JP2005296327A - かかと部開放可能な靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の靴では外出時に長時間履き続けていると靴の中が蒸れて不快になることがあり、リラックスする為に靴の半脱ぎ状態に至り靴のかかと部を踏み結果的に傷める原因を招いていたが、この問題を解決するためのかかと部開放可能な靴を提供する。
【解決手段】 かかと部開放可能な靴において、靴本体(1)とかかと部品(2)は各係止部材により係止・係脱が可能な構造で、歩行時にはかかと部品(2)を靴本体(1)のかかと部に装着し、かかとのある従来の靴と同じように使用でき、外出先でリラックスしたい時には容易にかかと部品(2)の着脱が行え、サンダルのようなかかと部が開放した靴に換装が可能であり、また、かかと部開放時には不必要となるかかと部品(2)は、元の靴本体(1)の甲部に着脱可能な機能も設けているので、カバンのような別途の保管用具を必要とせずに靴本体(1)の甲部に保管して紛失を防ぐことができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、靴のかかと部品を着脱又は旋回移動により靴のかかと位置から靴の甲位置に移設し靴のかかと部を開放するためのかかと部開放可能な靴に関するものである。
従来の靴ではかかと部は重要な部分であり、歩行時に足のかかと部と靴のかかと部を固定するために必要であるが、靴最大の開口部である足入れ口を足が塞ぐために靴の内部は蒸れやすい状態を招く構造であった。
また、従来の靴では靴の甲部に設けられた紐などの締付け具のみで足の締付け調整を行っていたが、足に対して厚み方向と巾方向の二方向しか締付け調整できない構造であった。
また、サンダルやかかと部分の高さが極端に低い靴などが既存であるが、かかと部分がないような履物では歩行時に足のかかと部と靴のかかと部が固定されずにパタパタと着脱と繰り返し足に負担を掛ける構造であった。
また、従来より、靴のかかと部の開閉または着脱可能な靴の考案または発明はされている。例えば、特許文献1には、脱ぎ履きを短時間で楽にできることを目的に、靴のかかと部を靴本体の後方に倒して靴のかかとを開閉することができる競技用運動靴が記載されている。
また、例えば、特許文献2には、靴の主要部品の意匠選択が可能であり、また破損等の際にも部品交換が容易に行うことができることを目的に、靴の主要部品が脱着可能な靴が記載されている。
実用新案公開平7−20812号 公報
特許公開2004−73792号 公報
以上に述べた従来の靴では、一旦履いて出かけた靴では長時間履き続けていることにより靴の中が蒸れてきて不快感を感じても、脱ぐことが容易にできずストレスの一因や水虫の原因に繋がり、身体にも悪影響を及ぼしたり、またリラックスのために靴の半脱ぎ状態に至り、靴のかかと部を踏み大切な靴を傷める原因にもなっており靴の内部の通気性には容認できない問題がある。
また、季節による靴下の厚みの変化や、日中の足のムクミの変化などによる足が靴に対する状態は一定ではないので、従来の靴の甲部に設けられた紐などの締付け具の厚み方向と巾方向の二方向のみの締付け調整では足に対して十分な調整が行えない問題がある。
また、サンダルのようなかかと部分が開放した履物では通気性は良く蒸れなどに対する心配はないが、長時間・長距離の歩行には足に対する負担の度合いから適さないという問題がある。
また、上記のような実用新案公開平7−20812号公報に記載されたかかと部開閉式シューズは、靴の脱ぎ履きの際にかかと部分の靴の後方に倒して開閉を行う目的の構造であり、そのためかかと部は靴本体のかかと位置に一部が連結されており、かかと部分が靴本体より分離できる構造ではなく、靴をサンダルのようなかかと部が開放された履物として使用することができない構造である。
また、上記のような特許公開2004−73792号公報に記載された部品脱着式靴は、靴の主要部品の意匠選択を行うことを要旨に構成されており、かかと部品も止め具の係止・係脱により脱着が可能な構造であるが、意匠面の部品選択を要旨に構成がなされており脱着可能なかかと部の構造ではあるが、使用途中の靴よりかかと部品を分離してサンダルのような形態へ換装後も使用を続け、またかかと部品を靴本体の甲部に装着・保管できる機能して靴をサンダルのようなかかと部が開放された履物として使用することができない構造である。
本発明は、
A.外出時に長時間履き続けていると靴の中が蒸れて不快になることがある。
B.かかとがある靴でリラックスする為に靴を半脱ぎ状態でかかと部を踏み、靴を傷めることがある。
C.従来の靴の甲部に設けられた紐などの締付け具では、足に対して厚み方向と巾方向の二方向のみの締付け調整である。
D.サンダルのようなかかと部分の開放した履物は、通気性は良いが長時間・長距離の歩行には不向きである。
以上ような従来の靴が有していた課題を解決するためにかかと部開放可能な靴を提供するものである。
A.外出時に長時間履き続けていると靴の中が蒸れて不快になることがある。
B.かかとがある靴でリラックスする為に靴を半脱ぎ状態でかかと部を踏み、靴を傷めることがある。
C.従来の靴の甲部に設けられた紐などの締付け具では、足に対して厚み方向と巾方向の二方向のみの締付け調整である。
D.サンダルのようなかかと部分の開放した履物は、通気性は良いが長時間・長距離の歩行には不向きである。
以上ような従来の靴が有していた課題を解決するためにかかと部開放可能な靴を提供するものである。
