JP3003018B2 - 非磁性1成分トナーの現像方法及び画像形成方法 - Google Patents
非磁性1成分トナーの現像方法及び画像形成方法Info
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Description
リンタ及び普通紙ファクシミリ等に用いられる非磁性1
成分トナーの現像方法及び画像形成方法に関する。さら
に詳しくは、トナーとして外殻の主成分が非晶質ポリエ
ステルよりなるカプセルトナーを用いる場合において、
非磁性1成分現像方法を採用するリプログラフィーシス
テムに適した静電荷像の現像方法及び画像形成方法に関
するものである。
レーザビームプリンタ等において画像を形成する場合、
一般にカールソン方式が用いられている(米国特許明細
書2,221,776 、 2,297,691及び2,357,809 号;"Electro
photography":p22-p41,R.M.Shaffert 1965,The Focal P
ress)。即ち、電子写真法においては、光学的手段によ
って形成された静電潜像は先ず現像工程で現像された
後、転写工程で記録紙等の記録媒体に転写され、更に定
着工程で一般には高い熱と高い圧力を有する定着ローラ
ー系で定着され画像が形成される。このような従来の画
像形成方法において、静電潜像を形成してから記録媒体
に定着させる迄の工程の中で定着装置の発熱体の温度が
非常に高温であり、かつ大きな圧力を必要としているの
が現状である。
る必要がある為、定着部と感光体、現像装置とはかなり
の距離を置く必要があり、そのため装置が大型化するば
かりでなく強制的に発生する熱を系外に排除する事が必
要となっている。強制放熱装置で発生する騒音と放熱は
オフィス等の環境破壊の一因でもある。定着工程は単独
で存在し、通常200℃前後の高い温度でかつ2kg/
cm以上の線圧を持つ定着装置で定着する為、定着器周
辺には、高価な耐熱性樹脂、耐熱性ゴムが必要とされて
いる。また、このように高温で定着すると紙のカール、
ジャムり等のトラブルが発生し易く、紙の厚みによって
は紙が熱を吸収する為、定着不良を起こすという問題点
が指摘されている。
でに時間がかかり印字までの待ち時間を短くできない
為、ファクシミリの様なクイック印字が要求される装置
には不向きである。一方、100℃程度以下の定着温度
で定着させようとすると、従来のトナーでは熱によるト
ナー中の樹脂の軟化は期待できないため、樹脂の塑性変
形による定着が主体となり、通常5kg/cm以上の大
きな線圧が必要とされ、その場合には大がかりな定着装
置になるばかりでなく、定着強度は熱定着に比較して劣
り、記録媒体である紙にしわが発生する等の問題も発生
する。
に適応したトナーの開発が期待されている。このような
期待に応えるべく、本出願人は、外殻の主成分が非晶質
ポリエステルよりなるカプセルトナーを開発し、特許出
願済である(特開平6−130713号公報)。このカ
プセルトナーは、熱圧力定着方式において低線圧で非常
に低温で定着でき、且つ耐オフセット性、耐ブロッキン
グ性が優れ、カブリのない鮮明な画像を多数回にわたり
安定に形成することができる。さらに、その為、現像剤
の長寿命化を達成するには、低トルクで効率的に帯電さ
せる必要があった。
く、特に熱圧力定着方式において低線圧で非常に低温で
定着できるカプセルトナーを用いる場合に適する、静電
潜像形成体上の潜像を現像する新規な非磁性1成分トナ
ーの現像方法およびそれを用いる画像形成方法を提供す
る事にある。
た現像剤担持体と、該現像剤担持体上のトナーの層厚を
規制する現像ブレードとを少なくとも具備する現像装置
を用いて、該静電潜像形成体表面の静電潜像を該トナー
により可視像化する現像方法において、現像ブレードの
現像剤担持体への圧接力を0.1〜3.0gf/mmと
する現像装置を用い、該トナーとして少なくとも熱可塑
性樹脂と着色剤を含有する熱溶融性芯材と、その芯材の
表面を被覆するように設けた外殻とにより構成され、芯
材の主成分となる熱可塑性樹脂に由来するガラス転移点
が10〜50℃であり、かつトナー1粒子に対して微小
圧縮試験機を用いて次の条件で荷重を負荷した場合、ト
ナー粒子の粒径を5%圧縮するのに必要な最小荷重が5
〜80mgfであり、かつ10%圧縮するのに必要な最
小荷重が10〜160mgfであるカプセルトナーを用
いることを特徴とする非磁性1成分トナーの現像方法、 微小圧縮試験機:上部加圧圧子は、材質ダイヤモン
ドの50μm径の平面圧子、下部加圧圧子はSKS(合
金工具鋼)平板 温度25℃、湿度50% 荷重の負荷速度:9.1mgf/秒 (2)静電潜像形成体と現像剤担持体の間に直流電圧を
印加することを特徴とする前記(1)記載の現像方法、 (3)直流電圧が絶対値で50〜2000Vであること
を特徴とする前記(2)記載の現像方法、 (4)静電潜像形成体と現像剤担持体の間にさらに交番
電圧を印加することを特徴とする前記(2)又は(3)
いずれか記載の現像方法、 (5)交番電圧が、100〜2000V,100〜30
00Hzの交流電圧であることを特徴とする前記(4)
記載の現像方法、 (6)カプセルトナーの外殻の主成分が非晶質ポリエス
テルからなるものである前記(1)〜(5)いずれか記
載の現像方法、 (7)静電潜像形成体に静電潜像を形成する工程と、該
静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像
工程と、該トナー像を記録媒体に転写・定着する工程か
らなる画像形成方法において、該現像工程が前記(1)
〜(6)いずれか記載の非磁性1成分トナーの現像方法
であることを特徴とする画像形成方法、に関する。
は、静電潜像形成体と接触もしくは近接して配設された
現像剤担持体と、該現像剤担持体上のトナーの層厚を規
制する現像ブレードとを少なくとも具備する現像装置を
用いて、該静電潜像形成体表面の静電潜像を該トナーに
より可視像化するものである。当該現像方法は、静電潜
像形成体として感光体を用いて形成された潜像や、誘電
体を用いて形成された潜像の現像に用いることができ
る。
の現像方法に使用できる基本的な現像装置の一例の概念
図を示す。1は感光体であり、導電性基盤2と光導電体
3により構成されており、通常公知の有機感光体(OP
C)、無機感光体が用いられる。誘電体を用いる場合、
フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂及びポ
リプロピレン等のフィルム又は導電層に誘電体をコーテ
ィングしたもの等が用いられる。
あり、ステンレス、アルミニュウムの如き導電性非磁性
金属でできたシリンダー、又はメラミン樹脂、アクリル
樹脂、フェノール樹脂等にグラファイト、導電性カーボ
ン等の導電性微粉末を分散させた比抵抗が10-2〜10
8 Ω・cmに調整した導電性樹脂を用いて成形したシリ
ンダー等が用いられる。感光体及び現像剤担持体は図示
していない所定の駆動手段により、一定の周速で矢印方
向に回転している。
の現像ブレードであり、現像剤担持体に対向して設けら
れる。該現像ブレードは、一般にステンレス、銅、アル
ミニュウム等の0.1〜2.0mm厚の板を用いるが、
所望の極性にトナーを帯電するのに適した誘電体や半導
体よりなる材質のものを用いる事もできる。例えばトナ
ーを正極に帯電せしめる為には、エチレンプロピレンゴ
ム、フッ素ゴム、ポリクロロブタジエン、ポリイソプレ
ン等を用い、また、トナーを負極に帯電せしめる為に
は、シリコーンゴム、ポリウレタンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム等を用いて摩擦帯電効率を高める事ができ
る。
圧接力は、薄層形成と一様帯電を効果的に行なう観点か
ら、通常0.1〜3.0gf/mm、好ましくは0.3
〜2.5gf/mm、より好ましくは0.5〜2.0g
f/mmである。0.1gf/mmより小さいと、十分
な薄層形成されにくく、カブリ(地汚れ)が発生し、
3.0gf/mmより大きいと、トナーへのストレスが
増大し、現像剤担持体へのトナーの融着が発生しやす
い。
ブリ(地汚れ)を防ぐ為、トナー層厚以上の間隙をとっ
て現像が行なわれる。また、感光体1と現像剤担持体4
は、当該間隙部分で同じ方向に移動するように回転して
いる。このとき現像効率を上げる為、図1,図2に示す
如く現像剤担持体4と感光体1の間に絶対値で50V〜
2000V、好ましくは100V〜1000Vの直流電
圧を電源E1により印加する方が好ましい。又、必要に
応じてトナーの帯電性の向上、印字画像に於けるカブリ
の低減及び解像度の向上を図るため、100V〜200
0V(ピーク値、以下P−Pと略す)、通常100Hz
〜10KHz、好ましくは100Hz〜3000Hzの
交番電圧(例えば交流電圧等)を重畳する事ができる。
り、トナーが過剰に帯電するのを防止し静電的なトナー
の凝集或いは固化を防ぐ事ができる。又、現像効率を上
げ、安定した帯電を得る為に図1,図2に示す如く現像
ブレード5に電源E2により絶対値で100V〜800
Vの範囲で所定の電圧を印加する事も可能である。
いる現像剤担持体を感光体に近接させるように設けても
よい。一方、図3に示す如く可撓性のベルト状の現像剤
担持体を用いて感光体に接触させることにより、感光体
と現像剤担持体間の間隙を高精度に加工する必要もな
く、トナーへの圧力も緩和される為、現像剤ライフも長
くでき、本発明に使用する装置のうち接触現像法として
好ましい例として挙げられる。可撓性のベルト状現像剤
担持体としては、特に限定されることなく、導電性無機
