JP2003092597A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JP2003092597A JP2002055169A JP2002055169A JP2003092597A JP 2003092597 A JP2003092597 A JP 2003092597A JP 2002055169 A JP2002055169 A JP 2002055169A JP 2002055169 A JP2002055169 A JP 2002055169A JP 2003092597 A JP2003092597 A JP 2003092597A
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正 矢野
Tetsuhiko Hirata
哲彦 平田
Masaya Hayashi
匡哉 林
Hiroaki Nakazawa
宏聡 中澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末が高速に移動したり移動体ネットワークに
おいて基地局をハンドオフした場合にも通信が中断する
時間を減らしてパケットロスを削減することができる移
動データ通信技術、および該システム内に設けられるHA
装置、広告ルータ、基地局、ルータおよび端末装置を提
供する。 【解決手段】各基地局はルーティングアドレスのInterf
ace IDの異なる1ビットが”1”に設定されたアドレスを
広告し、端末はセル境界付近において複数の基地局から
の電波を受信したときに、受信した複数のルーティング
アドレスを論理和で合成したルーティングアドレスをHA
装置に登録し、ルータは、HA装置からルーティングアド
レス宛てに届いたパケットで、Interface IDの複数ビッ
トに”1”が設定されているものは、Interface IDのア
ドレスが1ビットづつ設定された受信先アドレスに分解
したパケットを生成して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動データ通信シス
テムに係り、特に端末がネットワーク間を移動している
間にコネクションを維持する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パソコンやPDA(Personal Digit
al Assistant)のような小型軽量の端末の普及やインタ
ーネットの爆発的な普及により、自宅やオフィス以外の
外出先においても端末を使用できる環境が整備され、端
末を利用したメールやインターネットアクセスが一般化
してきている。また、アナログ音情報をデジタル化した
データをパケット化してIPネットワーク上に流して音声
通信を実現するVoIP(Voice over IP)や、移動体通信ネ
ットワークにおいて全てのデータをIPフレームに載せて
通信するALL IPネットワークが注目を浴びている。
【0003】一般にIPネットワークは、ネットワーク番
号が異なる複数のネットワーク(サブネットワークとい
う)を互いに接続することにより構成され、サブネット
ワークに接続される端末にはサブネットワークごとに割
り当てられているIPアドレス群が異なるためサブネット
ワーク毎に割り当てられている固有のIPアドレス群の中
からIPアドレスが与えられる。一般にサブネットワーク
間転送されるパケットはネットワーク番号に基づいてパ
ケットをフォワーディングしているため、端末は別のサ
ブネットワークに移動するたびに異なるIPアドレスを割
り当ててもらう必要がある。
【0004】インターネットの通信プロトコルとして現
在広く用いられているIPv4を用いた端末が、サブネット
ワーク間を移動する場合、移動前のサブネットワークで
利用していたIPアドレス宛てのパケットは移動前のネッ
トワーク番号のサブネットワークに届くために、移動後
にネットワーク番号が異なるサブネットワークで移動前
のサブネットワークで利用していたIPアドレスをそのま
ま使用してコネクションを保つことができない。
【0005】インターネットの通信プロトコルとして、
アドレス空間を128ビットへ拡張したIPv6が普及しつつ
ある。IPv6では、上記の問題を解決するために端末が他
のサブネットワークに移動した場合にもコネクションを
引き続いて保つことを可能にするMobile IPv6 (draft-i
etf-mobileip-ipv6-13.txt)と呼ばれる技術が提案さ
れ、インターネット標準化委員会IETF (Internet Engin
eering Task Force)において標準化の検討が進んでい
る。
【0006】Mobile IPv6では、端末は、上記サブネッ
トワークの中に、端末が普段属しているサブネットワー
ク(ホームネットワークという)を定める。端末はホーム
ネットワークで使用するIPアドレスとしてホームアドレ
スが割り当てられ、サブネットワークには、当該サブネ
ットワークをホームネットワークとする端末の位置情報
を管理する機能を持つホームエージェント装置(HA装置
という)を置く。
【0007】各サブネットワークには、IPv6アドレスの
上位がプレフィックスアドレスとして割り当てられる。
各サブネットワークには、広告ルータ(Advertising Rou
ter)と呼ぶルータを、少なくとも一つ設ける。広告ルー
タは、当該サブネットワークのプレフィックスアドレス
を含む広告(Router Advertisementという)を、基地局を
通じてサブネットワーク内の端末宛てに広告し、端末が
どのプレフィックスアドレスを持つサブネットワークに
移動、あるいは属しているかを知らせる。また、サブネ
ットワーク内の端末から現在属しているサブネットワー
クの情報の通知の要求があった場合にも上記の広告によ
って応答する。
【0008】各端末は移動先のサブネットワークにおい
て、現在居るサブネットワークのプレフィックスアドレ
スを上記の広告から得て、IPv6のauto configuration機
能、あるいはDHCP(Dynamic Host Configuration Protoc
ol)によりアドレスを割り当ててもらうことにより、移
動先のサブネットワークで一時的に使用する気付けアド
レス(Care-of Address)を生成する。端末は生成した気
付けアドレスをHA装置に通知し、以後HA装置は端末のホ
ームアドレス宛に届いたIPv6パケットを捕捉してカプセ
ル化して気付けアドレス宛てに送り、端末は気付けアド
レス宛てに届いたカプセル化されたパケットのカプセル
をはずし、ホームアドレス宛てに届いたIPv6パケットを
受信する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにHA装置がMo
bile IPv6技術を利用して端末のホームネットワークの
ホームアドレス宛てに届いたパケットを気付けアドレス
宛てに転送することにより、端末は、ホームアドレス宛
てのパケットを継続して受信できるため通信相手とのコ
ネクションを維持したまま移動することができる。
【0010】しかし、端末は他のサブネットワークへ移
動する場合、移動先のサブネットワークにおいて広告ル
ータから送信されるサブネットワーク情報のプレフィッ
クスアドレスを受信するまで他のサブネットワークへ移
動したことを検出できない。また、気付けアドレスを生
成してこれをHA装置に登録するまで、HA装置を経由して
端末に送られているパケットは新しい気付けアドレス宛
には送られない。
【0011】そのために、端末が高速に移動している場