そして、本発明は上記目的を達成するために、請求項1に記載より、靴本体(1)とかかと部品(2)は、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7e)または係止用ベルト挿通材(4e)などの係止部材と、その対となるかかと部品(2)の左右に延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7f)または面ファスナー(5e)(5f)を備えた係止用ベルト(3a)などの係止部材との係止・係脱、並びに靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4a)または係止用フック挿通材(4c)または係止用ベルト挿通材(4d)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7a)などの係止部材と、その対となるかかと部品(2)の外後面に設けられた下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)または係止用フック(8)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7b)などの係止部材との係止・係脱の遂行により、かかと部品(2)は靴本体(1)のかかと部に自在に着脱を行うことができ、靴のかかと部の開放が可能となる構造で構成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載より、靴本体(1)のかかと部より分離したかかと部品(2)は、靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ベルト挿通材(4b)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7d)などの係止部材と、その対となるかかと部品(2)の外後面に設けられた下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)または係止用フック(8)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7b)などの係止部材との係止・係脱、並びに靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7e)または係止用ベルト挿通材(4e)などの係止部材と、その対となるかかと部品(2)の左右に延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7f)または面ファスナー(5e)(5f)を備えた係止用ベルト(3a)などの係止部材との係止・係脱の遂行により、かかと部品(2)は靴本体(1)の甲部に自在に着脱を行うことができ、靴本体(1)のかかと部より分離され機能を失ったかかと部品(2)の保管が可能となる構造で構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載より、靴本体(1)とかかと部品(2)は、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた回転可能部材(6)により連結されており、また靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた1つ以上の係止用ボタン状ホック(7a)または係止用ベルト挿通材(4a)または係止用ベルト挿通材(4d)などの係止部材が、その対となるかかと部品(2)の外後面部に設けられた1つ以上の係止用ボタン状ホック(7b)または下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)などの係止部材と係止・係脱が可能で、その係止部材の係止の遂行によりかかと部品(2)を靴本体(1)のかかと部に固着できる構造であり、靴のかかと部開放の際は靴本体(1)及びかかと部品(2)のかかと部での各種の係止部材による係止を解き、かかと部品(2)を靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた回転可能部材(6)を支点に靴のかかと位置から靴の甲位置への旋回移動を遂行し、かかと部品(2)が靴本体(1)の甲部に到達時靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ボタン状ホック(7d)または係止用ベルト挿通材(4b)などの係止部材と、その対となるかかと部品(2)の外後面部に設けられている係止用ボタンフック(7c)または延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)などの係止部材は係止・係脱を行うことができ、その係止部材の係止の遂行により、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に自在に固着・保管が行え、靴のかかと部の開放が可能となる構造で構成されていることを特徴とする。
上述したように本発明のかかと部開放可能な靴は、歩行時にはかかと部品は靴本体のかかと部に装着されかかとのある従来の靴と同じように歩行でき、外出先で容易にかかと部品の着脱または旋回移動が行えサンダルのようなかかと部分が開放した靴に換装が可能で、靴の中の足がかかと方向に退避することができ靴の中のつま先部に間隙を発生でき通気性を得られ、蒸れや締付けによるストレスを軽減しリラックスすることが可能である。また、靴の脱ぎ履きの際にかかと部品の開閉を行えば、従来の靴の足に対する厚み方向と巾方向の二方向の締付け調整に加えて足の前後方向も含めた三方向の締付け調整も可能である。また、かかと部開放時には不必要となるかかと部品は、元の靴本体の甲部に保持または固着できる係止部材も設けているので、カバンのような別途の保管用具を必要とせずに靴本体にかかと部品を保管して紛失を防ぐこともできる。また、かかと部を開放状態で玄関に置いておけば、日常の近場へお出かけの際にサンダル感覚で気軽に履き出かけることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面の参照に基づいて説明する。
