JP2008289110A - ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するシステム、アクセスゲートウェイ、ホームエージェント、およびプログラム - Google Patents

ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するシステム、アクセスゲートウェイ、ホームエージェント、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008289110A
JP2008289110A JP2007214690A JP2007214690A JP2008289110A JP 2008289110 A JP2008289110 A JP 2008289110A JP 2007214690 A JP2007214690 A JP 2007214690A JP 2007214690 A JP2007214690 A JP 2007214690A JP 2008289110 A JP2008289110 A JP 2008289110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
mobile terminal
access gateway
information
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007214690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4794520B2 (ja
Inventor
Tsunehiko Chiba
恒彦 千葉
Hidetoshi Yokota
英俊 横田
Ashutosh Dutta
アシュトシュ・デュッタ
Subir Das
スビール・ダス
Joe Lin
ジョー・リン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Iconectiv LLC
Original Assignee
KDDI Corp
Telcordia Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp, Telcordia Technologies Inc filed Critical KDDI Corp
Publication of JP2008289110A publication Critical patent/JP2008289110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4794520B2 publication Critical patent/JP4794520B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/08Mobility data transfer
    • H04W8/082Mobility data transfer for traffic bypassing of mobility servers, e.g. location registers, home PLMNs or home agents
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W80/00Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
    • H04W80/04Network layer protocols, e.g. mobile IP [Internet Protocol]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/18Service support devices; Network management devices
    • H04W88/182Network node acting on behalf of an other network entity, e.g. proxy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化する。
【解決手段】本発明は、2つの通信ホストの間の送受信経路を削減するために、2つの通信ホストの間のデータフローが常にホームエージェントに転送される必要をなくし、移動端末の負荷をかけずに、アクセスゲートウェイ(AGW)およびホームエージェント(HA)のようなネットワーク構成要素の間のシグナリング、アクセスゲートウェイおよびホームエージェントにおけるバインディングキャッシュ、バインディングクエリ/応答、リング型/バス型/メッシュ型のトポロジー、局所化されたマルチキャストを用いて通信経路を最適化する。
【選択図】図3

Description

本発明は、PMIP(Proxy Mobile IP(プロキシモバイルIP))といったネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するシステム、アクセスゲートウェイ、ホームエージェント、およびプログラムに関する。
無線サービスプロバイダ(Wireless Service Provider (WISP))は、ローミングするユーザに安全かつシームレスな接続性を提供しようと努力している。遅延およびパケット損失のために移動端末が繰り返しのハンドオフを余儀なくされると、通信品質は劣化する。ハンドオフの間に、遅延およびパケット損失を引き起こすもととなるディスカバリ、設定、認証、セキュリティアソシエーション、バインディングアップデート(binding update(BU))、メディアリダイレクトのようないくつかの遷移イベントが存在する。このようなハンドオフの各構成要素についていくつかの最適化方式が開発されている。現在、MIP(Mobile IP)v4、MIPv6、HIP(Host Identity Protocol)、SIP(Session Initiation Protocol)、および、FMIP(Fast Handoffs for Mobile IP)v6のようなそれらの高速な変形、および、これらのハンドオフイベントを管理するために使用することが可能な局所的MIPv4(regional MIPv4)、等の異なるレイヤにおけるいくつかの種類のモビリティプロトコルが存在する。これらのモビリティプロトコルは、1つの接続点からもう1つの接続点への移動端末の接続の変更の間のパケット損失およびハンドオフ遅延を削減することを意図している。
なお、従来技術として非特許文献1、2が知られている。
"Mobility Support in IPv6", RFC3775, 2004 "draft-ietf-netlmm-proxymip6-00.txt", IETF-draft, 2007
しかし、移動端末の移動がドメイン内に限られ、かつ通信ホストが遠く離れているとき、または、両方の通信ホストがホームドメインから離れているとき、これらのモビリティプロトコルはあまり適切ではない。移動端末の移動が特定のドメインに限られるとき、バインディングアップデートによる遅延およびメディア伝送による一方向遅延を削減するために、各種のローカルモビリティ管理プロトコルが設計されてきた。これらは、セルラーIP、HAWAII(Handoff-Aware Wireless Access Internet Infrastructure)、IDMP(Intra-Domain Mobility Protocol)、HMIP(Hierarchical Mobile IP)v6等である。PMIPは、時間がかかるバインディングアップデートによる遅延を削減するために寄与する局所化されたモビリティプロトコルであるが、移動端末から多くの負荷を取り除き、ネットワーク内のアクセスゲートウェイ(例えば、PMA(Proxy Mobility Agent(プロキシモビリティエージェント))の機能が実装されたアクセスルータまたはエッジルータ)にその負荷をかける。PMAは、移動端末に代わってHA(Home Agent(ホームエージェント))にバインディングアップデートを送信する。各移動端末は、新たなPMA(Proxy Mobility Agent)にハンドオーバーするまで、あるPMAに接続している。PMIPは、他のグローバルモビリティプロトコルと比較して最適化を提供するが、経路最適化のようなある部分における改善を依然として必要とする。経路最適化は、通信ホスト間の探索距離を削減することによって2つの通信する移動端末の間のメディア伝送による遅延を削減する。本発明は、ドメイン内およびドメイン間の移動のためにPMIPの有効性をさらに向上させるPMIPのための経路最適化方式を提供する。
