある。
メッシュネットワークを構成する複数の通信装置は、各通信装置へ至る経路を示す経路情報、及び、どの通信装置がどの通信装置に接続されている(帰属している)かを示す帰属情報を保有している。各通信装置は、メッシュネットワークに接続された端末が送信したフレームを経路情報及び帰属情報を用いて転送することにより、メッシュネットワークに接続された通信相手の端末(単に、通信相手の端末ともいう)に到達させる。このようにして、メッシュネットワークに接続している端末の間でフレームのやりとりが行われ得る。
特許文献1は、メッシュネットワークと、メッシュネットワークに接続する他のネットワークとを接続するゲートウェイ装置におけるブリッジ機能に関する技術を開示している。特許文献1に開示されるゲートウェイ装置は、転送するパケットのアドレス変換などを行うことなく、メッシュネットワークと上記他のネットワークとの間でパケットの中継を行う。
特開2008−193183号公報
メッシュネットワークを構成する各通信装置は、一般に、メッシュネットワークに接続された端末が送信するフレームに含まれる情報に基づいて帰属情報を生成する。
具体的には、各通信装置は、メッシュネットワークに接続された端末同士がデータ通信に先立って行うARP解決のためのフレームを傍受することで帰属情報を生成し得る。この場合、端末がARP解決が不要であるデータ通信を行おうとする場合には、各通信装置に帰属情報が生成されておらず、メッシュネットワークに接続された端末同士がフレームを送受信することができないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、通信相手の端末がフレームを送信していない状態であっても、メッシュネットワークを介した端末同士の通信が可能である通信装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信装置は、メッシュネットワークを構成する複数の通信装置のうちの一の通信装置であって、第一端末と無線通信する第一インタフェースと、前記複数の通信装置のうちの前記一の通信装置を除く他の通信装置と無線通信する第二インタフェースと、前記メッシュネットワークに接続されている端末と、前記複数の通信装置のうち当該端末が帰属している通信装置とを対応付けた帰属情報を記憶している記憶部と、探索部であって、前記第一端末から受信したデータフレームの宛先である第二端末が前記帰属情報に存在しない場合に、(a)前記データフレームの宛先IP(Internet Protocol)アドレスを含む探索フレームを前記第二インタフェースにより同報送信し、(b)前記第二端末が前記探索フレームを受信したことに応じて送信した応答フレームを受信し、(c)受信した前記応答フレームを参照することで、前記応答フレームの送信元である前記第二端末と、前記第二端末が帰属している通信装置とを対応付けて前記帰属情報に登録する、探索部と、前記探索部が前記登録をした後の前記帰属情報に基づいて、前記第一端末から受信した前記データフレームを前記第二インタフェースにより送信する転送部とを備える。
これによれば、通信装置は、第一端末から受信したデータフレームの宛先が帰属情報に存在しない場合に、探索フレーム及び応答フレームのやりとりによって帰属情報を生成したうえで、データフレームを転送できる。よって、通信装置は、例えばデータフレームの送受信に際して端末によるARP解決が不要であるなどの要因により、データフレームを受信した時点で第一端末の帰属情報を保有していない場合であっても、データフレームを適切に転送することができる。このように、通信装置によれば、通信相手の端末の帰属情報がない状態でデータフレームを受信した場合であっても、メッシュネットワークを介した端末同士の通信が可能である。
また、前記探索部は、前記探索フレームをブロードキャスト送信することで同報送信してもよい。
これによれば、通信装置は、ブロードキャスト送信を用いて同報送信をすることによって、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。同報送信には、マルチキャスト送信とブロードキャスト送信とがあるが、マルチキャスト送信は、用いられることが一般的に少なく、マルチキャストフレームを送受信するために、他の通信装置及び端末に通常と異なる特別な設定が必要となることもある。一方、ブロードキャスト送信は、通常の通信において普通に用いられる。そのため、通信装置は、ブロードキャスト送信を用いることによって、通常と異なる特別な設定をすることなく、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
また、前記探索部は、前記(a)において、前記データフレームの前記宛先IPアドレスをターゲットIPアドレスとして含むARP(Address Resolution Protocol)リクエストフレームを、前記探索フレームとして同報送信し、前記(b)において、前記第二端末が前記ARPリクエストフレームを受信したことに応じて送信したARPリプライフレームを前記応答フレームとして受信し、前記(c)において、受信した前記ARPリプライフレームの物理ヘッダを参照することで、前記第二端末と、前記第二端末が帰属している通信装置とを対応付けて前記帰属情報に登録してもよい。
