JP4415755B2 - 板材加工機用工具配置装置 - Google Patents

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この発明は、パンチプレス等の板材加工機の加工プログラムを作成する過程等で、図形データで示される部品図形に対して工具を配置する板材加工機用工具配置装置に関する。
パンチプレスにより素材板材から板材部品を切り取ったり、板材部品内の開口の加工を行う場合、板材部品の外周の辺や内部の開口等の加工を行う部位に対して、形状や寸法に応じた適切な工具を配置する(例えば特許文献1)。
特許第3269450号公報
この工具配置において、板材加工機の構成上で、素材板材のどこに加工するかにより、使用可能な工具が制限される場合がある。例えば、新形式のパンチプレスとして、図5に示すように、水平旋回可能な親タレット9の周方向複数箇所に子タレットとなる工具支持部材10をを保持させ、希望の工具支持部材10を所定の割出位置O2に割り出して加工するものがある(例えば、特願2003−29514号)。所定の割出位置O2の工具支持部材10は、その割出位置O2の中心回りに旋回可能であり、工具支持部材10上の各工具11は、任意の旋回位置でパンチ加工が可能とされる。そのため、同図の加工位置P2に示すようなU字状等の孔加工用のパンチ工具11を用いて加工位置P1で加工すると、図4に鎖線で示すような倒立U字状の形状としてパンチ加工できる。工具支持部材10を180°旋回させた加工位置P2では正立U字状の形状としてパンチ加工できる。したがって、1本の工具11により、同じ形状ではあるが種々方向の異なる加工が行え、多彩な加工が可能になる。
同図のようなパンチプレスにおいて、上記正立U字状の孔hを素材板材Wに対して図5における位置Nのように、前後方向(Y軸方向)のある程度奥側に配置した場合は、加工位置P2でその加工孔hの加工が行える。しかし加工孔hが、同図の板材部品wの中に示すように、素材板材Wの手前の領域Eに配置されていたとすると、加工ができない。すなわち、板材移動手段7による機能上の制限上、孔hを開ける板材部分を加工位置P2まで移動させることができず、上記正立U字状の孔h開けることができない。このため板材部品wの配置が制限され、歩留りが低下する。
なお、領域Eを加工位置P1に移動させることは可能であり、倒立U字状の加工を孔を開けることはできる。したがって、板材部品wを素材板材Wに対して上下逆に配置するようにネスティングを行えば、加工が可能になる。しかし、板材部品wを上下逆に配置すると、パンチ加工済みの板材部品wを、後工程で処理するときに正立状態に戻す等の処置が必要になる場合があり、板材部品wの取扱が不便となる。
この発明の目的は、板材加工機の機能上で、素材板材の部分的領域によっては特定工具の使用ができない場合でも、その工具を用いた場合と同じ形状の加工ができ、歩留りの向上および後工程の不便の回避が行える板材加工機用工具配置装置を提供することである。
この発明の板材加工機用工具配置装置(1)の対象となる板材加工機(3)は、板材(W)を板材平面と平行な方向に移動させる板材移動手段(7)と、板材移動手段(7)により移動させられる板材(W)の所定部分に、板材(W)を移動する方向に離れた第1および第2の孔開け位置(P1,P2)で異なる孔を開けることが可能な加工手段(8)とを備え、前記板材移動手段(7)は、前記第2の孔開け位置(P2)に、板材(W)の部分的領域(E)を位置させることができないものである。
この工具配置装置(1)は、上記構成の板材加工機(3)に適用されるものであって、図形データでそれぞれ示される素材板材図形(GW)に板材部品(w)の部品図形(G)を配置するネスティング手段(21)と、ネスティングされた部品図形(G)内の孔(h)が前記部分的領域(E)にあって第2の孔開け位置(P2)のパンチ工具(11)で加工する形状である場合に、第1の孔開け位置(P1)の付近で用いることが可能な別の小さなパンチ工具(11)を複数用いて工具配置を行う工具配置手段(22)とを備える。工具配置手段(22)は、上記別の小さなパンチ工具(11)を複数用いる工具配置を、定められた規則(R2a)に従って行うものであって、またオペレータの入力に従って行うものであっても良い。
