JP4395395B2 - Nc加工制御方法及びその装置 - Google Patents

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Description

この発明はNC加工制御方法及びその装置に関し、さらに詳細には、板材の加工中に割込部品の加工の要求があったとき再板取を行い、歩留まり、加工時間等を適正に制御するNC加工制御方法及びその装置に関する。
従来、NC加工時の加工中の加工スケジュールに対して、割込情報を投入したい場合には、加工中の部品加工情報の全ての処理が完了してから、その加工後の残材形状に応じて割込情報が配置され再加工の実行が行われる。以下、具体例を示す。
図8〜図11を参照する。図8(a)に示すように、クランプ位置Cr1、クランプ位置Cr2で把持されたシート形状Wに部品加工情報A、部品加工情報B、部品加工情報C、及び部品加工情報Dが板取りされ割付けられている。そして、部品加工情報Bに係る部品の加工中に、図8(b)に示すように、割込情報Eの割込みが発生する。この場合、図8(c)に示すように、作業者はシート形状Wに部品加工情報A、部品加工情報B、部品加工情報C、及び部品加工情報Dが全て加工されてから割込情報Eの板取位置をシート形状Wの残材領域に対して考えている。
図9(a)に示すように、クランプ位置Cr1、クランプ位置Cr2で把持されたシート形状Wに部品加工情報A、部品加工情報B、部品加工情報C、及び部品加工情報Dが板取りされ割付けられている。そして、部品加工情報Bに係る部品の加工中に、図9(b)に示すように、割込情報Eの割込みが発生する。この場合、図9(c)に示すように、作業者はシート形状Wに部品加工情報A、部品加工情報B、部品加工情報C、及び部品加工情報Dが加工された残材形状に対して割込情報Eを加工する領域があるかどうかを判断し、領域が無い場合、新たなシート形状に割込情報を割り付ける。この結果、2シートの残材シートが残っていた。
図10(a)に示すように、クランプ位置Cr1、クランプ位置Cr2で把持されたシート形状Wに部品加工情報A、部品加工情報B、及び部品加工情報Cが板取りされ割付けられている。そして、部品加工情報Bに係る部品の加工中に、図10(b)に示すように、割付情報D、及び割込情報Eの割込みが発生する。この場合、図10(c)に示すように、割込情報Dがシート形状Wを把持するクランプ位置Cr1、クランプ位置Cr2側の近くに配置される。
図11(a)に示すように、クランプ位置Cr1、クランプ位置Cr2で把持されるシート形状Wに部品加工情報A、部品加工情報B、及び部品加工情報Cが板取りされ割付けられている。そして、部品加工情報Bに係る部品の加工中に、図11(b)に示すように、割込情報D、及び割込情報Eの割込みが発生する。この場合、図11(c)に示すように、作業者はシート形状Wに部品加工情報A、部品加工情報B、部品加工情報Cの全て加工後、割込情報D、及び割込情報Eに係る加工を開始していた。
また、例えば特許文献1を参照。
特開平11−249721号公報
このような従来の方法では、以下のような問題があった。すなわち、上述の図7のような場合、残材に対して「割込情報」が入るか作業者は考える必要があり作業工数が掛かるという問題があった(例えば、材料のどこに配置するかMDIなどでオフセットして割込情報の配置を考える必要がある)。
上述の図9に示したような場合、残材シートが2枚残ってしまうので、歩留まりが悪い加工となってしまう。特に、残材の加工領域の大きさ、形状によっては廃棄処分にすることもあった。
また、上述の図10のような場合、部品加工情報Dに係る部品の加工後は、シートWの強度が低下するため、クランプCr1、Cr2により把持したシートWがふらつくという問題があった。
さらに、上述の図11のような場合、部品加工情報A、部品加工情報B、及び部品加工情報Cに係る部品の全てが加工完了しないと割込情報D、及び割込情報Eの加工が完了しないため(NC加工機を停止すると初めから加工をやり直す必要がある)、割込情報の加工までに時間が掛かってしまうという問題があった。特に、シートが厚板で加工時間が掛かる場合は数十分〜数時間待たされる場合もある。一方、割込情報に係る部品は至急必要な部品が多いため迅速な加工か求められる。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので請求項1に係る発明は、NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御方法において、
前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受付け、
前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行するNC加工制御方法である。