これによれば、通信装置は、ARPリクエストフレーム及びARPリプライフレームをそれぞれ探索フレーム及び応答フレームとして用いて、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。このようにすることで、第二端末がIP通信の標準的な機能を用いて探索フレームに対して応答フレームを送信することができる。言い換えれば、端末が、通信装置が送信する探索フレームに対して応答フレームを送信するという特別な機能を備える必要がない。よって、通信装置は、端末に特別な機能を備えることなく、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
また、前記記憶部は、さらに、前記メッシュネットワークにおける経路情報を記憶しており、前記通信装置は、さらに、前記探索部が前記帰属情報に登録した、前記第二端末が帰属している通信装置に至る通信経路を示す経路情報を、ダイナミックルーティングプロトコルを用いて取得して前記経路情報に登録する経路構築部を備え、前記転送部は、前記経路構築部が前記登録をした後の前記経路情報にさらに基づいて、前記データフレームを送信してもよい。
これによれば、通信装置は、第二端末の帰属情報を生成したことをトリガとして、メッシュネットワークにおいて、第二端末の帰属先である通信装置に至る経路情報を生成する。これにより、通信装置は、第二端末の帰属先である通信装置までの通信経路を確立することによって、より確実に、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信システムは、上記の通信装置を、前記メッシュネットワークを構成する複数の通信装置のそれぞれとして備える。
これによれば、上記無線通信装置と同様の効果を奏する。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信装置の制御方法は、メッシュネットワークを構成する複数の通信装置のうちの一の通信装置の制御方法であって、前記通信装置は、第一端末と無線通信する第一インタフェースと、前記複数の通信装置のうちの前記一の通信装置を除く他の通信装置と無線通信する第二インタフェースと、前記メッシュネットワークに接続されている端末と、前記複数の通信装置のうち当該端末が帰属している通信装置とを対応付けた帰属情報を記憶している記憶部とを備え、前記制御方法は、探索ステップであって、前記第一端末から受信したデータフレームの宛先である第二端末が前記帰属情報に存在しない場合に、(a)前記データフレームの宛先IP(Internet Protocol)アドレスを含む探索フレームを前記第二インタフェースにより同報送信し、(b)前記第二端末が前記探索フレームを受信したことに応じて送信した応答フレームを受信し、(c)受信した前記応答フレームを参照することで、前記応答フレームの送信元である前記第二端末と、前記第二端末が帰属している通信装置とを対応付けて前記帰属情報に登録する、探索ステップと、前記探索ステップで前記登録をした後の前記帰属情報に基づいて、前記第一端末から受信した前記データフレームを前記第二インタフェースにより送信する転送ステップとを含む。
これによれば、上記無線通信装置と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明により、通信装置は、通信相手の端末がフレームを送信していない状態であっても、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
図1は、実施の形態に係る通信システムの構成を示す模式図である。 図2は、実施の形態に係る通信装置の機能ブロックを示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る帰属情報の一例を示す説明図である。 図4は、実施の形態に係る経路情報の一例を示す説明図である。 図5は、実施の形態に係る探索フレームのフレームフォーマットを示す説明図である。 図6は、実施の形態に係る応答フレームのフレームフォーマットを示す説明図である。 図7は、実施の形態に係る通信装置の処理を示すフロー図である。 図8は、実施の形態に係る通信システムの処理を示すシーケンス図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
本実施の形態において、通信相手の端末がフレームを送信していない状態であっても、メッシュネットワークを介した端末同士の通信が可能である通信装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る通信システム1の構成を示す模式図である。
図1に示されるように、通信システム1は、通信装置10A、10B及び10Cを備える。通信システム1は、通信装置10A、10B及び10Cによって構成されるメッシュネットワークである。また、通信システム1には、端末T1及びT2が接続されている。
