JP2008222653A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2008222653A5
JP2008222653A5 JP2007064837A JP2007064837A JP2008222653A5 JP 2008222653 A5 JP2008222653 A5 JP 2008222653A5 JP 2007064837 A JP2007064837 A JP 2007064837A JP 2007064837 A JP2007064837 A JP 2007064837A JP 2008222653 A5 JP2008222653 A5 JP 2008222653A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external preparation
skin
oil
acid
poe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007064837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008222653A (ja
JP5057808B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2007064837A priority Critical patent/JP5057808B2/ja
Priority claimed from JP2007064837A external-priority patent/JP5057808B2/ja
Publication of JP2008222653A publication Critical patent/JP2008222653A/ja
Publication of JP2008222653A5 publication Critical patent/JP2008222653A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5057808B2 publication Critical patent/JP5057808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

この様な状況に鑑みて、本発明者らは、シワを改善する程の保湿性の付与力に優れる皮膚外用剤を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)アモジメチコンと、2)ソルビトール又はマルチトールとを含有する乳化剤形の皮膚外用剤がその様な特性を有していることを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す通りである。
(1)1)アモジメチコンと、2)ソルビトール又はマルチトールとを含有することを特徴とする、乳化剤形の皮膚外用剤。
(2)前記乳化剤形は、水中油乳化剤形であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)更に、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)更に、ユビデカレノンを含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れかに記載の皮膚外用剤。
(5)前記ユビデカレノンは、ベシクルの形態で含有されることを特徴とする、(4)に記載の皮膚外用剤。
(6)前記ベシクルは、水添リン脂質及びフィトステロールを含有することを特徴とする、(5)に記載の皮膚外用剤。
(7)1)アモジメチコンと、2)ソルビトール又はマルチトールと、3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩とを含有し、更に、4)ユビデカレノンと、5)水添リン脂質と、6)フィトステロールとを含有することを特徴とする、(1)〜(6)何れかに記載の皮膚外用剤。
本発明の皮膚外用剤においては、かかる成分以外に、通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサンポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、キシリトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤アントラニル酸系紫外線吸収剤サリチル酸系紫外線吸収剤桂皮酸系紫外線吸収剤ベンゾフェノン系紫外線吸収剤糖系紫外線吸収剤2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB 6 塩酸塩、ビタミンB 6 トリパルミテート、ビタミンB 6 ジオクタノエート、ビタミンB 2 又はその誘導体、ビタミンB 12 、ビタミンB 15 又はその誘導体等のビタミンB類α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。本発明の皮膚外用剤は、前記の必須成分、好ましい成分、任意成分を常法に従って処理することにより、製造することが出来る。斯くして得られた皮膚外用剤は、保湿性に優れ、以てシワを改善する効果を有する。
以下に示す表1の処方に従って、本発明の皮膚外用剤である、水中油乳化剤形の化粧料を製造した。即ち、イ、ロ、ハの成分を80℃に加温し、イにロを加え中和した後、これを攪拌下徐々にハに加え乳化し、攪拌冷却し、水中油乳化剤形の乳液1(化粧料)を得た。同様に操作して、アモジメチコンをポリエーテル変性シリコーン(「シリコーンKF6017」)に置換した比較例1、ソルビトールをグリセリンに置換した比較例2も同様に製造した。
<試験例1>
乳液1、比較例1及び比較例2について、テープストリッピングした上腕内側部の部位を用いて、経皮水分蒸散量(TEWL)をTewameter(Courage +Khazaka社製)を用いて測定した。即ち、テープストリッピングした後に、10分静置して、しかる後にTEWLを計測し、検体を部位1000mm 2 あたり、5mg投与し、10分間静置し、しかる後に再びTEWLを計測した。処置後のTEWLを処置前のTEWLで除し、100を乗じて、TEWL抑制率を求めた。この結果を表2に示す。これより、本発明の皮膚外用剤である、乳液1はTEWLを抑制する作用に優れることが分かる。
<試験例2>
健常皮膚に検体を部位1000mm 2 あたり、5mg投与し、10分間静置し、この部位のレプリカを採取し、これを斜め45℃より、光を照射し、照射面に全面積に対する、出来た陰影の総面積の百分率を計測し、皮膚の凹凸の指標とした。対象として無処置の部位も計測した。この角度からの光照射で出来る陰影は、深い凹凸によるものであり、通常は小じわの指標となる。結果を表3に示す。これより、本発明の皮膚外用剤は優れた小じわなどの凹凸補正効果を有することが分かる。
乳液1と同様に操作して、下記の表4に処方を示す、本発明の皮膚外用剤である、乳液2(化粧料)を作製した。このものの、試験例1によるTEWL抑制率は33%であり、試験例の陰影百分率は18%であった。アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又は塩がカルボキシビニルポリマーよりも好ましいことが分かる。
乳液1と同様に操作して、下記の表5に処方を示す、本発明の皮膚外用剤である、乳液3(化粧料)を作製した。このものの、試験例1によるTEWL抑制率は38%であり、試験例の陰影百分率は16%であった。ソルビトールに代えてマルチトールも使用できることが分かる。
乳液1と同様に操作して、下記の表6に処方を示す、本発明の皮膚外用剤である、乳液3(化粧料)を作製した。このものの、試験例1によるTEWL抑制率は42%であり、試験例の陰影百分率は13%であった。

Claims (7)

  1. 1)アモジメチコンと、2)ソルビトール又はマルチトールとを含有することを特徴とする、乳化剤形の皮膚外用剤。
  2. 前記乳化剤形は、水中油乳化剤形であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. 更に、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
  4. 更に、ユビデカレノンを含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  5. 前記ユビデカレノンは、ベシクルの形態で含有されることを特徴とする、請求項4に記載の皮膚外用剤。
  6. 前記ベシクルは、水添リン脂質及びフィトステロールを含有することを特徴とする、請求項に記載の皮膚外用剤。
  7. 1)アモジメチコンと、2)ソルビトール又はマルチトールと、3)アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩とを含有し、更に、4)ユビデカレノンと、5)水添リン脂質と、6)フィトステロールとを含有することを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の皮膚外用剤。
JP2007064837A 2007-03-14 2007-03-14 保湿性に優れる皮膚外用剤 Active JP5057808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064837A JP5057808B2 (ja) 2007-03-14 2007-03-14 保湿性に優れる皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007064837A JP5057808B2 (ja) 2007-03-14 2007-03-14 保湿性に優れる皮膚外用剤

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008222653A JP2008222653A (ja) 2008-09-25
JP2008222653A5 true JP2008222653A5 (ja) 2010-03-18
JP5057808B2 JP5057808B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=39841678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007064837A Active JP5057808B2 (ja) 2007-03-14 2007-03-14 保湿性に優れる皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5057808B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020958A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Hakutsuru Shuzo Kk シワ抑制用組成物
JP4795475B1 (ja) * 2010-04-15 2011-10-19 ワミレスコスメティックス株式会社 ウメ抽出物を含む剤
JP6704628B2 (ja) * 2014-02-18 2020-06-03 共栄化学工業株式会社 化粧料
SG11201907487XA (en) * 2017-02-21 2019-09-27 Sunstar Inc Oil-in-water emulsion composition
JP7378929B2 (ja) * 2018-12-27 2023-11-14 花王株式会社 リポソームの製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3130969B2 (ja) * 1991-07-26 2001-01-31 株式会社資生堂 皮膚化粧料
JP3504038B2 (ja) * 1995-07-17 2004-03-08 株式会社資生堂 皮膚乳化化粧料
JP3901618B2 (ja) * 2002-09-13 2007-04-04 株式会社資生堂 化粧のり向上用化粧料
DE102005037800A1 (de) * 2005-08-03 2007-02-08 Coty Deutschland Gmbh Kosmetische Emulsion

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010513221A5 (ja)
JP4854474B2 (ja) 乳化剤形の皮膚外用剤
JP2008115112A5 (ja)
JP2008019230A5 (ja)
JP2009084232A5 (ja)
JP2008297238A5 (ja)
JP2008222653A5 (ja)
JP5057808B2 (ja) 保湿性に優れる皮膚外用剤
JP5068091B2 (ja) 乳化剤形の皮膚外用剤
JP2008222651A5 (ja)
JP2007297351A5 (ja)
JP4726598B2 (ja) 水中油保湿皮膚外用剤
JP2007302611A5 (ja)
JP2007191406A5 (ja)
JP4842170B2 (ja) 固形の粉末化粧料
JP5015468B2 (ja) 紫外線ダメージからのリカバーに好適な皮膚外用剤
JP2009256255A5 (ja)
JP2008222650A5 (ja)
JP2007119419A5 (ja)
JP2008201681A5 (ja)
JP5068090B2 (ja) 乳化剤形の皮膚外用剤
JP2007137932A5 (ja)
JP2008150330A5 (ja)
JP4871624B2 (ja) 皮膚を柔軟にするための化粧料
JP2010030932A (ja) 皮膚外用剤