請求項2に係る発明は、NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御方法において、
前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受け付ける工程と、
前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行する再板取工程とを有し、
前記再板取工程は、どの部品までを加工の対象とするのかを判断する割込位置予約工程と、
加工が行われた部品、及び加工中の部品に係る加工済情報を生成し記憶させる加工済情報記憶工程と、
前記加工済情報から加工済み部品の配置形状を生成し、前記1枚の板材の残材形状を生成する残材形状生成工程と、
前記割込位置予約工程により、未加工となる予定の部品に係る未加工情報を生成しメモリに記憶する未加工情報記憶工程と、
前記残材形状に対して未加工情報と、割込情報とを再配置し前記残材の加工スケジュールを生成する加工スケジュール生成工程と、を含むNC加工制御方法である。
請求項3に係る発明は、加工中以外の加工スケジュールに対して割込情報があったとき再度板取を行う請求項1又は2記載のNC加工制御方法である。
請求項4に係る発明は、再板取り処理において、残材形状に対して、全ての未加工部品及び割込部品の再配置ができなかった場合、あるいは、残シート加工スケジュール全体に対する最適化を求める場合において、当該残材形状及び残材シート全体に対して再配置し、シート加工スケジュール及びシート加工NCデータを作成する請求項1、2又は3記載のNC加工制御方法である。
請求項5に係る発明は、NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御装置において、
前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受付ける手段と、
前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行する手段とを備えるNC加工制御装置である。
請求項6に係る発明は、NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御装置において、
前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受け付ける受信部と、
前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行する再板取部とを備え、
前記再板取部は、どの部品までを加工の対象とするのかを判断する割込位置予約部と、
加工が行われた部品、及び加工中の部品に係る加工済情報を生成し記憶させる加工済情報記憶部と、
前記加工済情報から加工済み部品の配置形状を生成し、前記1枚の板材の残材形状を生成する残材形状生成部と、
前記割込位置予約部により、未加工となる予定の部品に係る未加工情報を生成しメモリに記憶する未加工情報記憶部と、
前記残材形状に対して未加工情報に係る部品と割込情報に係る部品とを再配置し前記残材の加工スケジュールを生成する加工スケジュール生成部と、を有するNC加工制御装置である。
請求項7に係る発明は、再板取り手段において、残材形状に対して、全ての未加工部品及び割込部品の再配置ができなかった場合、あるいは、残シート加工スケジュール全体に対する最適化を求める場合において、当該残材形状及び残材シート全体に対して再配置し、シート加工スケジュール及びシート加工NCデータを作成する請求項5又は6記載のNC加工制御装置である。
上述の如く本発明によれば、残材に対して割込情報が入るか作業者が考える必要が無くなるという効果がある(例えば、残材のどこに配置するのかMDIなどでオフセットする必要が無くなる)。また、割込加工を行ったために発生する余分な残材などが無くなり経済的に板材を利用できるという効果がある。さらに、割込情報の加工終了が早いという効果がある。
一方、実際の加工前に割込情報が投入された場合でも再配置を行うことができるため、加工前の加工スケジュールの変更も容易のできるという効果がある。
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1を参照する。NC加工機(例えば、レーザ加工機、NCタレットパンチプレス等)による板材加工の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御装置1の概略の構成である。
