JP4129827B2 - 乳幼児用靴 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、乳幼児用靴に関するもので、特に、乳幼児の足の健全な成長を促進するように改良された乳幼児用靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々のデザインの乳幼児用靴が市販されている。このような乳幼児用靴は、乳児が歩き始める頃から使用されるが、その使用目的は、主として、足の保護のためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
乳幼児期における足の成長は、歩き始めの1歳前後から6歳または7歳程度になるまで続くと言われている。特に、比較的低年齢の乳児期において、足を健全な状態で成長させることが重要である。
【0004】
このような足の健全な成長の典型的な現われとして、土踏まずの形成がある。土踏まずは、歩行時において衝撃吸収効果を発揮し、背骨を通して脳を守るといった重要な役割を果たすものである。そして、土踏まずの形成のためには、足によって地面をつかむように足の各指を運動させながら歩くことが重要であるとされている。このような歩行状態は、乳幼児が素足で歩くときに、より容易に実現される。
【0005】
他方、それにも関わらず、足の保護のためには靴が必要である。しかしながら、乳幼児が靴を着用すると、足の各指の動きが阻害され、地面をつかむように足を運動させることが困難になり、結果として、足の健全な成長を阻害してしまうことがある。
【0006】
そこで、この発明の目的は、乳幼児の足の健全な成長を促進するように改良された乳幼児用靴を提供しようとすることである。
【0007】
この発明の他の目的は、乳幼児の足に履かせたり脱がせたりすることが容易な乳幼児用靴を提供しようとすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、乳幼児の足に着用されるための靴に向けられる。この乳幼児用靴は、通常の靴と同様、足の甲を覆う甲被部材と足の裏を受ける靴底部材とを備えている。
【0009】
上述した技術的課題を解決するため、この発明では、靴底部材上に、中敷きが配置され、この中敷きは、その後端部のみが甲被部材および/または靴底部材に固定された状態とされる。
【0010】
また、中敷きの前端部には、足の第1指と第2指との間に位置させるべき仕切り壁が立ち上がるように設けられ、この仕切り壁によって足の各指が動き得る広さの空間が甲被部材の前端部と靴底部材の前端部との間に規定された状態に維持される。
【0011】
さらに、甲被部材は、その前端部を除いて開放可能とする開口を有し、この開口は、着脱可能な締結手段によって閉じられるようにされる。
【0012】
この発明の他の実施態様では、中敷きは、交換可能とされ、靴底部材上に配置されたとき、その後端部のみが甲被部材および/または靴底部材に固定された状態とされる。
【0013】
【発明の効果】
このように、この発明に係る乳幼児用靴または中敷きによれば、乳幼児の足の第1指と第2指との間に仕切り壁が位置されるので、第1指と他の4指とをそれぞれ別に動かすことが容易になるとともに、足が靴の中でつま先方向へずれることが防止され、また、仕切り壁によって、足の各指が動き得る広さの空間が甲被部材の前端部と靴底部材の前端部との間に規定された状態に維持されることから、たとえば甲被部材によって足の各指の動きが制限されるといった状態を生じにくくすることができる。
【0014】
このようなことから、乳幼児が歩行するとき、足によって地面をつかむように動かすことが容易になり、その結果、適正な土踏まずの形成といった足の健全な成長を促進する効果を期待できる。したがって、脳を衝撃から守ることが特に重要である成長期の乳幼児にとっては、この発明による効果が発揮されることにより、土踏まずが適正に形成され、その結果、歩行時において衝撃吸収作用が営まれることに、より深い意義がある。
【0015】
