JP2005298259A - ガラスセラミック原料組成物、ガラスセラミック焼結体およびガラスセラミック多層基板 - Google Patents

ガラスセラミック原料組成物、ガラスセラミック焼結体およびガラスセラミック多層基板 Download PDF

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Abstract

【課題】 高信頼性を有し、高周波特性に優れたガラスセラミック多層基板を提供すること。
【解決手段】 SiO2:20〜40重量%、BaO:30〜60重量%、MgO:5〜20重量%、ZnO:0〜10重量%、Al23:0〜10重量%、B23:0〜10重量%からなるガラス粉末と、SiO2:50〜70重量%、BaO:10〜40重量%、MgO:0〜20重量%、Al23:0〜15重量%からなるセラミック粉末と、を含むガラスセラミック原料組成物を焼成してなり、BaO・2MgO・2SiO2を主とする結晶相を析出している複数のガラスセラミック絶縁層2と、複数のガラスセラミック絶縁層2の間に設けられるAg系導体パターン6と、を備えるガラスセラミック多層基板1。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ガラスセラミック原料組成物、ガラスセラミック焼結体およびガラスセラミック多層基板に関するもので、特に、1000℃以下の低温焼成によって得られ、半導体デバイスやチップ型積層コンデンサなどの表面実装部品を搭載することが可能なガラスセラミック多層基板に関するものである。
従来、半導体デバイスやチップ型積層コンデンサなどを搭載するための基板は、アルミナ基板が主流であった。アルミナ基板を得るためには、アルミナを主成分とするセラミックグリーンシートを約1600℃という高温で焼成しなければならない。そのため、アルミナからなるセラミックグリーンシートをもって内部導体パターンを有するセラミック多層基板を構成する場合には、内部導体パターンの材料としてタングステンやモリブデン等の高融点金属を用いなければならない。ところが、これらの高融点金属は比抵抗が大きく、特に高周波領域においては、信号の伝送損失を増大させる要因として無視できない。
そこで、たとえば、特開2003−201170号公報(特許文献1)に示されているように、内部導体パターンの材料としてAgなどの低抵抗金属の使用を可能にするガラスセラミック多層基板が注目されている。
特開2003−201170号公報
特開2003−101170号公報に開示されたガラスセラミック多層基板は、SiO2を30〜60モル%、BaOを20〜40モル%、MgOを0〜40モル%、ZnOを0〜40モル%、B23を0〜20モル%含むガラス粉末と、Al23を主とするセラミック粉末とからなるガラスセラミック原料組成物を焼成することによって得られるものである。
このガラスセラミック原料組成物は、1000℃以下での焼成が可能であるため、比抵抗の小さなAg系導体パターンと同時焼成することができ、さらに、得られたガラスセラミック多層基板は、BaO・Al23・2SiO2を主とする結晶相を析出し得るものであって、測定周波数10GHzでのQ値が400以上のように、高周波特性に優れた基板である。
しかしながら、このガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス中のSiO2やBaOを、BaO・Al23・2SiO2結晶相の構成成分として利用するものであるため、結晶相の析出量によってガラス相の組成が変動し、これに応じて、ガラスセラミック多層基板の特性も変動することがあった。
すなわち、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、特性の変動が少なく信頼性に優れ、さらに高周波帯域において優れた電気特性を有したガラスセラミック多層基板、ならびに、このガラスセラミック多層基板を形成する際に用いられるガラスセラミック原料組成物およびガラスセラミック焼結体を提供することにある。
すなわち、本発明は、酸化ケイ素をSiO2換算で20〜40重量%、酸化バリウムをBaO換算で30〜60重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で5〜20重量%、酸化亜鉛をZnO換算で0〜10重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜10重量%、酸化ホウ素をB23換算で0〜10重量%含有するガラス粉末と、酸化ケイ素をSiO2換算で50〜70重量%、酸化バリウムをBaO換算で10〜40重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で0〜20重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜15重量%含有するセラミック粉末と、を含むガラスセラミック原料組成物に係るものである。
