JP2005301557A - 自動ネスティング装置 - Google Patents

自動ネスティング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005301557A
JP2005301557A JP2004115079A JP2004115079A JP2005301557A JP 2005301557 A JP2005301557 A JP 2005301557A JP 2004115079 A JP2004115079 A JP 2004115079A JP 2004115079 A JP2004115079 A JP 2004115079A JP 2005301557 A JP2005301557 A JP 2005301557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
component
parts
data
placement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004115079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4396368B2 (ja
Inventor
Hitoshi Tamamura
仁 玉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2004115079A priority Critical patent/JP4396368B2/ja
Publication of JP2005301557A publication Critical patent/JP2005301557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4396368B2 publication Critical patent/JP4396368B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

【課題】 部品の要求精度によっては板材周辺への部品配置を可能とし、必要な精度を確保しつつ、歩留りを向上させることのできる自動ネスティング装置を提供する。
【解決手段】 この自動ネスティング装置1は、板材加工機3に適用されるものであり、部品データ記憶手段21と、部品配置手段22とを備える。部品データ記憶手段21は、板材Wから切り抜く部品Waの図形Gを示すデータである部品データD1を記憶する手段である。部品配置手段22は、部品データD1の部品Waを、所定の基準23に従い、原則として板材Wの周辺部WEを除く中央部WSに配置するものである。この構成を前提とし、部品データ記憶手段21は、部品データD1の属性データとして、部品Waの端部の精度要求情報D1bを記憶するものとする。部品配置手段22は、前記精度要求情報D1bに従って許容される場合に、前記原則に反して板材Wの周辺部への配置を許すものとする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、パンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機の加工プログラムを作成する過程等で、素材となる板材に対して板材部品の配置を定める自動ネスティング装置に関する。
板金加工の自動ネスティング装置では、図形データでそれぞれ示される板材図形に対して、部品図形を所定の基準に従って配置する。この場合に、一般的に、素材板材の四方周囲には、板材を配置しないデッドゾーンを設けている。このデッドゾーンは、直線精度や寸法精度の良くない素材縁部や、ワークホルダのクランプ部分となる掴み代等である。素材となる板材の寸法は、各種規格等でも許容誤差が大きく認められており、例えば十数mm程度の誤差を生じている場合がある。
従来のネスティングでは、これらのデッドゾーンを除く素材中央部分に部品を配置し、デッドゾーンには配置しないようにしている。なお、ライトアングルシャー用の大物部品のネスティングでは、デッドゾーンに配置する場合があるが、これは特殊な例である。
上記のように素材縁にデッドゾーンが発生し、部品が配置されないため、歩留りが上がらないとう問題点がある。
そこで、パンチプレスやレーザ加工機等で加工する部品の形態を考察してみたところ、板材の辺によっては、精度上の要求が厳しくなく、ある程度大きな誤差が許容される場合がある。例えば、ケースの蓋等のとなる板材折り曲げ部品として、図6(A)に示すようなものがある。この部品Wa′は、内側折り曲げ片Waaを有していて、この折り曲げ片Waaの先端となる辺aは、隠れ部分となって他の部材との干渉も生じないため、寸法や直線性等の精度が要求されない。上記部品Wa′は、図6(B)に展開図を示すような板材部品Waを、パンチプレスまたはレーザ加工機等で切り抜いて得た後、同図に破線で示す箇所をプレスブレーキ等の曲げ機械で折り曲げることで得られる。上記折り曲げ部品Wa′の辺aは、展開図では両端の辺aとなる。したがって、この辺aには精度が要求されない。
