JP4978217B2 - 通信装置および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムに関し、特に異なるネットワーク間を接続する通信装置を備える通信システム、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
メッシュネットワーク(アドホックネットワーク)は、IETF(Internet Engineering Task Force)のMANET(Mobile Ad-hoc Network)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)の802.11sなどにおいて標準化が進められている技術である。このメッシュネットワークでは、特定のアクセスポイントによる統括的制御は行われず、無線端末として動作する任意の無線通信装置同士が自律分散して直接非同期の無線通信を行うことによりネットワークが形成される。
このメッシュネットワークでは、直接電波が届かない範囲に存在する無線通信装置に対する通信は、他の無線通信装置を経由すること(いわゆるマルチホップ通信)により実現される。宛先となる無線通信装置に至るまでの他の無線通信装置を経由する経路は、経路制御プロトコルにより制御される。メッシュネットワークに属する無線通信装置は、他の無線通信装置への経路をテーブルなどによって管理する。このようなメッシュネットワークに接続するための機能をメッシュ機能と呼称する。
一方、他の通信装置の中にはこのようなメッシュ機能を有さないものも存在し得る。メッシュ機能を有さない通信装置は、ゲートウェイと呼ばれる通信装置を介することによって、メッシュネットワークに属する無線通信装置と通信を行うことができる。ゲートウェイは、メッシュネットワークとそれ以外のネットワーク(非メッシュネットワーク)との間の橋渡しを実現するブリッジ機能を有することにより、第3層としてのネットワーク層を介することなく両者間の通信を可能とする。
このようなゲートウェイを用いる方法として、例えば事前にゲートウェイのアドレスをネットワーク内の各局に通知しておいて、その後、パケットを受信した中継局において宛先アドレスをゲートウェイのアドレスに書き換える通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−236767号公報(図5)
上述の従来技術では、外部のネットワークに接続するために、パケットを受信した中継局において宛先アドレスをゲートウェイのアドレスに書き換えていた。しかしながら、メッシュネットワークの中継局においてこのような書き換えを行うためには、メッシュネットワーク内の全ての無線通信装置においてメッシュ機能を大幅に変更する必要が生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、メッシュネットワークと非メッシュネットワークとを接続するゲートウェイにおけるブリッジ機能を最小限の変更で効率良く実現することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、第1のネットワークと第2のネットワークとを接続する通信装置であって、上記第1のネットワークに属する他の通信装置の識別子を保持する識別子記憶手段と、上記第1のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータが所定の種類のデータである場合には上記送信元の通信装置の識別子を上記識別子記憶手段に保持させる識別子管理手段と、上記識別子記憶手段にその識別子が保持される通信装置に至る経路を生成する経路生成手段と、上記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータについてその宛先の通信装置の識別子が上記識別子記憶手段に保持されている場合には当該データを上記第1のネットワークに送信するデータ処理手段とを具備することを特徴とする通信装置である。これにより、第1のネットワークに属する通信装置からの所定の種類のデータの送信元の通信装置の識別子を識別子記憶手段に保持しておくことにより、第2のネットワークに属する通信装置からのデータの宛先が識別子記憶手段に保持されている場合にそのデータを第1のネットワークに送信させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第2のネットワークでは、各通信装置はその無線通信の範囲外に存在する他の通信装置との間では近隣の通信装置を介した経路により通信を行うものであってもよい。すなわち、第2のネットワークはメッシュネットワークとして動作することができる。
また、この第1の側面において、上記所定の種類のデータは、通信装置の識別子を取得する要求を含んでもよい。例えば、ARPパケットまたはDHCPパケットのように通信の開始時に流れる可能性が高いブロードキャストパケットを想定することができる。特定の種類のパケットに限定することにより、識別子記憶手段を管理するための負荷を軽減させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記経路生成手段は、上記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とする経路探索要求についてその宛先の通信装置の識別子が上記識別子記憶手段に保持されている場合には上記経路探索要求に対する応答を上記宛先の通信装置に代わって行ってもよい。