JP2008118351A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバーヘッドを低減して無線通信可能な無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信システム100においては、Helloパケットの送受信によって無線装置0に対するMPR集合を構成する無線装置3,6,8,10,13,17,18からなる中継経路RTが確立される。そして、無線装置1,2,4,5,7,9,11,12,14,15,19〜23は、中継経路RLRTを介して、自己に隣接する無線装置の情報である隣接無線装置情報をルーツノードである無線装置0へ送信する。無線装置0は、中継経路RLRTを介して受信した隣接無線装置情報に基づいて、無線通信システム100を構成する無線装置0〜23のトポロジーを示すトポロジー情報を生成して保持する。そして、無線装置0は、トポロジー情報を定期的に無線装置1〜23へ送信し、またはトポロジー情報を必要な無線装置へ送信する。
【選択図】図5

Description

この発明は、メッシュ型の無線通信システムに関し、特に、負荷の低減が可能な無線通信システムに関するものである。
アドホックネットワークは、複数の無線装置が相互に通信を行なうことによって自律的、かつ、即時的に構築されるネットワークである。アドホックネットワークでは、通信する2つの無線装置が互いの通信エリアに存在しない場合、2つの無線装置の中間に位置する無線装置がルータとして機能し、データパケットを中継するので、広範囲のマルチホップネットワークを形成することができる。
マルチホップ通信をサポートする動的なルーティングプロトコルとしては、テーブル駆動型プロトコルとオンデマンド型プロトコルとがある。テーブル駆動型プロトコルは、定期的に経路に関する制御情報の交換を行ない、予め経路表を構築しておくものであり、FSR(Fish−eye State Routing)、OLSR(Optimized Link State Routing)およびTBRPF(Topology Dissemination Based on Reverse−Path Forwarding)等が知られている。
また、オンデマンド型プロトコルは、データ送信の要求が発生した時点で、初めて宛先までの経路を構築するものであり、DSR(Dynamic Source Routing)およびAODV(Ad Hoc On−Demand Distance Vector Routing)等が知られている。
そして、従来のアドホックネットワークにおいては、送信元から送信先へデータ通信を行なう場合、送信元から送信先までのホップ数ができる限り少なくなるように通信経路が決定される(非特許文献1)。
しかし、無線環境は不安定であるため、ホップ数が少ない経路が必ずしも品質の良い経路であるとは限らない。そのため、何らかの方法によって安定な経路のみを選択する方が良く、その主な方法として信号強度閾値を導入する方法と、パケットロス率を観測する方法とが知られている。
パケットロス率を観測する方法は、パケットロスが連続的に発生している場合に効果的である。
また、信号強度閾値を導入する方法として、信号強度の平均値を用いて安定な経路を抽出する方法が知られている(非特許文献2)。
Guangyu Pei, at al, "Fisheye state routing: a routing scheme for ad hoc wireless networks", ICC2000. Commun., Volume 1, pp70-74, L.A., June 2000. Robit Dube, Cynthia D. Rais, Kuang-Yeh Wang, and Satish K. Tripathi,"Signal Stability based Adaptive Routing (SSA) for Ad-Hoc Mobile Networks", IEEE Personal Communications, February 1997, pp.36-45.
しかし、従来のテーブル駆動型のルーティングプロトコルに従って、自己に隣接する無線装置に関する情報であるリンクステート情報を用いて無線通信を行なう無線装置によって構成される無線ネットワークシステムにおいては、オーバーヘッドが大きくなるという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、オーバーヘッドを低減して無線通信可能な無線通信システムを提供することである。
この発明によれば、無線通信システムは、制御パケットのオーバーヘッドを低減可能な無線通信システムであって、第1の無線装置と、複数の第2の無線装置と、複数の第3の無線装置とを備える。第1の無線装置は、有線ケーブルに接続される。複数の第2の無線装置は、第1の無線装置の配下に配置され、第1の無線装置が前記無線通信システムを構成する全ての無線装置へパケットを送信するときに全ての無線装置におけるパケットの送受信回数が1回になるように第1の無線装置から送信されたパケットを中継する中継経路を構成する。複数の第3の無線装置は、第1の無線装置の配下に配置され、複数の第2の無線装置のいずれかの無線装置を介して第1の無線装置へパケットを送信する。
好ましくは、複数の第2の無線装置の各々は、自己に隣接する隣接無線装置の情報である第1の隣接無線装置情報を中継経路を介して第1の無線装置へ送信する。複数の第3の無線装置の各々は、自己に隣接する隣接無線装置の情報である第2の隣接無線装置情報を複数の第2の無線装置のいずれかの無線装置を介して第1の無線装置へ送信する。第1の無線装置は、中継経路を介して第1および第2の隣接無線装置情報を取得し、その取得した第1および第2の隣接無線装置情報に基づいて無線通信システムを構成する全ての無線装置のトポロジーの情報であるトポロジー情報を取得する。
好ましくは、第1の無線装置は、トポロジー情報を中継経路を介して定期的に全ての無線装置へ送信する。複数の第2の無線装置の各々は、中継経路を介してトポロジー情報を受信し、その受信したトポロジー情報を用いて送信先の無線装置と無線通信を行なう。複数の第3の無線装置の各々は、複数の第2の無線装置のうち自己に最も近い第2の無線装置を介してトポロジー情報を受信し、その受信したトポロジー情報を用いて送信先の無線装置と無線通信を行なう。
好ましくは、第1の無線装置は、自己の配下の無線装置が必要なときにトポロジー情報を中継経路を介して送信する。
好ましくは、複数の第2の無線装置または複数の第3の無線装置に含まれる送信元の無線装置は、送信先の無線装置が分からないとき、送信すべきパケットを中継経路を介して第1の無線装置へ送信し、第1の無線装置から中継経路を介してトポロジー情報を受信するとともに、受信したトポロジー情報に基づいて送信先の無線装置までの最適経路を探索し、その探索した最適経路に沿ってパケットを送信先の無線装置へ送信する。
好ましくは、無線通信システムは、複数の端末をさらに備える。複数の端末は、第2の無線装置または第3の無線装置の配下に配置される。複数の端末に含まれる送信元の端末は、送信先の端末を含むパケットを生成して自己がアクセスすべき第2の無線装置または第3の無線装置へ送信する。送信元の端末からパケットを受信した第2の無線装置または第3の無線装置は、送信先の端末を配下に有する第2の無線装置または第3の無線装置へ受信したパケットを送信する。送信先の端末を配下に有する第2の無線装置または第3の無線装置は、パケットを受信し、その受信したパケットを送信先の端末へ送信する。
好ましくは、複数の第2の無線装置および複数の第3の無線装置の各々は、アクセスポイントである。
好ましくは、複数の第2の無線装置または複数の第3の無線装置に含まれる送信元の無線装置は、送信先の無線装置が分からないとき、送信すべきパケットを中継経路を介して第1の無線装置へ送信する。第1の無線装置は、送信元の無線装置から送信されたパケットに含まれる送信先とトポロジー情報とに基づいて、送信先の無線装置までの最適経路を探索し、その探索した最適経路に沿ってパケットを送信先の無線装置へ送信する。
好ましくは、第1の無線装置は、自己の配下の無線装置から活性な経路が存在することを示すメッセージを受信すると、トポロジー情報を中継経路を介して送信する。
この発明による無線通信システムにおいては、複数の第3の無線装置は、複数の第2の無線装置からなる中継経路を介して第1の無線装置へパケットを送信する。すなわち、複数の第3の無線装置は、第1の無線装置に対するMPR集合を構成する複数の無線装置を介してパケットを第1の無線装置へ送信する。その結果、複数の第3の無線装置は、第1の無線装置までの経路を探索せずにパケットを第1の無線装置へ送信する。
したがって、この発明によれば、無線通信システムのオーバーヘッドを低減できる。
また、この発明による無線通信システムにおいては、1つの無線装置(=第1の無線装置)がトポロジー情報を取得する。
したがって、この発明によれば、無線通信システムの全ての無線装置がトポロジー情報を取得する場合よりもオーバーヘッドを低減できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による無線通信システムの概略図である。図1を参照して、この発明の実施の形態による無線通信システム100は、無線装置0〜23と、有線ケーブル50とを備える。