通信システム1は、オフィス又は工場などに配備され、オフィス内又は工場内の情報通信端末である端末T1及びT2(例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、産業機器、センサなど。単に端末ともいう)が接続される。端末T1及びT2は、人によって運ばれたり、自走したりすることで移動することが想定される。
なお、ここでは、通信システム1が3個の通信装置10A等によって構成される場合を例として説明するが、通信装置10A等が2個であってもよいし、4個以上であってもよい。また、通信システム1における通信装置の並びは、図では一次元としているが、二次元でも三次元でもよい。
通信装置10Aは、通信システム1を構成する他の通信装置である通信装置10Bと無線通信により接続されている。また、通信装置10Aは、端末T1と無線通信により接続されている。
通信装置10Bは、通信システム1を構成する他の通信装置である通信装置10A及び10Cと無線通信により接続されている。
通信装置10Cは、通信システム1を構成する他の通信装置である通信装置10Bと無線通信により接続されている。また、通信装置10Cは、端末T2と無線通信により接続されている。
通信装置10A、10B及び10Cのそれぞれは、通信システム1内でフレームの転送に使用するための経路情報を保有している。例えば、通信装置10A、10B及び10Cは、ダイナミックルーティングプロトコルを用いて互いに経路情報を提供及び取得することで、経路情報を共有する。ダイナミックルーティングプロトコルは、リアクティブ型のプロトコル(例えばAODV(Adhoc On−Demand Distance Vector))であってもよいし、プロアクティブ型のプロトコル(例えばOLSR(Optimized Link State Routing))であってもよい。また、経路情報は、静的な情報であってもよい。
また、通信装置10A、10B及び10Cのそれぞれは、自装置に帰属している端末を示す帰属情報を保有し、互いに共有している。端末は移動し得るので、端末が帰属する相手となる通信装置は、固定されずに変動し得る。そのため、帰属情報は、端末の移動によって動的に変更され得る。通信装置10A等は、自装置の帰属情報を繰り返し他の通信装置に提供し、また、他の通信装置から帰属情報を繰り返し取得することで、帰属情報を更新している。ここで、帰属とは、端末が通信装置に接続することをいう。以降でも同様とする。
以降において、通信装置10Aなどが端末T1及びT2の帰属情報を保有していない状態において、端末T1が端末T2を宛先とするフレームを送信し、そのフレームを端末T2が受信するまでの処理を説明する。
ここで、端末T1は、当初に端末T2のIP(Internet Protocol)アドレスを保有しており、また、端末T2のMAC(Media Access Contol)アドレスを保有していないとする。また、通信装置10A等同士の通信には、WDS(Wireless Distribution System)のフレームフォーマットが用いられ、また、IEEE802.11sに準拠したメッシュコントロールフィールドが用いられるとする。MACアドレスは物理アドレスに相当する。
端末T1は、まず、端末T2のMACアドレスを取得するためのARPリクエストフレームを生成し、同報送信する。送信されたARPリクエストフレームは、通信装置10A、10B及び10Cによりこの順に転送され、端末T2に到達する。
端末T2は、ARPリクエストフレームを受信すると、自装置のMACアドレスを含むARPリプライフレームを生成し、端末T1を宛先として送信する。送信されたARPリプライフレームは、通信装置10C、10B及び10Aによりこの順に転送され、端末T1に到達する。
このARPリプライフレームの転送処理の際に、通信装置10A等は、帰属情報を生成し得る。具体的には、通信装置10Aは、通信装置10Bから受信するARPリプライフレームのMACヘッダに含まれるAddress4(メッシュ送信元アドレス、Mesh Source Address)フィールドから通信装置10CのMACアドレスを取得する。そして、MACヘッダのメッシュコントロールフィールドに含まれるAddress6(送信元アドレス、Source Address)から端末T2のMACアドレスを取得する。MACヘッダに含まれるフィールド、及び、メッシュコントロールフィールドについては、後で詳しく説明する(図5及び図6参照)。
これにより、端末T2が通信装置10Cに帰属していることを示す帰属情報を生成することができる。通信装置10Bでも同様の説明が成立する。
このように帰属情報が生成された後、端末T1が、端末T2を宛先とするフレームを送信すると、そのフレームが通信装置10A、10B及び10Cによりこの順に転送され、端末T2に到達する。