また、この発明に係る乳幼児用靴によれば、甲被部材は、その前端部を除いて開放可能とする開口を有しているとともに、中敷きは、その後端部のみが固定された状態とされているので、保護者が、乳幼児の足の第1指と第2指との間に仕切り壁を位置させた状態で、乳幼児の足にこの乳幼児用靴を履かせたり、あるいは、逆に、乳幼児用靴を脱がせたりすることを容易に行なうことができる。
【0016】
すなわち、この発明に係る乳幼児用靴を履かせる場合には、甲被部材の開口を開放し、かつ中敷きの前端部を持ち上げた状態としながら、乳幼児の足の第1指と第2指との間に仕切り壁を位置させ、そのまま、乳幼児の足を甲被部材の開口から靴の中へ誘導し、最終的に、この開口を適当な締結手段によって閉じるようにすればよい。逆に、この発明に係る乳幼児用靴を脱がせる場合には、締結手段を解いて、甲被部材の開口を開放した後、乳幼児の足をこの乳幼児用靴から引き出すようにすればよい。
【0017】
この発明に係る乳幼児用靴において、甲被部材が、乳幼児のくるぶしの上にまで延びる足首保護部を備えていると、文字どおり、乳幼児の足首を保護することができるとともに、この乳幼児用靴が不用意に脱げてしまわないようにすることができる。
【0018】
上述のように、甲被部材が足首保護部を備えている場合において、締結手段が、甲被部材を乳幼児の足の甲および足首に密着させた状態で、開口を閉じることができるようにされていると、足の各指の動きを阻害することなく、この靴の中で足のかかとが上下動したり、足がつま先側へずれたりすることを防止することができ、足と靴との一体感を高めることができる。
【0019】
また、甲被部材が開放された状態において、中敷きを引き出そうとするとき、中敷きの前端部が、甲被部材の前端部に係合するように構成されていると、この係合によって、中敷きの前端部が甲被部材から完全に外へ出てしまうことを防止することができる。これによって、この乳幼児用靴を履かせる場合、乳幼児の足の第1指と第2指との間に仕切り壁を位置させた後、足を靴の中へ円滑に誘導することが可能になるとともに、靴を脱がせる場合においても、単に靴を乳幼児の足から引き離すだけで、中敷きから足を迅速に分離させることができる。
【0020】
また、仕切り壁の断面形状に関して、第1指と第2指との間に位置する部分において、その厚みが比較的薄く、かつ、第1指および第2指の上方において、その厚みが比較的厚くなるようにされていると、仕切り壁を、第1指および第2 指に対してより良好になじませることができるので、仕切り壁に対する違和感を低減することができるとともに、第1指と第2指との間に仕切り壁を位置させるための誘導を円滑に行なうことができる。また、このような誘導に際して、保護者は、通常、仕切り壁を片手で、かつ乳幼児の足をもう一方の手で持ちながら、第1指と第2指との間に仕切り壁を挿入することを行なうが、仕切り壁を片手で持つとき、仕切り壁の上端部が上述のように厚くされていると、これをつまむことが容易になる。
【0021】
また、中敷きの、仕切り壁が位置する前部分における幅方向寸法が、当該部分上に置かれる足の先部分の幅方向寸法より大きくされると、前述したような足の各指の動きに対して、より高い自由度を持たせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1ないし図5は、この発明の一実施形態による乳幼児用靴1を説明するためのものである。
【0023】
たとえば図1および図2によく示されているように、乳幼児用靴1は、周知のように、乳幼児の足の甲2を覆う甲被部材3と足の裏4を受ける靴底部材5とを備えている。
【0024】
また、図4に示すように、甲被部材3は、その前端部6を除いて開放可能とする開口7を有している。この開口7は、通常の靴より大きく形成されている。この開口7は、着脱可能な締結手段、たとえば面ファスナ8によって閉じられるようにされている。
【0025】
また、たとえば図2ないし図5に示すように、靴底部材5上には、中敷き9が配置される。この中敷き9は、その後端部10のみが甲被部材3および/または靴底部材5に固定された状態とされる。図示の実施形態では、中敷き9によって段差ができるだけ生じないようにするため、その後端部10には、甲被部材3の側面に沿って延びる肉薄部分11が形成され、たとえば、この肉薄部分11において中敷き9が甲被部材3に固定される。この固定には、たとえば、接着または縫い付けが適用される。
【0026】
図3には、乳幼児の足の第1指12、第2指13、第3指14、第4指15および第5指16が図示されている。中敷き9の前端部17には、足の第1指12と第2指13との間に位置させるべき仕切り壁18が立ち上がるように設けられている。
【0027】
仕切り壁18は、図2によく示されているように、第1指12より高くかつつま先方向へより長い寸法を有していて、この仕切り壁18が、甲被部材3の前端部6と靴底部材5の前端部19との間に位置されたとき、仕切り壁18によって、足の各指12〜16が動き得る広さの空間20が甲被部材3の前端部6と靴底部材5の前端部19との間に規定された状態に維持される。
【0028】
また、仕切り壁18は、図3によく示されているように、第1指12と第2指13との間に位置する部分において、その厚みが比較的薄く、かつ、第1指12および第2指13の上方において、その厚みが比較的厚くなるような断面形状を有している。これによって、仕切り壁18が、第1指12および第2指13に対して良好ななじみを与え、違和感を低減することができるとともに、仕切り壁18を第1指12と第2指13との間に位置させるようにするための誘導を円滑に行なえるようにすることができる。また、このような誘導に際して、保護者が仕切り壁18の上端部をつまむことが容易になるという効果も期待できる。
【0029】
また、この乳幼児用靴1を着用した状態において、乳幼児の足のかかと21の部分においては、甲被部材3ができるだけ足に適合するような寸法に選ばれるが、足の先部分においては、甲被部材3の前端部6が規定する空間20の幅方向寸法は、足の先部分の幅方向寸法より大きくされることが好ましい。そして、中敷き9にあっては、図3に示すように、仕切り壁18が位置する前部分における幅方向寸法W1は、当該部分上に置かれる足の先部分の幅方向寸法W2より大きくされることが好ましい。これによって、乳幼児の足の各指12〜16の動きに対する自由度をより高くすることができる。
【0030】
また、図2によく示されているように、甲被部材3は、乳幼児のくるぶし22の上にまで延びる足首保護部23を備えている。また、前述した面ファスナ8(図4参照)は、甲被部材3を乳幼児の足の甲2および足首に密着させた状態で、開口7を閉じることができるようにされている。
【0031】
上述したような構成によって、乳幼児の足首を保護し、また、足首を保持した状態としながら、この靴1の中で、かかと21が上下動したり、足がつま先方向へずれたりすることを防止することができ、さらに、乳幼児の足と靴1との一体感を高めることができる。
【0032】
また、図5によく示されているように、甲被部材3が開放された状態において、中敷き9を引き出そうとするとき、中敷き9の前端部17は、甲被部材3の前端部6に係合するように構成される。これによって、中敷き9の前端部17が、甲被部材3の開口7から完全に外へ出てしまうことが防止される。
【0033】
このような乳幼児用靴1において、甲被部材3は、周知のように、比較的柔らかい皮革または厚手の布地あるいはこれらに類する材質から構成することができる。
【0034】
また、靴底部材5は、周知のように、たとえばゴムまたはこれに類する材質から構成することができ、好ましくは、その底面に滑り止めのための溝等が付与され、全体として比較的腰のある構成とされる。
【0035】
また、中敷き9の材質としては、比較的撓みやすく、衝撃吸収性、通気性および吸汗性を有していることが好ましく、さらに、乳幼児の足との間である程度の滑り止めの機能が発揮されるようにしておくことが好ましい。
【0036】
また、仕切り壁18の材質については、上述の中敷き9の材質より柔らかく、第1指12および第2指13の接触により、ある程度変形するような適度な柔らかさを有していることが好ましい。
【0037】
次に、上述したような構成を有する乳幼児用靴1の使用方法および作用等について説明する。
【0038】
まず、この乳幼児用靴1を乳幼児の足に着用させるため、図4に示すように、甲被部材3の開口7が大きく開放される。
【0039】