合や移動体ネットワークにおいて基地局間の移動(ハン
ドオフ)が頻繁に発生するような場合など、実際にデー
タが流れているときにサブネットワーク間の移動が頻繁
に起きるとパケットロスが多発する。パケットロスが多
発すると、スループットが低下したり、VoIPにおいて音
が途切れるなど、通信品質が低下する。
【0012】上記により、さらに改良された移動データ
通信技術が求められている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、端末が高速に
移動したり移動体ネットワークにおいて基地局をハンド
オフした場合にもパケットロスを削減することができる
移動データ通信技術を提供する。本発明により、上記技
術を用いたシステムと、該システムを構成するHA装置、
広告ルータ、基地局、ルータ、端末装置を提供できるよ
うになる。
【0014】本発明の態様を具体的に説明する。ある一
つの基地局からの電波が受信可能な範囲をセルとした場
合、一つあるいは複数のセルがサブネットワーク(102)
を構成し、1つ以上のサブネットワークが移動体ネット
ワークを構成しているとする。本発明による端末はCDMA
(Code Division Multiple Access)等の無線通信技術を
用いることで複数の基地局からの電波を受信することが
可能な受信部を備え、各サブネットワーク内において広
告ルータが基地局を通じて送信しているサブネットワー
ク情報を、複数サブネットワークから受信することが可
能である。端末はそれぞれが異なるサブネットワークに
属するセル間を移動した場合には、基地局より送信され
てくる広告ルータが送信している、複数のサブネットワ
ーク情報に含まれるプレフィックスアドレスが異なるこ
とにより、サブネットワーク間を移動しつつあることを
検出する検出部を有する。
【0015】端末はセル中心付近の基地局に近い場合に
は一つの基地局からの電波が強くデータ通信に十分な信
号強度が得られるため、一つの基地局より送信されてい
るサブネットワーク情報を受信し、この中のサブネット
ワーク情報のプレフィックスアドレスからHA装置に登録
する気付けアドレスを生成する気付けアドレス生成部を
備える。HA装置は端末のホームアドレス宛てに送られて
きたパケットをホームネットワーク上で端末に代わって
受信し、気付けアドレス宛てに転送する転送部を備え
る。端末は、上記受信部が、気付けアドレス宛てに送ら
れてきたパケットを受信することにより、移動先におい
てもホームアドレス宛てに届いたパケットを受信するこ
とができる。
【0016】端末は、セル内を移動して異なるサブネッ
トワークを構成しているセル境界付近に達すると、当該
セルを形成する基地局による、他の広告ルータからの別
のサブネットワーク情報の電波も受信することが可能と
なり、複数のサブネットワーク情報を受信することが可
能となる。
【0017】基地局を通じて流されているサブネットワ
ーク情報はサブネットワーク毎に異なるか、あるいは基
地局毎に異なるものとする。さらに、サブネットワーク
情報は、気付けアドレスを生成するのに必要なプレフィ
ックスアドレスの他に、パケットが各サブネットワーク
まで転送されるために必要なアドレスであるルーティン
グアドレス情報を含む。隣接する基地局あるいはサブネ
ットワークのルーティングアドレス情報の一部は、所定
の規則に従って設定する。
【0018】端末は、各々が異なるサブネットワークに
属する複数のセルの境界付近で、複数の異なるサブネッ
トワーク情報を受信したら、複数の情報を、所定の規則
に従って、後から分解と識別が可能な1つの情報に合成
し、気付けアドレスと共にHA装置に位置登録を行う処理
部を備える。
【0019】より具体的には、上記ルーティングアドレ
スの所定部分の各ビットを、予めそれぞれ異なったサブ
ネットワークに割り当てておく。基地局あるいはサブネ
ットワークは、当該所定部分の割り当てられたビット
を”1”に、他のビットを“0”に設定して、送信する。
いくつかのサブネットワークのルーティングアドレスに
は、共通のプレフィックスアドレスを与え、移動体通信
ネットワーク内のルータは、この共通のプレフィックス
アドレスにより、これらのルーティングアドレスが属し
ている1つのアドレス群を認識できるように設定してお
く。
【0020】端末は、セル境界付近で複数の基地局か
ら、複数のサブネットワーク情報を受信した場合、それ
らのルーティングアドレスのプレフィックスアドレスが
同じで、上記所定部分の異なったビットに1が設定され
ていれば、ルーティングアドレスの論理和(OR)を計算し
たものをルーティングヘッダアドレスとして生成して、
気付けアドレスと共にHA装置に登録を行う処理部を備え
る。
【0021】IPv6の拡張ヘッダの一つにRouting Header
と呼ばれる部分がある。Routing Headerは、送信元から
終点への経路上でパケットが経由するアドレスのリスト
を含んでおり、送信元は、リストの最初のアドレスをIP
v6パケットのDestination Addressに設定し送信する。
パケットがリストの最初のアドレスに届くと、そのノー
ドは、Destination Addressにリストの次のアドレスを
設定して次の中継点にパケットを転送する。上記の処理
を中継点のノードが行うことで、リストの最終アドレス
までパケットは届く。
【0022】HA装置は、HA装置内に気付けアドレスと共
にルーティングヘッダアドレスが登録されている場合に
は、パケットが、登録されたルーティングヘッダアドレ
スと気付けアドレスを経由してホームアドレスに届くよ
うに、IPv6のRouting Headerを設定して、パケット転送
を行う転送処理部を備える。
【0023】移動体通信ネットワーク内のルータは、HA
装置から転送されてきたパケットのDestination Addres
s部に設定されているアドレスが上記のルーティングア
ドレスが属するアドレス群の一つである場合でかつ上記
所定部分の特定の1ビットのみ“1”に設定されている場
合は、通常のルーティングを行う転送処理部を備える。
【0024】また、上記転送処理部は、Destination Ad
dressに設定されているアドレスが上記のルーティング
アドレスが属するアドレス群の一つである場合でかつ上
記所定部分の複数のビットに“1”が設定されている場
合は、当該パケットを上記所定部分のいずれか1ビット
に“1”が設定されているように分解して、それぞれ
を、当該ルータの異なるインタフェースからルーティン
グする必要があるかどうかを調べる。必要がある場合に
は、転送処理部は、ルーティングアドレスを分解し、そ
れ以外の部分をコピーして、それぞれのインタフェース
からルーティングする。これにより、他のサブネットワ
ークへ移動するようなハンドオフが発生する場合、ハン
ドオフが発生する前に現在通信中の基地局の他に、予め
移動先となると考えられる他のサブネットワークの基地
局まで端末宛てのパケットをルーティングすることが可
能となる。このため、ハンドオフの実行後すぐに引き続
いて端末宛てのパケットを受信することが可能となり、
ハンドオフ時にもパケットロスを減らすことが可能とな
る。
【0025】また、他の態様として、移動体通信ネット
ワーク内の各サブネットワーク内の広告ルータは、サブ
ネットワーク情報に当該サブネットワーク内にパケット
を転送するための第一のサブネットワーク情報(主サブ
ネットワーク情報という)の他に、第2あるいはそれ以
上サブネットワークアドレス情報(副サブネットワーク
情報という)を含めて送信してもよい。この場合は、端
