JPH06230599A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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Publication number
JPH06230599A
JPH06230599A JP5042309A JP4230993A JPH06230599A JP H06230599 A JPH06230599 A JP H06230599A JP 5042309 A JP5042309 A JP 5042309A JP 4230993 A JP4230993 A JP 4230993A JP H06230599 A JPH06230599 A JP H06230599A
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JP
Japan
Prior art keywords
toner
fixing
image forming
forming method
acid
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Application number
JP5042309A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Yasuda
晋一朗 安田
Kuniyasu Kawabe
邦康 河辺
Mitsuhiro Sasaki
三普 佐々木
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH06230599A publication Critical patent/JPH06230599A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】絶縁体上に静電潜像を形成する印加工程と、得
られた静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成さ
せる現像工程および形成されたトナー像を記録媒体に定
着する定着工程とからなる画像形成方法において、該ト
ナーが外殻の主成分が非晶質ポリエステルよりなるカプ
セルトナーであり、該絶縁体が無端型フィルムベルトで
あり、該無端型フィルムベルト上のトナーを予熱した
後、加圧定着する画像形成方法。 【効果】本発明によれば、トナーを予熱することで定着
温度を非常に低くかつ低線圧に設定できるため、紙のカ
ール、ジャムり等のトラブルが発生しにくく、また待機
時間がかからずクイック印字ができる。また、転写と定
着が同時に行なわれること、低線圧となることから、ト
ナーの飛散、細線のつぶれ、画像のにじみが軽減され高
画質となり、かつ定着ローラの寿命も長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は普通紙複写機やレーザプ
リンタ及び普通紙ファクシミリ等に用いられる画像形成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】従来、複
写機やレーザビームプリンタ等において画像を形成する
場合、一般に静電記録、電子写真等、種々の方式が用い
られている。静電記録方式は記録紙等の静電記録シート
上に信号電圧を記録針から印加し、静電潜像を形成した
後、磁気ブラシ等の現像装置を用い現像し、更に該静電
潜像を熱、圧力等の手段により転写・定着するという3
つの工程からなる方式である。しかし、従来からの静電
記録方式では現像時に記録紙等の記録媒体上の余分な箇
所にトナーが付着する、いわゆる地汚れが発生し、また
直接記録紙に記録針により電圧を印加する際に記録針に
紙粉等の異物が付着し正常な画像が得られなくなるとい
う不具合が発生し易く、安定した高品位の画像を連続し
て得るには問題がある。
【0003】このような問題点を改善するものとして、
特開昭55−84696号公報又は特開平3−1370
1号公報に記載されているごとく、磁性フィルム又は絶
縁性フィルムを用い、該フィルム面上にトナーを均一に
塗布した後、フィルムの裏面よりサーマルヘッドで信号
に応じた熱パルスを供給してトナーを溶融させ、対向す
る記録紙面上に画像を形成させる方法が知られている。
しかしながら、この方法ではトナーが均一に塗布できず
画像が縞状にムラになり、塗布されたトナー層の一部が
熱により凝集する懸念があり、該凝集トナーが再塗布工
程の繰り返しの中で異物としての挙動をする可能性が大
きい。さらに、定着時に記録紙等の記録媒体上の余分な
箇所にトナーが付着する、いわゆる地汚れが発生し易い
といった問題点が指摘されている。
【0004】このように、従来からの静電記録方式にお
いては種々の問題点が指摘されており、これらの観点か
ら新しい定着システムを用いた画像形成方法とそれに適
応したトナーの開発が要望されている。このような要望
に応えるべく、本出願人は、外穀が非晶質ポリエステル
よりなるカプセルトナーを開発し、特許出願済である
(特願平4−259088号)。このカプセルトナー
は、熱圧力定着方式において耐オフセット性、耐ブロッ
キング性が優れ、低温定着でき、カブリのない鮮明な画
像を多数回にわたり安定に形成することができる一方、
従来からのトナーとは熱的性質等が大きく異なるため、
該トナーを用いる場合に適した画像形成方法の開発が要
請された。本発明の目的は、前記の課題を解決すべく、
特に外穀の主成分が非晶質ポリエステルよりなるカプセ
ルトナーを用いる場合に適し、低温定着により定着装置
の小型化、クィック印字等が可能である画像形成方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
絶縁体上に静電潜像を形成する印加工程と、得られた静
電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成させる現像
工程および形成されたトナー像を記録媒体に定着する定
着工程とからなる画像形成方法において、該トナーが少
なくとも熱可塑性樹脂と着色剤を含有する熱溶融性芯材
と、その芯材の表面を被覆するよう設けた外殻とにより
構成され、該外殻の主成分が非晶質ポリエステルよりな
るカプセルトナーであり、該絶縁体が無端型フィルムベ
ルトであり、該無端型フィルムベルト上のトナーを予熱
した後、加圧定着することを特徴とする画像形成方法に
関する。また、無端型フィルムベルト上のトナーへの予
熱温度は、40〜120℃であることが望ましく、また
定着工程における線圧は0.05〜4kg/cmである
ことが望ましい。
【0006】本発明の画像形成方法において使用される
トナーは、少なくとも熱可塑性樹脂と着色剤を含有する
熱溶融性芯材と、その芯材の表面を被覆するよう設けた
外殻とにより構成され、該外殻の主成分が非晶質ポリエ
ステルよりなるカプセルトナーである。このようなカプ
セルトナーは、熱圧力定着方式において耐オフセット
性、耐ブロッキング性が優れ、低温定着(通常、40〜
120℃)でき、カブリのない鮮明な画像を多数回にわ
たり安定に形成するという特徴を有する。
【0007】本発明で用いるトナーは、上記のような外
穀の主成分が非晶質ポリエステルよりなるカプセルトナ
ーであるが、この非晶質ポリエステルは、通常、1種以
上のアルコール単量体(2価,3価以上)および1種以
上のカルボン酸単量体(2価,3価以上)の縮重合によ
って得られるものであって、少なくとも3価以上の多価
アルコール単量体および/または3価以上の多価カルボ
ン酸単量体を含有する単量体を用いて縮重合によって得
られるものである(特願平4−259088号)。この
ような非晶質ポリエステルは、外穀の全重量中、通常5
0〜100重量%含有され、外穀に含有される他の成分
としては、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリウレ
ア等を0〜50重量%用いることができる。
【0008】2価アルコール成分としては、例えばポリ
オキシプロピレン(2.2) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシ
フェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3) −2,
2 −ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン、ポリオ
キシプロピレン(2.0) −2,2−ビス (4−ヒドロキシフ
ェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(2.0) −ポリ
オキシエチレン(2.0) −2,2 −ビス (4−ヒドロキシフ
ェニル) プロパン、ポリオキシプロピレン(6) −2,2 −
ビス (4−ヒドロキシフェニル) プロパン等のビスフェ
ノールAのアルキレンオキシド付加物、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2 −プロピレングリコール、1,3 −プロピレング
リコール、1,4 −ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−ブテンジオール、1,5 −ペンタンジオー
ル、1,6 −ヘキサンジオール、1,4 −シクロヘキサンジ
メタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールA
のプロピレン付加物、ビスフェノールAのエチレン付加
物、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
【0009】3価以上のアルコール成分としては、例え
ばソルビトール、1,2,3,6 −ヘキサンテトロール、1,4
−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4 −ブタン
トリオール、1,2,5 −ペンタントリオール、グリセロー
ル、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,
4 −ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、1,3,5 −トリヒドロキシメチルベン
ゼン等が挙げられる。好ましくは、3価のアルコールが
用いられる。本発明においては、これらの2価のアルコ
ール単量体及び3価以上の多価アルコール単量体から単
独であるいは複数の単量体を用いることができる。
【0010】また、酸成分としては、カルボン酸成分で
2価の単量体として、例えばマレイン酸、フマール酸、
シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、
セバチン酸、アゼライン酸、マロン酸、n−ドデセニル
コハク酸、n−ドデシルコハク酸、n−オクチルコハク
酸、イソオクテニルコハク酸、イソオクチルコハク酸、
及びこれらの酸の無水物、もしくは低級アルキルエステ
ル等が挙げられる。
【0011】3価以上のカルボン酸成分としては、例え
ば1,2,4 −ベンゼントリカルボン酸、2,5,7 −ナフタレ
ントリカルボン酸、1,2,4 −ナフタレントリカルボン
酸、1,2,4 −ブタントリカルボン酸、1,2,5 −ヘキサン
トリカルボン酸、1,3 −ジカルボキシル−2−メチル−
2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4 −シクロヘキ
サントリカルボン酸、テトラ (メチレンカルボキシル)
メタン、1,2,7,8 −オクタンテトラカルボン酸、ピロメ
リット酸、エンポール三量体酸及びこれらの酸無水物、
低級アルキルエステル等が挙げられる。好ましくは、3
価のカルボン酸もしくはその誘導体が用いられる。本発
明においては、これらの2価のカルボン酸単量体及び3
価以上のカルボン酸単量体から単独であるいは複数の単
量体を用いることができる。
【0012】本発明における非晶質ポリエステルの製造
方法は、特に限定されることなく、上記の単量体を用い
てエステル化、エステル交換反応により製造することが
できる。ここで、非晶質とは明確な融点を有しない状態
をいい、本発明においては、結晶質のポリエステルを用
いると融解に必要なエネルギー量が大きく、トナー定着
性が向上できず好ましくない。
【0013】本発明に用いられる非晶質ポリエステル
は、さらにガラス転移点が50〜80℃であることが好
ましい。50℃未満であるとトナーの保存安定性が悪く
なり、80℃を越えるとトナーの定着性が悪くなる。な
お本発明において、ガラス転移点とは示差走査熱量計
(セイコー電子工業社製)を用い、昇温速度10℃/min
で測定した際に、ガラス転移点以下のベースラインの延
長線とピークの立ち上がり部分からピークの頂点までの
間での最大傾斜を示す接線との交点の温度をいう。
【0014】また、該非晶質ポリエステルの酸価は、3
〜50(KOHmg/g)であることが好ましく、より
好ましくは10〜30(KOHmg/g)である。3
(KOHmg/g)未満であると、殻材となる非晶質ポ
リエステルがin situ重合中に界面に出にくくな
り、トナーの保存安定性が悪く、50(KOHmg/
g)を越えるとポリエステルが水相へ移行しやすく製造
安定性が悪くなる。ここで酸価の測定方法は、JIS
K0070によるものである。
【0015】本発明に用いられる外穀が非晶質ポリエス
テルよりなるカプセルトナーは、in situ重合法
などの公知の方法により製造される。このカプセルトナ
ーは少なくとも熱可塑性樹脂、着色剤を含有する熱溶融
製芯材と、その芯材の表面を被覆するよう設けた外穀と
により構成される。
【0016】本発明におけるカプセルトナーの熱溶融性
芯材の主成分として用いられる樹脂としては、ポリエス
テル樹脂、ポリエステル・ポリアミド樹脂、ポリアミド
樹脂、ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられ、好まし
くは、ビニル系樹脂が挙げられる。このような熱溶融性
芯材の主成分となる熱可塑性樹脂に由来するガラス転移
点は、10〜50℃であることが好ましいが、ガラス転
移点が10℃未満ではカプセルトナーの保存安定性が悪
化し、50℃を越えるとカプセルトナーの定着強度が悪
化し好ましくない。
【0017】前記の熱可塑性樹脂のうち、ビニル樹脂を
構成する単量体としては、例えば、スチレン、o−メチ
ルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4 −
ジメチルスチレン、p−クロルスチレン、ビニルナフタ
レン等のスチレン若しくはスチレン誘導体、例えばエチ
レン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等の如きエ
チレン系不飽和モノオレフィン類、例えば塩化ビニル、
臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニル、ギ酸ビニル、カプロン酸ビニル等の如きビニルエ
ステル類、例えばアクリル酸、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸イ
ソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸アミル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラ
ウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ス
テアリル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸2−
ヒドロキシエチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸
2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルア
クリル酸メチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタ
クリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタク
リル酸アミル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸n−オクチル、メタクリル酸イソオクチル、メタク
リル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸メトキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸フェニル、
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエ
チルアミノエチル等の如きエチレン性モノカルボン酸及
びそのエステル、例えばアクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、アクリルアミド等の如きエチレン性モノカル
ボン酸置換体、例えばマレイン酸ジメチル等の如きエチ
レン性ジカルボン酸及びその置換体、例えばビニルメチ
ルケトン等の如きビニルケトン類、例えばビニルメチル
エーテル等の如きビニルエーテル類、例えばビニリデン
クロリド等の如きビニリデンハロゲン化物、例えばN−
ビニルピロール、N−ビニルピロリドン等の如きN−ビ
ニル化合物類が挙げられる。
【0018】本発明に係る芯材用の樹脂を構成する成分
の内、樹脂の主骨格形成にスチレンもしくはスチレン誘
導体を50〜90重量%用い、樹脂の軟化温度等の熱特
性の調節にエチレン性モノカルボン酸もしくはそのエス
テルを10〜50重量%用いることが、芯材用樹脂のガ
ラス転移点を制御し易く好ましい。
【0019】本発明に係る芯材用の樹脂を構成する単量
体組成物中に架橋剤を添加する場合、例えば、ジビニル
ベンゼン、ジビニルナフタレン、ポリエチレングリコー
ルジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート、1,3 −
ブチレングリコールジメタクリレート、1,6 −ヘキシレ
ングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタク
リレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、2,2'−ビス(4−メタクリロキシジエトキシフェニ
ル)プロパン、2,2'−ビス(4−アクリロキシジエトキ
シフェニル)プロパン、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジブ
ロムネオペンチルグリコールジメタクリレート、フタル
酸ジアリルなど、一般の架橋剤を適宜(必要に応じて2
種以上組み合わせて)用いることができる。
【0020】これらの架橋剤の使用量は、重合性単量体
を基準にして0.001 〜15重量%、好ましくは0.1 〜10重
量%で使用するのが良い。これらの架橋剤の使用量が15
重量%より多いとトナーが熱で溶融しにくくなり、熱定
着性又は熱圧力定着性が劣ることとなる。また使用量が
0.001 重量%より少ないと、熱圧力定着において、トナ
ーの一部が紙に完全に固着しないでローラー表面に付着
し、次の紙に転移するというオフセット現象を防ぎにく
くなる。また、上記単量体を、不飽和ポリエステルの存
在下に重合させてグラフトもしくは架橋重合体とし、芯
材用の樹脂としても良い。
【0021】また、芯材用の熱可塑性樹脂を製造する際
使用される重合開始剤としては、2,2'−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビスイソブチ
ロニトリル、1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2'−アゾビス−4−メトキシ−2,4
−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾ系又はジアゾ
系重合開始剤:ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカー
ボネート、キュメンハイドロパーオキサイド、2,4 −ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイドの如き過酸化物系重合
開始剤が挙げられる。
【0022】重合体の分子量及び分子量分布を調節する
目的で、又は反応時間を調節する目的等で、二種類又は
それ以上の重合開始剤を混合して使用することもでき
る。重合開始剤の使用量は、重合単量体100 重量部に対
して0.1 〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。
【0023】本発明では、カプセルトナーの芯材中に着
色剤が含有されるが、従来のトナー用着色剤に用いられ
ている染料、顔料等のすべてを使用できる。本発明に用
いられる着色剤としては、サーマルブラック法、アセチ
レンブラック法、チャンネルブラック法、ランプブラッ
ク法等により製造される各種のカーボンブラック、カー
ボンブラックの表面を樹脂で被覆しているグラフト化カ
ーボンブラック、ニグロシン染料、フタロシアニンブル
ー、パーマネントブラウンFG、ブリリアントファースト
スカーレット、ピグメントグリーンB、ローダミン−B
ベース、ソルベントレッド49、ソルベントレッド146 、
ソルベントブルー35等及びそれらの混合物等を挙げる事
ができ、通常、芯材中の樹脂 100重量部に対して1〜15
重量部程度が使用される。
【0024】本発明においては、更に芯材中に荷電制御
剤を添加することもでき、添加する負帯電性荷電制御剤
としては、特に限定されることなく、例えば含金属アゾ
染料である「バリファーストブラック3804」、「ボ
ントロンS−31」、「ボントロンS−32」、「ボン
トロンS−34」(以上、オリエント化学社製)、「ア
イゼンスピロンブラックTVH」(保土ヶ谷化学社製)
等、銅フタロシアニン染料、サリチル酸のアルキル誘導
体の金属錯体、例えば「ボントロンE−81」、「ボン
トロンE−82」、「ボントロンE−85」(以上、オ
リエント化学社製)、4級アンモニウム塩、例えば「CO
PY CHARGE NX VP434」(ヘキスト社製)、ニトロイミダ
ゾール誘導体等を挙げることができる。
【0025】正帯電性荷電制御剤としては、特に限定さ
れることなく、例えばニグロシン染料として「ニグロシ
ンベースEX」、「オイルブラックBS」、「オイルブ
ラックSO」、「ボントロンN−01」、「ボントロン
N−07」、「ボントロンN−11」(以上、オリエン
ト化学社製)等、3級アミンを側鎖として含有するトリ
フェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩化合物、例
えば「ボントロンP−51」(オリエント化学社製)、
セチルトリメチルアンモニウムブロミド、「COPY CHARG
E PX VP435」(ヘキスト社製)等、ポリアミン樹脂、例
えば「AFP−B」(オリエント化学社製)、イミダゾ
ール誘導体等を挙げることができる。以上の荷電制御剤
は芯材中に0.1 〜8.0 重量%、好ましくは0.2 〜5.0 重
量%含有される。芯材中には必要に応じて、熱圧力定着
における耐オフセット性を改善する目的で、例えばポリ
オレフィン、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、部分ケン
化脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級アルコール、パラ
フィンワックス、アミド系ワックス、多価アルコールエ
ステル、シリコンワニス、脂肪族フロロカーボン、シリ
コンオイル等のオフセット防止剤を任意の一種以上含有
せしめても良い。
【0026】前記ポリオレフィンとしては、例えばポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリブテン等の樹脂であっ
て、軟化点が80〜160 ℃のものである。前記脂肪酸金属
塩としては、例えばマレイン酸と亜鉛、マグネシウム、
カルシウム等との金属塩;ステアリン酸と亜鉛、カドミ
ウム、バリウム、鉛、鉄、ニッケル、コバルト、銅、ア
ルミニウム、マグネシウム等との金属塩;二塩基性ステ