次いで、たとえば仕切り壁18の上端部をつまみ上げるなどして、図5に示すように、中敷き9の前端部17が靴底部材5から持ち上げられる。このとき、中敷き9の前端部17は、甲被部材3の前端部6に係合することによって、それ以上の引出しが阻止される。
【0040】
上述の図5に示した状態において、乳幼児の足の第1指12と第2指13との間に仕切り壁18が挿入され、その状態のまま、中敷き9を靴底部材5上に戻すように、乳幼児の足が甲被部材3の中へ収められる。
【0041】
次いで、甲被部材3の開口7を閉じるように、面ファスナ8が結合される。このとき、乳幼児の足の甲2および足首に甲被部材3を密着させるように、面ファスナ8の結合位置が選ばれる。
【0042】
上述のようにして得られた着用状態において、乳幼児の足の第1指12と第2指13との間に仕切り壁18が位置されるので、第1指12と他の4指13〜16とをそれぞれ別に動かすことが容易になるとともに、足が靴1の中でつま先方向へずれることが防止され、また、仕切り壁18によって、足の各指12〜16が動き得る広さの空間20が甲被部材3の前端部6と靴底部材5の前端部19との間に規定された状態に維持されることから、たとえば甲被部材3によって足の各指12〜16の動きが制限されるといった状態を生じにくくすることができる。
【0043】
したがって、乳幼児は、その足の各指12〜16を、甲被部材3の前端部6と靴底部材5の前端部19との間に規定された空間20内において、比較的自由に動かすことができ、したがって、歩行したとき、この足によって地面をつかむような運動を容易に行なうことができる。
【0044】
また、このような歩行状態において、甲被部材3が乳幼児の足の甲2および足首に密着した状態となっているとともに、仕切り壁18が第1指12と第2指13との間に位置していることから、足がつま先側へずれたり、あるいは、靴1の中でかかと21が上下動したりすることを防止することができる。
【0045】
他方、上述したような着用状態において、靴1を脱がせる場合には、まず、面ファスナ8による結合が解かれ、甲被部材3の開口7が開放される。そして、乳幼児の足を靴1から引き離すようにすればよい。このとき、中敷き9の前端部17が、甲被部材3の前端部6に係合するため、中敷き9の前端部17が、甲被部材3の外側へ完全に引き出されることはなく、したがって、乳幼児の足を中敷き9から迅速に分離させることができる。
【0046】
また、この乳幼児用靴1を乳幼児に再び着用させるにあたっては、中敷き9の前端部17を甲被部材3の中に位置させた状態にしておくことが好ましい。そのため、上述のように、中敷き9の前端部17が甲被部材3から完全には外側へ引き出されないようにすることは、次の着用状態を迅速に得るための備えとしての意義もある。
【0047】
図6は、この発明の他の実施形態による乳幼児用靴31を示す、図1に相当する図である。
【0048】
図6に示した乳幼児靴31は、前述した乳幼児用靴1と同様、甲被部材32と靴底部材33とを備えている。この実施形態は、甲被部材32において特徴がある。
【0049】
すなわち、甲被部材32は、その前端部34を除いて開放可能とする開口35を有し、この開口35は、着脱可能な締結手段としてのたとえば3本のベルト36、37および38によって閉じられるようにされるとともに、開口35に沿って、舌状片39が位置される。
【0050】
ベルト36〜38の各裏面には、図示しないが、たとえば面ファスナが取り付けられ、これら面ファスナが甲被部材32の表面に取り付けられた面ファスナと結合される。
【0051】
また、舌状片39は、その下端部においてのみ甲被部材32に取り付けられ、開口35を大きく開放するに際し、妨げとならないようにされる。
【0052】
なお、言うまでもないが、図6に示した乳幼児用靴31においても、図示しないが、前述した実施形態の場合と同様、仕切り壁を備える中敷きが靴底部材33上に配置される。
【0053】
以上、この発明を、乳幼児用靴に係る実施形態について説明したが、そこに備える仕切り壁を形成した中敷きは、乳幼児用靴の本体部分から取り外し可能とされ、このような中敷きを交換可能としてもよい。また、仕切り壁を形成した中敷きのみを提供し、これを既存の乳幼児用靴に装着して、この発明による効果を発揮させるようにしてもよい。
【0054】
また、甲被部材の開口を閉じるための着脱可能な締結手段は、前述した実施形態の場合のように、面ファスナ8または面ファスナを取り付けたベルト36〜38に限定されるものではなく、たとえば、紐を用いたり、ベルトを留めるためのバックルのような連結金具を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による乳幼児用靴1の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した乳幼児用靴1の内部構造を、乳幼児の足とともに示す縦断面図である。
【図3】図2に示した中敷き9を、乳幼児の足とともに示す正面図である。
【図4】図1に示した乳幼児用靴1の甲被部材3に形成された開口7を開放した状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示した開口7の開放状態であって、中敷き9の前端部17を持ち上げた状態を示す、乳幼児用靴1の縦断面図である。
【図6】この発明の他の実施形態による乳幼児用靴31の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,31 乳幼児用靴
2 足の甲
3,32 甲被部材
4 足の裏
5,33 靴底部材
6,34 甲被部材の前端部
7,35 開口
8 面ファスナ(締結手段)
9 中敷き
10 中敷きの後端部
12 第1指
13 第2指
17 中敷きの前端部
18 仕切り壁
19 靴底部材の前端部
20 空間
22 くるぶし
23 足首保護部
36〜38 ベルト(締結手段)
Claims (7)
- 乳幼児の足に着用されるための乳幼児用靴であって、
足の甲を覆う甲被部材と足の裏を受ける靴底部材とを備え、
前記靴底部材上には、中敷きが配置され、前記中敷きは、その後端部のみが前記甲被部材および/または靴底部材に固定された状態とされ、
前記中敷きの前端部には、足の第1指と第2指との間に位置させるべき仕切り壁が立ち上がるように設けられ、前記仕切り壁によって、足の各指が動き得る広さの空間が前記甲被部材の前端部と前記靴底部材の前端部との間に規定された状態に維持され、さらに、
前記甲被部材は、その前端部を除いて開放可能とする開口を有し、前記開口は、着脱可能な締結手段によって閉じられるようにされた、
乳幼児用靴。 - 前記甲被部材は、乳幼児のくるぶしの上にまで延びる足首保護部を備える、請求項1に記載の乳幼児用靴。
- 前記締結手段は、前記甲被部材を乳幼児の足の甲および足首に密着させた状態で、前記開口を閉じることができるようにされている、請求項2に記載の乳幼児用靴。
- 前記甲被部材が開放された状態において、前記中敷きを引き出そうとするとき、前記中敷きの前端部は、前記甲被部材の前端部に係合する、請求項1ないし3のいずれかに記載の乳幼児用靴。
- 前記仕切り壁は、第1指と第2指との間に位置する部分において、その厚みが比較的薄く、かつ、第1指および第2指の上方において、その厚みが比較的厚くなるような断面形状を有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の乳幼児用靴。
- 前記中敷きの、前記仕切り壁が位置する前部分における幅方向寸法は、当該部分上に置かれる足の先部分の幅方向寸法より大きくされる、請求項1ないし5のいずれかに記載の乳幼児用靴。
- 乳幼児の足に着用されるための乳幼児用靴であって、
足の甲を覆う甲被部材と足の裏を受ける靴底部材とを備え、
前記靴底部材上には、交換可能な中敷きが配置され、前記中敷きは、前記靴底部材上に配置されたとき、その後端部のみが前記甲被部材および/または靴底部材に固定された状態とされ、
前記中敷きの前端部には、足の第1指と第2指との間に位置させるべき仕切り壁が立ち上がるように設けられ、前記仕切り壁によって、足の各指が動き得る広さの空間が前記甲被部材の前端部と前記靴底部材の前端部との間に規定された状態に維持され、さらに、
前記甲被部材は、その前端部を除いて開放可能とする開口を有し、前記開口は、着脱可能な締結手段によって閉じられるようにされた、
乳幼児用靴。
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