JP2005299465A - バルブリフト調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 制御応答性の高いバルブリフト調整装置を提供する。
【解決手段】 パルス幅変調信号によりスイッチング素子をスイッチングしてモータを通電駆動する駆動回路を備え、モータの回転トルクを利用して内燃機関における最大バルブリフト量を調整するバルブリフト調整装置であって、駆動回路は、制御信号を受信する受信手段と、前記制御信号が表す指令デューティ比が100%となったときパルス幅変調信号のデューティ比を0%に設定する第一設定手段と、制御信号の表す指令デューティ比が95%以上且つ100%未満の値となったときパルス幅変調信号のデューティ比を100%に設定する第二設定手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータの回転トルクを利用して内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという)における最大バルブリフト量を調整するバルブリフト調整装置に関する。
例えば特許文献1に開示されるようにバルブリフト調整装置では、パルス幅変調(以下、「パルス幅変調」をPWMと略記する)方式によりモータを制御する方法が考えられている。この制御方法では、駆動回路のスイッチング素子をPWM信号によりスイッチングしてモータを通電駆動するが、PWM信号のデューティ比については、例えば制御回路から駆動回路へ与えられる制御信号のデューティ比と一致するように変化させている。そのため、制御信号を駆動回路へ伝達する信号線のショート等といった外乱により制御信号のデューティ比が100%にロックされると、PWM信号のデューティ比もまた100%にロックされてしまう。この場合、バルブリフト調整装置の故障等が惹起されるため、望ましくない。そこで、従来、制御信号のデューティ比が100%にロックされた場合には異常が生じたと判断し、PWM信号のデューティ比を強制的に0%とするようにしている。
特開2002−161764号公報
しかし、制御信号のデューティ比が100%にロックされた場合にPWM信号のデューティ比を0%に強制設定してしまうと、100%という最大のデューティ比を持ったPWM信号を継続して得ることができなくなる。そのため、モータ本来の性能によっては実現可能なバルブリフト量の最高変化速度が達成困難となる。このことが、バルブリフト調整装置の制御応答性を高める上でネックとなっている。
本発明の目的は、制御応答性の高いバルブリフト調整装置を提供することにある。
請求項1〜7に記載の発明によると、受信手段が受信した制御信号の表す指令デューティ比が第一閾値以上の値となったとき第一設定手段が、スイッチング素子をスイッチングするPWM信号のデューティ比を第一閾値未満の最小値に設定する。これにより、指令デューティ比が第一閾値以上の大きな値にロックされても、PWM信号のデューティ比は第一閾値未満の最小値に強制設定されるため、バルブリフト調整装置の故障を回避できる。しかも、請求項1〜7に記載の発明によると、制御信号の表す指令デューティ比が第二閾値以上且つ第一閾値未満の値となったとき第二設定手段が、PWM信号のデューティ比を第一閾値以上の最大値に設定する。これにより、最大のデューティ比を持ったPWM信号が継続して得られるので、モータ本来の性能を最大限に引き出してバルブリフト量を高速に変化させることができる。したがって、バルブリフト調整装置の制御応答性を高めることが可能となる。
尚、指令デューティ比が第二閾値以上且つ第一閾値未満の値となったときPWM信号のデューティ比として設定される最大値は、モータの性能等に応じて決まるものであり、例えば請求項2に記載の発明の如く100%とすることができる。最大値を100%とする場合、第一閾値として成立する値も100%となるので、PWM信号のデューティ比を最小値にする指令デューティ比の範囲が一点に絞られる。換言すれば、ロック対策としてPWM信号のデューティ比を最小値にする条件が絞られるので、耐外乱性が向上する。
また、指令デューティ比が第一閾値以上の値となったときPWM信号のデューティ比として設定される最小値は、モータの性能等に応じて決まるものであり、例えば請求項3に記載の発明の如く0%とすることができる。最小値を0%とする場合にはモータが停止するので、バルブリフト調整装置の故障を確実に回避できる。
請求項4に記載の発明によると、制御信号の指令デューティ比に関する分解能以上の差を第一閾値と第二閾値とは有するので、PWM信号のデューティ比を最小値に設定するのか最大値に設定するのかを正確に判断可能となる。
