JP2005298515A - 皮膚、唇、爪、及び/又は毛髪への適用のための少なくとも2種の固形組成物のセット - Google Patents

皮膚、唇、爪、及び/又は毛髪への適用のための少なくとも2種の固形組成物のセット Download PDF

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Abstract

【課題】 異なる色を呈するが、同様の機械的性質を有し得る少なくとも2種の固形組成物のセットを提供すること。
【解決手段】 本開示は
−少なくとも一種の第一複合顔料により第一色を有する第一組成物、及び
−第一複合顔料とは異なる少なくとも一種の第二複合顔料により第一色とは異なる第二色を有する第二組成物
を含む、皮膚、唇、爪、又は毛髪への適用のための少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセットであって、
少なくとも一種の第一複合顔料及び第二複合顔料がコアーを含む粒子を含み、
但し、少なくとも一種の第一複合顔料及び第二複合顔料の着色物質が異なることを条件とし、かつ
少なくとも一種の第一組成物と第二組成物の間の硬度の差が25g(0.245N)以下であることを条件とすることを特徴とする少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセットに関する。

Description

仮出願でないこの出願は2004年4月8日に出願されたフランス出願第04/50715号、及び2004年4月26日に出願された米国仮出願第60/564,965号の利益を主張し、言及することによってこれらの両方の内容が本明細書に含まれる。
本開示は粘膜を含む、皮膚、例えば、唇、爪、又は毛髪への適用のための少なくとも2種の固形メーキャップ化粧組成物のセットに関する。
また、本開示は、例えば、スティックの形態で提供される少なくとも2種の固形組成物、例えば、リップスティックのセットに関する。
異なる色の組成物のセットをつくるために、このような組成物に異なる色を与えるために顔料をそれらに混入することが知られている。顔料は有機型又は無機型のものであってもよく、それらは所定のセット内の少なくとも2種の組成物中で異なる種類のものであってもよい。スティック形態の組成物に混入される顔料の異なる性質は、例えば、顔料が組成物中のその他の成分、例えば、油に対して挙動する異なる方法のために、このようなスティックの機械的性質の変化をもたらし得る。
こうして、異なる色を呈するが、同様の機械的性質を有し得る少なくとも2種の固形組成物のセットについての要望がある。
それ故、本開示は以下を含む、皮膚、唇、爪、及び/又は毛髪への適用のための少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセットに関する:
− 第一色を有する少なくとも一種の第一組成物であって該第一色が少なくとも一種の第一複合顔料が存在することによって少なくとも生じている組成物;及び第一色とは異なる第二色を有する少なくとも一種の第二組成物であって該第二色が少なくとも一種の第一複合顔料とは異なる少なくとも一種の第二複合顔料が存在することによって少なくとも生じている組成物;この場合、少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は、少なくとも一種の着色物質で少なくとも部分的に被覆されているコアーを含む粒子を含み、
ただし、少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料の着色物質は異なり、かつ
第一組成物と第二組成物の間の硬度の差は好ましくは約25グラム(g)即ち0.245ニュートン(N)以下、又は約20g(0.196N)以下である。
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料のコアーは硬度の差が上記値以下であるようなものであってもよい。
本開示は異なる色を有する少なくとも2種の組成物のセットであるが、比較的近い硬度のセットを得ることを可能にし、こうして硬度が一様である組成物のセットをつくることを可能にし得る。
例えば、少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は同じ材料からつくられたコアーを含み得る。
セット中の夫々の組成物についての好適な色合いは種々の様式で、例えば、色が異なる本開示の少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料を混合することにより、かつ/又は少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料のコアー中の被覆物中に複数の有機着色物質を存在させることにより得られてもよく、前記有機着色物質は被覆物の夫々の層中で混合され、又は存在する。
本開示の少なくとも2種の固形組成物のセットは少なくとも一種の生理学上許される媒体を更に含み得る。本明細書に使用される“生理学上許される媒体”という用語はヒトの皮膚、唇、爪、又は毛髪に適用し得る無毒性媒体を意味すると理解される。生理学上許される媒体は夫々の組成物が適用される表面の性質、及び夫々の組成物が包装されることが意図される形態に適しているであろう。
本明細書に使用される“化粧組成物”という用語は1993年6月14日付けのCouncil Directive 93/35/EECに定義されたような組成物を意味すると理解される。
少なくとも2種の固形組成物のセットは少なくとも3種の組成物、又は更には少なくとも5種の組成物を含んでもよく、組成物の夫々が異なる色を有し、夫々の異なって着色された組成物の間の硬度の差が25g以下である。
本明細書に使用される“夫々の異なって着色された組成物の間の硬度の差”という用語は少なくとも2種の固形組成物のセットを構成する組成物の最低硬度と最高高度の差が25g以下であることを意味すると理解される。
少なくとも第一複合顔料及び少なくとも第二複合顔料のコアーは無機であってもよい。少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料を被覆する少なくとも一種の第一着色物質及び少なくとも一種の第二着色物質は有機着色材料の被覆物であってもよく、こうして比較的高い着色力からの利益を受けることを可能にする。
セットについての少なくとも2種の固形組成物は、例えば、唇への適用のためであってもよく、例としてそれらはスティックの形態であってもよい。このような状況下で、少なくとも2種の固形組成物のセットは、例えば、スティックを移動させるために互に対して回転することができる少なくとも二つの部分を含むメカニズムで、別々に包装し得る。
少なくとも2種の固形組成物のセットは複合顔料は別にして同じである成分を有し得る。例えば、少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物は同じ溶媒及び/又は同じワックスを含み得る。
本開示の一局面において、少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物は少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料以外の付加的な着色物質を有しなくてもよい。
本開示の一実施態様において、少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物は少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料以外の少なくとも一種の付加的な着色物質を含むことができ、少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が、例えば、付加的な着色物質の量以上の量で存在する。
本開示の別の実施態様において、少なくとも一種の第一着色剤の量は少なくとも一種の第二着色剤の量より少なくてもよい。
本開示の更に別の実施態様において、少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は干渉顔料ではない。本明細書に使用される“干渉顔料”という用語は、例えば、光干渉を生じるように選ばれた材料の一定厚さの層の重なりを含む顔料を意味すると理解される。干渉顔料の例が米国特許第6,428,773号に開示されている。
本開示の一実施態様において、少なくとも一種の第一有機着色物質及び少なくとも一種の第二有機着色物質はメラニンではない。
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料の飽和C*は、下記のプロトコルに従って測定して、30以上であってもよい。
複合顔料の飽和C * を測定するためのプロトコル
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料のCIE L*a*b*色空間中の色度座標値a*及びb*は以下のように測定される。
生状態の複合顔料が、10MPa(100バール)の圧力を適用することにより、2x1.5cmの寸法及び3mmの深さを有する矩形カップ中で圧縮される。
圧縮された顔料のa*値及びb*値がミノルタ3700dスペクトロフォトメーターで、光源D65のもとに鏡面排除されるモードで、かつ中間口径で測定される。飽和はC*=(a*2+b*2)1/2として演算される。
硬度の測定
固形組成物の硬度を測定するために、12.7ミリメートル(mm)の直径を有する円形断面を有する前記組成物のスティックが調製される。スティックが測定を行なう24時間(h)前にキャストされ、それが20℃の温度で保存される。
硬度は“チーズワイヤ”方法により測定でき、これは250マイクロメートル(μm)の直径を有する硬質タングステンワイヤを使用してスティックを横に切断し、ワイヤを100mm/分の速度でスティックに対して進行させることを含む。硬度は20℃でスティックにワイヤにより加えられた最大せん断力に相当し、この力は供給業者インデルコ-チャチロンにより販売されるDFGS2ダイアノメーターにより測定される。硬度はグラム質量で表される。
複合顔料
構造
本開示の少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は少なくとも一種の着色物質で少なくとも部分的に被覆されているコアーを含む粒子から構成し得る。
少なくとも一種のバインダーが必要により、例えば、着色物質をコアーに固定するのに寄与するのに使用し得る。