本発明は、ローカルモビリティおよびグローバルモビリティの両方をサポートし、シームレスな通信を提供する。モビリティ最適化方式は、リアルタイム通信のサービス品質を向上させるように、ハンドオフ遅延、パケット損失、一方向パケット遅延を削減する。移動端末のハンドオフの間のシグナリングアップデートを制限し、移動ホストの負荷を減少させるために、いくつかのローカルモビリティ管理プロトコルが規定される。ローカルモビリティ管理プロトコルは、移動端末の移動がドメイン内に限られるときモビリティを管理するために使用される。
PMIPは現在規定されているそのようなローカルモビリティプロトコルの1つである。しかし、データは依然としてローカルなモビリティエージェントを介して送受信しなければならないので、現在の形態のPMIPは、経路最適化の難点がある。移動端末がドメイン間のハンドオフに従うとき、この問題は拡大し、MIPv6を用いずに連続性を管理するための唯一のモビリティプロトコルとしてPMIPが使用される。
本発明は、2つの通信ホストの間の送受信経路を削減するために、2つの通信ホストの間のデータフローが常にホームエージェントに転送される必要をなくし、最適化された経路をとるように、いくつかの経路最適化方式を提案する。提案される経路最適化方式は、望ましい最適化方式を提供するために、移動端末の負荷をかけずに、PMAおよびHAのような基礎を成すネットワーク構成要素の間のシグナリング、PMAおよびHAにおけるバインディングキャッシュ、バインディングクエリ(query(問合せ))/応答、および、リング/バス/メッシュのトポロジー、局所化されたマルチキャストを用いる。提案される最適化方式は、ローカルモビリティ(ドメイン内)およびグローバルモビリティ(ドメイン間)の両方に適用することができ、従って、PMAに接続する通信端末の間のデータの一方向遅延を削減する。PMIPを配備する無線キャリアおよびサービスプロバイダは、ハンドオフ前後のパケットの一方向遅延を減少させることによってリアルタイム通信のためのより良いサービス品質を提供することが可能である。これらの経路最適化方式は、一方向遅延を減少させたリアルタイム通信を提供することを計画する無線サービスプロバイダによって使用することが可能である。ネットワークアーキテクチャおよび利用シナリオに基づいて、これらの経路最適化方式の1つまたは複数を使用することが可能である。
本発明の第1の態様によるアクセスゲートウェイは、接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報をホームエージェントに送信する手段と、前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、受信前に記憶していた情報に含まれるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する手段と、他のアクセスゲートウェイから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する手段と、移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、前記ホームエージェントに前記データを転送する手段と、前記ホームエージェントからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、を備える。
また、本発明の第1の態様によるホームエージェントは、アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、該情報に含まれる移動端末のアドレスが受信前に記憶していた情報に含まれる場合は、該受信前に記憶していた情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する手段と、アクセスゲートウェイからデータを受信すると、該アクセスゲートウェイに、宛先とする移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を送信するとともに、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、を備える。
本発明の第2の態様によるアクセスゲートウェイは、移動端末からデータを受信すると、宛先とする移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を記憶していれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、記憶していなければ、宛先とする移動端末のアドレスを含むクエリを予め定められた複数のアクセスゲートウェイに送信する手段と、他のアクセスゲートウェイから送信されたクエリを受信すると、該クエリに含まれる移動端末のアドレスを有する移動端末が接続していれば、該移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報を含む応答を送信する手段と、他のアクセスゲートウェイから前記クエリに対する応答を受信すると、該応答に含まれる移動端末のアドレスとアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を記憶し、前記応答に含まれるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、を備える。
本発明の第3の態様によるアクセスゲートウェイは、ホームエージェントおよび他のアクセスゲートウェイとリング型またはバス型またはメッシュ型の伝送路を介して接続され、自己に接続している移動端末からデータを受信すると、該データを前記伝送路に送出する手段と、前記伝送路から自己に接続している移動端末を宛先とするデータが到達すると、該データを取り出して宛先とする移動端末に転送する手段と、を備える。
本発明の第4の態様によるアクセスゲートウェイは、接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報をホームエージェントに送信する手段と、前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する手段と、移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中で宛先とする移動端末のアドレスを含む情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、を備える。
また、本発明の第4の態様によるホームエージェントは、アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信すると、該情報を予め定められた複数のアクセスゲートウェイにマルチキャストする手段を備える。
ネットワーク主導型移動管理プロトコルを用いたネットワークにおいて経路最適化を行うことができる。すなわち、モバイルIPを用いる場合のように端末にプロトコルスタックを配置することなく、データの経路最適化を行うことができる。
移動端末におけるモビリティスタックに大きく依存するMIPおよびSIPのようなグローバルモビリティプロトコルに関する欠点を回避し、局所化されたモビリティドメインのための移動性を最適化するために、NETLMM(network-based localized mobility management)ワーキンググループが作られた。NETLMMワーキンググループは、バインディングアップデートをするためにホストへの依存を回避し、かつ移動端末がドメイン内を移動するときにシグナリングアップデートを制限する、局所化されたモビリティプロトコルを設計するためのガイドラインを概説したドキュメントRFC4832、RFC4831、RFC4830を作成した。