しかしながら、この方法は、端末T1が当初に端末T2のMACアドレスを取得するためのARPリクエストフレームを送信することをトリガとして実行されるものである。そのため、端末T1がARPリクエストフレームを送信しない場合には、この方法により帰属情報が生成されず、通信システム1に接続された端末同士がフレームを送受信することができないという問題が生じ得る。端末T1がARPリクエストフレームを送信しないのは、例えば、端末T1が当初に端末T2のMACアドレスを静的な設定、又は、動的な取得などにより保有していた場合である。
そこで、端末T1が当初に端末T2のMACアドレスを保有している場合でも、帰属情報を取得し、端末同士の通信を可能とする通信装置10A等について以下で説明する。
図2は、本実施の形態に係る通信装置10Aの機能ブロックを示すブロック図である。図3は、本実施の形態に係る帰属情報21の一例を示す説明図である。図4は、本実施の形態に係る経路情報22の一例を示す説明図である。
図2に示されるように、通信装置10Aは、通信IF11及び12と、転送部13と、探索部14と、記憶部15と、経路構築部16とを備える。
通信IF11は、メッシュネットワークに接続する端末である端末T1と無線通信する通信インタフェースである。通信IF11は、例えば、IEEE802.11a,b,g,nに準拠する無線LAN(Local Area Network)の通信インタフェースである。通信IF11は、インフラストラクチャモードでアクセスポイントとして動作し、ステーションとして動作する端末T1と接続することが想定される。端末T1は、インフラストラクチャモードで、ステーションとしてアクセスポイントに接続(つまり帰属)するのが、オフィスなどにおける普通の使用方法である。そのため、通信IF11がインフラストラクチャモードでアクセスポイントとして動作すると、端末T1が普通の使用方法で通信装置10Aに接続できる利点がある。なお、通信IF11は、アドホックモードで動作してもよい。この場合、端末T1もアドホックモードで動作することを要する。
通信IF12は、メッシュネットワークを構成する通信装置のうち、自装置を除く他の通信装置と無線通信する通信インタフェースである。通信IF12は、例えば、IEEE802.11a,b,g,nに準拠する無線LANの通信インタフェースである。通信IF12は、インフラストラクチャモードで動作してもよいし、アドホックモードで動作してもよい。
なお、通信IF11および12が、無線通信チップを含む一の無線通信モジュール(不図示)で実現されてもよい。一方、無線IF11及び12それぞれが、無線通信チップを含む一の無線通信モジュールで実現され、つまり、通信IF11および12が合計2つの無線通信モジュールで実現されてもよい。
転送部13は、通信IF11が受信したデータフレームを、そのデータフレームの宛先情報と帰属情報21とに基づいて通信IF12により送信する処理部である。具体的には、転送部13は、通信IF11が端末T1から受信したデータフレームのMACヘッダの宛先アドレスフィールドから宛先MACアドレス(つまり端末T2のMACアドレス)を取得し、その宛先MACアドレスを有する端末T2が帰属している通信装置である通信装置10Cを帰属情報21から取得する。帰属情報の取得方法は後述する。そして、転送部13は、その宛先MACアドレスを有する端末T2が帰属している通信装置10CのMACアドレスを、MACヘッダのAddress3(メッシュ宛先アドレス、Mesh Destination Address)フィールドに設定して、上記データフレームを通信装置10Bに転送する。
探索部14は、端末T1から受信したデータフレームの宛先である端末T2の帰属情報を生成するための探索処理を行う処理部である。
具体的には、探索部14は、端末T1から受信したデータフレームの宛先MACアドレスが端末情報に存在しない場合に、上記データフレームの宛先IPアドレス(つまり端末T2のIPアドレス)を含む探索フレームを通信IF12により同報送信する。また、探索部14は、端末T2が上記探索フレームを受信したことに応じて送信した応答フレームを通信IF12により受信する。そして、探索部14は、受信した応答フレームのMACヘッダに含まれる端末T2の物理アドレスと、端末T2が帰属している通信装置10Cとを対応付けて帰属情報21に登録する。探索部14がこのように端末T2を帰属情報21に登録した場合、転送部13は、登録後の帰属情報21に基づいて、端末T1から受信したデータフレームを通信IF12により送信する。
なお、探索部14は、探索フレームをブロードキャスト送信することで同報送信してもよい。同報送信には、マルチキャスト送信とブロードキャスト送信とがあるが、マルチキャスト送信は、用いられることが一般的に少なく、マルチキャストフレームを送受信するために、他の通信装置10B等及び端末T2に通常と異なる特別な設定が必要となることもある。一方、ブロードキャスト送信は、通常の通信において普通に用いられる。そのため、探索部14は、ブロードキャスト送信を用いることによって、通常と異なる特別な設定をすることなく、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
