JP2005298410A - 面皰用の皮膚外用剤 - Google Patents
面皰用の皮膚外用剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005298410A JP2005298410A JP2004117421A JP2004117421A JP2005298410A JP 2005298410 A JP2005298410 A JP 2005298410A JP 2004117421 A JP2004117421 A JP 2004117421A JP 2004117421 A JP2004117421 A JP 2004117421A JP 2005298410 A JP2005298410 A JP 2005298410A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- external preparation
- mass
- comedones
- glycerin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】 1)多価アルコール14〜20質量%と、2)抗炎症剤0.01〜1質量%とを面皰用の皮膚外用剤に含有させる。前記多価アルコールとしては、1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールで構成されていることが好ましく、前記1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールの含有割合において、1,3−ブタンジオールがグリセリンに対して、1.5〜2.5倍質量含有していることが好ましく、ポリエチレングリコールがグリセリンに対して、0.7〜1.0倍質量含有していることが好ましい。前記抗炎症剤としては、グリチルリチン酸ジカリウムが好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)1)多価アルコール14〜20質量%と、2)抗炎症剤0.01〜1質量%とを含有することを特徴とする、面皰用の皮膚外用剤。
(2)前記多価アルコールが、1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールで構成されていることを特徴とする、(1)に記載の面皰用の皮膚外用剤。
(3)前記1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールの含有割合において、1,3−ブタンジオールがグリセリンに対して、1.5〜2.5倍質量含有していることを特徴とする、(2)に記載の面皰用の皮膚外用剤。
(4)前記1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールの含有割合において、ポリエチレングリコールがグリセリンに対して、0.7〜1.0倍質量含有していることを特徴とする、(2)又は(3)に記載の面皰用の皮膚外用剤。
(5)前記抗炎症剤が、グリチルリチン酸ジカリウムであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の面皰用の皮膚外用剤。
(6)抗炎症効果を訴求した、医薬部外品であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(7)包装形態に於いて、当該皮膚外用剤は抗炎症作用を有する医薬部外品である旨と、使用法において、適当量を取り、面皰などの炎症の存する部位に一日数回塗布して使用する旨と、配合された抗炎症成分により、炎症を鎮める作用を有する旨と、塗布により皮膚に異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、医師に相談すべき旨との表示を有することを特徴とする、(6)に記載の皮膚外用剤。
本発明の皮膚外用剤は、面皰の予防及び/又は治療用のものであって、多価アルコールを14〜20質量%、より好ましくは、15〜18質量%含有することを特徴とする。本発明の皮膚外用剤で使用できる多価アルコールとしては、化粧料や皮膚外用医薬品で使用されているものであれば特段の限定無く使用することが出来、例えば、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、ソルビトール、マルチトール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、2,4−ヘキシレングリコールなどが好ましく例示でき、これらは、唯一種でも、二種以上組み合わせて含有させても良い。好ましい形態としては、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール等の抗菌性多価アルコールと、グリセリン或いはジグリセリン等の直鎖3炭糖及び/又はそのエーテル及びポリエチレングリコールの様な水溶性高分子をそれぞれ含有する形態が好ましい。これは、抗菌性多価アルコールに於いては、プロピオニバクテリウム アクネス、ピティロスポルム オバーレ等の面皰関連菌の生育を抑制する作用が存し、直鎖3炭糖及び/又はそのエーテルにおいては、皮膚の真皮に水分を保持する機能が存し、水溶性高分子に於いては、皮膚表面で水分散逸を防ぐ作用が存するため、これらを組み合わせることにより、面皰の治療、予防に好適な環境が整えられるためである。これらの含有割合は、抗菌性多価アルコールの総質量が直鎖3炭糖、そのエーテル及び水溶性高分子の総質量に対して、1.5〜2.5倍であり、且つ、水溶性高分子の総質量が、直鎖3炭糖及びそのエーテルの総質量に対して、0.7〜1.0倍であることが好ましい。又、抗菌性多価アルコールとしては、1,3−ブタンジオールが好ましく、直鎖3炭糖或いはそのエーテルとしては、グリセリンが好ましく、水溶性高分子としては、ポリエチレングリコールが好ましく、該ポリエチレングリコールの平均分子量としては400〜4000が好ましく、平均分子量が400〜1000のものと、平均分子量が3000〜4000のものを等量混合して用いるのが特に好ましい。これはこの様な組合せが経皮的散逸水分量の抑制に有効であるためである。
本発明の皮膚外用剤では、抗炎症剤を0.01〜1質量%、より好ましくは、0.04〜0.08質量%含有することを必須構成要素とする。本発明の皮膚外用剤で使用できる抗炎症剤としては、例えば、グリチルリチン酸ジカリウム塩、ステアロイルグリチルレチン酸、キク科カモミールの抽出物等が好適に例示でき、これらの中ではグリチルリチン酸ジカリウムを用いることが好ましい。これらの成分は唯一種を含有させることも出来るし、2種以上を組み合わせて含有させることも出来る。特に好ましい形態は、グリチルリチン酸ジカリウムを0.05質量%含有し、後記の如く、医薬部外品とすることである。
本発明の皮膚外用剤は、上記必須成分を含有し、面皰用であることを特徴とする。本発明の皮膚外用剤としては、化粧料、化粧料であって医薬部外品に分類されるもの、皮膚外用医薬品等が好ましく例示でき、グリチルリチン酸ジカリウムを0.05質量%含有し、抗炎症作用を訴求した医薬部外品が特に好ましい。かかる医薬部外品に於いては、その使用態様を明確に表示することが、安全性と、効果を高めるための好ましい。かかる表示は、包装形態に於いて、当該皮膚外用剤は抗炎症作用を有する医薬部外品である旨と、使用法において、適当量を取り、面皰などの炎症の存する部位に一日数回塗布して使用する旨と、配合された抗炎症成分により、炎症を鎮める作用を有する旨と、塗布により皮膚に異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、医師に相談すべき旨とを明示することが好ましい。
グリセリン 4 質量%
PEG600 1.5質量%
PEG3200 1.5質量%
POE(60)硬化ヒマシ油 0.3質量%
リン酸水素2ナトリウム 0.1質量%
メチルパラベン 0.2質量%
10%グリチルリチン酸ジカリウム 0.5質量%
水 83.9質量%
PEG600 1.5質量%
PEG3200 1.5質量%
POE(60)硬化ヒマシ油 0.3質量%
リン酸水素2ナトリウム 0.1質量%
メチルパラベン 0.2質量%
10%グリチルリチン酸ジカリウム 0.5質量%
水 83.9質量%
1,3−ブタンジオール 11 質量%
グリセリン 4 質量%
POE(60)硬化ヒマシ油 0.3質量%
リン酸水素2ナトリウム 0.1質量%
メチルパラベン 0.2質量%
10%グリチルリチン酸ジカリウム 0.5質量%
水 83.9質量%
化粧料1を用いて、軽度の面皰に悩むパネラー17名を用いて、面皰改善の使用テストを行った。使用テストは12週間の使用期間で、皮膚科の医院にて、医師の監督下に行い、効果判定は面皰の減少数を、試験開始時の面皰数で除し、100を乗じた有効率として把握した。面皰の計数は医師が行った。その結果、このものの有効率は60.5%であり、実際の治験でも有効性が確認された。
Claims (7)
- 1)多価アルコール14〜20質量%と、2)抗炎症剤0.01〜1質量%とを含有することを特徴とする、面皰用の皮膚外用剤。
- 前記多価アルコールが、1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールで構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の面皰用の皮膚外用剤。
- 前記1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールの含有割合において、1,3−ブタンジオールがグリセリンに対して、1.5〜2.5倍質量含有していることを特徴とする、請求項2に記載の面皰用の皮膚外用剤。
- 前記1,3−ブタンジオール、グリセリン及びポリエチレングリコールの含有割合において、ポリエチレングリコールがグリセリンに対して、0.7〜1.0倍質量含有していることを特徴とする、請求項2又は3に記載の面皰用の皮膚外用剤。
- 前記抗炎症剤が、グリチルリチン酸ジカリウムであることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の面皰用の皮膚外用剤。
- 抗炎症効果を訴求した、医薬部外品であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の皮膚外用剤。
- 包装形態に於いて、当該皮膚外用剤は抗炎症作用を有する医薬部外品である旨と、使用法において、適当量を取り、面皰などの炎症の存する部位に一日数回塗布して使用する旨と、配合された抗炎症成分により、炎症を鎮める作用を有する旨と、塗布により皮膚に異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、医師に相談すべき旨との表示を有することを特徴とする、請求項6に記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004117421A JP2005298410A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | 面皰用の皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004117421A JP2005298410A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | 面皰用の皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005298410A true JP2005298410A (ja) | 2005-10-27 |
JP2005298410A5 JP2005298410A5 (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=35330391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004117421A Pending JP2005298410A (ja) | 2004-04-13 | 2004-04-13 | 面皰用の皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005298410A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017122073A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 花王株式会社 | 水系皮膚化粧料 |
-
2004
- 2004-04-13 JP JP2004117421A patent/JP2005298410A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017122073A (ja) * | 2016-01-08 | 2017-07-13 | 花王株式会社 | 水系皮膚化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008222653A5 (ja) | ||
JP4272132B2 (ja) | 毛髪用の化粧料 | |
JP2005289913A (ja) | くすみを改善する化粧料 | |
JP5068091B2 (ja) | 乳化剤形の皮膚外用剤 | |
JP2007223991A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2007297351A5 (ja) | ||
JP4250104B2 (ja) | アウトバス・トリートメント | |
JP2005298410A (ja) | 面皰用の皮膚外用剤 | |
JP2005187350A (ja) | ボディー・リンス化粧料 | |
JP2006062970A5 (ja) | ||
JP4147180B2 (ja) | ゲル状の皮膚外用剤 | |
JP2008222651A5 (ja) | ||
JP2006104141A (ja) | ゲル状化粧料 | |
JP2007099657A (ja) | 保湿用の液状化粧料 | |
JP2005179318A (ja) | 抗炎症皮膚外用医薬部外品 | |
JP2005154318A (ja) | カルボキシビニルポリマーを含有する皮膚外用剤 | |
JP2004010505A (ja) | 化粧料 | |
JP5688237B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH10114642A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2005220031A5 (ja) | ||
JP2005179317A5 (ja) | ||
JP2006137670A (ja) | ヘアトニック | |
JP4518810B2 (ja) | ジェル状化粧料 | |
JP2007269692A5 (ja) | ||
JP2006045081A (ja) | 皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070326 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20070326 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070326 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090218 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090417 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090519 |