このような寸法精度の要求されない部品Waまで、板材Wのデッドゾーンを除く中央に配置するのでは、歩留り向上を図ることができない。
この発明の目的は、部品の要求精度によっては板材周辺への部品配置を可能とし、必要な精度を確保しつつ、歩留りを向上させることのできる自動ネスティング装置を提供することである。
この発明の他の目的は、素材となる板材の誤差が大きくても、部品配置箇所が板材から周囲にはみ出すことがなく、確実に配置できるものとすることである。
この発明のさらに他の目的は、転置により部品をより一層歩留り良く配置することである。
この発明の自動ネスティング装置(1)は、板材加工機(3)に適用される自動ネスティング装置(1)であって、板材(W)から切り抜く部品(Wa)の図形(G)を示すデータである部品データ(D1)を記憶する部品データ記憶手段(21)と、前記部品データ(D1)の部品(Wa)を、所定の基準(23)に従い原則として前記板材(W)の周辺部(WE)を除く中央部(WS)に配置する部品配置手段(22)とを備え、前記部品データ記憶手段(21)は、前記部品データ(D1)の属性データとして、部品(Wa)の端部の精度要求情報(D1b)を記憶するものであり、前記部品配置手段(21)は、前記精度要求情報(D1b)に従って許容される場合に前記原則に反して前記板材(W)の周辺部(WE)への配置を許すものとしたことを特徴とする。
この構成によると、部品配置手段(22)は、部品データ(D1)の精度要求情報(D1b)に応じて部品(Wa)の配置を行い、特に精度要求情報(D1b)によって許可されていない場合は、原則どおり、板材(W)の周辺部(WE)を除く中央部(WS)に部品(Wa)を配置する。精度要求情報(D1b)によって許可されている場合は、前記原則に反して前記板材(W)の周辺部(WE)への配置を行う。このように、板材中央(WS)に配置するという原則を維持しながら、精度要求上で許容される場合に周辺部(WE)への配置を行うようにしたため、必要な精度を確保しながら、歩留りを向上させることでできる。
前記板材加工機(3)は、前記板材(W)を板材平面と平行な前後左右方向に移動させる板材移動手段(7)と、前後方向のいずれか一方と、左右方向のいずれか一方に板材(W)を位置決めする位置決め手段(8,9)とを備えるものであっても良い。その場合、前記部品配置手段(22)は、位置決め手段(8,9)側の板材周辺部(WE)への部品配置を行うものとする。
位置決め手段(8,9)側の板材周辺部(WE)は、板材加工機(3)上で位置決め手段(8,9)により位置決めされるため、板材(W)の寸法等精度が低くても、板材加工機(3)に対しては比較的精度良く配置される。そのため部品配置手段(22)により、位置決め手段(8,9)側の板材周辺部(WE)への部品配置を行うものとすることで、板材(W)の寸法精度が悪くても、部品配置手段(22)によって配置が定められた部品(Wa)が、板材加工機(3)上で板材(W)から周辺へはみ出すようなことがなく、確実に配置することができる。
前記部品配置手段(22)は、精度要求情報(D1b)に応じて転置して板材周辺部(WE)に配置する基準(S4)を持つものとしても良い。例えば、精度要求情報(D1b)として高精度が必要な辺と精度が悪くても良い辺とであって、元の姿勢では板材の周辺部(WE)への配置が行えない場合に、精度が悪くても良い辺が板材周辺部(WE)に配置されるように転置するものとする。
このように転置を可能とすることにより、要求精度を満足しながら、板材(W)の周辺部(WE)に配置できる場合が増え、歩留りがより一層向上する。
この発明の自動ネスティング装置は、板材加工機に適用される自動ネスティング装置であって、板材から切り抜く部品の図形を示すデータである部品データを記憶する部品データ記憶手段と、前記部品データの部品を、所定の基準に従い原則として前記板材の周辺部を除く中央部に配置する部品配置手段とを備え、前記部品データ記憶手段は、前記部品データの属性データとして、部品の端部の精度要求情報を記憶するものであり、前記部品配置手段は、前記精度要求情報に従って許容される場合に前記原則に反して前記板材の周辺部への配置を行うものとしたため、部品の要求精度によっては板材周辺への部品配置が可能となり、そのため必要な精度を確保しつつ、歩留りを向上させることができる。
前記板材加工機が、前記板材を板材平面と平行な前後左右方向に移動させる板材移動手段と、前後方向のいずれか一方と、左右方向のいずれか一方に板材を位置決めする位置決め手段とを備えるものである場合に、前記部品配置手段を、位置決め手段側の板材周辺部への部品配置を行うものとした場合は、素材となる板材の誤差が大きくても、部品配置箇所が板材から周囲にはみ出すことがなく、確実に配置することができる。