また、探索部14は、上記データフレームの宛先IPアドレスをターゲットIPアドレスとして含むARPリクエストフレームを探索フレームとして同報送信してもよい。この場合、探索部14は、端末T2が上記ARPリクエストフレームを受信したことに応じて送信したARPリプライフレームを応答フレームとして受信する。そして、探索部14は、受信したARPリプライフレームの物理ヘッダを参照することで、端末T2と、端末T2が帰属している通信装置である通信装置10Cとを対応付けて帰属情報21に登録する。このようにすることで、端末T2がIP通信の標準的な機能を用いて探索フレームに対して応答フレームを送信することができる。言い換えれば、端末T2が、通信装置が送信する探索フレームに対して応答フレームを送信するという特別な機能を備える必要がないという利点がある。
記憶部15は、帰属情報21と、経路情報22とを記憶している記憶装置である。
帰属情報21は、メッシュネットワークに接続されている端末と、通信装置10A等のうち当該端末が帰属している通信装置とを対応付けた情報である。帰属情報21の一例が図3に示されている。図3に示される帰属情報21は、端末T2が通信装置10Cに帰属していることを示している。帰属情報21では、より具体的には、端末T2のMACアドレスと、当該端末が帰属している通信装置のMACアドレスとを用いて、対応付けが表現され得る。
帰属情報21は、探索部14が応答フレームを受信したときに、応答フレームのMACヘッダに含まれる情報に基づいて生成され、登録される。また、帰属情報21は、転送部13により参照され、転送部13によるフレームの転送先の決定の際に用いられ得る。
経路情報22は、メッシュネットワークを構成する通信装置と、当該通信装置にフレームを送信するための次ホップ(ネクストホップ)の通信装置とを対応付けた情報である。経路情報22の一例が図4に示されている。図4に示される経路情報22は、通信装置10Aの記憶部15に記憶された情報であり、通信装置10Cにフレームを送信するための次ホップの通信装置が通信装置10Bであることを示している。経路情報22は、経路構築部16によって登録される。また、経路情報22は、転送部13により参照され、転送部13によりフレームを転送する際の次ホップの通信装置を決定するために用いられ得る。
経路構築部16は、ダイナミックルーティングプロトコルを用いて他の通信装置との間で経路情報を共有する処理部である。経路構築部16は、他の通信装置から取得した経路情報を記憶部15に経路情報22として記憶する。具体的には、経路構築部16は、探索部14が帰属情報21に登録した、端末T2が帰属している通信装置10Cに至る通信経路を示す経路情報を、ダイナミックルーティングプロトコルを用いて取得して経路情報22として登録する。経路構築部16が上記のように経路情報22を登録すると、その後、経路情報22に基づいて転送部13がデータフレームを送信することができる。
端末T1及びT2は、メッシュネットワークに接続される情報通信端末であり、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、産業機器、センサなどである。端末T1は、端末T2との間で通信フレームを送受信することで通信する。
例えば、端末T1が端末T2を宛先とするデータフレームであるフレームF1を送信した場合、通信装置10Aの転送部13がフレームF1を受信し、一旦保持する。転送部13がフレームF1を保持した状態で、探索部14が探索フレームであるフレームF2を同報送信する。フレームF2は、通信装置10B及び10Cによって、それぞれフレームF3及びF4として順次に転送され、フレームF4が端末T2に到達する。端末T2が探索フレームに対する応答フレームであるフレームF5を送信すると、フレームF5が通信装置10C及び10Bによって、それぞれフレームF6及びF7として順次に転送され、通信装置10Aに到達する。
上記のフレームの送受信により、通信装置10A及び10Bが、端末T2が通信装置10Cに帰属していることを示す帰属情報21を生成し保有する。この状態で端末T1が、端末T2を宛先とするデータフレームを送信すると、通信装置10A、10B及び10Cによりこの順に転送され、端末T2に到達し得る。
なお、端末T2は、自装置を宛先IPアドレスとする探索フレームを受信した場合に、その探索フレームの送信元を宛先として応答フレームを送信する応答機能を備えるものとする。なお、探索フレームとしてARPリクエストフレームを用い、応答フレームとしてARPリプライフレームを用いることができる。このようにすれば、IP通信の標準的な機能を用いて上記応答機能を実現することができ、端末T2が、上記応答機能を備える必要がない利点がある。以降では、探索フレームとしてARPリクエストフレームを用い、応答フレームとしてARPリプライフレームを用いるとして説明する。
次に、探索フレームと応答フレームとについて詳しく説明する。
図5は、本実施の形態に係る探索フレームであるフレームF2のフレームフォーマットを示す説明図である。図5に示されるフレームF2は、図1におけるフレームF2に含まれるフィールドを詳細に示したものである。