アリン酸鉛;オレイン酸と亜鉛、マグネシウム、鉄、コ
バルト、銅、鉛、カルシウム等との金属塩;パルミチン
酸とアルミニウム、カルシウム等との金属塩;カプリル
酸塩;カプロン酸鉛;リノール酸と亜鉛、コバルト等と
の金属塩;リシノール酸カルシウム;リシノレイン酸と
亜鉛、カドミウム等との金属塩及びこれらの混合物等が
挙げられる。前記脂肪酸エステルとしては、例えばマレ
イン酸エチルエステル、マレイン酸ブチルエステル、ス
テアリン酸メチルエステル、ステアリン酸ブチルエステ
ル、パルミチン酸セチルエステル、モンタン酸エチレン
グリコールエステル等が挙げられる。前記部分ケン化脂
肪酸エステルとしては、例えばモンタン酸エステルのカ
ルシウム部分ケン化物等が挙げられる。前記高級脂肪酸
としては、例えばドデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リシノール酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセ
リン酸、セラコレイン酸等及びこれらの混合物を挙げる
ことができる。前記高級アルコールとしては、例えばド
デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルア
ルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール等を挙げ
ることができる。前記パラフィンワックスとしては、例
えば天然パラフィン、マイクロワックス、合成パラフィ
ン、塩素化炭化水素等が挙げられる。前記アミド系ワッ
クスとしては、例えばステアリン酸アミド、オレイン酸
アミド、パルミチン酸アミド、ラウリル酸アミド、ベヘ
ニン酸アミド、メチレンビスステアロアミド、エチレン
ビスステアロアミド、N,N'−m−キシリレンビスステア
リン酸アミド、N,N'−m−キシリレンビス−12−ヒドロ
キシステアリン酸アミド、N,N'−イソフタル酸ビスステ
アリルアミド、N,N'−イソフタル酸ビス−12−ヒドロキ
システアリルアミド等が挙げられる。前記多価アルコー
ルエステルとしては、例えばグリセリンステアレート、
グリセリンリシノレート、グリセリンモノベヘネート、
ソルビタンモノステアレート、プロピレングリコールモ
ノステアレート、ソルビタントリオレート等が挙げられ
る。前記シリコンワニスとしては、例えばメチルシリコ
ンワニス、フェニルシリコンワニス等が挙げられる。前
記脂肪族フロロカーボンとしては、例えば四フッ化エチ
レン、六フッ化プロピレンの低重合化合物あるいは特開
昭53−124428号公報記載の含フッ素界面活性剤等が挙げ
られる。これらのオフセット防止剤の芯材中の樹脂に対
する割合は1〜20重量%が好ましい。
【0027】本発明において磁性カプセルトナーを用い
る場合、芯材構成材料としてカーボンブラック等の代わ
りに磁性粒子を添加し、磁性カプセルトナーとすれば良
い。磁性粒子としては、例えば、フェライト、マグネタ
イトを始めとする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性
を示す金属もしくは合金又はこれらの元素を含む化合
物、あるいは強磁性元素を含まないが適当な熱処理を施
すことによって強磁性を示すようになる合金、例えはマ
ンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫などのマ
ンガンと銅とを含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合
金、又は二酸化クロム、その他を挙げることができる。
これらの磁性体は平均粒径0.1 〜1μm の微粉末の形で
芯材中に均一に分散される。そしてその含有量は、カプ
セルトナー100 重量部当たり20〜70重量部、好ましくは
30〜70重量部である。なお、磁性トナーとするために磁
性体微粉末を含有せしめる場合には、着色剤の場合と同
様に処理すればよいが、そのままでは芯材材料、単量体
等の有機物質に対する親和性が低いので、磁性体微粉末
をチタンカップリング剤、シランカップリング剤、レシ
チン等のいわゆるカップリング剤と共にあるいはカップ
リング剤により処理した上で用いると、磁性体微粉末を
均一に分散せしめることができる。
【0028】本発明におけるカプセルトナーの製造方法
は、製造設備や製造工程の簡素化という点からin s
itu重合法が好ましいが、例えば芯材としての母粒子
と数平均粒子径が母粒子の数平均粒子径の 1/8以下であ
る外殻形成材料の子粒子とを気流中で高速撹拌して外殻
を形成するといった乾式法にて行われてもよい。
【0029】以下、in situ重合法による製造方
法を例にとり説明する。この製造方法において、外殻形
成は、芯材構成材料と主として非晶質ポリエステルより
なる外殻構成材料の混合液を分散媒中に分散させ、外殻
構成材料が液滴の表面に偏在するという性質を利用して
行うことができる。即ち、溶解度指数の差によって混合
液の液滴中で芯材構成材料と外殻構成材料の分離が起こ
り、その状態で重合が進行してカプセル構造が形成され
る。この方法によると、外殻がほぼ均一な厚みを持った
非晶質ポリエステル等よりなる層として形成されるた
め、トナーの帯電特性が均質になるという特長を有す
る。
【0030】この方法による場合、分散質の凝集、合体
を防ぐ為に、分散媒中に分散安定剤を含有させておく必
要がある。分散安定剤としては、例えばゼラチン、ゼラ
チン誘導体、ポリビニルアルコール、ポリスチレンスル
ホン酸、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テト
ラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウ
ム、オクチル硫酸ナトリウム、アリル−アルキル−ポリ
エーテルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウ
ム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カ
プリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリ
ン酸カリウム、オレイン酸カルシウム、3,3 −ジスルホ
ンジフェニル尿素−4,4 −ジアゾ−ビス−アミノ−β−
ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カル
ボキシベンゼン−アゾ−ジメチルアニリン、2,2,5,5 −
テトラメチル−トリフェニルメタン−4,4 −ジアゾ−ビ
ス−β−ナフトール−ジスルホン酸ナトリウム、コロイ
ダルシリカ、アルミナ、リン酸三カルシウム、水酸化第
二鉄、水酸化チタン、水酸化アルミニウム、その他を使
用することができる。これらの分散安定剤は二種以上を
併用してもよい。
【0031】前記分散安定剤の分散媒としては、水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エ
チレングリコール、グリセリン、アセトニトリル、アセ
トン、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等が挙げられる。これらを単独あるいは混合し
て用いることも可能である。
【0032】本発明における製造方法において、前記の
非晶質ポリエステル等よりなる殻材の添加量は、芯材1
00重量部に対し、通常3〜50重量部、好ましくは5
〜40重量部である。3重量部未満であると外殻の膜厚
が薄くなりすぎて保存安定性が悪くなり、50重量部を
越えると高粘度になり微粒化が困難となり製造安定性が
悪くなる。
【0033】また、帯電制御を目的として本発明におけ
るカプセルトナーの外殻材料中には先に例示した如き荷
電制御剤を適量添加してもよいし、また、この荷電制御
剤をトナーと混合して用いることもできるが、外殻自身
で帯電性を制御しているため、それらを添加する場合で
も添加量は少なくてすむ。
【0034】なお、本発明におけるカプセルトナーの粒
径は別段制約を受けるものではないが、平均粒径は通常
3〜30μm とされる。カプセルトナーの外殻の厚みは0.