前記部品配置手段が、精度要求情報に応じて転置して板材周辺部に配置する基準を持つものである場合は、転置により部品をより一層歩留り良く配置することができる。
この発明の一実施形態を図1ないし図4と共に説明する。図1は、この自動ネスティング装置1を備えた自動プログラミング装置2の概念構成を示すブロック図である。自動プログラミング装置2は、板材加工機3を制御する数値制御装置4に実行させる加工プログラム5を自動生成する装置である。加工プログラム5はNCコード等からなる。
板材加工機3は、所定の加工位置Pで加工を行うものであり、板材Wをテーブル6上で板材平面と平行な前後方向(Y軸方向)および左右方向(X軸方向)に移動させる板材移動手段7を有する。また、板材加工機3は、前後方向に対して後方と、左右方向に対して左方に、板材Wをそれぞれ位置決めする手段であるワークホルダ8およびエンドロケータ9を有している。なお、この明細書では、前後方向(Y軸方向)については、板材Wを搬入基準位置Oから加工位置Pへ送り込む方向を前方、手前側となる方向を後方と呼ぶことにする。
図2に示すように、板材加工機3はタレット式のパンチプレスからなり、タレット15に搭載された希望の工具(図示せず)がパンチ位置Pに割り出された状態で、その工具によるパンチ加工がパンチ駆動手段16の駆動で行われる。前記板材移動手段7は、フレーム10上を前後移動するキャリッジ11と、このキャリッジ11に左右移動自在に搭載されたクロススライド12と、このクロススライド12の複数箇所に取付けられて板材Wの縁部を把持する複数のワークホルダ8とで構成される。キャリッジ11およびクロススライド12は、それぞれサーボモータおよびボールねじ機構により進退駆動される。ワークホルダ8は、上下に開閉して板材Wを把持するものであり、先端部に板材Wの端縁を当接させる位置決め面8a(図3(A))を有している。エンドロケータ9は、テーブル6の上面に対して突没可能に設けられたものであり、板材Wを搬入して位置決めする時に突出させられる。搬入基準位置Oは、キャリッジ11が最後退位置(図1または図2に図示の位置)にあるときのワークホルダ8の位置決め面8aの前後方向座標と、エンドロケータ9の左右方向座標とで定められる位置である。
図1において、自動プログラミング装置2は、コンピュータ並びにこれに実行させるプログラムおよびデータにより構成される。自動プログラミング装置2は、工具マスタファイル18,工具配置手段19,自動ネスティング装置1、およびNCデータ化手段20を有している。
工具マスタファイル18は、板材加工機3で用いる各工具についての形状,寸法等の情報を、工具番号と対応させて登録した手段である。
工具配置手段19は、板材Wから切り抜く部品Waの図形Gを示すデータD1aに対して、そのデータD1aで示される部品図形Gの周囲や内部に工具を配置する手段である。すなわち、部品図形Gの各箇所をどの工具で打ち抜くかを定める手段である。この工具配置は設定規則(図示せず)に従って行われ、また工具マスタファイル18の情報を用いて行われる。
工具マスタファイル18および工具配置手段19は、パンチプレス等のように形状の定まった工具を用いる板材加工機3の場合に設けられるが、レーザ加工機等のように加工ヘッドで任意形状の加工が行われる場合は必要でない。
自動ネスティング装置1は、部品データ登録手段21と、部品配置手段22とを有している。
部品データ登録手段21は、板材Wから切り抜く部品Waの図形Gを示すデータである部品データD1を記憶する手段である。部品データ登録手段21には、例えばオーダー単位など、ネスティング単位とされる複数の部品データD1が記憶される。部品データ登録手段21は、部品データD1の属性データとして、部品Waの端部の精度要求情報D1bを記憶するものとされている。すなわち、部品データD1は、図形Gを示すデータである部品図形データD1aと、属性情報としての精度要求情報D1bとを有している。部品図形データD1aは、図形Gを示す複数の線データの集まり等により構成される。
部品配置手段22は、部品データD1の部品Wa、詳しくは部品Waを示す図形Gを、所定の基準23に従い、板材Wを示す素材図形Fに対して配置し、ネスティング済データD2を生成する手段である。
なお、工具配置手段19による工具配置と、部品配置手段22による部品配置とは、いずれを先に行うようにしても良いが、この実施形態では、工具配置手段19による工具配置を先に行うようにしている。したがって、ネスティング済データD2は、工具配置の定まったデータとなっている。
NCデータ化手段20は、工具配置手段19による工具配置、および部品配置手段22による部品配置が完了したデータに対して、動作命令の作成や最適化等を行い、実行可能な形式のNCデータからなる加工プログラム5を生成する手段である。
