JP2001157601A - 乳幼児用靴および乳幼児用靴のための中敷き - Google Patents

乳幼児用靴および乳幼児用靴のための中敷き

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行状態において、地面をつかむように足を
運動させることができ、乳幼児の足の健全な成長を促進
するようにされた、乳幼児用靴を提供する。 【解決手段】 靴底部材5上に、その後端部10のみが
甲被部材3に固定された中敷き9を配置する。中敷き9
の前端部17には、足の第1指12と第2指との間に位
置させるべき仕切り壁18が立ち上がるように設けら
れ、この仕切り壁18によって、足の各指が動き得る広
さの空間20が、甲被部材3の前端部6と靴底部材5の
前端部19との間に規定された状態に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乳幼児用靴およ
び乳幼児用靴のための中敷きに関するもので、特に、乳
幼児の足の健全な成長を促進するように改良された乳幼
児用靴および乳幼児用靴のための中敷きに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、種々のデザインの乳幼児用靴が市
販されている。このような乳幼児用靴は、乳児が歩き始
める頃から使用されるが、その使用目的は、主として、
足の保護のためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乳幼児期における足の
成長は、歩き始めの1歳前後から6歳または7歳程度に
なるまで続くと言われている。特に、比較的低年齢の乳
児期において、足を健全な状態で成長させることが重要
である。
【0004】このような足の健全な成長の典型的な現わ
れとして、土踏まずの形成がある。土踏まずは、歩行時
において衝撃吸収効果を発揮し、背骨を通して脳を守る
といった重要な役割を果たすものである。そして、土踏
まずの形成のためには、足によって地面をつかむように
足の各指を運動させながら歩くことが重要であるとされ
ている。このような歩行状態は、乳幼児が素足で歩くと
きに、より容易に実現される。
【0005】他方、それにも関わらず、足の保護のため
には靴が必要である。しかしながら、乳幼児が靴を着用
すると、足の各指の動きが阻害され、地面をつかむよう
に足を運動させることが困難になり、結果として、足の
健全な成長を阻害してしまうことがある。
【0006】そこで、この発明の目的は、乳幼児の足の
健全な成長を促進するように改良された乳幼児用靴およ
び乳幼児用靴のための中敷きを提供しようとすることで
ある。
【0007】この発明の他の目的は、乳幼児の足に履か
せたり脱がせたりすることが容易な乳幼児用靴を提供し
ようとすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、まず、乳幼
児の足に着用されるための靴に向けられる。この乳幼児
用靴は、通常の靴と同様、足の甲を覆う甲被部材と足の
裏を受ける靴底部材とを備えている。
【0009】上述した技術的課題を解決するため、この
発明では、靴底部材上に、中敷きが配置され、この中敷
きは、その後端部のみが甲被部材および/または靴底部
材に固定された状態とされる。
【0010】また、中敷きの前端部には、足の第1指と
第2指との間に位置させるべき仕切り壁が立ち上がるよ
うに設けられ、この仕切り壁によって足の各指が動き得
る広さの空間が甲被部材の前端部と靴底部材の前端部と
の間に規定された状態に維持される。
【0011】さらに、甲被部材は、その前端部を除いて
開放可能とする開口を有し、この開口は、着脱可能な締
結手段によって閉じられるようにされる。
【0012】この発明は、また、乳幼児用靴の靴底部材
上に配置された状態で使用するための中敷きにも向けら
れる。この中敷きの前端部には、足の第1指と第2指と
の間に位置されるべき仕切り壁が立ち上がるように設け
られ、中敷きが乳幼児用靴の靴底部材上に配置されたと
き、上述の仕切り壁によって、足の各指が動き得る広さ
の空間が靴の甲被部材の前端部と靴底部材の前端部との
間に規定される状態に維持される。
【0013】
【発明の効果】このように、この発明に係る乳幼児用靴
または中敷きによれば、乳幼児の足の第1指と第2指と
の間に仕切り壁が位置されるので、第1指と他の4指と
をそれぞれ別に動かすことが容易になるとともに、足が
靴の中でつま先方向へずれることが防止され、また、仕
切り壁によって、足の各指が動き得る広さの空間が甲被