この構成によると、ネスティングされた部品図形(G)内の孔(h)が前記部分的領域(E)にあって第2の孔開け位置(P2)のパンチ工具(11)で加工する形状であるという条件を充足するか否かを、工具配置手段(22)が判断する。条件充足の場合は、工具配置手段(22)は、定められた規則(R2a)に従い、またはオペレータの入力に従い、第1の孔開け位置(P1)の付近で用いることが可能な別の小さなパンチ工具(11)を複数用いて工具配置を行う。そのため、板材加工機(3)の機能上で、素材板材(W)の部分的領域(E)によっては上記のような特定の工具(11)の使用ができない場合でも、その工具(11)を用いた場合と同じ形状(S)の加工ができる。したがって、上記の特定の工具(11)の使用の都合で板材部品(w)の配置が制限されて歩留りが低下するという問題がなく、また板材部品(w)の配置の方向転換等によって後工程の不便を生じることも回避される。
この発明の工具配置装置(1)は、板材加工機(3)が、具体的には次のような構成のものである場合に特に効果的となる。すなわち、前記加工手段(8)が、複数のパンチ工具(11)を搭載した工具支持部材(10)をこの工具支持部材(10)の中心(O2)回りに回転可能で、かつ任意の回転位置でパンチ工具(11)によるパンチ加工が可能なものであり、この工具支持部材(10)の回転によるパンチ工具(11)の旋回軌道上に前記第1および第2の孔開け位置(P1,P2)がある場合である。この場合、前述の第1の孔開け位置(P1)の付近で用いることが可能な工具(11)は、前記旋回軌道上における前記第2の孔開け位置(P2)よりも第1の孔開け位置(P1)側の所定範囲内で用いることが可能なパンチ工具(11)のことである。
このような加工手段(8)、つまり複数のパンチ工具(11)を搭載した工具支持部材(10)をこの工具支持部材(10)の中心(O2)回りに回転可能で、かつ任意の回転位置でパンチ工具(11)によるパンチ加工が可能なものである場合は、1つの工具(11)で任意の方向の加工が行える。しかし、前記のような部分的領域(E)によっては、第2の加工位置(P2)では加工ができない場合が生じる。そのため、この発明の工具配置装置(1)を用いることで、板材加工機(3)の1つ工具(11)で任意の方向の加工が行えるという構成上の利点をできるだけ生かしながら、第2の加工位置(P2)でしか1回のパンチで加工できない形状(S)の加工が、代替えの複数の工具配置で可能とでき、歩留りの向上および後工程の不便の回避が行える。
この発明において、前記第2の孔開け位置(P2)のパンチ工具(11)で加工する形状(S)に対して、別の小さなパンチ工具(11)を複数用いる工具配置のパターン(PA)を設定したパターン登録手段(26)を有するものとしても良い。
このようなパターン登録手段(26)を設けておくと、別の小さなパンチ工具(11)を複数用いる工具配置が、簡単な処理で行える。
この発明の板材加工機用工具配置装置は、板材を板材平面と平行な方向に移動させる板材移動手段と、板材移動手段により移動させられる板材の所定部分に、板材を移動する方向に離れた第1および第2の孔開け位置で異なる孔を開けることが可能な加工手段とを備え、前記板材移動手段は、前記第2の孔開け位置に、板材の部分的領域を位置させることができないものである板材加工機に適用される工具配置装置であって、図形データでそれぞれ示される素材板材図形に板材部品の部品図形を配置するネスティング手段と、ネスティングされた部品図形内の孔が前記部分的領域にあって第2の孔開け位置のパンチ工具で加工する形状である場合に、定められた規則に従い、またはオペレータの入力に従い、第1の孔開け位置の付近で用いることが可能な別の小さなパンチ工具を複数用いて工具配置を行う工具配置手段とを備えたものであるため、板材加工機の機能上で、素材板材の部分的領域によっては特定工具の使用ができない場合でも、その工具を用いた場合と同じ形状の加工ができ、歩留りの向上および後工程の不便の回避を行うことができる。
前記加工手段が、複数のパンチ工具を搭載した工具支持部材をこの工具支持部材の中心回りに回転可能で、かつ任意の回転位置でパンチ工具によるパンチ加工が可能なものであり、この工具支持部材の回転によるパンチ工具の旋回軌道上に前記第1および第2の孔開け位置があり、前記第1の孔開け位置の付近で用いることが可能な工具は、前記旋回移動上における前記第2の孔開け位置よりも第1の孔開け位置側の所定範囲内で用いることが可能なパンチ工具のことである場合は、板材加工機の1つ工具で任意の方向の加工が行えるという構成上の利点をできるだけ生かしながら、第2の加工位置でしか1回のパンチで加工できない形状の加工が、代替えの複数の工具配置で可能とでき、歩留りの向上および後工程の不便の回避が行える。