少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーは無機であってもよい。
少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質は有機であってもよい。
少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料は相当する組成物の全質量に対し0.1質量%から30質量%までの範囲、例えば、組成物の全質量に対し0.5質量%から30質量%までの範囲、例えば、1質量%から20質量%までの範囲、例えば、1質量%から15質量%までの範囲、1質量%から10質量%までの範囲の量で存在し得る。
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料の粒子は種々の形態を有してもよい。例えば、粒子はフレーク、小球状、例えば、球形、中空、及び中実形態から選ばれた少なくとも一つの形態であってもよい。本明細書に使用される“フレークの形態”という用語は最大寸法対厚さの比が5以上である粒子を意味すると理解される。
本開示の少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は、例えば、1m2/g(平方メートル/グラム)から1,000m2/gまでの範囲、例えば、10m2/gから600m2/gまでの範囲、例えば、20m2/gから400m2/gまでの範囲の比表面積を有し得る。本明細書に使用される“比表面積”という用語はBET(ブルナー-エメット-テラー)方法を使用して測定された値を意味すると理解される。
複合顔料中のコアーの質量比率は複合顔料の全質量に対し50%を超えてもよく、例えば、50%から70%まで、例えば、60%から70%までの範囲であってもよい。
少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物は先に特定された種類のみの少なくとも一種の複合顔料を含んでもよく、又は、それらは少なくとも一種のその他の複合顔料だけでなく、非複合構造を有する顔料、例えば、鉱物顔料、干渉顔料、レーキ、又は有機顔料を含んでもよい。本開示の一実施態様において、少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物は未被覆TiO2粒子を含まない。
一実施態様において、本開示の少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は付加的な着色剤又は少なくとも一種の付加的な着色物質とは異なり、該付加的な着色物質は組成物中で特定の光学的効果を生じるのに適している。それ故、本開示の一実施態様において、少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は干渉顔料ではない。
コアー
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料のコアーは、例えば、無機であってもよく、有機着色物質の粒子を固定するのに適しているあらゆる形態を有し得る。例えば、球形形態、小球形態、顆粒形態、多面形態、針状形態、スピンドル形の形態、平らにされたフレーク形態、米粒形態、スケール形態、及びこれらの形態の組み合わせが非限定的に挙げられる。
例えば、コアーの最大寸法対その最小寸法の比は1から50までの範囲であってもよい。
コアーは1nm(ナノメートル)から100nmまでの範囲、例えば、5nmから75nmまでの範囲、例えば、10nmから50nmまでの範囲の平均サイズを有し得る。本明細書に使用される“平均サイズ”という用語は50%集団で統計的な粒子サイズ分布曲線により与えられる寸法を意味すると理解され、該寸法をD50という。平均サイズは画像分析(電子顕微鏡)により測定される数平均であってもよい。
コアーが無機である場合、それは2以上、例えば、2.1以上、例えば、2.2以上の屈折率を有し得る。
コアーが形成し得る材料の中に、金属塩、金属酸化物、例えば、チタン、ジルコニウム、セリウム、亜鉛、鉄、紺青、アルミニウム、及びクロムの酸化物、アルミナ、ガラス、セラミック、グラファイト、シリカ、ケイ酸塩、例えば、アルミノシリケート及びホウケイ酸塩、合成マイカ、並びにこれらの混合物が非限定的に挙げられる。
本開示の一実施態様において、コアーはチタンの酸化物、例えば、TiO2、鉄の酸化物、例えば、Fe2O3、セリウム、亜鉛、アルミニウムの酸化物、並びにケイ酸塩、例えば、アルミノシリケート及びホウケイ酸塩からつくられる。
コアーはBET法を使用して測定して、1m2/gから1,000m2/gまでの範囲、例えば、10m2/gから600m2/gまでの範囲、例えば、20m2/gから400m2/gまでの範囲の比表面積を有し得る。
コアーは所望により着色し得る。
着色物質
少なくとも一種の第一着色物質及び少なくとも一種の第二着色物質は、それらが有機である場合、例えば、少なくとも一種の有機顔料及び/又は少なくとも一種の有機レーキを含み得る。
少なくとも一種の第一着色物質及び少なくとも一種の第二着色物質は、例えば、組成物の生理学上許される媒体に不溶性である化合物から選ばれてもよい。
少なくとも一種の第一着色物質及び少なくとも一種の第二着色物質は、例えば、
−コチニールカルミン;
−アゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン、トリフェニルメタンの有機顔料、及びフルオラン染料;
−有機レーキ又はナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ストロンチウム、チタン、及び酸性染料、例えば、アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、キサンテン染料、ピレン染料、キノリン染料、トリフェニルメタン染料、フッ素染料、並びにカルボン酸基及びスルホン酸基から選ばれた少なくとも一つの基を含む色素の有機不溶性塩
から選ばれた少なくとも一種の顔料及び/又は有機レーキを含み得る。
使用し得る有機顔料の中に、D&CブルーNo.4、D&CブラウンNo.1、D&CグリーンNo.5、D&CグリーンNo.6、D&CオレンジNo.4、D&CオレンジNo.5、D&CオレンジNo.10、D&CオレンジNo.11、D&CレッドNo.6、D&CレッドNo.7、D&CレッドNo.17、D&CレッドNo.21、D&CレッドNo.22、D&CレッドNo.27、D&CレッドNo.28、D&CレッドNo.30、D&CレッドNo.31、D&CレッドNo.33、D&CレッドNo.34、D&CレッドNo.36、D&CバイレットNo.2、D&CイエローNo.7、D&CイエローNo.8、D&CイエローNo.10、D&CイエローNo.11、FD&CブルーNo.1、FD&CグリーンNo.3、FD&CレッドNo.40、FD&CイエローNo.5、及びFD&CイエローNo.6が非限定的に挙げられる。
少なくとも一種の第一着色物質及び少なくとも一種の第二着色物質は有機担体、例えば、カロファン又は安息香酸アルミニウムにより担持された少なくとも一種の有機レーキを含み得る。
使用し得る有機レーキの中に、例えば、D&CレッドNo.2アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.3アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.4アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.6アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.6バリウムレーキ、D&CレッドNo.6バリウム/ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.6ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.6カリウムレーキ、D&CレッドNo.7アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.7バリウムレーキ、D&CレッドNo.7カルシウムレーキ、D&CレッドNo.7カルシウム/ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.7ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.8ナトリウムレーキ、D&CレッドNo.9アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.9バリウムレーキ、D&CレッドNo.9バリウム/ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.9ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.10ナトリウムレーキ、D&CレッドNo.19アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.19バリウムレーキ、D&CレッドNo.19ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.21アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.21ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.22アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.27アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.27アルミニウム/チタン/ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.27バリウムレーキ、D&CレッドNo.27カルシウムレーキ、D&CレッドNo.27ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.28アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.30レーキ、D&CレッドNo.31カルシウムレーキ、D&CレッドNo.33アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.34カルシウムレーキ、D&CレッドNo.36レーキ、D&CレッドNo.40アルミニウムレーキ、D&CブルーNo.1アルミニウムレーキ、D&CグリーンNo.3アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.4アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.5アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.5ジルコニウムレーキ、D&CオレンジNo.10アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.17バリウムレーキ、D&CイエローNo.5アルミニウムレーキ、D&CイエローNo.5ジルコニウムレーキ、D&CイエローNo.6アルミニウムレーキ、D&CイエローNo.7ジルコニウムレーキ、D&CイエローNo.10アルミニウムレーキ、FD&CブルーNo.1アルミニウムレーキ、FD&CレッドNo.4アルミニウムレーキ、FD&CレッドNo.40アルミニウムレーキ、FD&CイエローNo.5アルミニウムレーキ、及びFD&CイエローNo.6アルミニウムレーキが非限定的に挙げられる。