部材の前端部と靴底部材の前端部との間に規定された状
態に維持されることから、たとえば甲被部材によって足
の各指の動きが制限されるといった状態を生じにくくす
ることができる。
【0014】このようなことから、乳幼児が歩行すると
き、足によって地面をつかむように動かすことが容易に
なり、その結果、適正な土踏まずの形成といった足の健
全な成長を促進する効果を期待できる。したがって、脳
を衝撃から守ることが特に重要である成長期の乳幼児に
とっては、この発明による効果が発揮されることによ
り、土踏まずが適正に形成され、その結果、歩行時にお
いて衝撃吸収作用が営まれることに、より深い意義があ
る。
【0015】また、この発明に係る乳幼児用靴によれ
ば、甲被部材は、その前端部を除いて開放可能とする開
口を有しているとともに、中敷きは、その後端部のみが
固定された状態とされているので、保護者が、乳幼児の
足の第1指と第2指との間に仕切り壁を位置させた状態
で、乳幼児の足にこの乳幼児用靴を履かせたり、あるい
は、逆に、乳幼児用靴を脱がせたりすることを容易に行
なうことができる。
【0016】すなわち、この発明に係る乳幼児用靴を履
かせる場合には、甲被部材の開口を開放し、かつ中敷き
の前端部を持ち上げた状態としながら、乳幼児の足の第
1指と第2指との間に仕切り壁を位置させ、そのまま、
乳幼児の足を甲被部材の開口から靴の中へ誘導し、最終
的に、この開口を適当な締結手段によって閉じるように
すればよい。逆に、この発明に係る乳幼児用靴を脱がせ
る場合には、締結手段を解いて、甲被部材の開口を開放
した後、乳幼児の足をこの乳幼児用靴から引き出すよう
にすればよい。
【0017】この発明に係る乳幼児用靴において、甲被
部材が、乳幼児のくるぶしの上にまで延びる足首保護部
を備えていると、文字どおり、乳幼児の足首を保護する
ことができるとともに、この乳幼児用靴が不用意に脱げ
てしまわないようにすることができる。
【0018】上述のように、甲被部材が足首保護部を備
えている場合において、締結手段が、甲被部材を乳幼児
の足の甲および足首に密着させた状態で、開口を閉じる
ことができるようにされていると、足の各指の動きを阻
害することなく、この靴の中で足のかかとが上下動した
り、足がつま先側へずれたりすることを防止することが
でき、足と靴との一体感を高めることができる。
【0019】また、甲被部材が開放された状態におい
て、中敷きを引き出そうとするとき、中敷きの前端部
が、甲被部材の前端部に係合するように構成されている
と、この係合によって、中敷きの前端部が甲被部材から
完全に外へ出てしまうことを防止することができる。こ
れによって、この乳幼児用靴を履かせる場合、乳幼児の
足の第1指と第2指との間に仕切り壁を位置させた後、
足を靴の中へ円滑に誘導することが可能になるととも
に、靴を脱がせる場合においても、単に靴を乳幼児の足
から引き離すだけで、中敷きから足を迅速に分離させる
ことができる。
【0020】また、仕切り壁の断面形状に関して、第1
指と第2指との間に位置する部分において、その厚みが
比較的薄く、かつ、第1指および第2指の上方におい
て、その厚みが比較的厚くなるようにされていると、仕
切り壁を、第1指および第2指に対してより良好になじ
ませることができるので、仕切り壁に対する違和感を低
減することができるとともに、第1指と第2指との間に
仕切り壁を位置させるための誘導を円滑に行なうことが
できる。また、このような誘導に際して、保護者は、通
常、仕切り壁を片手で、かつ乳幼児の足をもう一方の手
で持ちながら、第1指と第2指との間に仕切り壁を挿入
することを行なうが、仕切り壁を片手で持つとき、仕切
り壁の上端部が上述のように厚くされていると、これを
つまむことが容易になる。
【0021】また、中敷きの、仕切り壁が位置する前部
分における幅方向寸法が、当該部分上に置かれる足の先
部分の幅方向寸法より大きくされると、前述したような
足の各指の動きに対して、より高い自由度を持たせるこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は、この発明の一
実施形態による乳幼児用靴1を説明するためのものであ
る。
【0023】たとえば図1および図2によく示されてい
るように、乳幼児用靴1は、周知のように、乳幼児の足
の甲2を覆う甲被部材3と足の裏4を受ける靴底部材5
とを備えている。
【0024】また、図4に示すように、甲被部材3は、
その前端部6を除いて開放可能とする開口7を有してい
る。この開口7は、通常の靴より大きく形成されてい
る。この開口7は、着脱可能な締結手段、たとえば面フ