前記第2の孔開け位置のパンチ工具で加工する形状に対して、別の小さなパンチ工具を複数用いる工具配置のパターンを設定したパターン登録手段を有する場合は、別の小さなパンチ工具を複数用いる工具配置を、簡単な処理で行うことができる。
この発明の一実施形態を図1ないし図4と共に説明する。図1は、この工具配置装置1を備えた自動プログラミング装置2の概念構成を示すブロック図である。自動プログラミング装置2は、板材加工機3を制御する数値制御装置4に実行させる加工プログラム5を自動生成する装置である。加工プログラム5はNCコード等からなる。
板材加工機3は、パンチプレスであり、図2に示すように、板材Wをテーブル6上で直交2軸(X軸,Y軸)方向に移動させ、複数の加工位置P1,P2,…で板材Wに対して板材部品wを加工するものである。板材加工機3は、板材Wを平面方向に移動させる板材移動手段7と、板材Wを移動する所定方向(Y軸方向)に離れた第1および第2の孔開け加工位置P1,P2で、同じ形状でかつ互いに方向が異なる方向性存在孔hを開けることが可能な加工手段8とを備える。板材移動手段7は、第2の孔開け加工位置P2に板材Wの部分的領域Eを位置させることができないものである。このような構成の板材加工機3の具体的構成例を説明する。
板材移動手段7は、前後方向(Y軸方向)に移動可能なキャリッジ14に、左右方向(X軸方向)に移動自在にクロススライド15を搭載し、板材Wの縁部を把持する複数のワークホルダ16を前記クロススライド15に取付けたものである。キャリッジ14およびクロススライド15は、それぞれサーボモータおよびボールねじ等の駆動機構(図示せず)により上記各軸方向に移動させられ、その移動により板材Wが前後左右に移動させられる。
板材加工機3は、旋回中心O1回りで水平旋回可能な親タレット9がフレーム13に設置され、親タレット9の周方向複数箇所に子タレットとなる工具支持部材10が、その工具支持部材10の中心(O2)回りに回転可能に保持されている。工具支持部材10は、複数または1個の工具11を搭載しており、親タレット9の旋回によって所定の使用割出位置O2に割り出された工具支持部材10がパンチ加工に用いられる。なお、親タレット9は、同心位置で同期して旋回させられる上下一対のものがあり、上側の親タレット9には上記工具11としてパンチ工具を搭載した工具支持部材10が保持され、下側の親タレット9には上記工具11としてダイ工具を搭載した工具支持部材10が保持される。
使用割出位置O2には、工具支持部材10の工具11にパンチ加工を行わせるパンチ加工機構12が設けられている。このパンチ加工機構12は、工具支持部材10を使用割出位置O2の中心回りに任意角度に回転させる工具支持部材回転機構(図示せず)、およびその工具支持部材10の任意の旋回位置の工具11をパンチ加工のために昇降動作させるパンチ駆動機構(図示せず)を有している。このパンチ加工機構12により任意に割り出される加工位置のうちの所定の二つが、上記第1および第2の孔開け加工位置P1,P2である。前記親タレット9、工具支持部材10、およびパンチ加工機構12により、前記加工手段8が構成される。
いずれかの工具支持部材10に搭載される工具11には、U字状や、三角形、多角形、その他の方向性のある孔hである方向性存在孔hを孔開け可能なものが少なくとも一つ搭載される。この方向性の存在する工具11は、工具支持部材10の中心回り(使用割出位置O2の中心回り)のいずれの加工位置P1,P2,…で加工するかによって、同じ形状であるが、互いに方向が異なる孔h、つまり方向性存在孔hを加工することになる。例えば、加工位置P1において、図4に鎖線で示すように、工具11が倒立U字状の孔を開けるものである場合、加工位置P1から180°回転した加工位置P2においては、正立(下向き)のU字状の孔を開けることになる。
図1において、自動プログラミング装置2は、コンピュータ並びにこれに実行させるプログラムおよびデータにより構成される。自動プログラミング装置2は、ネスティング手段21,工具配置手段22,実行NCデータ化手段23,工具マスタファイル24,部分的領域記憶手段25,およびパターン登録手段26を有している。
ネスティング手段21は、素材データD1の素材板材図形GWに対して板材部品wの部品図形Gを所定のネスティング規則R1に従って配置することで、ネスティング済データD2を作成する手段である。このネスティング規則は、例えば歩留りが最小となるように配置する条件や、素材板材図形GWのどの部分からどの方向へ順に部品図形Gを配置して行くかの規則等が定められている。部品図形Gは、線データ等の図形データで示される。素材板材図形GWは、図形データとして、例えば縦横の寸法で示される。
