JP2005298081A - 織布の巻取方法とアダプター - Google Patents
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Abstract
【課題】 極薄地ガラスクロス等の織布を巻き取り芯管に巻き取る方法において、しわ、巻き崩れ、目曲がり等の発生しにくい巻取方法、又はその後の解反方法を提供する。
【解決手段】 外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る、又は解反する方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに、内外径可変のアダプターを取り付け、巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管に織布を巻き取る、又は解反することを特徴とする巻取方法、又は解反方法。
【選択図】 図1
【解決手段】 外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る、又は解反する方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに、内外径可変のアダプターを取り付け、巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管に織布を巻き取る、又は解反することを特徴とする巻取方法、又は解反方法。
【選択図】 図1
Description
本発明は織布を巻き取り芯管に巻き取る方法、又は織布を巻き取った巻き取り芯管から織布を解反する方法に関するものであり、特に厚さが10〜100μmの極薄地ガラスクロスの巻取方法、又は解反方法に関するものである。
現在、電子機器に用いられるプリント配線板はモバイル化、デジタル化に伴う小型化に対応するために、急速に電子回路の細線化、小径化、高密度化が進行している。このプリント配線板の絶縁材料としては、樹脂、または樹脂と織布、若しくは不織布等の基材との組合せが使用されている。その中でも、ガラスクロスをエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂(以下、マトリックス樹脂という。)に含浸させて得られるプリプレグを加熱加圧によって硬化させた積層板が広く使用されているが、該ガラスクロスとして厚さが10〜100μmのガラスクロス(以下、極薄地ガラスクロスという。)の使用が急速に拡大してきている。
ガラスクロスの製品形態としては、巻き取り芯管に長さ数千mのガラスクロスをロ―ル状に巻き取ったものが常用されているが、前述の電子回路の細線化、小径化、高密度化に伴い、品質要求が一段と厳しくなってきている。特に、薄いが故に風合いがやわらかい極薄地ガラスクロスにおいては、巻き取り時の張力を高くするとしわ、目曲がり等の品質上の欠陥が発生しやすく、逆に巻き取り時の張力を低くすると巻き崩れが発生しやすいという問題があった。また、巻き取り速度を上げることが困難であるという問題があった。
これらの問題は、プリント配線板用の基材が、硬化後のマトリックス樹脂より高い剛性を有する材料からなる糸を製織することによって可撓性を持たせた織布である場合は、炭素繊維等の他の基材であっても共通に存在する問題である。
一方、織布と比較して剛性がより高くさらに可撓性に乏しい金属鋼帯をリールに巻き取る装置においては、鋼帯コイルの内径を調質圧延条件に合わせて変更するためにリールにとりつけるリール外径変更装置、またはリール径変更用アタッチメントが種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
これらの問題は、プリント配線板用の基材が、硬化後のマトリックス樹脂より高い剛性を有する材料からなる糸を製織することによって可撓性を持たせた織布である場合は、炭素繊維等の他の基材であっても共通に存在する問題である。
一方、織布と比較して剛性がより高くさらに可撓性に乏しい金属鋼帯をリールに巻き取る装置においては、鋼帯コイルの内径を調質圧延条件に合わせて変更するためにリールにとりつけるリール外径変更装置、またはリール径変更用アタッチメントが種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
本発明は、極薄地ガラスクロス等の織布を巻き取り芯管に巻き取る方法において、しわ、巻き崩れ、目曲がり等の発生しにくい巻取方法、及び該巻取方法に使用するアダプター、並びに織布を巻き取った巻き取り芯管から織布を解反する方法、及び該解反方法に使用するアダプターを提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決するために検討した結果、しわ、巻き崩れ、目曲がり等の欠陥が巻き取り芯管に近い内層部に発生しやすいことに着目した。そこで、織布を巻き取るための巻き取り芯管の曲率を大きくすることにより、これらの欠陥の少ない品質が良好な織布が得られるのではないかとの着想に基づき、巻取装置のシャフト径を太くして内径の大きな巻き取り芯管を使用する方法を検討した結果、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明の一は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに内外径可変のアダプターを取り付け、巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管に織布を巻き取ることを特徴とする巻取方法である。