請求項5に記載の発明によると、制御信号のデューティ比により指令デューティ比が表されるので、駆動回路における信号処理を簡素化できる。例えば請求項6に記載のように制御信号の表す指令デューティ比が第二閾値未満の値となったときPWM信号のデューティ比を指令デューティ比に従って変化させるような場合には、制御信号からPWM信号を容易に生成できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態によるバルブリフト調整装置の要部を図2〜図4に示す。このバルブリフト調整装置2は、モータ駆動装置70により駆動されるモータ20の回転トルクを利用して、エンジンにおける最大バルブリフト量を吸気バルブについて調整する。
バルブリフト調整装置2は、制御軸30を軸方向に直線駆動するアクチュエータ10と、対象とする最大バルブリフト量を制御軸30の軸方向位置に基づいて変化させるリフト量変化機構(図示しない)とから構成される。
図2に示すようにアクチュエータ10は、モータ20、制御軸30、伝達部40、駆動カム50(図4参照)、角度センサ60及びモータ駆動装置70を備えている。
モータ20はDCブラシモータであり、コイルが巻回されている回転子22と、回転子22の外縁を覆っている永久磁石24とを有している。モータ20において回転子22と共に回転する回転軸26の端部には、モータギア28が一体回転可能に固定されている。
制御軸30は、一方側の端部で伝達部40の支持枠41と結合し、他方側でリフト量変化機構と結合している。制御軸30の軸方向は、モータ20の回転軸26と直交する方向に設定されている。図3及び図4に示すように、制御軸30の一方の端部に設けられた結合部32は、制御軸30と直交する方向で支持枠41の結合部42と重なり嵌合している。結合部32,42はクリップ46によって相互の離脱を防止されている。
伝達部40は、箱形の支持枠41と、制御軸30とは反対側で支持枠41に正逆転自在に支持されているローラ44とを有している。
駆動カム50のカム軸52は、モータ20の回転軸26に対し平行となるようにして支持枠41の内側に正逆転自在に挿入されている。駆動カム50の外周面には、ローラ44に摺接するカム面53が形成されている。図2に示すようにカム軸52の両端部には、それぞれカムギア54,56が一体回転可能に固定されている。モータギア28とカムギア54とは互いに噛み合うことで減速機構を構成している。カムギア54の回転角度範囲は、当該カムギア54に設けられた二つの突起(図示しない)がそれぞれ係止部材58,59に係止されることにより制限される。
角度センサ60は、カムギア56と噛み合うセンサギア62を有している。角度センサ60は、センサギア62と共に回転するセンサ回転部材(図示しない)の回転角度をホール素子等により検出する。角度センサ60はモータ駆動装置70に接続されており、回転角度の検出信号をモータ駆動装置70へ送信する。
モータ駆動装置70は、制御回路としてのECU72並びに駆動回路としてのEDU80等から構成されている。ECU72は角度センサ60の検出信号を始め、エンジン回転数、アクセル開度等の各種の検出信号を受信し、受信した検出信号に基づいて制御信号を生成する。EDU80はECU72の生成した制御信号を受信し、受信した制御信号に基づいてモータ20を通電駆動する。
次に、バルブリフト調整装置2の作動について説明する。
EDU80からの通電によりモータ20が回転すると、モータギア28及びカムギア54を通じてモータ20の回転トルクが駆動カム50に伝達される。駆動カム50がローラ44と摺接しつつ回転すると、ローラ44を支持する支持枠41が制御軸30の軸方向へ制御軸30と共に往復直線移動する。このときリフト量変化機構は、駆動カム50のカム面53のカムプロフィールに従って移動する制御軸30の軸方向位置に応じて最大バルブリフト量を変化させる。
次に、モータ駆動装置70について詳細に説明する。尚、以下の説明では、各種デジタル信号の電圧について、高側の電圧をHレベル、また低側の電圧をLレベルという。
モータ駆動装置70において図5に示すECU72は、例えばマイクロコンピュータ等の電気回路で構成されている。ECU72は、EDU80に与える制御信号を複数生成する。具体的に制御信号の一つは、指令デューティ比を表す第一制御信号である。ここで指令デューティ比とは、EDU80においてPWM信号のデューティ比を設定する際に基準となるデューティ比であって、当該EDU80の作動によって実現させたい回転軸26の回転数に応じて設定される値である。本実施形態の第一制御信号は、それ自身のデューティ比によって指令デューティ比を表すように生成される。即ち、図6に示すように第一制御信号の一周期TのうちHレベルとなる時間tの割合が、指令デューティ比として表される。制御信号の別の一つは、指令方向を表す第二制御信号である。ここで指令方向とは、EDU80の作動によって実現させたい回転軸26の回転方向である。第二制御信号は、例えば指令方向として正転方向を表すときHレベル、指令方向として逆転方向を表すときLレベルとなるように生成される。