以下、自動ネスティング装置1についての詳細を説明する。部品データD1における精度要求情報D1bとしては、各部品Waの図形Gについて、例えば周囲4辺(前辺,後辺,左辺,および右辺)の各々について、要求精度の情報を有するものとされる。要求精度の情報は、多段階に設定しても良いが、ここでは単に「要」,「不要」の2段階で設定するようにしている。
部品配置手段22は、前記所定の基準23として、原則基準S1を有し、その例外基準として端部配置許可基準S2、位置決め側配置基準S3、転置の基準S4、および板材辺の利用基準S5を有している。
原則基準S1は、原則の一つとして、部品Waは板材Wの所定の周辺部WEを除く中央部WSに配置するという中央配置の基準を定めている。周辺部WEの範囲は、例えば「板材Wの外周辺から○○mm内側までの範囲」等のように、任意に設定される。周辺部WEの範囲は、板材Wの各辺に応じて異なる寸法の範囲としても良い。
原則基準S1は、中央配置の基準を充足する範囲で、例えば歩留り最大となる配置を選択する基準や、板材Wのどの位置から順に各部品Waを配置するか等の基準が定められている。原則基準S1のうちの歩留り最大の基準は、中央配置の基準を充足されない場合であっても、他の基準で例外的に周辺部WEへの配置が認められる場合は、その認められる範囲を含めて歩留りが最大となるように配置するものとされる。
端部配置許可基準S2は、部品データD1の精度要求情報D1bに従って、許容される場合に原則基準S1の設定前記原則に反して、板材Wの周辺部WEへの配置を許す手段である。端部配置許可基準S2は、部品データD1の精度要求情報D1bとして、上記のように各辺毎に精度要求の有無等が設定されている場合、その精度要求「無」の辺についてのみ周辺部WEへの配置を許すものとされる。
端部配置許可基準S2は、板材Wの周辺部WEへの配置を許す基準であり、必ずしも周辺部WEへ配置を行わなくても良い。端部配置許可基準S2は、これとは逆に、他の条件で可能な限り、板材Wの周辺部WEへ配置するものとしても良い。
位置決め側配置基準S3は、周辺部WEに配置する場合に、位置決め手段側の板材周辺部WEへの部品配置を行う基準である。この実施形態では、前後方向についてはワークホルダ8側である後ろ側へ、左右方向へはエンドロケータ9のある左側へ部品配置を行うものとされる。位置決め側配置基準S3は、端部配置許可基準S2で許される場合に採用される。
転置の基準S4は、部品データD1の精度要求情報D1bに応じ、転置して、つまり方向を変えて板材周辺部WEに配置する基準である。転置の基準S4は、例えば、精度要求情報D1bとして高精度が必要な辺と精度が悪くても良い辺とであって、元の姿勢では板材Wの周辺部への配置が行えないが、転置すれば行える場合に、精度が悪くても良い辺が板材周辺部WEに配置されるように転置する基準である。
板材辺の利用基準S5は、板材Wの辺に部品Waの辺が位置するように部品配置を行う基準である。板材辺の利用基準S5の使用については、例えば、部品データD1における属性情報として、「板材辺を利用する」,または「板材辺を利用可能」等の板材辺利用情報を、部品図形Gの任意の辺について定めておき、その「利用する」または「利用可能」との情報がある場合に、板材辺を使用するものとする。板材辺利用情報は、精度要求情報D1bとして設けられたものであっても良い。
上記構成の自動ネスティング装置1による部品配置の具体例を図3,図4と共に説明する。図1の部品データD1における精度要求情報D1bとして、各辺とも精度要求「要」の場合は、原則基準S1に従い、図3(A)のように、板材Wの周辺部WEを除く中央部WSに部品Waを配置する。
図3(A)の部品Waについて、精度要求情報D1b(図1)として、左辺について精度要求「不要」である場合は、端部配置基準S2に従い、図3(B)のように部品Waの左辺が板材Wの周辺部WEに位置するように配置される。なお、必ずしも周辺部WEに配置しなくても良いが、原則基準S1における歩留り最大等の基準により、図3(B)のような周辺部WEへの配置が選択される。
このように、精度要求上で許容される場合に周辺部WEへ配置を行うようにしたため、必要な精度を確保しながら、歩留りを向上させることができる。
端部配置基準S2の適用時は、位置決め側配置基準S3も充足する必要があり、エンドロケータ9側である左辺、およびワークホルダ8側である後辺についてのみ、周辺部WEへの配置が許される。したがって、精度要求情報D1bとして、右辺について精度要求「不要」とされていても、板材Wの右辺の周辺部WEに掛かるように部品Waを配置することはできない。
位置決め手段側の板材周辺部WEは、板材加工機3上で位置決め手段(エンドロケータ9およびワークホルダ8)により位置決めされるため、素材となる板材Wの寸法等精度が低くても、板材加工機1に対しては比較的精度良く配置される。そのため、部品配置手段22により、位置決め手段側の板材周辺部WEへの部品配置を行うものとすることで、板材Wの寸法精度が悪くても、部品配置手段22によって配置が定められた部品Waが、板材加工機3上で板材Wから周辺へはみ出すようなことがなく、確実に配置することができる。
