JP2005303095A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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【課題】 半導体装置において逆テーパー形状の凹部に酸化膜などを堆積する場合に、スリット発生を防止し、コンタクトホールが正常に形成されるようにする。
【解決手段】 基板1上に形成した膜により、側壁が逆テーパー状となる凹部31を形成する工程と、凹部31を有する基板1上に第1の絶縁膜15とさらに第2の絶縁膜16とを堆積する工程と、凹部31の領域に第2および第1の絶縁膜を貫通して開口18を設ける工程とを含む。第2の絶縁膜16を堆積する工程は、凹部31の上部コーナー部に堆積された第1の絶縁膜15および、または堆積途中の第2の絶縁膜16を第1のスパッタエッチングモードでエッチングしながら第2の絶縁膜16を堆積するステップと、次いで前記第1のスパッタエッチングモードよりエッチング速度の小さい第2のスパッタエッチングモードで第2の絶縁膜16をエッチングしながら堆積するステップとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に、狭い凹部に膜を堆積してこの膜にコンタクトホールを形成することによる半導体装置の製造方法に関する。
半導体集積回路においては、さまざまな部分にコンタクトホールが形成されるが、最近の素子パターンが微細化されたデバイスでは、配線、電極、絶縁膜などにはさまれた狭い凹部をなす部分に形成されることが少なくない。図3は、そのような部分に絶縁膜を堆積し、さらにコンタクトホールを設けるための、従来の半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図3(a)では、シリコン基板1上に第1の層間絶縁膜7を堆積する。次に第1の層間絶縁膜7にコンタクトホールを形成し、導体プラグ8aを埋め込む。次にシリコン酸化膜10を堆積し、コンタクトホールまたは溝などの凹部21を形成する。凹部21の断面形状は、シリコン酸化膜10の表面側が小寸となる逆テーパー状になっている。
次に、図3(b)に示すように、SiH、O、Arを用いて誘導結合型プラズマ方式(ICP法)により基板1に高周波バイアスを印加し、凹部21内に高密度プラズマ(HDP)NSG膜16を堆積する。すると、図示のようにNSG膜16が凹部21内に部分的に埋め込まれながら成長していく。
その後さらにNSG膜16の埋め込みを進めると、図3(c)に示すように、凹部21の下隅にNSG膜16が成長しないスリット19が形成される。またNSG膜16には、凹部21に対応したくぼみ22が形成される。
そこで、図3(d)に示すように、くぼみ22の部分を含むNSG膜16の上に別の酸化膜17を堆積し、化学機械研摩法(CMP法)により表面を平坦化する。次にシリコン酸化膜10の凹部21に対応したNSG膜16の部分に、フォトリソ工程にもとづくエッチング処理により、導体プラグ8aに向けてコンタクトホール18を形成する。
以上のようにして、従来の方法でコンタクトホール18が形成されている。
なお、凹部21に絶縁膜としてのNSG膜16を埋め込む方法は、たとえば特許文献1に記載されている。
上記のエッチング処理においては、高アスペクト比のホールを形成するために、図示していないがコンタクトホール18のレジストマスクに対して酸化膜17およびNSG膜16の高い選択比が要求される。この要求を満足するために、エッチングガスとしては、炭素に対するフッ素の比が低いC、C、Cなどのフルオロカーボンガスが用いられている。またエッチング装置としては、誘導結合型プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)装置が用いられている。誘導結合型プラズマは、低圧力領域で高密度なプラズマ生成が可能であるため、高アスペクト比にコンタクトホール18を形成するのに有効である。
しかし、高選択比を達成するためにデポの強いエッチングになっており、このため図3(d)に示すようにコンタクトホール18を形成するときのフォトリソ工程においてコンタクトパターンのアライメントずれが発生すると、エッチングが進むにつれてコンタクトホール18がスリット19に接触し、図示のようにスリット19の一部がコンタクトホール18につながることになる。このようにコンタクトホール18の一部がスリット19とつながり、このつながった箇所においてコンタクトホールのきわめて狭い部分ができると、エッチング途中でエッチストップが発生しやすくなり、それ以上エッチングが進まず、結果的に図示のようにコンタクトホール18が下の導体プラグ8aと接触しない、すなわちコンタクトホール18が完全に形成できないという問題点がある。