末は一台の基地局から電波を受信している場合には、主
サブネットワーク情報に基づいて気付アドレスを生成す
る。複数の基地局からの電波を受信しており、受信した
複数の副サブネットワーク情報のプレフィックス部が等
しい場合には、このプレフィックス部に基づいて気付ア
ドレスを生成してHA装置に登録する。
【0026】移動体通信ネットワーク内のルータのルー
ティングテーブルには、上記副サブネットワーク情報の
プレフィックス部を持つパケットは、当該副サブネット
ワーク情報を送信している各基地局までマルチキャスト
ルーティングされるように、ルーティング情報を設定す
ればよい。この態様によっても上記と同様の効果が得ら
れる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本実施例による移動データ
通信システムの構成図である。図1においてHA装置(101)
は、端末(105)の位置管理を行うために端末(105)からの
位置登録要求を受け付けて端末の位置管理を行い、端末
(105)がホームネットワーク(107)以外の他のサブネット
ワーク(102,114,116)に存在する場合に、端末(105)宛て
のIPパケットを捉えカプセル化して登録されている気付
けアドレス宛てに転送する処理部を有する。 (108)は、
網管理装置であり、管理者の操作により、移動データ通
信システム内のルータや基地局の保守・運用管理を行
い、ルータへの設定などを行う。
【0028】(106,111)はルータであり、IPパケットの
転送を行う。(103,113,115)は、広告ルータであり、そ
れぞれ移動体通信ネットワークのサブネットワーク(10
2,114,116)内に配置されて、当該サブネットワーク(10
2,114,116)に移動してきた端末(105)に対して、端末が
位置しているサブネットワークの情報を、それぞれの基
地局(104,112,117)を通じて広告している。基地局(104,
112,117)は、無線によりセル(109,118,119)内の端末(10
5)と通信を行う。各サブネットワークは複数のセルから
構成して良い。ルータ(106)は、広告ルータをかねても
良いし、基地局内に広告ルータが設置されても良い。端
末(105)は、基地局(104)を通じて広告ルータ(103)の広
告メッセージに含まれるサブネットワーク情報を受信し
て、気付けアドレス、ルーティングアドレスを生成して
HA装置(101)に登録する処理部を持つ。
【0029】(110)は移動体ネットワークと接続してい
る、インターネットなどのIPネットワークである。
【0030】図2は、広告ルータ(103)が送信しているサ
ブネットワーク情報の構成例であり、IFTFから公表され
ている技術文書RFC2461に示されるICMPv6パケットの一
種のRouter Advertisement Messageを利用して送信され
る。本実施例はRFC2461で定義されているルータ広告メ
ッセージ(Router Advertisement Message)を拡張して、
ルーティングアドレスを端末に通知する。
【0031】(208)はICMPメッセージのタイプを示し、
広告メッセージの場合には134となる。(203)はRouter A
dvertisement Message中のサブネットワーク情報に含ま
れるプレフィックスアドレスに関する情報を格納した部
分であり、(211)は(212)に示されるプレフィックスアド
レスのプレフィックス部を示す上位のビット長を示して
いる。(204)は、本実施例によりRouter Advertisement
Messageを拡張した部分であり、ルーティングアドレス
に関する情報が格納されている。(213)は(204)のオプシ
ョン部がルーティングアドレス情報であることを示し、
(216)はルーティングアドレスが格納された領域であ
り、(215)はルーティングアドレス(216)のプレフィック
ス部を示す上位のビット長を示している。ルーティング
アドレス(216)は一つのICMPメッセージ内に複数存在し
ても良い。
【0032】端末(105)は、ホームネットワーク(107)に
おけるホームアドレスを記憶しており、Router Adverti
sement Message中のプレフィックスアドレス(212)を見
ることにより、現在属しているネットワークのプレフィ
ックスアドレスを知り、ホームネットワークに属してい
るか、移動先のサブネットワークに属しているか、ある
いは気付けアドレスと比較することでサブネットワーク
を移動したかを知ることができる。
【0033】基地局(104)を通じて広告ルータ(103)から
端末(105)に送信されるルーティングアドレス(216)は、
例えば下位64ビットの内1ビットにのみ”1”が設定さ
れているアドレスが設定され、異なるサブネットワーク
に属するセルを形成する基地局(例えば、(112))から送
信されるルーティングアドレスには異なるビットに”
1”が設定されている。
【0034】図3に、(216)に示すルーティングアドレス
の構成例を示す。(301)はルーティングアドレスの上記
のプレフィックス部を示し、(302)はInterface IDを示
す。Interface ID(302)は、一つの基地局(104)からの送
信時には、あらかじめ割り当てられた1ビットに1が設
定され、他のビットには0が設定されている。サブネッ
トワーク(102)に隣接する他のサブネットワーク(114)に
属する広告ルータ(113)は、基地局(112)を通じて、プレ
フィックス部(301)が等しく、Interface ID(302)の異な
る1ビットに1が設定されているルーティングアドレス
を送信している。
【0035】端末(105)が複数のサブネットワーク情報
を受信した場合にルーティングアドレスを生成する例を
示す。端末(105)はホームネットワークから移動体通信
ネットワーク内のサブネットワーク(102)に移動して、
基地局(104)を通じて広告ルータ(103)から、サブネット
ワーク情報が含まれるICMP Router Advertisement Mess
ageを受信すると、サブネットワーク情報に含まれるプ
レフィックスアドレス(212)を参照する。
【0036】端末(105)は、在圏のサブネットワークの
プレフィックスアドレス(212)と、自らが保持している
ホームネットワークのプレフィックスアドレスとが異な
ることにより、サブネットワークを移動したことを検出
する。
【0037】端末(105)は1種類の上記ICMP Router Adve
rtisement Messageを受信している場合には、プレフィ
ックスアドレス(212)から、RFC2462に示されるIPv6の A
utoConfiguration機能あるいはDHCP等によりMobile IPv
6 (draft-ietf-mobileip-ipv6-13.txt)に示されるMobil
e IPv6の気付けアドレスを生成して、これをMobileIPv6
のBinding Updateパケットを利用してHA装置(101)に登
録する。
【0038】ルーティングアドレス情報部(204)のルー
ティングアドレス(216)は、プレフィックス長(215)でマ
スクされる上位のプレフィックス部(301)と、プレフィ
ックス部を除く下位のInterface ID(302)とから構成さ
れる。プレフィックス長(215)が64の場合には、Interfa
ce IDは128-64=64ビットとになり、上記の通りいずれか
1ビットに1が設定されている。端末(105)が、プレフィ
ックス情報(203)が異なる複数のICMP Router Advertise