無線装置0〜23の各々は、固定された無線装置であり、たとえば、アクセスポイントからなる。無線装置0は、ルーツノード(root node)であり、無線装置1〜23は、無線装置0の配下に配置された無線装置である。すなわち、無線装置1〜23は、他の無線通信システム内に存在する無線装置と無線通信を行なうとき無線装置0を経由しなければならない。
無線装置0は、有線ケーブル50に接続される。そして、無線装置0は、自己が無線装置1〜23の全てにパケットを送信するときに各無線装置1〜23が1個のパケットを1回だけ送受信することによってパケットを無線装置1〜23の全てに送信できる中継経路を後述する方法によって確立する。すなわち、無線装置0は、自己にとってのMPR(Multipoint Relay)端末によって構成される中継経路を確立する。そうすると、無線装置0は、その確立した中継経路を介して各無線装置1〜23から隣接無線装置に関する情報を受信し、その受信した隣接無線装置に関する情報に基づいて、無線通信システム100全体のトポロジーを示すトポロジー情報を作成する。そして、無線装置0は、その作成したトポロジー情報を必要に応じて無線装置1〜23へ送信する。
また、無線装置0は、無線装置1〜23と無線通信を行なうとともに、他の無線通信システムから有線ケーブル50を介して受信したパケットを無線装置1〜23へ送信し、無線装置1〜23から受信したパケットを有線ケーブル50を介して他の無線通信システムへ送信する。
無線装置1〜23の各々は、無線装置0がパケットを無線装置1〜23の全てに送信するときの中継経路が確立されると、自己に隣接する無線装置の情報である隣接無線装置情報を確立された中継経路を介して無線装置0へ送信する。また、無線装置1〜23の各々は、無線装置0からトポロジー情報を受信し、その受信したトポロジー情報を用いて相互に無線通信を行なう。
図2は、図1に示す無線装置0の構成を示す概略ブロック図である。図2を参照して、無線装置0は、アンテナ101と、送受信手段102と、情報作成手段103と、情報保持手段104と、ルーティングテーブル105と、アプリケーション106とを含む。
アンテナ101は、送受信手段102から受けたパケットを他の無線装置へ送信するとともに、他の無線装置から受信したパケットを送受信手段102へ出力する。
送受信手段102は、アンテナ101を介して受けた制御パケットPKT_CLおよびネイバーリストNTBLを情報作成手段103へ出力する。また、送受信手段102は、ネイバーリストNTBLまたはポロジー情報TPIFを情報保持手段104から読出し、その読出したネイバーリストNTBLまたはトポロジー情報TPIFをアンテナ101を介して他の無線装置へ送信する。さらに、送受信手段102は、情報保持手段104から読出したトポロジー情報TPIFに基づいて、各送信先へパケットを送信するときの最適経路を算出してルーティングテーブル105を作成する。さらに、送受信手段102は、アプリケーション106から他の無線装置宛てのデータを受けると、その受けたデータをデータ部に入れてパケットPKTを作成する。そして、送受信手段102は、その作成したパケットPKTを宛先へ送信するための最適経路をルーティングテーブル105を参照して決定し、その決定した経路を介してパケットPKTを送信する。さらに、送受信手段102は、無線装置0のアプリケーション106宛てのパケットPKTをアンテナ101を介して受信すると、その受信したパケットPKTからデータを取り出してアプリケーション106へ出力する。
情報作成手段103は、送受信手段102が他の無線装置から受信した制御パケットPKT_CLを受けると、その受けた制御パケットPKT_CLに基づいて、無線装置0に隣接する無線装置のリストであるネイバーリストNTBLを作成し、その作成したネイバーリストNTBLを情報保持手段104に格納する。また、情報作成手段103は、送受信手段102が他の無線装置から受信したネイバーリストNTBLを受けると、その受けたネイバーリストNTBLに基づいて、後述する方法によってトポロジー情報TPIFを作成し、その作成したトポロジー情報TPIFを情報保持手段104に格納する。
情報保持手段104は、情報作成手段103が作成したネイバーリストNTBLおよびトポロジー情報TPIFを格納する。アプリケーション106は、他の無線装置宛てのデータを作成して送受信手段102へ出力する。また、アプリケーション106は、自己のデータを送受信手段102から受ける。
図3は、図2に示すルーティングテーブル105の構成を示す概略図である。図3を参照して、ルーティングテーブル105は、送信先と、次の無線装置と、ホップ数とを含む。送信先、次の無線装置およびホップ数は、相互に対応付けられる。“送信先”は、送信先の無線装置のIPアドレスを表す。“次の無線装置”は、送信先にパケットPKTを送信するときに、次に送信すべき無線装置のIPアドレスを表す。“ホップ数”は、送信先までのホップ数を表す。例えば、図1において、無線装置0−無線装置6−無線装置13−無線装置21の経路によって無線装置0と無線装置21との間で無線通信が行なわれる場合、無線装置0のルーティングテーブル105のホップ数には、“3”が格納される。
図4は、ネイバーリストNTBLの構成を示す概略図である。図4を参照して、ネイバーリストNTBLは、自己のアドレスと、隣接無線装置のアドレスとを含む。“自己のアドレス”は、ネイバーリストNTBLを作成する無線装置のIPアドレスからなる。“隣接無線装置のアドレス”は、ネイバーリストNTBLを作成する無線装置に隣接する無線装置のIPアドレスからなる。
この発明においては、各無線装置0〜23は、OLSRプロトコルに従ってルーティングテーブル105を作成する。OLSRプロトコルに従ったルーティングテーブル105の作成について詳細に説明する。無線装置0〜23は、ルーティングテーブル105を作成する場合、HelloメッセージおよびTCメッセージを送受信する。
Helloメッセージは、各無線装置0〜23が有する情報の配信を目的として、定期的に送信される。このHelloメッセージを受信することによって、各無線装置0〜23は、周辺の無線装置に関する情報を収集でき、自己の周辺にどのような無線装置が存在するのかを認識する。
OLSRプロトコルにおいては、各無線装置0〜23は、ローカルリンク情報を管理する。そして、Helloメッセージは、このローカルリンク情報の構築および送信を行なうためのメッセージである。ローカルリンク情報は、「リンク集合」、「隣接無線装置集合」、「2ホップ隣接無線装置集合とそれらの無線装置へのリンク集合」、「MPR集合」、および「MPRセレクタ集合」を含む。
リンク集合は、直接的に電波が届く無線装置(隣接無線装置)の集合へのリンクのことであり、各リンクは、2つの無線装置間のアドレスの組の有効時間によって表現される。なお、有効時間は、そのリンクが単方向なのか双方向なのかを表すためにも利用される。
隣接無線装置集合は、各隣接無線装置のアドレス、およびその無線装置の再送信の積極度(Willingness)等によって構成される。2ホップ隣接無線装置集合は、隣接無線装置に隣接する無線装置の集合を表す。
MPR集合は、MPRとして選択された無線装置の集合である。なお、MPRとは、各パケットPKTを無線通信システム100の全ての無線装置0〜23へ送信する場合、各無線装置0〜23が1つのパケットPKTを1回だけ送受信することによってパケットPKTを全ての無線装置0〜23へ送信できるように中継無線装置を選択することである。
MPRセレクタ集合は、自己をMPRとして選択した無線装置の集合を表す。
ローカルリンク情報が確立される過程は、概ね、次のようになる。Helloメッセージは、初期の段階では、各無線装置0〜23が自己の存在を知らせるために、自己のアドレスが入ったHelloメッセージを隣接する無線装置へ送信する。これを、無線装置0〜23の全てが行ない、各無線装置0〜23は、自己の周りにどのようなアドレスを持った無線装置が存在するのかを把握する。このようにして、リンク集合および隣接無線装置集合が構築される。
そして、構築されたローカルリンク情報は、再び、Helloメッセージによって定期的に送り続けられる。これを繰返すことによって、各リンクが双方向であるのか、隣接無線装置の先にどのような無線装置が存在するのかが徐々に明らかになって行く。各無線装置0〜23は、このように徐々に構築されたローカルリンク情報を蓄える。
更に、MPRに関する情報も、Helloメッセージによって定期的に送信され、各無線装置0〜23へ告知される。各無線装置0〜23は、自己が送信するパケットPKTの再送信を依頼する無線装置として、いくつかの無線装置をMPR集合として隣接無線装置の中から選択している。そして、このMPR集合に関する情報は、Helloメッセージによって隣接する無線装置へ送信されるので、このHelloメッセージを受信した無線装置は、自己をMPRとして選択してきた無線装置の集合を「MPRセレクタ集合」として管理する。このようにすることにより、各無線装置0〜23は、どの無線装置から受信したパケットPKTを再送信すればよいのかを即座に認識できる。