01〜1μm が好ましく、0.01μm 未満では耐ブロッキン
グ性が悪化し、1μm を超えると熱溶融性が悪化し好ま
しくない。
【0035】本発明におけるカプセルトナーには、必要
に応じて、流動性向上剤、クリーニング性向上剤などを
用いることができる。流動性向上剤としては、例えばシ
リカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタ
ン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸スト
ロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰
石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガ
ラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコ
ニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができ
る。特にシリカの微粉末が好ましい。
【0036】なお、シリカの微粉末は、Si−O−Si
結合を有する微粉末であり、乾式法及び湿式法で製造さ
れたもののいずれであってもよい。また、無水二酸化ケ
イ素のほか、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、
ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸亜鉛など
いずれであってもよいが、 SiO2 を85重量%以上含むも
のが好ましい。また、シラン系カップリング剤、チタン
系カップリング剤、シリコンオイル、側鎖にアミンを有
するシリコンオイルなどにより表面処理されたシリカの
微粉末などを用いることができる。
【0037】クリーニング性向上剤としては、ステアリ
ン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属塩、フッ素系高
分子量体の微粒子粉末などがある。更に現像性を調整す
るための添加剤、例えばメタクリル酸メチルエステル、
メタクリル酸ブチルエステル等の重合物の微粒子粉末な
どを用いてもよい。更に調色、抵抗調整などのために少
量のカーボンブラックを用いてもよい。カーボンブラッ
クとしては従来公知のもの、例えばファーネスブラッ
ク、チャネルブラック、アセチレンブラックなどの種々
のものを用いることができる。
【0038】本発明のカプセルトナーは、磁性体微粉末
を含有するものであるときには単独で現像剤として用い
られ、また磁性体微粉末を含有しないものであるとき
は、非磁性一成分系現像剤、又はキャリアと混合して二
成分系の現像剤を調製して用いることができる。キャリ
アとしては、特に限定されないが鉄粉、フェライト、ガ
ラスビーズ等、又はそれらの樹脂被覆したもの、更には
マグネタイト微粉、フェライト微粉を樹脂中に練り込ん
だ樹脂キャリアが用いられ、トナーのキャリアに対する
混合比は0.5〜20重量%である。またキャリアの粒
径としては、15〜500μmのものが用いられる。
【0039】本発明の画像形成方法は、前記のようなカ
プセルトナーを用い、絶縁性の無端型フィルムベルト上
に形成されたトナー像を構成するカプセルトナーを予め
暖めておいてから定着ローラ(圧力ローラ)で加圧定着
するものであり、後述のような画像形成装置を用いて定
着前にトナーを予熱することで定着温度を非常に低くか
つ低線圧に設定できる。このように定着温度が低いこと
から、紙のカール、ジャムり等のトラブルが発生しにく
くなり、また設定温度になるまでに時間がかからずクイ
ック印字ができる。また、転写と定着が同時に行なわれ
ること、低線圧となることから、トナーの飛散、細線の
つぶれ、画像のにじみが軽減され高画質となり、かつ定
着ローラ(圧力ローラ)の寿命も長くなる。
【0040】次に、本発明における前記のカプセルトナ
ーを用いた画像形成方法について図面を参照しながら詳
細に説明する。本発明の画像形成方法に用いる画像形成
装置の一例として、その概念図を図1および図2に示
す。1は印加装置、3は現像器、7は絶縁性無端型フィ
ルムベルト、9はトナー、4は加熱用ヒータ、5aおよ
び5bは定着ローラ(圧力ローラ)である。印加工程は
絶縁体上に静電潜像を形成する工程であり、印加装置1
は絶縁性無端型フィルムベルト7面上に対向して配置さ
れており、多数併設されるピン電極(記録電極)と制御
電極を設置し、絶縁性無端型フィルムベルト7にパルス
電圧を印加し、前記の絶縁性無端型フィルムベルトとの
間に気体放電を行わせ、絶縁性無端型フィルムベルト上
に文字又は記号等画像をドットに分解したそのドットに
対応する電荷を供給することにより静電潜像を形成す
る。現像工程はこのようにして得られた絶縁性無端型フ
ィルムベルト上の静電潜像に現像器3中のトナー9を付
着させることによりトナー像を形成する工程である。
【0041】本発明において用いられる絶縁性無端型フ
ィルムベルト7は、5〜20μmのフッ素樹脂系、ポリ
エステル系、ポリイミド系、ポリアミド系の耐熱性フィ
ルムおよびポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィ
ルム、セロファン等のフィルムまたは導電層に誘電体を