現在、ネットワーク制御されるローカルモビリティおよびPMIPv6のようないくつかの候補のプロトコルが議論されている。これらのプロトコルはローカルモビリティを管理するように設計され、エッジルータにおけるネットワーク構成要素によって制御される。PMIPv6のようなネットワーク制御されるプロトコルの1つを簡単に説明する。PMIPv6は、移動端末上のモビリティスタックを使用せず、HAへのバインディングアップデートのようなモビリティ機能の実行を助けるためにエッジルータ上のプロキシを使用する。これらの機能はPMAと呼ばれエッジルータとともに配置することが可能である。PMAを有する同一ドメイン内で移動端末が移動する限り、移動端末はホームリンクに存在すると認識する。PMAは、状態なしの自動設定のためにルータアドバタイズメントの一部として正しいモバイルプレフィックスを送信する役割を果たし、または、状態ありの自動設定のためにDHCP(dynamic host configuration protocol)リレーエージェントとして動作することも可能である。
図1は、PMIPv6の動作に関連するネットワーク構成要素を表わす。移動端末が、初期のブートストラップ処理の一部として新たな接続点に接続した後に、または、新たなドメインに移動した後に、指定されたAAA(Authentication, Authorization, and Accounting)サーバによってアクセスが認証される。この処理の間に、PMAは移動端末のホームプレフィックスに固有なPMAのアドレスを用いて、HAにバインディングアップデートを送信する。この処理は、既存のトンネルなしでHAと各PMAとの間にトンネルをセットアップすることを助ける。移動端末は、ルータアドバタイズメントに含まれるプレフィックスおよびインタフェースIDを用いてそのアドレスを構成し、インタフェースIDは、PMAによって割り当てられるか、または、自身で生成する。移動がドメイン内に限られ、無線サービスプロバイダが移動端末とHAとの間にトンネルをセットアップすることによって移動端末のスタックに負荷をかけ過ぎたくないときに、PMIPv6に基づくモビリティプロトコルが好ましい。このトンネルは、移動端末に余分な処理を付加し、無線区間(移動端末とPMAの間の区間)の帯域は限られているので、望ましくない。
<PMIP経路最適化方式>
以下、PMIPに基づくモビリティに適用可能ないくつかの経路最適化方式を説明する。図2は、最適化方式を説明するために使用するアーキテクチャの概要を表わし、PMIPアーキテクチャの基本的なネットワーク構成を表わす。各AGW(アクセスゲートウェイ)は、実際はアクセスルータが用いられ、PMAのように動作する。NETLMMの用語では、PMAはMAG(mobility access gateway)、HAはLMA(localized mobility anchor)に対応する。同様なアーキテクチャは複数のドメインにわたって広げることが可能であり、各ドメインにはLMAとMAGの組み合わせが設けられる。相互に通信するいくつかの移動端末が存在する。それらは、同一の、または、異なるPMIPドメインに存在しうる。この特定のシナリオにおいて、AGW(MAG)の各々に接続する1つの移動端末が存在する。例えば、MN1はAGW1に接続し、MN2はAGW2に接続している。MN2はMN1との通信を確立し、そしてAGW3にハンドオーバーする。デフォルトで、ハンドオーバー前にMN1とMN2との間の通信をAGW1、HA、AGW2を介して行い、ハンドオーバー後にAGW3を介して行う。HAがAGWから離れ過ぎて配置されると、移動端末の間で送受信されるデータについてかなりの一方向遅延が存在する。従って、データの送受信に関連する経路を削減することが望ましい。
<アプローチ1:HA(LMA)およびAGW(MAG)におけるバインディングキャッシュエントリ>
図3は最適化方式の1つに関し、HA(LMA)およびAGW(MAG)においてバインディングキャッシュエントリを利用する基本的な最適化手順を説明する。
まず、MN1からMN2への経路最適化を説明する。ハンドオーバーが発生する前に、MN1はAGW1に接続し、そしてAGW1(PMA1)はMN1に代わってHAに登録を行うためのバインディングアップデート(Proxy-BU(MN1, AGW1))を送信する。このバインディングアップデートを受信したHAは、MN1とAGW1をマッピングするキャッシュエントリを保持する(MN1とAGW1を対応付ける情報を記憶手段に記憶する)。同様に、MN2はAGW2(PMA2)に接続し、AGW2はMN2に代わってHAに登録を行うためのバインディングアップデート(Proxy-BU(MN2, AGW2))を送信する。このバインディングアップデートを受信したHAは、MN2とAGW2をマッピングするキャッシュエントリを保持する。
次に、最適化手順を示す。MN1からMN2への最初のパケットはHAにトンネルされる。HAはこのパケットを受信すると、AGW2に転送すべきであると認識するとともに、AGW2がMN2のための接続PMAであることを通知するバインディングアップデート(Proxy-BU(MN2, AGW2))をAGW1に送信する。このバインディングアップデートを受信したAGW1は、MN2とAGW2をマッピングするキャッシュエントリを保持する。なお、HAが受信したパケットは、HAからAGW2に転送され、AGW2からMN2に転送される。
従って、MN1から送信されMN2を宛先とする続く任意のパケットは、HAに転送される代わりにAGW1によって横取りされAGW2に転送される。パケットの経路はMN1→AGW1→HA→AGW2→MN2ではなく、MN1→AGW1→AGW2→MN2となる。これによってMN1からMN2へのデータパケットの経路を最適化する。
図4は、バインディングキャッシュエントリに基づくアプローチを用いてMN2からMN1への最適化されたデータ経路を表わす。この手順は、図3を参照して説明したのと同様であり、HAは、最適化手順の間に、MN1、AGW1をパラメータとして含むバインディングアップデート(Proxy-BU(MN1, AGW1))をAGW2に送信する。このバインディングアップデートを受信したAGW2は、MN1とAGW1をマッピングするキャッシュエントリを保持する。従って、この場合、MN2から送信されMN1を宛先とするデータ経路は最適化される。
図5は、MN2がAGW3のような新たなPMAにハンドオーバーした後の最適化手順およびMN1からMN2への最適化された経路を表わす。この場合において、MN2はAGW3に接続し、AGW3はHAにバインディングアップデート(Proxy-BU(MN2, AGW3))を送信する。このバインディングアップデートを受信したHAは、MN2とAGW3をマッピングするキャッシュエントリを保持する。また、HAは、このバインディングアップデートを受信する前に、図3を参照して説明した通り、MN2とAGW2をマッピングするキャッシュエントリを保持していたので、MN2がAGW2の配下ではなくAGW3の配下に存在することを通知するため、AGW2にバインディングアップデート(Proxy-BU(MN2, AGW3))を送信する。
このバインディングアップデートを受信したAGW2は、MN2とAGW3をマッピングするキャッシュエントリを保持する。また、AGW2は、図4を参照して説明した通り、MN1とAGW1をマッピングするキャッシュエントリを保持しているので、MN2がAGW3の配下に存在することを通知するため、AGW1にバインディングアップデート(Proxy-BU(MN2, AGW3))を送信する。従って、AGW1およびAGW2はMN2が現在AGW3に接続していることを認識する。
この手順の間に、例えば図5に示すように、AGW2がHAからProxy-BU(MN2, AGW3)を受信した後、かつ、AGW2がAGW1にProxy-BU(MN2, AGW3)を送信する前に、MN1から送信されMN2を宛先とするデータがAGW1に到達すると、AGW1は、MN2とAGW2をマッピングするキャッシュエントリを保持しているので、データをAGW2に転送する。AGW2は、MN2とAGW3をマッピングするキャッシュエントリを保持しているので、そのデータをAGW3に転送する。最後にAGW3はそのデータをMN2に転送する。
図6は、ハンドオーバー後におけるMN2から送信されMN1を宛先とするデータの経路最適化手順を表わす。最適化手順は、図3を参照して説明したのと同様である。経路最適化が終了した後、MN2から送信されMN1を宛先とするデータはAGW3によって取り出されてAGW1に送信され、AGW1によってMN1に送信される。経路最適化手順の間に、最初のパケットはHAを介してルーティングされるが、わずかな遅延しか受けない。