ment Messageを、複数の基地局(104)(112)を通じて複数
のサブネットワーク(102)(114)から受信した場合には、
今まで使用していたプレフィックス情報か、受信したプ
レフィックス情報の中から一つを選択する。そして、選
択したプレフィックス情報から、同様に気付けアドレス
を生成して、HA装置(101)に登録する。また、端末(105)
は、受信した複数のICMP Router Advertisement Messag
eに、プレフィックス部(301)が同じで、Interface ID(3
02)が異なる、複数のルーティングアドレス(216)が含ま
れているときには、そのルーティングアドレスを選択す
る。さらに選択した各ルーティングアドレスの論理和を
計算し、Interface ID(302)の複数ビットに”1”が設定
されたルーティングヘッダアドレスを生成して、HA装置
(101)に登録する。
【0039】なお、各実施例に於ける端末(105)の機能
は、端末(105)内のメモリに記憶されたプログラムをCPU
が実行することにより実現されても良いし、端末(105)
内のハードウェアにより実現されてもよいし、また、CP
Uにより実行されるプログラムが、ハードウェアを利用
することにより実現されても良い。
【0040】図4を用いてルーティングヘッダアドレス
の生成を詳細に説明する。図4の(a)、(b)は、図2のルー
ティングアドレス情報部(204)を説明するものであり、
端末(105)が基地局(104)と基地局(112)の両方から受信
したICMP Router Advertisement Messageのそれぞれの
ルーティングアドレス情報(204)の例である。基地局(10
4)を通じてサブネットワーク(102)内の広告ルータ(103)
から受信したルーティングヘッダ情報部のプレフィック
ス長(401)は64ビットであるので、ルーティングアドレ
スのプレフィックス部(402)は、5EFF:45DE:7300:AB23と
なる。同様に、基地局(112)を通じてサブネットワーク
(114)内の広告ルータ(113)から受信したルーティングア
ドレス情報のプレフィックス長(403)は、64ビットであ
るので、プレフィックス部(404)は、5EFF:45DE:7300:AB
23となる。したがって、プレフィックス部(402)とプレ
フィックス部(404)は等しい。
【0041】さらに、基地局(104)を通じてサブネット
ワーク(102)内の広告ルータ(103)から受信したルーティ
ングアドレスのInterface ID(405)は0:80:0:0であり、
基地局(112)を通じてサブネットワーク(114)内の広告ル
ータ(113)から受信したルーティングアドレスのInterfa
ce ID(406)は、0:0:0:2である。
【0042】したがって、端末(105)は、サブネットワ
ーク(102)内の広告ルータ(103)とサブネットワーク(11
4)内の広告ルータ(113)とから受信したルーティングア
ドレスの論理和を計算して、図4(c)に示すとおり、合成
されたルーティングヘッダアドレス5EFF:45DE:7300:AB2
3:0000:0000:0080:0002を得て、このルーティングヘッ
ダアドレスをHA装置(101)に登録する。
【0043】本実施形態では、Mobile IPv6(draft-ietf
-mobileip-ipv6-13.txt)に示される、端末(105)がホー
ムネットワーク(101)から移動後、移動先のサブネット
ワーク(102)からHA装置(101)に位置登録を行う際に使用
されるBinding Updateパケットのフォーマットを拡張す
る。
【0044】図5に拡張フォーマットを例示する。
【0045】Mobile IPv6で規定されるとおり、Binding
Updateパケットのホームアドレスオプション部にはこ
のパケットを送信した端末(105)のホームアドレスが格
納され、送信元IPv6アドレスには、移動先のサブネット
ワーク(102)で端末(105)が一時的に使用している気付け
アドレスが設定される。(503)はBinding Updateパケッ
トのオプションに含まれるサブオプションであって、ル
ーティングヘッダアドレスを格納するために本実施例に
より拡張した部分である。(513)は当該サブオプション
がルーティングヘッダアドレスを格納したものであるこ
とを示し、(514)はサブオプションの長さを示し、(515)
は(516)に示すルーティングヘッダアドレスのプレフィ
ックス長を示し、(516)はHA装置(101)が端末(105)のホ
ームアドレス宛てのパケットを捕捉して転送する際にル
ーティングヘッダに付加するアドレスを示している。
【0046】図5に示すBinding Updateパケットを使用
することで、端末(105)はHA装置(101)に対して、Bindin
g Updateパケットの送信元IPv6アドレスに設定された気
付けアドレスに加え、ルーティングヘッダアドレス(51
6)を登録する。
【0047】図13はHA装置あるいはルータのハードウェ
ア構成例である。(1501)はCPUであり、(1502)はメモリ
であり、(1503)(1504)(1505)はネットワークインターフ
ェースであり、(1506)はスイッチを示している。CPU(15
01)、メモリ(1502)、ネットワークインターフェースは
(1503)〜1505)はスイッチ(1506)を通じて互いに接続さ
れている。CPU(1501)は、HA装置として動作する場合に
は、メモリ(1502)に格納されているHA装置用のプログラ
ムによって動作し、移動端末(105)からのBinding Updat
eパケットをネットワークインターフェース(1503)〜(15
05)で受信することにより、移動端末の位置管理を行
う。
【0048】メモリ(1502)には、端末の位置情報を管理
するためのテーブル(図6を用いて後述する)が格納され
ており、端末(105)からのBindingUpdateパケットが含
む、送信元IPv6アドレスに使用されている気付けアドレ
ス、ルーティングヘッダアドレス(516)と、ホームアド
レスオプションに格納されているホームアドレス、を元
に当該テーブルの作成・更新を行う。
【0049】端末(105)が移動中の場合には、図6のテー
ブルにエントリーが作成されており、HA装置(101)は、
端末(105)宛のパケットを捕捉した場合には捕捉したパ
ケットを、例えばCPU(1501)がカプセル化して、図6に登
録されている端末ごとの位置情報に基づいて、ネットワ
ークインターフェース(1503)〜(1505)を通じて転送する
処理を行う。
【0050】図6はHA装置(101)が具備している、端末(1
05)の位置管理テーブルの構成例である。図6において(6
01)は端末(105)のホームネットワーク(107)におけるホ
ームアドレスであり、(602)は端末(105)が移動先のサブ
ネットワーク(102)(114)で一時的に使用している気付け
アドレスであり、(603)は端末(105)が移動先のサブネッ
トワークで受信したサブネットワーク情報に含まれるル
ーティングアドレス(402)(405)(404)(406)に基づいて生
成したルーティングヘッダアドレスである。(604)はHA
装置(101)が保持している端末(105)の位置管理情報の有
効期間を示しており、有効期間が切れる前に端末(105)
からBinding Updateパケットが送られてくることがな
く、エントリーが更新されなければ削除される。