また、本発明は、本発明のガラスセラミック原料組成物を焼成してなり、BaO・2MgO・2SiO2を主とする結晶相を析出しているガラスセラミック焼結体を提供するものである。
さらに、本発明は、本発明のガラスセラミック原料組成物を焼成してなり、BaO・2MgO・2SiO2を主とする結晶相を析出している複数のガラスセラミック絶縁層と、前記複数のガラスセラミック絶縁層の間に設けられるAg系導体パターンと、を備えるガラスセラミック多層基板を提供するものである。
本発明のガラスセラミック原料組成物は、酸化ケイ素をSiO2換算で20〜40重量%、酸化バリウムをBaO換算で30〜60重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で5〜20重量%、酸化亜鉛をZnO換算で0〜10重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜10重量%、酸化ホウ素をB23換算で0〜10重量%含有するガラス粉末と、酸化ケイ素をSiO2換算で50〜70重量%、酸化バリウムをBaO換算で10〜40重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で0〜20重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜15重量%含有するセラミック粉末と、を含むものであり、これを焼成した際に析出するBaO・2MgO・2SiO2主結晶相の構成成分が、ガラスだけでなく、セラミック中にも含まれているので、ガラス相の組成が変動しにくく、安定した特性を発揮するガラスセラミック焼結体が得られる。また、本発明のガラスセラミック多層基板によれば、本発明のガラスセラミック原料組成物を焼成してなるガラスセラミック絶縁層、さらにはAg系の導体パターンを備えるので、特性変動が少なく信頼性に優れ、さらに高周波帯域において優れた電気特性を発揮するガラスセラミック多層基板が得られる。
まず、本発明のガラスセラミック原料組成物ならびにガラスセラミック焼結体について説明する。
本発明のガラスセラミック原料組成物は、
・酸化ケイ素をSiO2換算で20〜40重量%、酸化バリウムをBaO換算で30〜60重 量%、酸化マグネシウムをMgO換算で5〜20重量%、酸化亜鉛をZnO換算で0〜10 重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜10重量%、酸化ホウ素をB23換算 で0〜10重量%含有するガラス粉末(A)と、
・酸化ケイ素をSiO2換算で50〜70重量%、酸化バリウムをBaO換算で10〜40重 量%、酸化マグネシウムをMgO換算で0〜20重量%、酸化アルミニウムをAl23換 算で0〜15重量%含有するセラミック粉末(B)と、
を含むものである。そして、本発明のガラスセラミック焼結体は、このガラスセラミック原料粉末を所望の形状に成形し、焼成してなるものであって、BaO・2MgO・2SiO2を主とする結晶相を析出している。
ここで、本発明のガラスセラミック原料組成物におけるガラス粉末(A)の組成限定理由を説明する。
ガラス粉末(A)中の酸化ケイ素は、ガラス粉末の20〜40重量%を占めている必要がある。酸化ケイ素の含有量がSiO2換算で20重量%未満であると、得られるガラスセラミック焼結体の結晶化度が低下し、そのQ値が低下する。特に、本発明においては、このガラス粉末がセラミック粉末と反応し、あるいは、ガラス中に、BaO・2MgO・2SiO2(BaMg2Si27)主結晶相、さらにはBaO・Al23・2SiO2(BaAl2Si28)副結晶相を析出し得るが、これらの結晶相の析出に伴い、ガラスセラミック焼結体のガラス相におけるSiO2成分が減少し、得られるガラスセラミック焼結体の耐湿性が低下する。他方、酸化ケイ素の含有量がSiO2換算で40重量%を超えると、ガラスの粘性が高くなり、ガラスセラミック焼結体が十分に焼結しない。なお、ガラス粉末中の酸化ケイ素の含有量は25〜35重量%が望ましい。
また、ガラス粉末(A)中の酸化バリウムは、ガラス粉末の30〜60重量%を占めている必要がある。この酸化バリウムは、後述する酸化マグネシウムや酸化アルミニウムと同様に、ガラスセラミック焼結体中に析出するBaO・Al23・2SiO2結晶相やBaO・Al23・2SiO2結晶相の構成成分であり、これらの結晶相の析出量を制御することで、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数がコントロールされる。なお、酸化バリウムの含有量がBaO換算で30重量%未満であると、主結晶相であるBaO・Al23・2SiO2結晶相や副結晶相であるBaO・Al23・2SiO2結晶相の析出量が低下し、ガラスセラミック焼結体のQ値が低下する。他方、酸化バリウムの含有量がBaO換算で60重量%を超えると、結晶相が析出した後のガラス相において、酸化バリウムが相当量残留し、これに伴って、ガラスセラミック焼結体の耐湿性が低下する。ガラス粉末中の酸化バリウムの含有量は35〜55重量%が望ましい。