ァスナ8によって閉じられるようにされている。
【0025】また、たとえば図2ないし図5に示すよう
に、靴底部材5上には、中敷き9が配置される。この中
敷き9は、その後端部10のみが甲被部材3および/ま
たは靴底部材5に固定された状態とされる。図示の実施
形態では、中敷き9によって段差ができるだけ生じない
ようにするため、その後端部10には、甲被部材3の側
面に沿って延びる肉薄部分11が形成され、たとえば、
この肉薄部分11において中敷き9が甲被部材3に固定
される。この固定には、たとえば、接着または縫い付け
が適用される。
【0026】図3には、乳幼児の足の第1指12、第2
指13、第3指14、第4指15および第5指16が図
示されている。中敷き9の前端部17には、足の第1指
12と第2指13との間に位置させるべき仕切り壁18
が立ち上がるように設けられている。
【0027】仕切り壁18は、図2によく示されている
ように、第1指12より高くかつつま先方向へより長い
寸法を有していて、この仕切り壁18が、甲被部材3の
前端部6と靴底部材5の前端部19との間に位置された
とき、仕切り壁18によって、足の各指12〜16が動
き得る広さの空間20が甲被部材3の前端部6と靴底部
材5の前端部19との間に規定された状態に維持され
る。
【0028】また、仕切り壁18は、図3によく示され
ているように、第1指12と第2指13との間に位置す
る部分において、その厚みが比較的薄く、かつ、第1指
12および第2指13の上方において、その厚みが比較
的厚くなるような断面形状を有している。これによっ
て、仕切り壁18が、第1指12および第2指13に対
して良好ななじみを与え、違和感を低減することができ
るとともに、仕切り壁18を第1指12と第2指13と
の間に位置させるようにするための誘導を円滑に行なえ
るようにすることができる。また、このような誘導に際
して、保護者が仕切り壁18の上端部をつまむことが容
易になるという効果も期待できる。
【0029】また、この乳幼児用靴1を着用した状態に
おいて、乳幼児の足のかかと21の部分においては、甲
被部材3ができるだけ足に適合するような寸法に選ばれ
るが、足の先部分においては、甲被部材3の前端部6が
規定する空間20の幅方向寸法は、足の先部分の幅方向
寸法より大きくされることが好ましい。そして、中敷き
9にあっては、図3に示すように、仕切り壁18が位置
する前部分における幅方向寸法W1は、当該部分上に置
かれる足の先部分の幅方向寸法W2より大きくされるこ
とが好ましい。これによって、乳幼児の足の各指12〜
16の動きに対する自由度をより高くすることができ
る。
【0030】また、図2によく示されているように、甲
被部材3は、乳幼児のくるぶし22の上にまで延びる足
首保護部23を備えている。また、前述した面ファスナ
8(図4参照)は、甲被部材3を乳幼児の足の甲2およ
び足首に密着させた状態で、開口7を閉じることができ
るようにされている。
【0031】上述したような構成によって、乳幼児の足
首を保護し、また、足首を保持した状態としながら、こ
の靴1の中で、かかと21が上下動したり、足がつま先
方向へずれたりすることを防止することができ、さら
に、乳幼児の足と靴1との一体感を高めることができ
る。
【0032】また、図5によく示されているように、甲
被部材3が開放された状態において、中敷き9を引き出
そうとするとき、中敷き9の前端部17は、甲被部材3
の前端部6に係合するように構成される。これによっ
て、中敷き9の前端部17が、甲被部材3の開口7から
完全に外へ出てしまうことが防止される。
【0033】このような乳幼児用靴1において、甲被部
材3は、周知のように、比較的柔らかい皮革または厚手
の布地あるいはこれらに類する材質から構成することが
できる。
【0034】また、靴底部材5は、周知のように、たと
えばゴムまたはこれに類する材質から構成することがで
き、好ましくは、その底面に滑り止めのための溝等が付
与され、全体として比較的腰のある構成とされる。
【0035】また、中敷き9の材質としては、比較的撓
みやすく、衝撃吸収性、通気性および吸汗性を有してい
ることが好ましく、さらに、乳幼児の足との間である程
度の滑り止めの機能が発揮されるようにしておくことが
好ましい。
【0036】また、仕切り壁18の材質については、上
述の中敷き9の材質より柔らかく、第1指12および第
2指13の接触により、ある程度変形するような適度な
柔らかさを有していることが好ましい。
【0037】次に、上述したような構成を有する乳幼児
用靴1の使用方法および作用等について説明する。
【0038】まず、この乳幼児用靴1を乳幼児の足に着
用させるため、図4に示すように、甲被部材3の開口7
が大きく開放される。
【0039】次いで、たとえば仕切り壁18の上端部を
つまみ上げるなどして、図5に示すように、中敷き9の
前端部17が靴底部材5から持ち上げられる。このと
き、中敷き9の前端部17は、甲被部材3の前端部6に
係合することによって、それ以上の引出しが阻止され
る。
【0040】上述の図5に示した状態において、乳幼児
の足の第1指12と第2指13との間に仕切り壁18が
挿入され、その状態のまま、中敷き9を靴底部材5上に
戻すように、乳幼児の足が甲被部材3の中へ収められ
る。
【0041】次いで、甲被部材3の開口7を閉じるよう
に、面ファスナ8が結合される。このとき、乳幼児の足
の甲2および足首に甲被部材3を密着させるように、面
ファスナ8の結合位置が選ばれる。
【0042】上述のようにして得られた着用状態におい
て、乳幼児の足の第1指12と第2指13との間に仕切
り壁18が位置されるので、第1指12と他の4指13
〜16とをそれぞれ別に動かすことが容易になるととも
に、足が靴1の中でつま先方向へずれることが防止さ
れ、また、仕切り壁18によって、足の各指12〜16
が動き得る広さの空間20が甲被部材3の前端部6と靴
底部材5の前端部19との間に規定された状態に維持さ
れることから、たとえば甲被部材3によって足の各指1
2〜16の動きが制限されるといった状態を生じにくく
することができる。
【0043】したがって、乳幼児は、その足の各指12
〜16を、甲被部材3の前端部6と靴底部材5の前端部
19との間に規定された空間20内において、比較的自
由に動かすことができ、したがって、歩行したとき、こ
の足によって地面をつかむような運動を容易に行なうこ
とができる。
【0044】また、このような歩行状態において、甲被
部材3が乳幼児の足の甲2および足首に密着した状態と
なっているとともに、仕切り壁18が第1指12と第2
指13との間に位置していることから、足がつま先側へ
ずれたり、あるいは、靴1の中でかかと21が上下動し
たりすることを防止することができる。
【0045】他方、上述したような着用状態において、
靴1を脱がせる場合には、まず、面ファスナ8による結
合が解かれ、甲被部材3の開口7が開放される。そし
て、乳幼児の足を靴1から引き離すようにすればよい。
このとき、中敷き9の前端部17が、甲被部材3の前端
部6に係合するため、中敷き9の前端部17が、甲被部
材3の外側へ完全に引き出されることはなく、したがっ
て、乳幼児の足を中敷き9から迅速に分離させることが
できる。
【0046】また、この乳幼児用靴1を乳幼児に再び着
用させるにあたっては、中敷き9の前端部17を甲被部
材3の中に位置させた状態にしておくことが好ましい。
そのため、上述のように、中敷き9の前端部17が甲被
部材3から完全には外側へ引き出されないようにするこ
とは、次の着用状態を迅速に得るための備えとしての意
義もある。
【0047】図6は、この発明の他の実施形態による乳
幼児用靴31を示す、図1に相当する図である。
【0048】図6に示した乳幼児靴31は、前述した乳
幼児用靴1と同様、甲被部材32と靴底部材33とを備
えている。この実施形態は、甲被部材32において特徴
がある。
【0049】すなわち、甲被部材32は、その前端部3
4を除いて開放可能とする開口35を有し、この開口3
5は、着脱可能な締結手段としてのたとえば3本のベル
ト36、37および38によって閉じられるようにされ
るとともに、開口35に沿って、舌状片39が位置され
る。
【0050】ベルト36〜38の各裏面には、図示しな
いが、たとえば面ファスナが取り付けられ、これら面フ
ァスナが甲被部材32の表面に取り付けられた面ファス
ナと結合される。
【0051】また、舌状片39は、その下端部において
のみ甲被部材32に取り付けられ、開口35を大きく開
放するに際し、妨げとならないようにされる。
【0052】なお、言うまでもないが、図6に示した乳
幼児用靴31においても、図示しないが、前述した実施
形態の場合と同様、仕切り壁を備える中敷きが靴底部材
33上に配置される。
【0053】以上、この発明を、乳幼児用靴に係る実施
形態について説明したが、そこに備える仕切り壁を形成
した中敷きは、乳幼児用靴の本体部分から取り外し可能
とされ、このような中敷きを交換可能としてもよい。ま
た、仕切り壁を形成した中敷きのみを提供し、これを既
存の乳幼児用靴に装着して、この発明による効果を発揮