コーティングしたものが挙げられる。絶縁性無端型フィ
ルムベルト7は、少なくとも一対のローラにより張架さ
れており、例えば図1に示すように定着ローラ(圧力ロ
ーラ)5aと支持ローラ10により張架されている。あ
るいは、図2に示すように3個のローラにより張架され
るなど、ローラの個数には特に制限はない。
【0042】無端型フィルムベルト上のトナーは、現像
工程後図示していない所定の駆動手段により図中に示し
た方向に一定の周速で移動する無端型フィルムベルトの
回転移動に伴って移動し、定着部まで搬送される。これ
に対して、記録紙などの記録媒体6は例えば図1あるい
は図2に示す如く、該トナー像の始端に同期するように
搬送ベルト11で示されるような搬送手段により無端型
フィルムベルトの移動とは別に搬送されることにより定
着部である定着ローラまで搬送される。
【0043】この無端型フィルムベルト上のトナーは、
搬送中にトナーを予熱する加熱手段により予め加熱さ
れ、定着時に圧力ローラからの圧力により定着できるよ
うにカプセルトナーの外殻が処理される。即ち、本発明
における加熱手段は無端型フィルムベルトに対向して無
端型フィルムべルトの内面側に配設され、回転移動中の
無端型フィルムベルトの裏面からトナー表面を40〜1
20℃の温度範囲に予熱する発熱体が用いられる。加熱
温度が40℃よりも低いとトナーの溶融が充分でなくな
るので好ましくない。また、120℃を超えると定着温
度が高くなり、前記のような従来からの定着方法での問
題点が生じてくる。無端型フィルムベルト面上に与える
熱が一般に高すぎると、定着温度が高くなり記録紙がカ
ールし、低すぎるとトナーの定着が不充分になり記録の
保存が出来にくくなるが、本発明においては前記のよう
に40℃〜120℃で定着出来るため、そのような問題
は発生しにくい。このような発熱体である加熱用ヒータ
4としては、無端型フィルムベルト面を高々120℃迄
熱する事が出来る装置で有ればその方式を問わない。例
えば、ホットプレート、石英ヒータランプ、フラッシュ
ランプ、発熱ベルト、発熱素子等の熱源を使用する事が
出来る。
【0044】次に、このようにして予熱されたトナーを
記録媒体上に加圧定着する定着手段としては、圧力ロー
ラが用いられ、一対の定着ローラ(圧力ローラ)5aお
よび5bにより記録媒体6が無端型フィルムベルトを介
して挟持されて定着される。即ち、定着ローラ5aおよ
び定着ローラ5bは、無端型フィルムベルト上のトナー
画像を記録媒体面上に圧接させて定着するための手段で
ある。通常の定着方法では高温で定着せしめるため、定
着ローラに耐熱性シリコーンゴムなどを使用することが
必要であるが、本発明では定着ローラには直接に熱が伝
わらないため特に耐熱性は要求されない。従って、12
0℃以上の軟化点を持つ弾性体であればその材料は特に
制限されるものではなく、通常の安価な弾性材料を使用
することができる。また、この場合の定着ローラ(圧力
ローラ)による線圧は、通常0.05〜4kg/cm、
好ましくは0.1〜2kg/cmと小さくてすむため耐
用寿命も長くなる。定着時の線圧は、一般に定着温度が
低い程、高くする必要があり、従来の定着方法では通常
4kg/cm以上の線圧が必要とされている。しかし、
本発明によれば前記のように定着温度が高々120℃で
あるにも拘らず、線圧は4kg/cm未満、多くは2k
g/cm未満で充分な定着強度が得られる。
【0045】また、本発明の画像形成方法においては、
さらに定着ローラ(圧力ローラ)5aおよび5bにより
記録媒体が無端型フィルムベルトに圧接されて定着され
たのち、絶縁性無端型フィルムベルト7の冷却を兼ねて
無端型フィルムベルト上に残留する微量なトナーを除去
するクリーニング手段を具備していてもよい。例えば、
図1あるいは図2に示すようなクリーニングウエブ8が
用いられる。クリーニングウエブ8の配置場所は、残留
トナーの除去が可能であれば特に制限されるものではな
く、例えば図1のように定着ローラ(圧力ローラ)5a
に対向して配置されたり、図2に示すように支持ローラ
10に対向して配置される。更に、導電性ブラシ、導電
性ロール等の消電装置2により残留電荷を除去し、無端
型フィルムベルト7を初期状態に戻し再使用する。ま
た、このようにして記録媒体上にトナーが定着された後
は、排紙手段により定着された記録媒体6は装置外へ排
出される。
【0046】無端型フィルムベルト7、定着ローラ5a
および5b、支持ローラ10、搬送ベルト11は、図示
されていない所定の駆動手段により、各図において示す
方向に一定の周速で回転する。尚、本発明は上記の態様
に限定されるものではなく、本発明の原理に基づいて各
装置の種類、工程等の仕様変更は可能である。
【0047】
【実施例】以下、製造例および試験例により本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらによりなんら限
定されるものではない。 カプセルトナー製造例1 ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物36
7.5g、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
物146.4g、テレフタル酸126.0g、ドデセニ
ル無水コハク酸40.2g、無水トリメリット酸77.