図5は、ルーツノードである無線装置0が無線通信システム100内の全ての無線装置へパケットを送信するときのMPR集合を示す概念図である。図5を参照して、各無線装置0〜23が上述した動作によってHelloメッセージを送受信することによって、ルーツノードである無線装置0が無線通信システム100内の全ての無線装置へパケットを送信するときのMPR集合(無線装置3,6,8,10,13,17,18)が作成される。無線装置0は、無線装置3,6,8,10,13,17,18へパケットPKTを送信すれば、無線装置1,2,4,5,7,11,12,14〜16,19〜23は、無線装置3,6,8,10,13,17,18のいずれかを介して無線装置0から送信されたパケットPKTを受信できる。したがって、無線装置3,6,8,10,13,17,18は、無線装置0が無線通信システム100内の全ての無線装置へパケットを送信するときのMPR集合を構成する。
したがって、無線装置0は、無線装置0−無線装置3−無線装置8からなる経路RT1と、無線装置0−無線装置6−無線装置10−無線装置17からなる経路RT2と、無線装置0−無線装置6−無線装置13−無線装置18からなる経路RT3とを用いてパケットPKTを無線通信システム100内の全ての無線装置へ送信する。そして、経路RT1〜RT3からなる経路は、この発明における「中継経路RLRT」を構成する。
図6は、ルーツノードである無線装置0が作成するネイバーリストを示す図である。図6を参照して、無線装置0の送受信手段102は、Helloメッセージ[IPaddress1],[IPaddress2],[IPaddress3],[IPaddress4],[IPaddress5],[IPaddress6]をそれぞれ無線装置1〜6から直接受信し、その受信したHelloメッセージ[IPaddress1],[IPaddress2],[IPaddress3],[IPaddress4],[IPaddress5],[IPaddress6]を情報作成手段103へ出力する。
情報作成手段103は、Helloメッセージ[IPaddress1],[IPaddress2],[IPaddress3],[IPaddress4],[IPaddress5],[IPaddress6]を送受信手段102から受け、その受けたHelloメッセージ[IPaddress1],[IPaddress2],[IPaddress3],[IPaddress4],[IPaddress5],[IPaddress6]に基づいて、無線装置0におけるネイバーリストNTBL_0を作成する。そして、情報作成手段103は、その作成したネイバーリストNTBL_0を情報保持手段104に格納する。
送受信手段102は、ネイバーリストNTBL_0が情報保持手段104に格納されると、ネイバーリストNTBL_0を情報保持手段104から読出し、その読出したネイバーリストNTBL_0を中継経路RLRTを介して無線装置1〜23の全てへ送信する(つまり、ネイバーリストNTBL_0をフラッディングする)。これによって、各無線装置1〜23は、無線装置0に隣接する無線装置の情報を取得する。
図7は、中継経路RLRTを示す図である。また、図8は、他のネイバーリストを示す図である。なお、図8の(a)は、無線装置10において作成されるネイバーリストNTBL_10を示し、図8の(b)は、無線装置21において作成されるネイバーリストNTBL_21を示し、図8の(c)は、無線装置23において作成されるネイバーリストNTBL_23を示す。
各無線装置1〜23は、中継経路RLRTを介して無線装置0からネイバーリストNTBL_0を受信すると、中継経路RLRTが確立されたことを認識できるとともに、自己に最も近いMPR(中継経路RLRTを構成する無線装置3,6,8,10,13,17,18のうち、自己に最も近い無線装置)を認識できる。
そこで、各無線装置1〜23は、自己が作成したネイバーリストを中継経路RLRTを介してユニキャストによって無線装置0へ送信する。たとえば、中継経路RLRTを構成する無線装置10は、ネイバーリストNTBL_10(図8の(a)参照)を作成し、その作成したネイバーリストNTBL_10を無線装置6へ送信する。無線装置10は、無線装置0からのネイバーリストNTBL_0を無線装置6から受信したので、ネイバーリストNTBL_10を無線装置0へ送信するためには、ネイバーリストNTBL_10を無線装置6へ送信すればよいことを認識できる。そして、無線装置6は、無線装置10からネイバーリストNTBL_10を受信し、その受信したネイバーリストNTBL_10を無線装置0へ送信する(図7参照)。これによって、ネイバーリストNTBL_10は、中継経路RLRTを介して無線装置10から無線装置0へ送信される。
また、中継経路RLRTを構成しない無線装置21は、ネイバーリストNTBL_21(図8の(b)参照)を作成し、その作成したネイバーリストNTBL_21を無線装置13へ送信する。無線装置21は、無線装置0からのネイバーリストNTBL_0を無線装置13から受信したので、ネイバーリストNTBL_21を無線装置0へ送信するためには、ネイバーリストNTBL_21を無線装置13へ送信すればよいことを認識できる。そして、無線装置13は、無線装置21からネイバーリストNTBL_21を受信し、その受信したネイバーリストNTBL_21を無線装置6へ送信し、無線装置6は、無線装置13からネイバーリストNTBL_21を受信し、その受信したネイバーリストNTBL_21を無線装置0へ送信する(図7参照)。これによって、ネイバーリストNTBL_21は、中継経路RLRTを介して無線装置21から無線装置0へ送信される。
さらに、中継経路RLRTを構成しない無線装置23は、ネイバーリストNTBL_23(図8の(c)参照)を作成し、その作成したネイバーリストNTBL_23を無線装置18へ送信する。無線装置23は、無線装置0からのネイバーリストNTBL_0を無線装置18から受信したので、ネイバーリストNTBL_23を無線装置0へ送信するためには、ネイバーリストNTBL_23を無線装置18へ送信すればよいことを認識できる。そして、無線装置18は、無線装置23からネイバーリストNTBL_23を受信し、その受信したネイバーリストNTBL_23を無線装置13へ送信し、無線装置13は、無線装置18からネイバーリストNTBL_23を受信し、その受信したネイバーリストNTBL_23を無線装置6へ送信し、無線装置6は、無線装置13からネイバーリストNTBL_23を受信し、その受信したネイバーリストNTBL_23を無線装置0へ送信する(図7参照)。これによって、ネイバーリストNTBL_23は、中継経路RLRTを介して無線装置23から無線装置0へ送信される。
他の無線装置1〜9,11〜20,22も、上述した動作によって、中継経路RLRTを介してそれぞれネイバーリストNTBL_1〜NTBL_9,NTBL_11〜NTBL_20,NTBL_22を無線装置0へ送信する。
このように、無線装置0は、中継経路RLRTを介してユニキャストによって各無線装置1〜23からネイバーリストを受信する。
図9は、トポロジー情報の概念図である。なお、図9に示すトポロジー情報TPIFは、無線通信システム100を構成する無線装置0〜23の完全なトポロジーを示すものではなく、一部のトポロジーが欠けている。
図9を参照して、無線装置0において、送受信手段102は、無線装置1〜23からネイバーリストNTBL_1〜NTBL_23を受信すると、その受信したネイバーリストNTBL_1〜NTBL_23に基づいて、無線通信システム100を構成する無線装置0〜23のトポロジーを示すトポロジー情報TPIFを作成する。
上述したように、無線通信システム100においては、OSLRプロトコルを用いたHelloメッセージの送受信を通して、ルーツノードである無線装置0が無線通信システム100内の全ての無線装置へパケットを送信するときの無線装置0のMPR集合からなる中継経路RLRTが確立される。そして、中継経路RLRTが確立されると、無線装置0は、中継経路RLRTを介して無線装置1〜23からユニキャストによってネイバーリストNTBLを受信し、その受信したネイバーリストNTBLに基づいて、無線通信システム100を構成する無線装置0〜23のトポロジーを示すトポロジー情報TPIFを作成して保持する。
このように、この発明においては、ルーツノードである無線装置0だけが無線通信システム100を構成する無線装置0〜23全体のトポロジー情報TPIFを無線装置0のMPR集合からなる中継経路RLRTを介して取得するので、無線通信システム100においてトポロジー情報TPIFを取得するときのオーバーヘッドを低減できる。
また、この発明においては、トポロジー情報TPIFは、無線装置0においてのみ管理されるので、無線通信システム100におけるオーバーヘッドを低減できる。
すなわち、OLSRプロトコルに従って無線通信システムを構成する無線装置の全体のトポロジー情報を取得し、その取得したトポロジー情報を管理する場合には、無線通信システムを構成する無線装置の全てがトポロジー情報を取得し、かつ、管理するが、この発明による無線通信システム100においては、ルーツノードである無線装置0だけがトポロジー情報TPIFを取得し、かつ、管理するので、無線通信システム100におけるオーバーヘッドを低減できる。
この発明においては、作成されたトポロジー情報TPIFは、ルーツノードである無線装置0において管理され、無線装置0〜23が無線通信を行なうときに用いられる。この場合、トポロジー情報TPIFの用い方には、次の2種類があるので、その2種類の用い方について順次説明する。
[用例1]
図10は、ルーツノードである無線装置0がトポロジー情報TPIFを送信する場合の概念図である。図10を参照して、用例1においては、ルーツノードである無線装置0は、上述した方法によって作成したトポロジー情報TPIFを中継経路RLRTを介して定期的に無線装置1〜23へ送信する。より具体的には、無線装置0の送受信手段102は、情報保持手段104からトポロジー情報TPIFを定期的に読出し、その読出したトポロジー情報TPIFを中継経路RLRTを介して無線装置1〜23へ定期的に送信する。