図1から図8は本発明のかかと部開放可能な靴において、かかと部品が係止部材により靴のかかと部から着脱自在であり、また靴本体より分離後のかかと部品を靴の甲部の係止部材により保持・保管が可能となることを特徴とする靴を例示した図面である。
図1は靴本体(1)のかかと部からかかと部品(2)が各係止部材により着脱自在である靴に関して、かかと部品(2)が靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)と、その対となるかかと部品(2)の左右に延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)の係止、並びに靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4a)と、その対となるかかと部品(2)の外後面に設けられた下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)の係止により靴本体(1)のかかと部に装着され、歩行や運動に適した形態である状態を構成している。
図2は前記の靴に関して、靴本体(1)のかかと部に装着されていたかかと部品(2)を分離させた状態を表しており、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)と、その対となるかかと部品(2)の左右のかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)との係止・係脱、並びに靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4a)と、かかと部品(2)の外後面に設けられた下方に延在する帯状の係止用ベルト(3)を挿通・折返し係止用ベルト(3)に備えられた面ファスナー(5a)(5b)にて係止・係脱をすることにより、靴本体(1)とかかと部品(2)は自在に着脱を可能とする構造であり、これにより靴のかかと部の開放を行える構成している。
図3は前記の靴に関して、靴本体(1)のかかと部より分離させたかかと部品(2)を靴本体(1)の甲部へ各係止部材により保持させた状態を表しており、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部へ保持させる為に靴本体(1)の甲部には、かかと部品(2)が靴本体(1)のかかと部後端部の係止用ベルト挿通材(4a)と係止・係脱する為に使用していた係止用ベルト(3)を再度有効に利用するための係止用ベルト挿通材(4b)が設けられており、かかと部品(2)の外後面に設けられた下方に延在する帯状の係止用ベルト(3)を挿通・折返し、係止用ベルト(3)に備えられた面ファスナー(5a)(5b)にて靴本体(1)の甲部にも係止・係脱することが可能であり、またかかと部品(2)の左右のかかと部品延在部(2a)が靴の甲を覆うように取り付き、その部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)が靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)に係止・係脱が可能であり、これらの作用により靴本体(1)のかかと部より分離したかかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持することができ、また紛失する恐れを無くし効果的に保管を行える構成している。
ちなみに、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持している際は、靴本体(1)の甲部に設けられている靴紐(10)類の締付け具の使用は出来ないが、靴本体(1)のかかと部が開放状態であるため利用上差障りはないものと考える。
ちなみに、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持している際は、靴本体(1)の甲部に設けられている靴紐(10)類の締付け具の使用は出来ないが、靴本体(1)のかかと部が開放状態であるため利用上差障りはないものと考える。
図4は前記の靴に関して、靴本体(1)のかかと部に装着されたかかと部品(2)のかかと部品延在部のみの係脱を行いかかと部の開閉をさせた状態を表しており、かかと部品(2)が靴本体(1)のかかと部に装着された状態より靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面各々に設けられた面ファスナー(5c)と、その対となるかかと部品(2)の左右の延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)の係脱のみを行い、靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4a)と、かかと部品(2)の外後面に設けられた係止用ベルト(3)は係止したまま残し、その係止部分を支点にかかと部品(2)は靴の後方に転倒自在とできる構造であり、これにより靴のかかと部の開閉が可能となり、かかと部を傷める事無く靴の脱ぎ履きを容易に行え、また従来の靴の足に対して厚み方向と巾方向の二方向のみの締付け調整に加えて、かかと部品の固着時には足の前後方向の締付け調整も可能な構成をしている。