コンタクトホール18のパターンのアライメントずれが発生さえしなければ正常にコンタクトホール18が形成できるのであるが、実際にはアライメントずれは常に起こりうるものであるから、エッチストップという現象は半導体集積回路の製造歩留をかなり低下させる要因であり、どうしても避ける必要がある。
特開2002−26117号公報
そこで本発明は、半導体装置において逆テーパー形状の凹部に酸化膜などを堆積する場合に、スリット発生を防止し、コンタクトホールが正常に形成されるような製造方法を提供することを課題とするものである。
この課題を解決するために、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に膜を形成することでこの膜により前記基板表面に凹部が形成され、かつ前記凹部の側壁が逆テーパー状に形成されるようにする工程と、前記凹部を有する基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記凹部の領域に前記第2および第1の絶縁膜を貫通して開口を設ける工程とを含み、前記第2の絶縁膜を堆積する工程は、前記凹部の上部コーナー部に堆積された第1の絶縁膜および、または堆積途中の第2の絶縁膜を第1のスパッタエッチングモードでエッチングしながら、第2の絶縁膜を堆積する第1のステップと、次いで前記第1のスパッタエッチングモードよりエッチング速度の小さい第2のスパッタエッチングモードで第2の絶縁膜をエッチングしながら堆積する第2のステップとを有し、前記第1および第2のステップによって前記凹部の領域をスリットを生じさせることなく埋め込む工程であることを特徴とする。
また本発明の他の半導体装置の製造方法は、基板上に膜を形成することでこの膜により前記基板表面に凹部が形成され、かつ前記凹部の側壁が逆テーパー状に形成されるようにする工程と、前記凹部を有する基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記凹部の領域に前記第2および第1の絶縁膜を貫通して開口を設ける工程とを含み、前記第2の絶縁膜を堆積する工程は、前記基板に第1のバイアス電力を印加して堆積を行う第1のステップと、次いで前記第1のバイアス電力よりも小さい第2のバイアス電力を前記基板に印加して堆積を行う第2のステップとを有し、前記第1および第2のステップによって前記凹部の領域をスリットを生じさせることなく埋め込む工程であることを特徴とする。
本発明によると、上記において、基板上に形成される膜は導電膜であり、基板表面に形成される凹部は前記導電膜からなる複数の電極どうしの間隙によって形成されたものであることが好適である。
したがって本発明によると、特に第1の絶縁膜および、または第2の絶縁膜をエッチングしながら、第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する、または基板バイアスを印加しながら第2の絶縁膜を堆積するので、凹部のコーナー部に堆積された第1の絶縁膜部分は、半導体基板表面に対して斜めに面取りされた断面形状にエッチングされ、そしてエッチングされた絶縁膜材料は凹部の下部コーナー部に再付着するから、従来のように第2の絶縁膜にスリットは発生しなくなる。このことによって、コンタクトホールを形成してもエッチストップは生じず、正常にエッチング開口することができる。
本発明によると、半導体集積回路上のさまざまな個所に形成される逆テーパー側壁を有する凹部の中に堆積モードとスパッタエッチングモードとを兼ね備えた2段階の処理方法でHDP−NSG酸化膜を堆積することにより、スリットを生じることなく埋め込みを行うことを可能とし、この部分にエッチストップなしに正常なコンタクトホールを形成することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、図3と同じく凹部にコンタクトホールを形成する工程を示す断面図である。