この場合、無線装置0は、トポロジー情報TPIFを無線装置1〜6へ送信し、無線装置3は、トポロジー情報TPIFを無線装置7〜9へ中継し、無線装置6は、トポロジー情報TPIFを無線装置10,11,13へ中継し、無線装置8は、トポロジー情報TPIFを無線装置12,14,15へ中継し、無線装置10は、トポロジー情報TPIFを無線装置16,17へ中継し、無線装置13は、トポロジー情報TPIFを無線装置18,21へ中継し、無線装置17は、トポロジー情報TPIFを無線装置19,20へ中継し、無線装置18は、トポロジー情報TPIFを無線装置22,23へ中継する。これによって、無線装置1〜23の全てが中継経路RLRTを介してトポロジー情報TPIFを無線装置0から受信する。
各無線装置1〜23は、無線装置0からトポロジー情報TPIFを受信すると、その受信したトポロジー情報TPIFに基づいて、各無線装置へパケットPKTを送信するときの最適経路を計算してルーティングテーブル105を作成する。
図11は、無線通信の具体例を示す図である。また、図12は、ルーティングテーブル105の具体例を示す図である。図11を参照して、無線装置23(=送信元)は、無線装置1(=送信先)へパケットPKTを送信する場合、無線装置0から受信したトポロジー情報TPIFに基づいて、ルーティングテーブル105Aを作成する(図12参照)。即ち、無線装置23の送受信手段102は、アンテナ101を介してトポロジー情報TPIFを受信すると、その受信したトポロジー情報TPIFを情報保持手段104に格納するとともに、トポロジー情報TPIFに基づいて、各無線装置1〜22へパケットPKTを送信するときの最適経路(=ホップ数が最小である経路)を計算してルーティングテーブル105Aを作成する。
また、無線装置1〜22の送受信手段102も、アンテナ101を介してトポロジー情報TPIFを受信すると、その受信したトポロジー情報TPIFを情報保持手段104に格納するとともに、トポロジー情報TPIFに基づいて、各無線装置へパケットPKTを送信するときの最適経路(=ホップ数が最小である経路)を計算してルーティングテーブルを作成する。
そして、無線装置23のアプリケーション106は、無線装置1へ送信するためのデータを作成し、その作成したデータを送受信手段102へ出力する。無線装置23の送受信手段102は、アプリケーション106からデータを受けると、ルーティングテーブル105Aを参照して送信先である無線装置1へパケットPKTを送信するときの“次の無線装置”が無線装置18であることを検知する。
そうすると、無線装置23の送受信手段102は、その受けたデータをデータ部に格納し、宛先である無線装置1のIPアドレスIPaddress1および“次の無線装置”である無線装置18のIPアドレスIPaddress18をヘッダに格納してパケットPKT=[IPaddress1/IPaddress18/データ]を作成する。
そして、無線装置23の送受信手段102は、パケットPKT=[IPaddress1/IPaddress18/データ]をアンテナ101を介して無線装置18へ送信する。
無線装置23からパケットPKT=[IPaddress1/IPaddress18/データ]を受信した無線装置18の送受信手段102は、パケットPKT=[IPaddress1/IPaddress18/データ]のヘッダに格納された無線装置1(=送信先)のIPaddress1を検出してパケットPKT=[IPaddress1/IPaddress18/データ]の送信先が無線装置1であることを検知する。
そして、無線装置18の送受信手段102は、無線装置18におけるルーティングテーブルを参照してパケットPKT=[IPaddress1/IPaddress18/データ]を無線装置1へ中継するときの“次の無線装置”が無線装置13であることを検知する。
そうすると、無線装置18の送受信手段102は、パケットPKT=[IPaddress1/IPaddress18/データ]のIPaddress18をIPaddress13に代えたパケットPKT=[IPaddress1/IPaddress13/データ]を作成し、その作成したパケットPKT=[IPaddress1/IPaddress13/データ]を無線装置13へ送信する。
以下、無線装置6および無線装置5は、同様の動作によってパケットPKT=[IPaddress1/IPaddress13/データ]を無線装置1へ中継する。そして、無線装置1は、無線装置23から送信されたパケットを受信し、無線装置1−無線装置5−無線装置6−無線装置13−無線装置18−無線装置23からなる経路を介して無線装置23へパケットを送信する。これによって、無線装置1,23は、無線装置1−無線装置5−無線装置6−無線装置13−無線装置18−無線装置23からなる経路を介して無線通信を行なう。
無線装置2〜22も、上述した動作と同じ動作によって他の無線装置と無線通信を行なう。
上述したように、用例1においては、ルーツノードである無線装置0は、無線通信システム100を構成する無線装置1〜23の全てにトポロジー情報TPIFを送信するので、各無線装置1〜23は、トポロジー情報TPIFに基づいて、各無線装置を送信先とする経路からなるルーティングテーブル105を容易に作成し、各送信先と無線通信を行なうことができる。
[用例2]
図13は、ルーツノードである無線装置0がトポロジー情報を送信する場合の他の概念図である。
用例2においては、無線装置0は、必要な無線装置(無線装置1〜23の少なくとも1つ)へトポロジー情報TPIFを送信する。図13を参照して、無線装置23(=送信元)は、無線装置1(=送信先)と無線通信を開始する場合、無線装置0からトポロジー情報TPIFを受信しておらず、各無線装置1〜22を送信先とするルーティングテーブル105Aを作成していない。
そこで、無線装置23の送受信手段102は、アプリケーション106から無線装置1宛てのデータを受けると、データの送信先である無線装置1のIPaddress1と、ルーツノードである無線装置0のIPaddress0とを含むパケットPKT=[IPaddress0/IPaddress1/データ]を作成し、その作成したパケットPKT=[IPaddress0/IPaddress1/データ]を中継経路RLRTを介して無線装置0へ送信する(図13の(a)参照)。
そして、無線装置0の送受信手段102は、中継経路RLRTを介してパケットPKT=[IPaddress0/IPaddress1/データ]を無線装置23から受信すると、その受信したパケットPKT=[IPaddress0/IPaddress1/データ]のIPアドレスIPaddress1を検出してデータの送信先が無線装置1であることを検知する。
そうすると、無線装置0の送受信手段102は、情報保持手段104からトポロジー情報TPIFを読出し、その読出したトポロジー情報TPIFに基づいて、無線装置23が無線装置1へパケットPKTを送信するときの最適経路が無線装置23−無線装置18−無線装置13−無線装置6−無線装置5−無線装置1であることを検出する。そして、無線装置0の送受信手段102は、読出したトポロジー情報TPIFを無線装置23から無線装置1までの最適経路(=無線装置23−無線装置18−無線装置13−無線装置6−無線装置5−無線装置1からなる経路)を構成する無線装置5,6,13,18,23へ中継経路RLRTを介して送信する(図13の(b)参照)。
無線装置23の送受信手段102は、中継経路RLRTを介して無線装置0からトポロジー情報TPIFを受信すると、その受信したトポロジー情報TPIFに基づいて、各無線装置1〜22を送信先とするルーティングテーブル105A(図12参照)を作成する。また、無線装置5,6,13,18の各々は、中継経路RLRTを介して無線装置0からトポロジー情報TPIFを受信すると、その受信したトポロジー情報TPIFに基づいて、各無線装置を送信先とするルーティングテーブルを作成する。
そして、無線装置23の送受信手段102は、その作成したルーティングテーブル105Aを参照して、上述した動作によってパケットPKTを無線装置1(=送信先)へ送信し、無線装置18,13,6,5は、それぞれ、無線装置23,18,13,6からパケットPKTを受信すると、作成したルーティングテーブルを参照してパケットPKTをそれぞれ無線装置13,6,5,1へ中継する。これによって、無線装置1は、無線装置23から送信されたパケットPKTを受信する。また、無線装置1は、無線装置1−無線装置5−無線装置6−無線装置13−無線装置18−無線装置23からなる経路を介して無線装置23と無線通信を行なう。
無線装置2〜22も、上述した動作と同じ動作によって他の無線装置と無線通信を行なう。
なお、OLSRプロトコルが用いられる場合には、ルーツノードである無線装置0は、トポロジー情報TPIFを送信先である無線装置1から2ホップよりも遠い位置に存在する無線装置13,18,23へ送信するようにしてもよい。OLSRプロトコルにおいては、送信先である無線装置1から2ホップ以内に存在する無線装置5,6は、Helloメッセージの送受信により無線装置1へパケットを中継するときの中継先を知ることができるからである。