右辺について精度要求「不要」とされていた場合には、転置の基準S4が適用され、その場合、図3(C)のように、部品Waを左右逆方向となるように転置して配置される。このように、転置を許すことで、より一層の歩留り向上が図れる。なお、転置を許可するか否かは、例えば部品データD1の属性データとして、転置許可の有無の情報を与えておき、「許可」の情報がある場合のみ転置されるようにする。転置不可の場合は、図1(A)のように中央部WSに配置することになる。
また、部品データD1の属性データとして、「板材辺を利用する」,または「板材辺を利用可能」等の板材辺利用情報が示されているときは、板材辺の利用基準S5に従い、図4のように、部品Waの辺が板材Wの辺に重なるように部品Waを配置する。すなわち部品Waの重なり辺について、素材となる板材Wの辺をそのまま利用し、重なり辺についての加工を省略する。これにより、歩留り向上に加えて、加工工数の削減による加工の効率向上が得られる。
例えば、従来では、図5に例を示すように、部品Waの3辺をパンチ加工等で打ち抜いておいて、切断線Sをシャーリング機等で切断することで部品Waを切り離すような加工を行うが場合があったが、上記の板材辺の利用基準S5に従うと、このようなシャーリング機による切断工程が削減される。
なお、板材辺の利用基準S5の採用については、位置決め側配置基準S3を充足した上で採用するようにする。これにより、部品Waの精度が確保される。
この発明の一実施形態にかかる自動ネスティング装置を備えた自動プログラミング装置の概念構成を示すブロック図である。 同自動ネスティング装置を適用する板材加工機の一例の平面図である。 同自動ネスティング装置の処理の一例の説明図である。 同自動ネスティング装置の処理の他の例の説明図である。 図4の処理と比較する従来の処理例の説明図である。 (A)は従来の精度不要な辺を有する折り曲げ加工された板材部品の一例を示す斜視図、(B)はその展開図である。
符号の説明
1…自動ネスティング装置
2…自動プログラミング装置
3…板材加工機
7…板材移動手段
8…ワークホルダ(位置決め手段)
8a…位置決め面
9…エンドロケータ(位置決め手段)
21…部品データ登録手段
22…部品配置手段
23…所定の基準
D1…部品データ
D1a…部品図形データ
D1b…精度要求情報
G…部品図形
P…加工位置
S1…原則基準
S2…端部配置許可基準
S3…位置決め側配置基準
S4…転置の基準
S5…板材辺の利用基準
W…板材
WE…周辺部
WS…中央部
Wa…部品

Claims (3)

  1. 板材加工機に適用される自動ネスティング装置であって、板材から切り抜く部品の図形を示すデータである部品データを記憶する部品データ記憶手段と、前記部品データの部品を、所定の基準に従い原則として前記板材の周辺部を除く中央部に配置する部品配置手段とを備え、前記部品データ記憶手段は、前記部品データの属性データとして、部品の端部の精度要求情報を記憶するものであり、前記部品配置手段は、前記精度要求情報に従って許容される場合に前記原則に反して前記板材の周辺部への配置を許すものとしたことを特徴とする自動ネスティング装置。
  2. 前記板材加工機は、前記板材を板材平面と平行な前後左右方向に移動させる板材移動手段と、前後方向のいずれか一方と、左右方向のいずれか一方に板材を位置決めする位置決め手段とを備えるものであり、前記部品配置手段は、位置決め手段側の板材周辺部への部品配置を行うものとした請求項1記載の自動ネスティング装置。
  3. 前記部品配置手段は、精度要求情報に応じて転置して板材周辺部に配置する基準を持つものとした請求項2記載の自動ネスティング装置。
JP2004115079A 2004-04-09 2004-04-09 自動ネスティング装置 Expired - Fee Related JP4396368B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004115079A JP4396368B2 (ja) 2004-04-09 2004-04-09 自動ネスティング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004115079A JP4396368B2 (ja) 2004-04-09 2004-04-09 自動ネスティング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005301557A true JP2005301557A (ja) 2005-10-27
JP4396368B2 JP4396368B2 (ja) 2010-01-13

Family