まず図1(a)に示す工程で、シリコン基板1に層間絶縁膜7を堆積する。次に層間絶縁膜7にコンタクトホールを形成し、不純物が導入されたポリシリコンなどのような導体プラグ8aを埋め込む。次に不純物を含むポリシリコンまたは金属などからなる導電膜を堆積し、選択的にエッチングして、逆テーパー状の凹部31を有する厚い電極20を形成する。次に凹部31内に、酸化膜15を、CVD法などで凹部31の断面形状にほぼ忠実な断面形状で、凹部31の内面をほぼ均一な厚さで被覆するように堆積する。
次に、図1(b)に示す工程で、SiH、O、Arを用いて、ICP法により、シリコン基板1に高周波バイアス電圧を印加し、約450℃でHDP−NSG膜16を堆積するのであるが、この堆積工程は2段階に堆積条件を変えて行う。すなわち、シリコン基板1に高周波バイアス電圧を印加すると、エッチングガスが基板1に入射するエネルギーを与えることができ、これによって酸化膜15および、または堆積途中のNSG膜16がスパッタエッチングされるエッチングモードを付加することができる。そこで堆積の第1ステップでは、スパッタエッチング速度が大きい第1のエッチング速度(モード)を得るように基板1へのバイアス電圧を設定してNSG膜16を堆積する。次に基板1へのバイアス電圧を連続的に変化させ、第2ステップでは第1ステップのエッチング速度より小さい第2のエッチング速度(モード)を得るように基板1へのバイアス電圧を設定してNSG膜16を堆積する。ここでNSG膜16の堆積の際におけるスパッタエッチング速度成分(モード)を大きくするには基板1へのバイアスの電力を大きくすればよく、したがって第2のエッチングモードでは第1のエッチングモードよりも基板1へのバイアス電力が小さく設定される。
このようにすると、第1ステップでは図示のように凹部31に対応した電極20の上端コーナー部29に対応した酸化膜15の部分30が最初に強くスパッタされ、凹部31の下隅コーナー部に多く飛散し、従来の方法ではスリットが形成されやすい箇所に効果的に堆積される。次にNSG膜16が堆積されてくると、NSG膜16自体も強くスパッタされて下隅コーナー部に飛散する。したがって電極20の上端コーナー部29に対応した酸化膜15の部分30は、シリコン基板1の表面に対して斜めに面取りされた形状となる。
その後、最終的に下隅コーナー部にスリットが形成されない程度にまで酸化膜15のスパッタ物を堆積したのち、第2ステップの条件に切り替えてスパッタエッチング速度を小さくし、堆積速度を上げてNSG膜16をエッチングしながら、このNSG膜16の堆積、埋め込みを進めると、図1(c)に示すように凹部31の中にきれいにNSG膜16が埋め込まれる。また、凹部31に対応したくぼみ32が形成される。
次に、図1(d)に示すように、くぼみ32を含むNSG膜16の上に別の酸化膜17を堆積し、CMPにより表面を平坦化する。次に、エッチング処理によりコンタクトホール18を形成する。このとき、アライメントずれが発生しても、スリットがないのでエッチストップすることなく、導体プラグ8aに到達するコンタクトホール18が正常に形成される。
このエッチング処理において、高アスペクト比のコンタクトホール18を形成するためにはコンタクトホール18のレジストマスクに対して高い選択比が要求され、これを満足するために、エッチングガスとしては、上述のように、炭素に対するフッ素の比が低いC、C、Cなどのフルオロカーボンガスを用いる。またエッチング装置としては、上述のように、誘導結合型プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)装置を用いる。誘導結合型プラズマは、低圧力領域で高密度なプラズマ生成が可能であるため、高アスペクト比にコンタクトホール18を形成するのに有効である。
以上述べたように、逆テーパー形状の凹部31を有する電極20上に酸化膜15を形成し、凹部31に対応した電極20の上端コーナー部29における酸化膜15の部分30を、シリコン基板1に基板バイアスを印加してスパッタエッチングしたうえで、その上にHDP−NSG膜16を形成するので、HDP−NSG膜16の堆積時に凹部31の下隅コーナー部にスリットが発生することなしに、凹部31に埋め込みを施すことができる。したがって、その後のコンタクトホール18の形成時にアライメントずれがあっても、スリットによるエッチストップが発生することがなく、正常なコンタクトホール18が形成される。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す断面図である。この断面図は、Dinamic Random Accses Memory(DRAM)のメモリーセル部を示している。まず、図2(a)に示す工程で、シリコン基板1の上に、DRAMメモリ部の活性領域を囲む素子分離用絶縁膜2を形成する。そして、シリコン基板1上にシリコン酸化膜とポリシリコン膜とを順次堆積し、これらの膜をパターニングして、DRAMメモリセル部のゲート絶縁膜3とゲート電極4とを形成する。次にDRAM部の活性領域にイオン注入などにより不純物を導入して、DRAMメモリセルトランジスタのソース・ドレイン領域5を形成する。