すなわち、本発明の一は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに内外径可変のアダプターを取り付け、巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管に織布を巻き取ることを特徴とする巻取方法である。
本発明の二は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る方法であって、巻き取り芯管の内側に内外径可変のアダプターを取り付け、該巻き取り芯管を該アダプターを介して外径を小さくした状態のシャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管に織布を巻き取ることを特徴とする巻取方法である。
本発明の三は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を巻き取った巻き取り芯管から織布を解反する方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに内外径可変のアダプターを取り付け、該巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管から織布を解反することを特徴とする解反方法である。
本発明の三は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を巻き取った巻き取り芯管から織布を解反する方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに内外径可変のアダプターを取り付け、該巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管から織布を解反することを特徴とする解反方法である。
本発明の四は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を巻き取った巻き取り芯管から織布を解反する方法であって、該巻き取り芯管の内側に内外径可変のアダプターを取り付け、該巻き取り芯管を該アダプターを介して外径を小さくした状態のシャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管から織布を解反することを特徴とする解反方法である。
また、本発明の五は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る、又は該巻き取り芯管から織布を解反する時に該シャフトと該巻き取り芯管の間に取り付けるアダプターであって、環状部材からなり、内外径変更手段を有することを特徴とするアダプターである。
また、本発明の五は、外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る、又は該巻き取り芯管から織布を解反する時に該シャフトと該巻き取り芯管の間に取り付けるアダプターであって、環状部材からなり、内外径変更手段を有することを特徴とするアダプターである。
該アダプターにおいては、該環状部材が複数の円弧状部分部材に分割されており、該内外径変更手段が弾性体であることが好ましく、該弾性体が円環状コイルバネであることがより好ましい。また、該円弧状部分部材の幅固定手段を有することが好ましく、該幅固定手段が該環状部材の側端面に固定された2枚の環状プレートであることがより好ましい。さらに、該環状部材が外周面に切り欠き凹部を有することが好ましい。さらに、該環状部材が外周面の幅方向の片方の端部にストッパー用凸部を有することが好ましい。
本発明の巻取方法は、極薄地ガラスクロス等の織布を巻き取り芯管に巻き取るにあたって、しわ、巻き崩れ、目曲がり等の品質上の欠陥の発生を抑止する効果を有する。また、本発明のアダプターによって、シャフトの細い巻取装置において上記巻取方法、又は上記解反方法を実現することができる。
本発明について、極薄地ガラスクロスを巻き取り芯管に巻き取る方法を例として、以下具体的に説明する。
なお、本明細書において「幅」とはガラスクロスの幅方向(すなわち巻き取り装置のシャフト、及び巻き取り芯管の長手方向)の寸法を意味するものとする。 プリント基板用のガラスクロスは、直径が3〜9μm程度の単糸を20〜1000本程度集束したガラス糸を経糸及び緯糸として、20〜100本/25mmの織密度で製織することによって製造される。極薄地ガラスクロスを得るためには、単糸の直径を3〜5μmとすること、単糸の集束本数を20〜100本とすること、並びに経糸、及び緯糸の織密度を20〜60本/25mmとすることからなる群から選択される少なくとも1つを行うことが好ましい。