【0051】図5に示すBinding Updateパケットが端末
(105)からHA装置(101)に送られてくると、HA装置(101)
は、Binding Updateパケットのホームアドレスオプショ
ンから端末(105)のホームアドレスを取りだし(601)のエ
ントリに使用し、端末(105)が移動先で使用している気
付けアドレスを、Binding Updateパケットの送信元IPア
ドレスから取りだして(602)のエントリーに使用し、ル
ーティングヘッダアドレス(516)が存在するならば取り
出して、(603)のエントリーに使用し、端末(105)の位置
情報を管理する。
【0052】HA装置(101)がLANに接続されている場合に
は、図6に示す位置管理テーブルに登録されている端末
(105)のホームアドレス(601)宛てのパケットを、Proxy
Neighbor Discovery等の技術を用いて捕捉する。捕捉し
たパケットをカプセル化して、端末(105)が存在してい
るサブネットワーク内の気付けアドレス宛てに送る。端
末(105)へのルーティングヘッダアドレスもHA装置(101)
に登録されている場合には、最初にルーティングヘッダ
アドレスを受信先アドレスに設定し、IPv6パケットのル
ーティングヘッダ機能を利用して、当該パケットが受信
された先でさらに気付けアドレス宛てに転送されるよう
に設定する。
【0053】次に移動体通信ネットワーク内のルータの
動作について説明する。
【0054】広告ルータ(103)は基地局(104)を通じてセ
ル(109)内に、例えば、サブネットワーク(102)のプレフ
ィックスアドレス(212)として2001:4555:7300:AB23:000
0:0000:0000:0000を、ルーティングアドレス(216)とし
て5EFF:45DE:7300:AB23:0000:0000:0080:0000とルーテ
ィンアドレスのプレフィックス長(215)として64を、送
信しているものとし、広告ルータ(113)は基地局(112)を
通じてセル(118)内に、例えば、サブネットワーク(114)
のプレフィックスアドレス(212)として2001:0000:3333:
ABCD:0000:0000:0000:0000を、ルーティングアドレス(2
16)として5EFF:45DE:7300:AB23:0000:0000:0000:0002と
ルーティンアドレスのプレフィックス長(215)として64
を、送信しているものとし、広告ルータ(115)は基地局
(117)を通じてセル(119)内に、例えば、サブネットワー
ク(116)のプレフィックスアドレス(212)として2001:000
0:3333:5555:0000:0000:0000:0000を、ルーティングア
ドレス(216)として5EFF:45DE:7300:AB23:0040:0000:000
0:0000とルーティンアドレスのプレフィックス長(215)
として64を、送信しているものとする。
【0055】端末(105)がサブネットワーク(102)に属し
ている基地局(104)が形成するセル(109)とサブネットワ
ーク(114)に属している基地局(112)が形成するセル(11
8)の境界付近で、両方の基地局(104)(112)からのサブネ
ットワーク情報を受信することができる場合には、端末
(105)は上記サブネットワーク(102)からのルーティング
アドレス(402)(405)と、サブネットワーク(114)からの
ルーティングアドレス(404)(406)の2つを受信している
とする。両者のルーティンアドレスをルーティングアド
レスのプレフィックス長64でマスクすると両者のプレフ
ィックス部(402)(404)が等しいことから、両者の論理和
を計算し、ルーティングアドレスとして、5EFF:45DE:73
00:AB23:0000:0000:0080:0002を生成して、このルーテ
ィングヘッダアドレスをHA装置(101)に登録する。
【0056】図13に示すハードウェア構成図を用いてル
ータを構成する場合は、CPU(1501)は、メモリ(1502)に
格納されているルータ用のプログラムによって動作す
る。ネットワークインターフェース(1503)〜(1505)から
受信されたパケットは一旦メモリ(1502)に格納される。
CPU(1502)は、パケットの受信先アドレスに応じてメモ
リ(1502)に格納されているルーティングテーブルやマル
チキャストルーティングテーブルを検索することによ
り、受信パケットを出力するネットワークインターフェ
ースを決定し、受信パケットを該インターフェースから
送出する。また、CPU(1502)は、その他のマルチキャス
トルーティングに必要なパケットのコピー処理なども実
行する。
【0057】Internet(110)内のルータのメモリ(1502)
に格納されているルーティングテーブルには、上記のル
ーティングアドレスのプレフィックス部と同じプレフィ
ックスを持つパケットは、移動体ネットワークとのゲー
トウェイとなるルータ(111)まで転送されるように設定
されているものとする。ルータ(106)は、HA装置(101)か
ら受信したパケットの受信先アドレスのプレフィックス
が、上記ルーティングアドレスのプレフィックス部と一
致し、Interface IDの複数ビットに”1”が設定されて
いる場合は、Interface IDに1ビットづつ”1”が設定
された受信先アドレスを持つパケットを生成して送信す
る。
【0058】あるいは、ルータ(106)は、図7に示すよう
なマルチキャストルーティングテーブルに基づいて、受
信先アドレス(901) と受信先アドレスのプレフィックス
長(905)から決まるプレフィックス部に一致するパケッ
トについては、(902)(903)(904)の各インタフェースの
欄に示す宛先にパケットをコピーして送信するようにし
ても良い。その際には、受信先のIPアドレスをそのまま
コピーしても良いし、Interface IDに各インタフェース
からの転送先となるサブネットワークを示すビットのみ
に”1”が設定されたアドレスを受信先IPアドレスとし
て設定したものにしても良い。
【0059】各広告ルータ(103)(113)(115)は、HA装置
(101)から移動端末(105)あてにカプセル化されて転送さ
れてきたルーティングヘッダ付のパケットが、たとえば
図7に示す受信先アドレス(901)と受信先アドレスのプレ
フィックス長(905)から決まるものと同じプレフィック
ス部を持つ場合は当該パケットに含まれるルーティング
ヘッダの処理を行い、受信先アドレスを気付けアドレス
に変更して、それぞれの基地局に向けて送信し、基地局
は自らが形成するセル内に存在する端末(105)に送る。
【0060】図8を用いて、端末(105)が、サブネットワ
ーク(102)内のセル(109)から、サブネットワーク(114)
内のセル(118)へハンドオフする場合の動作について述
べる。端末(105)は最初に基地局(104)がサービスを行っ
ているセル(109)内において、広告ルータ(103)からのサ
ブネットワーク情報を受信して(1001)、気付けアドレス
を生成して基地局(103)を介してHA装置(101)にBinding
Updateを送信することにより位置登録を行う(1002)。
【0061】HA装置(101)はBinding Updateを受け取る
と確認のBinding Acknowledgeを端末(105)に返し(100
3)、以後、端末(105)のホームアドレスの宛てのパケッ
トをHA装置(101)は捕捉して(1004)、カプセル化して気
付けアドレス宛てに転送し、端末(105)に届ける(1005)