先にリストされた着色物質の夫々に相当する化学化合物が“The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association”により発行された“国際化粧成分辞書及びハンドブック”と題する論文、1997年編集、371-386頁及び524-528頁に記載されており、その内容が参考として本明細書に含まれる。
少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一有機着色物質及び少なくとも一種の第二有機着色物質はコアー100質量部当り10質量部から500質量部までの範囲、例えば、コアー100質量部当り20質量部から250質量部までの範囲、例えば、40質量部から125質量部までの範囲の量で存在し得る。
複合顔料中の有機着色物質の比率は複合顔料の全質量に対し30%を超えてもよく、例えば、30%から50%まで、例えば、30%から40%までの範囲であってもよい。
バインダー
少なくとも一種の任意のバインダーはそれがコアーの表面への少なくとも一種の第一有機着色物質及び/又は少なくとも一種の第二有機着色物質の付着を可能にすることを条件としてあらゆる型のものであってもよい。
例えば、少なくとも一種のバインダーは、非限定例として、シリコーン化合物、ポリマー化合物、オリゴマー化合物及び同様の化合物、例えば、オルガノシラン、フルオロアルキル化オルガノシラン及びポリシロキサン、例えば、ポリメチル水素シロキサンだけでなく、種々のカップリング剤、例えば、シラン、チタネート、アルミネート、ジルコネートをベースとするカップリング剤、並びにこれらの混合物から選ばれる。
使用し得るシリコーン化合物の非限定例として、
−アルコキシシランから得られたオルガノシラン(1);
−例えば、ポリエーテル、ポリエステル及びエポキシ化合物から選ばれた少なくとも一つの基を含む変性ポリシロキサン(2A)(以下、“変性ポリシロキサン”と称される);
−ポリマーの末端に位置された一つのケイ素原子の位置に、下記の非限定リスト:カルボン酸基、アルコール基、及びヒドロキシル基から選ばれた少なくとも一つの基を有するポリシロキサン(2B)
から選ばれた、変性されてもよいポリシロキサン(2);及び
−フルオロアルキルシランから得られたフルオロアルキル化オルガノシラン化合物(3)が挙げられる。
オルガノシラン化合物(1)は式(I):
R1 aSiX4-a (I)
(式中、
R1はC6H5-基、(CH3)2CH-CH2-基及びCbH2b+1-基(式中bは1から18までの範囲である)から選ばれ、
XはCH3O-基及びC2H5O-基から選ばれ、かつ
aは0から3までの範囲である)
のアルコキシシラン化合物から得られてもよい。
使用し得るアルコキシシラン化合物の非限定例として、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン等から選ばれたアルコキシシランが挙げられる。例えば、本開示の一実施態様において、アルコキシシラン化合物はメチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、例えば、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、及びフェニルトリエトキシシランから選ばれる。
ポリシロキサン(2)は、例えば、式(II):
Figure 2005298515
(式中、R2は水素原子及びCH3-基から選ばれ、かつdは15から450までの範囲である)
のものから選ばれてもよい。
本開示の一実施態様において、R2は水素原子から選ばれる。
変性ポリシロキサン(2A)はまた



−(a1)式(III):
Figure 2005298515
(式中、
R3は-(CH2)h-基から選ばれ、R4は-(CH2)i-CH3基から選ばれ、R5は-OH基、-COOH基、-CH=CH2基、-C(CH3)=CH2基及び-(CH2)j-CH3基から選ばれ、R6は-(CH2)k-CH3基から選ばれ、g及びhは互いに独立に1から15までの範囲であり、j及びkは互いに独立に0から15までの範囲であり、eは1から50までの範囲であり、かつfは1から300までの範囲である)
のものから選ばれた、ポリエーテルを有する変性ポリシロキサン、
−(a2)式(IV):
Figure 2005298515
(式中、
R7、R8、及びR9は、同じであってもよく、また異なっていてもよく、-(CH2)q-基から選ばれ、R10は-OH基、-COOH基、-CH=CH2基、-C(CH3)=CH2基及び-(CH2)r-CH3基から選ばれ、R11は-(CH2)s-CH3基から選ばれ、n及びqは互に独立に1から15までの範囲であり、r及びsは互に独立に0から15までの範囲であり、eは1から50までの範囲であり、かつfは1から300までの範囲である)
のものから選ばれた、ポリエステルを有する変性ポリシロキサン、及び








(a3)式(V):
Figure 2005298515
(式中、
R12は-(CH2)v-基から選ばれ、vは1から15までの範囲であり、tは1から50までの範囲であり、かつuは1から300までの範囲である)
のものから選ばれた、エポキシ基を有する変性ポリシロキサン
から選ばれてもよい。
本開示の一実施態様において、ポリシロキサン(2A)は式(III)を有するポリエーテルを有する変性ポリシロキサンである。
末端部分で変性されたポリシロキサン(2B)はまた式(VI):
Figure 2005298515
(式中、
R13及びR14は、同じであってもよく、また異なっていてもよく、-OH基、及びR16-OH基、並びにR17-COOH基から選ばれ、R15は-CH3基及び-C6H5基から選ばれ、R16及びR17は-(CH2)y-基から選ばれ、yは1から15までの範囲であり、wは1から200までの範囲であり、かつxは0から100までの範囲である)
のものから選ばれてもよい。
本開示の一実施態様において、少なくとも一つの末端で変性されたポリシロキサンは少なくとも一つの末端ケイ素原子の位置にカルボン酸基を有する少なくとも一つの基(R16及び/又はR17)を有するものから選ばれる。
フルオロアルキル化オルガノシラン化合物(3)はまた式(VII):
CF3(CF2)zCH2CH2(R18)aSiX4-a (VII)
(式中、
R18はCH3-基、C2H5-基、CH3O-基、及びC2H5O-基から選ばれ、
XはCH3O-基及びC2H5O-基から選ばれ、
zは0から15までの範囲であり、かつaは0から3までの範囲である)
のフルオロアルキルシランから選ばれてもよい。
非限定例として、フルオロアルキルシランはトリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルメチルジメトキシシラン、トリフルオロプロピルトリエトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルメチルジエトキシシラン等から選ばれてもよい。本開示の一実施態様において、フルオロアルキルシランはトリフルオロプロピルトリメトキシシラン、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシラン及びヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン、例えば、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン及びトリデカフルオロオクチルトリメトキシシランから選ばれる。
使用し得るシランをベースとするカップリング剤の中に、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、及びγ−クロロプロピルトリメトキシシラン等が非限定的に挙げられる。
チタネートをベースとするカップリング剤はイソプロピルステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスフェート)チタネート、テトラ(2,2-ジアリールオキシメチル-1-ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフェートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート等から選ばれてもよい。
アルミネートをベースとするカップリング剤はアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミニウムジイソプロポキシモノエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、アルミニウムトリスアセチルアセトネート等から選ばれてもよい。
ジルコネートをベースとするカップリング剤はジルコニウムテトラキスアセチルアセトネート、ジルコニウムジブトキシビスアセチルアセトネート、ジルコニウムテトラキスエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブトキシモノエチルアセトアセテート、ジルコニウムトリブトキシアセチルアセトネート等から選ばれてもよい。
少なくとも一種のバインダーは300〜100,000の範囲のモル質量を有する化合物から選ばれてもよい。