させるようにしてもよい。
【0054】また、甲被部材の開口を閉じるための着脱
可能な締結手段は、前述した実施形態の場合のように、
面ファスナ8または面ファスナを取り付けたベルト36
〜38に限定されるものではなく、たとえば、紐を用い
たり、ベルトを留めるためのバックルのような連結金具
を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による乳幼児用靴1の外
観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した乳幼児用靴1の内部構造を、乳幼
児の足とともに示す縦断面図である。
【図3】図2に示した中敷き9を、乳幼児の足とともに
示す正面図である。
【図4】図1に示した乳幼児用靴1の甲被部材3に形成
された開口7を開放した状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示した開口7の開放状態であって、中敷
き9の前端部17を持ち上げた状態を示す、乳幼児用靴
1の縦断面図である。
【図6】この発明の他の実施形態による乳幼児用靴31
の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,31 乳幼児用靴 2 足の甲 3,32 甲被部材 4 足の裏 5,33 靴底部材 6,34 甲被部材の前端部 7,35 開口 8 面ファスナ(締結手段) 9 中敷き 10 中敷きの後端部 12 第1指 13 第2指 17 中敷きの前端部 18 仕切り壁 19 靴底部材の前端部 20 空間 22 くるぶし 23 足首保護部 36〜38 ベルト(締結手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳幼児の足に着用されるための乳幼児用
    靴であって、 足の甲を覆う甲被部材と足の裏を受ける靴底部材とを備
    え、 前記靴底部材上には、中敷きが配置され、前記中敷き
    は、その後端部のみが前記甲被部材および/または靴底
    部材に固定された状態とされ、 前記中敷きの前端部には、足の第1指と第2指との間に
    位置させるべき仕切り壁が立ち上がるように設けられ、
    前記仕切り壁によって、足の各指が動き得る広さの空間
    が前記甲被部材の前端部と前記靴底部材の前端部との間
    に規定された状態に維持され、さらに、 前記甲被部材は、その前端部を除いて開放可能とする開
    口を有し、前記開口は、着脱可能な締結手段によって閉
    じられるようにされた、乳幼児用靴。
  2. 【請求項2】 前記甲被部材は、乳幼児のくるぶしの上
    にまで延びる足首保護部を備える、請求項1に記載の乳
    幼児用靴。
  3. 【請求項3】 前記締結手段は、前記甲被部材を乳幼児
    の足の甲および足首に密着させた状態で、前記開口を閉
    じることができるようにされている、請求項2に記載の
    乳幼児用靴。
  4. 【請求項4】 前記甲被部材が開放された状態におい
    て、前記中敷きを引き出そうとするとき、前記中敷きの
    前端部は、前記甲被部材の前端部に係合する、請求項1
    ないし3のいずれかに記載の乳幼児用靴。
  5. 【請求項5】 前記仕切り壁は、第1指と第2指との間
    に位置する部分において、その厚みが比較的薄く、か
    つ、第1指および第2指の上方において、その厚みが比
    較的厚くなるような断面形状を有する、請求項1ないし
    4のいずれかに記載の乳幼児用靴。
  6. 【請求項6】 前記中敷きの、前記仕切り壁が位置する
    前部分における幅方向寸法は、当該部分上に置かれる足
    の先部分の幅方向寸法より大きくされる、請求項1ない
    し5のいずれかに記載の乳幼児用靴。
  7. 【請求項7】 乳幼児用靴の靴底部材上に配置された状
    態で使用するための中敷きであって、 その前端部には、足の第1指と第2指との間に位置させ
    るべき仕切り壁が立ち上がるように設けられ、 乳幼児用靴の靴底部材上に配置されたとき、前記仕切り
    壁によって、足の各指が動き得る広さの空間が靴の甲被
    部材の前端部と靴底部材の前端部との間に規定される状
    態に維持されるようにした、乳幼児用靴のための中敷
    き。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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