JP2005297832A - フードヒンジ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アイドル時のフード振動防止と下方からの衝撃吸収効率を両立できるようにする。
【解決手段】 カウルトップサイド部材33に対し、フードヒンジ部材30を介して、フード5を上下方向へ開閉自在に取付けると共に、フードヒンジ部材30が、カウルトップサイド部材33の表面に当接された状態で裏当座板37と共に固定されるブラケット38と、フード5に取付けられるヒンジアーム39と、ブラケット38とヒンジアーム39の一端部とを俯仰可能に軸支するフードヒンジピン40とを備えたフードヒンジ構造であって、カウルトップサイド部材33に、ブラケット38およびヒンジアーム39の一部を挿入可能な孔部45を形成し、孔部45を通してフードヒンジピン40をカウルトップサイド部材33の裏面側に配置すると共に、カウルトップサイド部材33の裏面に当接される裏当座板37に、フードヒンジピン40を覆って孔部45を塞ぐ拡大部51を設けるようにしている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、フードヒンジ構造に関するものである。
自動車などの車両では、図6に示すように、車体1の前部における、左右のフロントフェンダパネル2とフロントウィンドウシールドガラス3とに囲まれた部分に、エンジンルームが設けられており、このエンジンルームにはフードヒンジ部材4を介してフード5が上下方向へ開閉自在に取付けられている。なお、フロントフェンダパネル2の後方には、サイドドア6が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
このフードヒンジ部材4は、例えば、図7、図8に示すように、フロントフェンダパネル2の内側に設けられたカウルトップサイド部材11の表面に対して当接された状態で裏当座板12と共に固定されるブラケット13と、フード5に取付けられるヒンジアーム14と、ブラケット13とヒンジアーム14の一端部とを俯仰可能に軸支するフードヒンジピン15とを備えている。
ここで、フード5の裏面側にはフードインナパネル17が設けられており、ヒンジアーム14はこのフードインナパネル17の後端部に図示しないボルトを用いて取付けられる。そのため、ヒンジアーム14には、ボルト孔14aが形成されている。
ブラケット13は、カウルトップサイド部材11の表面側に当接される当接部21と、この当接部21から上方に折曲げられた上方折曲部22とを備えている。一方、ヒンジアーム14は倒伏状態で一端部が上方折曲部22に合わせて上方に屈曲された側面視逆へ字状を呈しており、起立状態では側面視し字状となる。そして、このブラケット13の上方折曲部22とヒンジアーム14の一端部との間に車幅方向へ延びるフードヒンジピン15が軸着されている。即ち、フードヒンジピン15はカウルトップサイド部材11の表面側に配置されている。
また、裏当座板12はブラケット13の当接部21よりも僅かに大きい形状をしており、当接部21と対応するカウルトップサイド部材11の裏面側に当接されて、ボルト24とナット25を介して、当接部21と共にカウルトップサイド部材11に締結・固定される。そのため、当接部21と裏当座板12とには、ボルト孔21a、12aが形成されている。
実公平7−19960号公報
しかしながら、上記フードヒンジ構造では、フードヒンジ部材4は、通常、アイドル時におけるフード5の振動を防止するために強度・剛性を高く設定しているので、上方からの衝撃に対する吸収効率が悪いという問題があった。そこで、上方からの衝撃を効率的に吸収し得るようにするために、フード5やフードヒンジピン15やこれらの周辺部の強度・剛性を部分的に低下させることが検討されたが、アイドル時のフード振動防止に対する要求性能を満足することはできなかった。
上記課題を解決するために、本発明では、カウルトップサイド部材に対し、フードヒンジ部材を介して、フードを上下方向へ開閉自在に取付けると共に、前記フードヒンジ部材が、前記カウルトップサイド部材の表面に当接された状態で裏当座板と共に固定されるブラケットと、前記フードに取付けられるヒンジアームと、前記ブラケットとヒンジアームの一端部とを俯仰可能に軸支するフードヒンジピンとを備えたフードヒンジ構造において、前記カウルトップサイド部材に、前記ブラケットおよびヒンジアームの一部を挿入可能な孔部を形成し、該孔部を通して前記フードヒンジピンをカウルトップサイド部材の裏面側に配置すると共に、カウルトップサイド部材の裏面に当接される前記裏当座板に、前記フードヒンジピンを覆って前記孔部を塞ぐ拡大部を設けたフードヒンジ構造を特徴としている。