工具マスタファイル24は、板材加工機3で用いる各工具11についての形状,寸法等の情報を、工具番号と対応させて登録した手段である。工具マスタファイル18に、またはこれは別のファイル(図示せず)に、板材加工機3の親タレット9の何処にどの工具支持部材10が搭載されているかの情報、および工具支持部材10のどの位置にどの工具11が保持されているかのタレット編制情報が登録される。
工具配置手段22は、素材板材Wから加工しようとする板材部品wのデータである部品図形データD1に対して、そのデータD1で示される部品図形Gの周囲や内部に、工具11を配置する手段である。すなわち、部品図形Gの各箇所をどの工具11で打ち抜くかを定める手段である。この工具配置は、所定の工具配置規則R2に従って行われ、また工具マスタファイル24の工具の情報および上記タレット編制情報を用いて行われる。
工具配置手段22は、工具配置規則R2の一部として、領域不適時配置規則R2aを有しており、この配置規則R2aにより、次のように工具配置を行う。すなわち、ネスティング済データD2の部品図形G内の孔hが、板材Wの前記部分的領域Eにあって第2の孔開け位置P2のパンチ工具11で加工する形状である場合に、第1の孔開け位置P1の付近で用いることが可能な別の小さなパンチ工具11を複数用いて工具配置を行うものとされる。ここで言う「第1の孔開け位置P1の付近」は、工具支持部材10の回転による工具11の旋回移動上における第2の孔開け位置P2よりも第1の孔開け位置P1側の所定範囲、例えば図4に示す使用割出位置O2の中心よりもY軸方向のワークホルダ16側の位置(すなわち、図中のX軸方向に沿う境界線Hよりも第1の孔開け位置P1側の位置)とされる。前記領域不適時配置規則R2aは、第1の孔開け位置P1の付近まで広げた範囲とせずに、第1の孔開け位置P1で用いることが可能な別の小さなパンチ工具11を複数用いて工具配置を行うものとしても良い。
上記パターン登録手段26は、第2の孔開け位置P2のパンチ工具11で加工する形状Sに対して、別の小さなパンチ工具11を複数用いる工具配置のパターンPAを設定した手段である。形状Sおよびこれに対応する配置パターンPAの登録数は、任意の数とされる。
部分的領域記憶手段25は、上記部分的領域Eを記憶しておく手段である。
実行NCデータ化手段23は、ネスティング手段21による部品配置、および工具配置手段22による工具配置が完了した工具配置済データD3に対して、動作命令の作成や最適化等を行い、実行可能な形式のNCデータからなる加工プログラム5を形成する手段である。
上記構成による工具配置の具体例を図3と共に説明する。図1のネスティング手段21により、図3(A)のように、素材板材図形GWに対して2つの板材部品wの部品図形Gが配置されたとする。この場合に、工具配置手段22は、例えば図3(B)のように各板材部品wの外周加工および内部加工の工具11の配置を行う。
この場合に、図の右側の板材部品wの内部の孔hが、図1,図4のように、上記部分的領域Eに位置していたとする。この孔hの形状は、例えば図3(C)に拡大して示す形状であり、板材加工機3に備えられる工具11を用いた1回のパンチ加工では、第2の加工位置P2でしか加工することができない形状であるとする。部分的領域Eは、前述のように、板材Wにおける板材移動手段7が第2の孔開け加工位置P2に位置させることができない領域のことである。
このような場合、上記の孔hに対して、工具配置手段22は、領域不適時配置規則R2に従い、図3(D)に示すように、第1の孔開け位置P1(図2)の付近で用いることが可能な別の小さなパンチ工具11を複数用いて工具配置を行う。
そのため、板材加工機3の機能上で、素材板材Wの部分的領域Eによっては上記のような特定の工具11の使用ができない場合でも、その工具11を用いた場合と同じ形状Sの加工ができる。したがって、上記の特定の工具11の使用の都合で板材部品wの配置が制限されて歩留りが低下するという問題がなく、また板材部品wの配置の方向転換等によって後工程の不便を生じることも回避される。
部分的領域Eは、部分的領域記憶手段25に登録されているため、工具配置手段22による部分的領域Eの判断が容易に行える。また、パターン登録手段26に、加工形状Sに対する工具配置パターンPAが設定してあるため、小さなパンチ工具11を複数用いる工具配置が容易に行える。
なお、板材加工機3における第2の孔開け位置P2のパンチ工具11は、部分的領域Eの外では、素材板材Wに孔開け加工が可能であり、前記領域Eの外では、そのパンチ工具11を用いることで、1回のパンチ動作で加工できて、加工時間が短くて済む。