従って、これらの方式はHAからAGWへの余分な経路を回避し、1つのAGW(PMA)からもう1つのAGW(PMA)にトラフィックを転送する。しかし、この場合、最初のパケットの経路は最適化されない。
<アプローチ2:バインディングクエリアプローチ>
第2のアプローチはバインディングクエリアプローチを使用し、パケットは、HAにルーティングされる代わりに、宛先端末のための適切なPMA(MAG)に送信される。図7は、データ経路を最適化するためにバインディングクエリに基づくアプローチを使用する例を表わす。
図7において、目的とする移動端末がAGWの1つに接続している場合、そのAGWを発見するためにAGW1が隣接するAGWにどのように問い合わせるかを表わす。例えば、このシナリオにおいて、MN1から送信されMN2を宛先とするパケットがAGW1に到達すると、AGW1は、隣接するAGWであるAGW2とAGW3の両方にクエリ(Binding Query(MN2))を送信する。MN2はAGW2に接続しているので、AGW2はバインディング応答(Binding Reply(MN2, AGW2))を送信する。このバインディング応答において、MN2のアドレスとAGW2のアドレスを送信する。AGW1は、MN2とAGW2をマッピングするキャッシュエントリを保持する。そして、AGW1はデータをHAに転送する代わりに直接にAGW2に転送する。
従って、バインディングクエリおよびバインディング応答のために最初のパケットについてわずかな遅延が存在する。しかし、MN2を宛先とする続く任意のデータについて、AGW1はクエリを送信する必要がなく、そのキャッシュエントリを探索してデータをAGW2に転送し、AGW2はそのデータをMN2に転送する。AGW1は、AGWのリストを用いてクエリをユニキャストするか、または、局所的なマルチキャストアドレスを用いてクエリをマルチキャストすることが可能である。
同様な手順は、MN2から送信されMN1を宛先とするパケットについて発生する。アプローチ1と比較して、この場合、経路探索のために遅延を受け得るが、最初のパケットは経路最適化される。しかし、この方法はAGW間に、より多くのシグナリングを導入する。AGW間のシグナリングメッセージの数を削減するために局所的なマルチキャストを活用することが可能である。
<アプローチ3:リング型、バス型、メッシュ型の手法>
この手法は、データが実際にHAに到達する前に、1つの移動端末から送信されもう1つの移動端末を宛先とするデータが各々のAGW(MAG)を通して流れることを仮定する。特定の宛先移動端末のための接続点に応じて、データはその特定のAGW(MAG)において取り出される。図8は、PMIP経路最適化を与えることが可能なネットワーク構成を表わし、リング、バス、メッシュの3つのトポロジーのネットワーク構成を表わす。例えば、MN1から送信されMN2を宛先とする、または、MN2から送信されMN1を宛先とするデータトラフィックがリングトポロジーの伝送路を介して送受信される場合、リング型の通信技術で用いられるデータの送出/取り出し(add/drop)方式を活用することが可能である。
図9は、リング型に接続されたAGWおよびHA(図8(a))の各々を介してデータがどのように流れるかを表わし、特定の移動端末が必要とするデータは、その移動端末のための接続AGWにおいて取り出される。例えば、MN2を宛先とするデータは、HAに転送されることなく、AGW2において取り出され、MN2に転送される。同様に、移動端末がAGW3にハンドオーバーした後、AGW3はMN2についての接続点となる。従って、AGW3を宛先とする任意のデータは、HAに転送されることなく、今度はAGW3において取り出される。AGW3はMN2についての現在の接続点であるので、AGW3はこのパケットをMN2に転送する。これは、リング型ネットワークの概念、および、データの送出/取り出し方式に従い、経路最適化を提供する。AGWの間の追加のシグナリングトラフィックがない、MNのハンドオーバーの間のシグナリングトラフィックがない、AGWにおいて他の移動端末についてのバインディングキャッシュエントリ(BCE)がない、等の多くの利点を与える。しかし、この方式の最良の効果を得るために、ブロードキャストまたはマルチキャスト機能を有するネットワークを使用すべきである。障害に強いリング型のネットワークがおそらく最善のアプローチである。
<アプローチ4:AGWにバインディングキャッシュをマルチキャストする>
各移動端末がAGWに接続すると、それぞれのAGWはHAにバインディングアップデート(Proxy-BU(MN1, AGW1), Proxy-BU(MN2, AGW2), 等)を送信する。従って、任意の時点で、HAは、MNとそれぞれのAGW(PMA)をマッピングするバインディングキャッシュエントリを保持する。HAはローカルドメインに存在するので、それぞれのMNのための接続点として動作するすべてのAGW(PMA)に、そのバインディングキャッシュをマルチキャストすることが可能である。そのドメインの配下に存在するAGW(PMA)と通信するために局所的な範囲に基づくマルチキャストを使用することが可能である。この方法において、隣接するAGWは、常に、予め、転送のためのキャッシュエントリを有する。従って、MN1から送信されMN2を宛先とするデータがAGW1(PMA1)に到達すると、ローカルキャッシュを探索し、MN2の接続点であるAGW2(PMA2)にトラフィックを転送することが可能である。図10はそのような例を表わす。この場合において、AGWにマルチキャストされたバインディングアップデートによってAGWが更新されるので、最初のデータパケットも最適化経路を通してルーティングされる。より多数の移動端末がAGWに接続する場合、HAにおいてバインディングキャッシュが更新されると、HAは局所化されたマルチキャストによってAGWを更新する。
本発明は、ネットワーク主導型移動管理プロトコルを採用した移動体ネットワークにおいて利用することができる。
PMIPv6の動作に関連するネットワーク構成要素を表わす。 PMIPアーキテクチャの基本的なネットワーク構成を表わす。 HA(LMA)およびAGW(MAG)においてバインディングキャッシュエントリを利用する最適化方式を表わす。 バインディングキャッシュエントリに基づくMN2からMN1への最適化されたデータ経路を表わす。 新たなAGW(PMA)にハンドオーバーした後の最適化手順および最適化経路を表わす。 ハンドオーバー後におけるMN2から送信されMN1を宛先とするデータの経路最適化手順を表わす。 データ経路を最適化するためにバインディングクエリに基づく例を表わす。 PMIP経路最適化を与えることが可能なリング型、バス型、メッシュ型のトポロジーの3つのネットワーク構成を表わす。 リング型に接続されたAGWおよびHAの各々を介してデータがどのように流れるかを表わす。 バインディングキャッシュのマルチキャストにより最適化されたデータ経路を表わす。
符号の説明
AGW・・・アクセスゲートウェイ、CN・・・通信相手端末、HA・・・ホームエージェント、MN・・・移動端末

Claims (14)

  1. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するアクセスゲートウェイおよびホームエージェントを備えるシステムであって、
    前記アクセスゲートウェイは、
    接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報を前記ホームエージェントに送信する手段と、
    前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、受信前に記憶していた情報に含まれるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する手段と、
    他のアクセスゲートウェイから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する手段と、
    移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、前記ホームエージェントに前記データを転送する手段と、