図14は、用例2における他の通信方法を説明するための図である。図14を参照して、送信元である無線装置15は、図13において説明した方法と同じ方法によって送信先である無線装置16と無線通信を開始する。
そして、送信元である無線装置15は、無線装置16と無線通信を開始した後、無線装置16と無線通信を行なっていることを示すメッセージMCOMを定期的に生成して中継経路RLRTを構成する無線装置8および無線装置3を介してルーツノードである無線装置0へ送信する。
ルーツノードである無線装置0は、無線装置0は、無線装置8および無線装置3を介してメッセージMCOMを受信する。そして、無線装置0は、メッセージMCOMの受信に応じて、トポロジー情報TPIFを無線装置3および無線装置8を介して無線装置14,15へ送信する。
そして、無線装置15は、無線装置3,8を介して無線装置0からトポロジー情報TPIFを受信し、その受信したトポロジー情報TPIFに基づいてルーティングテーブルして無線装置16と無線通信を継続する。また、無線装置14は、無線装置3,8を介して無線装置0からトポロジー情報TPIFを受信し、その受信したトポロジー情報TPIFに基づいてルーティングテーブルして無線装置15と無線装置16との間の無線通信を継続して中継する。
このように、無線通信を開始した無線装置15が定期的にメッセージMCOMをルーツノードである無線装置0へ送信するのは、無線装置15が無線装置16と無線通信を行なっている途中でルーティングテーブルの有効期間が満了すると、無線装置15は、作成したルーティングテーブルを用いて無線装置16と無線通信を行なうことができなくなるので、ルーティングテーブルの有効期間が満了する前に活性な経路が存在することをメッセージMCOMによってルーツノードである無線装置0へ知らせ、無線装置0からトポロジー情報TPIFを新たに受信してルーティングテーブルを新たに作成し、ルーティングテーブルの有効期間を長くするためである。
また、ルーツノードである無線装置0がメッセージMCOMの受信に応じてトポロジー情報TPIFを無線装置14,15へ送信するのは、送信先である無線装置16から2ホップ以内に存在する無線装置13,17は、Helloメッセージの送受信により無線装置16へパケットを中継するときの中継先を知ることができるが、送信先である無線装置16に対して2ホップよりも遠い位置に存在する無線装置14,15は、Helloメッセージの送受信によっては、パケットの中継先を知ることができないからである。
上述したように、用例2においては、ルーツノードである無線装置0は、必要な無線装置へトポロジー情報TPIFを送信するので、無線通信システム100のオーバーヘッドを低減できる。
[用例3]
図15は、用例3における通信方法を説明するための図である。また、図16は、用例3におけるアドレス方式を示す図である。図15を参照して、用例3においては、ルーツノードである無線装置0は、トポロジー情報TPIFを無線装置1〜23へ送信せず、送信元である無線装置23は、ルーツノードである無線装置0を経由して送信先である無線装置1へパケットPKTを送信する。
この場合、無線装置23は、6アドレス方式(Six Address Solution)を用いてパケットPKTを無線装置1へ送信する。
図16を参照して、無線装置23の送受信手段102は、アプリケーション106からデータを受けると、アドレスAdd1をヘッダに含むパケットPKT[Add1/データ]を作成する。アドレスAdd1は、アドレス1〜アドレス6からなる。アドレス1は、2つの無線装置間における無線通信においてパケットを受信する無線装置のIPアドレスからなり、アドレス2は、2つの無線装置間における無線通信においてパケットを送信する無線装置のIPアドレスからなる。また、アドレス3は、ルーツノードである無線装置0のIPアドレスからなり、アドレス4は、ルーツノードである無線装置0へパケットを送信するときの送信元のIPアドレスからなる。さらに、アドレス5は、送信先のIPアドレスからなり、アドレス6は、送信元のIPアドレスからなる。
無線装置23の送受信手段102は、パケットPKTを送信先である無線装置1へ送信する場合、無線装置1までの経路を知らないため、パケットPKTを中継経路RLRTを介して無線装置0(=ルーツノード)へ送信する。したがって、無線装置23の送受信手段102は、中継経路RLRTを構成する無線装置3,6,8,10,13,17,18のうち、無線装置23にとって最も近い位置に存在する無線装置18へパケットPKTを送信するためにアドレスAdd1を作成する(図16の(a)参照)。この場合、アドレス1は、無線装置23−無線装置18間における無線通信においてパケットPKTを受信する無線装置18のIPアドレスIPaddress18からなり、アドレス2は、無線装置23−無線装置18間における無線通信においてパケットPKTを送信する無線装置23のIPアドレスIPaddress23からなる。また、アドレス3は、ルーツノードである無線装置0のIPアドレスIPaddress0からなり、アドレス4は、無線装置0までの無線通信において送信元である無線装置23のIPアドレスIPaddress23からなる。さらに、アドレス5は、送信先である無線装置1のIPアドレスIPaddress1からなり、アドレス6は、送信元である無線装置23のIPアドレスIPaddress23からなる。
無線装置23の送受信手段102は、アドレスAdd1を作成すると、その作成したアドレスAdd1をヘッダに含むパケットPKT=[Add1/データ]を作成して無線装置18へ送信する。
無線装置18の送受信手段102は、無線装置23からパケットPKT=[Add1/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add1/データ]のアドレスAdd1を参照して、パケットPKT=[Add1/データ]をルーツノードである無線装置0へ送信することを検知する。そうすると、無線装置18の送受信手段102は、無線装置0へパケットPKTを中継するときに、無線装置18によるパケットPKTの中継先が無線装置13であるので、アドレス1をIPアドレスIPaddress18からIPアドレスIPaddress13に代え、アドレス2をIPアドレスIPaddress23からIPアドレスIPaddress18に代えたアドレスAdd2(図16の(b)参照)を作成し、その作成したアドレスAdd2をヘッダに含むパケットPKT=[Add2/データ]を生成する。そして、無線装置18の送受信手段102は、パケットPKT=[Add2/データ]を無線装置13へ送信する。
無線装置13の送受信手段102は、無線装置18からパケットPKT=[Add2/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd3(図16の(c)参照)を作成する。そして、無線装置13の送受信手段102は、アドレスAdd3をヘッダに含むパケットPKT=[Add3/データ]を作成して無線装置6へ送信する。
無線装置6の送受信手段102は、無線装置13からパケットPKT=[Add3/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd4(図16の(d)参照)を作成する。そして、無線装置6の送受信手段102は、アドレスAdd4をヘッダに含むパケットPKT=[Add4/データ]を作成して無線装置0へ送信する。
ルーツノードである無線装置0の送受信手段102は、無線装置6からパケットPKT=[Add4/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add4/データ]のアドレスAdd4を参照してパケットPKT=[Add4/データ]の送信先が無線装置1であることを検知する。そして、無線装置0の送受信手段102は、情報保持手段104からトポロジー情報TPIF(図9参照)を読出し、その読出したトポロジー情報TPIFを参照して、無線装置1が無線装置0に隣接することを検知する。
そうすると、無線装置0の送受信手段102は、アドレス1をIPアドレスIPaddress0からIPアドレスIPaddress1に代え、アドレス2をIPアドレスIPaddress6からIPアドレスIPaddress0に代え、アドレスAdd4のアドレス5,6をそれぞれアドレス3,4に格納したアドレスAdd5(図16の(e)参照)を作成する。すなわち、無線装置0の送受信手段102は、6アドレス方式から4アドレス方式に変えたアドレスAdd5を作成する。そして、無線装置0の送受信手段102は、アドレスAdd5をヘッダに含むパケットPKT=[Add5/データ]を生成して無線装置1へ送信する。
無線装置1の送受信手段102は、無線装置0からパケットPKT=[Add5/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add5/データ]のアドレスAdd5を参照して、パケットPKT=[Add5/データ]が無線装置1宛てのパケットであることを検知する。そして、無線装置1の送受信手段102は、パケットPKT=[Add5/データ]からデータを取り出してアプリケーション106へ出力し、アプリケーション106は、データを受け取る。これによって、無線装置23から無線装置1への無線通信が終了する。
無線装置1の送受信手段102は、無線装置23へパケットPKTを送信する場合、上述した方法と同じ方法によって、無線装置0を経由してパケットPKTを無線装置23へ送信する。
