JP2005298928A - 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

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弘之 矢島
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Abstract

【課題】 浴上サポートロールの熱変形を伴わずに亜鉛粉の発生を低減できる溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供する。
【解決手段】 鋼帯2を連続溶融亜鉛めっきする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、浴上サポートロール7の直下で鋼帯のめっき層表面温度を温度計8にて測定し、この測定温度が亜鉛粉発生温度域(温度域B)を外れるように、コンピュータ10にてモータ9の動作を制御して、浴上サポートロールを矢示11の方向に上下させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関する。
溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法では、鋼帯を溶融亜鉛浴中に送り込んで浸漬し、浴上に引き上げ、浴上サポートロールで両面を支持しながらワイピング装置によってめっき層の厚みを調整する処理が行なわれる。このとき浴上サポートロールで亜鉛粉を発生する問題がある。
浴上サポートロールで発生する亜鉛粉の防止方法として、浴上サポートロール接触前、接触中、接触後の表面温度の1以上の値に基いて、亜鉛粉を発生しないめっき層表面温度にて鋼帯が浴上サポートロールを通過するように、浴上サポートロールの表面温度を調整するという方法が知られている(特許文献1)。亜鉛粉の発生はめっき層表面温度(鋼帯表面温度に略等しい)に関係し、例えば図3に示されるように、温度域B(半凝固/半溶融状態)に亜鉛粉発生量のピークが存在する。そこで、特許文献1では、浴上サポートロール接触前と接触後のめっき層表面温度が、共に温度域A(凝固状態)のとき冷却水量を変えず、接触前に温度域Bで接触後に温度域Aのとき冷却水量を増量し、共に温度域C(溶融状態)のとき冷却水量を減量するようにして、温度域B(亜鉛粉発生温度域という)にあるめっき層と浴上サポートロールとの接触を回避するようにしている。
特開平9−41108号公報
特許文献1の方法によれば、浴上サポートロールでの亜鉛粉の発生を低減可能であるが、高温である温度域C(溶融状態)のめっき層に接しているときに浴上サポートロールの冷却水量を減量することから、浴上サポートロールの表面温度が過度に上昇し、その結果、浴上サポートロールに熱変形が生じて、これが使用不可能になるという問題があった。
本発明は、この問題を解決し、浴上サポートロールの熱変形を伴わずに亜鉛粉の発生を低減できる溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、鋼帯を連続溶融亜鉛めっきする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、浴上サポートロールの直下で前記鋼帯のめっき層表面温度を測定し、この測定温度が亜鉛粉発生温度域を外れるように、前記浴上サポートロールを上下させることを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法である。
本発明によれば、浴上サポートロールの冷却水量は減らさず、浴上サポートロールを上下に移動させて、これが亜鉛粉発生温度域内のめっき層と接触するのを回避できるから、浴上サポートロールの熱変形を伴わずに亜鉛粉の発生を低減することができる。
図1は、本発明の1実施形態を示す側面模式図である。鋼帯2はめっき槽3に貯えられた浴(溶融亜鉛浴)1中に連続的に浸漬され、シンクロール4で上方に方向転換され、浴中サポートロール5で支持されつつ浴上に引き上げられ、浴上サポートロール7で支持されながらワイピングノズル6でめっき層の厚みを調整されたのち、次工程へ向かう。
この実施形態では、浴上サポートロール7の直下に非接触式の温度センサ13を配置した温度計8で、浴上サポートロール7に接触する直前の鋼帯2のめっき層表面温度を測定する。浴上サポートロール7と温度センサ13とは同じ支持フレーム12に固定されており、支持フレーム12はモータ9により駆動されて矢示11の方向(上下方向)に移動可能である。
温度センサ13は浴上サポートロール7から20〜100mm下方に配置するのが好ましい。浴上サポートロール7を上下させる範囲は、浴面からの高さにして400〜1200mmとするのが好ましい。
温度計8の測定温度はコンピュータ10に入力され、コンピュータ10は、入力された測定温度が図3に示した亜鉛粉発生温度域(温度域B)を外れるように、モータ9の動作を制御して支持フレーム12を上下させる。