なお、本明細書において「幅」とはガラスクロスの幅方向(すなわち巻き取り装置のシャフト、及び巻き取り芯管の長手方向)の寸法を意味するものとする。 プリント基板用のガラスクロスは、直径が3〜9μm程度の単糸を20〜1000本程度集束したガラス糸を経糸及び緯糸として、20〜100本/25mmの織密度で製織することによって製造される。極薄地ガラスクロスを得るためには、単糸の直径を3〜5μmとすること、単糸の集束本数を20〜100本とすること、並びに経糸、及び緯糸の織密度を20〜60本/25mmとすることからなる群から選択される少なくとも1つを行うことが好ましい。
製織にはエアジェット織機等の織機が使用されるが、経糸に張力をかけた状態で巻き取りながら、緯糸を該経糸に対して交互に浮沈する平織りに製織することが好ましい。製織されたガラスクロスは、加熱により集束剤等の表面保護剤を焼却脱糊した後、シランカップリング剤等で表面処理され、巻取装置のシャフトにとりつけた巻き取り芯管に巻き取って製品とする。
ここで、該巻き取り芯管としてはスペース効率や重量の観点から、従来は内径2〜4インチ程度のものが使用されていた。そのため、該巻取り装置のシャフトは外径可変のものであって、外径を小さくした状態では2〜4インチ程度の外径を有し、該巻き取り芯管を取り付けた後に、外径を該巻き取り芯管の内側に接触するまでに大きくすることによって該巻き取り芯管を該シャフトに固定できる機構を有している。このような機構の一例としては、該シャフトの長手方向に3〜6箇所程度の溝を設けて摺動可能な部材をはめこみ、油又は空気等の流体による圧力、又はボールねじ等によって該部材を該シャフトの半径方向に突出させる機構が挙げられる。
ここで、該巻き取り芯管としてはスペース効率や重量の観点から、従来は内径2〜4インチ程度のものが使用されていた。そのため、該巻取り装置のシャフトは外径可変のものであって、外径を小さくした状態では2〜4インチ程度の外径を有し、該巻き取り芯管を取り付けた後に、外径を該巻き取り芯管の内側に接触するまでに大きくすることによって該巻き取り芯管を該シャフトに固定できる機構を有している。このような機構の一例としては、該シャフトの長手方向に3〜6箇所程度の溝を設けて摺動可能な部材をはめこみ、油又は空気等の流体による圧力、又はボールねじ等によって該部材を該シャフトの半径方向に突出させる機構が挙げられる。
本発明の巻取方法においては、既に述べたように、従来使用していた巻き取り芯管より外径が大きく、かつ、内径も大きい巻き取り芯管を使用して巻き取ることによって、極薄地ガラスクロスにおいて、しわ、目曲がり等の品質欠陥や巻き崩れの発生を減少させるものである。
巻取装置は極薄地ガラスクロスではないガラスクロスを巻き取る目的にも切替えて使用する必要があるので、従来使用していた巻き取り芯管も使用できるようにする必要がある。
一案として、使用する巻き取り芯管の内径にあわせてシャフトを交換することも考えられるが、大きい内径の巻き取り芯管に対してシャフト径もそれにあわせて大きくしなければならず、重量が重くなることから、取り扱い性面、及びコスト面から好ましくない。
また、別案として、内径は従来と同一で外径がより大きい巻き取り芯管を使用することも考えられるが、重量増となるので好ましくない。
そこで、本発明の方法においては、シャフトに内外径可変のアダプターを取り付けることで、容易により大径の巻き取り芯管を使用できるようにした。
上述の観点からは、巻き取り芯管の内径をより大きくすればするほど奏する効果は大きいと考えられるが、スペース効率等の観点から必要以上に内径を大きくすることは好ましくないので、極薄地ガラスクロスの場合は巻き取り芯管の内径を5〜8インチにすることが好ましい。
巻取装置は極薄地ガラスクロスではないガラスクロスを巻き取る目的にも切替えて使用する必要があるので、従来使用していた巻き取り芯管も使用できるようにする必要がある。
一案として、使用する巻き取り芯管の内径にあわせてシャフトを交換することも考えられるが、大きい内径の巻き取り芯管に対してシャフト径もそれにあわせて大きくしなければならず、重量が重くなることから、取り扱い性面、及びコスト面から好ましくない。
また、別案として、内径は従来と同一で外径がより大きい巻き取り芯管を使用することも考えられるが、重量増となるので好ましくない。
そこで、本発明の方法においては、シャフトに内外径可変のアダプターを取り付けることで、容易により大径の巻き取り芯管を使用できるようにした。
上述の観点からは、巻き取り芯管の内径をより大きくすればするほど奏する効果は大きいと考えられるが、スペース効率等の観点から必要以上に内径を大きくすることは好ましくないので、極薄地ガラスクロスの場合は巻き取り芯管の内径を5〜8インチにすることが好ましい。