図5は前記の靴に関して、かかと部品(2)が靴本体(1)のかかと部及び甲部に装着時の側面係止部材の面ファスナー(5c)に対する双方の有効領域(14)を表しており、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)は、かかと部品(2)が靴本体(1)のかかと部に装着される時のかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)の位置及び面積と、かかと部品(2)が靴本体(1)の甲部に装着される時のかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)の位置及び面積の、双方の係止可能な有効領域(14)に対応できる位置及び面積で構成をしている。
図6は前記の靴に関して、かかと部品(2)を表しており、このかかと部品(2)は足のかかとの後側を覆うようなU字状の形状を成し、足のかかとに接するかかと部品(2)の内側にはインナークッション(12)が備えられており、またかかと部品(2)の左右より延在するかかと部品延在部(2a)の各々の内面には靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)への係止・係脱を目的とした面ファスナー(5d)が設けられており、更にかかと部品(2)の外後面には靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4a)にかかと部品(2)を係止する為の面ファスナー(5a)(5b)を備えた下方に延在する帯状の係止用ベルト(3)が設けられており、これらの係止・係脱により、かかと部品(2)は靴本体(1)のかかと部及び甲部に着脱が自在に行える構成をしている。
図7は前記の靴に関して、かかと部品(2)が靴本体(1)に着脱段階時の靴のかかと部のA−A断面を示す断面図であり、かかと部品(2)の外後面に備えられた係止用ベルト(3)が靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4a)に挿通後折返し、係止用ベルト(3)に備えられている面ファスナー(5a)(5b)の係止により、靴本体(1)のかかと部との一体化を形成できる構造であり、この構造により靴本体(1)のかかと部は歩行時であってもサンダルのかかと部のようにパタパタとならず、既存の靴と同様の使用感を得られる。また靴本体(1)のかかと部は開放された構造であるのでかかと部品(2)を装着していても浸水の恐れがあるが、かかと部品(2)の後方下部には浸水対策用の防水用樹脂材(9)を設けている。尚、靴のかかと部を開放してサンダルのように使用することが可能であるので、靴本体(1)のかかと部後端部に設けられる係止用ベルト挿通材(4a)は、利用者の邪魔にならないように靴本体(1)の中底(13)のレベルラインより上方に突出しない位置に設ける必要がある。
図8は実施例1の靴本体(1)のかかと部よりかかと部品(2)が着脱自在あり、また靴本体(1)より分離後のかかと部品(2)を靴の甲部に保持・保管が可能であることを特徴とする靴の使用手順例を示す図である。図8の(あ)はかかと部品(2)が靴本体(1)のかかと部に装着されて既存の靴と同様の形態を示す図である。図8の(い)はかかと部品(2)の外後面に設けられた係止用ベルト(3)の面ファスナー(5a)(5b)の係脱した状態を示す図である。図8の(う)はかかと部品(2)の左右より延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)を靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)より係脱した状態を示す図である。図8の(え)は靴本体(1)のかかと部よりかかと部品(2)を分離した状態を示す図である。図8の(お)は靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ベルト挿通材(4b)にかかと部品(2)の外後面に設けられた係止用ベルト(3)を挿通した状態を示す図である。図8の(か)は靴本体(1)とかかと部品(2)が各係止用部材により係止されかかと部品(2)が靴本体(1)の甲部に保持・保管された状態を示す図である。
以下、上記構成の動作を説明する。本発明のかかと部開放可能な靴は、実施例1において、通常の歩行などの使用に支障が無いように歩行時には靴本体(1)のかかと部にかかと部品(2)が装着できる構造であり、既存の靴と同様に使用できる(図8の(あ))。靴のかかと部を開放する手順の第一に、靴本体(1)に装着されたかかと部品(2)の外後面に設けられた係止用ベルト(3)の面ファスナー(5a)(5b)の係脱を行う(図8の(い))。第二にかかと部品(2)の左右より延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)を靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)より係脱を行う(図8の(う))。第三に靴本体(1)との各係止部材より係脱したかかと部品(2)を靴本体(1)のかかと部より分離を行う(図8の(え))。第四に靴本体(1)のかかと部より分離したかかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に移動させ、かかと部品(2)の外後面に設けられた係止用ベルト(3)を靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ベルト挿通材(4b)に挿通を行う(図8の(お))。第五に靴本体(1)の甲部の係止用ベルト挿通材(4b)に挿通後のかかと部品(2)の外後面に設けられた係止用ベルト(3)を折返し係止用ベルト(3)に備えられた面ファスナー(5a)(5b)を係止し、またかかと部品(2)の左右より延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)を靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)に係止することでかかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持・保管できる(図8の(か))。
この時、本発明のかかと部開放可能な靴は、外出の際の歩行時にはかかとのある普通の靴と同じように使用でき、外出先で容易にかかと部品(2)の着脱が行え靴のかかと部を開放して靴内のつま先部に間隙を得られるように靴を浅く履き、靴内の蒸れを防ぎ足のリラックスを行うことが可能であり、またサンダルのようにかかと部を開放したままでも歩行は可能である。さらに靴のかかと部より取外したかかと部品(2)を同じ靴の甲部に保持・保管することにより、例えばカバンのような別途の保管用具を必要とせず、またかかと部品(2)の紛失を防ぐことにもなり効果的である。以上のように、本実施形態の実施例1によれば靴とサンダルの機能を有する事が可能になるものである。
図9から図12は本発明のかかと部開放可能な靴において、かかと部品が回転可能部材により靴のかかと部と甲部の間を旋回移動が自在であり、また靴のかかと部及び靴の甲部の係止部材により固着だ可能となることを特徴とする靴を例示した図面である。
図9は靴本体(1)のかかと部と甲部の間をかかと部品(2)が回転可能部材(6)を支点に旋回移動を行える靴に関して、かかと部品(2)は靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた回転可能部材(6)により連結されており、また靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ボタン状ホック(7a)がかかと部品(2)の外後面下部に設けられた係止用ボタン状ホック(7b)との嵌合によりかかと部品(2)は靴本体(1)のかかと部に固着され、歩行や運動に適した形態である状態を構成している。
図10は前記の靴に関して、靴本体(1)のかかと部に固着されていたかかと部品(2)が、かかと部品(2)の外後面下部に設けられた係止用ボタン状ホック(7b)を靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ボタン状ホック(7a)より係脱し、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右の外面に各々設けられた回転可能部材(6)を支点に旋回移動中の状態を表しており、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた回転可能部材(6)の回転可動機能の作用により、靴本体(1)のかかと部位置から靴本体(1)の甲部位置へとかかと部品(2)の旋回移動を遂行できる構造であり、これにより靴のかかと部の開放を行える構成をしている。
図11は前記の靴に関して、靴本体(1)のかかと部より旋回移動させたかかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持させた状態を表しており、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部へ保持させる為に靴本体(1)の甲部には、係止用ボタン状ホック(7d)が設けられており、かかと部品(2)の外後面上部に設けられている係止用ボタン状ホック(7c)と嵌合させることによりかかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に係止・係脱することが可能であり、靴本体(1)のかかと部より旋回移動したかかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持することができ、効果的に保管を行える構成をしている。
靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)に設けられた回転可能部材(6)は、かかと部品(2)が靴本体(1)のかかと部に固着される時の位置と、かかと部品(2)が靴本体(1)の甲部に固着される時の位置の双方の有効距離に対応できる位置に設定されている構成をしている。
ちなみに、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持している際は、靴本体(1)の甲部に設けられている靴紐(10)類の締付け具の使用は出来ないが、靴本体(1)のかかと部が開放状態であるため利用上差障りはないものと考える。
ちなみに、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に保持している際は、靴本体(1)の甲部に設けられている靴紐(10)類の締付け具の使用は出来ないが、靴本体(1)のかかと部が開放状態であるため利用上差障りはないものと考える。
図12は実施例2の靴本体(1)のかかと部よりかかと部品(2)が靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右の外面に各々設けられた回転可能部材(6)を支点に、靴本体(1)のかかと部位置から靴本体(1)の甲部位置へかかと部品(2)の旋回移動が可能であることを特徴とする靴の使用手順例を示す図である。図12の(き)はかかと部品(2)が靴本体(1)のかかと部に固着されて既存の靴と同様の形態を示す図である。図12の(く)はかかと部品(2)の外後面下部一つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7b)を靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ボタン状ホック(7a)から係脱した状態を示す図である。図12の(け)はかかと部品(2)が靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右の外面に各々設けられた回転可能部材(6)を支点に靴本体(1)のかかと部より靴本体(1)の甲部へ旋回移動中の状態を示す図である。図12の(こ)は前記の旋回移動の後かかと部品(2)が靴本体(1)の甲部へ到達した状態を示す図である。図12の(さ)は靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ボタン状ホック(7d)にかかと部品(2)の外後面上方に設けられた係止用ボタン状ホック(7c)を嵌合し、かかと部品(2)が係止され靴本体(1)の甲部に保持された状態を示す図である。
以下、上記構成の動作を説明する。本発明のかかと部開放可能な靴は、実施例2おいて、通常の歩行などの使用に支障が無いように歩行時には靴本体(1)のかかと部にかかと部品(2)が固着できる構造であり、既存の靴と同様に使用できる(図12の(き))。靴のかかと部を開放する手順の第一に、靴本体(1)に固着されたかかと部品(2)の外後面下部に一つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7b)を靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ボタン状ホック(7a)から係脱を行う(図12の(く))。第二にかかと部品(2)が靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右の外面に各々設けられた回転可能部材(6)を支点に靴本体(1)のかかと部より靴本体(1)の甲部へ旋回移動を遂行し(図12の(け))、その後かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部位置まで到達させる(図12の(こ))。第三に靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ボタン状ホック(7d)にかかと部品(2)の外後面上方に設けられた係止用ボタン状ホック(7c)を嵌合することで、かかと部品(2)が係止され靴本体(1)の甲部に保持・保管できる(図12の(さ))。
この時、本発明のかかと部開放可能な靴は、外出の際の歩行時にはかかとのある普通の靴と同じように使用でき、外出先で容易にかかと部品(2)を靴のかかと部より靴の甲部に旋回移動でき、靴のかかと部を開放して靴内のつま先部に間隙を得られるように靴を浅く履き、靴内の蒸れを防ぎ足のリラックスを行うことが可能であり、またサンダルのようにかかと部を開放したままでも歩行は可能である。以上のように、本実施形態の実施例2によれば靴とサンダルの機能を有する事が可能になるものである。
図13から図16は本発明のかかと部開放可能な靴において、靴のかかと部からかかと部品が着脱自在とすることを特徴とする靴の係止用部材の一実施例を例示した図面である。
図13は靴本体(1)のかかと部よりかかと部品(2)が着脱自在である靴に関して、靴本体(1)及びかかと部品(2)を分離させた状態において、靴本体(1)とかかと部品(2)を着脱可能にするためである係止部材の一実施例を表しており、かかと部品(2)の外後面下部に設けられた係止用フック(8)は任意の巾の半円筒形状のフックであり、靴本体(1)のかかと部後端部に埋設された構造で設けられている係止用フック挿通材(4c)に係止・係脱、及びかかと部品(2)の左右のかかと部品延在部(2a)の各内面に各々設けられた面ファスナー(5d)を、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)に係止・係脱することにより、かかと部品(2)を靴本体(1)のかかと部に自在に着脱でき、またかかと部品(2)の外後面下部に設けられた係止用フック(8)を、靴本体(1)の甲部に設けられている係止用フック挿通材(4b)に係止・係脱、及びかかと部品(2)の左右のかかと部品延在部(2a)の各内面に各々設けられた面ファスナー(5d)を、靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)に係止・係脱することにより、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に自在に着脱及び保管ができる構成をしている。
図14は前記の靴の係止部材の一実施例に関して、かかと部品(2)が靴本体(1)に装着時の靴のかかと部のB−B断面を示す断面図であり、かかと部品(2)の外後面下部に備えられた係止用フック(8)が靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用フック挿通材(4c)に挿通・係止により、靴本体(1)のかかと部との一体化を形成できる構造であり、この構造により靴本体(1)のかかと部は歩行時であってもサンダルのかかと部のようにパタパタとならず、既存の靴と同様の使用感を得られる。また靴本体(1)のかかと部は開放された構造であるのでかかと部品(2)を装着していても浸水の恐れがあるが、かかと部品(2)の後方下部には浸水対策用の防水用樹脂材(9)を設けている。尚、靴のかかと部を開放してサンダルのように使用することが可能であるので、靴本体(1)のかかと部後端部に設けられる係止用フック挿通材(4c)は、利用者の邪魔にならないように靴本体(1)の靴の中底(13)のレベルラインより上方に突出しない位置に設ける必要がある。
図15は靴本体(1)のかかと部よりかかと部品(2)が着脱自在である靴に関して、靴本体(1)及びかかと部品(2)を分離させた状態において、靴本体(1)とかかと部品(2)を着脱可能にするためである係止部材の一実施例を表しており、かかと部品(2)の外後面下部に1つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7b)及びかかと部品(2)の左右のかかと部品延在部(2a)の各内面に1つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7f)は、靴本体(1)のかかと部後端部に1つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7a)及び靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右各外面に1つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7e)と係止・係脱することにより、かかと部品(2)を靴本体(1)のかかと部に自在に着脱でき、またかかと部品(2)の外後面下部に1つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7b)及びかかと部品(2)の左右のかかと部品延在部(2a)の各内面に設けられた係止用ボタン状ホック(7f)が、靴本体(1)の甲部に1つ以上設けられた係止用ボタン状ホック(7d)及び靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右各外面に設けられた係止用ボタン状ホック(7e)と係止・係脱することにより、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に自在に着脱及び保管ができる構成である。
図16は靴本体(1)のかかと部よりかかと部品(2)が着脱自在である靴に関して、靴本体(1)及びかかと部品(2)を分離させた状態において、靴本体(1)とかかと部品(2)を着脱可能にするためである係止部材の一実施例を表しており、靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4d)及び靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた係止用ベルト挿通材(4e)に、かかと部品(2)の外後面より下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)及びかかと部品(2)の左右より前方向に延在する帯状の面ファスナー(5e)(5f)を備えた係止用ベルト(3a)を挿通・折返し、各係止用ベルト(3)(3a)に備えられた面ファスナー(5a)(5b)(5e)(5f)にて係止・係脱することにより、かかと部品(2)を靴本体(1)のかかと部に自在に着脱でき、また靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ベルト挿通材(4b)及び靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた係止用ベルト挿通材(4e)に、かかと部品(2)の外後面より下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)及びかかと部品(2)の左右より前方向に延在する帯状の面ファスナー(5e)(5f)を備えた係止用ベルト(3a)を挿通・折返し、各係止用ベルト(3)(3a)に備えられた面ファスナー(5a)(5b)(5e)(5f)にて係止・係脱することにより、かかと部品(2)を靴本体(1)の甲部に自在に着脱及び保管ができる構造である。
靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)は、靴の強度を高めるため及びかかと部品(2)のかかと部品延在部(2a)との係止部材の係止面積を広域にするために、可能な限り靴本体(1)のかかと部の後端に近い位置まで延ばすことが望ましい。
本発明のかかと部開放可能な靴は上記の実施例に限定するものではなく、カジュアルシューズ・運動靴・ビジネスシューズなどの各種の靴に適用でき、また本発明の要旨を逸脱しない範囲の改良等は本発明に含まれるものとする。
1 靴本体
1a 足入れ口側面部
2 かかと部品
2a かかと部品延在部
3 係止用ベルト
3a 係止用ベルト
4a 係止用ベルト挿通材
4b 係止用ベルト挿通材
4c 係止用フック挿通材
4d 係止用ベルト挿通材
4e 係止用ベルト挿通材
5a 面ファスナー
5b 面ファスナー
5c 面ファスナー
5d 面ファスナー
5e 面ファスナー
5f 面ファスナー
6 回転可能部材
7a 係止用ボタン状ホック
7b 係止用ボタン状ホック
7c 係止用ボタン状ホック
7d 係止用ボタン状ホック
7e 係止用ボタン状ホック
7f 係止用ボタン状ホック
8 係止用フック
9 防水用樹脂材
10 靴紐
11 靴底
12 インナークッション
13 靴の中底
14 有効領域
1a 足入れ口側面部
2 かかと部品
2a かかと部品延在部
3 係止用ベルト
3a 係止用ベルト
4a 係止用ベルト挿通材
4b 係止用ベルト挿通材
4c 係止用フック挿通材
4d 係止用ベルト挿通材
4e 係止用ベルト挿通材
5a 面ファスナー
5b 面ファスナー
5c 面ファスナー
5d 面ファスナー
5e 面ファスナー
5f 面ファスナー
6 回転可能部材
7a 係止用ボタン状ホック
7b 係止用ボタン状ホック
7c 係止用ボタン状ホック
7d 係止用ボタン状ホック
7e 係止用ボタン状ホック
7f 係止用ボタン状ホック
8 係止用フック
9 防水用樹脂材
10 靴紐
11 靴底
12 インナークッション
13 靴の中底
14 有効領域
Claims (3)
- 靴本体(1)とかかと部品(2)は、前記靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7e)または係止用ベルト挿通材(4e)などの係止部材と、その対となる前記かかと部品(2)の左右に延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7f)または面ファスナー(5e)(5f)を備えた係止用ベルト(3a)などの係止部材との係止・係脱、並びに前記靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた係止用ベルト挿通材(4a)または係止用フック挿通材(4c)または係止用ベルト挿通材(4d)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7a)などの係止部材と、その対となる前記かかと部品(2)の外後面に設けられた下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)または係止用フック(8)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7b)などの係止部材との係止・係脱の遂行により、前記かかと部品(2)は前記靴本体(1)のかかと部に自在に着脱を行うことができ、靴のかかと部の開放が可能となる構造を特徴とするかかと部開放可能な靴。
- 靴本体(1)のかかと部より分離したかかと部品(2)は、前記靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ベルト挿通材(4b)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7d)などの係止部材と、その対となる前記かかと部品(2)の外後面に設けられた下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)または係止用フック(8)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7b)などの係止部材との係止・係脱、並びに前記靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた面ファスナー(5c)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7e)または係止用ベルト挿通材(4e)などの係止部材と、その対となる前記かかと部品(2)の左右に延在するかかと部品延在部(2a)の内面に各々設けられた面ファスナー(5d)または1つ以上の係止用ボタン状ホック(7f)または面ファスナー(5e)(5f)を備えた係止用ベルト(3a)などの係止部材との係止・係脱の遂行により、前記かかと部品(2)は前記靴本体(1)の甲部に自在に着脱を行うことができ、前記靴本体(1)のかかと部より分離され機能を失った前記かかと部品(2)の保管が可能となる構造を特徴とする、請求項1に記載のかかと部開放可能な靴。
- 靴本体(1)とかかと部品(2)は、前記靴本体(1)の足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた回転可能部材(6)により連結されており、また前記靴本体(1)のかかと部後端部に設けられた1つ以上の係止用ボタン状ホック(7a)または係止用ベルト挿通材(4a)または係止用ベルト挿通材(4d)などの係止部材が、その対となる前記かかと部品(2)の外後面部に設けられた1つ以上の係止用ボタン状ホック(7b)または下方に延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)などの係止部材と係止・係脱が可能で、当該係止の遂行により前記かかと部品(2)を前記靴本体(1)のかかと部に固着できる構造であり、また靴のかかと部開放の際は前記靴本体(1)及び前記かかと部品(2)のかかと部での各種の係止部材による係止を解き、前記かかと部品(2)を前記靴本体(1)の前記足入れ口側面部(1a)の左右外面に各々設けられた前記回転可能部材(6)を支点に靴のかかと位置から靴の甲位置への旋回移動を遂行し、前記かかと部品(2)が前記靴本体(1)の甲部に到達時前記靴本体(1)の甲部に設けられた係止用ボタン状ホック(7d)または係止用ベルト挿通材(4b)などの係止部材と、その対となる前記かかと部品(2)の外後面部に設けられている前記係止用ボタンフック(7c)または延在する帯状の面ファスナー(5a)(5b)を備えた係止用ベルト(3)などの係止部材は係止・係脱を行うことができ、当該係止の遂行により前記かかと部品(2)を前記靴本体(1)の甲部に自在に固着・保管が行え、靴のかかと部の開放が可能となる構造を特徴とするかかと部開放可能な靴。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022533341A (ja) * | 2019-05-13 | 2022-07-22 | ディージェーオー,エルエルシー | 歩行ブーツ、チェイフアセンブリ、押しボタン解放弁のための保護リム、および関連する方法 |
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US10264854B2 (en) | 2005-06-20 | 2019-04-23 | Nike, Inc. | Article of footwear having an upper with a matrix layer |
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