無線装置1〜22は、上述した方法によって、ルーツノードである無線装置0を経由して送信先へパケットPKTを送信する。
このように、用例3においては、各無線装置1〜23は、トポロジー情報TPIFを保持する無線装置0を経由して送信先へパケットPKTを送信し、送信元の無線装置からルーツノードである無線装置0までの無線通信においては6アドレス方式が用いられ、ルーツノードである無線装置0から送信先の無線装置までの無線通信においては4アドレス方式が用いられる。そして、トポロジー情報TPIFは、無線装置0から各無線装置1〜23へ送信されることはない。したがって、無線通信システム100におけるオーバーヘッドを低減できる。
[用例4]
用例4においては、無線通信システムを構成する端末として、アクセスポイントである各無線装置1〜23を経由して無線通信を行なう移動端末が追加される。図17は、この発明の実施の形態による他の無線通信システムの概略図である。この発明の実施の形態による無線通信システムは、図17に示す無線通信システム100Aであってもよい。図17を参照して、無線通信システム100Aは、図1に示す無線通信システム100に移動端末M1,M2を追加したものであり、その他は、無線通信システム100と同じである。
移動端末M1は、無線装置23を経由して無線通信を行ない、移動端末M2は、無線装置1を経由して無線通信を行なう。したがって、無線装置23は、自己にアクセスする移動端末M1が存在することを示す端末メッセージAS1を中継経路RLRTを介して無線装置0へユニキャストし、無線装置1は、自己にアクセスする移動端末M2が存在することを示す端末メッセージAS2を無線装置0へユニキャストする。
そうすると、無線装置0の送受信手段102は、端末メッセージAS1,AS2を受信し、その受信した端末メッセージAS1,AS2に基づいて、トポロジー情報TPIFを更新する。そして、無線装置0の送受信手段102は、その更新したトポロジー情報TPIFを情報保持手段104に格納する。
このように、無線通信システム100Aにおいては、ルーツノードである無線装置0は、移動端末M1,M2までも含めたトポロジー情報TPIFを作成して保持する。
以下、移動端末M1が移動端末M2へパケットPKTを送信する場合について説明する。
(a)ルーツノードである無線装置0を経由しない場合
図18は、ルーツノードである無線装置0がトポロジー情報を送信する場合のさらに他の概念図である。また、図19は、用例4における通信方法を説明するための図である。さらに、図20は、用例4におけるアドレス方式を示す図である。
図18を参照して、移動端末M1は、移動端末M2へパケットPKTを送信したい場合、4アドレス方式によってアドレスAdd6(図20の(a)参照)を作成し、その作成したアドレスAdd6をヘッダに含むパケットPKT=[Add6/データ]を生成して無線装置23へ送信する。この場合、アドレス1は、移動端末M1−無線装置23間の無線通信においてパケットPKTを受信する無線装置23のIPアドレスIPaddress23からなり、アドレス2は、移動端末M1−無線装置23間の無線通信においてパケットPKTを送信する無線装置23のIPアドレスIPaddress23からなり、アドレス3は、送信先である移動端末M2のIPアドレスIPaddressM2からなる。
無線装置23の送受信手段102は、移動端末M1からパケットPKT=[Add6/データ]を受信すると、その受信したパケットPKT=[Add6/データ]のアドレスAdd6を参照して、パケットPKT=[Add6/データ]が移動端末M2宛てであることを検知する。
しかし、無線装置23の送受信手段102は、移動端末M2がアクセスする無線装置(アクセスポイント)を知らないので、パケットPKT=[Add6/データ]を移動端末M2へ送信するときに、移動端末M2がアクセスする無線装置を特定するためにトポロジー情報TPIFの送信要求をルーツノードである無線装置0へ送信し(図18の(a)参照)、無線装置5,6,13,18,23の送受信手段102は、トポロジー情報TPIFを無線装置0から受信する(図18の(b)参照)。無線装置23の送受信手段102がトポロジー情報TPIFの送信要求を無線装置0へ送信し、無線装置5,6,13,18,23がトポロジー情報TPIFを無線装置0から受信する動作は、図13において説明した動作と同じである。
無線装置23の送受信手段102は、トポロジー情報TPIFを受信すると、その受信したトポロジー情報TPIFに基づいて、移動端末M2がアクセスする無線装置が無線装置1であることを検知する。
そうすると、無線装置23の送受信手段102は、移動端末M1から受信したパケットPKT=[Add6/データ]を無線装置1へ中継する。すなわち、無線装置23の送受信手段102は、6アドレス方式によってアドレスAdd7(図20の(b)参照)を作成し、その作成したアドレスAdd7をヘッダに含むパケットPKT=[Add7/データ]を生成して無線装置18へ送信する。この場合、アドレスAdd7のアドレス3は、アクセスポイントである無線装置0〜23からなるネットワークにおける送信先のIPアドレス(=IPaddress1)からなり、アドレスAdd7のアドレス4は、アクセスポイントである無線装置0〜23からなるネットワークにおける送信元のIPアドレス(=IPaddress23)からなる。アドレス1、アドレス2、アドレス5およびアドレス6については、上述したとおりである。
そして、無線装置18の送受信手段102は、無線装置23からパケットPKT=[Add7/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd8(図20の(c)参照)を作成する。そして、無線装置18の送受信手段102は、アドレスAdd8をヘッダに含むパケットPKT=[Add8/データ]を作成して無線装置13へ送信する。
引き続いて、無線装置13の送受信手段102は、無線装置18からパケットPKT=[Add8/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd9(図20の(d)参照)を作成する。そして、無線装置13の送受信手段102は、アドレスAdd9をヘッダに含むパケットPKT=[Add9/データ]を作成して無線装置6へ送信する。
その後、無線装置6の送受信手段102は、無線装置13からパケットPKT=[Add9/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd10(図20の(e)参照)を作成する。そして、無線装置6の送受信手段102は、アドレスAdd10をヘッダに含むパケットPKT=[Add10/データ]を作成して無線装置5へ送信する。
そして、無線装置6の送受信手段102は、無線装置13からパケットPKT=[Add9/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd10(図20の(e)参照)を作成する。そして、無線装置6の送受信手段102は、アドレスAdd10をヘッダに含むパケットPKT=[Add10/データ]を作成して無線装置5へ送信する。
引き続いて、無線装置5の送受信手段102は、無線装置6からパケットPKT=[Add10/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd11(図20の(f)参照)を作成する。そして、無線装置5の送受信手段102は、アドレスAdd11をヘッダに含むパケットPKT=[Add11/データ]を作成して無線装置1へ送信する。
無線装置1の送受信手段102は、無線装置5からパケットPKT=[Add11/データ]を受信すると、その受信したパケットPKT=[Add11/データ]のアドレスAdd11を参照して、パケットPKT=[Add11/データ]が移動端末M2宛てであることを検知する。そして、無線装置1の送受信手段102は、4アドレス方式によってアドレスAdd12(図20の(g)参照)を作成し、その作成したアドレスAdd12をヘッダに含むパケットPKT=[Add12/データ]を生成して移動端末M2へ送信する。
移動端末M2は、無線装置1からパケットPKT=[Add12/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add12/データ]のアドレスAdd12を参照して、パケットPKT=[Add12/データ]が自己宛てのパケットであることを検知する。
上述したように、移動端末M1−無線装置23間、および移動端末M2−無線装置1間の無線通信においては、4アドレス方式が用いられ(図20の(a),(g)参照)、無線装置0〜23からなるネットワークにおける無線通信においては、6アドレス方式が用いられる(図20の(b)〜(f)参照)。
そして、無線装置23,18,13,6,5は、送信先である移動端末M2を指定してパケットPKTを中継するのではなく、移動端末M2がアクセスする無線装置1を指定して(図20の(b)〜(f)のアドレス3参照)、パケットPKTを中継する。その結果、無線装置5,6,13,18,23は、移動端末M2のIPアドレスを知らなくてもよく、中継先を変えるだけでよい。したがって、無線通信システム100Aのオーバーヘッドを低減できる。
また、ルーツノードである無線装置0は、必要な無線装置5,6,13,18,23にトポロジー情報TPIFを送信するので、無線通信システム100Aのオーバーヘッドを低減できる。