以下、図1〜3を用いて、3インチ巻き取り芯管用のシャフト(6)(内径が3インチの巻き取り芯管を使用するためのシャフトで、小さくした状態で3インチよりわずかに小さい外径を有する。以下、3インチシャフトという。)にその内径が6インチの巻き取り芯管(7)を取り付けるための3分割円弧状部分部材(イ)〜(ハ)より構成される、側端断面環状の筒状部材(以下、単に「環状部材」という。)(1)からなるアダプター(以下、6インチアダプターという。)を例として説明する。
本発明のアダプターは、環状部材(1)からなり、内外径変更手段を有するアダプターである。前述した特許文献1、及び2には、鋼帯コイルをリールに直接巻き取るにあたって、リールの内径を拡大するための装置、またはアタッチメントが開示されている。本発明のアダプターは、鋼帯コイルと比較するとはるかに可撓性の高い織布を巻き取り芯管に巻き取るためにシャフトと巻き取り芯管の間に取り付けるものであるが、該アダプターの内外径変更手段としては、上記特許文献1、又は2に記載されている先行技術を応用することが考えられる。
本発明のアダプターは、環状部材(1)からなり、内外径変更手段を有するアダプターである。前述した特許文献1、及び2には、鋼帯コイルをリールに直接巻き取るにあたって、リールの内径を拡大するための装置、またはアタッチメントが開示されている。本発明のアダプターは、鋼帯コイルと比較するとはるかに可撓性の高い織布を巻き取り芯管に巻き取るためにシャフトと巻き取り芯管の間に取り付けるものであるが、該アダプターの内外径変更手段としては、上記特許文献1、又は2に記載されている先行技術を応用することが考えられる。
好ましい態様の一つとして、本発明のアダプターの環状部材(1)を複数の円弧状部分部材(イ)〜(ハ)に分割し、内外径変更手段として弾性体を使用したものがあげられる。該環状部材(1)の分割数に関しては特に制限はないが、必要以上に多数に分割すると加工・組立の手間が増加するので、2〜4分割であることが好ましい。該弾性体としては円弧状部分部材(イ)〜(ハ)を連結できるものであれば特に制限はなく、ゴム製のベルト、金属性のコイルバネ等が例示されるが、円環状コイルバネが好ましい。これらの弾性体は、分割された各円弧状部分部材(イ)〜(ハ)に契合部を少なくとも1 箇所以上設けて、該契合部を連結させるのに使用される。好ましい契合部と弾性体の連結方式の一態様としては、図1に示したように、分割された各円弧状部分部材(イ)〜(ハ)の外周面に溝を契合部として設け、該溝に円環状コイルバネ(5)をかけて連結させたものが例示される。
上記の複数の円弧状部分部材(イ)〜(ハ)は弾性体から外径を小さくしようとする力を受けているため、内周面がシャフト(6)に接触した状態になるか、又は円弧状部材(イ)〜(ハ)が互いに接触してそれ以上内径を小さくできない状態(以下、最小径状態という。)に保持される。従って、上述した6インチアダプターとしては、最小径状態で、3インチシャフトの外径よりわずかに大きい内径(すなわち、ほぼ3インチ)を有し、かつ6インチよりわずかに小さい外径を有する環状部材(1)からなるアダプターとすることが好ましい。
前述した特許文献に記載されたリール内径拡大装置、又はアタッチメントにおいては、鋼帯コイルを保持するために、少なくとも該鋼帯コイル以上の幅を有してなる必要がある。一方、本発明のアダプターにおいては、織布を直接保持するのは巻き取り芯管であり、該アダプターはシャフトと巻き取り芯管の間に取り付けるものにすぎないため、必ずしも織布以上の幅を有してなる必要はない。むしろ、該アダプターの取り付け、取り外しの容易性を考慮すると軽量化した方が好ましい。従って、本発明の方法のより好ましい態様として、アダプターの幅を5〜30cm程度に短くして巻き取り芯管の両端に相当するシャフト上の位置に1つずつ取り付けることがあげられる。なお、巻き取り芯管が長い場合には巻き取り芯管の両端部以外に相当するシャフト上の位置に追加のアダプターを単数ないしは複数入れてもよい。
前述した特許文献に記載されたリール内径拡大装置、又はアタッチメントにおいては、鋼帯コイルを保持するために、少なくとも該鋼帯コイル以上の幅を有してなる必要がある。一方、本発明のアダプターにおいては、織布を直接保持するのは巻き取り芯管であり、該アダプターはシャフトと巻き取り芯管の間に取り付けるものにすぎないため、必ずしも織布以上の幅を有してなる必要はない。むしろ、該アダプターの取り付け、取り外しの容易性を考慮すると軽量化した方が好ましい。従って、本発明の方法のより好ましい態様として、アダプターの幅を5〜30cm程度に短くして巻き取り芯管の両端に相当するシャフト上の位置に1つずつ取り付けることがあげられる。なお、巻き取り芯管が長い場合には巻き取り芯管の両端部以外に相当するシャフト上の位置に追加のアダプターを単数ないしは複数入れてもよい。
本発明のアダプターの好ましい態様においては、円弧状部分部材(イ)〜(ハ)は弾性体で連結されているが、さらに該円弧状部分部材(イ)〜(ハ)の幅方向の位置を固定する為の幅固定手段を有していることが好ましい。該幅固定手段の好ましい一態様としては、外径が最小径状態時の該環状部材(1)の外径より小さく、内径が該環状部材(1)の内径より大きく、かつ該環状部材(1)の側端面に固定された2枚の環状プレ−ト(2)が例示される。
