JP2005299075A - 肌着 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】異種のポリエステル重合体が繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に貼り合わされた複合繊維フィラメントを構成糸全体の10重量%以上含み、タテおよびヨコ方向の平均伸長率が55%以上、平均伸長回復率が60%以上であり、3次元コイル捲縮が発現され、構成糸条単繊維のコイル位相が異なっている編地からなり、かつ該編地の破裂強力が0.25MPa以上、カンチレバー法による剛軟度が5〜30mmである肌着。
【選択図】なし
Description
(2)異種のポリエステル重合体が繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に貼り合わされた複合繊維フィラメントであって、該異種のポリエステル重合体のうちの少なくとも一方がポリトリメチレンテレフタレートを主体とする該複合繊維フィラメントを構成糸全体の10重量%以上含む実質的にシボのない編地からなり、かつ該編地の破裂強力が0.25MPa以上、カンチレバー法による剛軟度が5〜30mmである肌着。
(3)サイドバイサイド型に貼り合わされた複合繊維フィラメントの単糸繊度が0.1〜11デシテックス、総繊度が22〜193デシテックスである(1)または(2)に記載の肌着。
(4)前記編地の密度が22〜85ウエル/インチおよび28〜138コース/インチ、かつ目付が60〜280g/m2である(1)〜(3)のいずれかに記載の肌着。
サイドバイサイド型複合繊維は、単糸繊度が0.1〜11デシテックス、総繊度が22〜193デシテックスのフイラメント糸条から構成されることが好ましい。
以下、本発明を実施例を用いて説明する。実施例における各評価は次のとおり行った。
東洋精機(株)社製キャピログラフ1Bを用いて、チッソ雰囲気下で測定した。実施例中に示す温度(実施例1においては275℃)を測定温度とし、歪み速度6080sec−1での測定を3回行い、平均値を溶融粘度とした。
まず、伸長率の試験法はJIS L 1018「メリヤス生地試験方法」の定速伸長法のグラブ法に準じて行った。すなわち、10cm×約15cmの試験片をタテ、ヨコ方向にそれぞれ3枚ずつ採取した。自記記録装置付定速伸長形引張試験機を用い、上下つかみとも表側は2.54cm×2.54cm、裏側は2.54cm×5.08cmのものを取り付け、つかみ間隔を7.6cmとして試験片のたるみや、張力を除いてつかみに固定した。これを引張速度10cm/minで17.7N(1.8Kg)荷重まで引伸ばし、その時のつかみ間隔を測った。次に即、荷重を取り除く方向へ元のつかみ間隔である7.6cmまで戻した。この荷重−除重による挙動を自記記録計に荷重−伸長−回復曲線として描いた(図1を参照)。これを基に、次の式により伸長率LA(%)を求め、3枚の平均値で表した。
伸長率LA(%)=[(L1−L)/L]×100
L :つかみ間隔(mm)
L1:17.7Nまで伸ばした時のつかみ間隔(mm)
編地のタテ方向、ヨコ方向の各々についての伸長率を加算し、さらにその加算値を1/2にして平均伸長率とした。
また、伸長回復率LB(%)は、前記自記記録計で描いた荷重−伸長−回復曲線を基に、回復曲線がゼロ荷重になった時点から残留歪み率L2(%)を求め、次の式により伸長回復率LB(%)を算出し、3枚の平均値で表した。
伸長回復率LB(%)=(L3/L1)×100
編地のタテ方向、ヨコ方向の各々についての伸長回復率を加算し、さらにその加算値を1/2にして平均伸長回復率とした。
JIS L 1018「メリヤス生地試験方法」に準じて行った。15mm×15mmの試験片を5枚採取する。試験片の表を上にして張力を加えずに普通の状態で、ミューレン型破裂試験機に取り付けて破裂強力を測定し、5枚の平均値で示した。
JIS L 1018「メリヤス生地試験方法」に準じて行った。2cm×15cmの試験片をタテ、ヨコ方向にそれぞれ5枚採集する。一端が45度の斜面をもったカンチレバー型試験器を用いて、試験片の一端の短辺を試験器の斜面側のスケールの基準に合わせる。試験片を斜面の方向に滑らせて試験片の一端が斜面と接した時の他端の位置を読みとる。この試験片が滑った長さを剛軟度(mm)とする。タテ、ヨコ各々5枚の平均値で評価する。この値が小さいほど柔らかいことを意味する。