次に、基板上に薄いシリコン窒化膜6を堆積して、ゲート電極4を覆った後、基板上に層間絶縁膜7を堆積する。さらに、CMPにより層間絶縁膜7の平坦化を行ってから、層間絶縁膜7とシリコン窒化膜6とを貫通して、DRAMメモリ部のソース・ドレイン領域5に到達するコンタクトホール33を形成する。次に、このコンタクトホール33を導体膜(N型不純物を含むポリシリコン膜)によって埋めることにより、DRAMメモリセルトランジスタのソース・ドレイン領域5のソース側に接続される導体プラグ8a(ストレージノードの一部)と、ソース・ドレイン領域5のドレイン側に接続される導体プラグ8b(ビット線コンタクト)とを形成する。次に、基板上に薄いシリコン窒化膜9を形成して、その後、シリコン酸化膜10を堆積し、DRAMメモリ部のソース・ドレイン領域5におけるストレージノード形成側の導体プラグ8aが存在する領域に開口部34を形成する。
次に、図2(b)に示す工程で、開口部34を除くシリコン酸化膜10をマスクとしてシリコン窒化膜9を除去することで導体プラグ8aの表面を露出させ、上記開口部34の内面にポリシリコン膜を形成し、さらに開口凹部をフォトレジストで埋めた後、エッチバック法により基板の上面を平坦化して、開口部にポリシリコン膜からなる底付き円筒型のストレージノード電極11を形成する。次に、ポリシリコン膜の凹部に残っているフォトレジストをアッシングなどにより除去した後、弗酸等を用いてシリコン酸化膜10を除去する。その後ごく薄いシリコン窒化膜を堆積した後、その表面を酸化して、ストレージノード電極11の上にONO膜から成る容量絶縁膜12を形成する。その上にさらにポリシリコン膜を堆積しセルプレート電極13を形成する。この段階の工程の説明からわかるようにストレージノード電極11あるいはセルプレート電極13の外側の側壁は逆テーパー状になっている。
次に、図2(c)に示す工程で、基板上に、通常の基板バイアスを印加しない熱CVD法またはプラズマCVD法で、セルプレート電極13の外部表面形状にほぼ忠実に酸化膜15を堆積する。
次に、図2(d)に示す工程で、基板上にHDP−NSG16を2段階に堆積条件を変えて堆積する。すなわち、堆積の第1ステップでは、スパッタエッチング速度が大きい第1のエッチング速度成分を得るように基板バイアスを設定して、NSG膜16を堆積する。次に基板バイアスを連続的に変化させ、第2ステップでは、第1のエッチング速度より小さい第2のエッチング速度成分を得るように基板バイアスを設定して、NSG膜16を堆積する。
この工程によって、セルプレート電極13の先端部に対応した酸化膜15の上部コーナー35をスパッタエッチングしながらNSG膜16を堆積することができ、したがって酸化膜15の上部コーナー35はシリコン基板1の表面に対して斜めに面取りされた形状となり、実施の形態1と同様スリットの発生しないNSG16の埋め込み効果を得ることができる。このとき、第1ステップの条件は(NSG16の堆積速度)/(酸化膜15のスパッタエッチング速度)=3とし、第2ステップの条件は(NSG16の堆積速度)/(酸化膜15のスパッタエッチング速度)を4程度として堆積することが好ましい。またNSG膜16の堆積量は、ちょうどセルプレート電極13間の凹部を埋める程度にするのがよい。
次に、図2(e)に示す工程で、NSG膜16上に酸化膜17を堆積した後に、ストレージノード電極11およびセルプレート電極13の上部に堆積したNSG膜16の部分と、酸化膜17との表面を、CMP法で平坦化する。その後、酸化膜17、HDP−NSG膜16、酸化膜15、セルプレート電極13およびシリコン窒化膜9を貫通して、ソース・ドレイン領域5のドレイン上の導体プラグ8bに到達するビット線用のコンタクトホール18を形成する。