モータ駆動装置70のEDU80は、図5に示すように、ブリッジ回路81と、信号処理回路82とを有している。ブリッジ回路81は、モータ20を負荷とするHブリッジ回路である。ブリッジ回路81は、第一及び第二の各アーム84a,84bの一端を直流電源83に接続され、各アーム84a,84bの他端を接地されている。
各アーム84a,84bにおいて、モータ20の端子29a,29bに接続された接続点85a,85bを挟む両側にはそれぞれスイッチング素子86とスイッチング素子87が設けられている。各アーム84a,84bにおいて、直流電源83側となる上段スイッチング素子86と、接地側となる下段スイッチング素子87とは共に、MOS型の電界効果トランジスタで構成されている。各アーム84a,84bのスイッチング素子86,87にはそれぞれ、図示しないが、寄生ダイオードが並列に存在している。各アーム84a,84bのスイッチング素子86,87はそれぞれのゲートを信号処理回路82に接続されており、信号処理回路82から入力されるPWM信号によってオンオフをスイッチングされる。本実施形態において各アーム84a,84bのスイッチング素子86,87は、PWM信号がHレベルとなるときオン状態となり、PWM信号がLレベルとなるときオフ状態となる。
以下、第一アーム84aの上段スイッチング素子86及び下段スイッチング素子87をそれぞれ、第一上段素子86a及び第一下段素子87aといい、第二アーム84bの上段スイッチング素子86及び下段スイッチング素子87をそれぞれ、第二上段素子86b及び第二下段素子87bというものとする。ブリッジ回路81において、第一上段素子86a及び第二下段素子87bがオンされ、第一下段素子87a及び第二上段素子86bがオフされるときには、回転軸26に正転方向の回転トルクを与える通電がモータ20のコイルに実施される。第一下段素子87a及び第二上段素子86bがオンされ、第一上段素子86a及び第二下段素子87bがオフされるときには、回転軸26に逆転方向の回転トルクを与える通電がモータ20のコイルに実施される。第一下段素子87a及び第二下段素子87bがオンされ、第一上段素子86a及び第二上段素子86bがオフされるときには、モータ20のコイルの残留電圧が減少するように環流電流が流れる。全ての素子86a,87a,86b,87bがオフされるときには、モータ20のコイルに電流が流れない。そのため、回転軸26が停止する。
信号処理回路82は複数の信号線73を介してECU72と接続されており、ECU72の生成した複数の制御信号をそれぞれ対応する信号線73を通じて受信する。即ち本実施形態では、信号処理回路82が受信手段に相当している。信号処理回路82は、受信した複数の制御信号を濾波するフィルタ部88と、フィルタ部88を通過した複数の制御信号に基づきPWM信号を生成する信号生成部89とを有している。
本実施形態の信号生成部89は、第二制御信号の表す指令方向が正転方向であるときに下記(1)〜(3)の処理のいずれかを実施する。
(1)第一制御信号の表す指令デューティ比が第二閾値としての95%未満となるときには、図1及び図7に示すように、第一上段素子86aへ入力するPWM信号のデューティ比を指令デューティ比とほぼ同一値に設定し、且つ指令デューティ比より時間τだけ遅らせる。このとき、図7に示すように、第二下段素子87bへ入力するPWM信号のデューティ比を100%に設定することで、第一上段素子86aへのPWM信号がHレベルとなる毎に正転方向の回転トルクが回転軸26に与えられる。またこのときには、図7に示すように、第二上段素子86b及び第一下段素子87aへ入力するPWM信号について、同一アームの素子86a,86bへのPWM信号と同時にHレベルとならないようにデューティ比を設定する。具体的に、第二上段素子86bへのPWM信号のデューティ比については、0%に設定する。また、第一下段素子87aへのPWM信号のデューティ比については、当該PWM信号が第一上段素子86aへのPWM信号の立上がりより時間τだけ早く立下がり且つ第一上段素子86aへのPWM信号の立下がりより時間τだけ遅れて立上がるように、指令デューティ比を補正した値とする。尚、本実施形態において上記の時間τは、例えば25μs程度とされる。
(2)第一制御信号の表す指令デューティ比が95%以上且つ第一閾値としての100%未満となるときには、指令デューティ比を無視する。そして、図1及び図8に示すように、第一上段素子86aへ入力するPWM信号のデューティ比を最大値としての100%に強制設定する。このとき図8に示すように、第二下段素子87b及び第二上段素子86bへ入力するPWM信号のデューティ比を上記(1)の場合と同様に設定することで、同一アームの素子87b,86bが同時にHレベルとなるのを回避しつつ、正転方向の回転トルクを回転軸26に与えることができる。またこのときには、図8に示すように、第一下段素子87aへ入力するPWM信号について、同一アームの素子86aへのPWM信号と同時にHレベルとならないようにデューティ比を0%に設定する。