前記NC加工制御装置1は、板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく板材加工の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受け付ける受信部5を備えている。前記受信部5は、受信した割込情報を割込情報メモリ27に記憶する。
そして、前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工の加工スケジュールを中止することなく、前記板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを板材の残材形状に再度板取し、加工スケジュールを続行する再板取部3とを備えている。なお、本実施例では、受信部5は再配置部3に組み込まれているように示すが外付けの処理としてもよい。
前記再板取部3は、どの部品までを加工の対象とするのかを判断する割込位置予約部7と、前記割込位置予約部7により判断を参照し、加工済みとなる予定の全ての部品に係る加工済情報を生成し記憶させる加工済情報記憶部9と、前記加工済情報から加工済み部品加工情報の配置形状を生成し、前記板材の残材形状を生成する残材形状生成部11と、前記割込位置予約部7により、未加工となる予定の部品に係る未加工情報を生成しメモリに記憶する未加工情報記憶部13と、前記残材形状に対して未加工情報に係る部品と割込情報に係る部品とを再配置し加工スケジュールを生成する加工スケジュール生成部15と、割込位置まで加工が完了しているかどうかを確認す確認部19とを有している。
前記加工スケジュール生成部15は、さらに、加工データ生成部17を有している。そして、加工実行部21により、新しい加工データにより加工を再開する。すなわち、加工データメモリ37に記憶される加工データは、再生成された加工スケジュールに基づき、加工データ生成部17が作成する「1シート加工データ」である。加工実行部21は、新しい1シート加工データ(加工データメモリ37に記憶されている)により加工を再開する。
ここで、上述の各処理部により生成された各情報とその格納場所について説明する。初めに、割込情報とは、シートに板取された複数の部品の加工中に、この加工スケジュールに対して、追加的に加工したい部品をデータ化するとともに割込み加工があったことを知らせるための情報である。
図2を参照し、部品加工情報を説明する。初めに、各情報の関連を説明する。図2(a)に示すように、生産スケジュールSSは1シート加工スケジュールKS1〜nシート加工スケジュールKSnを含んでいる。
そして、前記1シート加工スケジュールKS1〜前記nシート加工スケジュールKSnのそれぞれには1シート加工NCデータKD1〜nシート加工NCデータKDnがリンクされている。さらに、各々の(1〜n)シート加工NCデータはパーツAのNC加工データPDA〜パーツZのNC加工データPDZを含んでいる。
前記生産スケジュールSSには、パーツ名称,所用量(枚数),加工優先度等の項目があり、これらの生産すべき部品をシート1〜シートnのいずれかから加工されることを情報として保持している。
シート1加工スケジュールKS1〜シートn加工スケジュールKSnは、それぞれパーツ名称,部品の配置位置,部品の加工順番等の項目を含んでいる。
そして、シート加工スケジュールに対応したNCデータをシート加工NCデータに保持する。シートNCデータは、シート加工スケジュールに基づき、各パーツ名称に対応したパーツNCデータから、NCデータをコピーすることにより作成される。すなわち、シートNCデータには各パーツNCデータが含まれている。
NC装置において、加工の単位は前記シート加工スケジュールとシート加工NCデータにより行われる。
すなわち、上述のように、シート1〜シートnがあった場合は、そのうちどれかのシートを特定して加工を開始する。ここで特定されたシート加工スケジュールが図1の加工スケジュールメモリ29に記憶される。
図2(b)に示すようにシート加工スケジュールは、1行のデータが部品加工情報となる。すなわち、1行のデータは、部品の加工順番,部品のパーツ名称,部品の配置位置,部品の外形形状の各情報を含む。
さらに、割込加工があった場合には図2(c)のようになる。すなわち、割込情報は、割込要求された部品加工情報により構成される。加工済情報は加工済の部品加工情報により構成される。未加工情報は未加工の部品加工情報により構成される。
そして、加工済情報を除いて、シート加工NCデータを作成し、これにより、NC装置は加工を継続する。
シート形状とは、シートの外形の形状等を特定するための情報であり前記部品加工情報が板取りされ割り付けられる。
前記割込位置予約部7により生成された割込位置情報は加工スケジュールを作成する際に使用され、どの部品の加工中に割込情報の投入が有ったかを特定する情報であり、再配置加工スケジュールメモリ29に記憶される。例えば、再配置加工スケジュールメモリ29に格納されている部品加工情報(1パーツ加工データを含む)が加工スケジュール順に整列している(部品加工情報29a、部品加工情報29b、部品加工情報29c、部品加工情報29dの順)。そして、例えば、部品加工情報29bに係る部品を加工中に割込情報29e、割込情報29fが投入されたとき割込位置の対象として部品加工情報29bが該当する。ここで、割込情報が部品加工情報29bの加工中に投入されたことを認識する手段として、部品加工情報29bの加工データの初めと終わりに目印となる情報を付加することが好ましい。この加工データにより制御される加工機がこの目印となる情報を読んだときその事を返信できるからである。
加工済情報記憶部9により生成された加工済情報は加工済情報メモリ31に記憶される。ここで、加工済情報とは、割込情報を受信したときに、現在実際にNC加工機により加工を行っている状態を取得し、すでに加工済み部品、及びどの部品加工情報(1パーツ加工データ)まで加工を行うかを特定し、加工すべき部品の情報から、未加工の部品加工情報(あるいは部品加工情報)を除いた情報である。また、現在加工中の情報は、加工が終了するまで実際のNC加工機を稼動させるので加工済情報となる。
残材形状生成部11により生成された残材形状情報は残材形状メモリ33に記憶される。前記残材形状情報とは、シート形状から加工済形状を除いた残りの形状に係る情報をいう。
前記未加工情報記憶部13により生成された未加工情報は未加工情報メモリ35に記憶される。未加工情報とは、加工スケジュールにより予め定められた加工すべき部品に係る情報から前記加工済情報に係るものを除いた情報と、割込情報とを合わせたものである。
前記加工スケジュール生成部15により生成された加工スケジュールは再配置加工スケジュールメモリ29に記憶される。この再配置加工スケジュールは、シート形状に板取りされ、どの加工する部品加工情報の順番等を特定する情報である(例えば、再配置された位置を特定する情報、割込情報29e、部品加工情報29c、割込情報20f、部品加工情報29dの加工順に加工を行うことを特定できる情報等である)。
加工データ生成部17により生成されたシート加工NCデータはシート加工NCデータメモリ37に記憶される。このシート加工NCデータは、例えばNCデータのようなNC加工機を直接制御するシーケンスデータである。
なお、再配置前の加工スケジュールは加工スケジュールメモリ23に記憶されている。すなわち、CAD/CAMシステム等により作成された、既存の加工スケジュールメモリ25から1シート加工データメモリ23eに転送された1シート加工データに係る各部品の加工情報である部品加工情報(1パーツ加工データ)23a、部品加工情報23b、部品加工情報23c、及び部品加工情報23dは加工スケジュールメモリ23に記憶されている。なお、部品加工情報は上述したものである。
図3は前記NC制御装置1の動作を示すフローチャート図である。
図3に示すように、初めにステップS301では、受信部5に割込情報が投入される。この投入は、例えば割込加工を行いたい作業者がキーボード、CRT画面等の入力手段から行う。
ステップS303では、割込位置予約部7が現在の加工スケジュール、割込情報の投入に関する情報を参照し、加工の割付位置の予約を行う。そして、再配置加工スケジュールメモリ29に記憶する。
ステップS305では、加工済情報記憶部9がシート形状に配置されている部品加工情報のうち、後に加工が実際に行われる部品に係る部品加工情報を特定し、加工済情報メモリ31に加工済情報の記憶を行う。この際、現在加工中の部品は加工を終了させる予定であるので、加工済情報をして扱われる。
ステップS307では、残材形状生成部11が加工済情報を参照し、残材形状情報を生成する。そして、残材形状情報メモリ33に記憶する。
ステップS309では、未加工情報記憶部13が未加工情報の生成を行う。そして、未加工情報を未加工情報メモリ35に記憶する。
ステップS311では、加工スケジュール生成部15が未加工情報と割込情報とを残材形状に対して割り付け、再配置加工スケジュールを作成する。そして、再配置加工スケジュールメモリ29に記憶する、さらに、加工データ作成部17が、加工データを作成する。そして、加工データメモリ37に記憶する。
ステップS313では、確認部19が実際の加工が割込位置まで加工が完了しているかの確認を行う。これにより、加工指示の重複が無くなり、再配置後の加工を適正に行うことができる。ここで、割込情報が投入されたとき、実際に加工されている部品の加工と、再配置に係るスケジュールが同時、平行的に進められるので時間の短縮が図られるという効果がある。
ステップS315では、確認部19がステップS313の処理で確認していると判断したとき処理をステップS317に移す。完了していないと判断したとき処理をステップS313に戻す。
