JP2005301261A - トナー及びこれを用いる画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 結着樹脂及び/又は結着樹脂の前駆体、離型剤を、有機溶媒又は重合性単量体に溶解又は分散させて、水系媒体中で粒子を形成するトナーにおいて、前記トナーは、コア−シェル構造を有し、高架式フローテスターの測定で、トナーの1/2流出温度Tm1と溶融混練後のトナーの1/2流出温度Tm2との温度差(△Tm=Tm1−Tm2、Tm1>Tm2)△Tmが、△Tm>10℃の関係を有し、かつ、FTIR−ATR(全反射吸収赤外分光)法によるトナー表面近傍の離型剤の含有量が7〜30vol%であるトナーとする。
【選択図】 図1
Description
とりわけフルカラー複写機、フルカラープリンターにおいては、その画像の光沢性及び混色性が必要なことから、トナーはより低溶融粘度であることが必要であり、シャープメルト性のポリエステル系のトナーバインダが用いられている。このようなトナーでは、ホットオフセットの発生が起こりやすいことから、従来からフルカラー用の機器では、定着部材にシリコーンオイルなどを塗布することが行われている。しかしながら、定着部材にシリコーンオイルを塗布するためには、オイルタンク、オイル塗布装置が必要であり、装置が複雑、大型となる。また、定着部材の劣化をも引き起こし、一定期間毎のメンテナンスが必要とされる。さらに、コピー用紙、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)用フィルム等にオイルが付着することが不可避であり、とりわけOHPにおいては付着オイルによる色調の悪化の問題がある。
また、ドメイン粒子としての離型剤の分散状態も重要である。離型剤が分散せずトナー内部に凝集してしまうと、十分な離型性を得ることができない。したがって、十分な離型性を得るためには、離型剤がトナー粒子の表面付近にも分散していることがよい。しかしながら、離型剤が分散していても、トナー粒子表面近傍に存在する離型剤の割合が相対的に増加すると、トナー表面に離型剤が露出してしまう。表面に露出した離型剤は、凝集性を示してトナー流動性を悪化させたり、二成分系現像剤の場合は、長期の使用において磁性キャリアに移行して帯電性を低下させたり、感光体に移行してフィルミングを生じたりする原因となる。また、耐熱保存性を低下させ、トナーの長期保存安定性が得られない。逆に、分散径が小さすぎると、離型剤が過度に微分散されて十分な離型性が得られない。
したがって、トナーに添加される離型剤は、含有量とその分散状態が非常に重要である。
特許文献2には、離型剤の含有量を0.1〜40重量%とし、トナー表面に露出する離型剤の存在割合が表面に露出する構成化合物の1〜10重量%であるトナーが記載されている。トナー表面に露出する離型剤の割合をESCAによって測定し、規定しているものである。しかしながら、ESCAによる分析は、トナーの最表面から0.1μm程度の深さに限られるため、更に内側に存在し、定着工程で離型性を発揮するに相応しい離型剤の分散状態を知るには及ばない。
特許文献3には、離型剤がトナー粒子に内包されかつ粒子表面に局在化するトナーが記載されている。しかしながら、トナー表面近傍の離型剤の詳細な分散状態は不明である。
1.本発明のトナーは、少なくとも、結着樹脂、着色剤、離型剤を含有するトナーであって、結着樹脂及び/又は結着樹脂の前駆体、離型剤を、有機溶媒又は重合性単量体に溶解又は分散させて、水系媒体中で粒子を形成するトナーにおいて、前記トナーは、コア−シェル構造を有し、高架式フローテスターの測定で、トナーの1/2流出温度Tm1と溶融混練後のトナーの1/2流出温度Tm2との温度差(△Tm=Tm1−Tm2、Tm1>Tm2)△Tmが、△Tm>10℃の関係を有し、かつ、FTIR−ATR(全反射吸収赤外分光)法によるトナー表面近傍の離型剤の含有量が7〜30vol%であることを特徴とする。
2.また、本発明のトナーは、さらに、コア部分が主に低分子量ポリエステル樹脂で形成され、シェル部分が主に高分子量ポリエステル樹脂で形成されていることを特徴とする。
3.また、本発明のトナーは、さらに、低分子量ポリエステル樹脂と高分子量ポリエステル樹脂との重量比が3〜5%の範囲にあることを特徴とする。
4.また、本発明のトナーは、さらに、低分子量ポリエステル樹脂のピーク分子量が1000〜30000であることを特徴とする。
5.また、本発明のトナーは、さらに、低分子量ポリエステル樹脂の酸価が10〜40mgKOH/gであることを特徴とする。
6.また、本発明のトナーは、さらに、低分子量ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)が40〜70℃であることを特徴とする。
7.また、本発明のトナーは、さらに、ガラス転移温度(Tg)が45〜75℃であることを特徴とする。
9.また、本発明のトナーは、さらに、離型剤の含有量が、DSC(示差走査熱量計)法で、3〜20wt%の範囲にあることを特徴とする。
10.また、本発明のトナーは、さらに、また、本発明のトナーは、さらに、少なくとも有機溶媒中に、活性水素基を有する化合物と反応可能な部位を有する重合体、離型剤、着色剤を溶解又は分散させ、溶液または分散液を水系媒体中で分散させ、活性水素基を有する化合物と反応可能な部位を有する重合体を架橋又は伸長反応させることを特徴とする。
12.また、本発明のトナーは、さらに、体積平均粒径が3.0〜8.0μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする。
13.また、本発明のトナーは、さらに、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする。
14.また、本発明のトナーは、さらに、紡錘形状で、かつ、前記紡錘形状が長軸r1、短軸r2、厚さr3で規定され(但し、r1≧r2≧r3とする。)、長軸r1と短軸r2との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲にあり、厚さr3と短軸r2との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にあることを特徴とする。
16.また、本発明の定着装置は、さらに、上述した2ないし13に記載のトナーが用いられることを特徴とする。
18.また、本発明の定着装置は、さらに、上述した16に記載の定着装置を用いることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置では、耐熱保存性に優れたトナーによって、長期にわたって安定した画像を提供することができた。
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤を含有するトナーであって、結着樹脂、離型剤を有機溶媒又は重合性単量体に溶解又は分散させて、水系媒体中でトナー粒子を形成するトナーである。
このときに、トナーはコア−シェル構造を有する。コア−シェル構造は、トナー表面のシェル部分は、高分子量の樹脂成分を主に含んでいて、中心のコア部分と比較して硬くする。シェル部分を硬くすることで、画像形成装置内に長期にわたって置かれても、熱を受けて硬くなるブロッキング現象を生ずることがない。また、トナー表面のシェル部分を硬くすることで、トナー表面から遊離する離型剤を減らすことで、キャリアの寿命を延ばすことができる。また、トナーの内部であるコア部分は、トナー表面のシェル部分より低分子量成分を多くする。これによって、定着装置の熱及び/又は圧力でシェル部分が破壊され、内部のコア部分の低分子量成分が出てくることで定着下限温度を低くすることができ、定温で定着することができる。
また、ホットオフセットの最大の原因は、トナー中の低軟化点樹脂であり、この樹脂の流出温度を適正な値にすることが重要である。トナー中にはその他に、ゲル分などの高密度な架橋構造を持つ樹脂や、離型剤などが通常含まれており、これらの総合的な流出温度を測定するには高化式のフローテスターが適している。フローテスターで測定される熱特性、特に1/2流出開始温度が高い程、耐ホットオフセット性が良好になる傾向にあるが、その相関度は低かった。この理由として、例えば、トナー表面に架橋密度の高い樹脂が偏在し、トナー内部が低軟化点樹脂である、いわゆるコア−シェル構造のトナーであったり、低軟化点樹脂中にゲル分が海−島構造であるトナーであったりと、トナーの構造は多岐にわたっており、定着部で十分に熱と圧力が加わった時の熱特性を測定するには、トナーそのものの熱特性を測定しただけでは十分ではないことが挙げられる。このため、重合トナーなどに多くみられる、コア−シェル構造のトナーなどは1/2流出開始温度が十分に高くとも、定着時にコア−シェル構造が破壊され、トナー内部の低融点樹脂がシェル外部に流出し、オフセットの発生原因になったりする。従って、トナーを十分に溶融・剪断・混練し、トナー組成物を十分に均一溶融分散させたトナー混練物の1/2流出開始温度と、耐ホットオフセット性には大きな相関があり、特に、請求項1に記載の条件とすることで、極めて高い耐ホットオフセット性が得られることを見出した。
コア−シェル構造を持つトナーの製造方法は特に限定されるものではないが、本発明においては、低軟化点樹脂とゲル分の配合量や、分散性で容易に構造制御が可能な製造方法として、有機溶媒中に、活性水素基を有する化合物と反応可能な部位を有する重合体(プレポリマー)、離型剤、着色剤を溶解または分散させ、該溶液または分散液を水系媒体中で分散させ、該活性水素基を有する化合物と反応可能な部位を有する重合体を架橋又は伸長反応させた後、もしくは反応させながら、該有機溶媒を除去し、洗浄、乾燥して得られるトナー製造方法を採用した。また、詳細は後述するが、樹脂の種類や酸価、分子量、ガラス転移点などを調整することで、更に好ましい発明の効果が得られることを見出した。
図1は、この高架式フローテスターの1/2流出温度の測定を説明するための図である。測定条件は、以下の通りである。
<1/2流出開始温度>
フローテスターとしては、例えば島津製作所製の高架式フローテスターCFT500D型がある。このフローテスターのフローカーブは、図1に示されるデータになり、そこから各々の温度を読み取ることができる。図中、Tfbは流出開始温度であり、1/2法における溶融温度とあるのはT1/2温度のことである。
測定条件:
・荷重:5kg/cm2
・昇温速度:3.0℃/min
・ダイ口径:1.00mm
・ダイ長さ:10.0mm
トナーの1/2流出温度Tm1が145℃未満では、耐熱保存性が低く、長期間画像形成装置内に装填したまま使用することができない。また、200℃を超えると、定着装置の低温定着を実現することができず、定着不良となる。
また、溶融混練後の1/2流出温度Tm2が110℃未満ではクリーニングローラから溶け出しやすく、記録紙の裏面を汚してしまう。また、135℃を超えるとクリーニングローラに回収される前に硬化するし、低温定着を実現することができない。
このFTIR−ATR(全反射吸収赤外分光)法は、測定原理から分析深さは0.3μm程度であり、この分析により、トナー粒子の表面から0.3μmの深さ領域における相対的な離型剤の含有重量を求めることができる。測定方法は以下の通りである。
先ず、試料として、トナー3gを自動ペレット成型器(Type M No.50 BRP−E;MAEKAWA TESTING MACHINE CO.製)で6tの荷重で1分間プレスして40mmφ(厚さ約2mm)ペレットを作製した。そのトナーペレット表面をFTIR−ATR法により測定した。用いた顕微FTIR装置は、PERKIN ELMER社製Spectrum OneにMultiScope FTIR ユニットを設置したもので、直径100μmのゲルマニウム(Ge)結晶のマイクロATRで測定した。赤外線の入射角41.5°、分解能4cm−1、積算20回で測定した。
このときに、基地になる結着樹脂、測定目的の離型剤等のそれぞれの材料を特定でき、重複しない波長を選択する。なお、それぞれの材料に関しては後述する。ここでは、例としてあげるが、得られた離型剤由来のピークPwax(例えば、カルナバワックスに対しては2850cm−1)と結着樹脂由来のピークPresin(例えば、ポリエステル樹脂に対して828cm−1)とを選択し、その強度比(Pwax/Presin)と離型剤含有量に関する検量線を予め作成しておき、この強度比(Pwax/Presin)からトナー粒子表面近傍の相対的な離型剤の体積含有量を測定した。値は測定場所を変えて4回測定した後の平均値を用いた。
また、FTIR−ATR法により分析されるトナー粒子表面から0.3μmの深さ領域に存在する離型剤が、トナー表面にしみ出しやすい位置にあることから、トナー離型性を効果的に発揮し、オフセットの発生を防止するものである。
この重量比が5%未満ではシェル部分の厚さが薄くなり、攪拌・混合時の衝撃により破壊されて、耐熱保存性が低下する。30%を越えるとシェル部分の厚さが厚くなり、熱及び/又は圧力を受けても割れないために定着性が低下する。この重量比は、以下に後述する未変性ポリエステル、ポリエステルプレポリマー、伸長剤の量、反応時間等で制御することができる。
この重量比は、高分子量ポリエステルは、ゲル化してTHF有機溶媒に溶けないことからその重量を測定し、トナー全体かとしてDSC法で求めた離型剤量を除き、又、着色剤、その他の材料はそのまま含有されているとして重量比を求めた。
本発明においては、ゲル分量を以下のように測定した。トナー1gを秤量し、これにTHF 100gを加えて、10℃で20〜30時間放置する。20〜30時間後、THF不溶解分であるゲル分が、溶媒であるTHFを吸収し、膨潤して沈降するので、これを濾紙にて分離する。分離したゲル分を120℃で3時間加温し、吸収したTHFを揮発させた後、重量を秤量することで、ゲル分を測定する。
ポリオール(1)とポリカルボン酸(2)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。
イソシアネート基を有するプレポリマー(A)中の1分子当たりに含有するイソシアネート基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、架橋及び/又は伸長後の変性ポリエステル系樹脂(i)の分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
アミン類(B)の比率は、イソシアネート基を有するプレポリマー(A)中のイソシアネート基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2より大きかったり1/2未満では、ウレア変性ポリエステル(i)の分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
酸価が10mgKOH/gより小さい場合は、(A)と(B)の伸長又は/及び架橋反応が急激に起こるため、トナー形状、粒径、粒径分布などを制御すること自体が困難である。また、伸長又は/及び架橋反応した樹脂成分多いため、低温定着性が著しく損なわれる。酸価が40mgKOHより大きい場合は、(A)と(B)の伸長又は/及び架橋反応が不十分となり、系の粘度が低すぎてトナー形状の異形化が困難となる。また、伸長又は/及び架橋反応した樹脂成分少ないため、耐ホットオフセット性も低下する。また、2成分現像方式でのキャリアのトナースペントや1成分現像方式での摩擦帯電付与部材などへのトナーフィルミングが発生し、摩擦帯電性が阻害されてしまいトナーの帯電不良となり、地汚れやトナー飛散が発生する。
(i)の重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
(ii)のピーク分子量は、通常1000〜30000、好ましくは1500〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。1000未満では耐熱保存性が悪化し、30000を超えると低温定着性が悪化する。
本発明においては、特にエステル系ワックス、脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス、モンタンワックス及び酸化ライスワックスを単独又は組み合わせて使用することができる。エステル系ワックスについては、特に分岐構造を有するものが離型効果が高く、好ましく用いることができる。カルナウバワックスとしては、微結晶のものが良く、酸価が5以下であり、トナーバインダー中に分散した時の粒子径が1μm以下の粒径であるものが好ましい。モンタンワックスについては、一般に鉱物より精製されたモンタン系ワックスを指し、カルナウバワックス同様、微結晶であり、酸価が5〜14であることが好ましい。酸化ライスワックスは、米ぬかワックスを空気酸化したものであり、その酸価は10〜30が好ましい。各離型剤の酸価が各々の範囲未満であった場合、低温定着温度が上昇し低温定着化が不十分となる。逆に酸価が各々の範囲を超えた場合、コールドオフセット温度が上昇し低温定着化が不十分となる。離型剤の添加量としては、バインダー樹脂100wt%に対して1〜15wt%、好ましくは3〜10wt%の範囲で用いられる。1wt%未満では、その離型効果が薄く所望の効果が得られにくい。又15wt%を超えた場合はキャリアへのスペントが顕著になる等の問題が生じた。
・測定装置:DSC装置(DSC60;島津製作所製)
・試料量:約5mg
・昇温温度:10℃/min
・測定範囲:室温〜150℃
・測定環境:窒素ガス雰囲気中
離型剤総量は以下の式で算出した。
離型剤総量(wt%)=(トナー試料の離型剤の吸熱量(J/g))×100)/(離型剤単体の吸熱量(J/g))
このように、上記分析により、トナー製造工程中に離型剤が流出して、仕込んだ全て離型剤がトナーに含有されない場合においても、トナー粒子中の離型剤総量を有効に規定することができる。
本マスターバッチはマスターバッチ用の樹脂と着色剤とを高せん断力をかけて混合、混練してマスターバッチを得ることができる。この際着色剤と樹脂の相互作用を高めるために、有機溶剤を用いることができる。またいわゆるフラッシング法と呼ばれる着色剤の水を含んだ水性ペーストを樹脂と有機溶剤とともに混合混練し、着色剤を樹脂側に移行させ、水分と有機溶剤成分を除去する方法も着色剤のウエットケーキをそのまま用いることができるため乾燥する必要がなく、好ましく用いられる。混合混練するには3本ロールミル等の高せん断分散装置が好ましく用いられる。
この他、高分子系微粒子たとえばソープフリー乳化重合や懸濁重合、分散重合によって得られるポリスチレン、メタクリル酸エステルやアクリル酸エステル共重合体やシリコーン、ベンゾグアナミン、ナイロンなどの重縮合系、熱硬化性樹脂による重合体粒子が挙げられる。
このような流動化剤は表面処理を行って、疎水性を上げ、高湿度下においても流動特性や帯電特性の悪化を防止することができる。例えばシランカップリング剤、シリル化剤、フッ化アルキル基を有するシランカップリング剤、有機チタネート系カップリング剤、アルミニウム系のカップリング剤、シリコーンオイル、変性シリコーンオイルなどが好ましい表面処理剤として挙げられる。
感光体や一次転写媒体に残存する転写後の現像剤を除去するためのクリーニング性向上剤としては、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸など脂肪酸金属塩、例えばポリメチルメタクリレート微粒子、ポリスチレン微粒子などのソープフリー乳化重合などによって製造された、ポリマー微粒子などを挙げることかできる。ポリマー微粒子は比較的粒度分布が狭く、重量平均粒径が0.01から1μmのものが好ましい。
(製造方法)
トナーバインダーは以下の方法などで製造することができる。ポリオール(1)とポリカルボン酸(2)を、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を溜去して、水酸基を有するポリエステルを得る。次いで40〜140℃にて、これにポリイソシアネート(3)を反応させ、イソシアネート基を有するプレポリマー(A)を得る。さらに(A)にアミン類(B)を0〜140℃にて反応させ、ウレア結合で変性されたポリエステルを得る。(3)を反応させる際および(A)と(B)を反応させる際には、必要により溶剤を用いることもできる。使用可能な溶剤としては、芳香族溶剤(トルエン、キシレンなど);ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど);エステル類(酢酸エチルなど);アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)およびエーテル類(テトラヒドロフランなど)などのイソシアネート(3)に対して不活性なものが挙げられる。ウレア結合で変性されていないポリエステル(ii)を併用する場合は、水酸基を有するポリエステルと同様な方法で(ii)を製造し、これを前記(i)の反応完了後の溶液に溶解し、混合する。
(水系媒体中でのトナー製造法)
本発明に用いる水系媒体としては、水単独でもよいが、水と混和可能な溶剤を併用することもできる。混和可能な溶剤としては、アルコール(メタノール、イソプロパノール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などが挙げられる。
トナー粒子は、水系媒体中でプレポリマー(A)からなる分散体を、(B)と反応させて形成させることが好ましい。水系媒体中でプレポリマー(A)や未変性ポリエステル樹脂(ii)からなる分散体を安定して形成させる方法としては、水系媒体中にプレポリマー(A)や未変性ポリエステル樹脂(ii)からなるトナー原料の組成物を加えて、せん断力により分散させる方法などが挙げられる。プレポリマー(A)と未変性ポリエステル樹脂(ii)と他のトナー組成物である(以下トナー原料と呼ぶ)着色剤、着色剤マスターバッチ、離型剤、荷電制御剤などは、水系媒体中で分散体を形成させる際に混合してもよいが、あらかじめトナー原料を混合した後、水系媒体中にその混合物を加えて分散させたほうがより好ましい。また、本発明においては、着色剤、離型剤、荷電制御剤などの他のトナー原料は、必ずしも、水系媒体中で粒子を形成させる時に混合しておく必要はなく、粒子を形成せしめた後、添加してもよい。たとえば、着色剤を含まない粒子を形成させた後、公知の染着の方法で着色剤を添加することもできる。
また、プレポリマー(A)と未変性ポリエステル(ii)の分散状態でトナーのコア−シェル構造は変化し、微分散する程、よりコア−シェル構造が緩和される。逆に分散度が低い場合は、プレポリマー(A)が水系媒体側に露出し易くなり、その結果トナー粒子界面での伸長反応が生じ易くなるため、コア−シェル構造が構築される。プレポリマー(A)と未変性ポリエステル(ii)の分散度は、上述した分散機の回転数や、分散時の温度、時間、また、プレポリマー(A)や未変性ポリエステル(ii)の粘度から決定される。
また、無機分散剤と同様にして有機樹脂微粒子を使用することもできる。使用される樹脂微粒子は、水性分散体を形成しうる樹脂であればいかなる樹脂も使用でき、熱可塑性樹脂でも熱硬化性樹脂でもよいが、例えばビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ケイ素系樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネート樹脂等が挙げられる。樹脂微粒子としては、上記の樹脂を2種以上併用しても差し支えない。このうち好ましいのは、微細球状樹脂粒子の水性分散体が得られやすい点から、ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂及びそれらの併用が好ましい。
ビニル系樹脂としては、ビニル系モノマーを単独重合また共重合したポリマーで、例えば、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、(メタ)アクリル酸−アクリル酸エステル重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体等が挙げられる。
樹脂微粒子の平均粒径は5〜500nmの物が用いられる。5nm以下では保存性改良効果が低下し、500nm以上では低温定着性を阻害する。樹脂微粒子のTgとしては55℃以上100℃以下の物が好ましい。Tgが55℃以下では保存性が不十分となり、100℃以上では低温定着性が不十分となる。
分散剤として有機樹脂微粒子を使用した場合には、耐熱保存性の向上等の観点から、該分散剤がトナー粒子表面に残存したままとすることもできる。
分級操作は液中でサイクロン、デカンター、遠心分離等により、微粒子部分を取り除くことができる。もちろん乾燥後に粉体として取得した後に分級操作を行っても良いが、液体中で行うことが効率の面で好ましい。得られた不要の微粒子、または粗粒子は再び混練工程に戻して粒子の形成に用いることができる。その際微粒子、または粗粒子はウェットの状態でも構わない。用いた分散剤は得られた分散液からできるだけ取り除くことが好ましいが、先に述べた分級操作と同時に行うのが好ましい。
具体的手段としては、高速で回転する羽根によって混合物に衝撃力を加える方法、高速気流中に混合物を投入し、加速させ、粒子同士または複合化した粒子を適当な衝突板に衝突させる方法などがある。装置としては、オングミル(ホソカワミクロン社製)、I式ミル(日本ニューマチック社製)を改造して、粉砕エアー圧カを下げた装置、ハイブリダイゼイションシステム(奈良機械製作所社製)、クリプトロンシステム(川崎重工業社製)、自動乳鉢などがあげられる。
一般的には、トナーの粒子径は小さければ小さい程、高解像で高画質の画像を得る為に有利であると言われているが、逆に転写性やクリーニング性に対しては不利である。また、本発明の範囲よりも重量平均粒子径が小さい場合、二成分現像剤では現像装置における長期の攪拌においてキャリアの表面にトナーが融着し、キャリアの帯電能力を低下させたり、一成分現像剤として用いた場合には、現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化する為のブレード等の部材へのトナーの融着を発生させやすくなる。
また、これらの現象は微粉の含有率が本発明の範囲より多いトナーにおいても同様である。逆に、トナーの粒子径が本発明の範囲よりも大きい場合には、高解像で高画質の画像を得ることが難しくなると共に、現像剤中のトナーの消費・補給が行われた場合にトナーの粒子径の変動が大きくなる場合が多い。また、重量平均粒子径/個数平均粒子径 が1.25よりも大きい場合も同様であることが明らかとなった。
トナーの平均粒径及び粒度分布は、コールターカウンターTA−II、コールターマルチサイザーII(いずれもコールター社製)を用いて測定することができる。本発明においてはコールターカウンターTA−II型を用い個数分布、体積分布を出力するインターフェイス(日科技研製)及びPC9801パーソナルコンピューター(NEC製)に接続し、測定した。
図2は、形状係数SF−1、形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。
形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
トナーの形状係数SF−1が100に近い値であれば、トナーの形状は球形に近くなり、トナーとトナー、あるいはトナーと感光体との接触が点接触になるため、トナー同士の付着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体との付着力も弱くなって、転写率は高くなる。一方、形状係数SF−1の値が180より大きくなると、不定形になるため、現像性、転写性が低下するので好ましくない。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)・・・式(2)
SF−2の値が100に近いほどトナー表面の凹凸は少なく滑らかになる。クリーニング性の向上のためには、表面に適度に凹凸を有することがよいが、形状係数SF−2が180より大きくなると、凹凸が顕著になるため、画像上にトナーが散るなどして画像品位を低下させるので好ましくない。
なお、形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)で倍率1000倍のトナーの写真を撮り、スキャナで読み取って画像データ化した。これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して、画像データを二値化し、少なくとも500個以上のトナー粒子について解析して計算した。
図3は、本発明に係るトナーの形状を模式的に示す図である。(a)において、略球形状のトナーを長軸r1、短軸r2、厚さr3(但し、r1≧r2≧r3とする。)で規定するとき、本発明のトナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)((b)参照)が0.5〜1.0で、厚さと短軸との比(r3/r2)((c)参照)が0.7〜1.0の範囲にあることが好ましい。長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、真球形状から離れるためにドット再現性及び転写効率が劣り、高品位な画質が得られなくなる。また、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、扁平形状に近くなり、球形トナーのような高転写率は得られなくなる。特に、厚さと短軸との比(r3/r2)が1.0では、長軸を回転軸とする回転体となり、トナーの流動性を向上させることができる。
なお、r1、r2、r3は、走査型電子顕微鏡(SEM)で、視野の角度を変えて写真を撮り、観察しながら測定した。
また、本発明のトナーはキャリアを使用しない1成分系の磁性トナー或いは、非磁性トナーとしても用いることができる。
図4は、本発明の画像形成装置の一実施の形態を示すもので、タンデム型間接転写方式の画像形成装置の概略構成図である。
画像形成装置本体100、給紙テーブル200、画像形成装置本体100上に取り付けるスキャナ300、さらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)400から構成される。画像形成装置本体100には、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を設け、3つの支持ローラ14、15、16に掛け回して図中時計回りに回転搬送可能とする。
この図示例では、3つのなかで第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17を設ける。
また、3つのなかで第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15間に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方向に沿って、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタンデム画像形成装置20を構成する。この画像形成手段18は、少なくとも感光体40と帯電手段60、現像手段61、クリーニング手段63とから選択されるプロセス手段とを備えるプロセスカートリッジであってもよい。このプロセスカートリッジはこれらを一体に支持して、画像形成装置100に着脱可能にする。これによって、トナー等の消耗により一体に交換することで、利用者の利便性が増加する。
タンデム画像形成装置20の上には、さらに露光装置21を設ける。一方、中間転写体10を挟んでタンデム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、中間転写体10を介して第3の支持ローラ16に押し当てて配置し、中間転写体10上の画像をシートに転写する。
2次転写装置22の横には、シート上の転写画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト253に加圧ローラ254を押し当てて構成する。
上述した2次転写装置22には、画像転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
このカラー電子写真装置を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ14・15・16の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写体10を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写体10上に合成カラー画像を形成する。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
画像転写後のシートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
この画像形成装置100に用いることで、画像形成装置100内に配置された現像装置61に長期間収納されていてもブロッキングすることなく、長期間にわたって安定して、高品位の画像を提供することができる。また、離型剤をトナー近傍に存在させることで、定着下限温度を低くし、かつ、オフセットの発生を少なくすることができる。
〜有機微粒子エマルションの合成〜
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成工業製)11部、スチレン83部、メタクリル酸83部、アクリル酸ブチル110部、および過硫酸アンモニウム1部を仕込み、400回転/分で15分間撹拌したところ、白色の乳濁液が得られた。これを加熱して、系内温度75℃まで昇温し5時間反応させた。更に、1%過硫酸アンモニウム水溶液30部加え、75℃で5時間熟成してビニル系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液を得た。これを[微粒子分散液1]とする。
[微粒子分散液1]を試料として用いて、LA−920(HORIBA製)を測定した体積平均粒径は、105nmであった。また、[微粒子分散液1]の一部を乾燥して樹脂分を単離した。該樹脂分のTgは59℃であり、重量平均分子量は150,000であった。
水990部、[微粒子分散液1]80部、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液(エレミノール MON−7、三洋化成工業製)37部、および酢酸エチル90部を混合撹拌し、乳白色の液体を得た。これを[水相1]とする。
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、イソホロンジアミン170部とメチルエチルケトン75部を仕込み、50℃で5時間反応を行い、アミンのブロック化体を得た。これを[ケチミン化合物1]とする。この[ケチミン化合物1]のアミン価は418であった。
水1200部、カーボンブラック(キャボット社製、リーガル400R)40部、ポリエステル樹脂 60部を、更には水30部を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で混合し、混合物を2本ロールを用いて150℃で30分混練後、圧延冷却しパルペライザーで粉砕して、カーボンブラックマスターバッチを得た。これを[マスターバッチ1]とする。
温度計および攪拌機の付いたオートクレーブ反応槽中に、キシレン450部、離型剤としての低分子量ポリエチレン(三洋化成工業(株)製 サンワックスLEL−400:軟化点128℃)150部を入れ充分溶解し、窒素置換後、スチレン594部、メタクリル酸メチル255部、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタレート34.3部およびキシレン120部の混合溶液を155℃で2時間で滴下し重合し、さらにこの温度で1時間保持した。次いで脱溶剤を行い、平均エステル基濃度:13.2%、数平均分子量:3300、重量平均分子量:12000、ガラス転移点:65.2℃の変性体樹脂(a)を得た。
撹拌棒および温度計をセットした容器に、[低分子ポリエステル1](数平均分子量6900、重量平均分子量21500)、Tg44℃、酸価24)400部、カルナウバワックス 110部、変性体樹脂a 11部および酢酸エチル947部を仕込み、撹拌下80℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時問かけて30℃にまで冷却した。次いで、容器に[マスターバッチ1]500部、および酢酸エチル500部を仕込み、1時間混合して溶解物を得た。これを[原料溶解液1]とする。
[原料溶解液1]1324部を容器に移し、ビーズミル(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、送液速度:1Kg/hr、ディスク周速度:6m/秒、0.5mmジルコニアビーズ充填量:80体積%、パス数:3回の条件で、離型剤の分散を行った。次いで、[低分子ポリエステル1]の65%酢酸エチル溶液1324部を加え、上記と同条件のビーズミルを用いてパス数:1回で、分散液を得た。これを[顔料・離型剤分散液1]とする。
[顔料・離型剤分散液1]1610部、[プレポリマー1]の50%酢酸エチル溶液(数平均分子量9800、重量平均分子量21500、Tg65℃、酸価1.5)231部、伸長補助剤(UCAT660M、サンアプロ(株)製)5.5部、および[ケチミン化合物1]8.5部を容器に入れ、TKホモミキサー(特殊機化製)を用いて5,000rpmで1分間混合した後、容器に[水相1]1200部を加え、TKホモミキサーで、回転数10,000rpmで20分間混合して、水系媒体分散液を得た。これを、[乳化スラリー1]とする。
撹拌機および温度計をセットした容器に、[乳化スラリー1]を投入し、30℃で8時間脱溶剤した後、45℃で4時間熟成を行い、有機溶媒が留去された分散液を得た。これを[分散スラリー1]とする。
[分散スラリー1]100部を減圧濾過した後、
(1):濾過ケーキにイオン交換水100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12000rpmで10分間)した後濾過した。
(2):(1)の濾過ケーキに10%水酸化ナトリウム水溶液100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12000rpmで30分間)した後、減圧濾過した。
(3):(2)の濾過ケーキに10%塩酸100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12000rpmで10分間)した後濾過した。
(4):(3)の濾過ケーキにイオン交換水300部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12000rpmで10分間)した後濾過する操作を2回行い、濾過ケーキを得た。
この濾過ケーキを循風乾燥機にて45℃で48時間乾燥し、目開き75μmメッシュで篩い、トナー母体粒子を得た。これを[トナー母体1]とする。
上記で得られた[トナー母体1]100重量部と、外添剤として疎水性シリカ(HDK H2000、クラリアントジャパン製)1.0重量部、および、疎水性酸化チタン0.5重量部をヘンシェルミキサーにより混合し、目開き38μmの篩を通過させて凝集物を取り除くことによって、トナーを得た。これを[トナー1]とする。
比較例では、実施例1の油相の調製工程で、カルナウバワックス 110部、変性体樹脂a 11部および酢酸エチル947部を仕込みの換わりに、[低分子ポリエステル1](数平均分子量6900、重量平均分子量15500、Tg44℃、酸価24)400部、カルナウバワックス 70部、変性体樹脂a 28部、および酢酸エチル947部を仕込んだ。
また、乳化工程で、[プレポリマー1]の50%酢酸エチル溶液(数平均分子量9800、重量平均分子量21500、Tg65℃、酸価1.5)231部、伸長補助剤(UCAT660M、サンアプロ(株)製)5.5部の換わりに、[プレポリマー1]の50%酢酸エチル溶液(数平均分子量3800、重量平均分子量15000、Tg60℃、酸価0.5)231部を投入した。
それ以外は、全て実施例1と同じにした。
実施例2では、実施例1の乳化工程で、[顔料・離型剤分散液1]1610部、[プレポリマー1]の50%酢酸エチル溶液(数平均分子量9800、重量平均分子量21500、Tg65℃、酸価1.5)231部、伸長補助剤(UCAT660M、サンアプロ(株)製)5.5部、および[ケチミン化合物1]8.5部を容器に入れ、TKホモミキサー(特殊機化製)を用いて5,000rpmで1分間混合する換わりに、8,000rpmで1分間混合した。
また、脱有機溶媒工程で、45℃で4時間熟成を行う換わりに、40℃で4時間熟成を行った。
それ以外は、全て実施例1と同じにした。
比較例2では、実施例2の油相の調製工程で、カルナウバワックス 110部を仕込みの換わりに、カルナウバワックス 90部を仕込んだ。
それ以外は、全て実施例2と同じにした。
(評価項目)
1)定着性(ホットオフセット性、低温定着性)
リコー製imagio Neo 450を改造してベルト定着方式として、普通紙及び厚紙の転写紙(リコー製 タイプ6200及びNBSリコー製複写印刷用紙<135>)にベタ画像で、1.0±0.1mg/cm2のトナー付着量で定着評価した。定着ベルトの温度を変化させて定着試験を行い、普通紙でホットオフセットの発生しない上限温度を定着上限温度とした。また、厚紙で定着下限温度を測定した。定着下限温度は、得られた定着画像をパットで擦った後の画像濃度の残存率が70%以上となる定着ロール温度をもって定着下限温度とした。定着上限温度は200℃以上、定着下限温度は140℃以下が望まれる。
トナーを10gずつ計量し、20mlのガラス容器に入れ、100回ガラス瓶をタッピングした後、温度55℃、湿度80%にセットした恒温槽に24時間放置した後、針入度計で針入度を測定した。また低温低湿(10℃、15%)環境に保存したトナーも同様に針入度を評価し、高温高湿、低温低湿環境で、より針入度が小さい方の値を採用して評価した。良好なものから、◎:20mm以上、○:15mm以上20mm未満、△:10mm以上〜15mm未満、×:10mm未満、とした。
リコー社製imagio Neo 450を用い、100%画像面積のベタ画像チャートを10,000枚ランニングした後、加圧ベルトに当接されたクリーニングローラを取り外し、定着単体試験器の定着ローラの温度を上げて行き、普通紙(リコー社製タイプ6200及びリコー社製複写印刷紙<135>)を通紙し、紙上にトナーが溶け出した温度を溶け出し発生温度とした。
14、15、16 支持ローラ
17 中間転写体クリーニング装置
18 画像形成手段
20 タンデム画像形成装置
21 露光装置(露光手段)
222 次転写装置(転写手段)
23 ローラ
242 次転写ベルト
25 定着装置(定着手段)
251 加熱ローラ
252 支持ローラ
253 定着ベルト
254 加圧ローラ
257 (加圧ローラ)クリーニングローラ
258 温度センサ
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読み取りセンサ
40 感光体(像担持体)
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46、48 給紙路
47 搬送ローラ
49 レジストローラ
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 分離ローラ
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
60 帯電装置(帯電手段)
61 現像装置(現像手段)
62 1次転写装置(転写手段)
63 クリーニング装置(クリーニング手段)
64 除電装置(除電手段)
65 現像スリーブ
100 画像形成装置
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
Claims (18)
- 少なくとも、結着樹脂、着色剤、離型剤を含有するトナーであって、
結着樹脂及び/又は結着樹脂の前駆体、離型剤を、有機溶媒又は重合性単量体に溶解又は分散させて、水系媒体中で粒子を形成するトナーにおいて、
前記トナーは、コア−シェル構造を有し、
高架式フローテスターの測定で、トナーの1/2流出温度Tm1と溶融混練後のトナーの1/2流出温度Tm2との温度差(△Tm=Tm1−Tm2、Tm1>Tm2)△Tmが、△Tm>10℃の関係を有し、
かつ、FTIR−ATR(全反射吸収赤外分光)法によるトナー表面近傍の離型剤の含有量が7〜30vol%である
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1に記載のトナーにおいて、
前記トナーは、コア部分が主に低分子量ポリエステル樹脂で形成され、シェル部分が主に高分子量ポリエステル樹脂で形成されている
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1又は2に記載のトナーにおいて、
前記トナーは、低分子量ポリエステル樹脂と高分子量ポリエステル樹脂との重量比(高分子量ポリエステル樹脂の重量/低分子量ポリエステル樹脂の重量)が5〜30%の範囲にある
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、低分子量ポリエステル樹脂のピーク分子量が1000〜30000である
ことを特徴とするトナー。 - 請求項4に記載のトナーにおいて、
前記トナーは、低分子量ポリエステル樹脂の酸価が10〜40mgKOH/gであることを特徴とするトナー。 - 請求項4又は5に記載のトナーにおいて、
前記トナーは、低分子量ポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)が40〜70℃である
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、ガラス転移温度(Tg)が45〜75℃である
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、1/2流出温度Tm1が145〜200℃の範囲あり、溶融混練後のトナーの1/2流出温度Tm2が110〜135℃の範囲にある
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、離型剤の含有量が、DSC(示差走査熱量計)法で、3〜20wt%の範囲にある
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1ないし9のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、少なくとも有機溶媒中に、活性水素基を有する化合物と反応可能な部位を有する重合体、離型剤、着色剤を溶解又は分散させ、溶液または分散液を水系媒体中で分散させ、活性水素基を有する化合物と反応可能な部位を有する重合体を架橋又は伸長反応させる
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、平均円形度が0.94以上である
ことを特徴とするトナー。 - 請求項1ないし11のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、体積平均粒径が3.0〜8.0μmで、
体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にある
ことを特徴とするトナー。 - 請求項11又は12に記載のトナーにおいて、
前記トナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にある
ことを特徴とするトナー。 - 請求項11ないし13のいずれかに記載のトナーにおいて、
前記トナーは、紡錘形状で、
かつ、前記紡錘形状が長軸r1、短軸r2、厚さr3で規定され(但し、r1≧r2≧r3とする。)、長軸r1と短軸r2との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲にあり、厚さr3と短軸r2との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にある
ことを特徴とするトナー。 - 記録部材上に形成されたトナーによる可視像を熱及び/又は圧力で定着させる定着装置において、
前記定着装置は、定着ローラと加圧ローラと、これらのいずれかのローラをクリーニングするクリーニングローラとを有する定着装置であって、
少なくとも、結着樹脂、着色剤、離型剤を含有するトナーであって、結着樹脂及び/又は結着樹脂の前駆体、離型剤を、有機溶媒又は重合性単量体に溶解又は分散させて、水系媒体中でトナー粒子を形成するトナーであって、コア−シェル構造を有し、高架式フローテスターの測定で、トナーの1/2流出温度Tm1と溶融混練後のトナーの1/2流出温度Tm2との温度差(△Tm=Tm1−Tm2、Tm2>Tm1)△Tmが、△Tm>10℃の関係を有し、かつ、FTIR−ATR(全反射吸収赤外分光)法によるトナー表面の離型剤量が3〜5%であるトナーが用いられる
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項15に記載の定着装置において、
前記定着装置は、請求項2ないし13に記載のトナーが用いられる
ことを特徴とする定着装置。 - 潜像を担持する像担持体と、像担持体表面に均一に帯電を施す帯電装置と、帯電した像担持体の表面に画像データに基づいて露光し、静電潜像を書き込む露光装置と、像担持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給し、可視像化する現像装置と、像担持体表面の可視像を記録部材に転写する転写装置と、像担持体上の未転写の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置と、記録部材上の可視像を熱及び又は圧力で定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
前記画像形成装置は、定着ローラと加圧ローラと、これらのいずれかのローラをクリーニングするクリーニングローラとを有する定着装置であって、
少なくとも、結着樹脂、着色剤、離型剤を含有するトナーであって、結着樹脂及び/又は結着樹脂の前駆体、離型剤を、有機溶媒又は重合性単量体に溶解又は分散させて、水系媒体中でトナー粒子を形成するトナーであって、コア−シェル構造を有し、高架式フローテスターの測定で、トナーの1/2流出温度Tm1と溶融混練後のトナーの1/2流出温度Tm2との温度差(△Tm=Tm1−Tm2、Tm2>Tm1)△Tmが、△Tm>10℃の関係を有し、かつ、FTIR−ATR(全反射吸収赤外分光)法によるトナー表面の離型剤量が3〜5%であるトナーが用いられる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項17に記載の画像形成装置において、
前記画像形成装置は、請求項16に記載の定着装置を用いる
ことを特徴とする画像形成装置。
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