なお、ルーツノードである無線装置0は、無線装置1〜23の全てにトポロジー情報TPIFを定期的に送信するようにしてもよい。
(b)ルーツノードである無線装置0を経由する場合
図21は、用例4における通信方法を説明するための他の図である。図22は、用例4におけるアドレス方式を示す他の図である。
図21を参照して、移動端末M1は、移動端末M2へパケットPKTを送信したい場合、4アドレス方式によってアドレスAdd13(図22の(a)参照)を作成し、その作成したアドレスAdd13をヘッダに含むパケットPKT=[Add13/データ]を生成して無線装置23へ送信する。
無線装置23の送受信手段102は、移動端末M1からパケットPKT=[Add13/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add13/データ]のアドレスAdd13を参照して、パケットPKT=[Add13/データ]が移動端末M2宛てであることを検知する。そして、無線装置23の送受信手段102は、移動端末M2がアクセスする無線装置を知らないので、パケットPKTを中継経路RLRTを介して無線装置0(=ルーツノード)へ送信する。したがって、無線装置23の送受信手段102は、中継経路RLRTを構成する無線装置3,6,8,10,13,17,18のうち、無線装置23にとって最も近い位置に存在する無線装置18へパケットPKTを送信するために、6アドレス方式によってアドレスAdd14を作成する(図22の(b)参照)。なお、6アドレス方式によるアドレスAdd14の作成方法は、上述したとおりである。
無線装置23の送受信手段102は、アドレスAdd14を作成すると、その作成したアドレスAdd14をヘッダに含むパケットPKT=[Add14/データ]を作成して無線装置18へ送信する。
無線装置18の送受信手段102は、無線装置23からパケットPKT=[Add14/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add14/データ]のアドレスAdd14を参照して、パケットPKT=[Add14/データ]をルーツノードである無線装置0へ送信することを検知する。そうすると、無線装置18の送受信手段102は、無線装置0へパケットPKTを中継するときに、無線装置18によるパケットPKTの中継先が無線装置13であるので、アドレス1をIPアドレスIPaddress18からIPアドレスIPaddress13に代え、アドレス2をIPアドレスIPaddress23からIPアドレスIPaddress18に代えたアドレスAdd15(図22の(c)参照)を作成し、その作成したアドレスAdd15をヘッダに含むパケットPKT=[Add15/データ]を生成する。そして、無線装置18の送受信手段102は、パケットPKT=[Add15/データ]を無線装置13へ送信する。
無線装置13の送受信手段102は、無線装置18からパケットPKT=[Add15/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd16(図22の(d)参照)を作成する。そして、無線装置13の送受信手段102は、アドレスAdd16をヘッダに含むパケットPKT=[Add16/データ]を作成して無線装置6へ送信する。
無線装置6の送受信手段102は、無線装置13からパケットPKT=[Add16/データ]を受信し、上述した方法によってアドレスAdd17(図22の(e)参照)を作成する。そして、無線装置6の送受信手段102は、アドレスAdd17をヘッダに含むパケットPKT=[Add17/データ]を作成して無線装置0へ送信する。
ルーツノードである無線装置0の送受信手段102は、無線装置6からパケットPKT=[Add17/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add17/データ]のアドレスAdd17を参照してパケットPKT=[Add17/データ]の送信先が無線装置1であることを検知する。そして、無線装置0の送受信手段102は、情報保持手段104からトポロジー情報TPIF(図9参照)を読出し、その読出したトポロジー情報TPIFを参照して、無線装置1が無線装置0に隣接することを検知する。
そうすると、無線装置0の送受信手段102は、アドレス1をIPアドレスIPaddress0からIPアドレスIPaddress1に代え、アドレス2をIPアドレスIPaddress6からIPアドレスIPaddress0に代え、アドレス4をIPアドレスIPaddress23から無線装置0のIPアドレスIPaddress0に代えたアドレスAdd18(図22の(f)参照)を作成する。そして、無線装置0の送受信手段102は、アドレスAdd18をヘッダに含むパケットPKT=[Add18/データ]を生成して無線装置1へ送信する。
無線装置1の送受信手段102は、無線装置0からパケットPKT=[Add18/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add18/データ]のアドレスAdd18を参照して、パケットPKT=[Add18/データ]が移動端末M2宛てであることを検知する。そして、無線装置1の送受信手段102は、4アドレス方式によってアドレスAdd19(図22の(g)参照)を作成し、その作成したアドレスAdd19をヘッダに含むパケットPKT=[Add19/データ]を生成して移動端末M2へ送信する。
移動端末M2は、無線装置1からパケットPKT=[Add19/データ]を受信し、その受信したパケットPKT=[Add19/データ]のアドレスAdd19を参照して、パケットPKT=[Add19/データ]が自己宛てのパケットであることを検知する。これによって、移動端末M1から移動端末M2までの無線通信が終了する。
上述したように、移動端末M1−無線装置23間、および移動端末M2−無線装置1間の無線通信においては、4アドレス方式が用いられ(図22の(a),(g)参照)、無線装置0〜23からなるネットワークにおける無線通信においては、6アドレス方式が用いられる(図22の(b)〜(f)参照)。
そして、無線装置23から無線装置0までの無線通信においては、無線装置23を送信元とし、無線装置0を送信先として(図22の(b)〜(e)のアドレス3,4参照)、無線通信が行なわれ、無線装置0から無線装置1までの無線通信においては、無線装置1を送信先とし、無線装置0を送信元として(図22の(f)のアドレス3,4参照)、無線通信が行なわれる。その結果、無線装置6,13,18,23は、移動端末M2のIPアドレスを知らなくてもよく、中継先を変えるだけでよい。したがって、無線通信システム100Aのオーバーヘッドを低減できる。
また、ルーツノードである無線装置0は、トポロジー情報TPIFを送信しないので、無線通信システム100Aのオーバーヘッドを低減できる。
(c)他の無線通信システムに所属する移動端末へ送信する場合
図23は、他の無線通信システムに所属する移動端末へパケットを送信する方法を説明するための図である。また、図24は、用例4におけるアドレス方式を示すさらに他の図である。
図23を参照して、移動端末M3は、無線通信システム100Aと異なる無線通信システム200に接続される。そして、無線通信システム200は、有線ケーブル50に接続される。
移動端末M1が無線通信システム200に所属する移動端末M3へパケットPKTを送信する場合、無線装置23,28,13,6は、パケットPKTをルーツノードである無線装置0へ中継し、無線装置0は、パケットPKTを有線ケーブル50を介して無線通信システム200へ送信する。
より具体的には、移動端末M1は、上述したアドレスAdd13(図24の(a)参照)を含むパケットPKTを無線装置23へ送信し、無線装置23,18,13,6は、上述したアドレスAdd14〜Add17(図24の(b)〜(e)参照)を含むパケットPKTを無線装置0へ中継する。
無線装置0の送受信手段102は、アドレス17を含むパケットPKTを受信すると、その受信したパケットPKT=[Add17/データ]のアドレスAdd17を参照して、パケットPKT=[Add17/データ]が移動端末M3宛てであることを検知する。そして、無線装置0の送受信手段102は、情報保持手段104からトポロジー情報TPIFを読出し、その読出したトポロジー情報TPIFを参照して、移動端末M3が無線通信システム100A内に存在しない移動端末であることを検知する。
そうすると、無線装置0の送受信手段102は、送信先がIPアドレスIPaddressM3からなり、送信元が無線装置0のIPアドレスIPaddress0からなるアドレスAdd20を作成し、その作成したアドレスAdd20をヘッダに含むパケットPKT=[Add20/データ]を生成する。そして、無線装置0の送受信手段102は、その生成したパケットPKT=[Add20/データ]を有線ケーブル50を介して無線通信システム200へ送信し、無線通信システム200は、パケットPKT=[Add20/データ]を移動端末M3へ送信し、移動端末M3は、無線通信システム200からパケットPKT=[Add20/データ]を受信する。これによって、移動端末M1が他の無線通信システム200に所属する移動端末M3へパケットPKTを送信する動作が終了する。
このように、無線通信システム100Aに所属する移動端末M1が他の無線通信システム200に所属する移動端末M3へパケットPKTを送信する場合、パケットPKTは、トポロジー情報TPIFを保持する無線装置0を経由して送信されるので、無線装置0は、トポロジー情報TPIFを送信する必要がなく、無線通信システム100Aのオーバーヘッドを低減できる。