ステップS317では、加工実行部21が新しい加工スケジュールで加工を実行する。
図4及び図5は前記NC加工制御装置による部品の具体的な再配置を示す。
図4(a)に示すように、クランプ位置Cr1及びクランプ位置Cr2で把持されるシート形状Wに、部品加工情報A、部品加工情報B、部品加工情報C、及び部品加工情報Dが割り付けられる。この結果、シート形状Wに空き領域として仮残材形状ERが残っている。
この加工スケジュールにおいて、部品加工情報Bに係る部品を加工中に割込情報Eが入る。この結果、図4(b)に示すように、シート形状Wに部品加工情報C、部品加工情報D、及び部品加工情報Eが再配置され再配置加工スケジュールにより実際の加工が再開する。実際の残材形状は仮残材形状ERに部品加工情報C、部品加工情報Dを加えた領域である。
すなわち、図5に示すように、シート形状Wに割り付けられる部品加工情報A、部品加工情報B、部品加工情報C、及び部品加工情報Dの加工スケジュール中の部品加工情報Bに係る部品の加工中に割込情報Eが投入されたため、シート形状Wにについては、部品加工情報Aと部品加工情報Bとの加工が終了しているため部品加工情報Aに係る加工済み領域A’、及び部品加工情報Bに係る加工済み領域B’が空いている。そして、シート形状Wには、実際の残材形状ERが残っていることが認識できる。一方、部品加工情報C、部品加工情報D、及び部品加工情報Eの各情報が未加工情報メモリ35に記憶される。
そして、未加工の部品加工情報C、部品加工情報D、及び部品加工情報Eをシート形状Wの残材形状ERに再配置して実加工を再開する。ここで、再配置処理は残材形状に適正に再配置される。すなわち、板取りの歩留まりが高くなるように配置されるとともに、シート形状Wのクランプ位置Cr1、クランプ位置Cr2側に残材領域が残るように配置する(シート形状Wを把持する際のシートの強度を考慮する為である)。
また、図6を参照するに、シート形状Wに板取りされた部品加工情報A、部品加工情報B、及び部品加工情報Cにおいて、部品加工情報Bに係る部品の加工中に、割込情報D、及び割込情報Eが投入された場合、部品加工情報Aから部品加工情報Bに係るの部品の加工中に割込情報の処理が平行して行えることにより、部品加工情報Cに係る部品の加工を待たずに割込情報の加工を開始することができる。
これは、割込情報投入時に加工順に優先順を指示(本例では、部品加工情報Cより割込情報D及び割込情報Eを優先する)することにより可能となるものである。これにより、割込情報の加工に対して、無駄な時間が無くなり、加工時間が短縮される。
さらに、図7を参照する。シート形状Wに板取りされた部品加工情報A、部品加工情報B、及び部品加工情報Cにおいて、部品加工情報Bに係る部品の加工中に、割込情報D、及び割込情報Eが投入された場合、部品加工情報Aから部品加工情報Bに係る部品の加工中に割込情報の処理が平行して行えることにより、部品加工情報Dの配置の自由度が高くなるので、安定加工を重視した配置を行うことができる。例えば、板取りの歩留まりが高くなるように配置することができる。また、シート形状Wを把持する際のシートの強度を考慮することができる。
なお、前記NC加工制御装置1は、加工中以外の加工スケジュールに対して割込情報があったとき再度板取を行うことができる。これにより、実際の加工前において、割込情報が投入された場合においても、再配置を行い適正な加工を行うことができる。
さらに、再板取り手段において、残材形状に対して、全ての未加工部品及び割込部品の再配置ができなかった場合、あるいは、残シート加工スケジュール全体に対する最適化を求める場合において、当該残材形状及び残材シート全体に対して再配置し、シート加工スケジュール及びシート加工NCデータを作成してもよい。
なお、本発明は、上述した実施の態様の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施できるものである。
NC加工制御装置の概略を説明する概略図である。 (a),(b),(c)は部品加工情報を説明する説明図である。 NC加工制御装置の動作を説明するフローチャート図である。 (a),(b)は割込情報の配置の具体例を説明する説明図である。 割込情報の配置の具体例を説明する説明図である。 (a),(b)は割込情報の配置の具体例を説明する説明図である。 (a),(b)は割込情報の配置の具体例を説明する説明図である。 (a),(b),(c)は従来の技術を説明する説明図である。 (a),(b),(c)は従来の技術を説明する説明図である。 (a),(b),(c)は従来の技術を説明する説明図である。 (a),(b),(c)は従来の技術を説明する説明図である。
符号の説明
1 NC加工制御装置
3 再板取部
5 受信部