それぞれの編地を女性用肌着であるスリップを作製し、20℃×65%RHの室内で成人女性5名の被験者が、外衣とスリップと下着を着用した状態でトレッドミルを使い時速5kmの歩行を10分間行った。その後の被験者の自己申告で歩行のし易さを次の3段階評価で行った。
判定表示 ○:非常に動き易く歩行がし易い
△:動き易さ、歩行のし易さも通常のスリップ並である
×:動き難いため、歩行がしづらい。
次のように2段階表示した。
判定表示 ○:肌着として優れている
×:肌着として劣っている。
固有粘度(IV)が1.40、275℃における溶融粘度が750poiseのホモPTTと固有粘度(IV)が0.60、275℃における溶融粘度が650poiseのホモPETをそれぞれ別々に溶融し、紡糸温度275℃で48孔の複合紡糸口金から複合比(重量%)50:50で吐出し、紡糸速度1400m/分で引取り、サイドバイサイド型複合構造未延伸糸を得た。さらにホットロール−熱板系延伸機を用いて延伸し次いで一旦巻き取ることなく、連続してリラックスして巻き取り、56デシテックス24フィラメントの延伸糸を得た(繊維断面は図2のa)。
繊度、フィラメント数が異なる他は実施例1と同様のPTT/PETのサイドバイサイド複合フィラメント糸(繊維断面は図2のa)33デシテックス12フィラメントを用いて、36Gのシングルトリコット機にて、図4の編方図のBack側構成糸ハに上記PTT/PETのサイドバイサイド複合フィラメント糸を配し、Front側構成糸ニにPET糸からなる33デシテックス24フィラメントを配し、ハーフ組織編地を編成した。この編地設計における糸混率(重量%)は、PTT/PETサイドバイサイド複合糸が25%、PET糸が75%であった。
実施例1と同じ丸編機を用い、図3の編方図における構成糸イ、ロともPET加工糸56デシテックス12フィラメント糸を用い、編方図の給糸口F1、F2各々に給糸し、通常糸100%からなるインターロック組織編地を編成した。
実施例2と同一の経編機を用い、図4の編方図のBack側構成糸ハ、およびFront側構成糸ニにPET糸33デシテックス24フィラメント糸を配し、PET糸100%からなるハーフ組織編地を編成した。
L2:編地の歪み伸び
L3:編地の回復伸び
a〜g:繊維横断面形状
F1〜F2:編機の給糸口NO
イ〜ハ:編地構成糸
Claims (4)
- 異種のポリエステル重合体が繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に貼り合わされた複合繊維フィラメントを構成糸全体の10重量%以上含む、タテおよびヨコ方向の平均伸長率が55%以上、平均伸長回復率が60%以上である実質的にシボのない編地からなり、かつ該編地の破裂強力が0.25MPa以上、カンチレバー法による剛軟度が5〜30mmである肌着。
- 異種のポリエステル重合体が繊維長さ方向に沿ってサイドバイサイド型に貼り合わされた複合繊維フィラメントであって、該異種のポリエステル重合体のうちの少なくとも一方がポリトリメチレンテレフタレートを主体とする該複合繊維フィラメントを構成糸全体の10重量%以上含む実質的にシボのない編地からなり、かつ該編地の破裂強力が0.25MPa以上、カンチレバー法による剛軟度が5〜30mmである肌着。
- サイドバイサイド型に貼り合わされた複合繊維フィラメントの単糸繊度が0.1〜11デシテックス、総繊度が22〜193デシテックスである請求項1または2に記載の肌着。
- 前記編地の密度が22〜85ウエル/インチおよび28〜138コース/インチ、かつ目付が60〜280g/m2である請求項1〜3のいずれかに記載の肌着。
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JP2016511330A (ja) * | 2013-01-19 | 2016-04-14 | ナンシー マクガバーン | 使用者の移動性の一助となる衣服とカバーの組合せ |
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- 2005-05-10 JP JP2005137042A patent/JP4693486B2/ja not_active Expired - Lifetime
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