7gをガラス製2リットルの4つ口フラスコに入れ、温
度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コンデンサー、及び
窒素導入管を取り付け、マントルヒーター中で、窒素気
流下にて220℃にて反応せしめた。
【0048】重合度は、ASTM E28−67に準拠
した軟化点より追跡を行い、軟化点が110℃に達した
とき、反応を終了した。また、得られた樹脂のガラス転
移点を、示差走査熱量計(セイコー電子工業社製)で測
定したところ、65℃であった。また、軟化点および酸
価を測定し、それぞれ110℃および18KOHmg/
gであった。なお、酸価はJIS K0070に準ずる
方法により測定した。
【0049】スチレン69.0重量部、2−エチルヘキシル
アクリレート31.0重量部、ジビニルベンゼン 0.9重量
部、カーボンブラック「#44 」(三菱化成社製)7.0 重
量部に、前記で得られた樹脂を20重量部、2,2'−アゾ
ビスイソブチロニトリル3.5 重量部を添加し、アトライ
ター(三井三池化工機社製)に投入し、10℃にて5時間
分散し、重合性組成物を得た。これを、2リットルのガ
ラス製セパラブルフラスコに予め調製したリン酸三カル
シウム4重量%の水性コロイド溶液800g中に30重量%に
なる量だけ添加し、TKホモミキサー(特殊機化工業社
製)を用いて、5℃にて回転数12000rpmで5分間乳化分
散させた。
【0050】次に、4つ口のガラス製の蓋をし、還流冷
却管、温度計、窒素導入管、ステンレススチール製撹拌
棒を取り付け、電熱マントルヒータ中に設置した。窒素
下にて撹拌を続けながら、85℃まで昇温し、10時間反応
せしめた。冷却後、10%塩酸水溶液にて分散媒を溶か
し、濾過、水洗を経て、45℃にて12時間、20mmHgで減圧
乾燥し、風力分級機にて分級し、平均粒径8μm の外殻
が非晶質ポリエステルであるカプセルトナーを得た。
【0051】このカプセルトナー 100重量部に、疎水性
シリカ微粉末「アエロジル R-972」(日本アエロジル社
製)0.4 重量部を加えて混合し、本発明におけるカプセ
ルトナーを得た。これをトナー1とする。芯材中の樹脂
に由来するガラス転移点は30.6℃、また、トナー1の軟
化点は125.5 ℃であった。
【0052】カプセルトナー製造例2 ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物52
5.0g、テレフタル酸138.6g、ドデセニル無水
コハク酸160.8gをガラス製2リットルの4つ口フ
ラスコに入れ、温度計、ステンレス製攪拌棒、流下式コ
ンデンサー、及び窒素導入管を取り付け、マントルヒー
ター中で、窒素気流下にて220℃にて反応せしめた。
【0053】重合度は、ASTM E28−67に準拠
した軟化点より追跡を行い、軟化点が110℃に達した
とき、反応を終了した。また、得られた樹脂のガラス転
移点を、示差走査熱量計(セイコー電子工業社製)で測
定したところ、63℃であった。また、軟化点および酸
価を測定し、それぞれ110℃および10KOHmg/
gであった。なお、酸価はJIS K0070に準ずる
方法により測定した。
【0054】スチレン75重量部、n−ブチルアクリレ
ート25重量部よりなる軟化点75.3℃、ガラス転移点40.5
℃の共重合体100 重量部を銅フタロシアニン「Sumikapr
intCyanine Blue GN-0 」(住友化学社製)6重量部、
前記で得られた樹脂を15重量部、ポリプロピレンワック
ス「Biscol 550P」(三洋化成社製)5重量部とともに
予備混合を行い、2軸の押し出し機にて溶融混練し、冷
却後粉砕した。この混錬物を40重量部、スチレン50重
量部、n−ブチルアクリレート15重量部、2,2'−アゾビ
スイソブチルニトリル2.5 重量部を混合し、重合性組成
物を得た。これを2リットルのガラス製セパラブルフラ
スコにて予め調製しておいたリン酸三カルシウム4重量
%の水性コロイド溶液 800g中に30重量%になる量だけ
添加し、TKホモミキサーを用いて、5℃にて回転数1200
0rpmで2分間乳化分散させた。次に、4つ口のガラス製
の蓋をし、還流冷却管、温度計、窒素導入管、ステンレ
ススチール製撹拌棒を取り付け、電熱マントルヒータ中
に設置した。窒素下にて撹拌を続けながら、85℃まで昇
温し、10時間反応せしめた。冷却後、10%塩酸水溶液に
て分散媒を溶かし、濾過、水洗を経て、45℃にて12時
間、20mmHgで減圧乾燥し、風力分級機にて分級し、平均
粒径8μm の外殻が非晶質ポリエステルであるカプセル
トナーを得た。このカプセルトナー 100重量部に、疎水
性シリカ微粉末「アエロジル R-972」(日本アエロジル
社製)0.4 重量部を加えて混合し、本発明におけるカプ
セルトナーを得た。これをトナー2とする。芯材中の樹
脂に由来するガラス転移点は33.2℃、またトナー2の軟
化点は122.8 ℃であった。
【0055】参考トナー製造例 ポリエステル樹脂(ビスフェノール型ポリエステル樹
脂、軟化点135℃、Tg:65℃)100重量部にカ
ーボンブラック(三菱化成(株)製、MA8)7重量
部、ポリプロピレンワックス(三洋化成(株)製:ビス
コール660P)3重量部、電荷調整剤(保土ヶ谷化学
(株)製:アイゼンスピロンブラックTRH)2重量部
を混合後加圧ニーダーにて混練し、冷却後、微粉砕機と
分級機にて粒度分布が5〜25μmの範囲で平均粒径が
10μmのトナーを製造した。得られたトナー1kgに5
gのコロイダルシリカ(日本アエロジル社製:R97
2)を外添し、表面処理のされた参考トナーを得た。
【0056】試験例1 前記のカプセルトナー製造例1で製造されたトナー50
gを市販のフェライトキャリア1kgとV型ブレンダーで
混合し、現像剤1を得た。得られた現像剤1を市販のレ
ーザビームプリンターを改造した図1に示す装置を用い
て印字テストを行った。即ち、絶縁性無端型フィルムベ
ルトとしてポリエチレンテレフタレートフィルムを用
い、加熱用ヒータとして石英ヒータランプを用い、絶縁
性無端型フィルムベルトと圧力ローラの接点より5cm
離して設置した。また、予熱温度は可変にし、また搬送
速度を可変にして記録紙の紙面上の温度が60〜160
℃に予熱できるように適宜調整した。転写・定着に用い
る圧力ローラはEPDM製のローラ径が20mmφ(肉
厚2mmのアルミニウムシリンダーにEPDMフィルム
を被覆)のものを使用し、線圧0.2kg/cm、周速
35mm/secで行った。定着性および非オフセット
領域を測定したところ、最低定着温度は85℃、非オフ
セット領域は80〜160℃であった。
【0057】また、カプセルトナー製造例2で製造され
たトナーを用いて同様に現像剤2を調製し、最低定着温
度と非オフセット領域を測定したところ、最低定着温度
は90℃、非オフセット領域は85〜160℃であっ
た。一方、前記の参考トナー製造例で製造されたトナー
を市販のフェライトキャリアーと混合し、現像剤3を調
製し、同様にして印字テストを行った後、本発明におけ
る定着装置を用い定着性および非オフセット領域を測定
したところ、最低定着温度は160℃、非オフセット領
域は155〜160℃以上であった。
【0058】ここでの最低定着温度とは、底面が15mm×
7.5mm の砂消しゴムに500gの荷重を乗せ、定着機を通し
て定着された画像の上を5往復こすり、こする前をマク
ベス社の反射濃度計にて光学反射密度を測定し、以下の
定義による定着率が70%を越える際の定着ローラーの温
度をいう。 定着率(%)=(こすった後の画像濃度/こする前の画
像濃度)× 100
【0059】試験例2 試験例1で用いた装置を以下のように条件設定し、耐刷
試験を行った。即ち、絶縁性無端型フィルムベルトとし
てトリメチルペンテンフィルムを用い、加熱用ヒータと
して石英ヒータランプを絶縁性無端型フィルムベルトと
圧力ローラの接点より5cm離して設置し、予熱時の記
録紙の紙面上の温度が60〜160℃に予熱できるよう
に適宜調整した。転写・定着に用いる圧力ローラはフッ
化エチレンプロピレンコートしたアルミニウムシリンダ
ー製のローラ径が20mmφのものを使用し、線圧0.