    前記ホームエージェントからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、
    他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、
    を備え、
    前記ホームエージェントは、
    前記アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、該情報に含まれる移動端末のアドレスが受信前に記憶していた情報に含まれる場合は、該受信前に記憶していた情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する手段と、
    前記アクセスゲートウェイからデータを受信すると、該アクセスゲートウェイに、宛先とする移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を送信するとともに、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、
    を備えるシステム。
  2. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するアクセスゲートウェイであって、
    接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報をホームエージェントに送信する手段と、
    前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、受信前に記憶していた情報に含まれるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する手段と、
    他のアクセスゲートウェイから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する手段と、
    移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、前記ホームエージェントに前記データを転送する手段と、
    前記ホームエージェントからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、
    他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、
    を備えるアクセスゲートウェイ。
  3. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するホームエージェントであって、
    アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、該情報に含まれる移動端末のアドレスが受信前に記憶していた情報に含まれる場合は、該受信前に記憶していた情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する手段と、
    アクセスゲートウェイからデータを受信すると、該アクセスゲートウェイに、宛先とする移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を送信するとともに、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、
    を備えるホームエージェント。
  4. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するアクセスゲートウェイであって、
    移動端末からデータを受信すると、宛先とする移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を記憶していれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、記憶していなければ、宛先とする移動端末のアドレスを含むクエリを予め定められた複数のアクセスゲートウェイに送信する手段と、
    他のアクセスゲートウェイから送信されたクエリを受信すると、該クエリに含まれる移動端末のアドレスを有する移動端末が接続していれば、該移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報を含む応答を送信する手段と、
    他のアクセスゲートウェイから前記クエリに対する応答を受信すると、該応答に含まれる移動端末のアドレスとアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を記憶し、前記応答に含まれるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、
    を備えるアクセスゲートウェイ。
  5. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するアクセスゲートウェイであって、
    ホームエージェントおよび他のアクセスゲートウェイとリング型またはバス型またはメッシュ型の伝送路を介して接続され、
    自己に接続している移動端末からデータを受信すると、該データを前記伝送路に送出する手段と、
    前記伝送路から自己に接続している移動端末を宛先とするデータが到達すると、該データを取り出して宛先とする移動端末に転送する手段と、
    を備えるアクセスゲートウェイ。
  6. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するアクセスゲートウェイおよびホームエージェントを備えるシステムであって、
    前記アクセスゲートウェイは、
    接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報を前記ホームエージェントに送信する手段と、
    前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する手段と、
    移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中で宛先とする移動端末のアドレスを含む情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、
    他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、
    を備え、
    前記ホームエージェントは、
    前記アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信すると、該情報を予め定められた複数のアクセスゲートウェイにマルチキャストする手段
    を備えるシステム。
  7. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するアクセスゲートウェイであって、
    接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報をホームエージェントに送信する手段と、
    前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する手段と、
    移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中で宛先とする移動端末のアドレスを含む情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する手段と、
    他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する手段と、
    を備えるアクセスゲートウェイ。
  8. ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するホームエージェントであって、
    アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信すると、該情報を予め定められた複数のアクセスゲートウェイにマルチキャストする手段
    を備えるホームエージェント。