図5に示されるように、フレームF2は、WDSのフレームフォーマットを有し、メッシュコントロールフィールドを有し、MACペイロードにARPパケットを含む。なお、通信装置10AのMACアドレスをMAC(10A)と表記し、通信装置10AのIPアドレスをIP(10A)と表記することにする。通信装置10B及び10C、並びに、端末T1及びT2についても同様とする。また、MAC(FF)は、ブロードキャストアドレス「ff:ff:ff:ff:ff:ff」を示し、MAC(00)は、「00:00:00:00:00:00」を示す。以降でも同様とする。
フレームF2は、通信装置10Aが端末T2のIPアドレスを用いて端末T2のMACアドレスを問い合わせるためのARPリクエストフレームである。
フレームF2は、4つのアドレスフィールド(Address1〜Address4)と、1つのアドレスフィールド(Address)を含むメッシュコントロールフィールドとをMACヘッダ内に含む。これらのアドレスフィールドに含まれる情報は、IEEE802.11sに準拠した情報であり、以下のとおりである。
Address1:RA(Receiver Address)
Address2:TA(Target Address)
Address3:DA(Destination Address)
Address4:SA(Source Address)
図5に示されるように、フレームF2のMACヘッダのAddress1及び3には、ブロードキャストアドレスが含まれる。また、Address2及び4、並びに、メッシュコントロールフィールドのAddressには、通信装置10AのMACアドレスが含まれる。
また、フレームF2に含まれるARPパケットは、OPコードがARPリクエストを示し、送信元MACアドレスフィールド及びIPアドレスフィールドが、それぞれ、通信装置10AのMACアドレス及びIPアドレスである。ターゲットIPアドレスフィールドが端末T2のIPアドレスである。ターゲットMACアドレスフィールドは任意である。
なお、フレームF2は、少なくとも、端末T2のIPアドレスと通信装置10AのMACアドレスとを含むことと、宛先MACアドレスがマルチキャスト又はブロードキャストである(つまり同報送信される)ことを要する。
図6は、本実施の形態に係る応答フレームであるフレームF7のフレームフォーマットを示す説明図である。図6に示されるフレームF7は、図1におけるフレームF7に含まれるフィールドを詳細に示したものである。
図6に示されるように、フレームF7は、WDSのフレームフォーマットを有し、MACペイロードにARPパケットを含む。
フレームF7は、ARPリクエストフレームであるフレームF2に対する端末T2の応答を示すARPリプライフレームである。フレームF7は、4つのアドレスフィールド(Address1〜Address4)と、2つのアドレスフィールド(Address5、Address6)を含むメッシュコントロールフィールドとをMACヘッダ内に含む。Address5及び6は、メッシュコントロールフィールドのメッシュエクステンションアドレス(Mesh Extension Address)部分に含まれる。
図6に示されるように、フレームF7のAddress1、3及び5には、通信装置10AのMACアドレスが含まれる。Address2には、通信装置10BのMACアドレスが含まれ、Address4には、通信装置10CのMACアドレスが含まれ、Address6には、端末T2のMACアドレスが含まれる。
また、応答フレームであるフレームF7に含まれるARPパケットは、OPコードがARPリプライを示し、送信元MACアドレスフィールド及び送信元IPアドレスフィールドが、それぞれ、端末T2のMACアドレス及びIPアドレスである。また、ターゲットMACアドレスフィールド及びターゲットIPアドレスフィールドが、それぞれ、通信装置10Aの端末T2のMACアドレス及びIPアドレスである。
なお、応答フレームであるフレームF7は、少なくとも、端末T2のMACアドレスと通信装置10AのMACアドレスとを含むことと、通信装置10Aが受信できるアドレス(具体的には、通信装置10Aのアドレス又はブロードキャストアドレス)を宛先IPアドレス又は宛先MACアドレスとして含むことを要する。
以上のように構成された通信装置10Aの処理と、通信システム1の処理について説明する。
図7は、本実施の形態に係る通信装置の処理を示すフロー図である。図8は、本実施の形態に係る通信システム1の処理を示すシーケンス図である。なお、図7と図8とにおいて、共通の処理には共通の符号が付されている。
ステップS101において、通信装置10Aの転送部13は、データフレームであるフレームF1を通信IF11により受信する。フレームF1は、端末T1が送信したものである。転送部13は、受信したフレームF1を、メモリなどに一旦保持する。
ステップS102において、探索部14は、ステップS101で転送部13が受信したフレームのMACヘッダに含まれる宛先アドレスが帰属情報21に存在しているか否かを判定する。存在している場合(ステップS102でYes)にはステップS108に進み、そうでない場合(ステップS102でNo)にはステップS103に進む。