(1006)。
【0062】端末(105)が、セル(109)とセル(118)の境
界付近に移動してきて、基地局(104)と基地局(112)の両
方の電波が受信できる状態になると、端末(105)は、広
告ルータ(103)から送られてくるサブネットワーク(102)
のサブネットワーク情報と広告ルータ(113)から送られ
てくるサブネットワーク(114)のサブネットワーク情報
の両方を受信し(1007)(1008)する。
【0063】端末(105)は、気付けアドレスを生成する
のに使用するプレフィックスアドレスの他に、ルーティ
ングアドレスを調べ、気付けアドレスの他に、両方の基
地局から受信したルーティングアドレスについて各ビッ
トで論理和演算を行ったアドレスをルーティングヘッダ
アドレスとして生成し、それぞれをHA装置(101)に登録
する(1009)。
【0064】HA装置(101)は、Binding Updateを受け取
ると確認のBinding Acknowledgeを端末(105)に返し、気
付けアドレスの他にルーティングアドレスを記憶する。
(1010) その後、HA装置(101)は、端末(105)宛てのパケットを捕
捉して(1011)、カプセル化する。そして、カプセル化さ
れたパケットは最初にルーティングアドレス宛てに、次
に気付けアドレス宛てに送られるように、受信先にアド
レスには端末(105)が生成した上述のルーティングヘッ
ダアドレスを、ルーティングヘッダには気付けアドレス
を設定して転送する(1012)。
【0065】移動体通信ネットワーク内のルータ(106)
は、受信先アドレスにルーティングアドレスのプレフィ
ックスが設定されたパケットが転送されてくると、この
パケットのInterface IDが1ビットづつ設定されたアド
レス宛てに送られるように、パケットをコピーして送信
する。(1013)(1016) ルーティングアドレスを送信している広告ルータ(103)
(113)は、上述のコピーされたパケットが送られてくる
とルーティングヘッダの処理を行い、受信先アドレスに
気付けアドレスを設定して、当該パケットを基地局(10
4)(112)に送り(1014)(1017)、基地局(104)(112)は当該
パケットを端末(105)に送る(1015)(1018)。
【0066】従って、端末(105)はセル(118)にハンドオ
フを開始する前に予め、ハンドオフ先となると考えられ
るセル(118)へもパケットが転送されるようにしておく
ことが可能となる。また、端末(105)は、移動前後両方
の気付けアドレス宛てのパケットを受信できるようにし
ておくことで、パケットロスの少ないハンドオフも実現
することができる。
【0067】端末(105)が、さらに移動して基地局(112)
からの電波しか受信できなくなると(1019)、端末(105)
はHA装置(101)に基地局(112)を通じて広告ルータ(113)
から受信したサブネットワーク(114)のサブネットワー
ク情報のみに基づいて気付けアドレスを生成してHA装置
にBinding Updateで位置登録し(1020)、HA装置(101)はB
inding Acknowledgeにより、端末(105)に位置登録確認
(1021)を返す。
【0068】以後、HA装置(101)は、端末(105)宛てのパ
ケットを捕捉して(1022)、カプセル化して気付けアドレ
ス宛てに転送し、端末(105)に届ける(1023)(1024)。
【0069】次に他の実施例として、図1の広告ルータ
(103)が基地局(104)を通じて送信しているサブネットワ
ーク情報に含まれるプレフィックスアドレスの一部をサ
ブネットワーク指示部として用いる例を説明する。この
実施例によれば、第1実施例のような、サブネットワー
ク指示部のためのフィールドを、新たに設ける必要はな
い。
【0070】図9は、広告ルータが流しているプレフィ
ックス情報の構成例である。下位64ビットが広告ルータ
のInterface ID(1103)である。上位64ビットがプレフィ
ックス部(1101)であり、例えばプレフィックス部の下位
の16ビットを、上記サブネットワーク指示部(1102)とし
ている。
【0071】端末は、広告ルータが送信しているRouter
Advertisement Messageに含まれるサブネットワーク情
報を受信すると、プレフィックスアドレスとプレフィッ
クス長(211)から端末が属しているサブネットワークの
プレフィックスを知ることが可能となる。
【0072】図10を用いて、端末(1205)が、複数の基地
局から、広告ルータが送信している広告メッセージに含
まれるサブネットワーク情報を受信した場合の気付けア
ドレスの生成方法について説明する。本実施例ではプレ
フィックス部(1101)の下位16ビットがサブネットワーク
指示部(1102)であり、端末(1205)は、あらかじめその位
置を知っているか、広告ルータからの情報により知るこ
とが可能であるとする。
【0073】端末(1205)はホームネットワークにおいて
ホームアドレスとして、3EF0:35FA:7823:AB76:0080:35F
F:FEBC:12E8を保持しており、その中の下位64ビットはI
nterface IDとして端末ごとに固有に割り振られ、移動
先のネットワークにおいて気付けアドレスを生成する際
に使用されるものとする。
【0074】端末(1205)は、移動先において、基地局(1
04)を通じて広告ルータ(103)が送信している第1の広告
メッセージ(1206)を受信し、その中のプレフィックス情
報のプレフィックスアドレスとプレフィックス長のフィ
ールドから第1の気付けアドレスのプレフィックスとし
て、5EFF:45DE:7300:0040:0000:0000:0000:0000を生成
する。
【0075】端末(1205)は、同じく、基地局(112)を通
じて広告ルータ(113)が送信している第2の広告メッセ
ージ(1207)を受信して、その中のプレフィックス情報の
プレフィックスアドレスとプレフィックス長のフィール
ドから第2の気付けアドレスのプレフィックスとして、
5EFF:45DE:7300:0001:0000:0000:0000:0000を生成す
る。
【0076】端末(1205)は、両者を比較して、サブネッ
トワーク指示部を除いたプレフィックス5EFF:45DE:7300
が一致することにより、両プレフィックスの論理和演算
を行い、合成した5EFF:45DE:7300:0041:0000:0000:000
0:0000を二つのサブネットワークを示すプレフィックス
とする。
【0077】端末(1205)は更に、IPv6のAuto Configura
tion機能を利用して、上述の合成されたプレフィックス
と端末(1205)に固有に割り振られているInterface IDと
から、気付けアドレス(1211)として、5EFF:45DE:7300:0
041:0080:35FF:FEBC:12E8を生成し、これをHA装置(101)
に登録する。
【0078】図10を用いて、本実施例の動作を説明す
る。移動体通信ネットワークにおいてパケットを転送す
るルータ(106)は、ルータ(106)が他のルータから受信し
たルーティング情報と自ルータのルーティング情報に基
づいてルーティングテーブルを作成し、他のルータ間で
ルーティング情報を交換する。ルータ(106)は、自ルー
タが持つ、あるいは他のルータから受信したルーティン
グ情報と、広告ルータが広告しているサブネットワーク
情報のプレフィックスアドレスからサブネットワーク指
示部を除いた部分とが一致する場合、一致する複数のサ