これにより、リアクティブ型経路制御プロトコルにおいて、第1のネットワークに属する他の通信装置への経路を生成させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記経路生成手段は、上記識別子記憶手段に保持される通信装置の識別子を上記第2のネットワークに属する他の通信装置に対して通知してもよい。これにより、プロアクティブ型経路制御プロトコルにおいて、第1のネットワークに属する他の通信装置への経路を生成させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、第1のネットワークと、第2のネットワークと、上記第1のネットワークと上記第2のネットワークとを接続する通信装置とを備える通信システムであって、上記通信装置は、上記第1のネットワークに属する他の通信装置の識別子を保持する識別子記憶手段と、上記第1のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータが所定の種類のデータである場合には上記送信元の通信装置の識別子を上記識別子記憶手段に保持させる識別子管理手段と、上記識別子記憶手段にその識別子が保持される通信装置に至る経路を生成する経路生成手段と、上記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータについてその宛先の通信装置の識別子が上記識別子記憶手段に保持されている場合には当該データを上記第1のネットワークに送信するデータ処理手段とを具備することを特徴とする通信システムである。これにより、通信システムの第1のネットワークに属する通信装置からの所定の種類のデータの送信元の通信装置の識別子を識別子記憶手段に保持しておくことにより、第2のネットワークに属する通信装置からのデータの宛先が識別子記憶手段に保持されている場合にそのデータを第1のネットワークに送信させるという作用をもたらす。
また、本発明の第3の側面は、第1のネットワークと第2のネットワークとを接続し、上記第1のネットワークに属する他の通信装置の識別子を保持する識別子記憶手段を備える通信装置における経路制御方法であって、上記第1のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータが所定の種類のデータである場合には上記送信元の通信装置の識別子を上記識別子記憶手段に保持させる識別子管理手順と、上記識別子記憶手段にその識別子が保持される通信装置に至る経路を生成する経路生成手順と、上記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータについてその宛先の通信装置の識別子が上記識別子記憶手段に保持されている場合には当該データを上記第1のネットワークに送信するデータ処理手順とを具備することを特徴とする経路制御方法またはこれら手順をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。これにより、第1のネットワークに属する通信装置からの所定の種類のデータの送信元の通信装置の識別子を識別子記憶手段に保持しておくことにより、第2のネットワークに属する通信装置からのデータの宛先が識別子記憶手段に保持されている場合にそのデータを第1のネットワークに送信させるという作用をもたらす。
本発明によれば、メッシュネットワークと非メッシュネットワークとを接続するゲートウェイにおけるブリッジ機能を最小限の変更で効率良く実現することができるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における通信システムの全体構成例を示す図である。この通信システムでは、メッシュネットワーク280と非メッシュネットワークである有線ネットワーク290とがゲートウェイ210によって接続された構成になっている。
メッシュネットワーク280では、無線通信装置であるメッシュノード220の各々が自律分散して動作しており、メッシュ機能によって経路制御を行う。したがって、このメッシュネットワーク280には、インフラストラクチャネットワークのような制御局は存在しない。この例では、メッシュネットワーク280に4台のメッシュノード220(M1乃至M4)が存在している。
この図において、点線で結ばれたメッシュノード220同士が直接に無線通信を行うことができる。直接に無線通信を行うことができないメッシュノード220間では、他のメッシュノード220もしくはゲートウェイ210を経由してマルチホップにより通信が行われる。ここで、メッシュノード220が直接に無線通信を行う他のメッシュノード220(中継局)との間の1対1の接続をリンクという。また、メッシュノード220が中継局を介して相手局に到達するまでの流れを経路という。
有線ネットワーク290には、非メッシュノード230およびゲートウェイ210が相互に接続されている。非メッシュノード230は、メッシュ機能を有していないため、メッシュネットワーク280に直接接続することができない。したがって、非メッシュノード230は、ゲートウェイ210を介してメッシュネットワーク280と接続することになる。なお、この例では、4台の非メッシュノード230(N1乃至N4)が存在している。
有線ネットワーク290としては、例えばLAN(Local Area Network)を利用することができる。また、ここでは、非メッシュネットワークの一例として有線ネットワーク290を例示したが、これに限定されるものではなく、無線LANなどの無線ネットワークを利用してもよい。