材料または導電性プラスチックフィルム等が用いられ
る。又、類似したものとして可撓性のベルト状現像剤担
持体の内部に弾性ゴムローラを用いても良い。
像装置の場合と同様に現像効率を向上する為に、現像剤
担持体4と感光体1の間に絶対値で通常50V〜200
0V、好ましくは100V〜1000Vの直流電圧を電
源E1により印加する方が望ましい。
けるカブリの低減及び解像度の向上を図るため、更に1
00V〜2000V(P−P)、通常100Hz〜10
KHz、好ましくは100Hz〜3000Hzの交番電
圧(例えば交流電圧等)を重畳しても良い。この場合に
も図1,図2の場合と同様に、必要に応じて現像効率を
上げ、安定した帯電を得る為に現像ブレードに絶対値で
100V〜800Vの範囲で所定の電圧を印加する事が
できる。
定にする為、予め所定の部材、例えば、撹拌パドル等で
トナーを攪拌しておく事もできる(図中には示していな
い)。撹拌パドルの形状は特に限定されることなく、現
像槽内のトナーの撹拌、循環に効果的な形状のものが使
用される。図2はトナーを帯電させる為の導電性繊維ブ
ラシ7を用いた装置であり、該導電性繊維ブラシとして
は、例えば導電性カーボンを分散させたナイロン、レー
ヨン等の導電性の樹脂繊維、繊維の表面に導電性カーボ
ン、導電性塗料等を付着させた繊維を用い、現像槽容器
の壁に回転可能に支持された金属軸または導電性樹脂シ
リンダー上にブラシ状に形成されたものが挙げられる。
導電性繊維ブラシは矢印の方向に一定の周速で現像剤担
持体4と一部が接触しつつ回転することにより、トナー
を現像剤担持体に供給する。
E3により該ブラシに絶対値で100V〜800Vの直
流電圧を印加する事もできる。また、トナーの帯電安定
化とブラシ上でのトナーの凝集を防止する為に、更に3
00V〜3000V(P−P)、通常200Hz〜10
KHz、好ましくは200Hz〜3000Hzの交番電
圧を重畳しても良い。
に静電潜像を形成する工程と、該静電潜像にトナーを付
着させてトナー像を形成する現像工程と、該トナー像を
記録媒体に転写・定着する工程からなる画像形成方法に
おいて、該現像工程が前記のような現像装置を用いた非
磁性1成分トナーの現像方法により行われることを特徴
とするものである。
る代表的な装置の一例の概念図を示すものであるが、こ
の装置では光学的手段によって感光体上に形成された静
電潜像は先ず現像工程で現像された後、転写工程で記録
紙等の記録媒体に転写され、次いで定着工程で一般に熱
と圧力で定着され画像が形成される。そして、上記感光
体は繰り返し使用する為、その回転に伴って転写後の残
存トナーを清掃するクリーニング装置が設置されてい
る。本発明の画像形成方法は、このような装置を用いる
方法に限定されず、通常公知のいずれの装置を用いて行
うことが可能である。
とも熱可塑性樹脂と着色剤を含有する熱溶融性芯材と、
その芯材の表面を被覆するように設けた外殻とにより構
成されるものである。芯材の主成分となる熱可塑性樹脂
に由来するガラス転移点は、10〜50℃、好ましくは
15〜45℃である。ガラス転移点が10℃未満ではカ
プセルトナーの保存安定性が悪化し、50℃を越えると
カプセルトナーの定着強度が悪化し好ましくない。
トナー1粒子に対して微小圧縮試験機を用いて次の条件
で荷重を負荷した場合、トナー粒子の粒径を5%圧縮す
るのに必要な最小荷重が5〜80mgfであり、かつ1
0%圧縮するのに必要な最小荷重が10〜160mgf
であるカプセルトナーを用いた非磁性1成分トナーであ
る。 (1)微小圧縮試験機:上部加圧圧子は、材質ダイヤモ
ンドの50μm径の平面圧子、下部加圧圧子はSKS
(合金工具鋼)平板 (2)温度25℃、湿度50% (3)荷重の負荷速度:9.1mgf/秒
トナーに対して荷重を負荷した場合、荷重とトナー粒子
の圧縮変位との間には次のような関係を有する。具体的
には、例えば(株)島津製作所製、微小圧縮試験機MC
TM−200を使用し、温度25℃湿度50%の条件に
て、トナー1粒子に対して荷重を負荷したときの圧縮変
位を測定する。上部加圧圧子には、材質ダイヤモンドの
50μm径の平面圧子、下部加圧圧子にはSKS(合金
工具鋼)平板を用いる。荷重の負荷速度は9.1mgf
/秒で行なう。測定はトナー1粒子ずつ行い、測定回数
は10回以上行いこれを平均したデータを用いる。この
ようにして得られた平均値は、再現性の高いものであ
る。ここで、粒子径は、試験機付属の測定装置(光学顕
微鏡にて観測し、実測する)にて、横方向、縦方向のも
のの平均値をとることにより求める。
の代表的な関係を図5に示す。まず図中のA領域の立ち
上がりの部分では、荷重負荷とともに、ほぼ直線的にト
ナーが圧縮されていき、次にB領域として、ある荷重付
近で変曲点をとり、圧縮変位が大きく変化するポイント
が現れる。これは負荷荷重に耐えきれず、トナーが急激
に大きく変形したことを意味している。最後にC領域と
してもう一度変曲点を迎え負荷荷重を大きくしても変位
は少なくなり、これはトナーが荷重により完全につぶれ
た状態を示している。従って、低温定着性を向上させる
ためには、より低荷重で変形し、カプセルがつぶれるこ
とが望ましい。しかしながら、現像機内での攪拌による
ストレス、特に非磁性1成分現像においては、現像剤担
持体と、該現像剤担持体上のトナーの層厚を規制する現
像ブレードとの間の圧接によるストレスに耐えるために
は、高荷重でもつぶれないトナーにする必要がある。
での圧縮変位と大きく関わっているため、A領域での荷
重と圧縮変位との関係と、低温定着性、現像機内での耐
ストレス性について、さらに詳細に解析した。その結
果、該トナー粒子が粒径の5%圧縮されるまでに必要な
最小荷重が5〜80mgf、好ましくは7.5〜75m
gf、より好ましくは10〜70mgfの範囲であり、
かつ該トナー粒子が粒径の10%圧縮されるまでに必要
な最小荷重が10〜160mgf、好ましくは15〜1
50mgf、より好ましくは20〜140mgfの範囲
を満たすことにより、上記課題についてすべての特性を
満足できることがわかった。
重が5mgf未満または粒径の10%圧縮されるまでに
必要な最小荷重が10mgf未満の場合には、現像機内
でのストレスにより、トナーの固着物の発生、現像剤担
持体へのトナーの融着が発生しやすく、記録媒体上に黒
ブツ、白筋等が発生する。また粒径の5%圧縮されるま
でに必要な最小荷重が80mgfを越える場合または粒
径の10%圧縮されるまでに必要な最小荷重が160m
gfを越える場合には、定着性が劣る傾向がある。
ようなガラス転移点を有し、かつ前記のような荷重に対
する圧縮変位の物性を有するものである場合に、十分な
低温定着性、現像機内での耐ストレス、耐ブロッキング
性を満足することができる。本発明におけるカプセルト
ナーは、前記のような物性を有するものであれば、特に
限定されるものではない。例えば、特開昭58−176
642号公報、特開昭58−176643号公報、特開
昭61−56352号公報、特開昭63−128357
号公報、特開昭63−128358号公報、特開平01
−267660号公報に記載された方法により製造され
たもの等を使用することができ、このようなカプセルト
ナーは、通常次のような製造方法により容易に得ること
ができる。
ポリマーエマルジョン中に分散させた後、この分散液を
噴霧乾燥するスプレードライ法(噴霧乾燥法) (2)イオン性ポリマーコロイドの混合水溶液中から芯
物質の周囲に相分離をおこさせ単純エマルジョンから複
合エマルジョンを経て、マイクロカプセルを作る相分離
法(コアセルベーション法) (3)芯物質溶液または分散液をW/OまたはO/W型
乳化系に分散し、同時に界面に殻材用モノマー(A)を
集め、次の工程で界面にてモノマー(B)とモノマー
(A)が反応する界面重合法 他に、in situ重合法、液中硬化被覆法、気中硬
化被覆法、気中懸濁被覆法、静電合体法、真空蒸着法等
が挙げられる。
法により得られる各種のカプセルトナーを用いることが
できるが、特に好適なものの例として、少なくとも熱可
塑性樹脂と着色剤を含有する熱溶融性芯材と、その芯材
の表面を被覆するよう設けた外殻とにより構成され、該
外殻の主成分が非晶質ポリエステルよりなるカプセルト
ナーが好適に用いられる。このカプセルトナーは、熱圧
力定着方式において耐オフセット性、耐ブロッキング性
が優れ、低温定着でき、カブリのない鮮明な画像を多数
回にわたり安定に形成するという特徴を有しており、本
発明の現象方法を適用する好適なトナーの一例である。
上のアルコール単量体(2価,3価以上)および1種以
上のカルボン酸単量体(2価,3価以上)の縮重合によ
って得られるものであって、少なくとも3価以上の多価
アルコール単量体および/または3価以上の多価カルボ
ン酸単量体を含有する単量体を用いて縮重合によって得
られるものである(特開平6−130713号公報)。
このような非晶質ポリエステルは、外殻の全重量中、通
常50〜100重量%含有され、外殻に含有される他の
成分としては、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリ
ウレア等を0〜50重量%用いることができる。
オキシプロピレン(2.2) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシ
フェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3) −2,
2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオ
キシプロピレン(2.0) −2,2−ビス (4−ヒドロキシフ
ェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(2.0) −ポリ
オキシエチレン(2.0) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフ
ェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(6) −2,2 −
ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン等のビスフェ
ノールAのアルキレンオキシド付加物、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2 −プロピレングリコール、1,3 −プロピレング
リコール、1,4 −ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−ブテンジオール、1,5 −ペンタンジオー
ル、1,6 −ヘキサンジオール、1,4 −シクロヘキサンジ
メタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールA
のプロピレン付加物、ビスフェノールAのエチレン付加
物、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
ばソルビトール、1,2,3,6 −ヘキサンテトロール、1,4
−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4 −ブタン
トリオール、1,2,5 −ペンタントリオール、グリセロー
ル、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,
4 −ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、1,3,5 −トリヒドロキシメチルベン
ゼン等が挙げられる。好ましくは、3価のアルコールが
用いられる。本発明においては、これらの2価のアルコ
ール単量体及び3価以上の多価アルコール単量体から単
独であるいは複数の単量体を用いることができる。
2価の単量体として、例えばマレイン酸、フマール酸、
シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、
セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、n−ドデセニル
コハク酸、n−ドデシルコハク酸、n−オクチルコハク
酸、イソオクテニルコハク酸、イソオクチルコハク酸、
及びこれらの酸の無水物、もしくは低級アルキルエステ
ル等が挙げられる。
ば1,2,4 −ベンゼントリカルボン酸、2,5,7 −ナフタレ
ントリカルボン酸、1,2,4 −ナフタレントリカルボン
酸、1,2,4 −ブタントリカルボン酸、1,2,5 −ヘキサン
トリカルボン酸、1,3 −ジカルボキシル−2−メチル−
2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4 −シクロヘキ
サントリカルボン酸、テトラ (メチレンカルボキシル)
メタン、1,2,7,8 −オクタンテトラカルボン酸、ピロメ
リット酸、エンポール三量体酸及びこれらの酸無水物、
低級アルキルエステル等が挙げられる。好ましくは、3
価のカルボン酸もしくはその誘導体が用いられる。本発
明においては、これらの2価のカルボン酸単量体及び3
価以上のカルボン酸単量体から単独であるいは複数の単
量体を用いることができる。
方法は、特に限定されることなく、上記の単量体を用い
てエステル化、エステル交換反応により製造することが
できる。ここで、非晶質とは明確な融点を有しない状態
をいい、本発明においては、結晶質のポリエステルを用
いると融解に必要なエネルギー量が大きく、トナー定着
性が向上できず好ましくない。
は、さらにガラス転移点が50〜80℃であることが好
ましく、55〜75℃であることがさらに好ましい。5
0℃未満であるとトナーの保存安定性が悪くなり、80
℃を越えるとトナーの定着性が悪くなる。なお本発明に
おいてガラス転移点とは示差走査熱量計(「DSC20
0」、セイコー電子工業社製)を用い、昇温速度10℃/
min で測定した際に、ガラス転移点以下のベースライン
の延長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点ま
での間での最大傾斜を示す接線との交点の温度をいう。
〜50(KOHmg/g)であることが好ましく、より
好ましくは10〜30(KOHmg/g)である。3
(KOHmg/g)未満であると、殻材となる非晶質ポ
リエステルがin situ重合中に界面に出にくくな
り、トナーの保存安定性が悪く、50(KOHmg/
g)を越えるとポリエステルが水相へ移行しやすく製造
安定性が悪くなる。ここで酸価の測定方法は、JIS
K0070によるものである。
リエステルよりなるカプセルトナーは、in situ
重合法などの公知の方法により製造される。このカプセ
ルトナーは少なくとも熱可塑性樹脂、着色剤を含有する
熱溶融性芯材と、その芯材の表面を被覆するよう設けた
外殻とにより構成される。
芯材の主成分として用いられる樹脂としては、ポリエス
テル樹脂、ポリエステル・ポリアミド樹脂、ポリアミド
樹脂、ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ、好まし
くは、ビニル系樹脂が挙げられる。このような熱溶融性
芯材の主成分となる熱可塑性樹脂に由来するガラス転移
点は、10〜50℃であることが好ましいが、ガラス転
移点が10℃未満ではカプセルトナーの保存安定性が悪
化し、50℃を越えるとカプセルトナーの定着強度が悪
化し好ましくない。
構成する単量体としては、例えば、スチレン、o−メチ
ルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4 −
ジメチルスチレン、p−クロルスチレン、ビニルナフタ
レン等のスチレン若しくはスチレン誘導体、例えばエチ
レン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等の如きエ
チレン系不飽和モノオレフィン類、例えば塩化ビニル、
臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ギ酸ビニル、カプロン酸ビニル等の如きビニルエ
ステル類、例えばアクリル酸、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イ
ソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸アミル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラ
ウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ス
テアリル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸
2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルア
クリル酸メチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタク
リル酸アミル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸n−オクチル、メタクリル酸イソオクチル、メタク
リル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸メトキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸フェニル、
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエ
チルアミノエチル等の如きエチレン性モノカルボン酸及
びそのエステル、例えばアクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクリルアミド等の如きエチレン性モノカル
ボン酸置換体、例えばマレイン酸ジメチル等の如きエチ
レン性ジカルボン酸及びその置換体、例えばビニルメチ
ルケトン等の如きビニルケトン類、例えばビニルメチル
エーテル等の如きビニルエーテル類、例えばビニリデン
クロリド等の如きビニリデンハロゲン化物、例えばN−
ビニルピロール、N−ビニルピロリドン等の如きN−ビ
ニル化合物類が挙げられる。
の内、樹脂の主骨格形成にスチレンもしくはスチレン誘
導体を50〜90重量%用い、樹脂の軟化温度等の熱特
性の調節にエチレン性モノカルボン酸もしくはそのエス
テルを10〜50重量%用いることが、芯材用樹脂のガ
ラス転移点を制御し易く好ましい。
体組成物中に架橋剤を添加する場合、例えば、ジビニル
ベンゼン、ジビニルナフタレン、ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート、1,3 −
ブチレングリコールジメタクリレート、1,6 −ヘキシレ
ングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタク
リレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、2,2'−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2'−ビス(4−アクリロキシジエトキ
シフェニル)プロパン、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジブ
ロムネオペンチルグリコールジメタクリレート、フタル
酸ジアリルなど、一般の架橋剤を適宜(必要に応じて2
種以上組み合わせて)用いることができる。好ましく
は、ジビニルベンゼン、ポリエチレングリコールジメタ
クリレートが用いられる。
を基準にして0.001 〜15重量%、好ましくは0.1 〜10重
量%で使用するのが良い。これらの架橋剤の使用量が15
重量%より多いとトナーが熱で溶融しにくくなり、熱定
着性又は熱圧力定着性が劣ることとなる。また使用量が
0.001 重量%より少ないと、熱圧力定着において、トナ
ーの一部が紙に完全に固着しないでローラー表面に付着
し、次の紙に転移するというオフセット現象を防ぎにく
くなる。また、上記単量体を、不飽和ポリエステルの存
在下に重合させてグラフトもしくは架橋重合体とし、芯
材用の樹脂としても良い。
使用される重合開始剤としては、2,2'−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビスイソブチ
ロニトリル、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2'−アゾビス−4−メトキシ−2,4
−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾ系又はジアゾ
系重合開始剤:ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカー
ボネート、キュメンハイドロパーオキサイド、2,4 −ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイドの如き過酸化物系重合
開始剤が挙げられる。
目的で、又は反応時間を調節する目的等で、二種類又は
それ以上の重合開始剤を混合して使用することもでき
る。重合開始剤の使用量は、重合単量体100 重量部に対
して0.1 〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。
色剤が含有されるが、従来のトナー用着色剤に用いられ
ている染料、顔料等のすべてを使用できる。本発明に用
いられる着色剤としては、サーマルブラック法、アセチ
レンブラック法、チャンネルブラック法、ランプブラッ
ク法等により製造される各種のカーボンブラック、カー
ボンブラックの表面を樹脂で被覆しているグラフト化カ
ーボンブラック、ニグロシン染料、フタロシアニンブル
ー、パーマネントブラウンFG、ブリリアントファースト
スカーレット、ピグメントグリーンB、ローダミン−B
ベース、ソルベントレッド49、ソルベントレッド146 、
ソルベントブルー35等及びそれらの混合物等を挙げる事
ができ、通常、芯材中の樹脂 100重量部に対して1〜15
重量部程度が使用される。
剤を添加することもでき、添加する負帯電性荷電制御剤
としては、特に限定されることなく、例えば含金属アゾ
染料である「バリファーストブラック3804」、「ボ
ントロンS−31」、「ボントロンS−32」、「ボン
トロンS−34」(以上、オリエント化学社製)、「T
−77」、「アイゼンスピロンブラックTRH」(以
上、保土ヶ谷化学社製)等、銅フタロシアニン染料、サ
リチル酸のアルキル誘導体の金属錯体、例えば「ボント
ロンE−81」、「ボントロンE−82」、「ボントロ
ンE−85」(以上、オリエント化学社製)、4級アン
モニウム塩、例えば「COPY CHARGE NX VP434」(ヘキス
ト社製)、ニトロイミダゾール誘導体等を挙げることが
できる。好ましくはT−77やアイゼンスピロンブラッ
クTRHを用いることができる。
れることなく、例えばニグロシン染料として「ニグロシ
ンベースEX」、「オイルブラックBS」、「オイルブ
ラックSO」、「ボントロンN−01」、「ボントロン
N−07」、「ボントロンN−11」(以上、オリエン
ト化学社製)等、3級アミンを側鎖として含有するトリ
フェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩化合物、例
えば「ボントロンP−51」(オリエント化学社製)、
セチルトリメチルアンモニウムブロミド、「COPY CHARG
E PX VP435」(ヘキスト社製)等、ポリアミン樹脂、例
えば「ボントロンP−52」(オリエント化学社製)、
イミダゾール誘導体等を挙げることができる。好ましく
は、ボントロンN−07を用いることができる。以上の
荷電制御剤は芯材中に0.1 〜8.0 重量%、好ましくは0.
2 〜5.0 重量%含有される。
ける耐オフセット性を改善する目的で、例えばポリオレ
フィン、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、部分ケン化脂
肪酸エステル、高級脂肪酸、高級アルコール、パラフィ
ンワックス、アミド系ワックス、多価アルコールエステ
ル、シリコンワニス、脂肪族フロロカーボン、シリコン
オイル等のオフセット防止剤を任意の一種以上含有せし
めても良い。
プロピレン、ポリエチレン、ポリブテン等の樹脂であっ
て、軟化点が80〜160 ℃のものである。前記脂肪酸金属
塩としては、例えばマレイン酸と亜鉛、マグネシウム、
カルシウム等との金属塩;ステアリン酸と亜鉛、カドミ
ウム、バリウム、鉛、鉄、ニッケル、コバルト、銅、ア
ルミニウム、マグネシウム等との金属塩;二塩基性ステ
アリン酸鉛;オレイン酸と亜鉛、マグネシウム、鉄、コ
バルト、銅、鉛、カルシウム等との金属塩;パルミチン
酸とアルミニウム、カルシウム等との金属塩;カプリル
酸塩;カプロン酸鉛;リノール酸と亜鉛、コバルト等と
の金属塩;リシノール酸カルシウム;リシノレイン酸と
亜鉛、カドミウム等との金属塩及びこれらの混合物等が
挙げられる。前記脂肪酸エステルとしては、例えばマレ
イン酸エチルエステル、マレイン酸ブチルエステル、ス
テアリン酸メチルエステル、ステアリン酸ブチルエステ
ル、パルミチン酸セチルエステル、モンタン酸エチレン
グリコールエステル等が挙げられる。前記部分ケン化脂
肪酸エステルとしては、例えばモンタン酸エステルのカ
ルシウム部分ケン化物等が挙げられる。前記高級脂肪酸
としては、例えばドデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リシノール酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセ
リン酸、セラコレイン酸等及びこれらの混合物を挙げる
ことができる。前記高級アルコールとしては、例えばド
デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルア
ルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール等を挙げ
ることができる。前記パラフィンワックスとしては、例
えば天然パラフィン、マイクロワックス、合成パラフィ
ン、塩素化炭化水素等が挙げられる。前記アミド系ワッ
クスとしては、例えばステアリン酸アミド、オレイン酸
アミド、パルミチン酸アミド、ラウリル酸アミド、ベヘ
ニン酸アミド、メチレンビスステアロアミド、エチレン
ビスステアロアミド、N,N'−m−キシリレンビスステア
リン酸アミド、N,N'−m−キシリレンビス−12−ヒドロ
キシステアリン酸アミド、N,N'−イソフタル酸ビスステ
アリルアミド、N,N'−イソフタル酸ビス−12−ヒドロキ
システアリルアミド等が挙げられる。前記多価アルコー
ルエステルとしては、例えばグリセリンステアレート、
グリセリンリシノレート、グリセリンモノベヘネート、
ソルビタンモノステアレート、プロピレングリコールモ
ノステアレート、ソルビタントリオレート等が挙げられ
る。前記シリコンワニスとしては、例えばメチルシリコ
ンワニス、フェニルシリコンワニス等が挙げられる。前
記脂肪族フロロカーボンとしては、例えば四フッ化エチ
レン、六フッ化プロピレンの低重合化合物あるいは特開
昭53−124428号公報記載の含フッ素界面活性剤等が挙げ
られる。前記オフセット防止剤のうち、ポリオレフィン
が好ましく用いられ、ポリプロピレンが特に好ましく用
いられる。これらのオフセット防止剤の芯材中の樹脂に
対する割合は1〜20重量%が好ましい。
は、製造設備や製造工程の簡素化という点からin s
itu重合法が好ましい。以下、in situ重合法
による製造方法を例にとり説明する。この製造方法にお
いて、外殻形成は、芯材構成材料と非晶質ポリエステル
よりなる外殻構成材料の混合液を分散媒中に分散させ、
外殻構成材料が液滴の表面に偏在するという性質を利用
して行うことができる。即ち、溶解度指数の差によって
混合液の液滴中で芯材構成材料と外殻構成材料の分離が
起こり、その状態で重合が進行してカプセル構造が形成
される。この方法によると、外殻がほぼ均一な厚みを持
った非晶質ポリエステルよりなる層として形成されるた
め、トナーの帯電特性が均質になるという特長を有す
る。
次の(a)〜(c)の工程により製造することができ
る。 (a)親水性外殻材を芯材構成材料と着色剤からなる混
合物中に溶かす工程と、(b)工程(a)において得ら
れた混合物を水系分散媒中に分散させ、重合性組成物を
得る工程と、(c)工程(b)において得られた重合性
組成物をin situ重合法により、重合させる工
程。
を防ぐ為に、分散媒中に分散安定剤を含有させておく必
要がある。分散安定剤としては、例えばゼラチン、ゼラ
チン誘導体、ポリビニルアルコール、ポリスチレンスル
ホン酸、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テト
ラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウ
ム、オクチル硫酸ナトリウム、アリル−アルキル−ポリ
エーテルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウ
ム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カ
プリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリ
ン酸カリウム、オレイン酸カルシウム、3,3 −ジスルホ
ンジフェニル尿素−4,4 −ジアゾ−ビス−アミノ−β−
ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カル
ボキシベンゼン−アゾ−ジメチルアニリン、2,2,5,5 −
テトラメチル−トリフェニルメタン−4,4 −ジアゾ−ビ
ス−β−ナフトール−ジスルホン酸ナトリウム、コロイ
ダルシリカ、アルミナ、リン酸三カルシウム、水酸化第
二鉄、水酸化チタン、水酸化アルミニウム、その他を使
用することができる。好ましくは、リン酸三カルシウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いるこ
とができる。これらの分散安定剤は二種以上を併用して
もよい。
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エ
チレングリコール、グリセリン、アセトニトリル、アセ
トン、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等が挙げられる。これらを単独あるいは混合し
て用いることも可能である。
非晶質ポリエステルの添加量は、芯材100重量部に対
し、通常3〜50重量部、好ましくは5〜40重量部で
あり、さらに好ましくは8〜35重量部である。3重量
部未満であると外殻の膜厚が薄くなりすぎて保存安定性
が悪くなり、50重量部を越えると高粘度になり微粒化
が困難となり製造安定性が悪くなる。
れるカプセルトナーを前駆体粒子として更にseed重
合を行った熱圧力定着用カプセルトナーを用いてもよ
い。従って、本発明においてカプセルトナーとは、前記
のようなin situ重合法単独で得られるものの
他、まず、カプセルトナーをin situ重合法によ
り製造し(以下、前駆体粒子という場合がある)、この
前駆体粒子をさらにseed重合させて得られるものを
も含むものである。
られる前駆体粒子の水系懸濁液に少なくともビニル重合
性単量体とビニル重合開始剤を添加して前駆体粒子中に
吸収させた後、該前駆体粒子中の単量体成分を重合させ
るものである。例えば、前記のin situ重合法に
よる前駆体粒子の製造後、懸濁状態のまま、直ちに少な
くともビニル重合性単量体とビニル重合開始剤を添加し
て前駆体粒子中に吸収させ、該前駆体粒子中の単量体成
分をseed重合させてもよい。こうすることにより製
造工程をより簡略化できる。なお、前駆体粒子中に吸収
させるビニル重合性単量体等は、予め水乳濁液として添
加しても良い。
量体とビニル重合開始剤を分散安定剤と共に乳化分散さ
せたものであり、他に架橋剤、オフセット防止剤、荷電
制御剤等を含有させることもできる。
としては、前記の前駆体粒子の製造時に用いられるもの
と同じものでもよい。また、ビニル重合開始剤、架橋
剤、分散安定剤も、前記の前駆体粒子の製造時に用いら
れるものと同様のものを用いることができる。seed
重合に用いる架橋剤の使用量としては、ビニル重合性単
量体を基準にして0.001 〜15重量%、好ましくは0.1 〜
10重量%で使用するのが良い。これらの架橋剤の使用量
が15重量%より多いと得られるトナーが熱で溶融しにく
くなり、熱定着性又は熱圧力定着性が劣ることとなる。
また使用量が0.001 重量%より少ないと、熱圧力定着に
おいて、トナーの一部が紙に完全に固着しないでローラ
ー表面に付着し、次の紙に転移するというオフセット現
象を防ぎにくくなる。
ため、前記の非晶質ポリエステル等の親水性外殻材を水
乳濁液に添加してもよい。そのときの添加量としては芯
材100重量部に対し、通常1〜20重量部、好ましく
は3〜15重量部である。ここで、親水性外殻材として
は非晶質ポリエステルの他に、例えばカルボキシル基、
酸無水物基、水酸基、アミノ基、アンモニウムイオン等
の親水性官能基を有するビニル樹脂、非晶質ポリエステ
ルアミド、非晶質ポリアミド、エポキシ樹脂等が挙げら
れる。このような水乳濁液は、超音波発振機等により均
一に分散させて調製することができる。
ステルの酸価は、前記の前駆体粒子の製造時に用いられ
るものと同様に3〜50(KOHmg/g)であること
が好ましく、より好ましくは10〜30(KOHmg/
g)である。3(KOHmg/g)未満であると、殻材
となる非晶質ポリエステルがseed重合中に界面に出
にくくなり、得られるトナーの保存安定性が悪く、50
(KOHmg/g)を越えるとポリエステルが水相へ移
行しやすく製造安定性が悪くなる。ここで酸価の測定方
法は、JIS K0070によるものである。
の使用量が、前駆体粒子100重量部に対し10〜20
0重量部となるように調整する。10重量部未満では定
着性改良に効果が無く、200重量部を越えると均一に
単量体を前駆体粒子中に吸収させ難くなる。
量体は前駆体粒子中に吸収されて前駆体粒子の膨潤が起
こる。そして、この状態で前駆体粒子中の単量体成分が
重合する。即ち、前駆体粒子を種粒子とするseed重
合である。
と、in situ重合法単独で製造されたカプセルト
ナーと比較して、つぎの点がより改善されることにな
る。即ち、in situ重合法で製造したカプセルト
ナーは、低温定着性と保存安定性の点で従来のものより
優れるが、seed重合法を更に行うことにより、界面
科学的により均一な外殻が形成され、更なる保存安定性
が優れるものとなる。また、芯材の重合性単量体を2段
(in situ重合反応およびseed重合反応)に
分けて重合させることができるため、さらに、架橋剤を
適宜使用することにより、芯材中の熱可塑性樹脂の分子
量制御が容易になり、低温定着性と耐オフセット性をよ
り良好にすることができる。特に高速での定着のみなら
ず低速での定着にも適したトナーを提供することができ
る。従って、本発明の現像方法および画像形成方法にお
いて好適に使用される。
るカプセルトナーの外殻材料中には先に例示した如き荷
電制御剤を適量添加してもよいし、また、この荷電制御
剤をトナーと混合して用いることもできるが、外殻自身
で帯電性を制御しているため、それらを添加する場合で
も添加量は少なくてすむ。
径は別段制約を受けるものではないが、平均粒径は通常
3〜30μm とされる。カプセルトナーの外殻の厚みは0.
01〜1μm が好ましく、0.01μm 未満では耐ブロッキン
グ性が悪化し、1μm を超えると熱溶融性が悪化し好ま
しくない。
に応じて、流動性向上剤、クリーニング性向上剤などを
用いることができる。流動性向上剤としては、例えばシ
リカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタ
ン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸スト
ロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰
石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガ
ラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコ
ニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができ
る。特にシリカの微粉末が好ましい。
結合を有する微粉末であり、乾式法及び湿式法で製造さ
れたもののいずれであってもよい。また、無水二酸化ケ
イ素のほか、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、
ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸亜鉛など
いずれであってもよいが、 SiO2 を85重量%以上含むも
のが好ましい。また、シラン系カップリング剤、チタン
系カップリング剤、シリコンオイル、側鎖にアミンを有
するシリコンオイルなどにより表面処理されたシリカの
微粉末などを用いることができる。
ン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属塩、フッ素系高
分子量体の微粒子粉末などがある。更に現像性を調整す
るための添加剤、例えばメタクリル酸メチルエステル、
メタクリル酸ブチルエステル等の重合物の微粒子粉末な
どを用いてもよい。更にトナー表面上の電気抵抗を低下
させるために少量のカーボンブラックを用いてもよい。
カーボンブラックとしては従来公知のもの、例えばファ
ーネスブラック、チャネルブラック、アセチレンブラッ
クなどの種々のものを用いることができる。
について説明したが、該カプセルトナーは、熱圧力定着
方式において0.01〜4kg/cm、好ましくは0.
05〜3kg/cmの低線圧で60〜130℃の非常に
低温で定着でき、且つ耐オフセット性、耐ブロッキング
性が優れ、カブリのない鮮明な画像を多数回にわたり安
定に形成することができるものである。
例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこ
れらの実施例等によりなんら限定されるものではない。
付加モル数2.2)367.5g、ビスフェノールAの
エチレンオキサイド付加物(平均付加モル数2.2)1
46.4g、テレフタル酸126.0g、ドデセニル無
水コハク酸40.2g、無水トリメリット酸77.7g
をガラス製2リットルの4つ口フラスコに入れ、温度
計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー、及び窒
素導入管を取り付け、マントルヒーター中で、窒素気流
下にて220℃にて反応せしめた。
した軟化点より追跡を行い、軟化点が110℃に達した
とき、反応を終了した。また、得られた樹脂のガラス転
移点は、65℃であった。ここで、ガラス転移点は示差
走査熱量計(「DSC200」、セイコー電子工業社
製)で測定した。また、軟化点および酸価は、それぞれ
110℃および18KOHmg/gであった。なお、酸
価はJIS K0070に準ずる方法により測定した。
(島津製作所製)を用い、1cm3の試料を昇温速度6
℃/minで加熱しながら、プランジャーにより20K
g/cm2 の荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノ
ズルを押し出すようにし、これによりフローテスターの
プランジャー降下量(流れ値)−温度曲線を描きそのS
字曲線の高さをhとするときh/2に対応する温度をい
う。
シルアクリレート28.0重量部、ジビニルベンゼン
0.9重量部、カーボンブラック「#44 」(三菱化成社
製)10.0重量部に、帯電制御剤「T−77」(保土
ヶ谷化学社製)0.3 重量部、前記で得られた樹脂を15
重量部、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル3.5 重量部
を添加し、アトライター(「MA−01SC」、三井三
池化工機社製)に投入し、10℃にて5時間分散し、重合
性組成物を得た。次いで、2リットルのガラス製セパラ
ブルフラスコに予め調製したリン酸三カルシウム4重量
%の水性コロイド溶液560gに前記の重合性組成物2
40gを添加し、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)
を用いて、15℃にて回転数12000rpmで5分間乳化分散
させた。
却管、温度計、窒素導入管、ステンレススチール製撹拌
棒を取り付け、電熱マントルヒータ中に設置した。窒素
下にて撹拌を続けながら、85℃まで昇温し、10時間反応
せしめた。冷却後、1N塩酸440mlを分散媒に加
え、濾過、水洗を経て、45℃にて12時間、20mmHgで減圧
乾燥し、風力分級機にて分級し、平均粒径8μm の外殻
が非晶質ポリエステルであるカプセルトナーを得た。
シリカ微粉末「アエロジル R-972」(日本アエロジル社
製)0.4 重量部を加えて混合し、本発明のカプセルトナ
ーを得た。これをトナー1とする。芯材中の樹脂に由来
するガラス転移点は39.8℃、また、トナー1の軟化点は
128.1 ℃であった。尚、トナー1の荷重に対する圧縮変
位を以下の方法により測定をした。
津製作所製、微小圧縮試験機MCTM−200を使用
し、温度25℃湿度50%の条件にて、トナー1粒子に
対して荷重を負荷したときの圧縮変位を測定した。上部
加圧圧子には、材質ダイヤモンドの50μm径の平面圧
子、下部加圧圧子にはSKS平板を用いる。荷重の負荷
速度は9.1mgf/秒で行なう。測定はトナー1粒子
ずつ行い、測定回数は10回以上行いこれを平均したデ
ータを用いる。その結果、トナーの1粒子を5%圧縮す
るには63mgf、10%圧縮するには120mgf必
要であった。
付加モル数2.2)525.0g、テレフタル酸13
8.6g、ドデセニル無水コハク酸160.8gをガラ
ス製2リットルの4つ口フラスコに入れ、温度計、ステ
ンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー、及び窒素導入管
を取り付け、マントルヒーター中で、窒素気流下にて2
20℃にて反応せしめた。
した軟化点より追跡を行い、軟化点が110℃に達した
とき、反応を終了した。また、得られた樹脂のガラス転
移点は、63℃であった。ここで、ガラス転移点は、示
差走査熱量計(「DSC200」、セイコー電子工業社
製)で測定した。また、軟化点および酸価は、それぞれ
110℃および10KOHmg/gであった。なお、酸
価はJIS K0070に準ずる方法により測定した。
ート25重量部よりなる軟化点75.3℃、ガラス転移点40.5
℃の共重合体100 重量部を銅フタロシアニン「Sumikapr
intCyanine Blue GN-0 」(住友化学社製)6重量部、
上記で得られた樹脂を15重量部、ポリプロピレンワック
ス「Viscol 550P」(三洋化成社製)5重量部とともに
予備混合を行い、2軸の押し出し機にて溶融混練し、冷
却後粉砕した。この混錬物を40重量部、スチレン50重
量部、n−ブチルアクリレート15重量部、2,2'−アゾビ
スイソブチルニトリル2.5 重量部を混合し、重合性組成
物を得た。次いで2リットルのガラス製セパラブルフラ
スコにて予め調製しておいたリン酸三カルシウム4重量
%の水性コロイド溶液560gに前記の重合性組成物2
40gを添加し、TKホモミキサーを用いて、5℃にて回
転数12000rpmで2分間乳化分散させた。
却管、温度計、窒素導入管、ステンレススチール製撹拌
棒を取り付け、電熱マントルヒータ中に設置した。窒素
下にて撹拌を続けながら、85℃まで昇温し、10時間反応
せしめた。冷却後、1N塩酸440mlを分散媒に加
え、濾過、水洗を経て、45℃にて12時間、20mmHgで減圧
乾燥し、風力分級機にて分級し、平均粒径8μm の外殻
が非晶質ポリエステルであるカプセルトナーを得た。
シリカ微粉末「アエロジル R-972」(日本アエロジル社
製)0.4 重量部を加えて混合し、本発明のカプセルトナ
ーを得た。これをトナー2とする。芯材中の樹脂に由来
するガラス転移点は33.2℃、またトナー2の軟化点は12
2.8 ℃であった。尚、トナー2の荷重に対する圧縮変位
を前記と同様にして測定をしたところ、トナーの1粒子
を5%圧縮するには56mgf、10%圧縮するには1
10mgf必要であった。
ート35.0重量部、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル6.0重量部、ジビニルベンゼン0.8重量部、
帯電制御剤「T−77」(保土ヶ谷化学社製)1.0重
量部に、カプセルトナー製造例1で得られた樹脂15.
0重量部を添加し、この樹脂を溶解させた。前記樹脂が
溶解した後にスチレンによりグラフトされたカーボンブ
ラック「GPE−3」(菱有工業社製)20重量部を添
加し、マグネチックスタ−ラ−で1時間分散し、重合性
組成物を得た。
ラスコに予め調製したリン酸三カルシウム4重量%の水
性コロイド溶液560gに対して前記の重合性組成物2
40gを添加し、TKホモミキサー(特殊機化工業社
製)を用いて室温にて、回転数10000rpmで2分
間乳化分散させた。
管、温度計、窒素導入管、ステンレス製撹拌棒を取り付
け、電熱マントルヒーター中に設置した。窒素下にて撹
拌を続けながら、in situ重合として85℃まで
昇温し、10時間反応を行い、種粒子とした。これを室
温まで冷却して、前駆体粒子を得た。
超音波発振機(US−150,(株)日本精機製作所
製)にて調製したスチレン26.0重量部、2−エチル
ヘキシルアクリレート14.0重量部、2,2’−アゾ
ビスイソブチロニトリル1.6重量部、ジビニルベンゼ
ン0.8重量部、ラウリル硫酸ナトリウム0.2重量
部、帯電制御剤「T−77」(保土ヶ谷化学社製)1.
0重量部、水80重量部からなる水乳濁液122.6重
量部を滴下し、窒素下にて撹拌を続けながらseed重
合として85℃まで昇温し10時間反応せしめた。冷却
後、1N塩酸440mlを分散媒に加え、濾過、水洗を
経て風乾後、45℃にて12時間、20mmHgで減圧
乾燥し、風力分級機にて分級し、平均粒径8μm の外殻
が非晶質ポリエステルであるカプセルトナーを得た。
性シリカ微粉末「アエロジルR−972」(日本アエロ
ジル社製)0.4重量部を加えて混合し、本発明のカプ
セルトナーを得た。これをトナー3とする。芯材中の樹
脂に由来するガラス転移点は31.6℃、また、トナー
3の軟化点は117.0℃であった。尚、トナー3の荷
重に対する圧縮変位を前記と同様にして測定をしたとこ
ろ、トナーの1粒子を5%圧縮するには22mgf、1
0%圧縮するには41mgf必要であった。
ート44.0重量部、ジビニルベンゼン0.9重量部、
カーボンブラック「#44 」(三菱化成社製)7.0重量
部に、カプセルトナー製造例1で得られた樹脂20重量
部、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル3.5重量部を
添加し、アトライター(三井三池化工機社製)に投入
し、10℃にて5時間分散し、重合性組成物を得た。次い
で、2リットルのガラス製セパラブルフラスコに予め調
製したリン酸三カルシウム4重量%の水性コロイド溶液
560gに前記の重合性組成物240gを添加し、TKホ
モミキサー(特殊機化工業社製)を用いて、15℃にて
回転数12000rpmで5分間乳化分散させた。
却管、温度計、窒素導入管、ステンレススチール製撹拌
棒を取り付け、電熱マントルヒータ中に設置した。窒素
下にて撹拌を続けながら、85℃まで昇温し、10時間反応
せしめた。冷却後、1N塩酸440mlを分散媒に加
え、濾過、水洗を経て、45℃にて12時間、20mmHgで減圧
乾燥し、風力分級機にて分級し、平均粒径8μm の外殻
が非晶質ポリエステルであるカプセルトナーを得た。
シリカ微粉末「アエロジル R-972」(日本アエロジル社
製)0.4 重量部を加えて混合し、カプセルトナーを得
た。これをトナー4とする。芯材中の樹脂に由来するガ
ラス転移点は18.5℃、また、トナー4の軟化点は1
07.5℃であった。尚、トナー4の荷重に対する圧縮
変位を前記と同様にして測定をしたところ、トナーの1
粒子を5%圧縮するには3.5mgf、10%圧縮する
には6.9mgf必要であった。
現像装置を図1に示す現像装置と入れ替え、カプセルト
ナー製造例1で得られたカプセルトナー30gを現像槽
に入れ、トナーホッパーにも該カプセルトナーを入れ現
像を行なった。感光体1として、電荷発生層がチタニル
フタロシアニン顔料、電荷輸送層がヒドラゾン誘導体で
ある有機感光体を用い、該感光体の表面電圧は−550
V、その周速は35mm/秒とした。
径20mm、厚み2mmの円筒状であり、その表面はR
z(「JIS B0601」記載の凹凸程度の度合いを
示す)3.0μm程度に凹凸処理したものを用いた。現
像ブレード5は半導体であり、カーボンブラックを分散
させ導電性を付与したシリコーンゴムで、固有抵抗は1
06 Ω・cm、JIS A硬度で60°、厚みは2m
m、現像剤担持体に対する圧接力は1.5gf/mmと
した。現像剤担持体4と感光体1の間隙は約100μ
m、現像ブレードで規制された後のトナー層の厚さは約
50μmであった。
倍、即ち70mm/秒とし、又、電源(E1)の電圧を
交番電圧800V(P−P)、500Hz、直流電圧−
500Vを印加し、A4用紙にて20000枚連続印字
を行なった。その結果、画像濃度の高い(マクベス社濃
度計:MODEL RD914にてソリッド部の印字濃
度は1.3であった)、カブリの少ない(日本電色
(株)製MODEL1001DLの白色度計で0.4あ
った)高品位の画像が劣化する事無く得られた。又、使
用したトナーの現像ブレード、現像剤担持体への融着、
トナーの凝集等は全く認められなかった。
ずれも30mmφ、テフロンコートしたヒートローラ、
シリコーンゴムで被覆した圧力ローラで線圧0.1kg
/cm、ニップ幅3mmの定着装置で、周速35mm/
秒の条件で定着性の評価を行なったところ、最低定着温
度は100℃、ホットオフセット発生温度は200℃で
あった。
5mm の砂消しゴムに500gの荷重を乗せ、定着機を通して
定着された画像の上を5往復こすり、こする前をマクベ
ス社の反射濃度計にて光学反射密度を測定し、以下の定
義による定着率が70%を越える際の定着ローラーの温度
をいう。 定着率(%)=(こすった後の画像濃度/こする前の画
像濃度)× 100
ザビームプリンタの現像装置を図1に示す現像装置と入
れ替え、カプセルトナー製造例1で得られたカプセルト
ナー30gを現像槽に入れ、トナーホッパーにも該カプ
セルトナーを入れ現像を行なった。感光体1として、電
荷発生層がチタニルフタロシアニン顔料、電荷輸送層が
ヒドラゾン誘導体である有機感光体を用い、該感光体の
表面電圧は−550V、その周速は35mm/秒とし
た。
力は1.2gf/mm、電源(E2)直流電圧−450
Vを印加した以外は実施例1と全く同じ条件で、A4用
紙にて20000枚連続印字を行なった。その結果、画
像濃度の高い(マクベス濃度計にてソリッド部の印字濃
度は1.4であった)、カブリの少ない(日本電色
(株)製の白色度計で0.3であった)高品位の画像が
劣化する事無く得られた。又、使用したトナーの現像ブ
レード、現像剤担持体への融着、トナーの凝集等は全く
認められなかった。
像装置を図2に示す現像装置と入れ替え、カプセルトナ
ー製造例2で得られたカプセルトナー30gを現像槽に
入れ、トナーホッパーにも該カプセルトナーを入れ現像
を行なった。感光体1として、電荷発生層がチタニルフ
タロシアニン顔料、電荷輸送層がヒドラゾン誘導体であ
る有機感光体を用い、その周速は35mm/秒、表面電
圧は−550Vとした。
径20mm、厚み2mmの円筒状であり、その表面はR
z3.0μm程度に凹凸処理したものを用いた。現像ブ
レード5は半導体であり、カーボンブラックを分散させ
導電性を付与したシリコーンゴムでJIS A硬度で6
0°、厚みは2mm、固有抵抗は106Ω・cm、現像
剤担持体に対する現像ブレードの圧接力は1.0gf/
mmとした。現像剤担持体4と感光体1の間隙は約10
0μm、現像ブレードで規制された後のトナー層の厚さ
は約50μmであった。
ブラックを分散させ導電性を付与させたレーヨンの樹脂
繊維で、毛の太さは400デニール/40フィラメン
ト、密度は3.5×104 フィラメント/in2 、固有
抵抗は104 Ω・cm、芯材としてはステンレス鋼にて
構成され、フィラメントが導電性接着剤で接着されてい
るものを用いた。
の周速を感光体の周速の2倍、及び2.5倍、即ち70
mm/秒、及び87.5mm/秒に設定し、又、現像剤
担持体の電源(E1)の電圧を直流電圧−500V、現
像ブレードの電源(E2)を直流電圧−450V、導電
性繊維ブラシの電源(E3)を直流電圧−900Vに印
加し、A4用紙にて20000枚連続印字を行なった。
計にてソリッド部の印字濃度は1.4であった)、カブ
リの少ない(日本電色(株)製の白色度計で0.2であ
った)高品位の画像が劣化する事無く得られた。又、使
用したトナーの現像ブレード、現像剤担持体への融着、
トナーの凝集等は全く認められなかった。又、実施例1
と同様にして定着性を測定したところ、最低定着温度は
95℃、ホットオフセット発生温度は220℃であっ
た。
現像装置を図3に示す現像装置と入れ替え、カプセルト
ナー製造例1で得られたカプセルトナー30gを現像槽
に入れ、トナーホッパーにも該カプセルトナーを入れ現
像を行なった。感光体1として、光導電体の電荷発生層
がチタニルフタロシアニン顔料、電荷輸送層がヒドラゾ
ン誘導体である有機感光体を用い、該感光体の表面電圧
は−550V、その周速は30mm/秒とした。
mm、厚み40μmの筒状薄膜部材であり、その表面は
Rz(「JIS B0601」記載の凹凸の程度の度合
いを示す)3.0μm程度に凹凸処理したものを用い
た。現像ブレード5はSUS製であり、厚みは0.2m
m、現像剤担持体に対する圧接力は1.2gf/mmと
した。現像剤担持体4と感光体1の接触幅は約2mm、
現像ブレードで規制された後のトナー層の厚さは約20
μmであった。
倍、即ち60mm/秒とし、又、電源(E1)の電圧を
交番電圧600V(P−P)、500Hz、直流電圧−
500Vを印加し、A4用紙にて20000枚連続印字
を行なった。
計にてソリッド部の印字濃度は1.4であった)、カブ
リの少ない(日本電色(株)製の白色度計で0.2であ
った)高品位の画像が劣化する事無く得られた。又、使
用したトナーの現像ブレード、現像剤担持体への融着、
トナーの凝集等は全く認められなかった。
ザビームプリンタの現像装置を図1に示す現像装置と入
れ替え、カプセルトナー製造例3で得られたカプセルト