ブネットワーク情報のプレフィックスアドレスの論理和
演算結果をルーティングテーブルに追加する処理部を備
える。
【0079】移動体通信ネットワーク内の各ルータ(10
6)のルーティングテーブルは、受信先アドレスのサブネ
ットワーク指示部の複数ビットが”1”に設定されてい
るパケットを、サブネットワーク指示部のいずれか1ビ
ットが”1”に設定されているIPアドレスをプレフィッ
クス部(1101)として広告している広告ルータまで転送す
るように設定されていることになる。
【0080】ルータ(106)は、受信先アドレスのサブネ
ットワーク指示部(1102)の複数ビットが”1”に設定さ
れている端末(1205)宛のIPパケット(1208)が送られてき
たときには、サブネットワーク指示部(1102)が1ビット
づつ”1”に設定されているプレフィックスを持つ複数
のパケットを生成し、該当サブネットワークに向けて送
信する(1209)(1210)。
【0081】その際に、複数のパケットについて次ホッ
プのルータが一致する場合には、すなわち、次の転送先
が同じルータになる複数のパケットについては、一つの
コピーされたパケットを送信する。この状態では、端末
(105)は、気付けアドレスとして、サブネットワーク指
示部(1102)の複数のビットが”1”に設定されたものの
他に、1ビットのみ”1”に設定されているパケットも
受信できるように設定しておく(1211)。
【0082】以上により、端末(1205)はサブネットワー
ク(102)(114)境界付近で複数の基地局(104)(112)からの
電波を受信できる状態になると、ハンドオフが発生する
前に予め移動先になると考えられる他のサブネットワー
ク内の基地局にまでパケットをルーティングすることが
可能となる。したがって、ハンドオフの発生直後から端
末(1205)宛てのパケットを受信することが可能となり、
パケットロスの少ないハンドオフを実行することが可能
となる。
【0083】図11は、端末が、サブネットワーク情報を
基地局から受信した場合の動作を示す。端末は基地局経
由で広告ルータからサブネットワーク情報を受信する
と、これを記憶し(1301)、一定時間に受信した複数のサ
ブネットワーク情報から得られたプレフィックスアドレ
スが同じものかを比較し(1302)、サブネットワーク指示
部が異なる場合には論理和演算を行いこれをプレフィッ
クスアドレスとして使用して、気付けアドレスを生成す
る(1303)。
【0084】生成された気付けアドレスが前回登録した
ものと異なるかを調べ(1304)、前回の登録時からライフ
タイムが切れているかを調べ(1305)、いずれかかに相当
するときには、HA装置にBinding Updateを送信して、位
置登録を行う(1306)。
【0085】図12は、ルータ装置(106)が気付けアドレ
ス宛て、あるいはルーティングアドレスを持ったパケッ
トを受信した場合の動作を示す。ルータは移動体通信ネ
ットワーク内で転送のためにパケットを受信すると(140
1)、パケット内の受信先IPアドレスを調べて、気付けア
ドレスで使用されているプレフィックス部に一致してい
る場合には(1403)、サブネットワーク指示部のビットが
複数設定されているかを調べ(1404)、1ビットしか設定
されていない場合には通常の転送処理を行う(1409)。
【0086】複数ビット設定されているときには、サブ
ネットワーク指示部のアドレスが一致ビットづつ設定さ
れたアドレスに分解し(1407)、ルーティングテーブル内
で一致するプレフィックスがあるインタフェース毎向け
にパケットをコピーして(1408)、パケットを送出する(1
409)。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、ハンドオフが実行され
る前に予めハンドオフ先の基地局までパケットをルーテ
ィングすることが可能となり、ハンドオフ時のパケット
ロスを削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を用いた移動体通信ネットワークの構
成図である。
【図2】サブネットワーク情報の広告用のパケットフォ
ーマット例である。
【図3】本実施例を用いたルーティングアドレスの構成
例である。
【図4】本実施例を用いたルーティングヘッダアドレス
の生成例である。
【図5】位置登録パケットの構成例である。
【図6】HA装置における位置管理テーブルの構成例であ
る。
【図7】ルータにおけるマルチキャストルーティングテ
ーブルの構成例である。
【図8】端末がハンドオフする場合のシーケンス図であ
る。
【図9】他の実施例におけるプレフィックス情報の構成
例である。
【図10】他の実施例の動作を説明する図である。
【図11】端末が位置登録を行う場合のフローチャート
である。
【図12】ルータがパケット転送する場合のフローチャ
ートである。
【図13】HA装置、ルータの構成例である。
【符号の説明】
101…HA装置、102,114,116…サブネットワーク、103,11
3,115…広告ルータ、104,112,117…基地局、105…端
末、106…ルータ、107…ホームネットワーク、108…網
管理装置、109,114,119…セル、110…Internet204…ICM
Pv6ルーティングアドレスオプション部、301…ルーティ
ングアドレスプレフィックス部、302…Interface ID、4
01…プレフィックス長、402…プレフィックス部、403…
Interface ID、503…IPv6 Binding Update ルーティン
グヘッダアドレスサブオプション拡張部、601…ホーム
アドレス、602…気付けアドレス、603…ルーティングヘ
ッダアドレス、604…ライフタイム、901…受信先アドレ
ス、902…第1送信インタフェース、903…第2送信インタ
フェース、904…第3送信インタフェース、905…プレフ
ィックス長、1101…プレフィックス部、1102…サブネッ
トワーク指示部、1103…Interface ID、1206…サブネッ
トワーク情報、1207…サブネットワーク情報、1208…IP
パケット、1209…コピーされたIPパケット、1210…コピ
ーされたIPパケット、1211…受信可能な気付けアドレ
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 匡哉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 中澤 宏聡 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HC09 HD03 HD09 JL01 JT09 LB09 5K067 AA13 CC08 CC10 EE02 EE10 EE24 FF02 GG01 GG11 JJ39 JJ71

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の基地局からの電波を受信する手段を
    有する端末と、前記端末が所属するホームネットワーク
    と前記端末の移動先となる複数のサブネットワークと、 前記各サブネットワーク内に、当該サブネットワークの
    情報を前記基地局経由で前記端末に対して広告する広告
    ルータと、 前記端末の位置情報を管理し、前記端末の移動先サブネ
    ットワークで一時的に使用するアドレスとなるルーティ
    ングアドレスを登録する手段と、前記端末が移動して前
    記ルーティングアドレスが登録されている場合に、前記