この発明によれば、前記フードヒンジピンをカウルトップサイド部材の裏面側に配置したことにより、フードヒンジピンよりも上側の潰れストロークを確保することができ、上方からの衝撃を効率的に吸収できて、歩行者保護の観点から弊害を回避できる。また、フードヒンジピンがカウルトップサイド部材の裏面側に隠されるので、見栄えを損ねることがない。フードヒンジピンの位置がカウルトップサイド部材の裏面側に下がったため、ヒンジアームの上下の曲りを無くして直線に近い形状とすることにより、前方からの衝撃入力時にフードヒンジ部材およびフードの後端部がフロントウィンドウシールドガラスへ侵入することを防ぎ、フード上折れに対するコントロールを行うことが容易となる。フードヒンジピンをカウルトップサイド部材の裏面側に配置したことにより、フードの取付精度確保が容易となる。更に、カウルトップサイド部材の裏面に当接される裏当座板に、フードヒンジピンを覆って前記孔部を塞ぐ拡大部を設けたことにより、見栄えの低下を防止することができる。
アイドル時のフード振動防止と上方からの衝撃吸収効率を両立できるようにするという目的を、カウルトップサイド部材に、ブラケットおよびヒンジアームの一部を挿入可能な孔部を形成し、孔部を通してフードヒンジピンをカウルトップサイド部材の裏面側に配置すると共に、カウルトップサイド部材の裏面に当接される裏当座板に、フードヒンジピンを覆って孔部を塞ぐ拡大部を設ける、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。なお、図6と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付して説明する。
まず、構成を説明すると、自動車などの車両では、図6に示すように、車体1の前部における、左右のフロントフェンダパネル2とフロントウィンドウシールドガラス3とに囲まれた部分に、エンジンルームが設けられており、このエンジンルームにはフードヒンジ部材30を介してフード5が上下方向へ開閉自在に取付けられている。なお、フロントフェンダパネル2の後方には、サイドドア6が設けられており、フロントフェンダパネル2の後部は、フード5の後部とサイドドア6の前部に位置合せして取付けられている。
ここで、車体1の内部には、図1に示すような、カウルダッシュ部31を備えたロアボディ32と、カウルトップサイド部材33を備えたアッパーボディ34とが設けられている。
この実施例のフードヒンジ部材30は、例えば、図2、図3に示すように、フロントフェンダパネル2の内側に設けられたカウルトップサイド部材33の表面に対して当接された状態で裏当座板37と共に固定されるブラケット38と、フード5に取付けられるヒンジアーム39と、ブラケット38とヒンジアーム39の一端部とを俯仰可能に軸支するフードヒンジピン40とを備えている。
ここで、フード5の裏面側にはフードインナパネル17が設けられており、ヒンジアーム39はこのフードインナパネル17の後端部に図示しないボルトを用いて取付けられる。そのため、ヒンジアーム39には、ボルト孔39aが形成されている。
ブラケット38は、カウルトップサイド部材33の表面側に当接される当接部41と、この当接部41から下方に折曲げられた下方折曲部42とを備えている。そして、このブラケット38の下方折曲部42とヒンジアーム39の一端部との間に車幅方向へ延びるフードヒンジピン40が軸着されている。
そして、カウルトップサイド部材33に、ブラケット38およびヒンジアーム39の一部(下方折曲部42とヒンジアーム39の一端部)を挿入可能な孔部45を形成し、この孔部45を通してフードヒンジピン40をカウルトップサイド部材33の裏面側に配置する。
この際、ヒンジアーム39の側面形状を、直線に近い形状とすると共に、孔部45を、ヒンジアーム39の揺動範囲と干渉しない大きさとなるよう車両前後方向に拡大する。
また、フードヒンジピン40を、ヒンジアーム39に対するフード5の取付点46よりも、車両前後方向後方の位置に配置する。ここで、フード5の取付点46とは、ヒンジアーム39他端側のフード5に締結されている部分における、最も車両前後方向後方の位置を指している。
一方、裏当座板37はブラケット38の当接部41よりも大きい形状をしており、当接部41と対応するカウルトップサイド部材33の裏面側に当接されて、ボルト48とナット49を介して、当接部41と共にカウルトップサイド部材33に締結・固定される。そのため、当接部41と裏当座板37とには、ボルト孔41a、37aが形成されている。
そして、カウルトップサイド部材33の裏面に当接される裏当座板37に、フードヒンジピン40を覆って孔部45を塞ぐ拡大部51を設ける。
次に、この実施例の作用について説明する。
この実施例によれば、フードヒンジピン40をカウルトップサイド部材33の裏面側に配置したことにより、フードヒンジピン40よりも上側の潰れストロークを確保することができ、下方からの衝撃を効率的に吸収できて、歩行者保護の観点から弊害を回避できる。また、フードヒンジピン40がカウルトップサイド部材33の裏面側に隠されるので、見栄えを損ねることがない。フードヒンジピン40の位置がカウルトップサイド部材33の裏面側に下がったため、ヒンジアーム39の上下の曲りを無くして直線に近い形状とすることにより、前方からの衝撃入力時にフードヒンジ部材30およびフード5の後端部がフロントウィンドウシールドガラス3へ侵入することを防ぎ、フード5上折れに対するコントロールを行うことが容易となる。フードヒンジピン40を、アッパーボディ34側のカウルトップサイド部材33の裏面側に配置したことにより、フード5の取付精度確保が容易となる。更に、カウルトップサイド部材33の裏面に当接される裏当座板37に、フードヒンジピン40を覆って孔部45を塞ぐ拡大部51を設けたことにより、見栄えの低下を防止することができる。
また、ヒンジアーム39の側面形状を、直線に近い形状としたことにより、ヒンジアーム39は所要の強度・剛性を確保できるので、アイドル時のフード5振動防止に対する要求性能を満足することが可能となる。また、孔部45を、ヒンジアーム39の揺動範囲と干渉しない大きさとなるよう車両前後方向に拡大したことにより、直線に近い形状とされたヒンジアーム39であっても支障無く揺動させることが可能となる。
更に、フードヒンジピン40を、ヒンジアーム39に対するフード5の取付点46よりも、車両前後方向後方の位置に配置することにより、ヒンジアーム39の突っ張りを抑えて、歩行者保護に対する効果や、前方からの衝撃入力に対する効果が低減され難い構造とすることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
本発明の実施例の説明に用いた車体内部構造の分解斜視図である。 図1に用いられるフードヒンジ部材の斜視図である。 図2の分解斜視図である。 実施例にかかるフードヒンジ構造の側方断面図である。 図4とは異なる位置における側方断面図である。 従来例の説明等に用いた車両の斜視図である。 従来例にかかるフードヒンジ部材の斜視図である。 従来例にかかるフードヒンジ構造の側方断面図である。
符号の説明
5 フード
30 フードヒンジ部材
33 カウルトップサイド部材
37 裏当座板
38 ブラケット38
39 ヒンジアーム
40 フードヒンジピン
45 孔部
46 取付点
51 拡大部

Claims (3)

  1. カウルトップサイド部材に対し、フードヒンジ部材を介して、フードを上下方向へ開閉自在に取付けると共に、
    前記フードヒンジ部材が、前記カウルトップサイド部材の表面に当接された状態で裏当座板と共に固定されるブラケットと、前記フードに取付けられるヒンジアームと、前記ブラケットとヒンジアームの一端部とを俯仰可能に軸支するフードヒンジピンとを備えたフードヒンジ構造において、
    前記カウルトップサイド部材に、前記ブラケットおよびヒンジアームの一部を挿入可能な孔部を形成し、該孔部を通して前記フードヒンジピンをカウルトップサイド部材の裏面側に配置すると共に、
    カウルトップサイド部材の裏面に当接される前記裏当座板に、前記フードヒンジピンを覆って前記孔部を塞ぐ拡大部を設けたことを特徴とするフードヒンジ構造。
  2. 前記ヒンジアームの側面形状を、直線に近い形状とすると共に、前記孔部を、ヒンジアームの揺動範囲と干渉しない大きさとなるよう車両前後方向に拡大したことを特徴とする請求項1記載のフードヒンジ構造。
  3. 前記フードヒンジピンを、ヒンジアームに対するフードの取付点よりも、車両前後方向後方の位置に配置したことを特徴とする請求項1または2記載のフードヒンジ構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9752362B2 (en) 2014-01-29 2017-09-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hood hinge structure

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