(3)第一制御信号の表す指令デューティ比が実質的に100%となるときには、指令デューティ比を無視する。そして、図1及び図9に示すように、第一上段素子86aへ入力するPWM信号のデューティ比を最小値としての0%に強制設定する。このとき、図9に示すように、第二下段素子87b、第二上段素子86b及び第一下段素子87aへ入力するPWM信号のデューティ比について全て0%に設定する。以上により、各素子86a,87a,86b,87bに入力されるPWM信号が全てLレベルとなるため、回転軸26が停止する。
第二制御信号の表す指令方向が逆転方向であるときの信号生成部89は、上記(1)〜(3)において「第一上段素子86a」、「第一下段素子87a」、「第二上段素子86b」、「第二下段素子87b」及び「正転方向」をそれぞれ、「第二上段素子86b」、「第二下段素子87b」、「第一上段素子86a」、「第一下段素子87a」及び「逆転方向」と読み替えた処理のいずれかを実施する。
以上、本実施形態では、信号生成部89が第一設定手段、第二設定手段及び第三設定手段に相当している。
このように本実施形態によると、第一制御信号の表す指令デューティ比が実質的に100%となったとき、各素子86a,87a,86b,87bへのPWM信号のデューティ比を0%とし、回転軸26を停止させる。そのため、第一制御信号を伝達する信号線73のショート等といった外乱によって第一制御信号の表す指令デューティ比が100%にロックされても、回転軸26は高速で回転し続けることがない。したがって、アクチュエータ10やリフト量変化機構の故障が確実に回避される。しかも、このようなロック対策は指令デューティ比が実質的に100%となったときに限定して実施されるので、耐外乱性が向上する。
また、本実施形態によると、第一制御信号の表す指令デューティ比が95%以上且つ100%未満となったとき、素子86a,87bへのPWM信号のデューティ比又は素子86b,87aへのPWM信号のデューティ比を100%とする。これにより素子86a,87b又は素子86b,87aには、最大のデューティ比を持ったPWM信号を継続して入力できるので、モータ20本来の性能を最大限に引き出して制御軸30、ひいては吸気バルブのリフト量を高速に変化させることができる。したがって、バルブリフト調整装置2の制御応答性が高められる。尚、本実施形態では、このような応答性対策を実施するための条件範囲、即ち指令デューティ比95%と100%との差について、フィルタ部88の濾波分解能等、第一制御信号のデューティ比に関するモータ駆動装置70の処理分解能よりも大きくしている。ここで第一制御信号のデューティ比は指令デューティ比を表すものであるので、指令デューティ比が95%以上となったときには、ロック対策をするのか応答性対策をするのかを当該指令デューティ比に基づき正確に判断できる。
さらに本実施形態によると、第一制御信号の表す指令デューティ比が95%未満となったとき、素子86a,87aへのPWM信号のデューティ比又は素子86b,87bへのPWM信号のデューティ比を指令デューティ比に従って変化させる。ここで指令デューティ比は制御信号のデューティ比により表されるものであるので、素子86a,87aへのPWM信号又は素子86b,87bへのPWM信号を制御信号から容易に生成できる。したがって、モータ駆動装置70における信号処理時間が短縮される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はそのような実施形態に限定して解釈されるものではない。
例えば上述の実施形態では、PWM信号のデューティ比の最大値を100%としているが、モータ20の性能等に応じて当該最大値を100%未満の値としてもよい。また、上述の実施形態では、PWM信号のデューティ比の最小値を0%としているが、モータ20の性能等に応じて当該最小値を0%より大きな値としてもよい。
さらに上述の実施形態では、第一閾値として100%、第二閾値として95%をそれぞれ採用しているが、第一閾値はPWM信号のデューティ比の最大値以下であればよく、また第二閾値は第一閾値未満であればよい。尚、第一閾値として100%未満の値を採用する場合には、第一制御信号の表す指令デューティ比が当該100%未満の第一閾値以上となるときに上述のロック対策を実施する。
またさらに上述の実施形態では、自身のデューティ比により指令デューティ比を表す第一制御信号を生成しているが、例えば電圧により指令デューティ比を表す第一制御信号を生成してもよい。