ID=35333031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004115079A Expired - Fee Related JP4396368B2 (ja) 2004-04-09 2004-04-09 自動ネスティング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4396368B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015002233A1 (ja) * 2013-07-03 2015-01-08 株式会社 アマダ レーザ加工機の自動プログラミング装置及び自動プログラミング方法
JP2019197326A (ja) * 2018-05-08 2019-11-14 三菱電機株式会社 加工制御装置、加工制御方法及びプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015002233A1 (ja) * 2013-07-03 2015-01-08 株式会社 アマダ レーザ加工機の自動プログラミング装置及び自動プログラミング方法
JP2015014822A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 株式会社アマダ レーザ加工機の自動プログラミング装置及び自動プログラミング方法
JP2019197326A (ja) * 2018-05-08 2019-11-14 三菱電機株式会社 加工制御装置、加工制御方法及びプログラム
JP7353019B2 (ja) 2018-05-08 2023-09-29 三菱電機株式会社 加工制御装置、加工制御方法及びプログラム
JP7459196B2 (ja) 2018-05-08 2024-04-01 三菱電機株式会社 加工制御装置、加工制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4396368B2 (ja) 2010-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005230886A5 (ja)
US10241494B2 (en) Cutting method and tool path generating device
JP2012101285A (ja) 工作機械の工具交換装置
JP4396368B2 (ja) 自動ネスティング装置
JP5136023B2 (ja) ネスティング装置・板材切断加工方法および板材切断加工装置
JP4983567B2 (ja) 板材加工システム
JP2002233929A (ja) 汎用加工プログラムおよびそれを使用するnc加工機
WO2017086074A1 (ja) 情報処理装置、加工システム、データ構造、及びデータ処理方法
JP4329587B2 (ja) 自動ネスティング装置
JP2014021657A (ja) 自動プログラミング装置及びその方法および加工システム
JP3269450B2 (ja) 複合加工機の自動プログラミング装置
JP2008080405A (ja) 工具識別媒体読み取り装置を備えたパンチプレス
JP7169811B2 (ja) 加工位置設定装置、加工位置設定方法、及び、加工位置設定プログラム
JP4415755B2 (ja) 板材加工機用工具配置装置
JP2006055912A (ja) Ncデータ作成方法
JP4569131B2 (ja) 自動工具配置装置
WO2022059587A1 (ja) 数値制御装置
JP4415754B2 (ja) 板材加工機用工具配置装置
JP2011039901A (ja) ネスティング装置
JP6135183B2 (ja) レーザ加工装置
JPH0561515A (ja) パンチプレス機の自動プログラミング方法
JP5272493B2 (ja) 転置機能付きネスティング装置
JP4395395B2 (ja) Nc加工制御方法及びその装置
JP2004283872A (ja) 板材曲げ加工機用制御装置の指令変換装置
JP4691928B2 (ja) パンチプレスの工具使用順決定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4396368

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121030

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131030

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141030

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees