JP2005297727A - 自動車およびその制御方法並びに動力出力装置 - Google Patents

自動車およびその制御方法並びに動力出力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 モータとCVTとが接続された状態からエンジンとモータとCVTとを一体に連結する際のショックを抑制する。
【解決手段】 クラッチC1を接続しクラッチC2を接続解除してモータ40から車軸65に駆動力を出力している最中にエンジン22とCVT50とモータ40とを一体に連結するようクラッチC2の接続が指示されたとき、インプットシャフト51の回転数を下降させてCVT50の減速比を小さくしてからクラッチC2を係合し、クラッチC2の係合によりCVT50を介して車軸65に伝達されるトルク変動をキャンセルするトルクを駆動輪69a,69bに接続されたモータ42から出力する。クラッチC2の係合により車軸65に伝達されるトルク変動はCVT50の減速比に比例するから、CVT50の減速比を小さくすることでトルク変動を小さくできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車およびその制御方法並びに動力出力装置に関し、詳しくは、動力の出力により走行可能な自動車およびその制御方法並びに駆動軸に動力を出力する動力出力装置に関する。
従来、この種の自動車としては、エンジンと、クラッチ機構を介してエンジンに接続されると共にエンジンからの駆動力を前輪に伝達する変速機と、後輪を駆動するモータとを備えるハイブリッド自動車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、クラッチ機構を開放状態から係合状態に切り替えるときにモータで後輪を駆動することにより、係合時の駆動力の落ち込みを抑制している。
特開平9−280083号公報
このように、上述の自動車では、クラッチ機構を開放状態から係合状態に切り替える際にモータを駆動して駆動力の落ち込みを抑制しているが、変速機の動作については記載されていない。クラッチ機構の係合時のショックは、運転者に違和感を与え、車両の乗り心地の悪化を招くため、できる限り抑制することが望まれる。クラッチ機構の性能やクラッチに作用させる油圧の制御によって対応することもできるが、製造誤差や組み付け誤差に対して厳しい管理が要求されたり油圧制御が複雑化したりしてしまう。
本発明の自動車およびその制御方法並びに動力出力装置は、内燃機関の出力軸と変速機の入力軸とを接続する際のショックを抑制することを目的の一つとする。また、本発明の自動車およびその制御方法並びに動力出力装置は、車軸に出力している駆動力を維持しながら内燃機関の出力軸と変速機の入力軸とを接続することを目的の一つとする。
本発明の自動車およびその制御方法並びに動力出力装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
動力の出力により走行可能な自動車であって、
内燃機関と、
入力軸と第1の車軸に機械的に接続された出力軸とを有し、変更可能な変速比をもって該入力軸に入力された動力を変速して該出力軸に伝達する変速伝達手段と、
前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、
前記第1の車軸とは異なる第2の車軸および/または前記接続解除手段を介さずに前記第1の車軸に動力を入出力可能な電動駆動手段と、
前記接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、該変速伝達手段の変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記車軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動駆動手段を駆動制御する接続時制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、内燃機関の出力軸と変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう変速伝達手段を駆動制御し、変速比を変更した後に内燃機関の出力軸と変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう接続解除手段を駆動制御すると共に車軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう第1の車軸とは異なる第2の車軸や接続解除手段を介さずに第1の車軸に動力を入出力可能な電動駆動手段を駆動制御する。接続解除手段の接続による駆動力の変動は変速伝達手段を介して第1の車軸に伝達されるから、変速伝達手段の変速比を減速比が小さくなる方向に変更してから接続解除手段の接続を行なうことにより、第1の車軸に伝達される駆動力の変動を抑制することができる。この結果、接続解除手段の接続の際のショックを抑制することができる。
こうした本発明の自動車において、前記接続時制御手段は、前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続する際の前記接続解除手段の係合力に基づいて前記車軸に出力されている駆動力の変動を推定し、該推定した変動を打ち消す駆動力が出力されるよう前記電動駆動手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の自動車において、前記接続時制御手段は、アクセル開度が所定開度以上のとき又は車速が所定車速以上のときには、前記変速伝達手段の変速比の変更を伴わずに前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、運転者が違和感を感じにくい走行状態にある等、接続解除手段による接続時のショックが問題とならないときには、接続解除手段の接続を迅速に行なうことができる。
さらに、本発明の自動車において、前記電動駆動手段は、前記変速伝達手段の入力軸に接続可能な第1の電動機を備える手段であるものとすることもできる。この態様の本発明の自動車において、前記内燃機関の出力軸と前記第1の電動機の回転軸と前記変速伝達手段の入力軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力が決定されると残余の1軸に入出力される動力が決定される3軸式動力入出力手段を備え、前記接続解除手段は、前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを一体の回転体として接続可能な手段であるものとすることもできる。
また、本発明の自動車において、前記電動駆動手段は、前記第2の車軸に機械的に接続された第2の電動機を備える手段であるものとすることもできる。
本発明の自動車の制御方法は、
内燃機関と、入力軸と第1の車軸に機械的に接続された出力軸とを有し変更可能な変速比をもって該入力軸に入力された動力を変速して該出力軸に伝達する変速伝達手段と、前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、前記第1の車軸とは異なる第2の車軸および/または前記接続解除手段を介さずに前記第1の車軸に動力を入出力可能な電動駆動手段と、を備える自動車の制御方法であって、
前記接続解除手段の接続が要求されたとき、
(a)減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、
(b)前記変速伝達手段の変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記車軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動駆動手段を駆動制御する
ことを要旨とする。
この本発明の自動車の制御方法では、内燃機関の出力軸と変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう変速伝達手段を駆動制御し、変速比を変更した後に内燃機関の出力軸と変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう接続解除手段を駆動制御すると共に車軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう第1の車軸とは異なる第2の車軸や接続解除手段を介さずに第1の車軸に動力を入出力可能な電動駆動手段を駆動制御する。接続解除手段の接続による駆動力の変動は変速伝達手段を介して第1の車軸に伝達されるから、変速伝達手段の変速比を減速比が小さくなる方向に変更してから接続解除手段の接続を行なうことにより、第1の車軸に伝達される駆動力の変動を抑制することができる。この結果、接続解除手段の接続の際のショックを抑制することができる。
本発明の第1の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力可能な動力出力装置であって、
内燃機関と、
変更可能な変速比をもって前記内燃機関からの動力を変速して前記駆動軸に伝達する変速伝達手段と、
前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、
前記接続解除手段を介さずに前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
前記接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、該変速伝達手段の変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動機を駆動制御する接続時制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の第1の動力出力装置では、内燃機関の出力軸と変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう変速伝達手段を駆動制御し、変速比を変更した後に内燃機関の出力軸と変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう接続解除手段を駆動制御すると共に駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう接続解除手段を介さずに駆動軸に動力を入出力可能な電動機を駆動制御する。接続解除手段の接続による駆動力の変動は変速伝達手段を介して駆動軸に伝達されるから、変速伝達手段の変速比を減速比が小さくなる方向に変更してから接続解除手段の接続を行なうことにより、駆動に伝達される駆動力の変動を抑制することができる。また、接続解除手段を介さずに駆動軸に動力を出力可能な電動機を駆動制御することにより要求駆動力に対応することができる。この結果、接続解除手段の接続の際のショックを抑制することができる。
本発明の第2の動力出力装置は、
第1の駆動軸と第2の駆動軸とに動力を出力可能な動力出力装置であって、
内燃機関と、
変更可能な変速比をもって前記内燃機関からの動力を変速して前記第1の駆動軸に伝達する変速伝達手段と、
前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、
前記第2の駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
前記接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、該変速伝達手段の変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記第1の駆動軸および前記第2の駆動軸全体に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動機を駆動制御する接続時制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の第2の動力出力装置では、内燃機関の出力軸と第1の駆動軸に動力を伝達可能な変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう変速伝達手段を駆動制御し、変速比を変更した後に内燃機関の出力軸と変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう接続解除手段を駆動制御すると共に第1の駆動軸および第2の駆動軸全体に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう第2の駆動軸に動力を入出力可能な電動機を駆動制御する。接続解除手段の接続による駆動力の変動は変速伝達手段を介して第1の駆動軸に伝達されるから、変速伝達手段の変速比を減速比が小さくなる方向に変更してから接続解除手段の接続を行なうことにより、駆動に伝達される駆動力の変動を抑制することができる。また、第1の駆動軸とは異なる第2の駆動軸に動力を出力可能な電動機を駆動制御することにより要求駆動力に対応することができる。この結果、接続解除手段の接続の際のショックを抑制することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト24に接続されたプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30に接続された発電可能なモータ40と、プラネタリギヤ30に接続されると共に駆動輪66a,66b(前輪)に連結された車軸65に減速ギヤ64を介して接続された無段変速機としてのCVT50と、駆動輪69a,69b(後輪)に連結された車軸68に減速ギヤ67を介して接続されたモータ42と、装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22のクランクシャフト24には、図示しない補機に供給する電力を発電すると共にエンジン22を始動するスタータモータ26がベルト28により取り付けられている。エンジン22の運転制御、例えば燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などは、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)29により行なわれている。エンジンECU29は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合する第1ピニオンギヤ33と、この第1ピニオンギヤ33とリングギヤ32と噛合する第2ピニオンギヤ34と、第1ピニオンギヤ33と第2ピニオンギヤ34とを自転かつ公転自在に保持するキャリア35と備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア35とを回転要素として差動作用を行なう。プラネタリギヤ30のサンギヤ31にはエンジン22のクランクシャフト24が、キャリア35にはモータ40の回転軸41がそれぞれ連結されており、エンジン22の出力をサンギヤ31から入力すると共にキャリア35を介してモータ40と出力のやりとりを行なうことができる。キャリア35はクラッチC1により、リングギヤ32はクラッチC2によりCVT50のインプットシャフト51に接続できるようになっており、クラッチC1およびクラッチC2を接続状態とすることにより、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア35の3つの回転要素による差動を禁止して一体の回転体、即ちエンジン22のクランクシャフト24とモータ40の回転軸41とCVT50のインプットシャフト51とを一体の回転体とする。なお、プラネタリギヤ30には、リングギヤ32をケース39に固定してその回転を禁止するブレーキB1も設けられている。こうしたクラッチC1やクラッチC2,ブレーキB1の接続および接続解除は、図示しない油圧式のアクチュエータによりクラッチC1やクラッチC2,ブレーキB1に作用させる油圧を調節することにより行なわれる。
モータ40,42は、共に例えば発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ44,45を介して二次電池46と電力のやりとりを行なう。モータ40,42は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)49により駆動制御されており、モータECU49には、モータ40,42を駆動制御するために必要な信号や二次電池46を管理するのに必要な信号、例えばモータ40,42の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ47a,47bからの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータ40,42に印加される相電流,二次電池46の端子間に設置された電圧センサ48aからの端子間電圧,二次電池46からの電力ラインに取り付けられた電流センサ48bからの充放電電流,二次電池46に取り付けられた温度センサ48cからの電池温度などが入力されており、モータECU49からはインバータ44,45へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU49では、二次電池46を管理するために電流センサ48bにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算している。なお、モータECU49は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータ40,42を駆動制御すると共に必要に応じてモータ40,42の運転状態や二次電池46の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
CVT50は、溝幅が変更可能でインプットシャフト51に接続されたプライマリープーリー53と、同じく溝幅が変更可能で駆動軸としてのアウトプットシャフト52に接続されたセカンダリープーリー54と、プライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝に架けられベルト55と、プライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝幅を変更する第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57とを備え、第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57によりプライマリープーリー53およびセカンダリープーリー54の溝幅を変更することによりインプットシャフト51の動力を無段階に変速してアウトプットシャフト52に出力する。CVT50の変速比の制御は、CVT用電子制御ユニット(以下、CVTECUという)59により行なわれている。このCVTECU59には、インプットシャフト51に取り付けられた回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数やアウトプットシャフト52に取り付けられた回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の回転数が入力されており、CVTECU59からは第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57への駆動信号が出力されている。また、CVTECU59は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってCVT50の変速比を制御すると共に必要に応じてCVT50の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数Niや回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の回転数No,シフトレバー80の操作位置を検出するシフトポジションセンサ81からのシフトポジションSP,アクセルペダル82の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ83からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル84の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ85からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ86からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、クラッチC1やクラッチC2のアクチュエータへの駆動信号やブレーキB1のアクチュエータへの駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU29やモータECU49,CVTECU59と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU29やモータECU49,CVTECU59と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて車軸65,68に要求される要求トルクを設定し、この要求トルクに基づく動力が出力されるようエンジン22とモータ40が駆動制御される。エンジン22とモータ40の駆動制御としては、クラッチC1とクラッチC2とを共に接続状態としてプラネタリギヤ30を一体回転させてエンジン22からの動力に必要に応じてモータ40の動力を付加して走行するエンジンモータ走行モードや、クラッチC1を接続状態とすると共にクラッチC2を接続解除状態としてエンジン22をCVT50のインプットシャフト51から切り離してモータ40からの動力だけで走行するモータ走行モード、クラッチC1を接続解除状態とすると共にクラッチC2を接続状態としてエンジン22からトルクの反力をモータ40でとることによりエンジン22からのトルクを増幅して走行するトルク増幅走行モードなどがある。また、駆動輪69a,69bに連結された車軸68にはモータ42の回転軸43が接続されているから、前述した各走行モードにおけるエンジン22やモータ40からの動力に必要に応じてモータ42から動力を付加して走行することもできる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、前述したモータ走行モードからエンジンモータ走行モードに切り替える際の動作、即ち、クラッチC1を接続状態としたままクラッチC2を接続解除状態から接続状態に切り替える際の動作について説明する。図2は、実施例のハイブリッド自動車20により実行されるモード切替時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、モータ走行モードからエンジンモータ走行モードへの切替が指示されたときに実行される。なお、エンジン22は、モータ走行モードからエンジンモータ走行モードへの切替をスムーズに行なうためにCVT50のインプットシャフト51の回転数近傍で運転されるよう駆動制御される。
モード切替時制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ83からのアクセル開度Accや車速センサ86からの車速V,回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数Ni,回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の回転数Noを入力し(ステップS100)、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車軸65,68に出力すべき要求トルクT*を設定する(ステップS110)。要求トルクT*の設定は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクT*との関係を予め求めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると要求トルク設定用マップから対応する要求トルクT*を導出することにより行なうものとした。要求トルク設定用マップの一例を図3に示す。
次に、アクセル開度Accが所定開度Aref未満であるか否か、車速Vが所定車速Vref未満であるか否かを判定する(ステップS120,S130)。ここで、所定開度Arefや所定車速Vrefは、クラッチC2を接続解除状態から接続状態に切り替える際に生じうるショックを運転者が感じやすいか否かを判定するために設定される閾値であり、クラッチC2の性能やアクチュエータの性能などにより定められる。
アクセル開度Accが所定開度Acc以上であると判定されたり車速Vが所定車速Vref以上であると判定されたときには、油圧を作用させてクラッチC2の係合を開始し(ステップS140)、入力したインプットシャフト51の回転数NiをCVT50のインプットシャフト51の目標回転数Ni*として設定し(ステップS150)、ステップS110で設定した要求トルクT*に現在のCVT50の減速比(=Ni/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを除してモータ40から出力すべき目標トルクTfm*(=T*/(Ni/No)/Gf)を設定すると共に(ステップS160)、モータ42からトルクが出力されないよう目標トルクTrm*に値0を設定して(ステップS170)、モータ40,42とCVT50とを駆動制御する(ステップS180)。モータ40,42とCVT50の駆動制御は、具体的には、目標トルクTfm*,Trm*をモータECU49に送信すると共に目標回転数Ni*をCVTECU59に送信することにより、目標トルクTfm*,Trm*を受信したモータECU49が目標トルクTfm*,Trm*に見合うトルクを出力するようインバータ44,45のスイッチング素子をスイッチング制御し、目標回転数Ni*を受信したCVTECU59が目標回転数Ni*でCVT50のインプットシャフト51が回転するよう第1アクチュエータ56および第2アクチュエータ57を駆動制御する。そして、こうした駆動制御を行ないながら、クラッチC2の係合が完了するまで待ち(ステップS190)、係合が完了したときに本ルーチンを終了する。これにより、エンジン22のクランクシャフト24とモータ40の回転軸41とCVT50のインプットシャフト51とが一体回転した状態となり、エンジンモータ走行モードによる走行に移行することになる。
アクセル開度Accが所定開度Acc未満であり且つ車速Vが所定車速Vref未満であると判定されたときには、入力したインプットシャフト51の回転数Niに所定回転数ΔNiを減じたものを目標回転数Ni*として設定する(ステップS200)。即ち、CVT50の減速比(=Ni/No)が小さくなるように目標回転数Ni*を設定するのである。CVT50の減速比を小さくする理由については後述する。続いて、ステップS110で設定した要求トルクT*に現在のCVT50の減速比(=Ni/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを除してモータ40から出力すべき目標トルクTfm*(=T*/(Ni/No)/Gf)を設定すると共に(ステップS210)、モータ42からトルクが出力されないよう目標トルクTrm*に値0を設定して(ステップS220)、目標トルクTfm*,Trm*でモータ40,42を駆動制御すると共に目標回転数Ni*でCVT50を駆動制御する(ステップS230)。そして、回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数Niを入力し(ステップS240)、入力した回転数NiがステップS200で設定した目標回転数Ni*に達していないときにはステップS210の処理に戻ってステップS210〜S240の処理を繰り返し、入力した回転数Niが目標回転数Ni*に達したときには次の処理に進む(ステップS250)。ステップS200〜S240の処理が繰り返されると、ステップS240で入力した回転数Niが小さくなるにつれてステップS210で設定されるモータ40の目標トルクTfm*は大きくなっていくから、車軸65に出力されているトルク(要求トルクT*)をモータ40により維持しながらCVT50の減速比を小さくすることができる。
インプットシャフト51の回転数Niが目標回転数Ni*に達すると、油圧を作用させてクラッチC2の係合を開始する(ステップS260)。そして、ステップS110で設定した要求トルクT*に減速比を小さくした後のCVT50の減速比(=Ni*/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを除してモータ40から出力すべき目標トルクTfm*(=T*/(Ni*/No)/Gf)を設定し(ステップS270)、クラッチC2に作用させている油圧に対応するクラッチC2の係合トルクTcを入力して(ステップS280)、入力したクラッチC2の係合トルクTcに前述のCVT50の減速比(=Ni*/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを乗じてクラッチC2の係合により車軸65に伝達されるトルク変動ΔTを計算する(ステップS290)。エンジン22のクランクシャフト24とCVT50のインプットシャフト51とに回転差が生じているときにクラッチC2を係合すると、クラッチC2の係合トルクに比例するトルクがトルク変動ΔTとして車軸65に現れる。このときのトルク変動ΔTは、CVT50の減速比に比例するから、減速比を小さくとれば、トルク変動ΔTを小さくすることができる。即ち、クラッチC2の係合ショックを小さくすることができるのである。前述のステップS200で現在のインプットシャフト51の回転数Niに所定回転数ΔNiを減じて目標回転数Ni*を設定したのは、CVT50の減速比を小さくしてトルク変動ΔTを小さくするためである。トルク変動ΔTを計算すると、計算したトルク変動ΔTに減速ギヤ67の減速比Grを除したものにマイナスの符号を付してモータ42から出力すべき目標トルクTrm*を設定して(ステップS300)、ステップS270で設定した目標トルクTfm*でモータ40を駆動制御すると共にステップS300で設定した目標トルクTrm*でモータ42を駆動制御し、ステップS200で設定した目標回転数Ni*でCVT50を駆動制御する(ステップS310)。そして、クラッチC2の係合が完了したか否かを判定し(ステップS320)、クラッチC2の係合が完了したと判定されるまでステップS280〜S310の処理を繰り返し実行して、クラッチC2の係合が完了したときに本ルーチンを終了する。これにより、クラッチC2の係合トルクに応じて車軸65に伝達されるトルク変動ΔTをモータ42から入出力するトルクによりキャンセルできるから、要求トルクT*を維持しながらクラッチC2を接続解除状態から接続状態へ切り替えることができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、クラッチC1が接続状態にあるときにクラッチC2を接続解除状態から接続状態に切り替えるとき、即ち、エンジン22のクランクシャフト24とインプットシャフト51とを接続解除状態から接続状態とするとき、インプットシャフト51の目標回転数Ni*を小さくとることによりCVT50の減速比を小さくしてからクラッチC2を係合するから、車軸65に伝達されるクラッチC2の係合ショック(トルク変動ΔT)を抑制することができる。しかも、車軸65に伝達されるトルク変動ΔTを計算してこのトルク変動ΔTをキャンセルするトルクが車軸68に出力されるよう駆動輪69a,69bに接続されたモータ42を駆動制御するから、要求トルクT*を維持しながらエンジン22のクランクシャフト24とインプットシャフト51とを接続することができる。
また、実施例のハイブリッド自動車20によれば、アクセル開度Accが所定開度Aref以上であるか車速Vが所定車速Vref以上であるときには、CVT50の減速比(目標回転数Ni*)を変更することなくクラッチC2を係合するから、運転者がショックを感じにくい状態にあるときに迅速にクラッチC2を係合することができ、走行モードの切替を迅速に行なうことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、クラッチC2を接続解除状態から接続状態に切り替える際に、アクセル開度Accが所定開度Aref以上であるか車速Vが所定車速Vref以上であるときには、CVT50の変速比を変更することなくクラッチC2を係合するものとしたが、アクセル開度Accが所定開度Aref以上のときや車速Vが所定車速Vref以上のときでもCVT50の減速比を小さくしてからクラッチC2を係合するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、図2のステップS210,S220に示すように、クラッチC2を接続解除状態から接続状態に切り替える際、モータ40により要求トルクT*を維持しながらCVT50の減速比を小さくするものとしたが、モータ42により要求トルクT*を維持しながらCVT50の減速比を小さくするものとしてもよいし、モータ40,42の両方により要求トルクT*を維持しながらCVT50の減速比を小さくするものとしてもよい。このモータ42により要求トルクT*を維持しながらCVT50の減速比を小さくする場合、図2のモード切替時制御ルーチンに代えて図4のモード切替時制御ルーチンが実行される。なお、図4のルーチンでは、図2のルーチンのうち処理が同一の部分についての図示を省略している。図4の切替時制御ルーチンでは、アクセル開度Accが所定開度Aref未満であり且つ車速Vが所定車速Vref未満であると判定、即ち、図2のステップS130に対応する処理で肯定的な判定がなされると、図2のステップS100に対応する処理で入力したCVT50のインプットシャフト51の回転数Niから所定回転数ΔNiを減じてCVT50の目標回転数Ni*を設定する(ステップS400)。続いて、図2のステップS110に対応する処理で設定した要求トルクT*にCVT50の現在の減速比(=Ni/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを除してモータ40から出力すべき目標トルクTfm*(=T*/(Ni/No)/Gf)を設定すると共に(ステップS410)、要求トルクT*から設定した目標トルクTfm*にCVT50の現在の減速比(=Ni/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを乗じたものを減じ、これを減速ギヤ67の減速比Grで除してモータ42から出力すべき目標トルクTrm*(=(T*−(Tfm*・(Ni/No)・Gf))/Gr)を設定して(ステップS420)、目標トルクTfm*,Trm*でモータ40,42を駆動制御すると共に目標回転数Ni*でCVT50とを駆動制御する(ステップS430)。そして、回転数センサ61からのインプットシャフト51の回転数Niを入力し(ステップS440)、入力した回転数NiがステップS400で設定した目標回転数Ni*に達していないときにはステップS420の処理に戻ってステップS420〜S440の処理を実行し、入力した回転数Niが目標回転数Ni*に達したときには次の処理に進む(ステップS450)。こうしたステップS410〜S450の処理では、CVT50の目標回転数Ni*を小さくしてCVT50を制御したときに、モータ40から出力するトルクは一定に保持し、インプットシャフト51の回転数Niが小さくなるに従ってモータ42から出力するトルクを値0から徐々に大きくする処理となる。即ち、モータ40から出力されているトルクを一定に保持しながらCVT50の減速比を小さくすることにより車軸65に不足するトルクをモータ42から車軸68に出力するトルクで賄うのである。これにより、要求トルクT*を維持しながらCVT50の減速比を小さくすることができる。
インプットシャフト51の回転数Niが目標回転数Ni*に達すると、クラッチC2の係合を開始し(ステップS460)、クラッチC2の係合トルクTcを入力すると共に(ステップS470)、入力した係合トルクTcに減速比を小さくした後のCVT50の減速比(=Ni*/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを乗じてクラッチC2の係合に伴う車軸65のトルク変動ΔTを計算する(ステップS480)。続いて、要求トルクT*からモータ40の目標トルクTfm*に前述のCVT50の減速比(=Ni*/No)と減速ギヤ64の減速比Gfとを乗じたものを減じると共に計算したトルク変動ΔTを減じ、これを減速ギヤ67の減速比Grで除してモータ42から出力すべき目標トルクTrm*(=(T*−(Tfm*・(Ni/No)・Gf)−ΔT)/Gr)を設定し(ステップS490)、ステップS410で設定した目標トルクTfm*でモータ40を駆動制御すると共に設定した目標トルクTrm*でモータ42を駆動制御し、ステップS400で設定した目標回転数Ni*でCVT50を駆動制御する(ステップS500)。そして、クラッチC2の係合が完了するまでステップS470に戻ってステップS470〜S500の処理を繰り返し、クラッチC2の係合が完了したときに(ステップS510)、本ルーチンを終了する。これにより、モータ42からは、モータ40から出力されているトルクを一定に保持しつつCVT50の減速比を小さくすることによって車軸65に不足するトルクを賄うトルクとクラッチC2の係合に伴って車軸65に生じるトルク変動ΔTをキャンセルするトルクとの和のトルクが出力されることになる。従って、要求トルクT*を維持しながらクラッチC2を接続解除状態から接続状態に切り替えることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、クラッチC2の係合により車軸65に伝達されるトルク変動ΔTをキャンセルするトルクを駆動輪69a,69bに接続されたモータ42により出力したが、クラッチC2を介さずにCVT50のインプットシャフト51に接続されたモータ40により出力するものとしてもよいし、モータ40とモータ42の両方で分担して出力するものとしてもよい。あるいは、こうしたトルク変動ΔTをキャンセルするトルク自体を出力させないものとしても差し支えない。なお、トルク変動ΔTをキャンセルするトルクをモータ40だけから出力する場合、モータ42を備えないハイブリッド自動車にも適用可能である。
実施例のハイブリッド自動車20では、無段変速機としてのCVT50を用いたが、有段変速機を用いるものとしても差し支えない。
実施例では、プラネタリギヤ30を介してエンジン22のクランクシャフト24とモータ40の回転軸41とがCVT50のインプットシャフト51に接続されたハイブリッド自動車20に適用して説明したが、エンジンのクランクシャフトと変速機の入力軸とをクラッチにより接続および接続解除可能でクラッチを介さずに車軸に動力を出力可能なモータを備えるハイブリッド自動車であれば、如何なるハイブリッド自動車にも適用可能である。例えば、図5に例示する変形例のハイブリッド自動車120に示すように、駆動輪166a,166bに接続された変速機150と、変速機150のインプットシャフト151に接続されたモータ140と、クラッチC3を介して変速機150のインプットシャフト151に接続されたエンジン22と、駆動輪169a,169bに接続されたモータ142とを備えるハイブリッド自動車に適用するものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施形態としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるモード切替時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例のモード切替時制御ルーチンを示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車、22,122 エンジン、24 クランクシャフト、26 スタータモータ、28 ベルト、29 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、30 プラネタリギヤ、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 第1ピニオンギヤ、34 第2ピニオンギヤ、35 キャリア、39 ケース、40,42,140,142 モータ、41,43 回転軸、44,45 インバータ、46 二次電池、47a,47b 回転位置検出センサ、48a 電圧センサ、48b 電流センサ、48c 温度センサ、49 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、50,150 CVT、51,151 インプットシャフト、52 アウトプットシャフト、53 プライマリープーリー、54 セカンダリープーリー、55 ベルト、56 第1アクチュエータ、57 第2アクチュエータ、59 CVT用電子制御ユニット(CVTECU)、61 回転数センサ、62 回転数センサ、64,67 減速ギヤ、65,68 車軸、66a,66b,69a,69b、166a,166b,169a,169b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 シフトレバー、81 シフトポジションセンサ、82 アクセルペダル、83 アクセルペダルポジションセンサ、84 ブレーキペダル、85 ブレーキペダルポジションセンサ、86 車速センサ、B1 ブレーキ、C1,C2,C3 クラッチ。

Claims (9)

  1. 動力の出力により走行可能な自動車であって、
    内燃機関と、
    入力軸と第1の車軸に機械的に接続された出力軸とを有し、変更可能な変速比をもって該入力軸に入力された動力を変速して該出力軸に伝達する変速伝達手段と、
    前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、
    前記第1の車軸とは異なる第2の車軸および/または前記接続解除手段を介さずに前記第1の車軸に動力を入出力可能な電動駆動手段と、
    前記接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、該変速伝達手段の変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記車軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動駆動手段を駆動制御する接続時制御手段と
    を備える自動車。
  2. 前記接続時制御手段は、前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続する際の前記接続解除手段の係合力に基づいて前記車軸に出力されている駆動力の変動を推定し、該推定した変動を打ち消す駆動力が出力されるよう前記電動駆動手段を駆動制御する手段である請求項1記載の自動車。
  3. 前記接続時制御手段は、アクセル開度が所定開度以上のとき又は車速が所定車速以上のときには、前記変速伝達手段の変速比の変更を伴わずに前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御する手段である請求項1または2記載の自動車。
  4. 前記電動駆動手段は、前記変速伝達手段の入力軸に接続可能な第1の電動機を備える手段である請求項1ないし3いずれか記載の自動車。
  5. 請求項4記載の自動車であって、
    前記内燃機関の出力軸と前記第1の電動機の回転軸と前記変速伝達手段の入力軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力が決定されると残余の1軸に入出力される動力が決定される3軸式動力入出力手段を備え、
    前記接続解除手段は、前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを一体の回転体として接続可能な手段である
    自動車。
  6. 前記電動駆動手段は、前記第2の車軸に機械的に接続された第2の電動機を備える手段である請求項1ないし5いずれか記載の自動車。
  7. 内燃機関と、入力軸と第1の車軸に機械的に接続された出力軸とを有し変更可能な変速比をもって該入力軸に入力された動力を変速して該出力軸に伝達する変速伝達手段と、前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、前記第1の車軸とは異なる第2の車軸および/または前記接続解除手段を介さずに前記第1の車軸に動力を入出力可能な電動駆動手段と、を備える自動車の制御方法であって、
    前記接続解除手段の接続が要求されたとき、
    (a)減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、
    (b)該変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記車軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動駆動手段を駆動制御する
    自動車の制御方法。
  8. 駆動軸に動力を出力可能な動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    変更可能な変速比をもって前記内燃機関からの動力を変速して前記駆動軸に伝達する変速伝達手段と、
    前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、
    前記接続解除手段を介さずに前記駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
    前記接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、該変速伝達手段の変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記駆動軸に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動機を駆動制御する接続時制御手段と
    を備える動力出力装置。
  9. 第1の駆動軸と第2の駆動軸とに動力を出力可能な動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    変更可能な変速比をもって前記内燃機関からの動力を変速して前記第1の駆動軸に伝達する変速伝達手段と、
    前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とを接続および接続解除可能な接続解除手段と、
    前記第2の駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
    前記接続解除手段の接続が要求されたとき、減速比が小さくなる方向に変速比が変更されるよう前記変速伝達手段を駆動制御し、該変速伝達手段の変速比を変更した後に前記内燃機関の出力軸と前記変速伝達手段の入力軸とが接続されるよう前記接続解除手段を駆動制御すると共に前記第1の駆動軸および前記第2の駆動軸全体に要求される要求駆動力に基づく駆動力が出力されるよう前記電動機を駆動制御する接続時制御手段と
    を備える動力出力装置。
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