以上のように本発明の第2の実施の形態の製造方法では、プレート電極13上の層間絶縁膜として、まず酸化膜15の上部コーナー35を特にエッチングしながらHDP−NSG膜16を堆積することにより、プレート電極13の外部形状が図示のような逆テーパー形状であった場合でも、HDP−NSG膜16の堆積時にプレート電極13上の酸化膜15の上部コーナー35がスパッタされて削れ、酸化膜15における急峻な鋭角の上部コーナー35が丸くなり、このため凹部にNSG膜16が入りやすくなるとともに、スパッタされた酸化膜材料が逆テーパー形状凹部の下部コーナーに再付着し、これによりスリットを発生させることなく埋め込みを行うことができる。したがって、最終的には形成するビット線用コンタクトホール18の位置にマスク合わせずれが生じたとしても、エッチストップが起こることなくコンタクトホール18を形成することができる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法は、半導体集積回路上のさまざまな個所に形成される逆テーパー側壁を有する凹部の中に堆積モードとスパッタエッチングモードとを兼ね備えた2段階の処理方法でHDP−NSG酸化膜を堆積することにより、スリットを生じることなく埋め込みを行うことを可能とし、この部分にエッチストップなしに正常なコンタクトホールを形成することができるという効果を有し、狭い凹部に膜を堆積してこの膜にコンタクトホールを形成することによる半導体装置の製造方法などとして有用である。
本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す断面図 本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製造方法を示す断面図 従来の半導体装置の製造方法を示す断面図
符号の説明
1 シリコン基板
15 酸化膜
16 HDP−NSG膜
18 コンタクトホール
20 電極
31 凹部

Claims (3)

  1. 基板上に膜を形成することでこの膜により前記基板表面に凹部が形成され、かつ前記凹部の側壁が逆テーパー状に形成されるようにする工程と、前記凹部を有する基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記凹部の領域に前記第2および第1の絶縁膜を貫通して開口を設ける工程とを含み、前記第2の絶縁膜を堆積する工程は、前記凹部の上部コーナー部に堆積された第1の絶縁膜および、または堆積途中の第2の絶縁膜を第1のスパッタエッチングモードでエッチングしながら、第2の絶縁膜を堆積する第1のステップと、次いで前記第1のスパッタエッチングモードよりエッチング速度の小さい第2のスパッタエッチングモードで第2の絶縁膜をエッチングしながら堆積する第2のステップとを有し、前記第1および第2のステップによって前記凹部の領域をスリットを生じさせることなく埋め込む工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 基板上に膜を形成することでこの膜により前記基板表面に凹部が形成され、かつ前記凹部の側壁が逆テーパー状に形成されるようにする工程と、前記凹部を有する基板上に第1の絶縁膜を堆積する工程と、前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記凹部の領域に前記第2および第1の絶縁膜を貫通して開口を設ける工程とを含み、前記第2の絶縁膜を堆積する工程は、前記基板に第1のバイアス電力を印加して堆積を行う第1のステップと、次いで前記第1のバイアス電力よりも小さい第2のバイアス電力を前記基板に印加して堆積を行う第2のステップとを有し、前記第1および第2のステップによって前記凹部の領域をスリットを生じさせることなく埋め込む工程であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 基板上に形成される膜は導電膜であり、基板表面に形成される凹部は前記導電膜からなる複数の電極どうしの間隙によって形成されたものであることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011181823A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
CN113270543A (zh) * 2020-02-17 2021-08-17 铠侠股份有限公司 半导体存储装置

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