ゲートウェイ210は、メッシュネットワーク280および有線ネットワーク290に接続し、相互の通信をブリッジする機能を有する通信装置である。この例では、1台のゲートウェイ210(G1)が図示されているが、後述するように、このゲートウェイ210は複数台備えられていてもよい。
図2は、本発明の実施の形態におけるゲートウェイ210の一構成例を示す図である。このゲートウェイ210は、経路テーブル110と、代理応答テーブル120と、伝送部130と、代理応答テーブル管理部140と、経路制御部150と、データ処理部160とを備えている。
経路テーブル110は、宛先の通信装置に至る経路に関する情報を保持するテーブルである。この経路テーブル110には、宛先の通信装置(メッシュノード220等)のアドレスに対応して次に送信すべき通信装置のアドレスが保持されている。したがって、この経路テーブル110を参照することにより、マルチホップ通信において次に何れの通信装置にデータを送信すべきかを認識することができる。
代理応答テーブル120は、ゲートウェイ210において代わって応答すべき通信装置(非メッシュノード230)に関する情報を保持するテーブルである。この代理応答テーブル120には、非メッシュノード230のアドレスが保持されている。したがって、この代理応答テーブル120を参照することにより、有線ネットワーク290に存在する非メッシュノード230を認識することができる。
伝送部130は、他の通信装置との間の物理的な伝送を行うものである。メッシュネットワーク280に対しては無線による伝送が行われる。このため、(図示しない)アンテナが接続される。また、有線ネットワーク290に対しては有線による伝送が行われる。このため、(図示しない)ケーブルコネクタが接続される。
代理応答テーブル管理部140は、代理応答テーブル120に保持される通信装置に関する情報を管理するものである。この代理応答テーブル管理部140は、伝送部130において受信されたパケットが特定の種類のパケットである場合には、そのパケットの送信元の非メッシュノード230のアドレスを代理応答テーブル120に保持させる。
ここで、特定の種類のパケットは、例えば通信の開始時に流れる可能性が高いブロードキャストパケットであり、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)パケットやARP(Address Resolution Protocol)パケットが想定される。DHCPパケットとは、DHCPサーバからIPアドレスを取得する際に用いられるパケットである。また、ARPパケットとは、IPアドレスからMACアドレスを求める際に用いられるパケットである。このように、非メッシュノード230からの全てのパケットを読み出すのではなく、特定の種類のパケットに限定することにより、代理応答テーブル120を管理するための負荷を軽減することができる。
経路制御部150は、宛先の通信装置に至る経路を制御するものである。この経路制御部150は、経路テーブル110を管理することにより、次に送信すべき通信装置を決定する。なお、一般的に提案されている経路制御プロトコルには、(1)経路が必要になってはじめて作成するリアクティブ型、(2)定期的に経路がメンテナンスされるプロアクティブ型、(3)両者を組み合わせたハイブリット型などがある。本発明はこれらの何れにも適用できる手法である。例えば、IETF(Internet Engineering Task Force)のMANET(Mobile Ad-hoc NETwork)で提案されているAODV(Ad-hoc On-demand Distance Vector)やDSR(Dynamic Source Routing)はリアクティブ型、OLSR(Optimized Link State Routing)やTBRPF(Topology Broadcast based on Reverse-Path Forwarding)はプロアクティブ型に分類される。
データ処理部160は、伝送部130において受信されたパケットを必要に応じて受信して上位層(例えば、データリンク層)に引き上げるものである。この上位層において、メッシュネットワーク280から有線ネットワーク290への通信がブリッジされる。
図3は、本発明の実施の形態における経路テーブル110の一構成例を示す図である。この経路テーブル110は、宛先ノードアドレス111、次ノードアドレス112およびホップ数113の各フィールドを保持している。
宛先ノードアドレス111は、宛先となる通信装置を識別するアドレスを保持するフィールドである。このアドレスとしては、例えばMACアドレスやIPアドレスなどを用いることができる。
次ノードアドレス112は、宛先ノードアドレス111が示す無線通信装置に至るための次の通信装置(次ノード)を識別するアドレスを保持するフィールドである。このアドレスとしては、宛先ノードアドレス111と同様に、MACアドレスやIPアドレスなどを用いることができる。
ホップ数113は、宛先ノードアドレス111が示す通信装置に至るまでのリンクの数、すなわちホップ数を示すフィールドである。
この図では、図1の例による具体例として、4台のメッシュノード220(M1乃至M4)に関する情報が保持されている。
図4は、本発明の実施の形態における代理応答テーブル120の一構成例を示す図である。この代理応答テーブル120は、ゲートウェイ210において代わって応答すべき非メッシュノード230のアドレスである代理応答アドレス121を保持している。
この図では、図1の例による具体例として、4台の非メッシュノード230(N1乃至N4)のアドレスが保持されている。
図5は、本発明の実施の形態におけるネットワーク階層の実現例を示す図である。ここでは、メッシュノード220からゲートウェイ210を介して非メッシュノード230へ至るまでのパケットの流れを示している。
メッシュノード220は、上位層から、アプリケーション層325、ネットワーク層324、メッシュ層323、MAC層および物理層321のネットワーク階層を備えている。アプリケーション層325から出力されたデータは、ネットワーク層324からメッシュ層323に供給される。メッシュノード220は、このメッシュ層323におけるメッシュ機能によりノード間の経路制御を行う。そして、メッシュノード220は、MAC層および物理層321によりメッシュネットワーク280に物理的に接続される。
ゲートウェイ210は、上位層から、アプリケーション層315、ネットワーク層314、データリンク層313を備えており、さらに下位層として、メッシュネットワーク280に接続する側のメッシュ層およびMAC/物理層に相当するメッシュデバイス311と、有線ネットワーク290に接続する側のMAC/物理層に相当するネットワークデバイス312とを備えている。
メッシュデバイス311はメッシュ機能を有する下位層であり、メッシュネットワーク280に接続する。ネットワークデバイス312はメッシュ機能を有さない下位層であり、有線ネットワーク290に接続する。メッシュデバイス311およびネットワークデバイス312は、データリンク層313により接続されており、メッシュデバイス311で受け取ったパケットをブリッジ機能によりネットワークデバイス312へ転送することができる。なお、ゲートウェイ210がルータとして機能する場合には、ネットワーク層314において、例えばIP(Internet Protocol)プロトコルによる通信が行われることになる。
非メッシュノード230は、上位層から、アプリケーション層335、ネットワーク層334、MAC層および物理層332のネットワーク階層を備えている。すなわち、この非メッシュノード230は、メッシュノード220におけるメッシュ層323に相当する階層を備えていない。MAC層および物理層332は有線ネットワーク290に接続しており、ネットワーク層334を介してアプリケーション層335にパケットを伝達する。
次に本発明の実施の形態における通信システムの動作について図面を参照して説明する。
図6は、本発明の実施の形態における代理応答テーブル120への登録処理の処理手順例を示す流れ図である。ゲートウェイ210において、非メッシュノード230から送信されたパケットのうち(ステップS911)、宛先がブロードキャストアドレスのもの(ステップS912)や、宛先がゲートウェイ210以外のもの(ステップS913)は、データリンク層313によってネットワークデバイス312からメッシュデバイス311へブリッジされ、メッシュノード220へ転送される(ステップS916)。
その際、受信されたパケットが特定の種類のパケット(この例では、DHCPパケットまたはARPパケット)である場合には(ステップS914)、代理応答テーブル管理部140はそのパケットの送信元の非メッシュノード230のアドレスを代理応答テーブル120に登録する(ステップS915)。
図7は、本発明の実施の形態における経路作成処理をリアクティブ型の経路制御プロトコルに適用した場合の処理手順例を示す流れ図である。リアクティブ型の経路制御プロトコルの例として、AODVでは、経路を探索するために、宛先まで届く経路要求メッセージ(RREQ:Route REQuest)がフラッディングによりブロードキャスト送信される。そして、それを受け取った宛先ノードは、送信元ノードに対して経路応答メッセージ(RREP:Route Reply)をユニキャストで返送する。経路要求メッセージは、宛先アドレス、送信元アドレス、ホップ数、フラグなどを含む。
AODVでは、基本動作として、宛先ノードのみが経路応答メッセージを返答することになっている。但し、Gフラグ(Gratuitous RREP flag)がオンになっている経路要求メッセージの場合は中間ノードも返答する場合がある。本発明の実施の形態では、ゲートウェイ210が経路要求メッセージを受信した際に、経路要求メッセージ内の宛先アドレスが代理応答テーブル120に登録されている場合は、経路要求メッセージが自分宛でなくても、経路応答メッセージを返答する。これにより、非メッシュノード230へ至る経路が生成される。
すなわち、経路要求メッセージの宛先がゲートウェイ210自身であるか(ステップS921)、代理応答テーブル120に登録されているノード(非メッシュノード230)であれば(ステップS922)、ゲートウェイ210は経路応答メッセージを返答する(ステップS924)。一方、これ以外の経路要求メッセージの場合には、ゲートウェイ210はその経路要求メッセージをフラッディングにより他のメッシュノード220へ転送する(ステップS923)。
図8は、本発明の実施の形態における経路作成処理をプロアクティブ型の経路制御プロトコルに適用した場合の処理手順例を示す流れ図である。メッシュネットワークでは、各無線通信装置は自己の存在を示すため、何らかの形で定期的にメッセージを送信する。ここでは、このような定期的なメッセージをハローメッセージと称する。プロアクティブ型の経路制御プロトコルの場合、本発明の実施の形態では、ハローメッセージに代理応答テーブル120の内容を含ませることにより、メッシュノード220に対して非メッシュノード230の存在を認識させる。
すなわち、ハローメッセージを送信すべき所定時刻が到来すると(ステップS931)、代理応答テーブル120の内容を含むハローメッセージが送信される(ステップS932)。これにより、代理応答テーブル120の内容がメッシュノード220に配布される。
代理応答テーブル120の内容を受信したメッシュノード220は、その代理応答テーブル120に含まれる非メッシュノード230を自身の経路テーブルに追加することができる。この場合、次ノードアドレスには、ゲートウェイ210へ至る経路と同じものが設定される。但し、経路テーブルへの追加を行うことなく、代理応答テーブル120の内容(コピー)をそのまま保持しておいて、それを直接参照するようにしてもよい。もし、宛先の通信装置のアドレスが保持されている場合には、ゲートウェイ210に送信すればよいことが分かる。
図9は、本発明の実施の形態におけるデータ受信処理の処理手順例を示す流れ図である。データパケットを受信した際に、上位層へ引き上げる受信処理を行うか、転送または廃棄するかの基準は、通常の場合、自分宛のパケットか否かである。本発明の実施の形態においては、宛先の通信装置のアドレスが代理応答テーブル120に登録されている場合にも受信処理を行う。
すなわち、データパケットの宛先がゲートウェイ210自身である場合(ステップS941)のみならず、その宛先が代理応答テーブル120に登録されている場合(ステップS942)にも、受信処理を行い(ステップS944)、データリンク層313まで引き上げる。このとき、宛先がゲートウェイ210自身である場合にはアプリケーション層315における処理が行われるが、宛先がゲートウェイ210自身でない場合にはデータリンク層313におけるブリッジ機能によりネットワークデバイス312から有線ネットワーク290への転送が行われる。
一方、データパケットの宛先がゲートウェイ210自身でなく、かつ、その宛先が代理応答テーブル120に登録されていない場合には、そのデータパケットはメッシュデバイス311によりメッシュネットワーク280に転送されるか、もしくは、廃棄される(ステップS943)。
このように、本発明の実施の形態によれば、非メッシュノード230のアドレスを代理応答テーブル120に登録しておいて、ゲートウェイ210がメッシュノード220からの経路要求に代理応答し、もしくは、非メッシュノード230のアドレスをメッシュノード220に知らせることにより経路を生成することができる。そして、ゲートウェイ210の受信したデータパケットの宛先アドレスが代理応答テーブル120に登録されている場合には、ゲートウェイ210のブリッジ機能により非メッシュノード230へ転送することができる。
なお、本発明の実施の形態では、ゲートウェイ210が1台の場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図10に示すように2台のゲートウェイ210(G1およびG2)がメッシュネットワーク280に含まれる場合、最短ホップで届くゲートウェイが自動的に選択されることになる。例えば、メッシュノードM6からのデータパケットはメッシュノードM3を介してゲートウェイG2に到達し、有線ネットワーク290に接続する非メッシュノード230に到達する。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施の形態における通信システムの全体構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるゲートウェイ210の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における経路テーブル110の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における代理応答テーブル120の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるネットワーク階層の実現例を示す図である。 本発明の実施の形態における代理応答テーブル120への登録処理の処理手順例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における経路作成処理をリアクティブ型の経路制御プロトコルに適用した場合の処理手順例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における経路作成処理をプロアクティブ型の経路制御プロトコルに適用した場合の処理手順例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信処理の処理手順例を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における通信システムの全体構成の他の例を示す図である。
符号の説明
110 経路テーブル
120 代理応答テーブル
130 伝送部
140 代理応答テーブル管理部
150 経路制御部
160 データ処理部
210 ゲートウェイ
220 メッシュノード
230 非メッシュノード
280 メッシュネットワーク
290 有線ネットワーク

Claims (8)

  1. 第1のネットワークと第2のネットワークとを接続する通信装置であって、
    前記第1のネットワークに属する他の通信装置の識別子を保持する識別子記憶手段と、
    前記第1のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータが所定の種類のデータである場合には前記送信元の通信装置の識別子を前記識別子記憶手段に保持させる識別子管理手段と、