ナー30gを現像槽に入れ、トナーホッパーにも該カプ
セルトナーを入れ現像を行なった。感光体1として、電
荷発生層がチタニルフタロシアニン顔料、電荷輸送層が
ヒドラゾン誘導体である有機感光体を用い、該感光体の
表面電圧は−550V、その周速は35mm/秒とし
た。
力は0.8gf/mm、電源(E2)直流電圧−450
Vを印加した以外は実施例1と全く同じ条件で、A4用
紙にて20000枚連続印字を行なった。その結果、画
像濃度の高い(マクベス濃度計にてソリッド部の印字濃
度は1.4であった)、カブリの少ない(日本電色
(株)製の白色度計で0.3であった)高品位の画像が
劣化する事無く得られた。又、使用したトナーの現像ブ
レード、現像剤担持体への融着、トナーの凝集等は全く
認められなかった。
像装置を図2に示す現像装置と入れ替え、カプセルトナ
ー製造例3で得られたカプセルトナー30gを現像槽に
入れ、トナーホッパーにも該カプセルトナーを入れ現像
を行なった。感光体1として、電荷発生層がチタニルフ
タロシアニン顔料、電荷輸送層がヒドラゾン誘導体であ
る有機感光体を用い、その周速は35mm/秒、表面電
圧は−550Vとした。
径20mm、厚み2mmの円筒状であり、その表面はR
z3.0μm程度に凹凸処理したものを用いた。現像ブ
レード5は半導体であり、カーボンブラックを分散させ
導電性を付与したシリコーンゴムでJIS A硬度で6
0°、厚みは2mm、固有抵抗は106Ω・cm、現像
剤担持体に対する現像ブレードの圧接力は0.6gf/
mmとした。現像剤担持体4と感光体1の間隙は約10
0μm、現像ブレードで規制された後のトナー層の厚さ
は約50μmであった。
ブラックを分散させ導電性を付与させたレーヨンの樹脂
繊維で、毛の太さは400デニール/40フィラメン
ト、密度は3.5×104 フィラメント/in2 、固有
抵抗は104 Ω・cm、芯材としてはステンレス鋼にて
構成され、フィラメントが導電性接着剤で接着されてい
るものを用いた。
の周速を感光体の周速の2倍、及び2.5倍、即ち70
mm/秒、及び87.5mm/秒に設定し、又、現像剤
担持体の電源(E1)の電圧をDC−500V、現像ブ
レードの電源(E2)をDC−450V、導電性繊維ブ
ラシの電源(E3)をDC−900Vに印加し、A4用
紙にて20000枚連続印字を行なった。
計にてソリッド部の印字濃度は1.4であった)、カブ
リの少ない(日本電色(株)製の白色度計で0.2であ
った)高品位の画像が劣化する事無く得られた。又、使
用したトナーの現像ブレード、現像剤担持体への融着、
トナーの凝集等は全く認められなかった。又、実施例1
と同様にして定着性を測定したところ、最低定着温度は
85℃、ホットオフセット発生温度は220℃であっ
た。
様に印字テストを行なった。A4 2000枚にて、現
像剤担持体へのトナーの融着が発生した。
は、特に外殻の主成分が非晶質ポリエステルよりなるカ
プセルトナーを用いる場合に適するものであり、カブリ
のない鮮明な画像を多数回にわたり安定に形成すること
ができる。従って、該現像方法を用いる画像形成方法
は、高画質を維持することができ、現像装置が小型化さ
れ、更にカプセルトナーの低温定着性に起因する種々の
長所を有する。
の一例の概念図を示すものである。
の一例の概念図を示すものである。
の一例の概念図を示すものである。
表的な画像形成装置の一例の概念図を示すものである。
粒子に対する荷重と圧縮変位の関係を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 静電潜像形成体と接触もしくは近接して
配設された現像剤担持体と、該現像剤担持体上のトナー
の層厚を規制する現像ブレードとを少なくとも具備する
現像装置を用いて、該静電潜像形成体表面の静電潜像を
該トナーにより可視像化する現像方法において、現像ブ
レードの現像剤担持体への圧接力を0.1〜3.0gf
/mmとする現像装置を用い、該トナーとして少なくと
も熱可塑性樹脂と着色剤を含有する熱溶融性芯材と、そ
の芯材の表面を被覆するように設けた外殻とにより構成
され、芯材の主成分となる熱可塑性樹脂に由来するガラ
ス転移点が10〜50℃であり、かつトナー1粒子に対
して微小圧縮試験機を用いて次の条件で荷重を負荷した
場合、トナー粒子の粒径を5%圧縮するのに必要な最小
荷重が5〜80mgfであり、かつ10%圧縮するのに
必要な最小荷重が10〜160mgfであるカプセルト
ナーを用いることを特徴とする非磁性1成分トナーの現
像方法。 (1)微小圧縮試験機:上部加圧圧子は、材質ダイヤモ
ンドの50μm径の平面圧子、下部加圧圧子はSKS
(合金工具鋼)平板 (2)温度25℃、湿度50% (3)荷重の負荷速度:9.1mgf/秒 - 【請求項2】 静電潜像形成体と現像剤担持体の間に直
流電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の現像
方法。 - 【請求項3】 直流電圧が絶対値で50〜2000Vで
あることを特徴とする請求項2記載の現像方法。 - 【請求項4】 静電潜像形成体と現像剤担持体の間にさ
らに交番電圧を印加することを特徴とする請求項2又は
3いずれか記載の現像方法。 - 【請求項5】 交番電圧が、100〜2000V,10
0〜3000Hzの交流電圧であることを特徴とする請
求項4記載の現像方法。 - 【請求項6】 カプセルトナーの外殻の主成分が非晶質
ポリエステルからなるものである請求項1〜5いずれか
記載の現像方法。 - 【請求項7】 静電潜像形成体に静電潜像を形成する工
程と、該静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成
する現像工程と、該トナー像を記録媒体に転写・定着す
る工程からなる画像形成方法において、該現像工程が請
求項1〜6いずれか記載の非磁性1成分トナーの現像方
法であることを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067905A JP3003018B2 (ja) | 1993-03-15 | 1994-03-11 | 非磁性1成分トナーの現像方法及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8143493 | 1993-03-15 | ||
JP5-81434 | 1993-03-15 | ||
JP6067905A JP3003018B2 (ja) | 1993-03-15 | 1994-03-11 | 非磁性1成分トナーの現像方法及び画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06324526A JPH06324526A (ja) | 1994-11-25 |
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ID=26409114
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6067905A Expired - Fee Related JP3003018B2 (ja) | 1993-03-15 | 1994-03-11 | 非磁性1成分トナーの現像方法及び画像形成方法 |
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JP (1) | JP3003018B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8841056B2 (en) | 2010-03-31 | 2014-09-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner and process for producing toner |
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JP7087717B2 (ja) * | 2018-06-22 | 2022-06-21 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6067905A patent/JP3003018B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8841056B2 (en) | 2010-03-31 | 2014-09-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner and process for producing toner |
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JPH06324526A (ja) | 1994-11-25 |
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