2kg/cm、周速35mm/secに調整し、試験例
1で得られた現像剤1を用いて10,000枚連続印字
テストを行った。その結果、定着温度が90℃の条件下
では、定着は良好で紙のカール、ジャムり等はみられな
かった。また、廃トナーは殆ど認められなかった。
【0060】一方、試験例1で得られた現像剤3を用い
て、同じ条件にて連続印字テストを行った結果、フィル
ムベルト、クリーニングウェブ上への汚れがひどく、1
00枚で画像への悪影響が発生した。
【0061】
【発明の効果】本発明の画像形成方法を用いることによ
り、次の効果が得られる。 (1) 120℃以下の定着温度で定着を行う為、定着装置
が簡素になり小型化・低価格化が可能となる。 (2) 120℃以下の定着温度で定着を行う為、定着装置
及びその周辺には耐熱仕様の部材が不要となり安価な材
料が使用でき、低価格な印字装置となる。 (3) 120℃以下の定着温度で定着を行い、線圧も低く
出来る為、紙のカールが発生し難く、紙つまりも発生し
難くなり省メンテナンスとなる。 (4) 120℃以下の定着温度と低線圧で定着を行う為、
定着装置及びその周辺の部材の寿命が長くなり省メンテ
ナンスとなる。 (5) 低温定着のトナーを使用する為、定着用装置内の発
熱体の温度が低く設定でき、温度上昇が小さい。従っ
て、機内に電動ファン等の強制放熱装置が小さくなるか
又は入れる必要がなく騒音の低減ができる。 (6) 定着装置の昇温に必要な待ち時間が短く出来るた
め、クイック印字が出来る。 (7) 転写と定着が同時に行なわれ、また低線圧で定着す
るため、トナーの飛散による画像の飛び散り、細線のつ
ぶれ、画像のにじみがなく高画質となる。 (8) トナーの紙への転写効率が非常に高いため、廃棄ト
ナーが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法の概念図を示す。
【図2】本発明の画像形成方法の概念図を示す。
【符号の説明】
1 印加装置 2 消電装置 3 現像器 4 加熱用ヒータ 5a 定着ローラ(圧力ローラ) 5b 定着ローラ(圧力ローラ) 6 記録媒体 7 絶縁性無端型フィルムベルト 8 クリーニングウェブ 9 トナー 10 支持ローラ 11 搬送ベルト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体上に静電潜像を形成する印加工程
    と、得られた静電潜像にトナーを付着させてトナー像を
    形成させる現像工程および形成されたトナー像を記録媒
    体に定着する定着工程とからなる画像形成方法におい
    て、該トナーが少なくとも熱可塑性樹脂と着色剤を含有
    する熱溶融性芯材と、その芯材の表面を被覆するよう設
    けた外殻とにより構成され、該外殻の主成分が非晶質ポ
    リエステルよりなるカプセルトナーであり、該絶縁体が
    無端型フィルムベルトであり、該無端型フィルムベルト
    上のトナーを予熱した後、加圧定着することを特徴とす
    る画像形成方法。
  2. 【請求項2】 非晶質ポリエステルのガラス転移点が、
    50〜80℃である請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 非晶質ポリエステルの酸価が、3〜50
    (KOHmg/g)である請求項1又は2記載の画像形
    成方法。
  4. 【請求項4】 非晶質ポリエステルが、1種以上のアル
    コール単量体および1種以上のカルボン酸単量体の縮重
    合によって得られるものであって、少なくとも3価以上
    の多価アルコール単量体および/または3価以上の多価
    カルボン酸単量体を含有する単量体を用いて縮重合によ
    って得られるものである請求項1〜3いずれか記載の画
    像形成方法。
  5. 【請求項5】 カプセルトナー中、熱溶融性芯材の主成
    分となる熱可塑性樹脂に由来するガラス転移点が、10
    〜50℃である請求項1記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 外殻の主成分が非晶質ポリエステルより
    なるカプセルトナーが、in situ重合法により非
    晶質ポリエステルを芯材の表面に被覆してなるものであ
    る請求項1〜5いずれか記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 無端型フィルムベルト上のトナーへの予
    熱温度が40〜120℃である請求項1〜6いずれか記
    載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 定着工程における線圧が0.05〜4k
    g/cmである請求項1〜7いずれか記載の画像形成方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999047578A1 (en) * 1998-03-16 1999-09-23 Reichhold, Inc. Surface active polyesters
AU737042B2 (en) * 1998-11-05 2001-08-09 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Water treatment process
US6934484B2 (en) 2002-08-01 2005-08-23 Ricoh Company, Ltd. Image-forming apparatus and image-forming method

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