7 割込位置予約部
9 加工済情報記憶部
11 残材形状生成部
13 未加工情報記憶部
15 加工スケジュール生成部
17 加工データ生成部
19 確認部
21 加工実行部

Claims (7)

  1. NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御方法において、
    前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受付け、
    前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行することを特徴とするNC加工制御方法。
  2. NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御方法において、
    前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受け付ける工程と、
    前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行する再板取工程とを有し、
    前記再板取工程は、どの部品までを加工の対象とするのかを判断する割込位置予約工程と、
    加工が行われた部品、及び加工中の部品に係る加工済情報を生成し記憶させる加工済情報記憶工程と、
    前記加工済情報から加工済み部品の配置形状を生成し、前記1枚の板材の残材形状を生成する残材形状生成工程と、
    前記割込位置予約工程により、未加工となる予定の部品に係る未加工情報を生成しメモリに記憶する未加工情報記憶工程と、
    前記残材形状に対して未加工情報と、割込情報とを再配置し前記残材の加工スケジュールを生成する加工スケジュール生成工程と、を含むことを特徴とするNC加工制御方法。
  3. 加工中以外の加工スケジュールに対して割込情報があったとき再度板取を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のNC加工制御方法。
  4. 再板取り処理において、残材形状に対して、全ての未加工部品及び割込部品の再配置ができなかった場合、あるいは、残シート加工スケジュール全体に対する最適化を求める場合において、当該残材形状及び残材シート全体に対して再配置し、シート加工スケジュール及びシート加工NCデータを作成することを特徴とする請求項1、2又は3記載のNC加工制御方法。
  5. NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御装置において、
    前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受付ける手段と、
    前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行する手段とを備えることを特徴とするNC加工制御装置。
  6. NC加工機による1枚の板材の加工スケジュールに割込加工の要求があったとき再板取りの制御を行うNC加工制御装置において、
    前記1枚の板材に部品を板取するごとく定義された板取情報に基づく前記1枚の板材の加工スケジュールに部品の割込加工に係る割込情報を受け付ける受信部と、
    前記割込情報受付後、前記NC加工機による板材加工を中止することなく、前記1枚の板材の加工状態を取得し、未加工情報と、割込情報とを前記1枚の板材の残材形状に再度板取し、前記残材の加工スケジュールを続行する再板取部とを備え、
    前記再板取部は、どの部品までを加工の対象とするのかを判断する割込位置予約部と、
    加工が行われた部品、及び加工中の部品に係る加工済情報を生成し記憶させる加工済情報記憶部と、
    前記加工済情報から加工済み部品の配置形状を生成し、前記1枚の板材の残材形状を生成する残材形状生成部と、
    前記割込位置予約部により、未加工となる予定の部品に係る未加工情報を生成しメモリに記憶する未加工情報記憶部と、
    前記残材形状に対して未加工情報に係る部品と割込情報に係る部品とを再配置し前記残材の加工スケジュールを生成する加工スケジュール生成部と、を有することを特徴とするNC加工制御装置。
  7. 再板取り手段において、残材形状に対して、全ての未加工部品及び割込部品の再配置ができなかった場合、あるいは、残シート加工スケジュール全体に対する最適化を求める場合において、当該残材形状及び残材シート全体に対して再配置し、シート加工スケジュール及びシート加工NCデータを作成することを特徴とする請求項5又は6記載のNC加工制御装置。
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