ステップS103において、探索部14は、探索フレームとしてのARPリクエストフレームであるフレームF2を生成し、フレームF2を通信IF12により同報送信する。送信されたフレームF2は、図8に示されるように、通信装置10Bにより受信され、フレームF3として同報送信される。さらに、送信されたフレームF3は、通信装置10Cにより受信され、フレームF4として同報送信され、フレームF4が端末T2に到達する。端末T2は、ARPリクエストであるフレームF4を受信すると、ARPリクエストに対する応答としてのARPリプライフレームであるフレームF5を送信する。送信されたフレームF5は、通信装置10Cにより受信され、フレームF6として送信される。送信されたフレームF6は、通信装置10Bにより受信され、フレームF7として送信される。
ステップS104において、探索部14は、ARPリプライフレームであるフレームF7を通信IF12により受信する。
ステップS105において、ステップS104で受信したARPリプライフレームであるフレームF7のMACヘッダに基づいて、通信装置10CのMACアドレスと端末T2のMACアドレスとを対応付けて帰属情報21に登録する。
ステップS106において、経路構築部16は、通信装置10CのMACアドレスが記憶部15の経路情報22に存在しているか否かを判断する。存在している場合(ステップS106でYes)にはステップS108に進み、そうでない場合(ステップS106でNo)にはステップS107に進む。
ステップS107において、経路構築部16は、メッシュネットワークにおいて通信装置10Cに至る経路を示す経路情報22を登録する。
ステップS108において、転送部13は、ステップS106で登録した経路情報22を参照して、ステップS101で受信して一旦保持した端末T1からのフレームF1を、フレームF8として通信装置10Bに送信することで転送する。送信されたフレームF8は、図8に示されるように、通信装置10Bにより受信され、フレームF9として送信される。さらに、送信されたフレームF9は、通信装置10Cにより受信され、フレームF10として送信され、フレームF10が端末T2に到達する。
このようにして、端末T1が送信したデータフレームが、通信装置10A等によって転送されて端末T2に受信される。
以上のように、本実施の形態の通信装置は、第一端末から受信したデータフレームの宛先が帰属情報に存在しない場合に、探索フレーム及び応答フレームのやりとりによって帰属情報を生成したうえで、データフレームを転送できる。よって、通信装置は、例えばデータフレームの送受信に際して端末によるARP解決が不要であるなどの要因により、データフレームを受信した時点で第一端末の帰属情報を保有していない場合であっても、データフレームを適切に転送することができる。このように、通信装置によれば、通信相手の端末の帰属情報がない状態でデータフレームを受信した場合であっても、メッシュネットワークを介した端末同士の通信が可能である。
また、通信装置は、ブロードキャスト送信を用いて同報送信をすることによって、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。同報送信には、マルチキャスト送信とブロードキャスト送信とがあるが、マルチキャスト送信は、用いられることが一般的に少なく、マルチキャストフレームを送受信するために、他の通信装置及び端末に通常と異なる特別な設定が必要となることもある。一方、ブロードキャスト送信は、通常の通信において普通に用いられる。そのため、通信装置は、ブロードキャスト送信を用いることによって、通常と異なる特別な設定をすることなく、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
また、通信装置は、ARPリクエストフレーム及びARPリプライフレームをそれぞれ探索フレーム及び応答フレームとして用いて、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。このようにすることで、第二端末がIP通信の標準的な機能を用いて探索フレームに対して応答フレームを送信することができる。言い換えれば、端末が、通信装置が送信する探索フレームに対して応答フレームを送信するという特別な機能を備える必要がない。よって、通信装置は、端末に特別な機能を備えることなく、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
また、通信装置は、第二端末の帰属情報を生成したことをトリガとして、メッシュネットワークにおいて、第二端末の帰属先である通信装置に至る経路情報を生成する。これにより、通信装置は、第二端末の帰属先である通信装置までの通信経路を確立することによって、より確実に、メッシュネットワークを介した端末同士の通信を可能とする。
以上、本発明の通信装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、通信相手の端末がフレームを送信していない状態であっても、メッシュネットワークを介した端末同士の通信が可能である通信装置及び通信システムに適用され得る。より具体的には、オフィス又は工場などに配備されるメッシュネットワークを構成する通信装置に適用され得る。