該環状プレート(2)を各円弧状部分部材(イ)〜(ハ)にボルトで固定するための方法としては、該環状プレート(2)にあけたボルト孔を半径方向に長孔として、該長孔内を摺動するように該環状プレート(2)に結合されたボルト(3)で固定することが、アダプター径の拡大縮小を妨げることなく該環状プレート(2)を該円弧状部分部材(イ)〜(ハ)に固定することができるので好ましい方法である。なお、この態様の場合は、該環状部材(1)の内外径の可変範囲が、該ボルト孔の両端によって定められる場合もある。
本発明のアダプターの好ましい態様においては、環状部材(1)は、外周面に切り欠き凹部(8)を有するものであることが、軽量化、及び取り扱い性の観点から好ましい。該凹部は、強度に問題のない範囲で、その形状や数は限定する必要はない。
該環状プレート(2)を各円弧状部分部材(イ)〜(ハ)にボルトで固定するための方法としては、該環状プレート(2)にあけたボルト孔を半径方向に長孔として、該長孔内を摺動するように該環状プレート(2)に結合されたボルト(3)で固定することが、アダプター径の拡大縮小を妨げることなく該環状プレート(2)を該円弧状部分部材(イ)〜(ハ)に固定することができるので好ましい方法である。なお、この態様の場合は、該環状部材(1)の内外径の可変範囲が、該ボルト孔の両端によって定められる場合もある。
本発明のアダプターの好ましい態様においては、環状部材(1)は、外周面に切り欠き凹部(8)を有するものであることが、軽量化、及び取り扱い性の観点から好ましい。該凹部は、強度に問題のない範囲で、その形状や数は限定する必要はない。
また、本発明のアダプターの好ましい態様においては、アダプターが巻き取り芯管の両端に正確に位置するように、該アダプターの環状部材の幅方向の片方の端部にストッパー用凸部を設けて、該ストッパー用凸部の外径を該巻取り芯管の内径より大きくした形状とすることが好ましい。該アダプターを該巻き取り芯管の内側に挿入するとき、該ストッパー用凸部はそれ以上挿入できないストッパーとして働くため、正確に該巻き取り芯管の両端に該アダプターを取り付けることが可能となる。該ストッパー用凸部の形状は上記機能を満たすものであれば限定されないが、円環状(つば状)のものや、数個の突起状のものが好ましい例として挙げられる。なお、アダプターが2枚の環状プレートからなる幅固定手段を有するものである場合は、該環状プレートの片方の外径を巻き取り芯管の内径より大きくすることで同様の機能を実現することもできる。また、本態様のストッパー用凸部を有するアダプターは巻き取り芯管の両端部以外には使用できないことはいうまでもない。
該環状部材を作成する為の材料としては、金属、セラミック、樹脂、樹脂系複合材料等の公知の材料が使用できるが、軽量化、成形加工性等にすぐれた樹脂、または樹脂系複合材料が好ましい。
該環状部材を作成する為の材料としては、金属、セラミック、樹脂、樹脂系複合材料等の公知の材料が使用できるが、軽量化、成形加工性等にすぐれた樹脂、または樹脂系複合材料が好ましい。
本発明の第一、及び第二の巻取方法を、3インチシャフト(6)と6インチ巻き取り芯管(7)との間に前述の6インチアダプターを取り付ける場合を例として説明する。まず、外径を小さくした状態のシャフト(6)に、6インチアダプターを取り付け、6インチ巻き取り芯管(7)を該アダプターを介して該シャフト(6)に取り付けるか、又はまず、6インチ巻き取り芯管(7)の内側に6インチアダプターを取り付けた後、外径を小さくした状態のシャフト(6)に取り付ける(図2参照)。次に、図3に示したように、該シャフト(6)が有する4箇所の摺動部材(9)を半径方向に突出させて該シャフト(6)の外径を大きくし、該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管(7)を固定する。その後に、該シャフト(6)を回転させて該巻き取り芯管(7)に織布を巻き取ればよい。
上述の説明においては、巻き取り芯管に織布を巻き取る方法を例として説明してきたが、巻き取り芯管に巻き取られたガラスクロス(以下、ガラスクロスロール、又は単にロールという。)を、該巻き取り芯管の内径より小さい外径のシャフトを有する巻取装置を使用して解反する場合においても、本発明の第一、及び第二の巻取方法と同様に実施できることはいうまでもない。
上述の説明においては、巻き取り芯管に織布を巻き取る方法を例として説明してきたが、巻き取り芯管に巻き取られたガラスクロス(以下、ガラスクロスロール、又は単にロールという。)を、該巻き取り芯管の内径より小さい外径のシャフトを有する巻取装置を使用して解反する場合においても、本発明の第一、及び第二の巻取方法と同様に実施できることはいうまでもない。
本発明を実施例に基づいてより詳しく説明する。下記の6項目を、実施例、及び比較例で得られたガラスクロスロールに対しそれぞれ測定し、結果を表1に示した。
(I)巻き始めのシワ発生率
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを35m/分の速さで50m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスのシワ発生の有無を確認した。ここで言うシワとは、経糸方向または斜め方向に発生する、幅が3mm以上、長さが30mm以上の凹凸のことを意味する。発生率は10ロール中のシワ発生ロール数の割合とした。
(II)巻き崩れ発生率
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを35m/分の速さで1000m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスの巻き崩れの有無を確認した。ここで言う巻き崩れとは、巻き取ったガラスクロスの端部の重なりが最内層側と最外層側で、5mm以上外れた状態とした。発生率は10ロール中の巻き崩れ発生ロール数の割合とした。
(I)巻き始めのシワ発生率
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを35m/分の速さで50m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスのシワ発生の有無を確認した。ここで言うシワとは、経糸方向または斜め方向に発生する、幅が3mm以上、長さが30mm以上の凹凸のことを意味する。発生率は10ロール中のシワ発生ロール数の割合とした。
(II)巻き崩れ発生率
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを35m/分の速さで1000m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスの巻き崩れの有無を確認した。ここで言う巻き崩れとは、巻き取ったガラスクロスの端部の重なりが最内層側と最外層側で、5mm以上外れた状態とした。発生率は10ロール中の巻き崩れ発生ロール数の割合とした。
(III)芯管近傍の目曲がり
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを35m/分の速さで2000m巻き取ったのち、巻き取ったガラスクロスを解反し、芯管側から50m部分の目曲がりを測定した。目曲がりは、緯糸方向に発生した経糸の最大ずれ量をものさしで測定し、該ずれ量をガラスクロスの幅で割ることによって求めた。
(IV)最高巻き取り速度
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを1000m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスの巻き崩れが10本の巻き取り芯管中1本も発生しなかった最高巻き取り速度を測定した。
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを35m/分の速さで2000m巻き取ったのち、巻き取ったガラスクロスを解反し、芯管側から50m部分の目曲がりを測定した。目曲がりは、緯糸方向に発生した経糸の最大ずれ量をものさしで測定し、該ずれ量をガラスクロスの幅で割ることによって求めた。
(IV)最高巻き取り速度
ガラスクロスの幅1mあたり12kg(118N)の張力をかけた状態で、ガラスクロスを1000m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスの巻き崩れが10本の巻き取り芯管中1本も発生しなかった最高巻き取り速度を測定した。
(V)最低巻き取り張力
ガラスクロスを35m/分の速度で1000m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスの巻き崩れが10本の巻き取り芯管中1本も発生しなかった最低巻き取り張力(ガラスクロスの幅1mあたり)を測定した。
(VI)最高巻き取り張力
ガラスクロスを35m/分の速さで50m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスのシワが10本の巻き取り芯管中1本も発生しなかった最高巻き取り張力(ガラスクロスの幅1mあたり)を測定した。
ガラスクロスを35m/分の速度で1000m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスの巻き崩れが10本の巻き取り芯管中1本も発生しなかった最低巻き取り張力(ガラスクロスの幅1mあたり)を測定した。
(VI)最高巻き取り張力
ガラスクロスを35m/分の速さで50m巻き取った時点で、巻き取ったガラスクロスのシワが10本の巻き取り芯管中1本も発生しなかった最高巻き取り張力(ガラスクロスの幅1mあたり)を測定した。
[実施例]
(a)ガラスクロス
常法により作成された下記特性の旭シュエーベル(株)製106/50″/AS−888(商品名)を用いた。なお、糸使いのD900とは、JIS R3413に規定された単繊維の呼び径が5、かつストランドの番手が5.6のガラス糸であるので、直径約5μmの単糸約100本を集束したガラス糸を意味する。
<ガラスクロス特性>
糸使い: D900 1/0 × D900 1/0
織密度: 経糸56本/inch × 緯糸56本/inch
質量: 25g/m2
厚さ: 0.040mm
幅: 1280mm
(b)巻き取り芯管
下記サイズの内径約6インチの日本紙管工業(株)製の紙製芯管を用いた。
<巻き取り芯管サイズ>
内径: 152.8mm
外径: 182.8mm
幅: 1350mm
(a)ガラスクロス
常法により作成された下記特性の旭シュエーベル(株)製106/50″/AS−888(商品名)を用いた。なお、糸使いのD900とは、JIS R3413に規定された単繊維の呼び径が5、かつストランドの番手が5.6のガラス糸であるので、直径約5μmの単糸約100本を集束したガラス糸を意味する。
<ガラスクロス特性>
糸使い: D900 1/0 × D900 1/0
織密度: 経糸56本/inch × 緯糸56本/inch
質量: 25g/m2
厚さ: 0.040mm
幅: 1280mm
(b)巻き取り芯管
下記サイズの内径約6インチの日本紙管工業(株)製の紙製芯管を用いた。
<巻き取り芯管サイズ>
内径: 152.8mm
外径: 182.8mm
幅: 1350mm
(c)ガラスクロスの巻き取り方法
3インチシャフト(小さくした状態での外径が2.95インチ、すなわち75mm)を有する巻取装置のシャフト上の該巻き取り芯管の両端部に対応する位置に、前述の6インチアダプターを各1個ずつ取り付け、(b)の巻き取り芯管を取り付けた後に、該シャフトの外径を大きくして、該巻き取り芯管を固定した。該巻取装置によって該巻き取り芯管に(a)のガラスクロスを巻き取り、実施例のガラスクロスロールを得た。
なお、本実施例で使用した6インチアダプターは図1に示される外形を有するものであり、最小径状態時の内径が76mm(2.99インチ)、最小径状態時の外径が152mm(5.98インチ)、幅200mmである。樹脂製環状部材は3つの円弧状部分部材に分割されており、該環状部材の幅方向の両端から10〜15mmの位置に設けた深さ5mmの溝に円環状コイルバネを契合させることで内外径変更手段としている。また、幅固定手段は半径方向に長いボルト孔を3箇所設けた内径が86mmで外径が130mmの金属製円環状プレート2枚であり、該円弧状部分部材の両側端面に該ボルト孔を摺動するように結合されたボルトで固定されている。さらに、各円弧状部分部材の外周面には160mm×15mmで深さが30mmの切り欠き凹部(溝)を4本ずつ設けて軽量化を図ったものである。
3インチシャフト(小さくした状態での外径が2.95インチ、すなわち75mm)を有する巻取装置のシャフト上の該巻き取り芯管の両端部に対応する位置に、前述の6インチアダプターを各1個ずつ取り付け、(b)の巻き取り芯管を取り付けた後に、該シャフトの外径を大きくして、該巻き取り芯管を固定した。該巻取装置によって該巻き取り芯管に(a)のガラスクロスを巻き取り、実施例のガラスクロスロールを得た。
なお、本実施例で使用した6インチアダプターは図1に示される外形を有するものであり、最小径状態時の内径が76mm(2.99インチ)、最小径状態時の外径が152mm(5.98インチ)、幅200mmである。樹脂製環状部材は3つの円弧状部分部材に分割されており、該環状部材の幅方向の両端から10〜15mmの位置に設けた深さ5mmの溝に円環状コイルバネを契合させることで内外径変更手段としている。また、幅固定手段は半径方向に長いボルト孔を3箇所設けた内径が86mmで外径が130mmの金属製円環状プレート2枚であり、該円弧状部分部材の両側端面に該ボルト孔を摺動するように結合されたボルトで固定されている。さらに、各円弧状部分部材の外周面には160mm×15mmで深さが30mmの切り欠き凹部(溝)を4本ずつ設けて軽量化を図ったものである。
[比較例]
実施例(b)の巻き取り芯管に代えて、下記サイズの内径約3インチの日本紙管工業(株)製の紙製芯管を用い、前述の6インチアダプターを取り付けなかった以外は、実施例(c)と同様の方法でガラスクロスを巻き取り、比較例のガラスクロスロールを得た。
<巻き取り芯管サイズ>
内径: 77.2mm
外径: 126.5mm
幅: 1350mm
実施例(b)の巻き取り芯管に代えて、下記サイズの内径約3インチの日本紙管工業(株)製の紙製芯管を用い、前述の6インチアダプターを取り付けなかった以外は、実施例(c)と同様の方法でガラスクロスを巻き取り、比較例のガラスクロスロールを得た。
<巻き取り芯管サイズ>
内径: 77.2mm
外径: 126.5mm
幅: 1350mm
本発明の巻取方法、又は解反方法、及びアダプターは、織布、特に極薄地ガラスクロスの製造の分野で好適に利用できる。
1 環状部材
2 環状プレート
3 ボルト
4 カラー
5 円環状コイルバネ
6 巻取装置の3インチシャフト
7 6インチ巻き取り芯管
8 切り欠き凹部
9 摺動部材
イ 円弧状部分部材
ロ 円弧状部分部材
ハ 円弧状部分部材
2 環状プレート
3 ボルト
4 カラー
5 円環状コイルバネ