  9. アクセスゲートウェイに、
    接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報をホームエージェントに送信する処理と、
    前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、受信前に記憶していた情報に含まれるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する処理と、
    他のアクセスゲートウェイから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する処理と、
    移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、前記ホームエージェントに前記データを転送する処理と、
    前記ホームエージェントからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する処理と、
    他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、前記記憶した情報の中に宛先とする移動端末のアドレスを含む情報が存在すれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、存在しなければ、宛先とする移動端末に前記データを転送する処理と、
    を実行させるプログラム。
  10. ホームエージェントに、
    アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶し、該情報に含まれる移動端末のアドレスが受信前に記憶していた情報に含まれる場合は、該受信前に記憶していた情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記受信した情報を送信する処理と、
    アクセスゲートウェイからデータを受信すると、該アクセスゲートウェイに、宛先とする移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を送信するとともに、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する処理と、
    を実行させるプログラム。
  11. アクセスゲートウェイに、
    移動端末からデータを受信すると、宛先とする移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を記憶していれば、該情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送し、記憶していなければ、宛先とする移動端末のアドレスを含むクエリを予め定められた複数のアクセスゲートウェイに送信する処理と、
    他のアクセスゲートウェイから送信されたクエリを受信すると、該クエリに含まれる移動端末のアドレスを有する移動端末が接続していれば、該移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報を含む応答を送信する処理と、
    他のアクセスゲートウェイから前記クエリに対する応答を受信すると、該応答に含まれる移動端末のアドレスとアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を記憶し、前記応答に含まれるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する処理と、
    を実行させるプログラム。
  12. アクセスゲートウェイおよびホームエージェントがリング型またはバス型またはメッシュ型の伝送路を介して接続されたシステムにおけるアクセスゲートウェイに、
    自己に接続している移動端末からデータを受信すると、該データを前記伝送路に送出する処理と、
    前記伝送路から自己に接続している移動端末を宛先とするデータが到達すると、該データを取り出して宛先とする移動端末に転送する処理と、
    を実行させるプログラム。
  13. アクセスゲートウェイに、
    接続した移動端末のアドレスと自己のアドレスとを対応付ける情報をホームエージェントに送信する処理と、
    前記ホームエージェントから移動端末のアドレスと該移動端末が接続しているアクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信して記憶する処理と、
    移動端末からデータを受信すると、前記記憶した情報の中で宛先とする移動端末のアドレスを含む情報によって対応付けられるアクセスゲートウェイのアドレスに対して前記データを転送する処理と、
    他のアクセスゲートウェイからデータを受信すると、宛先とする移動端末に前記データを転送する処理と、
    を実行させるプログラム。
  14. ホームエージェントに、
    アクセスゲートウェイから、接続した移動端末のアドレスと該アクセスゲートウェイのアドレスとを対応付ける情報を受信すると、該情報を予め定められた複数のアクセスゲートウェイにマルチキャストする処理
    を実行させるプログラム。
JP2007214690A 2007-05-16 2007-08-21 ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するシステム、アクセスゲートウェイ、ホームエージェント、およびプログラム Expired - Fee Related JP4794520B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US93040707P 2007-05-16 2007-05-16
US60/930,407 2007-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008289110A true JP2008289110A (ja) 2008-11-27
JP4794520B2 JP4794520B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=40002529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007214690A Expired - Fee Related JP4794520B2 (ja) 2007-05-16 2007-08-21 ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するシステム、アクセスゲートウェイ、ホームエージェント、およびプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8670407B2 (ja)
EP (1) EP2151130B1 (ja)
JP (1) JP4794520B2 (ja)
CA (1) CA2687288C (ja)
WO (1) WO2008140634A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514770A (ja) * 2008-03-03 2011-05-06 パナソニック株式会社 ネットワークベースのモビリティ管理による経路最適化のためのゲートウェイ間での情報交換
JP2012515479A (ja) * 2009-01-15 2012-07-05 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 宅内ネットワーク内におけるプロキシモバイルIPv6のサポート
JP2013521732A (ja) * 2010-03-08 2013-06-10 ゼットティーイー コーポレーション 無線通信システムにおける端末切替の方法及びシステム

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080279151A1 (en) * 2007-05-09 2008-11-13 Nokia Siemens Networks Gmbh & Co. Kg Method and device for processing data and communication system comprising such device