また、ガラス粉末(A)中の酸化ホウ素は、ガラス粉末の0〜10重量%とする必要がある。この酸化ホウ素は主に融剤として作用するものである。ガラス粉末中に酸化ホウ素が含まれていなくてもよいが、ガラスの軟化温度を下げ、その粘性流動を促進するために、0.01重量%以上含まれていることが望ましい。なお、酸化ホウ素の含有量がB23換算で10重量%を超えると、ガラスセラミック焼結体の耐湿性が低下するとともに、ホウ素がめっき液に溶出しやすくなって、ガラスセラミック焼結体のめっき液に対する耐溶出性が低下する。ガラス粉末中の酸化ホウ素の含有量は2〜8重量%がさらに望ましい。
また、ガラス粉末(A)中の酸化マグネシウムは、ガラス粉末の5〜20重量%を占めている必要がある。この酸化マグネシウムは、ガラスの溶融温度を下げる作用を有するとともに、主結晶相であるBaO・2MgO・2SiO2の構成成分である。このBaO・2MgO・2SiO2結晶相は、得られるガラスセラミック焼結体の熱膨張係数を高くすることができ、その含有量がMgO換算で5重量%未満であると、主結晶相の析出量が少なく、特に、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数が9ppm/℃より低くなることがある。他方、その含有量がMgO換算で20重量%を超えると、主結晶相の析出量が多くなりすぎ、特に、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数が12ppm/℃より高くなることがある。なお、ガラス粉末中の酸化マグネシウムの含有量は8〜17重量%がさらに望ましい。
また、ガラス粉末(A)中の酸化亜鉛は、ガラス粉末の0〜10重量%とする必要がある。この酸化マグネシウムは、ガラス作製時の溶融温度を下げる作用を有する。ガラス粉末中に酸化亜鉛が含まれていなくてもよいが、ガラス粉末を作製しやすくするため、0.01重量%以上含まれていることが望ましい。なお、酸化亜鉛の含有量がZnO換算で10重量%を超えると、ガラスセラミック焼結体の耐湿性が低下するとともに、亜鉛がめっき液に溶出しやすくなって、ガラスセラミック焼結体のめっき液に対する耐溶出性が低下する。ガラス粉末中の酸化亜鉛の含有量は2〜8重量%がさらに望ましい。
また、ガラス粉末(A)中の酸化アルミニウムは、ガラス粉末の0〜10重量%とする必要がある。酸化アルミニウムは、ガラスの化学的安定性を向上させるものであり、ガラス粉末中に含まれていなくてもよいが、0.01重量%以上含まれていることが望ましい。また、酸化アルミニウムは、副結晶相であるBaO・Al23・2SiO2の構成成分であるが、この結晶相は、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数を低下させる傾向にあり、その含有量がAl23換算で10重量%を超えると、特に、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数が9ppm/℃より低くなることがあり、さらに、ガラスの粘性が高くなる傾向にあるため、得られるガラスセラミック焼結体が十分に焼結しない。なお、ガラス粉末中の酸化アルミニウムの含有量は2〜8重量%がさらに望ましい。
次に、本発明のガラスセラミック原料組成物におけるセラミック粉末(B)の組成限定理由を説明する。
セラミック粉末(B)の主成分は酸化ケイ素であり、酸化ケイ素はセラミック粉末の50〜70重量%を占めている必要がある。セラミック粉末中のSiO2は、BaO・2MgO・2SiO2結晶相やBaO・Al23・2SiO2結晶相の一構成成分に変化すると考えられ、その含有量が50重量%未満であると、得られるガラスセラミック焼結体の結晶化度が低下し、そのQ値が小さくなる。さらに、セラミック粉末中のSiO2は、焼成過程でガラス中に溶解し、Siを構成成分とする結晶相が析出した場合のガラス中のSiO2量が低下するのを抑制する役割を果たすと考えられ、その含有量が50重量%未満であると、ガラス中のSi成分量の低下を補うことができないため、ガラス相の耐湿性、つまりは、ガラスセラミック焼結体の耐湿性が低下する。他方、酸化ケイ素の含有量が70重量%を超えると、ガラスの粘性が高くなり、得られるガラスセラミック焼結体が十分に焼結しない。なお、セラミック粉末中の酸化ケイ素の含有量は55〜65重量%が望ましい。
上述のように、セラミック粉末は、焼成過程にてその成分の一部がガラス中に溶解して、ガラスの成分組成を変化させる。つまり、ガラスセラミック焼結体にて析出するBaO・2MgO・2SiO2結晶相の析出量やガラス相の組成は、ガラス粉末の組成のみではなく、セラミック粉末の組成にも影響されるため、この点から、酸化ケイ素、酸化バリウム、酸化マグネシウム等の組成を決定する必要がある。
また、セラミック粉末(B)の酸化バリウムは、セラミック粉末の10〜40重量%を占めている必要がある。セラミック粉末中の酸化バリウムは、焼成過程において、ガラス中に部分的に溶解し、ガラス中の酸化バリウム量を増大させる。上述したように、ガラスセラミック焼結体に析出する主結晶相はBaO・2MgO・2SiO2であり、特に、この結晶相の析出量を制御することで、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数をコントロールすることができる。なお、酸化バリウムの含有量が10重量%未満であると、BaO・2MgO・2SiO2結晶相やBaO・Al23・2SiO2結晶相の析出量が不足し、ガラスセラミック焼結体のQ値が低下する。他方、その含有量が40重量%を超えると、結晶が析出した後のガラス相において、酸化バリウムが相当量残ってしまい、それに伴って、ガラスセラミック焼結体の耐湿性が低下する。セラミック粉末中の酸化バリウムの含有量は15〜35重量%が望ましい。
また、セラミック粉末(B)の酸化マグネシウムは、セラミック粉末の0〜20重量%とする必要がある。セラミック粉末中の酸化バリウムは、焼成過程において、ガラス中に部分的に溶解し、ガラス中の酸化マグネシウム量を増大させるものであり、セラミック粉末中に含まれていなくてもよいが、0.01重量%以上含まれていることが望ましい。なお、この酸化マグネシウムは、ガラス作製時の溶融温度を下げる作用を有するとともに、主結晶相であるBaO・2MgO・2SiO2の構成成分として機能する。このBaO・2MgO・2SiO2結晶相は、得られるガラスセラミック焼結体の熱膨張係数を高くするものであり、酸化マグネシウムの含有量がMgO換算で20重量%を超えると、主結晶相の析出量が多くなりすぎ、特に、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数が12ppm/℃より高くなることがある。セラミック粉末中の酸化マグネシウムの含有量は5〜15重量%がさらに望ましい。
また、セラミック粉末(B)の酸化アルミニウムは、セラミック粉末の0〜15重量%とする必要がある。セラミック粉末中の酸化アルミニウムは、焼成過程において、ガラス中に部分的に溶解し、ガラス中の酸化アルミニウム量を増大させ、ガラスの化学的安定性を向上させるものである。酸化アルミニウムは、セラミック粉末中に全く含まれていなくてもよいが、0.01重量%以上含まれていることが望ましい。なお、酸化アルミニウムは、BaO・Al23・2SiO2副結晶相の構成成分であるが、この結晶相は、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数を低下させる傾向にあり、その含有量がAl23換算で15重量%を超えると、特に、ガラスセラミック焼結体の熱膨張係数が9ppm/℃より低くなることがあり、さらに、ガラスの粘性が高くなる傾向にあるため、得られるガラスセラミック焼結体が十分に焼結しない。なお、セラミック粉末中の酸化アルミニウムの含有量は3〜12重量%がさらに望ましい。
本発明において、ガラスセラミック原料組成物は、ガラス粉末を50〜65重量%、セラミック粉末を35〜50重量%含有することが望ましい。ガラス粉末の含有量が50重量%未満であり、セラミック粉末の含有量が50重量%を超えると、セラミック焼結体を十分に焼結することが困難であり、また、セラミック焼結体の耐湿性が低下する傾向があり、他方、ガラス粉末の含有量が65重量%を超え、セラミック粉末の含有量が35重量%未満であると、セラミック焼結体の熱膨張係数が小さくなる傾向がある。なお、ガラス粉末の含有量は53〜62重量%、セラミック粉末の含有量は38〜47重量%がさらに望ましい。
また、本発明において、ガラスセラミック原料組成物は、上述したガラス粉末およびセラミック粉末に加えて、さらに、酸化セリウムをCeO2換算で5重量%以下、および/または、酸化チタンをTiO2換算で5重量%以下の割合で含有することが望ましい。酸化セリウムは酸化剤としての役割を有しており、脱バインダ時の残留炭素量の低下、さらには、Ag系導体パターンと同時焼成したときの黄着色化の防止に寄与する。酸化チタンの含有量がガラスセラミック原料組成物の5重量%を超えると、Agを主成分とする導体パターンの表面に無電解めっきあるいは電解めっきを施すに際し、ガラスセラミック焼結体(素体)の表面にまで、めっき膜が異常析出することがある。また、酸化チタンは、得られるガラスセラミック焼結体の強度向上に寄与するものであるが、その含有量がガラスセラミック原料組成物の5重量%を超えると、ガラスセラミック焼結体のQ値が低下し、高周波帯域における損失が大きくなる傾向にある。
次に、本発明のガラスセラミック多層基板を、図1を参照に、説明する。
図1に示すガラスセラミック多層基板1は、本発明のガラスセラミック原料組成物を焼成してなり、主結晶相としてBaO・2MgO・2SiO2結晶相を析出した複数のガラスセラミック絶縁層2と、この複数のガラスセラミック絶縁層の間に設けられたAg系導体パターンとを備える。
ガラスセラミック多層基板1の一方主面3aには、Agを主成分とする表面導体パターン4が形成されている。表面導体パターン4上には、シリコンやGaAs等の半導体デバイス8a、8c、チップ型積層コンデンサ8b等の表面実装部品が、はんだを介して接続されている。また、ガラスセラミック多層基板1の他方主面3bには、Agを主成分とする表面導体パターン5が形成されており、この表面導体パターン5は、ガラスセラミック多層基板1を図示しないマザーボード(プリント配線基板)に電気的に接続するための外部端子電極としての役割を果たす。これらのAg系導体パターンは、タングステンやモリブデン等の高融点金属に比べて比抵抗が小さく、高周波帯域においても優れた電気伝導性を示す。なお、表面導体パターン4、6の表面には、NiやAu等のめっき膜が形成されていてもよい。
また、ガラスセラミック多層基板1において、複数のガラスセラミック絶縁層2の間には、内部導体パターン6、7が設けられている。内部導体パターン6は、各ガラスセラミック絶縁層3の界面に配置された面内導体であり、内部導体パターン7は、各ガラスセラミック絶縁層3を貫通し、面内導体同士を三次元的に接続するためのビア導体である。この内部導体パターン6、7により、ガラスセラミック多層基板1内に、インダクタンス素子やキャパシタ素子等の受動素子や配線導体が形成されている。
そして、各ガラスセラミック絶縁層2には、BaO・2MgO・2SiO2(BaMg2Si27)を主とする結晶相(主結晶相)、さらにはBaO・Al23・2SiO2(BaAl2Si28)からなる結晶相(副結晶相)が析出している。これらの結晶相の析出は、ガラスセラミック絶縁層2の熱膨張係数の制御、Q値の向上、比誘電率の制御等に大きく寄与するものである。
ガラスセラミック多層基板1は、以下のような方法により作製される。
まず、SiO2、BaCO3、Mg(OH)2、ZnO、Al23、B23等の原料粉末を、所定の割合で秤量し、得られた混合物をるつぼにて溶融し、得られたガラス融液を急冷して、ガラスカレットを作製する。次いで、得られたガラスカレットを粗粉砕し、さらにボールミル等を用いて微粉砕することによって、ガラス粉末(A)を得る。
他方、SiO2、BaCO3、Mg(OH)2、Al23等の原料粉末を、所定の割合で秤量し、得られた混合物を仮焼した後、ボールミル等で微粉砕することによって、セラミック粉末(B)を得る。
そして、ガラス粉末(A)およびセラミック粉末(B)、さらに必要に応じて、酸化セリウムや酸化チタンを所定の重量比となるように混合する。
次に、得られた混合粉末に、トルエン、キシレン、アルコール等の溶剤、アクリル樹脂やブチラール樹脂等のバインダ、ジブチルフタレートやジコクチルフタレート等の可塑剤を加えて混練し、スラリーを作製する。次に、このスラリーをドクターブレード法によりシート状に成形して、焼成後にガラスセラミック絶縁層となるセラミックグリーンシートを作製する。なお、たとえば、溶剤は、ガラス粉末(A)およびセラミック粉末(B)の混合粉末100重量部に対して1〜30重量部、バインダは3〜30重量部、をそれぞれ加えることができる。
次に、上記のセラミックグリーンシートにビア導体形成用孔をパンチングやレーザー加工等によって形成し、この孔に、Ag粉末を主とするAg系導電性ペーストを充填する。その後、Ag粉末を主とするAg系導電性ペーストをスクリーン印刷によって所定パターンとなるように印刷する。
次に、得られたセラミックグリーンシートを所定枚数積層して、導体パターンおよびビア導体が形成されたセラミック積層体を作製する。次に、プレス機によりセラミック積層体を圧着した後、空気中等の酸化性雰囲気中、780〜1000℃、特に具体的に言えば900℃、で焼成する。なお、表面導体パターンは、セラミック積層体と同時焼成することにより形成してもよいし、セラミック積層体の焼成後、焼き付けることによって形成してもよい。また、表面導体パターンの表面には、NiやAu等のめっき膜を無電解めっき法や電解めっき法に基づいて形成することが好ましい。その後、半導体デバイスやチップ型積層コンデンサ等の表面実装部品を、表面導体パターンにはんだ等の導電材を介して接続することによって、図1に示すセラミック多層基板1が得られる。
なお、得られたガラスセラミック絶縁層には、上述したように、BaO・2MgO・2SiO2(BaMg2Si27)主結晶相、さらにはBaO・Al23・2SiO2(BaAl2Si28)副結晶相が析出している。すなわち、本発明によれば、これら結晶相の構成成分が、ガラスだけでなく、セラミック中にも含まれているので、ガラス相の組成が変動しにくく、特性変動が少なく信頼性に優れ、さらに高周波帯域において優れた電気特性を発揮するガラスセラミック多層基板が得られる。
以上、本発明のガラスセラミック多層基板を具体的な構成に基づいて説明したが、本発明のガラスセラミック基板は、上述の構成に限定されるものではない。
たとえば、本発明のガラスセラミック多層基板は、上述したごとき、その主面に各種の表面実装部品を搭載し、その内部にインダクタやコンデンサ、さらには抵抗を有するような機能基板であってもよいし、あるいは、表面実装部品が搭載されていない単機能部品用基板であってもよい。
このように、本発明のガラスセラミック多層基板は、信頼性や高周波特性に優れているので、たとえば、自動車電話、業務用・家庭用無線機器、携帯電話機器等のように、各種マイクロ波・ミリ波対応の電子部品用基板として好適に用いられる。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
まず、SiO2粉末、BaCO3粉末、Mg(OH)2粉末、ZnO粉末、Al23粉末およびB23粉末を、下記表1に示す割合で秤量し、その混合物を白金るつぼにて1500〜1600℃で溶融した。その後、得られたガラス融液を急冷ロールに流し出し、ガラスカレットを作製した。次いで、得られたガラスカレットを粗粉砕し、さらにボールミルで微粉砕することによって、下記表1のG1〜G18で示される組成のガラス粉末を得た。なお、このガラス粉末の平均粒径(D50)は1.0〜1.5μmであった。
Figure 2005298259
また、SiO2粉末、BaCO3粉末、Mg(OH)2粉末およびAl23粉末を、下記表2に示す割合で秤量し、その混合物を800〜1100℃で仮焼した後、ボールミルで微粉砕することによって、下記表2のF1〜F12で示される組成のセラミック粉末を得た。なお、このセラミック粉末の平均粒径(D50)は1.2〜1.7μmであった。
Figure 2005298259
次いで、下記表3に示す割合で、G1〜G18で示される組成のガラス粉末とF1〜F12で示される組成のセラミック粉末とを混合し、必要に応じて、表3に示す割合のCeO2粉末、TiO2粉末を加え、さらに適量の溶剤、バインダおよび可塑剤を加え、これを十分に混合してスラリー化した後、十分に脱泡し、ドクターブレード法によって、厚さ100μmのセラミックグリーンシートを作製した。
次いで、まず、得られたセラミックグリーンシートを10枚積層してプレス機により圧着し、空気中、900℃で30分間焼成して、Q値、比誘電率εr、熱膨張係数α、焼結度等を評価するためのガラスセラミック多層基板を得た。また、得られたセラミックグリーンシート上にスクリーン印刷によりAgペーストを印刷し、これを10mm×10mmの方形状にカットした後、得られたセラミックグリーンシートを10枚積層してプレス機により圧着し、空気中、900℃で30分間焼成することによって、耐湿性を評価するための素子厚み50μmのガラスセラミック多層基板(チップ型積層コンデンサ)を得た。
次いで、得られたガラスセラミック多層基板について、Q値、比誘電率εr、熱膨張係数α、焼結度を測定した。また、得られたチップ型積層コンデンサについて、耐湿性を測定した。
なお、表3において、Q値および比誘電率εrは、摂動法により、測定周波数12GHzにて測定した値であり、熱膨張係数α(単位ppm/℃)は、押棒式熱膨張計を用い、室温〜600℃で測定した値の平均値である。また、耐湿性は、温度121℃、湿度95%RHの環境下(2atm)で100時間保持後、負荷電圧50Vで絶縁抵抗IRを測定することにより評価した。表3中の値は、log(IR/Ω)である。また、焼結度は、ガラスセラミック多層基板の断面の気孔率をSEM(走査型電子顕微鏡)観察写真の画像解析により測定し、100%から該気孔率を引いた値である。
なお、図示しないが、サンプルNo.F2のセラミック粉末について、粉末X線回折法(XRD)により、SiO2(クォーツ)のピーク値を測定したところ、このセラミック粉末は主結晶相がSiO2(クォーツ)であることを確認した。
また、サンプルNo.2のガラスセラミック多層基板について、粉末X線回折法(XRD、ターゲット:Cu、管電圧/管電流=35kV/25mA)により、析出した結晶相を同定した結果、図2に示すように、BaO・2MgO・2SiO2が主たる結晶相として析出していることを確認できた。
また、サンプルNo.2のガラスセラミック多層基板について、焼成前(500℃での脱バインダ後)のセラミックグリーンシートにおけるSiO2(クォーツ)のピーク強度と、焼成後(ガラスセラミック焼結体)におけるSiO2(クォーツ)のピーク強度と比較した結果、図2に示すように、セラミック粉末に存在したクォーツの約50%はガラスに溶解もしくは他の結晶相の一構成成分に変化していることを確認した。
Figure 2005298259
表3に示したサンプルNo.2〜3、6〜8、15〜18、20、26〜36のガラスセラミック多層基板は、その原料組成物として、酸化ケイ素をSiO2換算で20〜40重量%、酸化バリウムをBaO換算で30〜60重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で5〜20重量%、酸化亜鉛をZnO換算で0〜10重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜10重量%、酸化ホウ素をB23換算で0〜10重量%含有するガラス粉末50〜65重量%と、酸化ケイ素をSiO2換算で50〜70重量%、酸化バリウムをBaO換算で10〜40重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で0〜20重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜15重量%含有するセラミック粉末35〜50重量%とを含むガラスセラミック原料組成物が用いられているので、12GHzにおけるQ値:300以上、比誘電率εr:9以下、熱膨張係数α:9〜12ppm/℃、耐湿性(log(IR/Ω)):10以上、焼結度:97%以上のように、信頼性や高周波特性に優れたガラスセラミック多層基板となった。
なお、TiO2の添加量が5重量%を超えたサンプルNo.33のガラスセラミック多層基板は、Q値が低くなる傾向にあった。また、CeO2の添加量が5重量%を超えたサンプルNo.36のガラスセラミック多層基板においては、Pd活性化処理後、60℃の無電解Niめっき液(奥野製薬製:トップケミアロイB−1)に30分浸漬し、表面電極に無電解Niめっきを施したところ、ガラスセラミック素体上にもめっきが析出してしまった。すなわち、めっきの異常析出が見られた。
また、サンプルNo.1のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のSiO2含有量が少なく、12GHzにおけるQ値が300を下回ってしまった。他方、サンプルNo.4のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のSiO2含有量が多く、焼結度が低く、また、十分な耐湿性が得られなかった。
また、サンプルNo.5のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のBaO含有量が多く、十分な耐湿性が得られなかった。他方、サンプルNo.9のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のBaO含有量が少なく、12GHzにおけるQ値が300を下回ってしまった。
また、サンプルNo.10のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のMgO含有量が多く、熱膨張係数αが12ppm/℃を超えてしまった。他方、サンプルNo.11のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のMgO含有量が少なく、熱膨張係数αが9ppm/℃を下回ってしまった。
また、サンプルNo.12のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のZnO含有量が多く、十分な耐湿性が得られなかった。また、サンプルNo.13のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のAl23含有量が多く、熱膨張係数αが9ppm/℃を下回ってしまい、また、十分な焼結度が得られなかった。 さらに、サンプルNo.14のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のB23含有量が多く、十分な耐湿性が得られなかった。
また、サンプルNo.19のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるセラミック粉末中のSiO2含有量が少なく、12GHzにおけるQ値が300を下回ってしまい、また、十分な耐湿性が得られなかった。他方、サンプルNo.22のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるセラミック粉末中のSiO2含有量が多く、焼結度が低く、また、十分な耐湿性が得られなかった。
また、サンプルNo.23のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるセラミック粉末中のBaO含有量が多く、十分な耐湿性が得られなかった。他方、サンプルNo.24のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるガラス粉末中のBaO含有量が少なく、12GHzにおけるQ値が300を下回ってしまった。
また、サンプルNo.25のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるセラミック粉末中のMgO含有量が多く、熱膨張係数αが12ppm/℃を超えてしまった。さらに、サンプルNo.26のガラスセラミック多層基板は、原料組成物であるセラミック粉末中のAl23含有量が多く、熱膨張係数αが9ppm/℃を下回ってしまった。
本発明に係るガラスセラミック多層基板の一例を示す概略断面図である。 サンプルNo.2のガラスセラミック焼結体についてのXRDチャート図である。
符号の説明
1…ガラスセラミック多層基板
2…ガラスセラミック絶縁層
3a…一方主面
3b…他方主面
4、5…表面導体パターン
6…内部導体パターン(面内導体)
7…内部導体パターン(ビア導体)
8a、8b、8c…表面実装部品

Claims (10)

  1. 酸化ケイ素をSiO2換算で20〜40重量%、酸化バリウムをBaO換算で30〜60重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で5〜20重量%、酸化亜鉛をZnO換算で0〜10重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜10重量%、酸化ホウ素をB23換算で0〜10重量%含有するガラス粉末と、
    酸化ケイ素をSiO2換算で50〜70重量%、酸化バリウムをBaO換算で10〜40重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で0〜20重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜15重量%含有するセラミック粉末と、
    を含む、ガラスセラミック原料組成物。
  2. 前記ガラス粉末を50〜65重量%、前記セラミック粉末を35〜50重量%含有する、請求項1に記載のガラスセラミック原料組成物。
  3. さらに、酸化セリウムをCeO2換算で5重量%以下、および/または、酸化チタンをTiO2換算で5重量%以下の割合で含有する、請求項1または2に記載のガラスセラミック原料組成物。
  4. 酸化ケイ素をSiO2換算で20〜40重量%、酸化バリウムをBaO換算で30〜60重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で5〜20重量%、酸化亜鉛をZnO換算で0〜10重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜10重量%、酸化ホウ素をB23換算で0〜10重量%含有するガラス粉末と、
    酸化ケイ素をSiO2換算で50〜70重量%、酸化バリウムをBaO換算で10〜40重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で0〜20重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜15重量%含有するセラミック粉末と、
    を含むガラスセラミック原料組成物を焼成してなり、BaO・2MgO・2SiO2を主とする結晶相を析出している、ガラスセラミック焼結体。
  5. 前記ガラスセラミック原料組成物は、前記ガラス粉末を50〜65重量%、前記セラミック粉末を35〜50重量%含有する、請求項4に記載のガラスセラミック焼結体。
  6. 前記ガラスセラミック原料組成物は、さらに、酸化セリウムをCeO2換算で5重量%以下、および/または、酸化チタンをTiO2換算で5重量%以下の割合で含有する、請求項4または5に記載のガラスセラミック焼結体。
  7. 酸化ケイ素をSiO2換算で20〜40重量%、酸化バリウムをBaO換算で30〜60重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で5〜20重量%、酸化亜鉛をZnO換算で0〜10重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜10重量%、酸化ホウ素をB23換算で0〜10重量%含有するガラス粉末と、酸化ケイ素をSiO2換算で50〜70重量%、酸化バリウムをBaO換算で10〜40重量%、酸化マグネシウムをMgO換算で0〜20重量%、酸化アルミニウムをAl23換算で0〜15重量%含有するセラミック粉末と、を含むガラスセラミック原料組成物を焼成してなり、BaO・2MgO・2SiO2を主とする結晶相を析出している、複数のガラスセラミック絶縁層と、
    前記複数のガラスセラミック絶縁層の間に設けられるAg系導体パターンと、
    を備える、ガラスセラミック多層基板。
  8. 前記ガラスセラミック原料組成物は、前記ガラス粉末を50〜65重量%、前記セラミック粉末を35〜50重量%含有する、請求項7に記載のガラスセラミック多層基板。
  9. 前記ガラスセラミック原料組成物は、さらに、酸化セリウムをCeO2換算で5重量%以下、および/または、酸化チタンをTiO2換算で5重量%以下の割合で含有する、請求項7または8に記載のガラスセラミック多層基板。
  10. 一方主面上に表面実装部品を搭載してなる、請求項7〜9のいずれかに記載のガラスセラミック多層基板。
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