無機コアーを一様に被覆する層を得るために、バインダーは、例えば、液状であってもよく、又は水もしくはその他の溶媒に可溶性であってもよい。
少なくとも一種のバインダーは、存在する場合、コアー及びバインダーを含む少なくとも一種の第一粒子及び少なくとも一種の第二粒子の質量に対し0.01質量%から15質量%まで、例えば、0.02質量%から12.5質量%まで、例えば、0.03質量%から10質量%まで(C又はSiに関して計算される)の範囲の量で存在し得る。バインダーの相対量の計算に関する更なる詳細が欧州特許出願番号EP1184426A2に見られる。
少なくとも一種のバインダーは、存在する場合、少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の全質量に対し5質量%以下、例えば、3質量%以下の量で存在し得る。
第一複合顔料及び第二複合顔料の調製
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は適当な方法、例えば、機械化学的方法又は有機着色物質の溶解及びコアーの表面におけるその沈殿による、溶液中の沈殿の方法により製造し得る。
少なくとも一種のバインダーが使用されてもよく、又は使用されなくてもよい。
例えば、少なくとも一種の有機顔料及び無機コアーの機械的混合を含む方法が使用し得る。バインダーは少なくとも一種の有機着色物質の導入の前に添加され、無機コアーと混合されてもよい。
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は、例えば、欧州特許出願第EP1184426及びEP1217046に記載された方法の一つを使用して製造することができ、言及することによってこれらの内容が本明細書に含まれる。例えば、本開示の一実施態様において、EP1184426に記載された方法が使用される。
本開示の別の実施態様において、コアーを構成することが意図されている少なくとも一種の第一粒子及び少なくとも一種の第二粒子が最初に少なくとも一種のバインダーと混合される。
バインダーがコアーの表面に一様に付着し得るように、粒子が、例えば、初期にミルを通ってそれらを離解し得る。
混合条件及び撹拌条件はコアーがバインダーで一様に被覆されるように選ばれる。このような条件は線形負荷が19.6N/cm(ニュートン/センチメートル)から19160N/cmまでの範囲、例えば、98N/cmから14170N/cmまでの範囲、例えば、147N/cmから980N/cmまでの範囲であるように調節し得る。処理時間の期間は5分から24時間まで、例えば、10分から20時間までの範囲である。回転速度は2rpm(回転/分)から1,000rpmまでの範囲、例えば、5rpmから1,000rpmまで、例えば、10rpmから800rpmまでの範囲であってもよい。
コアーを少なくとも一種のバインダーで被覆した後、少なくとも一種の着色物質が添加され、それがバインダーの層に付着するように撹拌により混合される。
添加方法の例として、多量、又は少量の連続添加が挙げられる。
コアーとバインダー、又は着色物質とバインダーで被覆されたコアーの、混合及び撹拌は、鋭いせん断力及び/又は圧縮力を粉末の混合物に適用し得る装置を使用して行ない得る。その型の装置の例はローラーミキサー、ブレードミキサー等である。本開示の一実施態様において、ローラーミキサーが使用される。好適な装置のリストが欧州特許出願第EP1184426A2に示されている。
少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料を製造する更なる方法が日本特許JP3286463に記載されており、それは溶液沈殿方法を開示している。少なくとも一種の着色物質がエタノールに溶解され、次いでコアーが前記エタノール溶液に分散される。次いで炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムのアルカリ性水溶液がこれらの混合物に徐々に添加され、最後に、塩化カルシウムエタノール溶液が絶えず撹拌しながら徐々に添加される。
その他の成分

本開示の少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物は、例えば、少なくとも一種の油を更に含み得る。少なくとも一種の油は揮発性油、及び不揮発性油から選ばれてもよい。
本明細書に使用される“揮発性油”という用語は周囲温度及び大気圧で皮膚と接触して蒸発し易いあらゆる油を意味すると理解される。本開示の揮発性油は揮発性化粧油であり、これらは周囲温度で液体であり、周囲温度及び大気圧で非ゼロ蒸気圧、例えば、0.13パスカル(Pa)から40,000Paまで(水銀0.001ミリメートル(mmHg)から300mmHgまで)の範囲、例えば、1.3Paから1300Paまで(0.01mmHgから10mmHgまで)の範囲の蒸気圧を有する。
本明細書に使用される“不揮発性”油という用語は少なくとも数時間にわたって周囲温度及び大気圧で皮膚に残り、例えば、0.13Pa(0.001mmHg)未満の蒸気圧を有する油を意味すると理解される。
このような揮発性油又は不揮発性油は炭化水素油、例えば、動物源もしくは植物源のもの、シリコーン油、又はこれらの混合物であってもよい。本明細書に使用される“炭化水素油”という用語は主として水素及び炭素の原子そして必要により酸素、窒素、硫黄、及び/又はリンの原子を含む油を意味すると理解される。
揮発性炭化水素油は8〜16個の炭素の原子を有する炭化水素油、例えば、分岐C8-C16アルカン、例えば、石油起源のC8-C16イソアルカン(またイソパラフィンとして知られている)、例えば、イソドデカン(また2,2,4,6-ペンタメチルヘプタンとして知られている)、イソデカン、及びイソヘキサデカン、例えば、トレード名イソパー又はパーメチルとして販売される油から選ばれてもよい。
揮発性油として、揮発性シリコーン、例えば、揮発性の線状又は環状のシリコーン油、例えば、5センチストーク(毎秒5x10-6平方メートル(m2/s))以下の粘度を有し、例えば、2〜10個のケイ素の原子、例えば、2〜7個のケイ素の原子を有するものを使用することがまた可能であり、このようなシリコーンは必要により1〜10個の炭素の原子を有するアルキル基又はアルコキシ基を含んでもよい。本開示における使用に適した揮発性シリコーン油として、非限定例として、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、及びこれらの混合物が挙げられる。
少なくとも一種の揮発性油は、存在する場合、組成物の全質量に対し0.1質量%から98質量%までの範囲、例えば、1質量%から65質量%までの範囲、例えば、2質量%から50質量%までの範囲の量で少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物中に存在し得る。
不揮発性油は、例えば、必要によりフッ素化されていてもよい炭化水素油及び/又は不揮発性シリコーン油から選ばれてもよい。
記載し得る不揮発性炭化水素油の非限定例として、
−動物源の炭化水素油、
−植物源の炭化水素油、例えば、脂肪酸とグリセロールのエステルにより構成されるトリグリセリド(その脂肪酸はC4からC24までの範囲の種々の鎖長を有してもよく、その鎖は線状又は分岐、飽和又は不飽和であってもよい)、〔例えば、これらの油はヘプタン酸もしくはオクタン酸のトリグリセリド、又は小麦胚芽、ヒマワリ、ブドウ種、ゴマ種、トウモロコシ、アンズ殻、ヒマシ油、シェー、アボカード、オリーブ、大豆、スイートアーモンド、パーム、ナタネ、綿、ハシバミの実、マダドミアナッツ、ホホバ、アルファルファ、ポピー、北海道カボチャ、ゴマ、スカッシュ、ブラックカレント(black current)、メマツヨイグサ、アワ、大麦、アカザ、ライムギ、サフラワー、キャンドルナット、トケイソウの果実、マスカットローズ、シェーバターの油、或いは実際に供給業者ステアリナリーズ・デュボイスにより販売されるもの又は名称ミグリオール810(登録商標)、812(登録商標)及び818(登録商標)として供給業者ダイナミット・ノーブルにより販売されるもののようなカプリル酸/カプリン酸のトリグリセリドであってもよい〕、
−10〜40個の炭素原子を有する合成エーテル、
−鉱物源又は合成源の線状又は分岐炭化水素、例えば、石油ゼリー、ポリデセン、水素化ポリイソブテン、例えば、パーリーム(登録商標)、スクアラン、パラフィン油、及びこれらの混合物、
−合成エステル、例えば、式R1COOR2の油(式中、R1は1〜40個の炭素原子を有する線状又は分岐脂肪酸の残部から選ばれ、かつR2は1〜40個の炭素原子を含む、分岐鎖の如き、炭化水素鎖から選ばれ、R1+R2が10以上であることを条件とする)、例えば、プルセリン油(セトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12-C15アルコールベンゾエート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナノエート、2-エチル-ヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、アルコール又はポリアルコールのヘプタノエート、オクタノエート、デカノエート又はリシノレート、例えば、プロピレングリコールジオクタノエート、ヒドロキシル化エステル、例えば、イソステアリルラクテート、ジ-イソステアリルマレート、ポリオールエステル、及びペンタエリスリトールエステル、
−12〜26個の炭素原子を有する分岐かつ/又は不飽和炭素鎖を有する周囲温度で液体の脂肪酸、例えば、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレインアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、及び2-ウンデシルペンタデカノール、並びに
−高級脂肪酸、例えば、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、及びこれらの混合物が挙げられる。
本開示のセットの少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物中に使用し得る少なくとも一種の不揮発性シリコーン油は不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ぶらさがっているアルキル基もしくはアルコキシ基及び/又はシリコーン鎖の末端に、夫々2〜24個の炭素原子を有する基を含むポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えば、フェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、及びジフェニルメチルジフェニルトリシロキサンから選ばれてもよい。