    端末のホームネットワークでの宛先となるホームアドレ
    スに届いた前記端末宛てのパケットを捕捉して、登録さ
    れた前記ルーティングアドレスに従い、前記移動先サブ
    ネットワークに転送する手段とを備えたホームエージェ
    ント装置を備え、 前記広告ルータは、当該サブネットワーク情報として、
    ルーティングアドレスのInterface IDとプレフィックス
    部とを基地局から広告する手段を備え、 前記端末は、前記ホームネットワークから前記他のサブ
    ネットワークに移動している場合に、複数の、プレフィ
    ックス部が等しくInterface IDが異なるルーティングア
    ドレスを受信した場合には、前記複数のルーティングア
    ドレスを、所定の規則に従って識別可能な1つのルーテ
    ィングヘッダアドレスに合成し、前記ホームエージェン
    ト装置に登録する手段を備える移動体通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の移動体通信システムにおい
    て、 前記サブネットワーク毎に、前記Interface IDに異なる
    1ビットを割り当て、 前記広告ルータは、サブネットワーク毎に割り当てられ
    たビットを”1”に設定したルーティングアドレスを含
    んだサブネットワーク情報を送信する手段を備え、 前記端末は、受信した複数のサブネットワーク情報に含
    まれるルーティングアドレスのプレフィックス部が一致
    する場合に、受信した前記複数のサブネットワーク情報
    に含まれるルーティングアドレスのInterface IDの論理
    和を計算し、演算結果を前記合成されたルーティングヘ
    ッダアドレスとする手段を備える移動体通信システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の移動体通信システムにおい
    て、 前記ホームエージェント装置は、 前記端末から送られてきた気付けアドレスと、前記ルー
    ティングヘッダアドレスと、前記端末のホームアドレス
    との組み合わせを記憶する手段と、 前記端末のホームアドレス宛てに送られてきたパケット
    のルーティングヘッダアドレスとして、前記気付けアド
    レスを設定する手段と、 前記気付けアドレスを設定したパケットをカプセル化
    し、受信先アドレスとして前記ルーティングヘッダアド
    レスを設定する手段と、 前記カプセル化したパケットを送出する手段を備える移
    動体通信システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の移動体通信システムにおい
    て、 前記移動体通信ネットワーク内のルータは、 前記ホームエージェント装置から届いた前記ルーティン
    グヘッダアドレスが受信先アドレスに設定されたパケッ
    トで、Interface IDの複数ビットに”1”が設定されて
    いるパケットから、Interface IDのいずれか1ビット
    が”1”に設定された受信先アドレスを持つパケットを
    生成して送信する手段、または、 前記広告ルータが広告しているサブネットワーク情報の
    ルーティングアドレスと同じプレフィックスを受信先ア
    ドレスとするパケットを、Interface IDのいずれか1ビ
    ットが”1”に設定されているアドレスを広告している
    前記広告ルータまで転送されるように設定されているル
    ーティングテーブルを備える移動体通信システム。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の移動体通信システムにお
    いて、 前記広告ルータが広告しているサブネットワーク情報の
    プレフィックス部の一部を、サブネットワーク指示ビッ
    トとして、サブネットワーク毎に異なる1ビットを割り
    当て、 前記サブネットワーク内の基地局は、割り当てられたビ
    ットを”1”に設定したサブネットワーク情報を送信す
    る手段を備え、 前記端末は、受信した複数のサブネットワーク情報のプ
    レフィックス部の、前記サブネットワーク指示ビット部
    を除いた部分が一致する場合に、受信した前記複数のサ
    ブネットワーク情報のプレフィックス部の論理和を計算
    し、演算結果をプレフィックス部とする気付けアドレス
    を生成してホームエージェント装置に登録する手段を備
    え、 移動体通信ネットワーク内のルータは、転送するパケッ
    トの受信先アドレスの前記サブネットワーク指示ビット
    が複数”1”に設定されている場合は、前記サブネット
    ワーク指示部のいずれか1ビットが”1”に設定されてい
    るアドレスをサブネットワーク情報のプレフィックス部
    として広告している広告ルータまで転送されるように設
    定されているルーティングテーブルを備える移動体通信
    システム。
  6. 【請求項6】請求項1記載の移動体通信システムにおい
    て、 当該移動体通信ネットワーク内において前記パケットを
    転送するルータを複数備え、 各サブネットワーク内の前記広告ルータは、当該サブネ
    ットワーク内にパケットを転送するための主サブネット
    ワーク情報と、副サブネットワーク情報を含むサブネッ
    トワーク情報を広告する手段を備え、 前記端末は、一つの基地局から前記サブネットワーク情
    報を受信している場合には、前記主サブネットワーク情
    報に基づいて気付けアドレスを生成する手段と、複数の
    基地局から前記サブネットワーク情報を受信しており、
    受信した複数の前記副サブネットワーク情報のプレフィ
    ックス部が等しい場合には、当該プレフィックス部に基
    づいて気付アドレスを生成する手段と、前記生成した気
    付けアドレスを前記ホームエージェント装置に送信する
    手段とを備え、 前記パケットを転送するルータは、前記副サブネットワ
    ーク情報のプレフィックス部を持つパケットを、当該副
    サブネットワーク情報を送信している各基地局までマル
    チキャストルーティングされるように設定されたルーテ
    ィングテーブルを備える、移動体通信システム。
  7. 【請求項7】請求項4または請求項5または請求項6に
    記載の移動体通信システムにおいて、 端末は複数の気付けアドレス宛てパケットを受信処理す
    る手段を備える移動体通信システム。
  8. 【請求項8】請求項5記載の移動体通信システムは、 当該移動体通信ネットワーク内において前記パケットを
    転送するルータを複数備え、 前記ルータのいずれかは、他のルータから受信したルー
    ティング情報と自ルータのルーティング情報に基づいて
    ルーティングテーブルを作成し、他のルータ間でルーテ
    ィング情報を交換する手段と、 自ルータが持つ、あるいは他のルータから受信したルー
    ティング情報と、前記広告ルータが広告している複数の
    サブネットワーク情報のプレフィックス部からサブネッ
    トワーク指示部を除いた部分とが一致する場合、一致す
    る複数のサブネットワーク情報のプレフィックス部の論
    理和の計算結果を前記ルーティングテーブルに追加する
    手段を備える移動体通信システム。
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