この実施形態における工具配置装置1によると、小さなパンチ工具11を複数用いることで加工時間は長くなるが、板材部品wの配置の制限による歩留り低下や、板材部品wの方向転換による後工程の不便等を解消するものである。また部分的領域Eの外では、できるだけ大きな工具11を用いて加工時間を短縮することができる。
なお、上記実施形態では、工具配置手段22は、領域不適時配置規則R2aに従って別の小さなパンチ工具11を複数用いて工具配置を行うようにしたが、この工具配置は、オペレータのキーボードやマウス等による手動入力に従って行うようにしても良い。すなわち、どのパンチ工具11を用いるか、またそのパンチ工具11をどの位置に配置するかを、オペレータの判断により行わせるようにしても良い。この場合に、ネスティングされた部品図形G内の孔が前記部分的領域にあって第2の孔開け加工位置P2のパンチ工具11で加工する形状であるという条件が充足されるか否かの判断は、工具配置手段22により自動で行うようにし、条件充足の場合は、工具配置手段22により警告を発生するようにする。この警告は、警告音の発生により行うようにしても、また表示装置の画面にメッセージや記号等の警告表示を行うようにしても良い。オペレータは、この警告により、上記の手動入力による工具配置を行う。
また、上記実施形態は、板材加工機3が親タレット9および子タレットとなる工具支持部材10を持つ形式のパンチプレスである場合につき説明したが、この発明は、各種のパンチプレスの工具配置に適用でき、またレーザ加工機能等を含むや複合加工機等の板材加工機の自動工具配置にも適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる板材加工機用工具配置装置を備えた自動プログラミング装置の概念構成を示すブロック図である。 その自動工具配置の対象となる板材加工機の一例を示す概略平面図である。 同工具配置装置における工具配置例の説明図である。 板材加工機の加工位置と工具の向きの関係の説明図である。 新形式の板材加工機を示す平面図である。
符号の説明
1…自動ネスティング装置
2…自動プログラミング装置
3…板材加工機
6…テーブル
7…板材移動手段
8…加工手段
9…親タレット
10…工具支持部材
11…パンチ工具
21…ネスティング手段
22…工具配置手段
25…部分的領域記憶手段
26…パターン登録手段
D2…ネスティング済データ
D3…工具配置済データ
E…部分的領域
G…部品図形
GW…素材板材図形
h…孔
O2…使用割出位置
P1…第1の加工位置
P2…第2の加工位置
PA…工具配置のパターン
S…形状
W…板材
w…板材部品

Claims (3)

  1. 板材を板材平面と平行な方向に移動させる板材移動手段と、板材移動手段により移動させられる板材の所定部分に、板材が移動する方向に離れた第1および第2の孔開け位置で異なる孔を開けることが可能な加工手段とを備え、前記板材移動手段は、前記第2の孔開け位置に、板材の部分的領域を位置させることができないものである板材加工機に適用される工具配置装置であって、
    図形データでそれぞれ示される素材板材図形に板材部品の部品図形を配置するネスティング手段と、ネスティングされた部品図形内の孔が前記部分的領域にあって第2の孔開け位置のパンチ工具で加工する形状である場合に、定められた規則に従い、またはオペレータの入力に従い、第1の孔開け位置の付近で用いることが可能な別の小さなパンチ工具を複数用いて工具配置を行う工具配置手段とを備えた、
    板材加工機用工具配置装置。
  2. 前記加工手段は、複数のパンチ工具を搭載した工具支持部材をこの工具支持部材の中心回りに回転可能で、かつ任意の回転位置でパンチ工具によるパンチ加工が可能なものであり、この工具支持部材の回転によるパンチ工具の旋回軌道上に前記第1および第2の孔開け位置があり、前記第1の孔開け位置の付近で用いることが可能な工具は、前記旋回軌道上における前記第2の孔開け位置よりも第1の孔開け位置側の所定範囲内で用いることが可能なパンチ工具のことである請求項1記載の板材加工機用工具配置装置。
  3. 前記第2の孔開け位置のパンチ工具で加工する形状に対して、別の小さなパンチ工具を複数用いる工具配置のパターンを設定したパターン登録手段を有する請求項1または請求項2記載の板材加工機用工具配置装置。
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