ES2357701T3 (es) * 2007-06-14 2011-04-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Encaminamiento en una red.
US8559396B2 (en) * 2007-06-18 2013-10-15 Qualcomm Incorporated Multiple bindings having independent forward and reverse link bindings for mobile internet protocols
US8102815B2 (en) * 2007-07-12 2012-01-24 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Proxy mobility optimization
US8160038B1 (en) * 2007-08-06 2012-04-17 Marvell International Ltd. Packet data network specific addressing solutions with network-based mobility
GB2453752A (en) * 2007-10-17 2009-04-22 Ericsson Telefon Ab L M Proxy mobile IP communications network
WO2009067227A1 (en) * 2007-11-21 2009-05-28 Nortel Networks Limited Support for continuity of tunnel communications for mobile nodes having multiple care of addressing
JP5113911B2 (ja) * 2007-11-30 2013-01-09 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ローカルブレークアウト・セッションを管理する方法及び装置
US8166519B2 (en) * 2007-12-07 2012-04-24 Cisco Technology, Inc. Providing mobility management using emulation
WO2009147468A2 (en) * 2008-05-27 2009-12-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) System and method for backwards compatible multi-access with proxy mobile internet protocol
CN101448252B (zh) * 2008-06-20 2011-03-16 中兴通讯股份有限公司 网络切换实现方法及系统以及移动节点
US8774039B2 (en) 2009-06-17 2014-07-08 Panasonic Corporation Communication system, mobile terminal, network node, and base station apparatus
US9408078B2 (en) * 2009-12-18 2016-08-02 Nokia Technologies Oy IP mobility security control
US8665873B2 (en) * 2010-05-27 2014-03-04 Futurewei Technologies, Inc. Network address translator 64 for dual stack mobile internet protocol version six
WO2012123999A1 (ja) * 2011-03-15 2012-09-20 日本電気株式会社 移動管理システム、移動管理方法、アクセスgw装置、移動管理制御装置、及びコンピュータ可読媒体
FR2973977B1 (fr) * 2011-04-07 2014-04-25 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif d'optimisation du routage d'un flux
US8798028B2 (en) * 2011-05-16 2014-08-05 Futurewei Technologies, Inc. System, apparatus, and method for distributed home agents in a mobile IP environment
US9398505B2 (en) 2013-03-14 2016-07-19 Google Inc. Reducing stream interruptions during network handover
US9241292B2 (en) 2013-09-25 2016-01-19 Google Inc. Seamless application connectivity
US10033540B2 (en) 2014-07-24 2018-07-24 The Hong Kong University Of Science And Technology Handoff free wireless network architecture
TWI552638B (zh) 2014-11-06 2016-10-01 財團法人工業技術研究院 軟體定義網路與其行動管理方法與控制器

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6947401B2 (en) * 2000-03-08 2005-09-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Hierarchical mobility management for wireless networks
JP2004015143A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Fujitsu Ltd 移動通信システムにおけるハンドオーバ方法、および移動通信システムにおいて使用されるルータ装置
US6907033B2 (en) * 2002-07-16 2005-06-14 Nokia Corporation Apparatus, and associated method, for providing router advertisement information to a mobile node in a radio IP system
KR100724908B1 (ko) * 2002-08-06 2007-06-04 삼성전자주식회사 차세대 인터넷망에서 지역 앵커 포인트를 사용하여 이동노드의 이동성을 제공하는 방법 및 시스템
US6999437B2 (en) * 2002-12-17 2006-02-14 Nokia Corporation End-to-end location privacy in telecommunications networks
JP2004221674A (ja) * 2003-01-09 2004-08-05 Ntt Docomo Inc 通信システム並びに通信システムに使用される配信管理装置及び通信方法
WO2005039072A1 (en) * 2003-10-18 2005-04-28 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for providing handover of a mobile ip terminal in a wireless network
KR20050081240A (ko) * 2004-02-12 2005-08-18 삼성전자주식회사 버전 6의 모바일 아이피 시스템에서 가상 아이피 존 할당방법
KR20060084749A (ko) * 2005-01-20 2006-07-25 삼성전자주식회사 모바일 네트워크 시스템에서 멀티캐스트를 이용한핸드오버 방법