さらにまた上述の実施形態では、スイッチング素子86,87としてMOS型の電界効果トランジスタを用いたが、例えばスイッチング素子86,87として接合形の電界効果トランジスタ又はバイポーラトランジスタを用いてもよい。
加えて上述の実施形態では、DCブラシモータ20を通電駆動するEDU80を駆動回路として備えたバルブリフト調整装置2に本発明を適用した例について説明した。これに対し、ブラシレスモータ等といったPWM方式により制御可能な公知のモータを通電駆動する駆動回路を備えたバルブリフト調整装置に本発明を適用してもよい。
さらに加えて上述の実施形態では、吸気バルブについて最大バルブリフト量を調整するバルブリフト調整装置2に本発明を適用した例について説明した。これに対し、排気バルブについて最大バルブリフト量を調整するバルブリフト調整装置に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態によるモータ駆動装置の作動を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態によるバルブリフト調整装置の要部を示す部分断面斜視図である。 本発明の一実施形態によるアクチュエータの要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるアクチュエータの要部を示す側面図である。 本発明の一実施形態によるモータ駆動装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるモータ駆動装置の作動を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態によるモータ駆動装置の作動を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態によるモータ駆動装置の作動を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態によるモータ駆動装置の作動を説明するための模式図である。
符号の説明
2 バルブリフト調整装置、10 アクチュエータ、20 モータ、26 回転軸、30 制御軸、40 伝達部、50 駆動カム、60 角度センサ、70 モータ駆動装置、72 ECU(制御回路)、73 信号線、80 EDU(駆動回路)、81 ブリッジ回路、82 信号処理回路(受信手段)、84a,84b アーム、86(86a,86b),87(87a,87b) スイッチング素子、88 フィルタ部、89 信号生成部(第一設定手段、第二設定手段、第三設定手段)

Claims (7)

  1. パルス幅変調信号によりスイッチング素子をスイッチングしてモータを通電駆動する駆動回路を備え、前記モータの回転トルクを利用して内燃機関における最大バルブリフト量を調整するバルブリフト調整装置であって、
    前記駆動回路は、制御信号を受信する受信手段と、前記制御信号が表す指令デューティ比が第一閾値以上の値となったとき前記パルス幅変調信号のデューティ比を前記第一閾値未満の最小値に設定する第一設定手段と、前記指令デューティ比が第二閾値以上且つ前記第一閾値未満の値となったとき前記パルス幅変調信号のデューティ比を前記第一閾値以上の最大値に設定する第二設定手段とを有することを特徴とするバルブリフト調整装置。
  2. 前記最大値は100%であることを特徴とする請求項1に記載のバルブリフト調整装置。
  3. 前記最小値は0%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブリフト調整装置。
  4. 前記第一閾値と前記第二閾値とは、前記制御信号の前記指令デューティ比に関する分解能以上の差を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブリフト調整装置。
  5. 前記指令デューティ比は、前記制御信号のデューティ比により表されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブリフト調整装置。
  6. 前記駆動回路は、前記指令デューティ比が前記第二閾値未満の値となったとき前記パルス幅変調信号のデューティ比を前記指令デューティ比に従って変化させる第三設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブリフト調整装置。
  7. 前記制御信号を生成する制御回路を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバルブリフト調整装置。
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