    前記識別子記憶手段にその識別子が保持される通信装置に至る経路を生成し、前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とする経路探索要求についてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には前記経路探索要求に対する応答を前記宛先の通信装置に代わって行う経路生成手段と、
    前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータについてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には当該データを前記第1のネットワークに送信するデータ処理手段と
    を具備する通信装置。
  2. 前記第2のネットワークにおいて、各通信装置はその無線通信の範囲外に存在する他の通信装置との間では近隣の通信装置を介した経路により通信を行う請求項1記載の通信装置。
  3. 前記所定の種類のデータは、通信装置の識別子を取得する要求を含む請求項1記載の通信装置。
  4. 前記所定の種類のデータは、ARPパケットまたはDHCPパケットである請求項3記載の通信装置。
  5. 前記経路生成手段は、前記識別子記憶手段に保持される通信装置の識別子を前記第2のネットワークに属する他の通信装置に対して通知する請求項1記載の通信装置。
  6. 第1のネットワークと、第2のネットワークと、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとを接続する通信装置とを備える通信システムであって、
    前記通信装置は、前記第1のネットワークに属する他の通信装置の識別子を保持する識別子記憶手段と、前記第1のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータが所定の種類のデータである場合には前記送信元の通信装置の識別子を前記識別子記憶手段に保持させる識別子管理手段と、前記識別子記憶手段にその識別子が保持される通信装置に至る経路を生成し、前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とする経路探索要求についてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には前記経路探索要求に対する応答を前記宛先の通信装置に代わって行う経路生成手段と、前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータについてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には当該データを前記第1のネットワークに送信するデータ処理手段とを具備する
    信システム。
  7. 第1のネットワークと第2のネットワークとを接続し、前記第1のネットワークに属する他の通信装置の識別子を保持する識別子記憶手段を備える通信装置における経路制御方法であって、
    前記第1のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータが所定の種類のデータである場合には前記送信元の通信装置の識別子を前記識別子記憶手段に保持させる識別子管理手順と、
    前記識別子記憶手段にその識別子が保持される通信装置に至る経路を生成し、前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とする経路探索要求についてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には前記経路探索要求に対する応答を前記宛先の通信装置に代わって行う経路生成手順と、
    前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータについてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には当該データを前記第1のネットワークに送信するデータ処理手順と
    を具備する経路制御方法。
  8. 第1のネットワークと第2のネットワークとを接続し、前記第1のネットワークに属する他の通信装置の識別子を保持する識別子記憶手段を備える通信装置において、
    前記第1のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータが所定の種類のデータである場合には前記送信元の通信装置の識別子を前記識別子記憶手段に保持させる識別子管理手順と、
    前記識別子記憶手段にその識別子が保持される通信装置に至る経路を生成し、前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とする経路探索要求についてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には前記経路探索要求に対する応答を前記宛先の通信装置に代わって行う経路生成手順と、
    前記第2のネットワークに属する他の通信装置を送信元とするデータについてその宛先の通信装置の識別子が前記識別子記憶手段に保持されている場合には当該データを前記第1のネットワークに送信するデータ処理手順と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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