コンピュータ10は、図2に示すようなフローで演算し、モータ9の動作を制御する。すなわち、(1)でめっき層表面の測定温度が所定の温度サンプリング周期で入力されると、(2)で測定温度が亜鉛粉発生温度域内に存在するか否かを判定する。存在しない場合は(6)で終了判定をする。このときはモータ9は停止したままである。
測定温度が亜鉛粉発生温度域内に存在する場合はさらに(3)で測定温度が高温側にあるか否かを判定し、高温側にある場合は(4)で支持フレーム12を下方に、そうでない場合は(5)で支持フレーム12を上方に、所定の支持フレーム移動量だけ移動させるようにモータ9を動作させたのち、(6)で終了判定をする。終了の場合は演算を止め、終了でない場合は(1)に戻って測定温度の入力に対応する。
上記所定の温度サンプリング周期および所定の支持フレーム移動量は、めっき操業条件(鋼帯板厚、目標付着量、ラインスピード)に応じた適宜の値が設定されるが、例えば、鋼帯板厚=0.8〜1.0mm、目標付着量=40〜60g/m、ラインスピード=80〜100m/分の条件範囲では、温度サンプリング周期=1000〜5000ms、支持フレーム移動量=0〜800mmの範囲から適宜の値を設定するのが好ましい。
上記のようなダイナミック制御により、浴上サポートロールに接触するめっき層の表面温度が亜鉛粉発生温度域内の高温側にあることが検出された場合は、浴上サポートロールが下方、すなわちより高温のめっき層に接触する方向に移動し、一方、浴上サポートロールに接触するめっき層の表面温度が亜鉛粉発生温度域内の低温側にあることが検出された場合は、浴上サポートロールが上方、すなわちより低温のめっき層に接触する方向に移動することとなって、いずれの場合も、浴上サポートロールを亜鉛粉発生温度域内のめっき層の通過位置範囲から逃がすことができるので、浴上サポートロールでの亜鉛粉の発生を有効に阻止することができる。
ここで、浴上サポートロールの冷却水量は減らさないから、浴上サポートロールが熱変形することはない。
なお、図3の温度域B(亜鉛粉発生温度域)は、浴上サポートロールの表面粗さや材質等の因子により変化するので、上記制御に用いる亜鉛粉発生温度域は、これら因子の関数として与えることが好ましい。
また、休工後の操業再開あるいは操業中のコイル変更に際し、浴上サポートロールの初期位置を設定する場合には、次コイルの鋼帯板厚、目標付着量、ラインスピードの設定値からワイピングノズル通過後の鋼帯のめっき層表面温度を計算し、この計算温度が亜鉛粉発生温度域を外れるパスライン範囲のうちから適宜のパスライン位置を求め、これを浴上サポートロールの移動先としてプリセットすると、操業再開後あるいはコイル変更後の初期操業段階での亜鉛粉の発生を低減できて好ましい。
図1に示した実施形態に則し、鋼帯板厚=0.8mm、目標付着量=40g/m、ラインスピード=100m/分の条件下での連続溶融亜鉛めっき操業に本発明を試行し、実施例とした。温度センサ13は浴上サポートロール7から50mm下方に配置し、浴上サポートロール7を上下させる範囲は、浴面からの高さにして600〜1200mmとした。温度サンプリング周期は5000msとし、支持フレーム移動量は800mmとした。亜鉛粉発生温度域としては410〜440℃を採用した。めっき後の鋼帯について、100m当たりの亜鉛粉欠陥個数を目視にて測定するという方法で亜鉛粉欠陥不良発生率を求めた。
また、実施例において浴上サポートロール7を浴面からの高さにして800mmの位置に固定して移動させないようにした以外は実施例と同じ条件で操業した従来例について、同様に亜鉛粉欠陥不良発生率を求めた。
その結果、実施例の亜鉛粉欠陥不良発生率は0.05%、従来例のそれは0.12%であった。すなわち、本発明により亜鉛粉の発生を著しく低減させることができた。
本発明は、鋼帯の連続溶融亜鉛めっき操業に利用することができる。
本発明の1実施形態を示す側面模式図である。 本発明に用いる演算・制御の1例を示すフロー図である。 亜鉛粉発生量のめっき層表面温度依存性を示すグラフである。
符号の説明
1 浴(溶融亜鉛浴)
2 鋼帯
3 めっき槽
4 シンクロール
5 浴中サポートロール
6 ワイピングノズル
7 浴上サポートロール
8 温度計
9 モータ
10 コンピュータ
11 上下移動方向の矢示
12 支持フレーム
13 温度センサ

Claims (1)

  1. 鋼帯を連続溶融亜鉛めっきする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、浴上サポートロールの直下で前記鋼帯のめっき層表面温度を測定し、この測定温度が亜鉛粉発生温度域を外れるように、前記浴上サポートロールを上下させることを特徴とする溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
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