6 巻取装置の3インチシャフト
7 6インチ巻き取り芯管
8 切り欠き凹部
9 摺動部材
イ 円弧状部分部材
ロ 円弧状部分部材
ハ 円弧状部分部材
Claims (11)
- 外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに内外径可変のアダプターを取り付け、巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管に織布を巻き取ることを特徴とする巻取方法。
- 外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を該シャフトの外径より大きい内径を有する巻き取り芯管に巻き取る方法であって、巻き取り芯管の内側に内外径可変のアダプターを取り付け、該巻き取り芯管を該アダプターを介して外径を小さくした状態のシャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管に織布を巻き取ることを特徴とする巻取方法。
- 外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を巻き取った巻き取り芯管から織布を解反する方法であって、外径を小さくした状態のシャフトに内外径可変のアダプターを取り付け、該巻き取り芯管を該アダプターを介して該シャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管から織布を解反することを特徴とする解反方法。
- 外径可変のシャフトを有する巻取装置によって織布を巻き取った巻き取り芯管から織布を解反する方法であって、該巻き取り芯管の内側に内外径可変のアダプターを取り付け、該巻き取り芯管を該アダプターを介して外径を小さくした状態のシャフトに取り付け、該シャフトの外径を大きくして該アダプターの内外径を大きくすることによって該巻き取り芯管を固定し、該シャフトを回転させて該巻き取り芯管から織布を解反することを特徴とする解反方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の巻取方法、又は解反方法に用いられるアダプターであって、環状部材からなり、内外径変更手段を有することを特徴とするアダプター。
- 環状部材が複数の円弧状部分部材に分割されており、内外径変更手段が弾性体である請求項5に記載のアダプター。
- 弾性体が円環状コイルバネである、請求項6に記載のアダプター。
- 円弧状部分部材の幅固定手段を有する、請求項6又は7に記載のアダプター。
- 幅固定手段が環状部材の側端面に固定された2枚の環状プレートである、請求項8に記載のアダプター。
- 環状部材が外周面に切り欠き凹部を有する、請求項5〜9のいずれか1項に記載のアダプター。
- 環状部材が外周面の幅方向の片方の端部にストッパー用凸部を有する、請求項5〜10のいずれか1項に記載のアダプター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004112852A JP2005298081A (ja) | 2004-04-07 | 2004-04-07 | 織布の巻取方法とアダプター |
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---|---|
JP2005298081A true JP2005298081A (ja) | 2005-10-27 |
Family
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JP2004112852A Pending JP2005298081A (ja) | 2004-04-07 | 2004-04-07 | 織布の巻取方法とアダプター |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005298081A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020066827A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 旭化成株式会社 | ロール状長尺ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板 |
-
2004
- 2004-04-07 JP JP2004112852A patent/JP2005298081A/ja active Pending
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JP7123744B2 (ja) | 2018-10-26 | 2022-08-23 | 旭化成株式会社 | ロール状長尺ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板 |
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