EP1708423A1 (en) * 2005-03-29 2006-10-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Inter-domain context transfer using context tranfer managers
JP4616074B2 (ja) * 2005-05-16 2011-01-19 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ アクセスルータ、サービス制御システム、サービス制御方法
EP1942610A4 (en) * 2005-10-25 2009-11-25 Nec Corp HISTORIZED MOBILE MANAGEMENT SYSTEM, ACCESS ROUTER, ANCHOR NODES, MOBILE COMMUNICATION SYSTEM AND WAY MANUFACTURING METHOD
US7949876B2 (en) * 2006-12-28 2011-05-24 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and nodes for optimized and secure communication between routers and hosts
US8477729B2 (en) * 2008-03-19 2013-07-02 Research In Motion Limited Support for multi-homing protocols using transient registration and expanded binding revocation messages
CN101605319B (zh) * 2008-06-12 2013-04-17 华为技术有限公司 状态切换信息处理方法、移动接入网关和移动终端
US8599843B2 (en) * 2009-03-02 2013-12-03 Futurewei Technologies, Inc. Apparatus and method for route optimization for proxy mobile internet protocol version six local routing

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011514770A (ja) * 2008-03-03 2011-05-06 パナソニック株式会社 ネットワークベースのモビリティ管理による経路最適化のためのゲートウェイ間での情報交換
JP2012515479A (ja) * 2009-01-15 2012-07-05 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 宅内ネットワーク内におけるプロキシモバイルIPv6のサポート
US8615017B2 (en) 2009-01-15 2013-12-24 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Proxy mobile IPv6 support in residential networks
JP2013521732A (ja) * 2010-03-08 2013-06-10 ゼットティーイー コーポレーション 無線通信システムにおける端末切替の方法及びシステム
KR101410836B1 (ko) 2010-03-08 2014-06-24 지티이 코포레이션 무선통신 시스템 중의 터미널 핸드오버의 방법 및 시스템
US9301229B2 (en) 2010-03-08 2016-03-29 Zte Corporation Method and system for terminal handover in wireless communication system

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008140634A1 (en) 2008-11-20
EP2151130A1 (en) 2010-02-10
CA2687288C (en) 2016-07-26
EP2151130B1 (en) 2016-03-23
US8670407B2 (en) 2014-03-11
EP2151130A4 (en) 2012-07-25
US20080285518A1 (en) 2008-11-20
CA2687288A1 (en) 2008-11-20
JP4794520B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4794520B2 (ja) ネットワーク主導型移動管理プロトコルにおける通信経路を最適化するシステム、アクセスゲートウェイ、ホームエージェント、およびプログラム
US8175057B2 (en) Method and system for fast handovers using dynamic router advertisements
US11356973B2 (en) Communication system, mobile communication terminal and position managing apparatus
Giust et al. A network-based localized mobility solution for distributed mobility management
JP2003526297A (ja) 無線ネットワークのための階層移動性管理
JP3790248B2 (ja) モビリティ制御システム、このシステムに用いる移動ノード、モビリティ制御方法、モビリティ制御プログラム、及びモビリティ制御ノード
WO2009116246A1 (ja) 通信方法、通信システム、モバイルノード及びアクセスルータ
US8824353B2 (en) Mobility route optimization in a network having distributed local mobility anchors
US8842607B2 (en) Mobility management system and method
Yan et al. Network mobility support in PMIPv6 network
US10986551B2 (en) Method for managing a low latency handover for mobile host seamless mobility
WO2007066866A1 (en) Routing optimization method
JP2008541516A (ja) IPv6通信相手ノード及び移動IPv6ノード間の通信方法、並びに通信相手ノードプロキシーゲートウエイ
WO2013007133A1 (zh) 报文转发路径管理方法、系统及网元
JP2007281721A (ja) 移動通信制御方法、移動通信システム及びルータ
Wozniak Mobility management solutions for IP networks
WO2013026295A1 (zh) 一种代理移动ip域间节点通信系统及方法
Punithavathani et al. Proxy Mobile Ipv6 with Transient Binding for Support of Multihoming
Yan et al. The optional routing optimization strategy of Distributed Mobility Management
Safa et al. Improving Location Management in Mobile IPv4 Networks.
Kang et al. A proposal to enhance and control continuous communications in proxy mobile IPv6
JP2008294965A (ja) ネットワークベースipモビリティプロトコルを利用した通信システム、制御装置、ルータ及びその通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees