JPH0643773A - 定着方法および定着装置 - Google Patents

定着方法および定着装置

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JPH0643773A
JPH0643773A JP5135411A JP13541193A JPH0643773A JP H0643773 A JPH0643773 A JP H0643773A JP 5135411 A JP5135411 A JP 5135411A JP 13541193 A JP13541193 A JP 13541193A JP H0643773 A JPH0643773 A JP H0643773A
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JP
Japan
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fixing
heat
roller
heating roller
toner
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Application number
JP5135411A
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English (en)
Inventor
Yoshio Yoshimura
好生 吉村
Koji Akiyama
孝治 秋山
Kouji Shimokusa
宏治 下草
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】回転可能に支持された電気導電性エラストマー
層を有する加熱ローラと、該加熱ローラと平行に配設さ
れ回転可能に支持された少なくとも2本のテンションロ
ーラと、該テンションローラにより張設される耐熱性薄
膜ベルトとを備え、該耐熱性薄膜ベルトの外表面が該加
熱ローラと面接触している定着装置を用いて、該電気導
電性エラストマー層への通電により加熱された加熱ロー
ラと耐熱性薄膜ベルトとの接触面間に未定着トナー像を
担持した記録媒体を挟圧搬送させて定着を行うことを特
徴とする定着方法、および定着装置。 【効果】内部に熱源を設ける必要がないので定着用のロ
ーラを小径化でき、定着装置そのものを軽量小型化でき
るばかりでなく、ウォーミングアップタイムを短くする
ことができ、低消費電力化を達成することができる等の
効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の電子写真プロセスを利用する画像形成
装置に使用される、記録媒体上に転写されたトナー像を
定着させるための定着方法および定着装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、複写機やプリンタ等に於いて画像を形成する場合、
一般にカールソン方式が用いられている(米国特許明細
書 2,221,776、2,297,691 及び 2,357,809号、Electrop
hotography: p22-p41, R. M. Shaffert 1965, The Foca
l Press)。従来の画像形成方法では、光学的手段によっ
て形成された静電潜像は先ず現像工程で現像された後、
転写工程で記録紙等の記録媒体に転写され、更に定着工
程でトナーが記録媒体に定着される。
【0003】このような一連の電子写真プロセスを利用
する画像形成装置に一般的に使用される定着方法として
は、(1)一対の金属ローラから構成される装置を用い
て、両ローラ間で働く大きな圧力により定着を行う圧力
定着方法、および(2)内部に熱源12を有する中空円
筒の金属ローラ10aの表面にテフロンコーティング等
よりなる離型層10bを施した熱ローラ10と、芯金1
1aにシリコーンゴム等よりなるゴム層11bを施した
圧力ローラ11から構成される定着装置を用いて、熱と
圧力により定着を行う熱ローラ定着方法が知られている
(図4参照)。
【0004】しかしながら、このような従来の定着方法
において、前記の圧力定着方法ではローラの精度が高い
ものが要求され、またローラの支持機構等を頑丈にする
必要があり、装置全体が大きくなるという欠点を有して
いた。また、熱ローラ定着方法では、熱ローラ等の定着
に供される部分が定着可能温度に達するまで時間がかか
り、クイック印字が出来ないという欠点を有していた。
即ち、ウォーミングアップタイムは熱ローラ内部に設け
られた熱源によって上下のローラ間が定着可能温度に達
する時間で決定されるものであり、ウォーミングアップ
タイムを短くするためには小径化等により熱容量を小さ
くする必要があるが、内部に熱源を設けた熱ローラでは
小径化するにも限度がある。
【0005】かかる欠点を改善すべく、実公昭42−1
8634号公報には、定着時間の短縮および高速化を目
的として、圧着ベルトを用いることにより記録媒体が熱
ドラムに対する接触面積を大きくすると共に、その受熱
量を大きくした定着装置が提案されている。即ち、この
装置は熱源を内蔵した中空の熱ドラム(下ローラ)の上
面に圧着ベルト(上ベルト)を配設し、トナー像と接触
する圧着ベルトに非粘着性の高いフッ素樹脂をコーティ
ングしてあり、下ローラと上ベルトとを同一の速度で駆
動するものである。しかしながら、この装置では、四フ
ッ化エチレン樹脂または、マイラー、硝子繊維等で構成
された上ベルトの耐熱性および耐久性が不十分であり、
さらに、中空の下ローラに内蔵された熱源による加熱で
は、記録媒体の表面上にトナー像が位置しているのに対
し、記録媒体の裏面側からのみ加熱されるため熱効率が
悪いものであった。
【0006】また、特開昭60−237483号公報に
は、一対のローラに巻き掛けられた無端ベルトと、それ
に押しつけられる押さえローラの間を記録媒体が通過し
て定着を行う装置において、押さえローラの外周、ある
いは無端ベルトの表面に層状に形成されたカーボン面発
熱体を熱源とした定着装置が提案されている。即ち、こ
の装置では無端ベルトはポリイミドや四フッ化エチレン
等の絶縁性支持体の外周にカーボンをウレタンやシリコ
ン等の樹脂あるいは耐熱性ポリマーに混練してなるカー
ボン面発熱体を層状に形成し、離型層として四フッ化エ
チレン等をオーバコートしたものを用い、押さえローラ
としてはセラミックや耐熱樹脂等の熱容量の低いものを
用いる構成となっている。あるいは無端ベルトに単なる
ゴム等のベルトを用い、押さえローラに発熱体を設ける
構成としている。しかしながら、いずれの場合において
もベルトとしてゴムあるいは樹脂等を用いており耐久性
についての問題が指摘される。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決すべく、ウォーミングアップタイムの短縮化、装置の
軽量小型化、低消費電力化、および耐久性の向上が可能
となる定着方法および定着装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
(1)回転可能に支持された電気導電性エラストマー層
を有する加熱ローラと、該加熱ローラと平行に配設され
回転可能に支持された少なくとも2本のテンションロー
ラと、該テンションローラにより張設される耐熱性薄膜
ベルトとを備え、該耐熱性薄膜ベルトの外表面が該加熱
ローラと面接触している定着装置を用いて、該電気導電
性エラストマー層への通電により加熱された加熱ローラ
と耐熱性薄膜ベルトとの接触面間に未定着トナー像を担
持した記録媒体を挟圧搬送させて定着を行うことを特徴
とする定着方法、および(2)回転可能に支持された電
気導電性エラストマー層を有する加熱ローラと、該加熱
ローラと平行に配設され回転可能に支持された少なくと
も2本のテンションローラと、該テンションローラによ
り張設される耐熱性薄膜ベルトとを備え、該耐熱性薄膜
ベルトの外表面が該加熱ローラと面接触し、その接触面
間で記録媒体上の未定着トナー像が定着されることを特
徴とする定着装置に関する。また本発明における好適な
態様として、加熱ローラが電気導電性エラストマー層の
外面にさらに離型層を有するものであり、また耐熱性薄
膜ベルトが金属製のベルトである定着方法および定着装
置に関する。
【0009】以下、図面を用いて本発明の定着方法およ
び定着装置について説明する。図1〜図3は本発明の定
着装置の一例を示す概略構成図である。1は加熱ローラ
であり、1a〜1cあるいは1a〜1dの部材により構
成され回転可能に支持されている。1aは断面が円形状
の芯金であり、通常ステンレス鋼等の金属製芯体が用い
られる。1bは1aの芯金の上に設けたゴム状弾性体等
からなる絶縁層であり、JIS規格ゴム硬度Aスケール
で40〜80°であるものが好適に用いられる。
【0010】1cは1bの絶縁層の上に設けた電気導電
性エラストマー層であり、構成材料であるエラストマー
としては、テトラフルオロエチレンプロピレン系、フッ
化ビニリデン系、シリコーン系、フルオロシリコーン系
等のフッ素系又はシリコーン系の耐熱性エラストマーば
かりでなく、アクリル系、ニトリル系、エピクロルヒド
リン系、及びエチレンプロピレン・非共役ジエン三元共
重合体(EPDM)等の汎用エラストマー、又は条件に
よってはネオプレン系、ブタジエン系又はイソプレン系
のエラストマーも使用可能である。
【0011】また、本発明における電気導電性エラスト
マーは、上記エラストマーに導電性カーボン、導電性無
機粉、導電性チタン酸カリウムウィスカー等の導電性材
料を分散させて成形されたものを使用する。また、ポリ
ピロール、ポリチオフェン、ポリパラフェニレン、ポリ
アニリン等の有機高分子又はアントラセンとテトラシア
ノキノリン、ピレンとテトラシアノエチレン等のチャー
ジトランスファーコンプレックスを該エラストマーに分
散させて導電層を設けてもよい。
【0012】形成された電気導電性エラストマーは、J
IS規格ゴム硬度Aスケールで50〜90°、固有抵抗
値が1〜1000Ω・cmであり、好ましくは2〜20
0Ω・cmである。固有抵抗値が1000Ω・cmより
高いと、高電圧を印加しないと該エラストマー層の温度
が十分に上昇せず、加熱ローラが設定温度にならない恐
れがあるだけでなく、設定温度に達するまでに時間がか
かり過ぎる場合が多い。また、固有抵抗値が1Ω・cm
より低いと昇温速度が早すぎるために温度コントロール
が困難になり、また高温になって定着装置を破損する恐
れがあるので好ましくない。また、本発明で用いられる
電気導電性エラストマー層に発生する最高発熱温度は通
常180℃以下が好ましい。
【0013】このような電気導電性エラストマー層は、
通電すると固有抵抗によりジュール熱が発生し、この発
熱は即表面温度の上昇をもたらして加熱ローラとして働
く。通電手段としては、加熱ローラ両端に導電性ブラシ
等を接触させ印加させることにより行うことができる。
更に印加効果を上げるため、加熱ローラの両端面に導電
性塗料を塗布してもよい。
【0014】本発明では、さらに電気導電性エラストマ
ー層の外面に加熱ローラへのトナーの粘着を防止する為
に、シリコンオイル塗布を行うか、あるいは図2に示す
ように離型層1dを設けてもよい。離型層にはポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート、ナイロン、テフロン、PFA等のフィ
ルム等が用いられる。離型層の厚さは通常20〜200
μm、好ましくは50〜100μmである。20μmよ
り薄いと離型層の厚みのむらにより、離型層が剥離する
恐れがあり、200μmより大きいと熱伝導が低下し加
熱ローラの表面温度の上昇が妨げられて好ましくない。
【0015】2は耐熱性薄膜ベルトであり、ニッケル、
ステンレス鋼、フッ素などの合成樹脂及びフッ素ゴム等
を用いることができ、好ましくはクリープ変形がしにく
く、また繰り返し曲げ応力に強く製造が容易なニッケ
ル、ステンレス鋼等の金属製のベルトを用いるのがよ
い。ベルトの厚さは通常10〜200μm、好ましくは
20〜100μmである。また、定着後に記録媒体との
離型性を高めるために、フッ素樹脂層等よりなる離型層
を表面に設けてもよい。この場合の離型層の厚さは通常
5〜50μmである。なお、金属製のベルトとしては、
シームレスベルトだけでなく製作が容易な張り合わせベ
ルトでもよい。耐熱性薄膜ベルト2は後述のテンション
ローラ3により張設されており、無端ベルトとなってい
る。
【0016】3はテンションローラであり、3aと3b
の部材から構成されている。3aは断面が円形状の芯金
であり、通常ステンレス鋼等の金属製の芯体や耐熱性の
良い樹脂、例えばポリプロピレン、フッ素等の樹脂を用
いることができる。3bはゴム層であり、金属製のベル
トとの滑り止めの役割を果たすべく3aの芯金の表面に
コートされており、シリコーンゴム等の材料により20
〜100μmの厚さでコートされている。なお、耐熱性
薄膜ベルト2とテンションローラ3間で滑りが生じなけ
ればゴム層3b(滑り止めコート)は設けなくてもよ
い。テンションローラ3は、耐熱性薄膜ベルト2を張設
するために設けられるものであり、加熱ローラ1と平行
に配設され回転可能に支持されている。また、耐熱性薄
膜ベルト2を張設するために少なくとも2本のテンショ
ンローラが配設され、2本以上であれば特に本数は制限
されるものではない。
【0017】本発明の定着装置においては、加熱ローラ
1と耐熱性薄膜ベルト2が、耐熱性薄膜ベルト2の外表
面で面接触し、その接触面がニップ幅Waになるように
加熱ローラ1と耐熱性薄膜ベルト2およびテンションロ
ーラ3が配設される。即ち、図1〜図3により示される
ように耐熱性薄膜ベルト2は水平方向に所定の軸間距離
L2をおいて加熱ローラ1と平行に配設された少なくと
も1対のテンションローラ3にて張設されている。この
とき、ニップ幅Waおよび定着圧力は、テンションロー
ラ3の軸間距離L2および加熱ローラ1の押し付け量に
より設定される。
【0018】なお、本発明の定着装置においては、加熱
ローラ外径D1、テンションローラ外径D2、加熱ロー
ラとテンションローラの軸間距離L1、テンションロー
ラ軸間距離L2は、以下の所定の関係を有するものが好
ましく用いられる。即ち、テンションローラ外径D2
は、加熱ローラ外径D1の通常0.8〜1.5倍、好ま
しくは0.9〜1.2倍である。加熱ローラとテンショ
ンローラの軸間距離L1は、D1とD2の平均値の通常
0.3〜1.0倍、好ましくは0.5〜0.9倍であ
る。テンションローラ軸間距離L2は、D2の通常1.
0〜2.0倍、好ましくは1.2〜1.7倍である。こ
のような関係を有する本発明の定着装置において、ニッ
プ幅Waは通常3〜20mmとするのが好ましい。ま
た、加熱ローラ外径D1は、従来の熱ローラ定着装置で
は、小径化してもせいぜい20〜25mm程度であった
が、本発明においては10〜15mm程度まで小径化が
可能であり、このような場合でもテンションローラの配
設位置の調整等により所望のニップ幅Waを得ることが
できる。
【0019】本発明においては、さらに図3に示すよう
に、耐熱性薄膜ベルト2のテンション調整用にテンショ
ン調整ローラ6を必要に応じて用いてもよい。テンショ
ン調整ローラ6は、6a、6bの部材から構成されてい
る。6aは断面が円形状のローラであり、通常ステンレ
ス鋼等の金属製のローラが用いられる。6bはテンショ
ン調整用アクチェータであり、ソレノイド等が利用され
る。テンション調整ローラ6の配置場所は、耐熱性薄膜
ベルト2のテンションを調整できる位置であれば特に制
限されるものではない。テンション調整ローラ6を設け
ることにより、記録媒体の厚みを検知し、テンション調
整ローラ6によりベルトのテンションを調整することに
より、定着圧力をコントロールすることが可能となる。
また、ローラ6aはテンション調整用ローラ6とベルト
の蛇行調整用ローラを兼ねることも可能である。
【0020】本発明の定着装置において、定着は耐熱性
薄膜ベルト2の外表面が加熱ローラ1と面接触している
接触面間で行われ、未定着トナー像5を担持した記録媒
体4は、図示されていない所定の搬送手段により転写部
より定着部の該接触面まで搬送される。接触面間を挟圧
搬送されて定着した後、記録媒体はテンションローラ2
と加熱ローラ1と離れて図示されていない所定の排紙手
段により系外に排出される。テンションローラ3は図示
されていない所定の駆動手段により各図中の矢印方向に
一定の周速で回転しているが、駆動方法としては、例え
ばテンションローラ3のうち記録媒体の出口側ローラを
モータ等にて駆動する方法が挙げられる。これによりテ
ンションローラ3により張設された耐熱性薄膜ベルト
2、および耐熱性薄膜ベルト2と面接触している加熱ロ
ーラ1を摩擦力により一定の周速で同様に回転させるこ
とができる。この場合に、滑り等が生じて耐熱性薄膜ベ
ルト2と加熱ローラ1間で周速差が生じる場合には、加
熱ローラ1を個別に他の所定の駆動手段により駆動して
もよい。尚、本発明はこれらの態様に限定されるもので
はなく、本発明の原理に基づいて各部材の種類、配設等
の仕様変更は適宜可能である。
【0021】本発明の定着方法は、以上のように構成さ
れた定着装置を用いて、記録紙等の記録媒体上の未定着
トナー像を定着するものである。即ち、光学的手段によ
って形成された静電潜像は、現像工程で現像された後、
転写工程で記録紙等の記録媒体に転写され、その記録媒
体は所定の搬送手段により定着部まで搬送されるが、本
発明においては、加熱ローラ1と耐熱性薄膜ベルト2と
の接触面に搬送される。そして電気導電性エラストマー
層への通電により加熱された加熱ローラ1と耐熱性薄膜
ベルト2との接触面間に未定着トナー像5を担持した記
録媒体4を挟圧搬送させることにより定着が行われる。
このとき、接触面間に生じる定着圧力は通常0.01〜
4.0kg/cm、好ましくは0.1〜2.0kg/c
mであり、定着速度は通常10〜160mm/s、好ま
しくは20〜120mm/sである。定着温度は用いる
トナーの種類により異なるが、通常60〜180℃、好
ましくは70〜160℃である。なかでもトナーが後述
のような少なくとも熱可塑性樹脂と着色剤を含有する熱
溶融性芯材と、その芯材の表面を被覆するよう設けた外
殻とにより構成され、該外殻の主成分が非晶質ポリエス
テルよりなるカプセルトナーを用いる場合は、120℃
以下の低温定着が可能である。また、本発明の定着装置
では、加熱ローラのローラ径として小さいものでも十分
に広いニップ幅が得られるため、このように定着に必要
な圧力が小さくてすみ、定着速度も大きく、定着温度も
低温にすることができる。
【0022】本発明において用いられるトナーは、特に
限定されるものではなく粉砕分級法で得られたトナー、
または貯蔵安定性と定着性、耐オフセット性を機能分離
したカプセルトナーのいずれであってもよい。粉砕分級
法によるトナーは、一般的に、着色剤、バインダー樹
脂、電荷調整剤その他の添加物を溶融混練りし、粉砕、
分級して製造される。また、カプセルトナーとしては、
例えば、特開昭58−176642号公報、特開昭58
−176643号公報、特開昭61−56352号公
報、特開昭63−128357号公報、特開昭63−1
28358号公報、特開平01−267660号公報、
特開平02−51175号公報、特願平4−25908
8号に記載された方法により製造されたもの等を使用す
ることができる。
【0023】次に、これらのカプセルトナーの一例とし
て、少なくとも熱可塑性樹脂と着色剤を含有する熱溶融
性芯材と、その芯材の表面を被覆するよう設けた外殻と
により構成され、該外殻の主成分が非晶質ポリエステル
よりなるカプセルトナーについて説明する。このカプセ
ルトナーは、熱圧力定着方式において耐オフセット性、
耐ブロッキング性が優れ、低温定着でき、カブリのない
鮮明な画像を多数回にわたり安定に形成するという特徴
を有しており、本発明の定着装置に使用するトナーとし
て好適なものの一例である。
【0024】即ち、外殻の主成分が非晶質ポリエステル
よりなるカプセルトナーにおいて、この非晶質ポリエス
テルは、通常、1種以上のアルコール単量体(2価,3
価以上)および1種以上のカルボン酸単量体(2価,3
価以上)の縮重合によって得られるものであって、例え
ば3価以上の多価アルコール単量体および/または3価
以上の多価カルボン酸単量体を含有する単量体を用いて
縮重合によって得られるもの等が挙げられる(特願平4
−259088号)。このような非晶質ポリエステル
は、外殻の全重量中、通常50〜100重量%含有さ
れ、外殻に含有される他の成分としては、ポリアミド、
ポリエステルアミド、ポリウレア等を0〜50重量%用
いることができる。
【0025】2価アルコール成分としては、例えばポリ
オキシプロピレン(2.2) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシ
フェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3) −2,
2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオ
キシプロピレン(2.0) −2,2−ビス (4−ヒドロキシフ
ェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(2.0) −ポリ
オキシエチレン(2.0) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフ
ェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(6) −2,2 −
ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン等のビスフェ
ノールAのアルキレンオキシド付加物、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2 −プロピレングリコール、1,3 −プロピレング
リコール、1,4 −ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−ブテンジオール、1,5 −ペンタンジオー
ル、1,6 −ヘキサンジオール、1,4 −シクロヘキサンジ
メタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールA
のプロピレン付加物、ビスフェノールAのエチレン付加
物、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
【0026】3価以上のアルコール成分としては、例え
ばソルビトール、1,2,3,6 −ヘキサンテトロール、1,4
−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4 −ブタン
トリオール、1,2,5 −ペンタントリオール、グリセロー
ル、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,
4 −ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、1,3,5 −トリヒドロキシメチルベン
ゼン等が挙げられる。好ましくは、3価のアルコールが
用いられる。本発明においては、これらの2価のアルコ
ール単量体及び3価以上の多価アルコール単量体から単
独であるいは複数の単量体を用いることができる。
【0027】また、酸成分としては、カルボン酸成分で
2価の単量体として、例えばマレイン酸、フマール酸、
シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、
セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、n−ドデセニル
コハク酸、n−ドデシルコハク酸、n−オクチルコハク
酸、イソオクテニルコハク酸、イソオクチルコハク酸、
及びこれらの酸の無水物、もしくは低級アルキルエステ
ル等が挙げられる。
【0028】3価以上のカルボン酸成分としては、例え
ば1,2,4 −ベンゼントリカルボン酸、2,5,7 −ナフタレ
ントリカルボン酸、1,2,4 −ナフタレントリカルボン
酸、1,2,4 −ブタントリカルボン酸、1,2,5 −ヘキサン
トリカルボン酸、1,3 −ジカルボキシル−2−メチル−
2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4 −シクロヘキ
サントリカルボン酸、テトラ (メチレンカルボキシル)
メタン、1,2,7,8 −オクタンテトラカルボン酸、ピロメ
リット酸、エンポール三量体酸及びこれらの酸無水物、
低級アルキルエステル等が挙げられる。好ましくは、3
価のカルボン酸もしくはその誘導体が用いられる。本発
明においては、これらの2価のカルボン酸単量体及び3
価以上のカルボン酸単量体から単独であるいは複数の単
量体を用いることができる。
【0029】本発明における非晶質ポリエステルの製造
方法は、特に限定されることなく、上記の単量体を用い
てエステル化、エステル交換反応により製造することが
できる。ここで、非晶質とは明確な融点を有しない状態
をいい、本発明においては、結晶質のポリエステルを用
いると融解に必要なエネルギー量が大きく、トナー定着
性が向上できず好ましくない。
【0030】本発明に用いられる非晶質ポリエステル
は、さらにガラス転移点が50〜80℃であることが好
ましい。50℃未満であるとトナーの保存安定性が悪く
なり、80℃を越えるとトナーの定着性が悪くなる。
尚、本発明においてガラス転移点とは示差走査熱量計
(セイコー電子工業社製)を用い、昇温速度10℃/min
で測定した際に、ガラス転移点以下のベースラインの延
長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの
間での最大傾斜を示す接線との交点の温度をいう。
【0031】また、該非晶質ポリエステルの酸価は、3
〜50(KOHmg/g)であることが好ましく、より
好ましくは10〜30(KOHmg/g)である。3
(KOHmg/g)未満であると、殻材となる非晶質ポ
リエステルがin situ重合中に界面に出にくくな
り、トナーの保存安定性が悪く、50(KOHmg/
g)を越えるとポリエステルが水相へ移行しやすく製造
安定性が悪くなる。ここで酸価の測定方法は、JIS
K0070によるものである。
【0032】本発明に用いられる外殻の主成分が非晶質
ポリエステルよりなるカプセルトナーは、in sit
u重合法などの公知の方法により製造される。このカプ
セルトナーは少なくとも熱可塑性樹脂、着色剤を含有す
る熱溶融性芯材と、その芯材の表面を被覆するよう設け
た外殻とにより構成される。
【0033】本発明におけるカプセルトナーの熱溶融性
芯材の主成分として用いられる樹脂としては、ポリエス
テル樹脂、ポリエステル・ポリアミド樹脂、ポリアミド
樹脂、ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ、好まし
くは、ビニル系樹脂が挙げられる。このような熱溶融性
芯材の主成分となる熱可塑性樹脂に由来するガラス転移
点は、10〜50℃であることが好ましいが、ガラス転
移点が10℃未満ではカプセルトナーの保存安定性が悪
化し、50℃を越えるとカプセルトナーの定着強度が悪
化し好ましくない。
【0034】前記の熱可塑性樹脂のうち、ビニル樹脂を
構成する単量体としては、例えば、スチレン、o−メチ
ルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4 −
ジメチルスチレン、p−クロルスチレン、ビニルナフタ
レン等のスチレン若しくはスチレン誘導体、例えばエチ
レン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等の如きエ
チレン系不飽和モノオレフィン類、例えば塩化ビニル、
臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ギ酸ビニル、カプロン酸ビニル等の如きビニルエ
ステル類、例えばアクリル酸、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イ
ソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸アミル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラ
ウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ス
テアリル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸
2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルア
クリル酸メチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタク
リル酸アミル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸n−オクチル、メタクリル酸イソオクチル、メタク
リル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸メトキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸フェニル、
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエ
チルアミノエチル等の如きエチレン性モノカルボン酸及
びそのエステル、例えばアクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクリルアミド等の如きエチレン性モノカル
ボン酸置換体、例えばマレイン酸ジメチル等の如きエチ
レン性ジカルボン酸及びその置換体、例えばビニルメチ
ルケトン等の如きビニルケトン類、例えばビニルメチル
エーテル等の如きビニルエーテル類、例えばビニリデン
クロリド等の如きビニリデンハロゲン化物、例えばN−
ビニルピロール、N−ビニルピロリドン等の如きN−ビ
ニル化合物類が挙げられる。
【0035】本発明に係る芯材用の樹脂を構成する成分
の内、樹脂の主骨格形成にスチレンもしくはスチレン誘
導体を50〜90重量%用い、樹脂の軟化温度等の熱特
性の調節にエチレン性モノカルボン酸もしくはそのエス
テルを10〜50重量%用いることが、芯材用樹脂のガ
ラス転移点を制御し易く好ましい。
【0036】本発明に係る芯材用の樹脂を構成する単量
体組成物中に架橋剤を添加する場合、例えば、ジビニル
ベンゼン、ジビニルナフタレン、ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート、1,3 −
ブチレングリコールジメタクリレート、1,6 −ヘキシレ
ングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタク
リレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、2,2'−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2'−ビス(4−アクリロキシジエトキ
シフェニル)プロパン、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジブ
ロムネオペンチルグリコールジメタクリレート、フタル
酸ジアリルなど、一般の架橋剤を適宜(必要に応じて2
種以上組み合わせて)用いることができる。
【0037】これらの架橋剤の使用量は、重合性単量体
を基準にして0.001 〜15重量%、好ましくは0.1 〜10重
量%で使用するのが良い。これらの架橋剤の使用量が15
重量%より多いとトナーが熱で溶融しにくくなり、熱定
着性又は熱圧力定着性が劣ることとなる。また使用量が
0.001 重量%より少ないと、熱圧力定着において、トナ
ーの一部が紙に完全に固着しないでローラー表面に付着
し、次の紙に転移するというオフセット現象を防ぎにく
くなる。また、上記単量体を、不飽和ポリエステルの存
在下に重合させてグラフトもしくは架橋重合体とし、芯
材用の樹脂としても良い。
【0038】また、芯材用の熱可塑性樹脂を製造する際
使用される重合開始剤としては、2,2'−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビスイソブチ
ロニトリル、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2'−アゾビス−4−メトキシ−2,4
−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾ系又はジアゾ
系重合開始剤:ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカー
ボネート、キュメンハイドロパーオキサイド、2,4 −ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイドの如き過酸化物系重合
開始剤が挙げられる。
【0039】重合体の分子量及び分子量分布を調節する
目的で、又は反応時間を調節する目的等で、二種類又は
それ以上の重合開始剤を混合して使用することもでき
る。重合開始剤の使用量は、重合単量体100 重量部に対
して0.1 〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。
【0040】本発明におけるカプセルトナーの芯材中に
着色剤が含有されるが、従来のトナー用着色剤に用いら
れている染料、顔料等のすべてを使用できる。通常、芯
材中の樹脂 100重量部に対して1〜15重量部程度が使用
される。また、更に芯材中に荷電制御剤を添加すること
もでき、添加する負帯電性荷電制御剤、正帯電性荷電制
御剤としては、特に限定されることなく使用される。荷
電制御剤は芯材中に0.1 〜8.0 重量%、好ましくは0.2
〜5.0 重量%含有される。芯材中には必要に応じて、熱
圧力定着における耐オフセット性を改善する目的で、オ
フセット防止剤を含有せしめても良い。オフセット防止
剤の芯材中の樹脂に対する割合は1〜20重量%が好まし
い。また、本発明において磁性カプセルトナーを用いる
場合、芯材構成材料としてカーボンブラック等の代わり
に磁性粒子を添加し、磁性カプセルトナーとすれば良
い。磁性粒子の含有量は、カプセルトナー100 重量部当
たり20〜70重量部、好ましくは30〜70重量部である。
【0041】本発明におけるカプセルトナーの製造方法
は、製造設備や製造工程の簡素化という点からin s
itu重合法が好ましいが、例えば芯材としての母粒子
と数平均粒子径が母粒子の数平均粒子径の 1/8以下であ
る外殻形成材料の子粒子とを気流中で高速撹拌して外殻
を形成するといった乾式法にて行われてもよい。
【0042】以下、in situ重合法による製造方
法を例にとり説明する。この製造方法において、外殻形
成は、芯材構成材料と主として非晶質ポリエステルより
なる外殻構成材料の混合液を分散媒中に分散させ、外殻
構成材料が液滴の表面に偏在するという性質を利用して
行うことができる。即ち、溶解度指数の差によって混合
液の液滴中で芯材構成材料と外殻構成材料の分離が起こ
り、その状態で重合が進行してカプセル構造が形成され
る。この方法によると、外殻がほぼ均一な厚みを持った
非晶質ポリエステル等よりなる層として形成されるた
め、トナーの帯電特性が均質になるという特長を有す
る。
【0043】この方法による場合、分散質の凝集、合体
を防ぐ為に、分散媒中に分散安定剤を含有させておく必
要がある。分散安定剤としては、例えばゼラチン、ゼラ
チン誘導体、ポリビニルアルコール、ポリスチレンスル
ホン酸、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テト
ラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウ
ム、オクチル硫酸ナトリウム、アリル−アルキル−ポリ
エーテルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウ
ム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カ
プリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリ
ン酸カリウム、オレイン酸カルシウム、3,3 −ジスルホ
ンジフェニル尿素−4,4 −ジアゾ−ビス−アミノ−β−
ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カル
ボキシベンゼン−アゾ−ジメチルアニリン、2,2,5,5 −
テトラメチル−トリフェニルメタン−4,4 −ジアゾ−ビ
ス−β−ナフトール−ジスルホン酸ナトリウム、コロイ
ダルシリカ、アルミナ、リン酸三カルシウム、水酸化第
二鉄、水酸化チタン、水酸化アルミニウム、その他を使
用することができる。これらの分散安定剤は二種以上を
併用してもよい。
【0044】前記分散安定剤の分散媒としては、水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エ
チレングリコール、グリセリン、アセトニトリル、アセ
トン、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等が挙げられる。これらを単独あるいは混合し
て用いることも可能である。
【0045】本発明における製造方法において、前記の
非晶質ポリエステル等よりなる殻材の添加量は、芯材1
00重量部に対し、通常3〜50重量部、好ましくは5
〜40重量部である。3重量部未満であると外殻の膜厚
が薄くなりすぎて保存安定性が悪くなり、50重量部を
越えると高粘度になり微粒化が困難となり製造安定性が
悪くなる。
【0046】また、帯電制御を目的として本発明におけ
るカプセルトナーの外殻材料中には荷電制御剤を適量添
加してもよいし、また、この荷電制御剤をトナーと混合
して用いることもできるが、外殻自身で帯電性を制御し
ているため、それらを添加する場合でも添加量は少なく
てすむ。本発明におけるカプセルトナーには、必要に応
じて流動性向上剤、クリーニング性向上剤など各種の添
加剤を使用することができる。
【0047】なお、本発明におけるカプセルトナーの粒
径は別段制約を受けるものではないが、平均粒径は通常
3〜30μm とされる。カプセルトナーの外殻の厚みは0.
01〜1μm が好ましく、0.01μm 未満では耐ブロッキン
グ性が悪化し、1μm を超えると熱溶融性が悪化し好ま
しくない。
【0048】本発明におけるカプセルトナーは、磁性体
微粉末を含有するものであるときには単独で現像剤とし
て用いられ、また磁性体微粉末を含有しないものである
ときは、キャリアと混合して二成分系の現像剤を調製し
て用いることができる。キャリアとしては、特に限定さ
れないが、鉄粉、フェライト、ガラスビーズ等、又はそ
れらの樹脂被覆したものが用いられ、トナーのキャリア
に対する混合比は0.5〜10重量%である。またキャリア
の粒径としては、30〜500 μm のものが用いられる。
【0049】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながらさらに詳しく説明するが、本発明はこれらによ
りなんら限定されるものではない。 実施例1 市販の複写機の定着部を図2に示される装置に準じた定
着装置に改造して定着を行った。即ち、1は加熱ローラ
であり、加熱ローラ外径D1は約12mmである。1a
はステンレス鋼製の芯金であり外径8mmである。1b
は厚さ1mmのシリコーンゴム層からなる絶縁層であ
り、JISゴム硬度Aスケールで60°である。1cは
厚さ1mmの導電性シリコーンからなる電気導電性エラ
ストマー層であり、JISゴム硬度Aスケールで70
°、固有抵抗値10Ω・cmである。1dは離型層であ
り、厚さ50μmのフッ素樹脂層からなる。2は円形と
したときの内径が約25mm、膜厚が約25μmのニッ
ケル製の耐熱性薄膜ベルトである。3はテンションロー
ラで、テンションローラ外径D2は約12mmである。
3aはステンレス鋼製の芯金で、外径は12mmであ
る。3bはシリコーンゴムよりなるゴム層で、層厚は約
50μmである。L1は加熱ローラ1とテンションロー
ラ3の軸間距離であり、10mmである、L2はテンシ
ョンローラ軸間距離であり、18mmである。
【0050】このような構成よりなる定着装置におい
て、ニップ幅Waは約10mm、定着圧力0.5kg/
cmであった。加熱ローラの両端に交流電圧80Vを印
加することにより加熱ローラの表面温度は140℃に達
した。この時の消費電力は40Wであった。定着速度は
40mm/sに調整して定着を行った。本実施例で用い
たトナーは、スチレンアクリル樹脂100重量部、カー
ボンブラック モーガルL(キャボット社製)10重量
部、荷電制御剤 ボントロンN−07(オリエント化学
社製)3重量部、ポリプロピレンワックス ビスコール
660P(三菱化成工業社製)3重量部を混合し、溶融
混練し冷却後ハンマーミルにより粗粉砕し、さらにジェ
ットミルにより微粉砕し、風力分級して得たトナーであ
る。定着を室温(20℃)の環境下において2000枚
連続コピーして行ったが、定着は良好であり、画像上に
定着装置に起因する欠陥はみられなかった。
【0051】実施例2 実施例1において、加熱ローラの両端に印加する交流電
圧を60Vとすることにより加熱ローラの表面温度を1
20℃とし、定着速度を20mm/sに調整し、また用
いるトナーを下記のものに代える以外は、同様に定着を
行った。その結果、定着は同様に良好であり、画像上に
定着装置に起因する欠陥はみられなかった。本実施例で
用いたトナーは次のようにして得られたカプセルトナー
である。即ち、ビスフェノールAのポリプロピレンオキ
シド付加物、ビスフェノールAのポリエチレンオキシド
付加物、テレフタル酸、ドデセニル無水琥珀酸およびト
リメリット酸の縮重合により得られたポリエステル樹脂
(Tgは50℃、軟化点は120℃、酸価は25)10
0重量部、カーボンブラック「#44」(三菱化成社
製)10重量部、低分子量ポリプロピレン「ビスコール
660P」(三洋化成社製)4重量部からなる混合物を
ロールで加熱混練りした。これを放冷後、1−2μmに
粗砕し更にジェットミルにて微粉砕後風力分級機にて分
級し平均粒径10μmの芯物質粒子を得た。別にスチレ
ン・メタクリル酸ブチル・アクリル酸ブチル・アクリル
酸共重合体エマルジョン(樹脂のTgは70℃、Mw2
3万、Mw/Mnは6.3、軟化点は140℃であり固
形分は40%)20部に対し、前記芯物質58部、ニグ
ロシン染料「ボントロンN−01」(オリエント化学社
製)0.4重量部、水240部を加え良く混合分散しな
がらスプレードライ乾燥を行いカプセルトナーを製造し
た。得られたカプセルトナーの軟化点は、118℃であ
った。
【0052】実施例3 実施例1において、加熱ローラの両端に印加する交流電
圧を50Vとすることにより加熱ローラの表面温度を1
00℃とし、定着速度を20mm/sに調整し、また用
いるトナーを下記のものに代える以外は、同様に定着を
行った。その結果、定着は同様に良好であり、画像上に
定着装置に起因する欠陥はみられなかった。本実施例で
用いたトナーは次のようにして得られたカプセルトナー
である。即ち、ビスフェノールAのプロピレンオキサイ
ド付加物367.5g、ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド付加物146.4g、テレフタル酸126.0
g、ドデセニル無水コハク酸40.2g、無水トリメリ
ット酸77.7gをガラス製2リットルの4つ口フラス
コに入れ、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデ
ンサー、及び窒素導入管を取り付け、マントルヒーター
中で、窒素気流下にて220℃にて反応せしめた。
【0053】重合度は、ASTM E28−67に準拠
した軟化点より追跡を行い、軟化点が110℃に達した
とき、反応を終了した。また、得られた樹脂のガラス転
移点を、示差走査熱量計(セイコー電子工業社製)で測
定したところ、65℃であった。また、軟化点および酸
価を測定し、それぞれ110℃および18KOHmg/
gであった。なお、酸価はJIS K0070に準ずる
方法により測定した。
【0054】スチレン69.0重量部、2−エチルヘキシル
アクリレート31.0重量部、ジビニルベンゼン 0.9重量
部、カーボンブラック「#44 」(三菱化成社製)7.0 重
量部、ニグロシン染料「ボントロンN−01」(オリエ
ント化学社製)2部に、前記で得られた樹脂を20重量
部、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル3.5 重量部を添
加し、アトライター(三井三池化工機社製)に投入し、
10℃にて5時間分散し、重合性組成物を得た。次いで、
2リットルのガラス製セパラブルフラスコに予め調製し
たリン酸三カルシウム4重量%の水性コロイド溶液560g
に対して前記の重合性組成物を240g添加し、TKホモミキ
サー(特殊機化工業社製)を用いて、5℃にて回転数12
000rpmで5分間乳化分散させた。
【0055】次に、4つ口のガラス製の蓋をし、還流冷
却管、温度計、窒素導入管、ステンレススチール製撹拌
棒を取り付け、電熱マントルヒータ中に設置した。窒素
下にて撹拌を続けながら、85℃まで昇温し、10時間反応
せしめた。冷却後、10%塩酸水溶液にて分散媒を溶か
し、濾過、水洗を経て、45℃にて12時間、20mmHgで減圧
乾燥し、風力分級機にて分級し、平均粒径8μm の外殻
が非晶質ポリエステルであるカプセルトナーを得た。
【0056】このカプセルトナー 100重量部に、疎水性
シリカ微粉末「アエロジル R-972」(日本アエロジル社
製)0.4 重量部を加えて混合し、本実施例で用いるカプ
セルトナーを得た。該カプセルトナーの芯材中の樹脂に
由来するガラス転移点は30.6℃、また軟化点は125.5 ℃
であった。
【0057】実施例4 実施例1において、加熱ローラの両端に印加する交流電
圧を50Vとすることにより加熱ローラの表面温度を1
00℃とし、定着速度を30mm/sに調整し、また用
いるトナーを下記のものに代える以外は、同様に定着を
行った。その結果、定着は同様に良好であり、画像上に
定着装置に起因する欠陥はみられなかった。本実施例で
用いたトナーは次のようにして得られたカプセルトナー
である。即ち、ビスフェノールAのプロピレンオキサイ
ド付加物341.3g、ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド付加物48.8g、トリメチロールプロパン2
6.4g、テレフタル酸226.8g、ドデセニル無水
コハク酸20.0gをガラス製2リットルの4つ口フラ
スコに入れ、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コン
デンサー、及び窒素導入管を取り付け、マントルヒータ
ー中で、窒素気流下にて220℃にて反応せしめた。
【0058】重合度は、ASTM E28−67に準拠
した軟化点より追跡を行い、軟化点が110℃に達した
とき、反応を終了した。また、得られた樹脂のガラス転
移点を、示差走査熱量計(セイコー電子工業社製)で測
定したところ、70℃であった。また、軟化点および酸
価を測定し、それぞれ110℃および15KOHmg/
gであった。なお、酸価はJIS K0070に準ずる
方法により測定した。
【0059】スチレン50重量部、2−エチルヘキシル
アクリレート35.0重量部、ジビニルベンゼン1.0
重量部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル1.0重量
部、スチレンによりグラフトされたカーボンブラック
「GP−E−3」(菱有工業社製)40.0重量部に、
前記で得られた樹脂を20重量部、ラウロイルパーオキ
サイド5.0重量部添加し、重合性組成物を得た。次い
で、2リットルのガラス製セパラブルフラスコにあらか
じめ調製したリン酸三カルシウム4重量%の水性コロイ
ド溶液560gに前記重合性組成物240gを添加し、
TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、15
℃にて回転数12000rpmで5分間乳化分散させ
た。次に、4つ口のガラス製の蓋をし、還流冷却管、温
度計、窒素導入管、ステンレススチール製攪拌棒を取り
付け、電熱マントルヒータ中に設置した。窒素下にて攪
拌を続けながら、85℃まで昇温し、10時間反応せし
めた。冷却後、10%塩酸水溶液にて分散媒を溶かし、
濾過、水洗を経て、45℃にて12時間、20mmHg
で減圧乾燥し、風力分級機にて分級し、平均粒径8μm
の、外殻が非晶質ポリエステルであるカプセルトナーを
得た。このカプセルトナー100重量部に、疎水性シリ
カ微粉末「アエロジルR−972」(日本アエロジル社
製)0.4重量部を加えて混合し、本実施例で用いるカ
プセルトナーを得た。該カプセルトナーの芯材中の樹脂
に由来するガラス転移点は33.5℃、また軟化点は1
24.3℃であった。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、内部に熱源を設ける必
要がないので定着用のローラを小径化でき、このため定
着装置そのものを軽量小型化できるばかりでなく、ウォ
ーミングアップタイムを短くすることができ、低消費電
力化を達成することができる。また、少なくとも2本の
テンションローラで張設され回転される耐熱性薄膜ベル
トとして金属製のベルトを用いる事により張力を高く保
持することができ、耐久性も向上される。また、加熱ロ
ーラおよび耐熱性薄膜ベルトの駆動に際しては、耐熱性
薄膜ベルトを張設するテンションローラの出口側のみを
駆動させるだけでよく、機構そのものが簡素化され、小
型軽量化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の定着装置の一例を示す概略構成
図である。
【図2】図2は図1の定着装置における電気導電性エラ
ストマー層の外面に離型層を有する定着装置を示す概略
構成図である。
【図3】図3は図2の定着装置にテンション調整ローラ
を配設した定着装置を示す概略構成図である。
【図4】図4は従来より一般に使用されている熱ローラ
定着装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 1a 芯金 1b 絶縁層 1c 電気導電性エラストマー層 1d 離型層 2 耐熱性薄膜ベルト 3 テンションローラ 3a 芯金 3b ゴム層 4 記録媒体 5 未定着トナー像 6 テンション調整ローラ 6a ローラ 6b テンション調整用アクチェータ Wa ニップ幅 D1 加熱ローラ外径 D2 テンションローラ外径 L1 加熱ローラとテンションローラの軸間距離 L2 テンションローラ軸間距離 10 熱ローラ 10a 金属ローラ 10b 離型層 11 圧力ローラ 11a 芯金 11b ゴム層 12 熱源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/00 335 8918−3K

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持された電気導電性エラス
    トマー層を有する加熱ローラと、該加熱ローラと平行に
    配設され回転可能に支持された少なくとも2本のテンシ
    ョンローラと、該テンションローラにより張設される耐
    熱性薄膜ベルトとを備え、該耐熱性薄膜ベルトの外表面
    が該加熱ローラと面接触している定着装置を用いて、該
    電気導電性エラストマー層への通電により加熱された加
    熱ローラと耐熱性薄膜ベルトとの接触面間に未定着トナ
    ー像を担持した記録媒体を挟圧搬送させて定着を行うこ
    とを特徴とする定着方法。
  2. 【請求項2】 加熱ローラが電気導電性エラストマー層
    の外面にさらに離型層を有するものである請求項1記載
    の定着方法。
  3. 【請求項3】 耐熱性薄膜ベルトが金属製のベルトであ
    る請求項1または2記載の定着方法。
  4. 【請求項4】 トナーがカプセルトナーである請求項
    1、2または3記載の定着方法。
  5. 【請求項5】 カプセルトナーが少なくとも熱可塑性樹
    脂と着色剤を含有する熱溶融性芯材と、その芯材の表面
    を被覆するよう設けた外殻とにより構成され、該外殻の
    主成分が非晶質ポリエステルよりなるカプセルトナーで
    あることを特徴とする請求項4記載の定着方法。
  6. 【請求項6】 外殻の主成分が非晶質ポリエステルより
    なるカプセルトナーが、in situ重合法により非
    晶質ポリエステルを芯材の表面に被覆してなるものであ
    る請求項5記載の定着方法。
  7. 【請求項7】 回転可能に支持された電気導電性エラス
    トマー層を有する加熱ローラと、該加熱ローラと平行に
    配設され回転可能に支持された少なくとも2本のテンシ
    ョンローラと、該テンションローラにより張設される耐
    熱性薄膜ベルトとを備え、該耐熱性薄膜ベルトの外表面
    が該加熱ローラと面接触し、その接触面間で記録媒体上
    の未定着トナー像が定着されることを特徴とする定着装
    置。
  8. 【請求項8】 加熱ローラが電気導電性エラストマー層
    の外面にさらに離型層を有するものである請求項7記載
    の定着装置。
  9. 【請求項9】 耐熱性薄膜ベルトが金属製のベルトであ
    る請求項7または8記載の定着装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301261A (ja) * 2004-03-19 2005-10-27 Ricoh Co Ltd トナー及びこれを用いる画像形成装置
US7454161B2 (en) 2004-11-02 2008-11-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Fixing device and image forming apparatus having the same
JP2011038569A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Canon Inc 駆動装置及び画像形成装置
JP2019185020A (ja) * 2018-04-12 2019-10-24 シャープ株式会社 カプセルトナー、2成分現像剤及び画像形成装置並びにカプセルトナーの製造方法

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