少なくとも一種の不揮発性油は、存在する場合、組成物の全質量に対し0.1質量%から98質量%までの範囲、例えば、0.1質量%から85質量%までの範囲、例えば、1質量%から70質量%までの範囲の量で本開示の少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物中に存在し得る。
油は、それらが少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物中に存在する場合には、組成物の全質量に対し0.01質量%から99質量%まで、例えば、組成物の全質量に対し0.05質量%から60質量%まで、例えば、1質量%から75質量%までの範囲の量で存在し得る。
ワックス
本発明の組成物の少なくとも一種は少なくとも一種のワックスを含んでもよい。“ワックス”という用語は状態の可逆的固体/液体変化、30℃以上、おそらく200℃程度に高い融点を示す、周囲温度(25℃)で固体である親油性化合物を意味するのに本発明において使用される。
ワックスの融点は示差走査熱量計(DSC)、例えば、名称DSC30として供給業者メトラーにより販売される熱量計を使用して測定し得る。
ワックスは炭化水素、フッ素化ワックス、及び/又はシリコーンワックスであってもよく、またそれらは植物源、鉱物源、動物源及び/又は合成源のものであってもよい。特に、ワックスは30℃より大きく、更に良好には45℃より大きい融点を示す。
本発明の組成物中の使用に適したワックスとして、特に、蜜蝋、カランダ蝋もしくはカンデリラ蝋、パラフィン、微結晶性ワックス、セレシン、又はオゾケライト;合成ワックス、例えば、ポリエチレンワックスもしくはフィッシャー-トロプッシュワックス、シリコーンワックス、例えば、16〜45個の炭素原子を有するアルキルジメチコンもしくはアルコキシジメチコンが挙げられる。
指示として、少なくとも一種の組成物は組成物の全質量に対し1〜50質量%、更に良好には5質量%〜30質量%のワックスを含んでもよい。
充填剤
本開示の少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物は、例えば、組成物の全質量に対し0.01質量%から50質量%までの範囲、例えば、0.01質量%から30質量%まで、例えば、0.01質量%から10質量%までの範囲の量の少なくとも一種の充填剤を更に含んでもよい。本明細書に使用される“充填剤”という用語は組成物がつくられる温度にかかわらず組成物の媒体中に不溶性である、鉱物源又は合成源の、無色又は白色のあらゆる形態の粒子を意味すると理解される。これらの充填剤は、例えば、組成物のレオロジー又はテキスチャーを変更するのに利用できる。
少なくとも一種の充填剤はそれらの結晶形態(例えば、フレーク、立方体、六面体、斜方晶等)にもかかわらず板、球体、及び長楕円形の形態である、あらゆる形状を有する無機充填剤及び有機充填剤から選ばれてもよい。本開示に従って使用し得る充填剤の中に、タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ポリアミド(ナイロン(登録商標))(アトケムからのオルガゾール(登録商標))、ポリ-β-アラニン及びポリエチレンの粉末、ポリテトラフルオロエチレンポリマー(テフロン(登録商標))の粉末、ラウロイルリシン、澱粉、窒化ホウ素、中空ポリマー微小球、例えば、ポリ塩化ビニリデン及びアクリロニトリルからつくられたもの、例えば、エクスパンセル(登録商標)(ノーブル・インダストリィ)、アクリル酸のコポリマー(ダウ・コーニングからのポリトラップ(登録商標))及びシリコーン樹脂のミクロビーズ(例えば、東芝からのトスパール(登録商標))、エラストマーポリオルガノシロキサンの粒子、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及びヒドロ-カーボネート、ヒドロキシアパタイト、中空シリカ微小球(マプレコスからのシリカビーズ(登録商標))、ガラス又はセラミックのマイクロカプセル、8〜22個の炭素原子、例えば、12〜18個の炭素原子を有する有機カルボン酸から誘導された金属石鹸、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、もしくはステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛、又はミリスチン酸マグネシウムが非限定的に挙げられる。
付加的な着色物質
本明細書に開示されたセット中の少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物は本明細書に開示された少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料とは異なる少なくとも一種の第一の付加的な着色物質及び/又は少なくとも一種の第二の付加的な着色物質を含んでもよい。
少なくとも一種の第一の付加的な着色物質及び/又は少なくとも一種の第二の付加的な着色物質は鉱物顔料、有機顔料、真珠箔顔料、油溶性着色剤及び水溶性の着色剤から選ばれてもよい。
鉱物顔料は白色であってもよく、又は着色されてもよく、必要により被覆されてもよい。鉱物顔料の非限定例として、二酸化チタン(これは表面処理されてもよい);ジルコニウム又はセリウムの酸化物;及び鉄又はクロムの酸化物;マンガンバイオレット;ウルトラマリーンブルー;クロム水和物;並びに紺青が挙げられる。鉱物顔料は全組成物質量に対し0質量%から40質量%まで、例えば、1質量%から35質量%まで、例えば、2質量%から25質量%までの範囲の量で存在してもよい。
真珠箔顔料は白色真珠箔顔料、例えば、チタン被覆マイカ、又はオキシ塩化ビスマス、着色真珠箔顔料、例えば、鉄酸化物を含むチタンマイカ、例えば、フェリックブルー又は酸化クロムを含むチタンマイカ、上記型の有機顔料を含むチタンマイカ、並びにオキシ塩化ビスマスをベースとする真珠箔顔料から選ばれてもよい。真珠箔顔料は組成物の全質量に対し0質量%から20質量%まで、例えば、0.1質量%から15質量%までの範囲の量(存在する場合)で存在してもよい。
使用し得る有機顔料の中に、カーボンブラック、D&C型顔料、及びカルミンコチニール、バリウム、ストロンチウム、カルシウム、又はアルミニウムをベースとするレーキが非限定的に挙げられる。
油溶性着色剤の非限定例として、スーダンレッド、D&CレッドNo.17、D&CグリーンNo.6、β-カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&CイエローNo.11、D&CバイオレットNo.2、D&CオレンジNo.5、及びキノリンイエローが挙げられる。
水溶性着色剤の非限定例として、ビート根のジュース及びメチレンブルーが挙げられる。
着色剤は、存在する場合、組成物の質量に対し0.1質量%から20質量%まで、例えば、0.1質量%から6質量%までの範囲の量(存在する場合)で存在してもよい。
その他の成分
例えば、セット中の、少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物は無水組成物、即ち、2質量%未満の水、例えば、0.5質量%未満の水を含み、例えば、水を含まない組成物であってもよく、存在する水は組成物の調製中に添加されないが、混合された成分によりもたらされた残留水に相当する。
少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物は、例えば、酸化防止剤、フィルム生成ポリマー、香料、防腐剤、ベントンの如き増粘剤、中和剤、湿潤剤、日よけ剤、ビタミン、保湿剤、並びに化粧及び/又は皮膚学上の活性成分から選ばれた少なくとも一種の通常の化粧成分を更に含んでもよい。
当然に、当業者はこのような任意の付加的な成分が本開示の少なくとも2種の固形組成物のセットの有益な性質がこのような添加により損なわれず、又は実質的に損なわれないことを確実にするのに適した量で選ばれ、かつ/又は存在することを確実にするであろう。
本開示の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセットは皮膚又は唇をメーキャップするための組成物、例えば、ファンデーション、アイシャドー、ブラッシャー、眼の下の環及び/又はたるみのコンシーラー、ボディメーキャップ、及びリップスティックであってもよい。本開示の一実施態様において、少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセットはリップスティックのセットである。
記載中、“含む”という用語は、その逆に明記されない限り、“少なくとも一種を含む”と同義であると理解されるべきである。
示された範囲は、その逆にことわらない限り、限界値を含む。
本開示が特別な実施態様を参照して記載されたが、これらの実施態様は本開示の原理及び適用の例示にすぎないことが理解されるべきである。それ故、多くの改良が例示の実施態様についてなされてよいこと、またその他の用意が特許請求の範囲に特定された本発明の精神及び範囲から逸脱しないで考案されてもよいことが理解されるべきである。
操作例、又は特に示された場合以外は、明細書及び特許請求の範囲に使用される成分の量、反応条件等を表す全ての数は全ての場合に“約”という用語により修飾されると理解されるべきである。それ故、逆に示されない限り、下記の明細書及び特許請求の範囲に示される数的パラメーターは本開示により得られようと探求される所望の性質に応じて変化し得る近似値である。いずれにしても、また特許請求の範囲への均等物の教義の適用を制限しようとする試みとしてではなく、夫々の数的パラメーターは有意なデジットの数及び通常の丸めアプローチに鑑みて解釈されるべきである。
本開示の広い範囲を示す数的範囲及びパラメーターは近似値であることにもかかわらず、特別な例に示された数値はできるだけ正確に報告される。しかしながら、あらゆる数値はそれらの夫々の試験測定に見られる標準偏差から必ず生じる或る種の誤差を本来含む。
下記の例は本開示を非限定様式で説明することを目的とする。
下記の組成物を有する幾つかのリップスティックをスティックの形態でつくった(組成物の全質量に対する質量%で表される量)。
オクチル-2ドデカノール 15.63%
ジtertブチル4-ヒドロキシトルエン 0.06%
イソプロピルラノレート 9.59%
比率50/20/10/10のラウリン酸/パルミチン酸/ 5%
セチル酸/ステアリン酸のトリグリセリド
(サソルからのソフチサン100)
保護されたアセチル化ラノリン 9.59%
フェニルトリメチルシロキシトリシロキサン 4.26%
ポリエチレンワックス(MW:500) 8.8%
(バレコからのポリワックス500)
ジ-イソ-ステアリルマレート 13.07%
液体ラノリン9.60
トリ-デシルトリ-メリテート 10.40%
微結晶性ワックス 4%
試験下の着色物質 10%
試験した組成物の全てが上記の基本配合を有し、それらは着色物質の性質を異にし、その物質は10質量%の量で存在した。
例1、2及び3
本開示に従う例
リップスティック例1は本開示の複合顔料を含んでいた。
例1に使用した着色物質は20nmの平均サイズ及び50m2/gの比表面積を有する二酸化チタンの無機コアー100質量部当り50質量部のD&CレッドNo.7として知られている有機顔料により構成され、1.3質量部のポリメチル水素シロキサンバインダーを使用してつくられた複合顔料であった。
例2のリップスティックは20nmの平均サイズ及び50m2/gの比表面積を有する二酸化チタンの無機コアー100質量部当り50質量部のFD&CイエローNo.5として知られている有機顔料により構成され、1.3質量部のポリメチル水素シロキサンバインダーを使用してつくられた本開示の複合顔料を含んでいた。
本開示による例3のリップスティックは20nmの平均サイズ及び50m2/gの比表面積の無機二酸化チタンコアー100質量部当り70質量部のFD&Cブルー1Alレーキとして知られている有機レーキを含み、ポリメチル水素シロキサンバインダーを使用してつくられた複合顔料を含んでいた。
例1、2、及び3は異なる色のリップスティックのセットを構成する。上記方法を使用して、これらの三つの組成物で得られたスティックの硬度を測定した。
例1のスティックについて測定された硬度は149g(即ち、1.46N)であった。
例2のスティックについて測定された硬度は167g(即ち、1.636N)であった。
例3のスティックについて測定された硬度は163g(即ち、1.597N)であった。
こうして、同じセット内のこれらの3種の組成物についての硬度の最大の差は18g(即ち、0.176N)であった。
比較例1、2及び3
上記基本配合を含み、下記の着色物質を混入する3種の組成物をつくった:比較例1について、D&CレッドNo.7として知られている有機顔料、比較例2について、FD&CイエローNo.5として知られている有機顔料、また比較例3について、FD&Cブルー1Alレーキとして知られている有機レーキ(3種の着色物質は組成物の夫々の10質量%の量で存在する)。
比較例1について、測定された硬度は117g(即ち、1.146N)であった。
比較例2について、測定された硬度は166g(即ち、1.626N)であった。
比較例3について、測定された硬度は155g(即ち、1.519N)であった。
こうして、硬度の比較的大きい差が比較例1、2、及び3により構成されたスティックのこの範囲について49g(即ち、0.48N)のオーダで得られた。
比較例4、5、及び6
3種のその他の組成物を10質量%の下記の着色物質を混入するリップスティックの形態でつくった。
比較例4はナノTiO2(6.21%)及び有機顔料D&CレッドNO.7(3.29%)の混合物を含んでいた。
比較例5はナノTiO2(6.21%)及び有機顔料FD&CレッドNO.5(3.29%)の混合物を含んでいた。
比較例6はナノTiO2(5.93%)及び有機レーキFD&Cブルー1Alレーキ(4.07%)の混合物を含んでいた。
測定された硬度は以下のとおりであった。
比較例4について、測定された硬度は106g(即ち、1.039N)であった。
比較例5について、測定された硬度は141g(即ち、1.382N)であった。
比較例6について、測定された硬度は143g(即ち、1.401N)であった。
こうして、スティックの所定の範囲におけるこれらの3種の組成物の間の硬度の差は37g(即ち、0.36N)であった。
行なわれた試験は複合顔料を含む本開示の少なくとも2種の固形組成物のセットを形成する例1、2、及び3の組成物が複合顔料中の着色物質の異なる性質にもかかわらず20g(即ち、0.196N)未満の硬度差を示したことを示す。

Claims (60)

  1. 以下を含む、皮膚、唇、爪、及び/又は毛髪への適用のための少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット:
    − 第一色を有する少なくとも一種の第一組成物であって該第一色が少なくとも一種の第一複合顔料が存在することによって少なくとも生じている組成物;及び
    − 第一色とは異なる第二色を有する少なくとも一種の第二組成物であって該第二色が少なくとも一種の第一複合顔料とは異なる少なくとも一種の第二複合顔料が存在することによって少なくとも生じている組成物;
    この場合、少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は、少なくとも一種の着色物質で少なくとも部分的に被覆されているコアーを含む粒子を含み、
    ただし、少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料の着色物質は異なり、かつ
    第一組成物と第二組成物の間の硬度の差は好ましくは25g(0.245N)以下である。
  2. 少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料のコアーは硬度の差が25g未満であるようなものである、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  3. 少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料が同じ材料のコアーを有することを特徴とする、請求項1又は2記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  4. 少なくとも3種の組成物の間の硬度の差が25g(0.245N)以下であり、かつ
    少なくとも一種の第一複合顔料、少なくとも一種の第二複合顔料、少なくとも一種の第三複合顔料の着色物質が異なることを条件とすることを特徴とする、少なくとも3種の組成物を含む、請求項1から3のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  5. 少なくとも5種の組成物の間の硬度の差が25g(0.245N)以下であり、かつ
    少なくとも一種の第一複合顔料、少なくとも一種の第二複合顔料、少なくとも一種の第三複合顔料、少なくとも一種の第四複合顔料、及び少なくとも一種の第五複合顔料の着色物質が異なることを条件とすることを特徴とする、少なくとも5種の組成物を含む、請求項1から4のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  6. 少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが無機であることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  7. 少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが有機であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  8. 少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料の着色物質被覆物が有機着色物質であることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  9. 組成物が唇への適用のためであることを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  10. 組成物がスティックの形態であることを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  11. 少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物がスティックを移動するために互に対して回転し得る少なくとも二つの部分を含むメカニズムで包装されることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  12. 少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物が少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料は別にして同じ成分を含むことを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  13. 少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物が少なくとも一種の溶媒を更に含むことを特徴とし、少なくとも一種の溶媒が少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物について同じであることを特徴とする、請求項1から12のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  14. 少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物が少なくとも一種のワックスを更に含むことを特徴とし、少なくとも一種のワックスが少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物について同じであることを特徴とする、請求項1から13のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  15. 少なくとも一種の第一組成物と少なくとも一種の第二組成物の間の硬度差が20g(0.196N)以下であることを特徴とする、請求項1から14のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  16. 少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物が少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料以外の着色物質を含まないことを特徴とする、請求項1から15のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  17. 少なくとも一種の第一組成物及び少なくとも一種の第二組成物の少なくとも一つが少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料とは異なる少なくとも一種の付加的な着色物質を含むことを特徴とし、少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が少なくとも一種の付加的な着色物質の量以上の量で存在することを特徴とする、請求項1から14のいずれか1項記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  18. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物の全質量に対し0.1質量%から30質量%までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から17のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  19. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物の全質量に対し0.5質量%から30質量%までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から18のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  20. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物の全質量に対し1質量%から20質量%までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から19のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  21. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物の全質量に対し1質量%から15質量%までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から20のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  22. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物の全質量に対し1質量%から10質量%までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から21のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  23. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが夫々1nmから100nmまでの範囲の平均サイズを有することを特徴とする、請求項1から22のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  24. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが夫々5nmから75nmまでの範囲の平均サイズを有することを特徴とする、請求項1から23のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  25. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが夫々10nmから50nmまでの範囲の平均サイズを有することを特徴とする、請求項1から24のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  26. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが夫々10m2/gから1,000m2/gまでの範囲の比表面積を有することを特徴とする、請求項1から25のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  27. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが夫々10m2/gから600m2/gまでの範囲の比表面積を有することを特徴とする、請求項1から26のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  28. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが夫々20m2/gから400m2/gまでの範囲の比表面積を有することを特徴とする、請求項1から27のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  29. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーが金属塩、金属酸化物、アルミナ、ガラス、セラミック、グラファイト、シリカ、ケイ酸塩、及び合成マイカから選ばれた少なくとも一種の材料を含むことを特徴とする、請求項1から28のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  30. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーがチタン、ジルコニウム、セリウム、亜鉛、鉄、紺青、クロム及びアルミニウムの酸化物から選ばれた金属酸化物を含むことを特徴とする、請求項1から29のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  31. 金属酸化物がチタン、鉄、セリウム、ジルコニウム、亜鉛、又はアルミニウムの酸化物から選ばれることを特徴とする、請求項1から30のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  32. 金属酸化物が二酸化チタンであることを特徴とする、請求項1から31のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  33. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーがアルミノシリケート及びホウケイ酸塩から選ばれた少なくとも一種のケイ酸塩を含むことを特徴とする、請求項29記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  34. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料のコアーがシリカを含むことを特徴とする、請求項29記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  35. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一有機着色物質及び/又は少なくとも一種の第二有機着色物質がコアー100質量部当り10質量部から500質量部までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から34のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  36. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質がコアー100質量部当り20質量部から250質量部までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から35のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  37. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質がコアー100質量部当り40質量部から125質量部までの範囲の量で存在することを特徴とする、請求項1から36のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  38. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質が少なくとも一種の有機顔料を含むことを特徴とする、請求項1から37のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  39. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質がカルミンコチニール、アゾ、アントラキノン、インジゴ、キサンテン、ピレン、キノリン、トリフェニルメタンの有機顔料及びフルオラン染料、並びに有機レーキ、不溶性ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アルミニウム塩、ジルコニウム塩、ストロンチウム塩及びチタン塩、並びに酸性染料から選ばれることを特徴とする、請求項1から38のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  40. 少なくとも一種の酸性染料がアゾ染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、キサンテン染料、ピレン染料、キノリン染料、トリフェニルメタン染料及びフルオラン染料、並びに少なくとも一つのカルボン酸基又はスルホン酸基を含むその他の染料から選ばれることを特徴とする、請求項39記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  41. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質がD&CブルーNo.4、D&CブラウンNo.1、D&CグリーンNo.5、D&CグリーンNo.6、D&CオレンジNo.4、D&CオレンジNo.5、D&CオレンジNo.10、D&CオレンジNo.11、D&CレッドNo.6、D&CレッドNo.7、D&CレッドNo.17、D&CレッドNo.21、D&CレッドNo.22、D&CレッドNo.27、D&CレッドNo.28、D&CレッドNo.30、D&CレッドNo.31、D&CレッドNo.33、D&CレッドNo.34、D&CレッドNo.36、D&CバイレットNo.2、D&CイエローNo.7、D&CイエローNo.8、D&CイエローNo.10、D&CイエローNo.11、FD&CブルーNo.1、FD&CグリーンNo.3、FD&CレッドNo.40、FD&CイエローNo.5、及びFD&CイエローNo.6から選ばれた有機顔料であることを特徴とする、請求項38記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  42. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質がD&CレッドNo.2アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.3アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.4アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.6アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.6バリウムレーキ、D&CレッドNo.6バリウム/ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.6ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.6カリウムレーキ、D&CレッドNo.7アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.7バリウムレーキ、D&CレッドNo.7カルシウムレーキ、D&CレッドNo.7カルシウム/ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.7ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.8ナトリウムレーキ、D&CレッドNo.9アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.9バリウムレーキ、D&CレッドNo.9バリウム/ストロンチウムレーキ、D&CレッドNo.9ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.10ナトリウムレーキ、D&CレッドNo.19アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.19バリウムレーキ、D&CレッドNo.19ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.21アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.21ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.22アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.27アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.27アルミニウム/チタン/ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.27バリウムレーキ、D&CレッドNo.27カルシウムレーキ、D&CレッドNo.27ジルコニウムレーキ、D&CレッドNo.28アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.30レーキ、D&CレッドNo.31カルシウムレーキ、D&CレッドNo.33アルミニウムレーキ、D&CレッドNo.34カルシウムレーキ、D&CレッドNo.36レーキ、D&CレッドNo.40アルミニウムレーキ、D&CブルーNo.1アルミニウムレーキ、D&CグリーンNo.3アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.4アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.5アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.5ジルコニウムレーキ、D&CオレンジNo.10アルミニウムレーキ、D&CオレンジNo.17バリウムレーキ、D&CイエローNo.5アルミニウムレーキ、D&CイエローNo.5ジルコニウムレーキ、D&CイエローNo.6アルミニウムレーキ、D&CイエローNo.7ジルコニウムレーキ、D&CイエローNo.10アルミニウムレーキ、FD&CブルーNo.1アルミニウムレーキ、FD&CレッドNo.4アルミニウムレーキ、FD&CレッドNo.40アルミニウムレーキ、FD&CイエローNo.5アルミニウムレーキ、及びFD&CイエローNo.6アルミニウムレーキから選ばれた有機レーキであることを特徴とする、請求項38記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  43. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料の少なくとも一種の第一着色物質及び/又は少なくとも一種の第二着色物質がカロファン及び/又は安息香酸アルミニウムを少なくとも含む有機支持体により担持された有機レーキを含むことを特徴とする、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  44. 少なくとも一種の第一複合顔料及び/又は少なくとも一種の第二複合顔料が少なくとも一種のバインダーを含むことを特徴とする、請求項1から43のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  45. 少なくとも一種のバインダーがシリコーン化合物、ポリマー化合物、少なくとも一種のオルガノシランを含むオリゴマー化合物、フルオロアルキル化オルガノシランのオルガノシラン、ポリシロキサン化合物、及びカップリング剤から選ばれた少なくとも一種の化合物を含むことを特徴とする、請求項44記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  46. 少なくとも一種のカップリング剤がシラン、チタネート、アルミネート、及び/又はジルコネートから選ばれることを特徴とする、請求項44記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  47. 少なくとも一種のバインダーが少なくとも一種のシリコーン化合物を含むことを特徴とする、請求項44記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  48. 少なくとも一種の第一組成物及び/又は少なくとも一種の第二組成物が二酸化チタンの未被覆粒子を含まないことを特徴とする、請求項1から47のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  49. 少なくとも一種の付加的な着色物質がスーダンレッド、D&CレッドNO.17、D&CグリーンNo.6、β−カロテン、ホホバ油、スーダンブラウン、D&CイエローNo.11、D&CバイオレットNo.2、D&CオレンジNo.5、及びキノリンイエローから選ばれた少なくとも一種の油溶性着色剤を含むことを特徴とする、請求項1から48のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  50. 少なくとも一種の第一着色物質及び少なくとも一種の第二着色物質がメラニンではないことを特徴とする、請求項1から49のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  51. 少なくとも一種の第一複合顔料及び少なくとも一種の第二複合顔料の夫々が30以上の飽和C*を有することを特徴とする、請求項1から50のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  52. 少なくとも一種の第一複合顔料及び第二複合顔料が干渉顔料ではないことを特徴とする、請求項1から51のいずれかに記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  53. 組成物がファンデーションであることを特徴とする、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  54. 組成物がアイシャドーであることを特徴とする、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  55. 組成物がブラッシャーであることを特徴とする、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  56. 組成物が眼の下の暗い円及び/又はたるみを隠すための物質であることを特徴とする、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  57. 組成物がボディメーキャップであることを特徴とする、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  58. 組成物がリップスティックであることを特徴とする、請求項1記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  59. 少なくとも一種のバインダーが有機であることを特徴とする、請求項44記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
  60. 少なくとも一種のバインダーが複合顔料の全質量に対し5質量%以下の量で存在することを特徴とする、請求項59記載の少なくとも2種の固形メーキャップ組成物のセット。
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