1 通信システム
10A、10B、10C 通信装置
11、12 通信IF
13 転送部
14 探索部
15 記憶部
16 経路構築部
21 帰属情報
22 経路情報
F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9、F10 フレーム
T1、T2 端末

Claims (6)

  1. メッシュネットワークを構成する複数の通信装置のうちの一の通信装置であって、
    第一端末と無線通信する第一インタフェースと、
    前記複数の通信装置のうちの前記一の通信装置を除く他の通信装置と無線通信する第二インタフェースと、
    前記メッシュネットワークに接続されている端末と、前記複数の通信装置のうち当該端末が帰属している通信装置とを対応付けた帰属情報を記憶している記憶部と、
    探索部であって、前記第一端末から受信したデータフレームの宛先である第二端末が前記帰属情報に存在しない場合に、
    (a)前記データフレームの宛先IP(Internet Protocol)アドレスを含む探索フレームを前記第二インタフェースにより同報送信し、
    (b)前記第二端末が前記探索フレームを受信したことに応じて送信した応答フレームを受信し、
    (c)受信した前記応答フレームを参照することで、前記応答フレームの送信元である前記第二端末と、前記第二端末が帰属している通信装置とを対応付けて前記帰属情報に登録する、探索部と、
    前記探索部が前記登録をした後の前記帰属情報に基づいて、前記第一端末から受信した前記データフレームを前記第二インタフェースにより送信する転送部とを備える
    通信装置。
  2. 前記探索部は、前記探索フレームをブロードキャスト送信することで同報送信する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記探索部は、
    前記(a)において、前記データフレームの前記宛先IPアドレスをターゲットIPアドレスとして含むARP(Address Resolution Protocol)リクエストフレームを、前記探索フレームとして同報送信し、
    前記(b)において、前記第二端末が前記ARPリクエストフレームを受信したことに応じて送信したARPリプライフレームを前記応答フレームとして受信し、
    前記(c)において、受信した前記ARPリプライフレームの物理ヘッダを参照することで、前記第二端末と、前記第二端末が帰属している通信装置とを対応付けて前記帰属情報に登録する
    請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記記憶部は、さらに、前記メッシュネットワークにおける経路情報を記憶しており、
    前記通信装置は、さらに、
    前記探索部が前記帰属情報に登録した、前記第二端末が帰属している通信装置に至る通信経路を示す経路情報を、ダイナミックルーティングプロトコルを用いて取得して前記経路情報に登録する経路構築部を備え、
    前記転送部は、
    前記経路構築部が前記登録をした後の前記経路情報にさらに基づいて、前記データフレームを送信する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置を、前記メッシュネットワークを構成する複数の通信装置のそれぞれとして備える
    通信システム。
  6. メッシュネットワークを構成する複数の通信装置のうちの一の通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置は、
    第一端末と無線通信する第一インタフェースと、
    前記複数の通信装置のうちの前記一の通信装置を除く他の通信装置と無線通信する第二インタフェースと、
    前記メッシュネットワークに接続されている端末と、前記複数の通信装置のうち当該端末が帰属している通信装置とを対応付けた帰属情報を記憶している記憶部とを備え、
    前記制御方法は、
    探索ステップであって、前記第一端末から受信したデータフレームの宛先である第二端末が前記帰属情報に存在しない場合に、
    (a)前記データフレームの宛先IP(Internet Protocol)アドレスを含む探索フレームを前記第二インタフェースにより同報送信し、
    (b)前記第二端末が前記探索フレームを受信したことに応じて送信した応答フレームを受信し、
    (c)受信した前記応答フレームを参照することで、前記応答フレームの送信元である前記第二端末と、前記第二端末が帰属している通信装置とを対応付けて前記帰属情報に登録する、探索ステップと、
    前記探索ステップで前記登録をした後の前記帰属情報に基づいて、前記第一端末から受信した前記データフレームを前記第二インタフェースにより送信する転送ステップとを含む
    制御方法。
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