なお、上記においては、無線通信システム100Aは、無線装置23,1にそれぞれアクセスする移動端末M1,M2を備えると説明したが、他の無線装置0,2〜22にアクセスする移動端末を備えていてもよい。
上述した用例3,4においては、6アドレス方式が用いられる。そして、用例3において、6アドレス方式が用いられる場合、トポロジー情報TPIFを保持する無線装置0を経由して無線通信が行なわれる。そして、この場合、送信元の無線装置は、送信先の無線装置までの経路を知らなくても、送信しようとしているパケットPKTを無線装置0を指定して送信すればよい(図16の(a)〜(d)参照)。すなわち、送信元の無線装置は、送信先の無線装置までの経路を探索する必要がない。また、無線装置0は、トポロジー情報TPIFを無線装置1〜23へ送信する必要がない。したがって、無線通信システム100におけるオーバーヘッドを低減できる。
また、用例4において、6アドレス方式が用いられる場合、移動端末M1からパケットPKTを受信した無線装置23は、送信先である移動端末M2がアクセスする無線装置1を探索する必要がなく、無線装置0から教えてもらえばよいので(無線装置0から受信したトポロジー情報TPIFに基づいて、移動端末M2がアクセスする無線装置1を認識することは、移動端末M2がアクセスする無線装置を無線装置0から教えてもらうことに相当する)、無線通信システム100Aのオーバーヘッドを低減できる。
さらに、用例4において、6アドレス方式が用いられる場合、移動端末M1からパケットPKTを受信した無線装置23は、送信先である移動端末M3が無線通信システム100Aに所属する移動端末であるのか、他の無線通信システム200に所属する移動端末であるのかを探索する必要がなく、無線装置0がトポロジー情報TPIFを無線装置1〜23へ送信することもない。したがって、無線通信システム100Aのオーバーヘッドを低減できる。
このように、この発明による無線通信システム100,100Aにおいて、6アドレス方式を用いて無線通信が行なわれる場合、無線通信システム100,100Aのオーバーヘッドを低減できる。
なお、この発明においては、無線装置0は、「第1の無線装置」を構成し、無線装置3,6,8,10,13,17,18は、「複数の第2の無線装置」を構成し、無線装置1,2,4,5,7,9,11,12,14,15,16,19〜23は、「複数の第3の無線装置」を構成する。
また、経路RTは、「中継経路」を構成し、移動端末M1,M2は、「複数の端末」を構成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、オーバーヘッドを低減して無線通信可能な無線通信システムに適用される。
この発明の実施の形態による無線通信システムの概略図である。 図1に示す無線装置の構成を示す概略ブロック図である。 図2に示すルーティングテーブルの構成を示す概略図である。 ネイバーリストの構成を示す概略図である。 ルーツノードである無線装置が無線通信システム内の全ての無線装置へパケットを送信するときのMPR集合を示す概念図である。 ルーツノードである無線装置が作成するネイバーリストを示す図である。 中継経路を示す図である。 他のネイバーリストを示す図である。 トポロジー情報の概念図である。 ルーツノードである無線装置がトポロジー情報を送信する場合の概念図である。 無線通信の具体例を示す図である。 ルーティングテーブルの具体例を示す図である。 ルーツノードである無線装置がトポロジー情報を送信する場合の他の概念図である。 用例3における通信方法を説明するための図である。 用例2における他の通信方法を説明するための図である。 用例3におけるアドレス方式を示す図である。 この発明の実施の形態による他の無線通信システムの概略図である。 ルーツノードである無線装置がトポロジー情報を送信する場合のさらに他の概念図である。 用例4における通信方法を説明するための図である。 用例4におけるアドレス方式を示す図である。 用例4における通信方法を説明するための他の図である。 用例4におけるアドレス方式を示す他の図である。 他の無線通信システムに所属する移動端末へパケットを送信する方法を説明するための図である。 用例4におけるアドレス方式を示すさらに他の図である。
符号の説明
0〜23 無線装置、50 有線ケーブル、100,100A 無線通信システム、101 アンテナ、102 送受信手段、103 情報作成手段、104 情報保持手段、105,105A ルーティングテーブル、106 アプリケーション。

Claims (9)

  1. 制御パケットのオーバーヘッドを低減可能な無線通信システムであって、
    有線ケーブルに接続される第1の無線装置と、
    前記第1の無線装置の配下に配置され、前記第1の無線装置が前記無線通信システムを構成する全ての無線装置へパケットを送信するときに前記全ての無線装置におけるパケットの送受信回数が1回になるように前記第1の無線装置から送信されたパケットを中継する中継経路を構成する複数の第2の無線装置と、
    前記第1の無線装置の配下に配置され、前記複数の第2の無線装置のいずれかの無線装置を介して前記第1の無線装置へパケットを送信する複数の第3の無線装置とを備える無線通信システム。
  2. 前記複数の第2の無線装置の各々は、自己に隣接する隣接無線装置の情報である第1の隣接無線装置情報を前記中継経路を介して前記第1の無線装置へ送信し、
    前記複数の第3の無線装置の各々は、自己に隣接する隣接無線装置の情報である第2の隣接無線装置情報を前記複数の第2の無線装置のいずれかの無線装置を介して前記第1の無線装置へ送信し、
    前記第1の無線装置は、前記中継経路を介して前記第1および第2の隣接無線装置情報を取得し、その取得した第1および第2の隣接無線装置情報に基づいて前記無線通信システムを構成する全ての無線装置のトポロジーの情報であるトポロジー情報を取得する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の無線装置は、前記トポロジー情報を前記中継経路を介して定期的に前記全ての無線装置へ送信し、
    前記複数の第2の無線装置の各々は、前記中継経路を介して前記トポロジー情報を受信し、その受信したトポロジー情報を用いて送信先の無線装置と無線通信を行ない、
    前記複数の第3の無線装置の各々は、前記複数の第2の無線装置のうち自己に最も近い第2の無線装置を介して前記トポロジー情報を受信し、その受信したトポロジー情報を用いて送信先の無線装置と無線通信を行なう、請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第1の無線装置は、自己の配下の無線装置が必要なときに前記トポロジー情報を前記中継経路を介して送信する、請求項2に記載の無線通信システム。
  5. 前記複数の第2の無線装置または前記複数の第3の無線装置に含まれる送信元の無線装置は、送信先の無線装置が分からないとき、送信すべきパケットを前記中継経路を介して前記第1の無線装置へ送信し、前記第1の無線装置から前記中継経路を介して前記トポロジー情報を受信するとともに、前記受信したトポロジー情報に基づいて送信先の無線装置までの最適経路を探索し、その探索した最適経路に沿って前記パケットを前記送信先の無線装置へ送信する、請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記第2の無線装置または前記第3の無線装置の配下に配置された複数の端末をさらに備え、
    前記複数の端末に含まれる送信元の端末は、送信先の端末を含むパケットを生成して自己がアクセスすべき前記第2の無線装置または前記第3の無線装置へ送信し、
    前記送信元の端末から前記パケットを受信した前記第2の無線装置または前記第3の無線装置は、前記送信先の端末を配下に有する前記第2の無線装置または前記第3の無線装置へ前記受信したパケットを送信し、
    前記送信先の端末を配下に有する前記第2の無線装置または前記第3の無線装置は、前記パケットを受信し、その受信したパケットを前記送信先の端末へ送信する、請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記複数の第2の無線装置および前記複数の第3の無線装置の各々は、アクセスポイントである、請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記複数の第2の無線装置または前記複数の第3の無線装置に含まれる送信元の無線装置は、送信先の無線装置が分からないとき、送信すべきパケットを前記中継経路を介して前記第1の無線装置へ送信し、
    前記第1の無線装置は、前記送信元の無線装置から送信されたパケットに含まれる送信先と前記トポロジー情報とに基づいて、前記送信先の無線装置までの最適経路を探索し、その探索した最適経路に沿って前記パケットを前記送信先の無線装置へ送信する、請求項4に記載の無線通信システム。
  9. 前記第1の無線装置は、自己の配下の無線装置から活性な経路が存在することを示すメッセージを受信すると、前記トポロジー情報を前記中継経路を介して送信する、請求項4に記載の無線通信システム。
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